JP3212108B2 - 油脂のヨウ素価および酸価の定量法 - Google Patents

油脂のヨウ素価および酸価の定量法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線の吸収を利用し
た油脂のヨウ素価および酸価の定量法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線の吸収を利用した油脂のヨ
ウ素価および酸価の定量法においては、まず、複数(た
とえばn個)の波長を用いてヨウ素価(または酸価)が既
知であるサンプル(液体)の吸光度Aを測定する。次
に、そのデータAとヨウ素価(または酸価)Cとの相関を
表わす検量線式(例えば次式)を求める。 C=P11+P22+……+Pnn+P0 (1) ここで、Ai(i=1〜n)は各波長の吸光度、Piは係数、
Cはヨウ素価(または酸価)である。係数Pは、他の手段
によりヨウ素価(または酸価)が既知であるn個以上の基
準サンプルについて測定した吸光度を用いて、既知量と
検量線式による計算値との差が最小になるように(たと
えば最小二乗法を使用して)決められる。未知サンプル
については、吸光度から検量線式を用いてヨウ素価(ま
たは酸価)が求められる。
【0003】特開平2−306936号公報に開示され
た自動エステル化方法においては、赤外線吸収スペクト
ル測定装置により酸値などを測定して、エステル化の反
応を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】分光測定によって得ら
れるデータ(吸光度)には、各種の誤差が含まれているた
め、何らかの方法で除去する必要がある。この誤差の原
因には、サンプルの散乱、光源の変動、サンプルの温度
などがある。従来の方法では、検量線式を求める際に使
用するサンプルの測定時に、これらの誤差を均等に含め
ることで除去できる。サンプル温度は一定に保てばよ
い。しかし、実際には、これらの誤差を均等に含めるこ
とは困難であり、また求めた検量線式がこれらの誤差を
除去できるという保証は得られない。さらに、サンプル
の温度を一定に保つため、分光装置が複雑になり、また
温度制御自体が難しい。
【0005】また、要求されるヨウ素価の油脂を製造す
るため水素添加が行われている。この工程はオートクレ
ーブ内で行われ、通常、温度は100〜200℃の範囲
である。これを冷却してヨウ素価を測定するのであれ
ば、測定に時間がかかってしまう。ファクトリオートメ
ーションに使用する場合には、できるだけ速く測定して
フィードバックすることが求められるので、高温のまま
吸光度が測定できることが望ましい。
【0006】また、常温では固化するサンプルについて
は高温で溶かした状態で測定する必要があるが、一方、
固化しないサンプルは常温で測定したい。従来の方法で
は、温度ごとに(たとえば、100℃、常温、0℃の各
温度で)検量線を作成することで対処できるが、この作
成には膨大なサンプルと測定が必要になる。
【0007】本出願人は、特願平2−4042号におい
て、分光計測データ中から各種誤差変動(温度を含む)
を効率よく除去できる分光測定法を開示した。この分光
測定法では、分光計測したデータ中に含まれる各種誤差
変動についてそれぞれあらかじめ各波長毎に単位当たり
の出力変動データを求めておき、次に、この各種出力変
動データを測定波長数の次元の空間でのベクトルとみな
し、これらの全ベクトルに直交するベクトルを求める。
これらのベクトルからなる部分空間は上記の各種誤差変
動の影響を全くうけない空間である。そして、部分空間
の次元数以上の数の既知サンプルの各波長での測光デー
タをベクトルとみなし、この部分空間に射影する。(す
なわち測定波長数の次元の空間で座標変換を行い、各種
変動誤差の影響をうけないデータに変換する。)次に、
この射影データを基に測定対象の物理量または化学量の
検量線式を求める。従って、この検量線式は、上記の各
種出力変動による影響をうけない。この出願には、濃度
測定の結果が開示されている。
【0008】本発明は、赤外線の吸収(吸光度)を射影変
換したデータを用いて、各種誤差変動とくに温度変動の
影響をなくし、油脂のヨウ素価および酸価を定量する光
学測定法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】所定の複数の波長で分光
測光する装置において、図2に示すように、各種出力変
動原因(温度を含む)のそれぞれについて、出力変動を
各波長ごとに測定する(ステップS1)。各種出力変動
の1つとして、油脂の温度の変化を含めることにより、
油脂の温度の影響を受けない測定が可能になる。次に、
各出力変動データをそれぞれ測定波長数の次元の空間に
おけるベクトルと考え、すべてのベクトルに直交する部
分空間を求める(ステップS2)。油脂のヨウ素価(ま
たは酸価)が既知である複数のサンプルについて、各波
