JP3212192U - 分割組立可能な立鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】本来の機能は維持し、部品数が少なく小さな梱包で、組立が簡単な立鏡を提供する。【解決手段】分割組立可能な立鏡は、縦長方形の鏡枠体の下端部に脱着自在な脚部2を接続構成し、鏡枠体裏面中間部に鏡枠体と近似同幅の支持スタンドを回動可能に蝶着して鏡枠体の所定角度後方傾斜を固定保持可能とし、当該傾斜状態の脚部2と支持スタンドの間を連結板4で水平連結固定する。それ以上分割のしようがない鏡12を最大の部材とし、鏡を立てる脚部2など、他の部材をそれより小さく構成して、各部材間は最小限のビス連結あるいは嵌合形状に組立可能とすることにより、鏡12が入る大きさに設計した箱であれば他の部材は同時に収容できる。つまり縦、横、高さ合計が160センチ未満という運送業界が設定している限界線を越えないため、安価な運送費となる。【選択図】図1
Description
本考案は、立鏡に関するものであり、特には分割が可能で、運送、収納時には小型であり、容易に組立が出来、鏡部と支持部を所定角度に開脚して使用することが出来るもので、開脚時の安定を図るため、下部にウェイトをのせる棚を備えたものである。
全体の容姿を見るための立鏡は従来多く用いられているが、縦長で不安定な鏡面を支えることに重点を置かれたものが多かった。安定を得るために下部の重量を増したもの、倒れ止めを頑丈に固定したもの、壁面に固定するものなどで、それらのものは運搬性、収納性に対しての配慮は重視されたものではなかった。
立鏡にはその使用環境によって求められるものに多少の相違はあるが、要は足下から頭までの全容姿を映すことを目的とすることに変わりはない。
衣料品店等、大型の店舗では、壁に据え付けのものが必要であろうし、これは鏡面の角度が一定であるため鏡の前には相当の場所が必要である。また、フレーム脚部にキャスターがついて移動可能とし、フレーム内に固定した鏡の角度も変えられるようにしたものは相当な重量となる。
本願が開示しようとする技術は、もう少し簡易なもので、家庭用の、個人の部屋で設置使用する立鏡についてである。
近年のインテリア用品の購入は、もちろん家具店などに出向いて現品に触れて購入する機会が一番多いのであろうが、ご多分に漏れず、インターネットでの購入も増加している。宅配便等流通業界が飽和状態で、荷物の数量、形状、重量等が注視されているが、流通費用が関係するのはインターネットで発注した個人の消費者だけでなく、製造業者、中間業者など荷物が移動する限り、全てに関わりがある。流通する荷物の運送費は、主として、数量、形状、重量、届け先によって決定されるが、ここではその形状という価格決定要素について改良提案を行い、製品の機能を損なうことなく、梱包形態を小型化して、流通業界で最も多く使用され経済効果の高い、縦、横、高さ寸法合計160センチ未満という規格内に収まる梱包形状が可能となる、分割組立可能な立鏡を開示するものである。
衣料品店等、大型の店舗では、壁に据え付けのものが必要であろうし、これは鏡面の角度が一定であるため鏡の前には相当の場所が必要である。また、フレーム脚部にキャスターがついて移動可能とし、フレーム内に固定した鏡の角度も変えられるようにしたものは相当な重量となる。
本願が開示しようとする技術は、もう少し簡易なもので、家庭用の、個人の部屋で設置使用する立鏡についてである。
近年のインテリア用品の購入は、もちろん家具店などに出向いて現品に触れて購入する機会が一番多いのであろうが、ご多分に漏れず、インターネットでの購入も増加している。宅配便等流通業界が飽和状態で、荷物の数量、形状、重量等が注視されているが、流通費用が関係するのはインターネットで発注した個人の消費者だけでなく、製造業者、中間業者など荷物が移動する限り、全てに関わりがある。流通する荷物の運送費は、主として、数量、形状、重量、届け先によって決定されるが、ここではその形状という価格決定要素について改良提案を行い、製品の機能を損なうことなく、梱包形態を小型化して、流通業界で最も多く使用され経済効果の高い、縦、横、高さ寸法合計160センチ未満という規格内に収まる梱包形状が可能となる、分割組立可能な立鏡を開示するものである。
