JP3212669B2 - 長尺材の加工装置 - Google Patents

長尺材の加工装置

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JP3212669B2 JP04526192A JP4526192A JP3212669B2 JP 3212669 B2 JP3212669 B2 JP 3212669B2 JP 04526192 A JP04526192 A JP 04526192A JP 4526192 A JP4526192 A JP 4526192A JP 3212669 B2 JP3212669 B2 JP 3212669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工機,例えば切削加
工機において、長尺の加工対象物を加工する際に、加工
対象物端を検出し各加工位置割出し加工する加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加工機の加工対象物端検出と加工
位置割出し装置は、測長装置と、加工対象物先端検出セ
ンサと、原点プリセット用センサおよびその制御装置と
から構成されていた。
【0003】前記測長装置は、前記加工機の搬入側に装
着された加工対象物の位置決め装置で、前記加工対象物
の末端部を検出する加工対象物末端検出センサを有す
る。
【0004】前記加工対象物先端検出センサは、前記加
工機の駆動系により加工対象物を送材方向に移動する加
工対象物の先端部を検出する。なお、前記原点プリセッ
ト用センサは、前記測長装置が加工基準点に対してどの
位置に存在するかを認識するためのセンサである。
【0005】前記加工機の計算制御装置(NC装置)
は、前記加工対象物末端検出センサ、加工対象物先端検
出センサおよび原点プリセット用センサの各検出値を入
力し、検出された先端部をワ―ク座標系加工基準点と
し、順次第1加工位置、第2加工位置ないし第n加工位
置を、加工機1の加工位置に位置決めし、加工制御する
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記加工対
象物端検出と加工位置割出し装置は、測長装置と、加工
対象物先端検出センサとが別々に構成されているため
に、その構成が複雑になり、コスト高になるという問題
があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、加工機へ搬入される長尺の加工対
象物の端部に当接自在かつ上記加工対象物の送材方向へ
移動自在の測長装置と、この測長装置が前記加工対象物
の端部に当接したことを検出する検出センサと、前記測
長装置が前記加工対象物に当接したことを前記検出セン
サにより検出したときの、前記加工機における加工基準
線から前記加工対象物の前記端部までの距離と上記加工
対象物の前記端部からの捨て代又は余り寸法及び加工対
象物の第n加工位置から第1加工位置までのn回の加工
位置に基いて第1加工位置から第n加工位置までの位置
決め量を演算して前記加工対象物の加工位置を割出し加
工制御する計算制御装置と、を備えた構成である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例である加工機の加
工対象物端検出、加工位置割出装置の原理構成図を示
す。図において加工対象物端検出、加工位置割出装置1
は、測長装置3と、原点プリセット用センサ5および計
算制御装置7とから構成されていた。
【0010】測長装置3は、長尺の加工対象物11を
工機9の加工位置へ位置決めする際に、その送り方向
(X軸方向)への移動量を検出する自走式測長装置で、
その先端に接触式または非接触式対象物検出センサ13
を有する。なお、この測長装置3には、加工対象物11
を位置決めするための主位置決め機構が分離されている
場合もある。
【0011】原点プリセット用センサ5は、測長装置3
加工機9の加工基準線Xに対して、どの位置に存在す
るかを検出し認識するためのセンサで、通常加工機9の
電源投入の後、1回のみ行われる原点出し処理(原点復
帰)の際にのみ行うものである。
【0012】計算制御装置7は、加工機9側に装着さ
れ、電源投入時、測長装置3を移動させることにより、
測長装置3の位置を原点プリセット用センサ5によって
検出し、通常の原点出し動作として、このプリセット値
を入力し測長装置3と加工基準線Xとの距離を認識す
る。
【0013】また、計算制御装置7は、測長装置3を移
動させて加工対象物11の末端部11bを、加工対象物
検出センサ13で検出させてその時点でのX座標(XB
)を入力する。
【0014】そこで、計算制御装置7は、加工位置の割
り出しを行い、第1加工位置、第2加工位置ないし第n
加工位置を、加工機9の加工位置に位置決めし、加工制
御するものである。
【0015】この計算制御装置7の加工位置割り出し方
法は、加工対象物11の素材長さLを入力することな
く、加工対象物11の末端部11aを加工基準点とし
て、初期セット状態からの第1加工位置、第2加工位
置、…第n加工位置までのX軸方向の位置決め量をX1,
X2,…Xn とすれば、次式(1)により計算される。
【0016】 X1 =XB −(l1 +l2 +…+ln-1 +ls ) X2 =XB −( l2 +…+ln-1 +ls ) : : : : Xn =XB −( ls ) ………(1) ここに、lA は余り寸法で、ls は任意に設けられる捨
て代である。
【0017】次に、図2は本発明の他の実施例である加
