JP2004218496A - Lpgレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】LPGレギュレータにつき、レギュレータ本体の内部に堆積したタール等の不可溶性物質を適正に排出するのに有効な技術を提供する。
【解決手段】LPGボンベ1とエンジン2との間に設けられるLPGレギュレータ10につき、C室43に対応した位置に例えば透明の樹脂材料ないしガラス材料によって構成されるホース62を接続する。C室43とホース62とが連通状態にあるため、C室43に堆積したLPG中のタール等の不可溶性物質の液面レベルないし堆積量を、このホース62を通して直接的に視認することができる。これにより、作業者は、タール等の不可溶性物質の排出作業に適したメンテナンス時期を、ホース62を通して容易に把握することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LPG(液化石油ガス)に用いられるLPGレギュレータに係り、詳しくは、レギュレータ本体の内部におけるLPG中の不可溶性物質の堆積量に関する情報を表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料としてLPG(液化石油ガス)を使用するエンジンでは、このエンジンと、LPG供給源となるLPGボンベとの間にLPGレギュレータが設置される。
このLPGレギュレータは、LPGボンベにおいて液化状態で保存されている液化LPGを減圧調節し、蒸発気化させ、この蒸発気化したLPGを一定圧力でエンジンへ供給する機能を有する。このLPGレギュレータのレギュレータ本体には、相対的に圧力の異なる1次室(高圧室)および2次室(低圧室)が形成され、2次室ではLPGの圧力がほぼ大気圧に調節されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−192856号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、LPGには液状の不可溶性物質(タール等)が含有されており、この不可溶性物質は、LPGボンベからレギュレータ本体の内部に持ち込まれることとなる。そして、レギュレータ本体の内部に持ち込まれ1次室および2次室に堆積したタール等の不可溶性物質は、エンジン停止中に冷えて固まり不具合の原因となる。通常、LPGレギュレータの上流側に不可溶性物質を分離するフィルターが設置されるが、このようなフィルターによってもレギュレータ本体の内部に持ち込まれる不可溶性物質は完全には分離されない。そこで、従来、例えばレギュレータ本体の内部に形成される1次室や2次室の低所にドレインポートを設け、室内に堆積した不可溶性物質をこのドレインポートを通じて外部へ排出する構成が用いられる。しかしながら、このような構成では、堆積した不可溶性物質を排出するのに適した時期を把握することができず、適正な排出作業が行われないという問題がある。例えば、不可溶性物質の堆積量が多くなり排出作業を行う必要があるにも関わらず排出作業が行われないことが想定される。特に、使用するLPGの性状が変化するような場合は、レギュレータの使用時間は一定であってもレギュレータ本体の内部における不可溶性物質の堆積量にばらつきが生じるため、上記のような問題がより顕著となる。
そこで本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、LPGレギュレータにつき、レギュレータ本体の内部に堆積したタール等の不可溶性物質を適正に排出するのに有効な技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のLPGレギュレータは請求項1〜3に記載の通りに構成される。なお、これら各請求項に係る発明は、LPGレギュレータにつき、レギュレータ本体の内部におけるLPG中の不可溶性物質の堆積量に関する情報を表示する表示手段を設けることで、この不可溶性物質の適正な排出を可能とする技術である。
【0006】
請求項1に記載のLPGレギュレータは、レギュレータ本体の内部に少なくともLPG流通経路、減圧機構部、表示手段を備える。LPG流通経路には、例えばLPGボンベ等のLPG供給源から供給されたLPGが流通する。LPGはプロパンやブタンを主成分とした液化石油ガスであり、例えばLPGボンベでは液化状態で保存される。通常このLPGには液状の不可溶性物質(タール等)が含有されている。減圧機構部は、LPG流通経路に導入したLPGの圧力を調節するものであり、減圧弁等を用いて構成される。減圧調節されたLPGは、例えばLPGを燃料として用いるエンジン等の供給先へ供給される。
