JP3212101B2 - カラーマッチング方法およびその装置 - Google Patents

カラーマッチング方法およびその装置

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JP3212101B2
JP3212101B2 JP00149291A JP149291A JP3212101B2 JP 3212101 B2 JP3212101 B2 JP 3212101B2 JP 00149291 A JP00149291 A JP 00149291A JP 149291 A JP149291 A JP 149291A JP 3212101 B2 JP3212101 B2 JP 3212101B2
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恭之 本田
孝 植田
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Kurashiki Spinning Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の神経網を模擬し
たいわゆるニューラルネットワークと呼ばれる回路網を
用いて繊維製品等を所望の目標色に染めるための染料等
の配合処方を得るカラーマッチング方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、繊維製品を目標色に染めるた
めの染料の配合処方を求めるカラーマッチング方法とし
ては、単染料階調サンプルに基づく次のような方法が周
知である。
【0003】下地色の所定波長λの下での反射率をR
0(λ)とし、また複数の種類(i=1,2,3,…n)の染料を
用い、上記下地色を所定階調Cj(jは正の定数)で染色し
た染料階調サンプルの所定波長λの下での反射率をRi
(Cj,λ)とするとき、下地の吸収散乱特性f0(λ)を f0(λ)=[1−R0(λ)]2/2R0(λ)、 また、各染料の各階調下の吸収散乱特性fi(Cj,λ)を fi(Cj,λ)=[1−Ri(Cj,λ)]2/2Ri(Cj,λ)−f0(λ)、 とすると、下記の仮定1および仮定2のもとで、任意配
合処方下での計算反射率R(λ)が次の2つの式により求
まる。
【0004】
【数1】 Ki: 各染料の色処方濃度 R(λ)=f(λ)+1−[f2(λ)+2f(λ)]1
【0005】仮定1 染料階調サンプル間の任意
の濃度下での吸収散乱特性fi(Ki,λ)は直線性を有
し、適当なfi(Cj,λ)からの補間演算により求まるもの
とする。
【0006】仮定2 各吸収散乱特性f0(λ),fi(Ki,
λ)は加法性を有し、任意処方で配合した染料により染
色したサンプルの吸収散乱特性はこれらの加算により求
めるものとする。
【0007】従来のカラーマッチングは、このようにし
て計算により求めた反射率R(λ)が、目標色の反射率
R'(λ)と等しくなるか、または、計算反射率R(λ)か
ら算出される三刺激値X,Y,Zが目標色の三刺激値X',
Y',Z'と等しくなるように配合処方を求めていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように色処方濃度
に線形的に対応すると仮定した吸収散乱特性f(λ)を用
いることにより従来のカラーマッチング計算は行なわれ
ていたが、色処方濃度に対して染着濃度が必ずしも線形
にならない領域(濃色)や他の配合染料の影響を受けやす
い不安定な染料が処方に含まれている場合、あるいは染
料が小さな比率で処方に含まれている場合(鮮明色)には
先の仮定からはずれて計算結果がかなり不正確なものに
なっていた。
【0009】また、従来はこのようなカラーマッチング
計算が苦手とした領域では、あらかじめサンプルを作成
して、その染色処方をコンピュータに登録しておくこと
により対応を行なっていた。
【0010】しかし、このような既知処方登録方式で
は、コンピュータにあらかじめ登録されていない目標色
の場合に何ら効果がなかった。
【0011】本発明の一つの目的は、従来の手法による
カラーマッチングが困難であった染着濃度が色処方濃度
に対して必ずしも線形にならない領域を有する目標色に
対しても精度の高いカラーマッチング処方を得ることが
できるカラーマッチング方法を提供することである。
【0012】本発明のいま一つの目的は、目標色が有し
ている色情報を入力するだけで、精度の高いカラーマッ
