JP3212173U - 弦楽器の駒 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの駒で異なる弦楽器でも対応可能であり、弦と弦の間隔を調整させることの出来る弦楽器の駒を提供する。【解決手段】弦20と弦の間隔を調整する手段として駒10の上部に一定の間隔ごとに弦溝13が形成されており、駒周面16に目盛線14L、14Sが示されている弦楽器の駒10を提供する。【選択図】図1

Description

本考案は、弦楽器の駒に関するものである。
弦楽器の弦と弦の間隔は、弦楽器の種類によって異なる。その為、従来の弦楽器の駒は、弦楽器の規格に対応して、所望の位置に弦溝を設けている。
一般的に、弦楽器のネック部が細ければ弦と弦との間隔は狭くなり、弦楽器のネック部が太ければ弦と弦との間隔は広くなる傾向にある。
たとえば三味線では、細棹の場合には弦溝間隔を狭くさせ、中棹の場合には弦溝間隔を中間の広さに合わせ、太棹の場合には弦溝間隔を広くさせている。
従来の弦楽器の駒では、異なる弦楽器を演奏する場合、駒を差し替えていた為、付属品の点数が多くなり、駒を紛失してしまうこともあった。
本考案の目的は、一つの駒で異なる弦楽器でも対応可能であり、弦と弦の間隔を調整させることの出来る駒を提供することにある。
また、従来の弦楽器の駒は一つの駒で弦の高さを調整する機能を有していなかった為、弦の高さを変える際に駒を差し替えていた点に対しても改善を試みる。
上記の目的を達成する為、各々の弦を支える弦支持部11が形成されており、弦と弦の間隔を調整する手段として、駒の上部12aに一定の間隔ごとに弦溝13が形成されていることを特徴とする弦楽器の駒を提供する。
本考案に係る弦楽器の駒においては、各々の弦を支える弦支持部が形成されており、弦と弦の間隔を調整する手段として駒周面に目盛線14または目印15が示されていることが好ましい。
本考案に係る弦楽器の駒においては、各々の弦を支える弦支持部が形成されており、弦と弦の間隔を調整する手段として駒周面にガイド溝18が形成されていることが好ましい。
本考案に係る弦楽器の駒においては、略三角柱の形状であり、両端に駒端面を有し、一方の駒端面の角と他方の駒端面の角を結ぶ稜線12を有し、一つの稜線における弦支持部から載置面までの距離の大きさと他のいずれか一つの稜線における弦支持部から載置面までの距離の大きさに所定の差異があることが好ましい。
本考案に係る弦楽器の駒においては、駒端面の形状が、略正三角形または略二等辺三角形であることが好ましい。
本考案に係る弦楽器の駒においては、駒の長さ方向に伸びる貫通穴19が形成されており、前記貫通穴の断面形状が、略円形または略三角形であることが好ましい。
一つの駒で、弦と弦の間隔を調整することが可能であり、合わせて、弦の高さも調整可能になる。
三味線においては、細棹の場合には弦と弦との間隔を狭くさせつつ弦が駒に当たる位置を高くさせ、中棹の場合には弦と弦との間隔を中程度の大きさにしつつ弦が駒に当たる位置を中程度の高さにさせ、太棹の場合には弦と弦との間隔を広くさせつつ弦が駒に当たる位置を低くさせることが可能になる。
本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の平面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の拡大断面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の断面図(高さの違いを表す図)である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例1の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例1の平面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例2の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例2の平面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例3の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例4の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例5の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例6の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例7の断面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例8の断面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例9の断面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例10の断面図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例11の斜視図である。 本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例11の正面図である。
図1は本考案実施形態に係る弦楽器の駒の斜視図であり、図2は同実施例の平面図、図3は同実施例の拡大断面図である。
本実施例における弦楽器の駒10の基本的な形状は略三角柱である。また、両端に駒端面17があり、一方の駒端面の角と他方の駒端面の角を結ぶ3本の稜線12a・12b・12cが形成されている。
図示された例では、稜線上に21個の弦溝13が形成されており、21個の弦溝の中で中央に位置する弦溝13の目印として該当する弦溝の近傍に目盛線14Lが設けられている。また中央の弦溝から5個離れた位置に目盛線14Lが付けられ、さらに中央の弦溝から10個離れた位置に目盛線14Lが付けられている。
目盛線が設けられている面は、駒の全面から駒端面17を除いた面であり、駒の周面に設けられている駒周面16である。
目盛線14Lと目盛線14Lとの間にある目盛線14Sは、目盛線14Lに比べて線長が短く線幅が細くなっている。言い換えれば、太めの線である目盛線14Lと細めの線である目盛線14Sを組み合わせることで、中央の弦とその両サイドの弦との間隔の調整を容易にさせている。
図示された例では、三味線において用いられる駒を想定している為、3本の弦20がある。それぞれの弦20は、太めの線である目盛線14Lを目安として、弦の位置を決めているが、細めの線である目盛線14Sを活用させて弦の間隔の調整をすることも勿論可能である。
一つの稜線の上で形成された弦溝の個数は、図示された個数に限定されるものではなく、稜線の長さに応じて、弦溝幅の大きさや弦溝の間隔に応じて、自由に個数を設定することが可能である。
図3に示すように、弦溝13の内部に弦を支持する弦支持部11が形成されている。弦溝13の深さが、弦20の径幅よりも大きい場合でも小さい場合でも、本考案の駒を構成させることが可能である。
駒は、木、合成樹脂、ゴム、プラスティック、ガラス、セラミック、紙、金属などの材質で出来ている。図示した駒の構造によって、従来の駒よりも耐久性能を高めることも可能である。
図4は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の断面図(高さの違いを表す図)である。駒の載置面を変化させることで、載置面から弦支持部14までの長さを変化させることが出来る。これによって、使用者にとって演奏しやすい高さに弦の位置を調整することが可能になる。
図5は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例1の斜視図であり、図6は同変形例の平面図である。
図示されたように、3本の稜線12の中の一つの稜線12aにおいてのみ弦溝13が形成され、残りの2本の稜線の上には弦溝は形成されていない。残りの2本の稜線の上においては、駒の使用者が自分の好みの位置に弦溝を作ることを想定しており、より自由な使用方法を提供するものである。
図7は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例2の斜視図であり、図8は同変形例の平面図である。
駒の使用者が弦溝を自分の好みの位置に加工して使用する場合もある為、弦溝なしの状態で流通されることもある。
弦溝が形成されていなくとも、駒と弦が接する部位に弦支持部11を設けることは可能であり、本実施例を構成することが出来る。
図9は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例3の斜視図である。
図示されたように、駒の先端部である稜線12は尖っておらず、小さい丸みを有している。実際の製品においては、研磨などの加工仕上げによって、角部には多少の丸みが生じることになる。本考案における稜線とは、必ずしも尖った先端部のことではなく、駒周面と駒周面の境界に当たる部分のことを指し、多少の曲面部を含有していても構わない。
図10は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例4の斜視図である。
図示されたように、駒周面を一周するガイド溝18が形成されている。
すでに図4で説明をした通り、弦の高さを調整することが可能であり、その際に弦がガイド溝に掛かった状態で駒を転動させたとしても、ガイド溝が弦を支え続ける為、なめらかに転動させることが可能である。
図11は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例5の斜視図であり、
図示された例では、稜線12の上に相当数の弦溝13が形成されているが、駒周面16に目盛線や目印は設けられていない。
弦溝13が設けられていれば、弦20を支える弦溝の場所を移動させることで、弦と弦の間隔を調整することが可能である。
図12は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例6の斜視図である。
図示されたように、駒端面17の上部の角同士を結ぶ稜線の長さが短くなっており、駒の内側向きに駒端面17が傾斜している。この形状により、駒の安定度が高まる。
目盛線14に替わって、目印15によって、弦の間隔を調整することが出来る。
駒の中央部を示す目印15Lは、やや大きめに表示されている。目印15Lの両サイドに示された目印15Sは、目印15Lに比べて細く短くなっている。言い換えれば、太めの印である目印15Lと細め印である目印15Sを組み合わせることで、中央の弦とその両サイドの弦との間隔の調整を容易にさせている。
ここではドット点を拡大させた記号が用いられているが、図示された以外の記号(■、◆、▲、□、△、○など)を用いても、同様の効果を得ることが出来る。
図13は、本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例7の斜視図であり、駒の長さ方向に伸びる貫通孔19が形成されており、この貫通孔の断面形状は略円形である。
この貫通孔19があることで、音響的に響きが良くなる場合もあり、駒の軽量化にもつながる。
また、貫通孔19の断面の形状は、略円形の他に、楕円形や略三角形、略四角形、略五角形、略六角形等の形状であっても、本考案による弦楽器の駒として十分に機能させることが出来る。
図14は、本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例8の斜視図である。一定の厚みを有する薄板を折り曲げることで、図示された形状に成形させることが可能である。
プレス加工等で製造が可能になる為、生産効率を向上させることが出来る。
図15は本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例9の断面図である。駒端面の形状が略正三角形になっている。
これにより、同じ高さにおいて、弦と弦の間隔のみを調整することが可能になる。
図16は、本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例10の断面図である。駒端面の形状が略二等辺三角形になっている。
これにより、二つの稜線の高さに変化を設けながら、さらに弦と弦の間隔の調整を行うことが可能になる。
図17は、本考案の実施形態に係る弦楽器の駒の変形例11の斜視図である。従来の三味線の駒においても、本考案の適用が可能であり、相当数の弦溝13を設けたり、目盛線14を表示させたりすることで、演奏者の好みに合わせて弦と弦の間隔を調整することが可能である。
10 駒
11 弦支持部
12a 12b 12c 稜線
13 弦溝
14L 14S 目盛線
15L 15S 目印
16 駒周面
17 駒端面
18 ガイド溝
19 貫通孔
20 弦