本願では、できる限り小さく分解でき、かつ軽量で、組立が容易であり、しかも使用時の機能性を減衰させることのない立鏡を開示し、その流通過程に於ける高い経済効果を得て安価な立鏡を提供出来るようにするものである。
流通業界では荷物の梱包寸法に段階的な価格設定を行っているが、個人が部屋で使用する立鏡の場合、所定距離で全体容姿を映すための鏡面の寸法は自ずと決まってくるものである。つまり鏡面の高さは1メートル、幅は30センチ、脚を45センチ足して、約1.5メートルの高さの鏡体を10度ほど後ろへ傾ける支持スタンドを鏡体裏面中央に取り付ける。
それらの条件を設計に反映した製品を梱包した際の縦、横、高さの合計は、前記したように160センチ未満という規格に納めるのが最も経済効果が高いものとなる。
以上の条件で設計を進めると、縦1メートル幅30センチの方形に組んだ枠の上下の桟間に5ミリ厚の鏡を配置固定して鏡枠体を構成し、鏡枠体の下端には同幅の脚部を連結する。この連結は最低限の本数のビスで行う。
鏡枠体は支持スタンドで裏から所定角度傾斜した状態で支えられる。支持スタンドは鏡枠体の半分程度の高さの方形枠体で、上枠部には蝶番で取付辺が設けられ、この取付辺は鏡枠体高さ方向中間部にビス留め固定される。取付辺と枠体間は蝶番で自由回動したり、或いは取付辺の上辺に角度を付けることにより、鏡枠体を所定角度傾斜させた状態で支持するものである。
この支持スタンド枠体間下部位置および脚部枠間下部位置には連結棒が橋絡されており、両者の連結棒の間には、両端裏面に当該連結棒に陥入するための溝が設けられた連結板が略水平状態に渡されて、鏡枠体と支持スタンドの開角度を固定するとともに、棚として使用でき、また重量物を載せることにより立鏡自体の安定を図ることが出来る構成となっている。
以上の構成とすることにより、鏡枠体、脚部、支持スタンド、連結板の4部材に分解が可能であり、各部材の長さ、幅は鏡枠体を超えることがなく、鏡枠体の形状を考慮した梱包箱があれば他の部材、部品はその中に収容される。
流通業界では荷物の梱包寸法に段階的な価格設定を行っているが、個人が部屋で使用する立鏡の場合、所定距離で全体容姿を映すための鏡面の寸法は自ずと決まってくるものである。つまり鏡面の高さは1メートル、幅は30センチ、脚を45センチ足して、約1.5メートルの高さの鏡体を10度ほど後ろへ傾ける支持スタンドを鏡体裏面中央に取り付ける。
それらの条件を設計に反映した製品を梱包した際の縦、横、高さの合計は、前記したように160センチ未満という規格に納めるのが最も経済効果が高いものとなる。
以上の条件で設計を進めると、縦1メートル幅30センチの方形に組んだ枠の上下の桟間に5ミリ厚の鏡を配置固定して鏡枠体を構成し、鏡枠体の下端には同幅の脚部を連結する。この連結は最低限の本数のビスで行う。
鏡枠体は支持スタンドで裏から所定角度傾斜した状態で支えられる。支持スタンドは鏡枠体の半分程度の高さの方形枠体で、上枠部には蝶番で取付辺が設けられ、この取付辺は鏡枠体高さ方向中間部にビス留め固定される。取付辺と枠体間は蝶番で自由回動したり、或いは取付辺の上辺に角度を付けることにより、鏡枠体を所定角度傾斜させた状態で支持するものである。
この支持スタンド枠体間下部位置および脚部枠間下部位置には連結棒が橋絡されており、両者の連結棒の間には、両端裏面に当該連結棒に陥入するための溝が設けられた連結板が略水平状態に渡されて、鏡枠体と支持スタンドの開角度を固定するとともに、棚として使用でき、また重量物を載せることにより立鏡自体の安定を図ることが出来る構成となっている。
以上の構成とすることにより、鏡枠体、脚部、支持スタンド、連結板の4部材に分解が可能であり、各部材の長さ、幅は鏡枠体を超えることがなく、鏡枠体の形状を考慮した梱包箱があれば他の部材、部品はその中に収容される。