チング処方を簡単かつ容易に得ることができるカラーマ
ッチング装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】ところで、図12に示す
人間の神経機能をモデル化したニューロンユニットを、
図13に示すように層状に組み合わせた、いわゆる層状
ニューラルネットワークには、入出力パターンを学習す
る能力があることが知られている。そして、学習を終え
た上記層状ニューラルネットワークは、未知の入力がそ
の入力ユニットに与えられた場合にも、学習した入出力
パターンから類推した結果を出力ユニットから出力する
特徴を有していることが知られている。
【0014】上記図12は1個のニューロンユニットN
Uの動作特性を図示したもので、このニューロンユニッ
トNUは、与えられた複数の入力I1〜Inにそれぞれネ
ットの重みω1〜ωnを乗じ、これらの総和からしきい値
θを減じ、その結果をシグモイド関数g(x): 1/(1+e
xp(−x))により変換して出力Oを得る。すなわち、この
ニューロンユニットの出力Oは、次の数2で与えられ
る。
【0015】
【数2】
【0016】上記図13は複数のニューロンユニットN
Uで構成された、層状のニューラルネットワークのイメ
ージを図示しており、第一層3ユニット、第二層5ユニ
ット、第三層3ユニットからなる三層ニューラルネット
ワークを示している。第一層と第二層の各ユニット間、
および第二層と第三層の各ユニット間は全てネットで結
ばれており、第一層の全てのユニットの出力が第二層の
各ユニットに、第二層の全てのユニットの出力が第三層
の各ユニットに、それぞれ入力されることを示してい
る。また、第一層の3個のユニットでは、入力1,入力
2,入力3の値は、上記したシグモイド関数による変換
を受けず、そのまま第一層の出力となって第二層の各ユ
ニットに伝えられる。第二層、第三層の各ユニットで
は、図12で示した特性にしたがって、各々のユニット
の出力が算出され、第二層の出力は第三層の各ユニット
に伝えられ、第三層の出力は、そのまま出力1,出力2,
出力3となる。
【0017】このような二層以上のネットワーク構造を
もったニューラルネットワークでは、入出力パターンを
次々に教示し、教示した入出力特性が得られるように各
ユニットのネットの重みや、しきい値を調整する方法が
知られており、特に中間層のセルの数を増やせば、教示
パターンはより多く必要になるが、より複雑な入出力関
係を層状ニューラルネットワークにより再現させること
が可能になってくる。
【0018】本発明は、層状ニューラルネットワークの
このようなパターン学習能力に注目してなされたもので
ある。
【0019】すなわち、本願の請求項1に係る発明は、
各々がニューロンに対応する信号処理を行なう複数のユ
ニットから構成される入力層、中間層および出力層から
なる学習機能を有する学習回路手段を用いて未知目標色
の色処方濃度を得るカラーマッチング方法であって、色
処方濃度に対して非線形な着色濃度領域を含む複数の学
習用サンプルを予め作成しておき、これら学習用サンプ
ルの各々についてその作成の際に得られる既知の色処方
濃度を教師信号としてこの教師信号に対する学習用サン
プルが有している分光反射率又は表色値の色情報を上記
学習回路手段の入力層に入力したときに出力層から出力
する色処方濃度出力の誤差が最小となる方向に学習回路
手段の上記ユニット間の結合の強さの係数を決定する演
算を繰り返して実行し、上記誤差が最小となったときの
上記係数を記憶手段に記憶させる色処方濃度の学習を行
なった後、学習済の上記学習回路手段の入力側に未知目
標色の分光反射率又は表色値の色情報を入力して出力側
から上記目標色の色処方濃度を得ることを特徴としてい
る。
【0020】本願の請求項2に係る発明は、色処方濃度
に対して非線形な着色濃度領域を含む学習用サンプルが
有している分光反射率又は表色値の色情報および未知目
標色の分光反射率又は表色値の色情報を入力する色情報
入力手段と、上記学習用サンプルの作成の際に得られる
既知の色処方濃度を教師信号として入力する処方入力手
段と、各々がニューロンに対応する信号処理を行なう複
数のユニットから構成される入力層、中間層および出力
層を有し、学習用サンプルが有している分光反射率又は
表色値の色情報が上記入力層に入力されて、上記出力層
から色処方濃度が出力し、上記教師信号に対する色処方
濃度出力の誤差が最小となる方向に上記ユニット間の結
