JP3212439B2 - 高流動コンクリート - Google Patents

高流動コンクリート

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント等の水硬性粉
体物質を用いてコンクリートを打設する際に振動締め固
めを必要とせず、流動性を有し、材料の分離が少なく、
なおかつ細骨材の種類にかかわりなく耐凍害性に優れる
コンクリートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートを複雑な形状の部位
に打設しようとする場合、コンクリートをすみずみまで
行き渡らせるためにバイブレーター等による締め固めの
工程が必要であった。この作業は、熟練を要し、その熟
練度や施工方法によってコンクリートの品質が左右され
るという欠点を有していた。この工程を省き、作業者の
熟練の程度等によってコンクリートの品質が左右される
ことなく、高品質で高耐久性を有するコンクリート組成
物の開発が大いに待望されている。
【0003】一般建築物などは、その必要強度面から考
えて、1m3 あたりの粉体量が400kg/m3 以下程
度の比較的少ない粉体量のコンクリートが使用される場
合が多い。ところが、このように比較的少量の粉体量
で、締め固めの不要なコンクリートにするためには、流
動化剤と増粘剤を併用することが不可欠であるにもかか
わらず、必須成分である増粘剤に連行される空気泡が粗
大かつ多量であるという欠点を有していた。したがっ
て、細骨材が空気連行性の高い砂からなる場合、耐凍害
性に必要な微細な空気泡のAE剤による導入が困難とな
り、耐凍害性を与えることができないという欠点があっ
た。
【0004】一方、消泡剤を併用すると、増粘剤によっ
て連行された粗大な空気泡を破泡することができるもの
の、AE剤によって連行された耐凍害性に有効な微細な
空気泡までも破泡して、コンクリートの耐久性に不利な
影響を及ぼすことがわかっている(特開平5−1479
95号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、バイ
ブレーター等による締め固めを必要とせずに複雑な形状
の部位のすみずみまで充填が可能な程度の流動性を有
し、成分材料の分離が生じず、なおかつ細骨材の種類に
かかわりなく耐凍害性に優れるコンクリートを提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
1m3 あたり400kg以下の水硬性粉体物質;骨材;
および水に、 (A)AE剤、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高
性能AE減水剤から選ばれる1種または2種以上の混和
剤; (B)1%水溶液の状態で50〜10,000cPの粘
度を示すコンクリート用分離低減剤;および(C)平均
粒径(50重量%)が100μm以下であり、水に完全
に溶解しない膨潤性低置換度ヒドロキシプロピルセルロ
ース の各成分を含む混和剤(ただし、(B)と(C)の重量
の和が、コンクリート1m3 あたり0.2〜1.0kg
であり、(B)/(C)が重量比で95/5〜50/5
0である。)を添加してなるコンクリート、にかかるも
のである。
【0007】本発明で用いる水硬性粉体物質には、普通
ポルトランドセメント、高炉セメント、シリカセメン
ト、フライアッシュセメント等のセメントの他に、高炉
スラグ、フライアッシュ等の無機質粉体や、石粉、シリ
カフューム等のポゾラン反応を有するものを含み、これ
らから選ばれる1種または2種以上の組み合わせが使用
される。
【0008】骨材には、細骨材と粗骨材の両者を含み、
その添加量は、コンクリート1m3あたり1400〜1
800kg程度である。
【0009】AE剤の具体例としては、通常のコンクリ
ートに使用されている天然樹脂酸系、界面活性剤系等が
挙げられる。AE剤の添加量は、一般に、セメント等の
水硬性粉体物質に対して0.001〜0.1重量%程度
である。AE剤の添加によって、コンクリート中の空気
量をコントロールすることができる。
【0010】減水剤、高性能減水剤、または高性能AE
減水剤の具体例としては、高縮合トリアジン系化合物、
メラミンスルホン酸塩のホルマリン縮合物系、ポリカル
ボン酸塩系誘導体、変性リグニンスルホン酸塩系、芳香
