JP3212480U - 自動切替式調整器 - Google Patents
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Abstract
【課題】中圧室への再液化した液体の流出を防止し、ガスの供給を安定化することが可能な自動切替式調整器を提供する。【解決手段】高圧側接続部10a、10bは、筒状の装着孔18a、18bを水平方向に沿って側面に有し、装着孔の一端にガス容器の高圧ホース2a、2bの先端17a、17bを装着する。ノズル収納部19a、19bは、装着孔の他端と連通し、装着孔の内部の下面A2よりも上方に位置する下面A3を有する。中圧ノズル15a、15bは、ノズル収納部の側面に設けられ、装着孔の水平方向の中心線L1よりも上方に位置する中心線L2を有する。中圧室は、中圧ノズルと連通し、中圧ノズルから送出される高圧ガスを減圧して低圧部へ供給し、中圧弁体14a、14bは、ノズル収納部の内部に設けられ、中圧ノズルを開閉し、制御部は中圧弁体の開閉を制御する。【選択図】図1
Description
本考案は、自動切替式調整器に関する。
液化石油ガス(LPG)のガス供給配管には、ガスの供給の前段で自動切替式調整器が設けられる。この自動切替式調整器は、使用側のガス容器のガス圧が降下した際に、供給先の接続を予備側のガス容器に自動的に切り替え、ガスの安定供給を図る。
この自動切替式調整器に関する技術について、例えば、下記のような文献が存在する。実用新案登録第2587975号公報(特許文献1)には、自動切替式調整器の本体に、ガス入口側接続部を有する上流側本体と、ガス出口側接続部を有し、その反対側にドレン滞留部を付設した下流側本体とに分割した液化石油ガス用自動切替式調整器が開示されている。当該自動切替式調整器は、上記の上流側本体に対し、上記の下流側本体を上下方向に180度向きを変えてボルト止めし得るようにして、上記ガス出口側接続部を上向きまたは下向きの何れにも固定できるようにしている。これにより、取付け現場において、ガス出口側接続部を、配管が最も容易な向きとして固定することにより、配管の曲がりを少なくし、その応力を軽減し、ホースも短くできるとしている。
実用新案登録第2601532号公報(特許文献2)には、下向きに開口したガス入り口側接続部に連通する第一受圧室に設けられた第一ダイヤフラムと、上記第一受圧室に連通し調整弁を介して垂直に設けられた第二受圧室に設けられた第二ダイヤフラムと、上記第二受圧室に連通した上向開口のガス出口側接続部とからなる液化石油ガス用自動切替式調整器が開示されている。当該自動切替式調整器は、上記第一受圧室と第二受圧室との間に下向きのドレン滞留部を設けている。これにより、接続部とその下方の左右の液化石油ガス容器を連結する高圧ホースが短かくなるとともに曲がりが少なくなり、応力が軽減され、ホースの寿命が延びて安全性が高められるとしている。
ここで、通常の自動切替式調整器を含む一般的なガス消費ラインの構成を説明すると、自動切替式調整器2は、図3に示すように、上方の両側面に高圧ホース2a、2b用の高圧側接続部20a、20bをそれぞれ有し、一方の(使用側の)高圧側接続部20aには、使用側のガス容器3aが高圧ホース2aを介して接続され、他方の(予備側)高圧側接続部20bには、予備側のガス容器3bが高圧ホース2bを介して接続される。自動切替式調整器2は、ガス供給元を、使用側のガス容器3a又は予備側のガス容器3bのいずれかに切り替えることで、安定的なガスの供給を行う。
又、自動切替式調整器2の下端には、低圧側接続部21が設けられ、この低圧側接続部21にガスコック4が連結される。ガスコック4の下端には、ドレン滞留部を内蔵するガス継手5が連結され、ガス継手5を介して、ガス供給配管6が配置され、その途中にガスメータ7が設けられる。ガスメータ7の下流には、ガス供給先となるガス器具(例えば、ガスコンロ等)が存在する。