合の強さの係数を決定する演算を行なう学習回路手段
と、上記誤差が最小となったときの上記結合係数を記憶
する記憶手段と、上記色情報入力手段に未知の目標色を
入力したときに学習回路手段から目標色の色処方濃度を
出力する出力手段とを備えたことを特徴としている。
【0021】
【発明の作用・効果】本発明によれば、あらかじめ実現
可能な数の色処方濃度に対して非線形な着色濃度領域を
含む学習用サンプルを作成し、これら学習用サンプルの
色処方を学習回路手段上に学習させておくことによっ
て、学習済の学習回路手段が非線形な部分を吸収するの
で、従来の手法によるカラーマッチングが苦手とした染
着濃度が色処方濃度と非線形な関係になる領域であって
も、精度の高いカラーマッチングを実現することができ
る。
【0022】また、本発明によれば、学習していない未
知の目標色に対しても、学習回路手段の類推作用によ
り、その色処方が学習したデータより導かれて出力され
るので、学習回路手段上に学習される学習用サンプル数
(入出力教示データ対の数)が多くなるほど、未知目標色
に対する色処方算出精度が高くなり、学習させるデータ
数の調整や、学習させるデータの分布状態を調整するこ
とにより、目的とする色処方算出精度を任意に確保でき
るようになる。
【0023】さらに、本発明によれば、学習回路手段の
学習終了時の誤差や、学習回路手段に学習させた学習用
サンプルデータの中に目標色近傍のデータがどの程度含
まれているかを評価することによって、ニューラルネッ
トワーク出力値の信頼度の算出、すなわち、本発明方法
による色出力処方の信頼度を求めることができる。
【0024】さらにまた、本発明によれば、学習回路手
段は、あらかじめ実現可能な数の色処方濃度に対して非
線形な着色濃度領域を含む学習用サンプルにより、学習
用サンプルの色処方を学習し、未知目標色に対して学習
から類推した結果を出力するので、処方を求める未知目
標色が色処方濃度に対して非線形な着色濃度領域を含ん
でいても、学習を終えた学習回路手段に未知目標色が有
している色情報データを入力するだけで、簡単に未知目
標色の正確な処方データを得ることができる。
【0025】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0026】本発明に係るカラーマッチング装置の一実
施例のシステム構成を図1に示す。
【0027】上記カラーマッチング装置は、測色装置
1、処方入力装置2、ニューラルネットワーク部4およ
び演算制御部5からなるコントロールユニット3、デー
タ記憶装置6および出力装置7から構成される。
【0028】上記測色装置1は、学習用サンプルや目標
色等の測色を行ない、学習用サンプルが有している色情
報を検出し、コントロールユニット3に出力する。上記
測色装置1としては、たとえば周知の分光光度計を使用
することができる。上記処方入力装置2には、学習用サ
ンプルの処方やシステムの制御命令が入力される。
【0029】なお、学習用サンプルの色情報が分光反射
率ではなく、一般的な表色系を用いた表色値であった
り、従来法のカラーマッチングによる結果処方であった
りする場合には、上記処方入力装置2よりコントロール
ユニット3の演算制御部5に、上記表色値や結果処方が
直接、入力される。しかし、学習用サンプルの測色が可
能な場合には、測色装置1により、学習用サンプルの分
光反射率を測色した後、コントロールユニット3の演算
制御部5において一般に用いられる理論計算式によって
求める入力値に変換される。
【0030】上記コントロールユニット3の演算制御部
5は、測色装置1から入力する測色データ、処方入力装
置2から入力する学習用サンプルの処方データやシステ
ムの制御命令等の各種データの関数演算処理およびシス
テム全体の制御を行なう。上記コントロールユニット3
のニューラルネットワーク部4は、演算制御部5からの
指令やデータ信号に基づいて、ニューラルネットワーク
の学習やニューラルネットワークの入出力演算を行な
う。上記データ記憶装置6は、ニューラルネットワーク
学習用データやニューラルネットワークの学習済のネッ
トの重みやしきい値を記憶する。上記出力装置7は、未
知目標色に対する結果処方を出力する。
【0031】上記コントロールユニット3は一般に用い
られるディジタルコンピュータ(マイクロコンピュー
タ、パーソナルコンピュータを含む)であるので詳しい
説明を省略する。また、ニューラルネットワーク部4
は、一般的にコントロールユニット3に組み込む方法が