族アミノスルホン酸系高分子化合物、ナフタレンスルホ
ン酸塩のホルマリン縮合物系、イソプレン系等が挙げら
れる。好ましくは、高縮合トリアジン系化合物、ポリカ
ルボン酸塩系、イソプレン系等である。これらは、コン
クリート配合組成物のスランプフロー値が45〜80c
mになるような量で使用され、一般にセメント等の水硬
性粉体物質に対して1.0〜5.0重量%の範囲で使用
される。これらの添加によって、コンクリート中の自由
水を少なくすることができる。
【0011】AE減水剤の具体例としては、リグニンス
ルホン酸塩系、ポリオール複合体等が挙げられる。AE
減水剤の添加量は、一般に、セメント等の水硬性粉体物
質に対して通常0〜0.5重量%程度である。これらの
添加によって、コンクリート中の空気量をコントロール
するとともに、コンクリート中の自由水を少なくするこ
とができる。
【0012】これらの混和剤は、好ましくは、減水剤、
高性能減水剤、高性能AE減水剤、AE減水剤から選ば
れる1種または2種以上と、AE剤とを併用して使用す
るのがよい。
【0013】コンクリート用分離低減剤の具体例として
は、以下の(1)〜(4)が挙げられる。 (1)セルロース誘導体系 メチルセルロース(MC),エチルセルロース(E
C)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロ
キシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルメ
チルセルロース(HEMC)、ヒドロキシエチルエチル
セルロース(HEEC)等。
【0014】(2)アクリル系 ノニオン系ポリアクリルアミド、アニオン系ポリアクリ
ルアミド、及びこれらの加水分解物、スルホン化物、ア
クリル酸ソーダとの共重合物等。 (3)ガム類 グアーガム、ヒドロキシエチルグアーガム、ヒドロキシ
プロピルグアーガム等。 (4)その他 ポリビニルアルコール等。 上記(1)〜(4)の中で、(1)が好ましく、特にヒ
ドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース(HPMC)が好ましい。
【0015】コンクリート用分離低減剤の粘度は、1%
水溶液としてB型粘度計で測定したときに50〜10,
000cP(センチポイズ)の範囲内にある必要があ
り、好ましくは500〜5,000cPである。粘度が
50cP未満であると、必要な材料分離抵抗性が得られ
ず、10,000cPより大きいと、コンクリートの粘
性が大きくなり過ぎて流動性に劣ることになる。
【0016】本発明において、水に完全に溶解しない膨
潤性低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを使用する
理由は、次の通りである。該セルロースエーテルは、水
に完全に溶解しないため、コンクリート中に添加して
も、コンクリート中の余剰水を吸収するのみで水溶性セ
ルロースエーテルのように空気連行性を示さない。した
がって、耐凍害性に有効であるAE剤の微細な空気泡を
十分にコンクリート中に導入できる。また、平均粒径
(50重量%)を100μm以下とすることにより、コ
ンクリート中の余剰水を吸収したこの粒子が、ベアリン
グ効果をもたらし、骨材同士の摩擦抵抗を低減すること
になり、流動性の向上に寄与するものと考えられる。こ
こで、「平均粒径(50重量%)」とは、各粒径毎に篩
分けし、その累積重量%が50%になるときの粒径を意
味する。
【0017】この膨潤性低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロースがベアリング効果を有するために必要な置換度
は、3.0〜20.0%であり、好ましくは10.0〜
13.0%である。
【0018】膨潤性低置換度ヒドロキシプロピルセルロ
ースの粒径は、小さいほど好ましいが、設備及びコスト
の両面から判断して、実用的には平均粒径(50重量
%)が100μm以下のもの、好ましくは50μm以下
のものが用いられる。平均粒径(50重量%)が100
μmを越えると、十分なベアリング効果を得ることがで
きない。
【0019】コンクリート用分離低減剤と膨潤性低置換
度ヒドロキシプロピルセルロースのコンクリートに対す
る添加量は、コンクリート1m3 あたり、両者を合せて
0.2〜1.0kgである。0.2kg/m3 未満で