長での測定を行い、吸光度を求める(ステップS3)。
次に、吸光度データを上記の部分空間に射影したデータ
に変換する(ステップS4)。次に、射影されたデータ
と油脂のヨウ素価(または酸価)の間の相関を表わす検量
線式を求める(ステップS5)。未知サンプルの測定に
おいては、サンプルについて各波長での分光測定を行
い、吸光度を求める(ステップS11)。次に、吸光度
データを上記の部分空間に射影したデータに変換する
(ステップS12)。次に、射影されたデータについて
上記の検量線式を用いてヨウ素価(または酸価)を求める
(ステップS13)。吸光度を求める際、通常は基準サ
ンプルを空気としてあらかじめ測定しておき、測定対象
サンプルの測定値により次式で計算する。
【数1】 しかし、好ましくは、基準サンプルを測定値が測定対象
の油脂と近いもの(脂肪酸や所定の油脂など)とすること
により、定量精度が向上する。なお、使用できることを
確認した基準サンプルは、油脂、カプロン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などの
飽和脂肪酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール
酸、リノレン酸、エイコセン酸などの不飽和脂肪酸、ヘ
キサン、エタノール、トリアセチレン、グリセリン、酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、トリパルミチン、
トリミリスチンである。基準サンプルは、測定温度範囲
において液体でなければならない。
【0010】
【作用】所定の複数の波長で分光測定する装置におい
て、あらかじめ油脂の温度変動を含む各種出力変動を各
波長ごとに測定し、測定波長数の次元の空間におけるベ
クトルとみなして、すべてのベクトルに直交する部分空
間を求めておく。ヨウ素価(酸価)が既知の複数の油脂
について吸光度を測定し、上記の部分空間に射影したデ
ータに変換する。この温度変動などの影響を取り除いた
射影されたデータとヨウ素価(酸価)の相関を表す検量
線式を求める。そして、この検量線式を用い油脂のヨウ
素価(酸価)を測定する。本発明を用いると、温度など
が変動しても、1つの同じ検量線が使用できるので、測
定が非常に簡略化できる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を用いて本発明の実施例を
説明する。図1に本発明の実施例に使用した透過型分光
測定装置の構成を示す。この装置において、光源1より
出た光は、レンズ2により干渉フィルター3に集光され
分光される。ディスク4には6枚の異なった波長用の干
渉フィルター3が取りつけてあり、毎秒15回の速さで
回転する。干渉フィルター3を透過した光は、レンズ5
によりセル6に集光される。液体のサンプル7は、セル
6に注入されている。サンプル7を透過した光はレンズ
8によりセンサ9に集光される。センサ9は、光信号を
電気信号に変換する。データ処理部11は、センサ9か
らの電気信号を6波長の信号に分離し、AD変換により
デジタル値に変換する。そして次の式により基準(ブラ
ンク)データを用いて6波長の吸光度Ai(i=1〜6)を
求める。 Ai=−log(Ii/I0i) (3) ここで、IiとI0iは、i番目の波長でのサンプル透過光強
度と基準(ブランク)透過光強度である。さらに、以下に
説明するデータ処理を行った後、その結果をレコーダ1
2などに出力する。
【0012】次に、各種誤差変動を避けるため、6波長
の出力値(吸光度)Aiは、下に示す方法で、誤差変動の
影響を受けないデータに変換される(以下これを射影変
換と呼ぶ。) まず、サンプルの温度変動に対する6波長
の出力変化ΔA1,ΔA2,…,ΔA6を測定波長数次元のベ
クトルTとする。 T=(ΔA1,ΔA2,…,ΔA6) (4) 同様に、サンプルの散乱の影響による変動と機器変動に
対する出力変化を、それぞれ測定波長数次元のベクトル
S,Mとする。そして、測定波長数次元の空間で、3ベ
クトルT,SおよびMに直交する部分空間を求める。す
なわち、 P・S=0 P・T=0 (5) P・M=0 を満足するベクトルPを求める。独立な解は3つ存在
し、それらをP1,P2,P3とする。そして、6波長の出
力値(吸光度)A1,A2,…,A6を同様に測定波長数次元の
ベクトルAとし、この部分空間に射影して、誤差変動の
影響を受けないデータX1,X2,X3に変換する。そし
て、このX1,X2,X3を基に、測定対象のヨウ素価cま
たは酸価dに対する検量線式の係数Qiを求める。検量
線式は、例えば次の式を使用する。 c=Q11+Q22+Q33+Q0 (6) 未知サンプルのヨウ素価および酸価の定量においては、
図1の測定装置を使用して6波長における出力値(吸光
度)Ai(i=1〜6)を求め、そのデータを射影変換を用
いてXiに変換し、検量線式により、そのヨウ素価cま
たは酸価dを計算する。