ユーザーがガス器具を使用し、ガスの消費が開始されると、ガス供給配管6内のガスの流れが生じ、低圧側接続部21からガスが送り出される。すると、自動切替式調整器2の高圧側では、図4に示すように、ダイヤフラム22が作用し、作動板23により、使用側(左側)の中圧弁体24aが開いて、使用側のガス容器3aのガスが中圧ノズル25aを通過し、中圧室26の内部に供給される。そして、ガスが継続的に消費され、使用側の高圧側接続部20aに接続されたガス容器3aのガス圧力が降下すると、作動板23が降下して、今度は、予備側(右側)の中圧弁体24bを開き、予備側のガス容器3bのガスが中圧ノズル25bを介して中圧室26の内部に供給される。尚、作動板23は、外部の切替レバー27と連動し、外部のユーザーからの操作により、使用側の中圧弁体24a又は予備側の中圧弁体24bの開閉を調整することが出来る。
ところで、ガス容器3a、3bの内部では、ガス(LPG)が飽和状態であり、ガス容器3a、3bは、通常、ガス(気体)と液体が共存した状態でガスを貯蔵している。そして、ガスは、ガス容器3a、3bの上層部から取り出され、高圧ホース2a、2bを通じて自動切替式調整器2に送られ、自動切替式調整器2の中圧室26を通過して、初めて減圧される。従って、ガスは、ガス容器3a、3bから自動切替式調整器2の中圧室26の直前まで飽和状態となっている。
ガスがガス容器3a、3bから自動切替式調整器を介して供給先(ガス器具)に供給されている状態(ガスの消費がある状態)では、ガスは流動しているため、外部からの熱の影響を受け難い。一方、ガスの供給が停止している状態(ガスの消費がない場合)では、ガスは、ガス容器3a、3bから自動切替式調整器2の中圧室26の直前まで飽和状態となって滞在(停止)しているため、外部からの熱の影響を受け易い。
ここで、ガスの供給の停止状態において、外気温が高い昼間から、外気温が低い夜間になると、ガス容器3a、3bから自動切替式調整器2の中圧室26の直前までのガスが、外気温の低下に伴い、気体から液体へ相変化する。この現象をLPGの再液化という。
通常の自動切替式調整器2は、図5Aに示すように、高圧ホース2a、2bの先端27a、27bが装着される高圧側接続部20a、20bの装着孔28a、28bの水平方向の中心線L上に中圧ノズル25a、25bの水平方向の中心線Lが存在する設計である。つまり、装着孔28a、28bは、中圧ノズル25a、25bに正対する。又、装着孔28a、28bと連通し、中圧弁体24a、24b及び中圧ノズル25a、25bを収納するノズル収納部29a、29bでは、その内部の下面が装着孔28a、28bの内部の下面よりも下方に位置している。更に、高圧ホース2a、2bの先端27a、27bは、内径と外径との間の所定の厚みを有する。このような構成から、高圧ホース2a、2bの先端27a、27bの下方先端面B1と装着孔28a、28bの内部の下面B2とノズル収納部28a、28bの内部の下面B3と側面の一部B4とで囲まれた部分に、液体が溜まる程度の空間S2が生じる。
通常の自動切替式調整器2は、図5Aに示すように、高圧ホース2a、2bの先端27a、27bが装着される高圧側接続部20a、20bの装着孔28a、28bの水平方向の中心線L上に中圧ノズル25a、25bの水平方向の中心線Lが存在する設計である。つまり、装着孔28a、28bは、中圧ノズル25a、25bに正対する。又、装着孔28a、28bと連通し、中圧弁体24a、24b及び中圧ノズル25a、25bを収納するノズル収納部29a、29bでは、その内部の下面が装着孔28a、28bの内部の下面よりも下方に位置している。更に、高圧ホース2a、2bの先端27a、27bは、内径と外径との間の所定の厚みを有する。このような構成から、高圧ホース2a、2bの先端27a、27bの下方先端面B1と装着孔28a、28bの内部の下面B2とノズル収納部28a、28bの内部の下面B3と側面の一部B4とで囲まれた部分に、液体が溜まる程度の空間S2が生じる。
装着孔28a、28bとノズル収納部29a、29bとの内部でガスが再液化すると、図5Bに示すように、再液化した液体Qが上述の空間S2に溜まり、この溜まった液体Qの水面が中圧ノズル25a、25bの入口まで到達する。この状態で中圧弁体24a、24bが開くと、液体Qが中圧ノズル25a、25bを通じて中圧室26に入り込む。