以上のようにそれ以上分割のしようがない鏡を最大の部材とし、他の部材をそれより小さく構成して、各部材間は最小限のビス連結あるいは嵌合形状に組立可能とすることにより、ある程度の厚さを考慮した、鏡枠体が入る大きさに設計した箱であれば他の部材は同時に収容できる。また材料は薄いガラスと木材であり、重量的な配慮は特に必要ないため、大きさがクリアできれば運送費は安価に抑えられるものである。つまり縦、横、高さ合計が160センチ未満とすることが出来るため、安価な運送費となる。
また部材の組み立てに当たっては合計7本のビス留めだけで短時間に本来の機能を持った立鏡が得られるものである。
また部材の組み立てに当たっては合計7本のビス留めだけで短時間に本来の機能を持った立鏡が得られるものである。
本考案の最良の実施形態は鏡を保持して上部に位置する鏡枠体と、当該鏡枠体下端と連結される脚部、および鏡枠体中間部を裏面より支持して鏡枠体の傾斜を保持する支持スタンド、および鏡枠体と支持スタンドの下位置間を連結してその開度を維持する連結板より成り、鏡枠体と脚部の連結はビス5本、鏡枠体と支持スタンドの連結はビス2本とし、脚部および支持スタンドにそれぞれ橋絡配置した連結棒に連結板裏面の嵌合溝を合致させることによって組み立てが完了する構成である。
木材により長方形の鏡枠体1を形成する。長辺、つまり縦辺は1メーター程度、短辺つまり横辺は30センチ程度で上下の横辺表面側には鏡枠11を貼着状態に接合する。なおこの下位置の鏡枠11はその上部幅半分は横辺に接合されるが、下部幅半分は横辺より下方へ突出している。上下の鏡枠11の上下対向する辺部には鏡12の厚さである約5ミリのスリット13が設けられ、鏡12はこの間に挟着される。つまり鏡枠体1横方向から挿入されて上下の鏡枠11間に保持される。
脚部2は鏡枠体1と同様の木材で形成され、鏡枠体1横辺と同長さの脚上辺22とその両端部から下方へ伸びる2本の脚21,21でなる。脚上辺22には同じ長さの脚補強板23の下部幅半分が貼着状態に接合され、残された上部幅半分は上方へ突出している。また脚21上下方向中間部には直径15ミリ程度の丸棒の連結棒5が橋絡して配置される。
脚部2は鏡枠体1と同様の木材で形成され、鏡枠体1横辺と同長さの脚上辺22とその両端部から下方へ伸びる2本の脚21,21でなる。脚上辺22には同じ長さの脚補強板23の下部幅半分が貼着状態に接合され、残された上部幅半分は上方へ突出している。また脚21上下方向中間部には直径15ミリ程度の丸棒の連結棒5が橋絡して配置される。
支持スタンド3は同様に木材で成り、鏡枠体1と同様か少し狭い長方形枠状に構成される。枠の上辺には取付辺31が並行して蝶番により取り付けられる。この取付辺31は鏡枠体1にビスで固定されるもので、よって支持スタンド3は蝶番によって鏡枠体1に対し、回動自在に開閉する。また枠の下辺寄りには連結棒5が下辺に平行して橋絡配置される。
前記した脚の連結棒5と支持スタンド3の連結棒5は、支持スタンド3が適正に回動した際には近似水平高さ位置を維持する配置となっている。
連結板4は合成材で成り、裏面両端部には連結棒5の直径15ミリに対応して溝が設けられている。
前記した脚の連結棒5と支持スタンド3の連結棒5は、支持スタンド3が適正に回動した際には近似水平高さ位置を維持する配置となっている。
連結板4は合成材で成り、裏面両端部には連結棒5の直径15ミリに対応して溝が設けられている。
以上5つの独立した部材の集合組立で構成される本願立鏡であるが、本願立鏡を収容する梱包箱の大きさは、最大長さは鏡枠体1の100センチに上下の鏡枠11を加えても105センチ程度であり、最大幅は鏡枠体1および脚部2の30センチであり、厚さは鏡枠体1、脚部2、支持スタンド3が各2センチ厚の材料で構成されていることより、積み重ねても6センチとなる。連結板4、連結棒5、ビスなどは支持スタンド3の枠間に収まるので厚さに考慮する必要はない。
それぞれの方向に余裕を見たとしても140センチとなり、要求される160センチ未満という寸法は達成されるものである。