【0013】以下に食用油のヨウ素価定量例を示す。こ
こで測定波長は、1020,1040,1180,121
0,1300,1330,1400,1445,1480,1
680,1730,1780,1820,1850,188
0,1910,1950,2000,2050,2090,2
100,2140,2160,2180,2210,227
0,2340(単位nm)の中から6波長を選択し使用し
た。以下の測定例では、使用波長は、1020、118
0、1210、1300、1330、1480nmであ
る。また、吸光度を求める際の基準サンプル(ブランク)
には食用油を使用した。
【0014】まず、代表的な食用油について、温度を2
0℃から70℃まで変化させた時の吸光度の変化を求
め、温度による誤差変動ベクトルTとした。 T=(0.0038,0.0027,0.0019,0,3.001,0.001 9,0.0084) (7) また、機器変動は波長依存性がないものとし、誤差変動
ベクトルMを M=(1,1,1,1,1,1) (8) とした。なお、サンプルの散乱による変動は考慮しなか
った。
【0015】この2つのベクトルT,Mに直交する4個
のベクトルPjを求めた。射影する部分空間は、これら
の4つのベクトルで表される。 P1=(−0.76, 0.62, 0, 0, 0, 0.14) P2=(−0.17,−0.41,−0.27, 0, 0, 0.85) P3=(−0.17,−0.24, 0.81,−0.5, 0, 0.11) P4=(−0.32,−0.33,−0.06, 0.12,0.84,−0.24) (9) 6波長の測定データAi(i=1〜6)を吸光度ベクトル A=(A1,A2,A3,A4,A5,A6) (10) とすると、部分空間に射影されたデータXj(j=1〜4)
は、 Xj=Pj・A (j=1〜4) (11) となる。
【0016】次に、ヨウ素価が60から150の食用油
の60個の基準サンプルについて吸光度を測定し、部分
空間に射影されたデータXj(j=1〜4)を求めた。この
データを使用して、次の検量線式を、真のヨウ素価と検
量線式により得られる計算値との差が最小になる方法
(最小二乗法)を用いて計算した。 c=Q11+Q22+Q33+Q44+Q0 (12) ここで、cはヨウ素価、Qi(i=0〜4)は係数である。
なお、真のヨウ素価は、油脂検査協会規定の分析方法に
より求めた。なお、この測定は、極度硬化油(油脂中の
脂肪酸の不飽和部分(二重結合)の全てに水素を付加した
もの)の融点を考慮し、65℃で行った。
【0017】次に、食用油(ヨウ素価が60から15
0)について吸光度を測定して部分空間に射影されたデ
ータを求め、先に求めた検量線式を使用してヨウ素価を
計算した。表1に、この計算結果を真のヨウ素価に対し
て示す。この測定は、その食用油が固化しない適当な温
度で行った。また真値は、油脂検査協会規定の分析方法
により求めた。
【0018】また、比較のため、温度による出力の変動
を考慮せずに射影に使用する部分空間を求め、上記と同
じ食用油を使用して検量線式を作成し、同じ食用油の定
量を行った。この時の結果を表2に示す。表1と表2を
比較すると、温度の変動を考慮することにより、明らか
に定量精度が向上していることがわかる。
【表1】
【表2】
【0019】また、表3は、基準サンプル(ブランク)
として空気を使用した場合の測定値を示す。表3と表1
を比較すると、空気をブランクとしても、温度の変動を
考慮することにより、明らかに定量精度が向上している
ことがわかる。
【表3】
【0020】次に、油脂の酸価定量例を食用油について
示す。ここで測定波長は、1020,1180,121
0,1300,1330,1480(単位nm)の6波長を使
用した。また、吸光度を求める際の基準サンプル(ブラ
ンク)には食用油を使用した。まず、代表的な食用油に
ついて、温度を20℃から70℃まで変化させた時の吸
光度の変化を求め、温度による誤差変動ベクトルTとし
た。 T=(0.38,0.27,0.19,0,3.1,0.19,0.84) (13) また、機器変動は波長依存性がないものとし、誤差変動
ベクトルMを M=(1,1,1,1,1,1) (14) とした。なお、サンプルの散乱による変動は考慮しなか
った。この2つのベクトルT,Mに直交する4個のベク
トルPjを求めた。射影する部分空間は、これらの4つ
のベクトルで表される。 P1=(−0.76, 0.62, 0, 0, 0, 0.14) P2=(−0.17,−0.41,−0.27, 0, 0, 0.85) P3=(−0.17,−0.24, 0.81,−0.5, 0, 0.11) P4=(−0.32,−0.33,−0.06, 0.12,0.84,−0.24) (15) 6波長の測定データAi(i=1〜6)を吸光度ベクトル A=(A1,A2,A3,A4,A5,A6) (16) とすると、部分空間に射影されたデータXj(j=1〜4)
は、 Xj=Pj・A (j=1〜4) (17) となる。