提案されているので、ニューラルネットワーク部4のコ
ントロールユニット3への組込みの詳しい説明も省略す
る。
【0032】上記処方入力装置2としては、たとえばキ
ーボードを使用することができ、また、出力装置7とし
てはCRTディスプレイやプリンターを用いることがで
きる。
【0033】次に、コントロールユニット3の上記ニュ
ーラルネットワーク部4の構成について、以下に、4つ
の具体的な構成例について説明する。
【0034】構成例1 図2に示すように、第一層(入力層)16ユニット、第二
層(中間層)10ユニット、第三層(中間層)3ユニットか
らなる三層ニューラルネットワークにおいて、入力側に
400nmから700nmまで20nm間隔で測定した学習用
サンプルの分光反射率を入力1ないし入力nに入力して
教示するとともに、学習用サンプルは特定の3染料の任
意の処方であらかじめ染色されたものであるとき、出力
層の1番目のユニットからは出力1として第1染料の処
方濃度が、出力層の2番目のユニットからは出力2とし
て第2染料の処方濃度が、出力層の3番目のユニットか
らは出力3として第3染料の処方濃度がそれぞれ出力す
るように各ネットの重みや各ユニットのしきい値を調整
し、全ての学習用サンプルに対して最終的に、次の数3
であらわされる誤差関数Eが最小になる方向に学習させ
る。
【0035】
【数3】 Tij: i番目のサンプルのj番目の出力ユニットへの教示
データ Vij: i番目のサンプルのj番目の出力ユニットから出力
される値
【0036】このときの学習方法は、学習させる入力パ
ターンを順次繰返して入力していき、入力するごとにE
が小さくなるように各ネットの重みωabや各ユニットの
しきい値θaを次の数4,数5であらわされるΔωab,Δ
θaだけ修正する。
【0037】
【数4】
【0038】
【数5】 n,η: 修正の大きさを変えるパラメータで正の小さな値 a,b: ユニットの番号
【0039】入出力パターン対を順次変えながら上記数
4,数5によって、各ネットの重みωabや各ユニットの
しきい値θaを少しずつ修正していくと、最終的には与
えられた複数のサンプルのパターン対の学習が終了す
る。上記数4,数5において特に偏微分の値を求める際
に、シグモイド関数がg(x):1/(1+exp(−x))の形を
とっていると、単純な形の関数形になる。このような学
習法は一般に誤差逆伝播法として周知であるので、これ
以上の詳しい説明は省略する。
【0040】上記構成例1における16波長分光反射率
対染色処方のニューラルネットワーク教示の例を表1お
よび表2に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】上記学習法によって学習が完了した学習済
のニューラルネットワークの入力側ユニットに、目標色
の分光反射率である16波長の各反射率を第1ユニット
から第16ユニットにそれぞれ入力すると、出力側の3
個のユニットから本発明によるカラーマッチングの結果
処方が得られる。
【0044】上記構成例1によれば、従来の理論計算に
よるカラーマッチングの手順をまったく介することな
く、学習した学習用サンプルの処方からの類推による、
従来法とは異なった手法でのカラーマッチングが行なえ
る。処方精度の面では、従来法の欠点であった吸収錯乱
特性f(λ)が非線形な領域においても、また、線形な領
域においても良質な処方を得ることができる。
【0045】構成例2 図3に示すように、第一層(入力層)3ユニット、第二層
(中間層)7ユニット、第三層(出力層)3ユニットからな
る三層ニューラルネットワークにおいて、入力1,入力
2および入力3にサンプルの特定光源(たとえばC光源)
下での三刺激値X,Y,Zをそれぞれ入力するとともに、
学習用サンプルは特定の3染料の任意の処方であらかじ
め染色されたものであるとき、出力層の1番目のユニッ
トからは出力1として第1染料の処方濃度が、出力層の
2番目のユニットからは出力2として第2染料の処方濃
度が、出力層の3番目のユニットからは出力3として第
3染料の処方濃度がそれぞれ出力されるように各ネット
の重みや各ユニットのしきい値を調整し、全ての教示サ
ンプルに対して最終的に誤差関数Eが最小になる方向に
学習させる。この学習法は、構成例1で既に説明したも
のと同じであるので、その説明は省略する。
【0046】構成例2によって学習が完了したニューラ
ルネットワークの図3の入力1,入力2および入力3