表示手段は、レギュレータ本体の内部におけるLPG中の不可溶性物質の堆積量に関する情報を表示する構成を有する。ここでいう「不可溶性物質」とは、タール等を主体とする液状の不純物をいう。また、ここでいう「堆積量に関する情報」とは、堆積量自体や、堆積量に換算可能な液面レベル、またこれら堆積量や液面レベルを間接的に導出可能な圧力情報等、各種の情報を広く含むものである。例えば、液面レベルや堆積量を直接的に表示する透視形の機器や、液面レベルや堆積量を間接的に表示するフロート式や差圧式の機器を用いて、本発明の表示手段を構成することができる。このような構成によれば、作業者はレギュレータ本体の内部に堆積した不可溶性物質を排出するのに適したメンテナンス時期を容易に把握することができ、また排出作業中の不可溶性物質の残量分を表示手段を介して確認することができるため、適正な排出作業を行うことが可能となる。
以上のように請求項1に記載の発明によれば、レギュレータ本体の内部に堆積したタール等の不可溶性物質を適正に排出するのに有効である。とりわけ、使用LPGの性状が変化するような場合は、レギュレータの使用時間は一定であってもレギュレータ本体の内部における不可溶性物質の堆積量にばらつきが生じるため、本発明の表示手段はこのような場合に特に効果的である。
【0007】
また、請求項2に記載のLPGレギュレータでは、透明の配管部材、例えば樹脂材料やガラス材料のパイプを用いて表示手段が構成される。この配管部材は、レギュレータ本体の内部と連通する構成になっている。このような構成によれば、レギュレータ本体の内部に堆積したLPG中の不可溶性物質(タール等)の液面レベルないし堆積量を、この配管部材を通して直接的に視認することができる。従って、作業者は、不可溶性物質の排出作業に適したメンテナンス時期や排出作業中の不可溶性物質の残量分を、透明の配管部材を通して容易に把握することができる。
【0008】
また、請求項3に記載のLPGレギュレータでは、レギュレータ本体に設けられた透明の可視部を用いて表示手段が構成される。例えば、レギュレータ本体に窓部を設けこの窓部に内部を視認可能なゲージグラスを取付けた構成を用いることができる。これにより、レギュレータ本体の内部に堆積したLPG中の不可溶性物質(タール等)の液面レベルないし堆積量を、このゲージグラスを通して直接的に視認することができる。従って、作業者は、不可溶性物質の排出作業に適したメンテナンス時期や排出作業中の不可溶性物質の残量分を、透明の可視部を通して容易に把握することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態を図1〜図2を用いて説明する。ここで、図1は本実施の形態のLPGレギュレータ10を搭載したLPG装置の系統図である。図2は、図1中のLPGレギュレータ10の縦断面図である。
なお、本実施の形態では、産業車両のひとつであるフォークリフトのエンジンに関し、このエンジンのためのLPGレギュレータの構成技術に本発明を適用した場合について説明する。
【0010】
図1に示すように、LPGボンベ1、エンジン(E/G)2、LPGボンベ1とエンジン2との間に設けられるLPGレギュレータ(以下、「レギュレータ」ともいう)10等によってLPG装置が構成されている。
LPGボンベ1には、例えばプロパンやブタンを主成分としたLPG(液化石油ガス)が液化状態で保存されている。このLPGには、通常タール等を主体とする液状の不純物(不可溶性物質)が含まれる。LPGボンベ1の液化LPGはレギュレータ10へ供給され、このレギュレータ10内で減圧調節され、蒸発気化する。すなわち、エンジン2側からレギュレータ10側へ冷却水が供給されるようになっており、液化LPGはこの冷却水から気化熱を奪うことで蒸発気化する。そして蒸発気化したこのLPGは、エンジン2へ供給されて燃料として使用される。なお、このエンジン2は、LPGのみを燃料とするものであってもよいし、あるいはLPG以外の燃料も兼用する構成のものであってもよい。
【0011】
次に、レギュレータ10の具体的な構成を図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、レギュレータ10には、LPGボンベから液化LPGを導入する入口ポート12、エンジン2へLPGを導出する出口ポート13、エンジン2との間で冷却水を循環させる冷却水経路14が設けられている。また、レギュレータ10のレギュレータ本体11には、大別して上流側から順にフィルター20、電磁弁(ソレノイドバルブ)30、減圧機構部40等が内蔵されている。
