JP3212726U - 基礎ブロックの連結構造 - Google Patents
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Description
また、基礎ブロックを埋設する箇所においては、障害物があるために、前記L字状の突出部を有する基礎ブロックを使用することができない場所がある。
本考案によれば、従来のL字状を呈する基礎ブロックのように、底部突出部が邪魔になるような箇所や、障害物があるためにL字状の突出部を有する基礎ブロックを使用できない箇所においても、基礎ブロック同士を連結することができる。
本考案によれば、コーナー角や所定角度をおいて連結する必要の基礎ブロックとして、前記突出部のない板状の基礎ブロックを介在させるので、従来のL字状を呈する基礎ブロックのような衝突してしまう事態を回避して基礎ブロック同士を連結することができる。
本考案によれば、フェンス用穴や柵用の穴の中に溜まる雨水等の凍結による膨張を原因とする製品クラックを防止することができる。また、上記穴に貯まる雨水等を排水するための水抜き穴から上記穴に貯まる水を排出することができる。
また、本考案としては、前記L字状を呈する基礎ブロック又は前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックの壁部に水抜き穴がその側面部に設けられるとともに、その水抜き穴に差し込まれるピンを介して前記L字状を呈する基礎ブロック又は前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックが連結されることを特徴とする。
本考案によれば、前記水抜き穴を介してピンを差し込むことで、前記L字状を呈する基礎ブロック又は前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックを連結することができる。
本実施の形態の基礎ブロック1は、底部3と、底部3から立設された壁部2とからなる断面L字形状を呈する基礎ブロック1である。基礎ブロック1の底部3は、土Tに埋設される部分であり、垂直方向に突出する突出部分3aが設けられている(図6)。前記突出部分3aの下面は砕石が配置されることが好ましい。このような断面L字状の基礎ブロック1は、施工安定性に優れ、施工作業の効率化が図られる。断面L字状の突出部分3aは、下り勾配で形成されている。これは、L字状の突出部分を型から抜くときには、同じ平行な幅であると抜き難くなることから、通常は下り勾配になることが多いことによる。しかし、平行に突出するものでも良い。
本実施の形態の基礎ブロック1の大きさは、その垂直方向の高さが700mm〜900mm程度であり、底部3の厚さが300mm程度、壁部2の厚さが150mm程度である。
本実施の形態の基礎ブロック1には、底部3の両側面には隣り合う基礎ブロックとボルトで接続するためのフランジ4が設けられる穴7が設けられている。なお、L字状の基礎ブロック1の左右の端部にも、前記格子状の凹凸模様Mを形成することは可能である。
ここで、本実施の形態の基礎ブロック1には、フェンスを取り付けたり柵などを立設させたりすることができるが、これらを配置しないで、基礎ブロック1の状態のまま使用されることともある。フェンスや柵を取り付けるときは、壁部2の上面の穴9を介して取り付ける。そして、壁部2にはピン6をはめ込むための穴(フェンスの水抜き穴)5が設けられているが、これはフェンスのための穴9からの水抜き穴5にピン6を差し込む穴としていることで、L字状を呈する基礎ブロック1同士や連結用の基礎ブロックBとの連結が簡単になる。これは、フェンス用穴9や柵用の穴の中に溜まる雨水等の凍結による膨張を原因とする製品クラックを防止するためである。また、上記穴に貯まる雨水等を排水するための水抜き穴から上記穴9に貯まる水を排出することができる。
また、直線的に配置する場合は、図3に示すように、L字状を呈する基礎ブロック同士の間に上記連結用の基礎ブロックBを配して、L字状の基礎ブロック同士1,1を連結させることも可能である。この場合は、上記連結用の基礎ブロック5のボルト連結のための穴8の位置は、連結方向に変更される。また、L字状の基礎ブロック1の左右の端部にも、前記格子状の凹凸模様Mを形成することは可能である。記連結用の基礎ブロックBの位置に障害物がある場合などに有意義な施工である。
次に、壁部2と底部3がL字状を呈する基礎ブロック同士をコーナー角で連結するに際しては、前記L字状の突出部を有しない板状の基礎ブロックBを介在させて連結させる。これにより、従来のL字状を呈する基礎ブロック1のような衝突してしまう事態を回避して、L字状の基礎ブロック1と1を連結することができる(図4〜図6)。
2 底部、
3 壁部、
4 凹部、
5 水抜き穴、
6 ピン
B 連結用の基礎ブロック、
M 格子状の凹凸模様、
T 土
Claims (4)
- 壁部と底部がL字状を呈する基礎ブロック同士を連結するに際して、前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックを介在させて連結させることを特徴とする基礎ブロックの連結構造。
- 壁部と底部がL字状を呈する基礎ブロック同士をコーナー角や所定角度で連結するに際して、前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックを介在させて連結させることを特徴とする請求項1記載の基礎ブロックの連結構造。
- 前記L字状を呈する基礎ブロック又は前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックの壁部にフェンスや柵などを取り付ける取り付け穴が設けられるとともに、この取り付け穴に貯まる水を抜くための水抜き穴が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のフェンス埋設用基礎ブロック。
- 前記L字状を呈する基礎ブロック又は前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックの壁部に水抜き穴がその側面部に設けられるとともに、その水抜き穴に差し込まれるピンを介して前記L字状を呈する基礎ブロック又は前記L字状突出部を有しない板状の基礎ブロックが連結されることを特徴とする請求項3記載のフェンス埋設用基礎ブロック。
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JP2017003250U JP3212726U (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 基礎ブロックの連結構造 |
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JP2017003250U JP3212726U (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 基礎ブロックの連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3212726U true JP3212726U (ja) | 2017-09-28 |
JP3212726U7 JP3212726U7 (ja) | 2021-10-28 |
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JP2017003250U Active JP3212726U (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 基礎ブロックの連結構造 |
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JP (1) | JP3212726U (ja) |
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2017
- 2017-07-18 JP JP2017003250U patent/JP3212726U/ja active Active
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