に、目標色の三刺激値Xm,Ym,Zmをそれぞれ入力する
と、出力側の3個のユニットからカラーマッチングの結
果処方が出力1,出力2および出力3より得られる。
【0047】構成例2では、構成例1で示した効果とほ
ぼ同等の効果が得られるとともに、3個の入力ユニット
に入力する三刺激値X,Y,Zが一致すれば、16波長の
分光反射率がいかようであったとしても、特定光源下で
同一色となるので、構成例1で示した入力ユニットの数
が16個のものに比べて、学習させるサンプルデータを
非常に少なくすることができる。すなわち、実用的なサ
ンプル数の学習によって、特定光源下での目標色に対す
るカラーマッチングを従来の理論計算式を用いずに行な
うことができる。
【0048】構成例3 図4に示すように、第一層(入力層)3ユニット、第二層
(中間層)7ユニット、第三層(出力層)3ユニットからな
る三層ニューラルネットワークにおいて、あらかじめ教
示用サンプルを特定の3染料の任意の配合処方で染色作
成し、入力側の3個のユニットに、従来方法による特定
光源下(たとえばC光源)でのカラーマッチング計算結果
処方を、ニューラルネットワーク入力用に正規化(例え
ば、対数をとった後、定数を加えて最大値で除算)して
0〜1の値に変換して入力し、出力層の1番目のユニッ
トからの出力1に第1染料の実染色処方濃度を従来法カ
ラーマッチング結果処方濃度で除算した値が、また、出
力層の第2ユニットからの出力2、第3ユニットからの
出力3にもそれぞれの染料の処方濃度の比が出力される
ように各ネットの重みや各ユニットのしきい値を調整
し、全ての教示サンプルに対して最終的に誤差関数Eが
最小になる方向に学習させる。この学習法も、構成例1
で既に説明した方法と同一なので、その説明は省略す
る。
【0049】上記構成例3によって学習が完了したニュ
ーラルネットワークの入力側ユニットに、目標色の従来
法カラーマッチング計算によって求めた処方濃度を正規
化してそれぞれ入力すると、出力側の3個のユニットか
ら従来法計算処方に対する各染料のファクター値がそれ
ぞれ出力され、これによりカラーマッチングの結果処方
が得られる。
【0050】上記構成例3によれば、未知目標色に対す
る従来法計算処方と実処方とのかい離の度合をファクタ
ーで予想することができ、特に3染料のうち、2染料の
従来法計算結果処方を固定したときの、残りの1染料の
従来法計算処方濃度の動きに対する、その染料のファク
ターを各染料おのおの3枚のグラフ上に表わす等、従来
法計算処方の信頼区間を視覚化することができるので、
従来法のカラーマッチングを本発明と併用する際に非常
に有効な方法となる。また、上記構成例3も実用的なサ
ンプル数の学習により高精度の処方が得られる。
【0051】ただし、構成例3の方法において従来法計
算処方でゼロの濃度が得られた場合、そのファクターが
意味を失い、そのようになる領域の色に対しては、構成
例3は実現できないので、構成例1や構成例2等を適用
する必要がある。
【0052】構成例4 この構成例4は、構成例3と実質的に同等の効果をねら
ったものである。図5に示すように、入力層4ユニット
と、中間層5ユニットと、出力層2ユニットとからなる
3層ニューラルネットワークにて、入力側の第1ユニッ
トに従来法カラーマッチング方法により求めた対象とし
ている1つの染料の処方濃度を入力し、入力側の第2ユ
ニットにその染料配合比を、第3、第4の入力側ユニッ
トには他の2つの染料の配合比をそれぞれ入力する。そ
して、出力側に学習用サンプルの対象としている染料の
染色処方を従来法カラーマッチング処方で除算したファ
クタ値をFとすると、ファクタ値Fが、図6に示される
ように、2つの変換値Oa,Obより出力されるように、
ニューラルネットワークのネットの重みやしきい値を学
習させる。変換値Oa,変換値Obとファクタ値Fとの間
には次の関係がある。
【0053】 Oa=1−0.7F(F<1/0.7),Oa=0(F≧1/0.7)
【0054】 Ob=1−0.7/F(F>0.7),Ob=0(F≦0.7)
【0055】上記構成例4では、染料毎に同一のニュー
ラルネットワークを構成する必要があり、3染料配合の
場合は、図5に示したニューラルネットワークが3ネッ
ト必要となるが、各ネットの重みが効率よく各々の染料
ファクタ値を学習するので、ニューラルネットワークの
構成としては相関関係のとれやすいものとなる。
【0056】次に、以上に説明した4つの構成例1ない
し構成例4のうち、図3において説明した構成例2によ