は、コンクリートの粘性が不足するとともに余剰水の吸
収も不足するため、材料分離防止の効果が十分に得られ
ない。1.0kg/m3 より多いと、コンクリートの粘
性が大きくなり過ぎ、また余剰水の吸収が進み過ぎてし
まうので、単位コンクリート体積あたりの水量を多くす
る必要が生じ、実用上の強度が不足するようになる。
【0020】コンクリート用分離低減剤と膨潤性低置換
度ヒドロキシプロピルセルロースの添加量の重量比は、
一般に95/5〜50/50であり、好ましくは90/
10〜60/40である。コンクリート用分離低減剤が
50重量%未満では、コンクリートの粘性が不足し、材
料分離しやすくなり、95重量%より大きいと、コンク
リート中に連行される空気量が多くなる。
【0021】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明の説明を行う
が、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
い。実施例1〜10、比較例1〜15 なお、実施例、比較例において使用した材料及び試験方
法は、以下の通りである。
【0022】(1)使用材料 1)コンクリート用分離低減剤:ヒドロキシエチルセル
ロース(HECと略す。)。1%水溶液での粘度が1,
130cPであり、置換度(MS)が2.0であるもの
を用いた。 2)膨潤性低置換度ヒドロキシプロピルセルロース:L
−HPC(LHと略す。)(商品名、信越化学工業株式
会社製)。粒度は、JIS Z 8801に規定された
篩を使用して測定した。 3)細骨材(Sと略す。):信濃川産川砂(吸水率1.
69%、比重2.60、粗粒率2.79%)。 4)粗骨材(Gと略す。):新井市下濁川産砕石(吸水
率1.88%、比重2.63、粗粒率6.72)。 5)セメント(Cと略す。):普通ポルトランドセメン
ト(日本セメント株式会社製、比重3.15)。 6)高性能減水剤(NLと略す。):レオビルド NL
−4000(商品名、株式会社エヌエムビー社製)。 7)AE剤:ヴィンソル(商品名、山宗化学株式会社
製)。 8)水(Wと略す。):信越化学工業株式会社工場飲料
水。
【0023】上記使用材料の混合割合を表1に示す。
【表1】 表1中、Gmax は粗骨材の最大粒径を、s/aは細骨材
率を表す。
【0024】(2)混練方法 55リットルのパン型ミキサーを用い、空練り1分間、
本練り3分間の混練を行なった。 (3)評価方法1(フレッシュコンクリートの物性) 1)スランプ:JIS A 1101 コンクリートの
スランプ試験方法に準じた。 2)スランプフロー:水中不分離性コンクリート・マニ
ュアル、付録1、水中不分離性コンクリートの試験、ス
ランプフロー試験に準じた。(JIS A1101 コ
ンクリートのスランプ試験に準じて行ない、5分後の拡
がりを測定した。) 3)鉄筋通過率試験:32cm×32cmの鉄筋メッシ
ュ(鉄筋の直径は16mm、鉄筋間の目開きは50m
m)を有するボックス試験器に、コンクリートを30リ
ットル投入し、5分間に自重で鉄筋の間隙を通過したコ
ンクリートの重量を測定した。 4)材料分離:目視により測定した。 5)空気量:JIS A 1128 空気室圧力法に準
じた。
【0025】評価結果を表2に示す。
【表2】 なお、表2中、材料分離の評価で用いている○、△、×
の記号は、下記を表す。 ○ コンクリートが均一に広がっている。 △ 中心部に若干骨材が集中している。 × 骨材が中心部に集中し、周辺部に余剰水が滲み出て
いる。 ○、△、×で表される各状態の模式図を図1および図2
に示す。
【0026】HEC及びL−HPCを添加しないプレー
ンは、材料分離抵抗性と鉄筋通過性がともに著しく劣
る。
【0027】実施例1〜3及び比較例1は、L−HPC
の平均粒径について検討したものである。実施例1〜3
のように平均粒径が100μm以下の場合には、スラン
プフロー、鉄筋通過率、材料分離抵抗性がともに優れる
が、比較例1のように平均粒径が100μmを越える
と、ベアリング効果が不足することにより骨材間の摩擦
抵抗が大きくなり過ぎ、材料分離抵抗性と鉄筋通過性に
劣る。
【0028】実施例2、4、5及び比較例2、3は、L
−HPCのヒドロキシプロポキシル基の置換度について
検討した結果である。比較例2のように置換率が20%
より大きくなると、水に溶解してしまうためベアリング