ここで、ノズル収納部29a、29bのガスは高圧であり、中圧室26のガスは中圧であることから、高圧内の液体Qが中圧室26に入り込むと、中圧室26の中圧状態の液体Qが気化し、体積膨張する(液体Qの約250倍の体積)。液体Qの気化により、中圧室26のガス圧が一気に上昇し、中圧弁体24a、24bが閉まり、この状態で、供給先へのガスの消費が行われると、中圧室26のガス圧が低下する。そのため、再度、中圧弁体24a、24bが開くことになるが、再液化した液体Qが中圧ノズル25a、25bの入口に存在するため、中圧弁体24a、24bの開放に伴い、液体Qが中圧室26に再度入り込み、液体Qの気化により、中圧室26のガス圧を上昇させる。このように、再液化した液体Qが上述した空間S2に溜まった状態になると、中圧弁体24a、24bの開放、中圧室26への液体Qの流入、中圧室26の内部のガス圧の上昇、中圧弁体24a、24bの閉塞、中圧室26のガス圧の低下を繰り返すため、中圧室26のガス圧が安定しない。その結果、下流側の低圧部(供給先)のガス圧が安定せず、ガス器具での燃焼にも影響が生じ、ガスの正常な供給に支障をきたすという課題がある。
又、中圧室26には、中圧弁体24a、24bの開閉を制御するダイヤフラム22が存在するが、このダイヤフラム22は、通常、ゴム板(ゴム膜)であり、液体と接触すると、ガス(気体)と比較して劣化し易いという特性を有する。ダイヤフラム22が劣化すると、素材のゴムが硬化して、ダイヤフラム22が正常に動作しない圧力異常が発生したり、ダイヤフラム22のそのものが破損したりするという課題がある。
そこで、本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、中圧室への再液化した液体の流出を防止し、ガスの供給を安定化することが可能な自動切替式調整器を提供することを目的とする。
本考案に係る自動切替式調整器は、高圧側接続部と、ノズル収納部と、中圧ノズルと、中圧室と、中圧弁体と、制御部と、を備える。高圧側接続部は、筒状の装着孔を水平方向に沿って側面に有し、前記装着孔の一端にガス容器の高圧ホースの先端を装着する。ノズル収納部は、前記装着孔の他端と連通し、前記装着孔の内部の下面よりも上方に位置する下面を有する。中圧ノズルは、前記ノズル収納部の側面に設けられ、前記装着孔の水平方向の中心線よりも上方に位置する水平方向の中心線を有する。中圧室は、前記中圧ノズルと連通し、前記中圧ノズルから送出される高圧ガスを減圧して低圧部へ供給する。中圧弁体は、前記ノズル収納部の内部に設けられ、前記中圧ノズルを開閉する。制御部は、前記中圧弁体の開閉を制御する。
本考案によれば、中圧室への再液化した液体の流出を防止し、ガスの供給を安定化することが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本考案に係る自動切替式調整器1は、図1Aに示すように、高圧側接続部10a、10bと、ノズル収納部19a、19bと、中圧ノズル15a、15bと、中圧室と、中圧弁体14a、14bと、制御部と、を備える。
高圧側接続部10a、10bは、筒状の装着孔18a、18bを水平方向に沿って側面に有し、前記装着孔18a、18bの一端にガス容器の高圧ホース2a、2bの先端17a、17bを装着する。ノズル収納部19a、19bは、前記装着孔18a、18bの他端と連通し、前記装着孔18a、18bの内部の下面A2よりも上方に位置する下面A3を有する。中圧ノズル15a、15bは、前記ノズル収納部19a、19bの側面に設けられ、前記装着孔18a、18bの水平方向の中心線L1よりも上方に位置する水平方向の中心線L2を有する。
ここで、装着孔18a、18bの水平方向の中心線L1とは、装着孔18a、18bを水平方向から見た時の略長方形状の中心部を水平方向に通る線を意味し、中圧ノズル15a、15bの水平方向の中心線L2とは、中圧ノズル15a、15bを水平方向から見た時の略円形状の中心部を水平方向に通る線を意味する。
本考案では、中圧ノズル15a、15bの水平方向の中心線L2が装着孔18a、18bの水平方向の中心線L1よりも上方に位置しているということは、中圧ノズル15a、15bの内面(入口)を、装着孔18a、18bに装着した高圧ホース2a、2bの先端17a、17bの内面よりも上方に位置していることを意味している。
又、中圧室は、前記中圧ノズル15a、15bと連通し、前記中圧ノズル15a、15bから送出される高圧ガスを減圧して低圧部へ供給する。中圧弁体14a、14bは、前記ノズル収納部19a、19bの内部に設けられ、前記中圧ノズル15a、15bを開閉する。制御部は、前記中圧弁体14a、14bの開閉を制御する。