工機の加工対象物端検出、加工位置割出装置の原理構成
図を示す。図において計算制御装置7の加工位置割り出
し方法は、加工対象物11の素材長さLを入力すること
によって、加工対象物11の先端部11bを加工基準点
として、初期セット状態からの第1加工位置、第2加工
位置、…第n加工位置までのX軸方向の位置決め量をX
1,X2,…Xn とすれば、次式(2)により計算される。
【0018】 X1 =XB −(l1 +l2 +…+ln-1 +lAK) X2 =XB −( l2 +…+ln-1 +lAK) : : : : Xn =XB −( lAK) ………(2) ここに、計算上の余り寸法lAK=L−(l1 +l2 +…
+ln-1 +ls )が存在する。
【0019】なお、図1と図2とは加工基準が逆である
ために、第(1)式における余り寸法lA と捨て代lS
と、第(2)式における余り寸法lAKと捨て代lS とは
逆となっている。
【0020】以上のように、加工基準点Xと測長装置3
との距離XB が計算制御装置7において認識された上
で、測長装置3が加工対象物端を検出するから、その点
から各加工位置を割り出すことが可能となり、測長装置
3に加工対象物端検出機能を付与するための独立した加
工対象物端検出装置が不要となる。
【0021】また、加工機9の搬出側に定寸ストッパを
設けたものが市販されているが、本発明は測長装置3を
搬入側に設け、加工位置の割り出しの際に、任意の捨て
代を末端側に、不定な余り寸法を先端側にくるように計
算された点において相違点を有する。
【0022】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他
の態様においても実施することが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、加工機(9)へ搬入され
る長尺の加工対象物(11)の端部に当接自在かつ上記
加工対象物(11)の送材方向へ移動自在の測長装置
(3)と、この測長装置(3)が前記加工対象物(1
1)の端部に当接したことを検出する検出センサ(1
3)と、前記測長装置(3)が前記加工対象物(11)
に当接したことを前記検出センサ(13)により検出し
たときの、前記加工機(9)における加工基準線(X)
から前記加工対象物(11)の前記端部までの距離(X
B )と上記加工対象物(11)の前記端部からの捨て代
又は余り寸法及び加工対象物(11)の第n加工位置か
ら第1加工位置までのn回の加工位置に基いて第1加工
位置から第n加工位置までの位置決め量(X1,X2,
…Xn)を演算して前記加工対象物(11)の加工位置
を割出し加工制御する計算制御装置(7)と、を備えた
構成である。 上記構成より明らかなように、本発明にお
いては、加工機9へ搬入される長尺の加工対象物11の
端部に当接自在の測長装置3には上記加工対象物11の
端部に当接したことを検出する検出センサ13が設けて
あり、この検出センサ13が 加工対象物11の端部に当
接したことを検出したときにおける加工機9の加工基準
線Xから上記加工対象物11の端部までの距離XB と上
記端部からの捨て代又は余り寸法及び第n加工位置から
第1加工位置までのn回の加工位置に基いて第1加工位
置から第n加工位置までの位置決め量X1,X2,…X
nを演算して加工位置を割出し加工制御する計算制御装
置7を備えているものであるから、長尺の加工対象物1
1を長手方向に送材して加工機9に対して搬入し加工す
るとき、測長装置3が上記加工対象物11の端部に当接
した位置に基いて第1加工位置から第n加工位置までの
位置決め量が演算により求められることとなり、長尺の
加工対象物11の第1加工位置から第n加工位置までの
位置決め加工を自動的に容易に行い得るものであり、前
述したごとき従来の問題を解決し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である加工機の加工対象物端
検出、加工位置割出装置の原理構成図である。
【図2】本発明の他の実施例である加工機の加工対象物
端検出、加工位置割出装置の原理構成図である。
【符号の説明】
1 加工対象物端検出、加工位置割出装置 3 測長装置 5 原点プリセット用センサ 7 計算制御装置 9 加工機 11 加工対象物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機(9)へ搬入される長尺の加工対
    象物(11)の端部に当接自在かつ上記加工対象物(1
    1)の送材方向へ移動自在の測長装置(3)と、この測
    長装置(3)が前記加工対象物(11)の端部に当接し
    たことを検出する検出センサ(13)と、前記測長装置
    (3)が前記加工対象物(11)に当接したことを前記
    検出センサ(13)により検出したときの、前記加工機
    (9)における加工基準線(X)から前記加工対象物
    (11)の前記端部までの距離(XB )と上記加工対象
    物(11)の前記端部からの捨て代又は余り寸法及び加
    工対象物(11)の第n加工位置から第1加工位置まで
    のn回の加工位置に基いて第1加工位置から第n加工位
    置までの位置決め量(X1,X2,…Xn)を演算して
    前記加工対象物(11)の加工位置を割出し加工制御す
    る計算制御装置(7)と、を備えたことを特徴とする長
    尺材の加工装置。
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