るカラーマッチング方法を、図7,図8,図9および図1
0に示すフローを参照して説明する。
【0057】まず、図7,図8および図9に示したフロ
ーにしたがって、カラーマッチングを行なうための準備
として、ニューラルネットワークの学習用サンプルの学
習までの手順を説明する。
【0058】ステップS1にて、第1から第Nの学習用
サンプルの各々の分光反射率を測色し、その結果を記憶
する。この測色には、たとえばタングステンランプを用
いた分光光度計を用い、波長400nm〜700nmの領域
を20nm毎に波長に分割し、各波長毎に分光反射率Ri
(λ)を測定する。分光反射率Ri(λ)の添字のiは、i番
目の学習用サンプルを表わすもので、このステップS1
で全学習用サンプル1,2,…,i,…,Nの分光反射率Ri
(λ)が次々に測色される。なお、学習用サンプルの三刺
激値X,Y,Zが、分光反射率Ri(λ)の測色を行なわ
ず、他の一般に用いられる方法で求められる場合は、上
記ステップS1と次のステップS2が省略される。
【0059】ステップS2にて、一般に行なわれるとお
り、上記分光反射率Ri(λ)から、次式にしたがって各
学習用サンプルの特定光源下での三刺激値Xi,Yi,Zi
を求める。
【0060】
【数6】
【0061】
【数7】
【0062】
【数8】 C(λ): 光源の分光エネルギー X(λ),Y(λ),Z(λ): 観測者の等色関数
【0063】このステップS2にて、第1から第Nの全
学習データの三刺激値が次々に算出される。
【0064】ステップS3にて、各ユニットをつなぐネ
ットの重みωab、各ユニットのしきい値θaの初期値を
乱数により設定するとともにE=0,i=1とする。
【0065】ステップS4にて、i番目の学習用サンプ
ルの三刺激値Xi,Yi,Ziを規格変換(たとえば、完全拡
散反射面の値で除算)した後、図3のニューラルネット
ワークの入力側の3個のユニットにそれぞれ入力する、
又ei=0,j=1とする。
【0066】ステップS5にて、ニューラルネットワー
クの入力値に対し、上記ネットの重みωabを乗じて、そ
れらの和をとり、求めるユニットのしきい値θaを引い
た後、シグモイド関数により変換して、各中間ユニット
出力値をそれぞれ求め、さらに同様にして、i番目の学
習用サンプルの三刺激値を入力したときのj番目(j=1,
2,…,m)の出力ユニットから出力される値である出力ユ
ニットの値Vijを算出する。ただし、3染料処方出力の
場合はm=3である。
【0067】ステップ6にて、i番目の学習用サンプル
のj番目の出力ユニットへの教示データtijと上記値Vij
とから、j番目の出力ユニットの2乗誤差 eij=(1/2)(tij−Vij)2 を算出する。
【0068】次いで、ステップ7にて、前回までの2乗
誤差eiを、ei+eijに置き換える。つまり、前回までの
2乗誤差eiに今回計算した2乗誤差eijを加算する。そ
して、次のステップS8にてj<mか否かを判定し、j<m
であれば、ステップ9にてjを(j+1)として、再び、ス
テップS5に戻り、以下、jがmとなるまで、ステップS
5からステップS9のループを繰り返し実行する。
【0069】これにより、次の数9であらわされる、ニ
ューラルネットワークのi番目の学習用サンプルの2乗
誤差eiを算出する。
【0070】
【数9】
【0071】ステップS8にて、j=mと判定すると、ス
テップS10を実行し、上記2乗誤差が減少する方向
に、ニューラルネットワーク上の各ネットの重み係数ω
abおよび各ユニットのしきい値θaを次の数10,数11
にしたがって修正する。
【0072】
【数10】
【0073】
【数11】
【0074】ステップS11では、前回までのニューラ
ルネットワークの学習誤差EをE+eiにおきかえる。つ
まり、前回までの学習誤差Eに今回の学習誤差eiを加算
する。そして、次のステップS12にて、i<Nか否か
を判定し、i<Nであれば、ステップ13にて、iを(i+
1)として、再び、ステップS4に戻り、以下、iがNと
なるまで、ステップS4からステップS13のループを
繰り返し実行し、すでにのべた数3によりあらわされる
ニューラルネットワークの学習誤差Eが算出される。
【0075】次に、ステップS14にて、上記学習誤差
Eと目的とする学習終了誤差Qとの大小を比較し、E≦
Qでないときは、i=1,E=0として再び、ステップ
S4に戻り、E≦Qとなるまで、ステップS4ないしス