ここで、中圧室は、中圧ノズル15a、15bの正面側に位置するため、図1Aに現れない。又、制御部は、例えば、通常の自動切替式調整器と同様であり、ダイヤフラムを含む構成である。
これにより、中圧室への再液化した液体の流出を防止し、ガスの供給を安定化することが可能となる。即ち、本考案では、ノズル収納部19a、19bを装着孔18a、18bよりも上方に位置させ、更に、中圧ノズル15a、15bを装着孔18a、18bよりも上方に位置させる(正対させない)ことで、再液化した液体が溜まる空間S1を、高圧ホース2a、2bの先端17a、17bの下方先端面A1と装着孔28a、28bの内部の下面A2と装着孔28a、28bの他端の側面A4とで囲まれた部分にし、この空間S1にノズル収納部19a、19bを含ませない構成とする。
これにより、装着孔18a、18bとノズル収納部19a、19bとの内部でガスが再液化すると、図1Bに示すように、再液化した液体Qがノズル収納部19a、19bの下面A3から下方の装着孔18a、18bの下面A2に流れ落ちるため、液体Qはノズル収納部19a、19bの下面A3に液体Qが溜まること無く、上述の空間S1に溜まる。そのため、液体Qの中圧ノズル15a、15bへの入り込みを確実に防止することが出来る。
仮に、溜まった液体Qが高圧ホース2a、2bの先端17a、17bの厚みよりも上昇したとしても、その上昇分の液体Qは、中圧ノズル15a、15bの入口に到達すること無く、高圧ホース2a、2bの先端17a、17bからガス容器へ戻る。ガス容器内では、ガス(気体)と液体が共存した状態であることから、再液化した液体Qがガス容器へ戻っても、ガス供給に支障をきたすことは無い。
その結果、外部の熱の影響を受けて、ガス容器3a、3bから自動切替式調整器1の中圧室の直前までのガスが再液化したとしても、再液化した液体Qが中圧室に入り込むことが無いため、安定したガスの供給を維持することが出来る。
又、再液化した液体Qが中圧室に入り込まなければ、中圧室の制御部であるダイヤフラムが液体Qで劣化することが無いため、ダイヤフラムの劣化による圧力異常やダイヤフラムの破損も確実に防止することが出来る。
ここで、本考案に係る自動切替式調整器1では、言い換えると、高圧側接続部10a、10bの位置を、通常の位置よりも下方に平行移動させて、ノズル収納部19a、19bの位置よりも下方に位置させることに対応するため、図2に示すように、本考案の高圧側接続部10a、10bの位置は、通常の自動切替式調整器2の高圧側接続部20a、20bの位置と比較して下方に配置される。そのため、例えば、この高圧側接続部10a、10bの位置を、通常の金型の位置よりも下方に平行移動させた金型を作製すれば、本考案を簡単に実施することが出来る。
ところで、装着孔18a、18bの内部の下面A2に、上述の空間S1程度のくぼみを予め設けて、再液化した液体Qを捕捉する方法も考えられるが、装着孔18a、18bとノズル収納部19a、19bとの内部空間に加え、更に、上述のくぼみの空間を設ける構成とすると、外部からの熱の影響を受け易くなり、飽和状態のガスの再液化を促し、好ましくない。更に、上述のくぼみを設けるための金型の設計は、極めて難しく、現実に実施出来ない。一方、高圧側接続部10a、10bをノズル収納部19a、19bに対して下方に傾斜させて、再液化した液体Qを積極的に高圧ホース2a、2bに戻す方法も考えられるが、この構成では、傾斜部分を有する金型の設計が極めて難しくなる。従って、本考案のように、単に、高圧側接続部10a、10bの位置を、通常のノズル収納部と正対する位置よりも下方に平行移動させて、ノズル収納部19a、19bの位置よりも下方に位置させる構成は、再液化を促す無駄な空間を生じさせること無く、最も実施し易い構成となる。この場合、ノズル収納部19a、19bの下面A3は、装着孔18a、18bの内部の下面A2と略平行であり、中圧ノズル15a、15bの水平方向の中心線L2は、装着孔18a、18bの水平方向の中心線L1と略平行である。