効果が得られなくなるばかりか、それ自体も増粘して、
コンクリートの粘性が大きくなり過ぎてしまう。その結
果、スランプフローが小さく、鉄筋通過性が劣るように
なり、コンクリート中に連行される空気量も多くなって
しまう。比較例3のように置換率が3.0%より小さく
なると、膨潤が少なくてベアリング効果が不足するた
め、流動性が悪くなり、鉄筋通過性も悪くなる。
【0029】また、実施例2及び比較例4は、混和剤の
添加量を変えた場合の物性の変化を調べたものであり、
比較例4のように0.1kg/m3 と少なすぎる場合に
は、プレーンと同様に材料分離抵抗性に著しく劣る。
【0030】実施例2と比較例5〜7は、HECまたは
L−HPCを単独で使用した場合の物性を調べたもので
ある。比較例5のようにL−HPCを単独で使用した場
合には、増粘作用が著しく不足するため、材料分離抵抗
性に劣り、その結果、鉄筋通過性が悪くなる。また、比
較例6のように、コンクリート中に連行される空気量が
適切なものとなる添加量でのHEC単独使用の場合に
は、材料分離抵抗性に劣ることとなり、逆に、比較例7
のように、材料分離しないだけのHECを単独使用した
場合には、コンクリート中に連行される空気量が多くな
ってしまう。
【0031】(4)評価方法2(硬化コンクリートの物
性) 1)圧縮強度:JIS A 1108 圧縮強度試験に
準じた。 2)凍結融解試験:JIS A 6204(コンクリー
ト用化学混和剤)の付属書2、コンクリートの凍結融解
試験方法に準じて相対動弾性係数を測定し、その値より
耐久性指数を算出した。(耐久性指数については、80
以上を良好とした。)
【0032】評価結果を表3に示す。
【表3】
【0033】実施例6〜10、比較例8〜14は、各々
実施例1〜5、比較例1〜7に対応しており、AE剤に
よって空気量を4.5±1.0%に調整して凍結融解試
験と圧縮強度試験を行なったものである。特に、水に可
溶な高分子が多い比較例9、14(それぞれ、比較例
2、7に対応)では、該高分子によってコンクリート中
に連行される空気量が多く、所定の範囲内に空気量を調
整しようとすると、耐凍害性に有効と考えられるAE剤
による空気の連行が困難となり、耐久性指数が著しく悪
くなる。
【0034】
【発明の効果】本発明のコンクリートは、流動性、材料
分離抵抗性に優れ、なおかつ細骨材の種類にかかわりな
く耐凍害性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、材料分離の状態を示す平面図である。
【図2】図2は、材料分離の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 水硬性粉体物質 2 骨材 3 余剰水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C04B 103:32 C04B 103:32 111:76 111:76 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 28/02 C04B 24/38 C04B 24:38 C04B 24:22 C04B 103:32 C04B 111:76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート1m3あたり400kg以
    下の水硬性粉体物質;骨材;および水に、 (A)AE剤、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高
    性能AE減水剤から選ばれる1種または2種以上の混和
    剤; (B)1%水溶液の状態で50〜10,000cPの粘
    度を示すコンクリート用分離低減剤; および(C)平均粒径(50重量%)が100μm以下
    であり、水に完全に溶解せずヒドロキシプロポキシル基
    の置換度が3.0〜20.0%である膨潤性低置換度ヒ
    ドロキシプロピルセルロースの各成分を含む混和剤(た
    だし、(B)と(C)の重量の和が、コンクリート1m
    3あたり0.2〜1.0kgであり、(B)/(C)が
    重量比で95/5〜50/50である。)を添加してな
    るコンクリート。
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