テップS14を実行し、学習用データの教示が繰り返さ
れる。そして、E≦Qとなると、教示用サンプルの学習
が打ち切られ、ステップS15にて、学習済のニューラ
ルネットワークの各ネットの重み係数ωabおよび各ユニ
ットのしきい値θaをデータ記憶装置6に記憶する。
【0076】次に、図10に示したフローチャートにし
たがって、学習済のニューラルネットワークに目標色デ
ータを入力して、目標色の算出処方を得るまでのフロー
を説明する。
【0077】ステップS21にて、目標色の分光反射率
を測色する。ここでの測色は図7に示すフローチャート
のステップS1で行なわれた測色と同様に行なわれる。
また、目標色の三刺激値が、分光反射率の測色以外の一
般に用いられる測定方法で求められる場合は、ステップ
S21,S22が省略される。
【0078】ステップS21にて、上記測色によって得
られた反射率に基づいて一般に用いられる方法で、目標
色の三刺激値X,Y,Zを算出する。このときの計算光源
としてはたとえばC光源を用いる。
【0079】ステップS23では、図9に示す手順中の
ステップS15で保存されたニューラルネットワークの
学習後のネットの重みωabおよびしきい値θaが再度ニ
ューラルネットワークのもとの位置に戻される。このス
テップによってニューラルネットワークが学習した入出
力特性を再現することができるようになる。
【0080】ステップS24では、先に得られた目標色
の三刺激値X,Y,Zをニューラルネットワーク入力用に
規格変換した後に、ニューラルネットワークの入力側の
3つのユニットにそれぞれ入力する。
【0081】ステップS25では、ニューラルネットワ
ークの入力値に対し、各ユニットをつなぐ学習済のネッ
トの重みとしきい値から図8のフローチャートのステッ
プS5と同等の方法によって各出力ユニットの値Vjが
求められる。
【0082】ステップS26では、各ステップから最終
的に得られたVjに基づいて、目標色に対する処方を出
力装置7に出力する。
【0083】実験結果 次に、以上に説明した図1のニューラルネットワーク部
4の構成例2によるカラーマッチング方法に基づいて実
際にカラーマッチングを行なった実験結果について説明
する。なお、本実験においては、測色装置は倉敷紡績株
式会社製の分光光度計(製品名COLOR−7e)を用い
た。
【0084】ニューラルネットワーク学習の結果 図3に示したニューラルネットワークに、 n1(16.03)≦L≦(20.37)n2 n3(1.00)≦a≦(7.00)n4 n5(−15.00)≦b≦(−4.00)n6 一般に、n1…n6は任意の実数 の色範囲に存在する Navy2GL, Rubine, Yellowか
らなる分散染料の配合処方により、無着色ポリエステル
地に染色した学習用サンプル48点を、サンプル色のC
IE76Lab表色系で示されるL,a,b値を入力側に、サ
ンプルの染色処方を出力側にそれぞれ正規化した値で教
示し、学習を行なった。その教示データを次の表3に示
【0085】
【表3】
【0086】学習は、東芝社製のワークステーション
(製品名AS4330)を用い、学習用プログラムはC言
語により記述して別途作成した。その学習の様子を図1
1に示す。
【0087】本実験によると、50000回のデータ教
示に対して約20分の学習時間を要し、その結果ニュー
ラルネットワークの平均2乗誤差は0.0054となっ
た。
【0088】なお、ニューラルネットワークに残った誤
差は、染色の再現性によるものや測色装置の測色誤差に
よるものが含まれているともに、特定光源下でのLab値
を同一にする染色処方がとくに存在することに起因する
ものである。
【0089】とくに、最後の問題については、入力側の
Lab値を特定光源下に限らず、2種類以上の光源下のL
ab値を入力するか、16波長の分光反射率を直接入力す
るようにすれば解決される。
【0090】また、染色の測色によって生じたデータ誤
差については、学習のサンプルのうち特に学習率の悪い
ものをチェックするとともに、そのサンプルのデータ誤
差が明らかに大きいと判断できる場合には学習サンプル
から除去するか再作成することにより減少させることが
できる。
【0091】ニューラルネットワークカラーマッチング
結果 本発明にかかるカラーマッチング方法の有効性を調べる
ために、先の学習用サンプルを作成した方法と同一の方
法で、先の色範囲に存在する目標色とするサンプル6点
を作成し、先に学習用サンプル48点で学習させたニュ