尚、ノズル収納部19a、19bの下面A3は、装着孔18a、18bの内部の下面A2よりも上方に位置していれば、特に限定は無い。例えば、ノズル収納部19a、19bの下面A3は、装着孔18a、18bの内部の下面A2から、高圧ホース2a、2bの先端17a、17bの所定の厚みだけ上方に位置させると、好ましい。これにより、上述の空間S1に溜まる液体Qの液面は、高圧ホース2a、2bの先端17a、17bの内面の下面まで到達すると、高圧ホース2a、2bの先端17a、17bの内部を通って高圧ホース2a、2bへ流れ出るため、空間S1の体積を必要最低限とすることが出来るとともに、ノズル収納部19a、19bの移動範囲を狭めて、金型の設計を容易にする。
又、中圧ノズル15a、15bの水平方向の中心線L2は、装着孔18a、18bの水平方向の中心線L1よりも上方に位置していれば、特に限定は無い。例えば、中圧ノズル15a、15bの水平方向の中心線L2は、装着孔18a、18bの水平方向の中心線L1から、高圧ホース2a、2bの先端17a、17bの内面の下面だけ上方に位置させると、好ましい。これにより、中圧ノズル15a、15bの入口を上述の空間S1に溜まる液体Qの液面から、液体Qが入り込まない程度に上方に離し、設計変更の範囲を最小限にすることが出来る。
又、本考案では、2つの高圧側接続部を備えた自動切替式調整器を想定したが、その数に限定は無く、高圧側接続部は1つでも良い。
以上のように、本考案は、液化石油ガスのガス供給配管に設置される自動切替式調整器として有用であり、中圧室への再液化した液体の流出を防止し、ガスの供給を安定化することが可能な自動切替式調整器として有効である。
1 自動切替式調整器
2a、2b 高圧ホース
10a、10b 高圧側接続部
14a、14b 中圧弁体
15a、15b 中圧ノズル
17a、17b 高圧ホースの先端
18a、18b 装着孔
19a、19b ノズル収納部
2a、2b 高圧ホース
10a、10b 高圧側接続部
14a、14b 中圧弁体
15a、15b 中圧ノズル
17a、17b 高圧ホースの先端
18a、18b 装着孔
19a、19b ノズル収納部
Claims (1)
- 筒状の装着孔を水平方向に沿って側面に有し、前記装着孔の一端にガス容器の高圧ホースの先端を装着する高圧側接続部と、
前記装着孔の他端と連通し、前記装着孔の内部の下面よりも上方に位置する下面を有するノズル収納部と、
前記ノズル収納部の側面に設けられ、前記装着孔の水平方向の中心線よりも上方に位置する水平方向の中心線を有する中圧ノズルと、
前記中圧ノズルと連通し、前記中圧ノズルから送出される高圧ガスを減圧して低圧部へ供給する中圧室と、
前記ノズル収納部の内部に設けられ、前記中圧ノズルを開閉する中圧弁体と、
前記中圧弁体の開閉を制御する制御部と、
を備える自動切替式調整器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002974U JP3212480U (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 自動切替式調整器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002974U JP3212480U (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 自動切替式調整器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3212480U true JP3212480U (ja) | 2017-09-14 |
Family
ID=59854978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017002974U Active JP3212480U (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 自動切替式調整器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212480U (ja) |
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2017
- 2017-06-30 JP JP2017002974U patent/JP3212480U/ja active Active
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