【0012】
フィルター20は、入口ポート12を通じて導入されたLPG中の不可溶性物質(タール等)をフィルターエレメントによりろ過し、例えば10μ以上のものを捕集する機能を有する。電磁弁30は、ソレノイドコイル32、スライドバルブ34、このスライドバルブ34を閉弁方向(図2中の右方向)へ弾性付勢するバックスプリング36を備えている。ソレノイドコイル32に通電されていない場合は、スライドバルブ34はバックスプリング36の弾性付勢力にしたがって閉弁方向(図2中の右方向)へ移動して下流側の通路が閉止されるようになっている。一方、ソレノイドコイル32に電流が流れると、その磁力によってスライドバルブ34がバックスプリング36の弾性付勢力に打ち勝って開弁方向(図2中の左方向)へ移動して下流側の通路が開放されるようになっている。
【0013】
減圧機構部40は、電磁弁30を出たLPGが出口ポート13に至るまでの経路(本発明におけるLPG流通経路に対応している)においてこのLPGの圧力を減圧調節する機構を有する。このLPG流通経路には、LPGが主に流通するメイン通路15と、このメイン通路15から分岐したスロー通路16が形成され、これらメイン通路15およびスロー通路16の下流は合流して出口ポート13に接続されている。メイン通路15には、A室41、B室42およびC室43が形成されている。A室41は、電磁弁30と1次減圧弁46との間に形成される。B室42は、隔壁11aと第1のダイアフラム44と1次減圧弁46とによって区画されることで形成される。C室43は、隔壁11aと第2のダイアフラム45と2次減圧弁48によって区画されることで形成される。1次減圧弁46と2次減圧弁48との間に形成されるB室(1次減圧室)42は、本発明における高圧領域を構成し、2次減圧弁48の下流に形成されるC室(2次減圧室)43は本発明における低圧領域を構成する。
【0014】
隔壁11aには、1次減圧弁46を開閉するための第1のレバー47が回動可能に軸支されている。この第1のレバー47が第1のダイアフラム44と係合しており、この第1のダイアフラム44は第1のスプリング44aによって1次減圧弁46が開く方向(図2中の右方向)へ押圧されている。B室(1次減圧室)42へLPGが導入されることでB室42の圧力が高まり、第1のダイアフラム44が第1のスプリング44aに抗して外側(図2中の左方向)へ膨らむにつれ1次減圧弁46が通路を閉鎖する。また、B室42内のLPGが消費されB室(1次減圧室)42の圧力が低くなると1次減圧弁46が通路を開放する。このような1次減圧弁46の開閉動作によって、B室42の圧力が一定に保持されるようになっている。
【0015】
また、隔壁11aには、2次減圧弁48を開閉するための第2のレバー49が回動可能に軸支されている。この第2のレバー49が第2のダイアフラム45と係合しており、この第2のダイアフラム45は第2のスプリング45aによって2次減圧弁48が閉じる方向へ押圧されている。エンジン2側でLPGが消費されC室(2次減圧室)43の圧力が下がり第2のダイアフラム45が第2のスプリング45aに抗して内側(図2中の左方向)へ縮むにつれ2次減圧弁48が通路を開放する。これにより、B室42内のLPGがC室43へ流入してC室43の圧力を一定に保つよう構成されている。
【0016】
メイン通路15のB室42から分岐したスロー通路16には、電磁弁51、アイドルアジャスタスクリュー52が設けられ、これら電磁弁51とアイドルアジャスタスクリュー52との間にD室53が形成されている。電磁弁51は、その開閉動作によってスロー通路16を開閉する。アイドルアジャスタスクリュー52は、B室42からスロー通路16へ流れるLPGの流量を調節する機能を有する。
【0017】
また、レギュレータ本体11には、C室43に対応した位置に接続部材(ユニオン)60,61を介してホース62が接続されている。このホース62は、例えば透明の樹脂材料ないしガラス材料によって構成される。このホース62が本発明における透明の配管部材(表示手段)に対応している。C室43とホース62とが連通状態にあるため、C室43に堆積したLPG中の不可溶性物質(タール等)の液面レベルを、このホース62を通して直接的に視認することができる。更に、ホース62に不可溶性物質の堆積量を示す目盛りを設けることで、作業者はC室43の不可溶性物質の堆積量を把握することができる。従って、タール等の不可溶性物質の排出作業に適したメンテナンス時期を、ホース62を通して容易に把握することができる。