組立にあたっては、先ず鏡枠体1に脚部2を連結固定する。鏡枠体1下端部の鏡枠11はその幅半分が下方向へ突出した状態にあり、ここへ脚部2の脚上辺22を当てがう。脚上辺には脚補強板23がその幅半分を上方へ突出して貼着接合されているため、鏡枠体1の下部横辺と脚部2の脚上辺が接した部分は、表は鏡枠11、裏は脚補強板23で挟み込まれており、裏側つまり脚補強板23側から5本のビスで締めることにより強固な連結がなされるものである。
支持スタンド3は上端部に蝶着されている取付辺31を鏡枠体1の中間部に2本のビスで締め付けて留める。鏡枠体1を立て、支持スタンド3を所定角度開き、脚部2と支持スタンド3下部の連結棒5,5間に連結板4を渡して陥入し、組み立ては完了する。この連結板4上にはアクセサリー等を置くのも良いが、少し重量のあるものを置くことによって、本願立鏡を安定して使用することが出来る。
それぞれの方向に余裕を見たとしても140センチとなり、要求される160センチ未満という寸法は達成されるものである。
組立にあたっては、先ず鏡枠体1に脚部2を連結固定する。鏡枠体1下端部の鏡枠11はその幅半分が下方向へ突出した状態にあり、ここへ脚部2の脚上辺22を当てがう。脚上辺には脚補強板23がその幅半分を上方へ突出して貼着接合されているため、鏡枠体1の下部横辺と脚部2の脚上辺が接した部分は、表は鏡枠11、裏は脚補強板23で挟み込まれており、裏側つまり脚補強板23側から5本のビスで締めることにより強固な連結がなされるものである。
支持スタンド3は上端部に蝶着されている取付辺31を鏡枠体1の中間部に2本のビスで締め付けて留める。鏡枠体1を立て、支持スタンド3を所定角度開き、脚部2と支持スタンド3下部の連結棒5,5間に連結板4を渡して陥入し、組み立ては完了する。この連結板4上にはアクセサリー等を置くのも良いが、少し重量のあるものを置くことによって、本願立鏡を安定して使用することが出来る。
1 鏡枠体
11 鏡枠
12 鏡
13 スリット
2 脚部
21 脚
22 脚上辺
23 脚補強板
3 支持スタンド
31 取付辺
4 連結板
5 連結棒
11 鏡枠
12 鏡
13 スリット
2 脚部
21 脚
22 脚上辺
23 脚補強板
3 支持スタンド
31 取付辺
4 連結板
5 連結棒
Claims (1)
- 縦長方形の鏡枠体の下端部に脱着自在な脚部を接続構成し、鏡枠体裏面中間部に鏡枠体と近似同幅の支持スタンドを回動可能に蝶着して鏡枠体の所定角度後方傾斜を固定保持可能とし、当該傾斜状態の脚部と支持スタンドの間を連結板で水平連結固定することを特徴とする分割組立可能な立鏡
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002852U JP3212192U (ja) | 2017-06-07 | 2017-06-07 | 分割組立可能な立鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002852U JP3212192U (ja) | 2017-06-07 | 2017-06-07 | 分割組立可能な立鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3212192U true JP3212192U (ja) | 2017-08-31 |
Family
ID=59721964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017002852U Expired - Fee Related JP3212192U (ja) | 2017-06-07 | 2017-06-07 | 分割組立可能な立鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212192U (ja) |
-
2017
- 2017-06-07 JP JP2017002852U patent/JP3212192U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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