【0021】ここで、酸価が0.1から0.5の食用油の
30個のサンプルについて吸光度を測定し、部分空間に
射影されたデータXj(j=1〜4)を求めた。このデータ
を使用して、次の検量線式を最小二乗法を用いて計算し
た。 d=R11+R22+R33+R44+R0 (18) ここで、dは酸価、Ri(i=0〜4)は係数である。な
お、真の酸価は、油脂検査協会規定の分析方法により求
めた。なお、この測定は65℃で行った。
【0022】次に、食用油(酸価が0.1から0.5)に
ついて吸光度を測定して部分空間に射影されたデータを
求め、先に求めた検量線式を使用して酸価を計算した。
表4に、この計算結果を真の酸価に対して示す。この測
定は、その食用油が固化しない適当な温度で行った。ま
た真値は、油脂検査協会規定の分析方法により求めた。
【表4】
【0023】
【発明の効果】油脂のヨウ素価や酸価の分光測定におい
て、1つの同じ検量線が使用できるので、温度などが変
動しても、測定が非常に簡略化できる。温度ごとに検量
線を作成しなくても、油脂のヨウ素価、酸価が温度など
の変動の影響をうけずに、正確に測定できる。したがっ
て、温度変動の効果を取り入れた検量線作成のための膨
大なサンプルと測定が不要である。また、要求されるヨ
ウ素価の油脂を製造するため水素添加の工程は、オート
クレーブ内で、通常、100〜200℃の範囲で行われ
るが、高温のまま吸光度が測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 赤外線透過光測定装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 ヨウ素価,酸価の検量線決定のフローチャー
トである。
【図3】 ヨウ素価、酸価測定のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
3…フィルタ、 6…セル、7…サンプル、 9…
センサ、11…データ処理装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−35265(JP,A) 特開 平2−306956(JP,A) 特表 平6−502492(JP,A) 特表 平6−502247(JP,A) 「食品と開発」21[12](1986)p20 −25 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/61 G01J 3/00 - 3/52 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の複数の波長で分光測定する装置に
    おいて、 油脂の温度変化を含む各種誤差変動原因のそれぞれにつ
    いて、吸光度の出力変動を各波長ごとに測定し、 次に、各出力変動データをそれぞれ測定波長数の次元の
    空間におけるベクトルとみなし、これらのすべてのベク
    トルに直交する部分空間を求め、 油脂のヨウ素価が既知である複数のサンプルについて、
    各波長での測定を行い、吸光度を求め、 次に、吸光度データを上記の部分空間に射影したデータ
    に変換し、 次に、射影されたデータと油脂のヨウ素価の間の相関を
    表わす検量線式を求めることを特徴とする油脂のヨウ素
    価定量法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、脂肪酸あ
    るいは所定の油脂を基準サンプルとして吸光度を求める
    ことを特徴とする油脂のヨウ素価定量法。
  3. 【請求項3】 所定の複数の波長で分光測定する装置に
    おいて、 油脂の温度変化を含む各種誤差変動原因のそれぞれにつ
    いて、吸光度の出力変動を各波長ごとに測定し、 次に、各出力変動データをそれぞれ測定波長数の次元の
    空間におけるベクトルとみなし、これらのすべてのベク
    トルに直交する部分空間を求め、 油脂の酸価が既知である複数のサンプルについて、各波
    長での測定を行い、吸光度を求め、 次に、吸光度データを上記の部分空間に射影したデータ
    に変換し、 次に、射影されたデータと油脂の酸素価の間の相関を表
    わす検量線式を求めることを特徴とする油脂の酸素価定
    量法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、脂肪酸あ
    るいは所定の油脂を基準サンプルとして吸光度を求める
    ことを特徴とする油脂の酸価定量法。
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CN103149161A (zh) * 2013-02-28 2013-06-12 江苏汇杰电气有限公司 水溶性酸溶液的颜色检测装置

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