なお、接続部材60とホース62との間にはOリング(図示省略)が設けられており、ホース62は接続部材60に対して着脱可能になっている。作業者は、ホース62を通して排出作業に適したメンテナンス時期がきたと判断した場合には、このホース62を取り外してC室43に堆積した不可溶性物質の排出作業を行うことができる。このとき、C室43における不可溶性物質の残量分を、ホース62によって確認しながら排出作業を行うことができる。
【0018】
次に、エンジン2のエンジン始動時、アイドル回転時、通常作動時、エンジン停止時におけるレギュレータ10の動作を図2を参照しながら説明する。
エンジン始動時には、エンジンスイッチおよびLPGスイッチ(図示省略)がオン状態に設定され、入口ポート12より導入されたLPGは、フィルター20、電磁弁30を通ってA室41に導入される。A室41に導入されたLPGは、それ自体の蒸気圧により1次減圧弁46を押し開き、B室(1次減圧室)42に入り減圧、気化される。
【0019】
アイドル回転時には、電磁弁51が開放されB室42とD室53が連通される。これにより、大気圧よりも圧力の高いB室42のLPGはD室53へ流れ、出口ポート13を経てエンジン2へ供給される。このとき、エンジン2側の負圧は非常小さくなり第2のダイアフラム45は作動しない。従って、2次減圧弁48は閉止状態となり、LPGはスロー通路16のみによってエンジン2へ供給されることとなる。
【0020】
通常作動時には、エンジン2のスロットルバルブ(図示省略)が開かれ、エンジン2側の負圧がC室(2次減圧室)43に作用する。これにより、第2のダイアフラム45が作動し、第2のレバー49を介して2次減圧弁48が開き、B室(1次減圧室)42からC室(2次減圧室)43へLPGが導入され、エンジン2へ供給される。また、このとき電磁弁51は開放されるため、B室42のLPGは、スロー通路16を通じてもエンジン2へ供給される。
【0021】
エンジン停止時には、電磁弁51は閉止され、B室42とD室53とが遮断されるため、スロー通路16を通じたエンジン2への供給は停止される。また、エンジン2側の負圧がなくなりC室43からエンジン2への供給も停止される。
【0022】
以上のように本実施の形態によれば、レギュレータ本体11内部に形成されるC室(2次減圧室)43に連通する透明のホース62を設けたため、C室43に堆積したLPG中の不可溶性物質(タール等)の液面レベルないし堆積量を、このホース62を通して直接的に視認することができる。これにより、作業者は、不可溶性物質の排出作業に適したメンテナンス時期や排出作業中の不可溶性物質の残量分を、ホース62を通して容易に把握することができ、適正な排出作業を行うことができる。とりわけ、使用するLPGの性状が変化するような場合は、レギュレータの使用時間は一定であってもC室43等における不可溶性物質の堆積量にばらつきが生じるため、このような場合に本実施の形態のホース62を用いれば特に効果的である。
また、本実施の形態によれば、大気圧に近い圧力のC室(2次減圧室)43からタール等の不可溶性物質を排出する構成であるため、排出作業時にLPGが外部へ噴出するのを極力防止することが可能となる。
【0023】
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0024】
上記実施の形態では、C室43に堆積したLPG中の不可溶性物質(タール等)の液面レベルをホース62によって視認可能とする構成について記載したが、ホース62とは別の表示手段によってC室43の液面レベルを視認可能とすることもできる。ここで、ホース62とは別の表示手段を備えたLPGレギュレータ110を図3を参照しながら説明する。なお、図3において図2に示す要素と同一の要素には同一の符号を付している。
【0025】