Claims (7)

  1. 各々の弦を支える弦支持部(11)が形成されており、
    弦と弦の間隔を調整する手段として
    駒の上部(12a)に一定の間隔ごとに弦溝(13)が形成されている
    ことを特徴とする弦楽器の駒。
  2. 各々の弦を支える弦支持部が形成されており、
    弦と弦の間隔を調整する手段として
    駒周面に目盛線(14)または目印(15)が示されている
    ことを特徴とする弦楽器の駒。
  3. 各々の弦を支える弦支持部が形成されており、
    弦と弦の間隔を調整する手段として
    駒周面にガイド溝(18)が形成されている
    ことを特徴とする弦楽器の駒。
  4. 駒周面に目盛線または目印が示されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の駒。
  5. 略三角柱の形状であり、両端に駒端面を有し、
    一方の駒端面の角と他方の駒端面の角を結ぶ稜線(12)を有し、
    一つの稜線における弦支持部から載置面までの距離の大きさと
    他のいずれか一つの稜線における弦支持部から載置面までの距離の大きさに
    所定の差異があることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の弦楽器の駒。
  6. 駒端面の形状が、略正三角形または略二等辺三角形であることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の弦楽器の駒。
  7. 駒の長さ方向に伸びる貫通穴(19)が形成されており、
    前記貫通穴の断面形状が、略円形または略三角形であることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の弦楽器の駒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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