図3に示すレギュレータ110は、C室43に堆積したLPG中の不可溶性物質の液面レベルないし堆積量を表示する手段のみがレギュレータ10と異なる構成になっている。このレギュレータ110では、レギュレータ本体11のC室43に対応した位置に窓部70が形成され、この窓部70に室内の液面レベルないし堆積量を視認可能なゲージグラス71が取付けられている。すなわち、レギュレータ110は、レギュレータ本体11にいわゆる透視形の液面計を備えている。このゲージグラス71が発明における可視部(表示手段)に対応している。これにより、作業者はC室43の不可溶性物質の液面レベルを、ゲージグラス71を通して直接的に視認することができる。更に、ゲージグラス71に不可溶性物質の堆積量を示す目盛りを設けることで、作業者はC室43の不可溶性物質の堆積量を把握することができる。従って、タール等の不可溶性物質の排出作業に適したメンテナンス時期を、ゲージグラス71を通して容易に把握することができる。とりわけ、使用するLPGの性状が変化するような場合は、レギュレータの使用時間は一定であってもC室43等における不可溶性物質の堆積量にばらつきが生じるため、このような場合に本実施の形態のゲージグラス71を用いれば特に効果的である。
また、レギュレータ本体11のうちC室43の下方には、接続部材73を介してドレインポート74が取り付けられ、このドレインポート74にドレインバルブ75が設けられている。作業者は、ゲージグラス71を通して排出作業に適したメンテナンス時期がきたと判断した場合には、このドレインバルブ75を開放してC室43に堆積したタール等の可溶性物質の排出作業を行うことができる。
このとき、C室43における不可溶性物質の残量分を、ゲージグラス71によって確認しながら排出作業を行うことができる。また、大気圧に近い圧力のC室(2次減圧室)43からタール等の不可溶性物質を排出する構成であるため、排出作業時にLPGが外部へ噴出するのを極力防止することが可能となる。
【0026】
また、図2に示す形態のホース62あるいは図3に示す形態のゲージグラス71を、C室43以外で不可溶性物質が堆積する種々の箇所に設置することもできる。例えば、B室(1次減圧室)42に対応してホース62やゲージグラス71を設置したり、室42とC室43の両方にホース62やゲージグラス71を設置することができる。
【0027】
また、液面レベルないし堆積量を直接的に視認する形態のホース62やゲージグラス71以外の表示手段としては、差圧式やフロート式の液面計等によって液面レベルないし堆積量を間接的に表示する構成を用いることができる。
【0028】
また、上記実施の形態では、LPGレギュレータから導出したLPGをエンジン2に供給する場合について記載したが、このLPGの供給先は必要に応じて選択可能である。例えば、LPGを燃料として用いる燃焼設備等を供給先とすることもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、LPGレギュレータにつき、レギュレータ本体の内部に堆積したタール等の不可溶性物質を適正に排出することができることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のLPGレギュレータ10を搭載したLPG装置の系統図である。
【図2】図1中のLPGレギュレータ10の縦断面図である。
【図3】別の実施の形態のLPGレギュレータ110の縦断面図である。
【符号の説明】
10,110…LPGレギュレータ
11…レギュレータ本体
14…冷却水経路
15…メイン通路
16…スロー通路
20…フィルター
30,51…電磁弁
40…減圧機構部
41…A室
42…B室(1次減圧室)
43…C室(2次減圧室)
53…D室
62…ホース
71…ゲージグラス

Claims (3)

  1. レギュレータ本体に、LPGが流通するLPG流通経路と、減圧機構部とを備え、前記LPG流通経路に導入したLPGの圧力を前記減圧機構部を介して減圧調節する構成のLPGレギュレータであって、
    前記レギュレータ本体の内部におけるLPG中の不可溶性物質の堆積量に関する情報を表示する表示手段を備えていることを特徴とするLPGレギュレータ。
  2. 請求項1に記載したLPGレギュレータであって、
    前記表示手段は、前記レギュレータ本体の内部と連通する透明の配管部材を用いて構成されていることを特徴とするLPGレギュレータ。
  3. 請求項1に記載したLPGレギュレータであって、
    前記表示手段は、前記レギュレータ本体の内部を視認可能な透明の可視部を備え、この可視部が前記レギュレータ本体に設けられていることを特徴とするLPGレギュレータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2341233A1 (en) * 2009-12-30 2011-07-06 Honda Motor Co., Ltd. Gas engine regulator
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