ーラルネットワークにC光源下でのLab値を入力値とし
て入力し、その結果、得られたニューラルネットワーク
処方と、実際の処方との誤差を表4に示す。
【0092】
【表4】
【0093】また、得られたカラーマッチング処方によ
って実際に染色試験を行い、染め上がった試染サンプル
と目標色の色差をとった結果の従来法との比較を表5に
示す。
【0094】
【表5】
【0095】上記から分かるように、とくに本実験を行
った領域は従来法カラーマッチング方法によって色再現
の難しい範囲であるが、結果は従来法カラーマッチング
方法によるものよりも良好な結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラーマッチング装置の一実施例
のシステム構成図である。
【図2】本発明に係るカラーマッチング装置のニューラ
ルネットワーク部の構成例1の説明図である。
【図3】本発明に係るカラーマッチング装置のニューラ
ルネットワーク部の構成例2の説明図である。
【図4】本発明に係るカラーマッチング装置のニューラ
ルネットワーク部の構成例3の説明図である。
【図5】本発明に係るカラーマッチング装置のニューラ
ルネットワーク部の構成例4の説明図である。
【図6】本発明に係るカラーマッチング装置のニューラ
ルネットワーク部の構成例4のの出力から実ファクタF
をもとめる説明図である。
【図7】本発明に係るカラーマッチング方法による代表
例の学習ステップの一部のフローである。
【図8】本発明に係るカラーマッチング方法による代表
例の学習ステップの一部のフローである。
【図9】本発明に係るカラーマッチング方法による代表
例の学習ステップの一部のフローである。
【図10】本発明に係るカラーマッチング方法による目
標色の処方算出のステップのフローである。
【図11】学習用サンプル48点をそのL,a,b値をニュ
ーラルネットワークの入力側に、染料処方を出力側にそ
れぞれ教示し、50000回の学習を行ったときの各サ
ンプルの学習の様子を、各サンプルの学習誤差と平均学
習誤差の減少の経過を示すグラフである。
【図12】ニューラルネットワークを構成する各ニュー
ロンユニットの機能を示すイメージ図である。
【図13】学習機能をもった一般的な層状ニューラルネ
ットワークの構成図である。
【符号の説明】
1 測色装置 2 処方入力装置 3 コントロールユニット 4 ニューラルネットワーク 5 演算制御部 6 記憶装置 7 出力装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−129123(JP,A) 特開 昭62−142242(JP,A) 特開 平4−27832(JP,A) 特開 平4−113236(JP,A) 特開 平1−320565(JP,A) 特開 平1−243169(JP,A) 特開 平1−233579(JP,A) 画像電子学会研究会講演予稿,Vo l.110(1989)p13−18 画像電子学会研究会講演予稿,Vo l.114(1990)p19−24 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 3/00 - 3/52 D06P 5/00 G06F 15/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がニューロンに対応する信号処理を
    行なう複数のユニットから構成される入力層、中間層お
    よび出力層からなる学習機能を有する学習回路手段を用
    いて未知目標色の色処方濃度を得るカラーマッチング方
    法であって、 色処方濃度に対して非線形な着色濃度領域を含む複数の
    学習用サンプルを予め作成しておき、 これら学習用サンプルの各々についてその作成の際に得
    られる既知の色処方濃度を教師信号としてこの教師信号
    に対する学習用サンプルが有している分光反射率又は表
    色値の色情報を上記学習回路手段の入力層に入力したと
    きに出力層から出力する色処方濃度出力の誤差が最小と
    なる方向に学習回路手段の上記ユニット間の結合の強さ
    の係数を決定する演算を繰り返して実行し、 上記誤差が最小となったときの上記係数を記憶手段に記
    憶させる色処方濃度の学習を行なった後、 学習済の上記学習回路手段の入力側に未知目標色の分光
    反射率又は表色値の色情報を入力して出力側から上記目
    標色の色処方濃度を得ることを特徴とするカラーマッチ
    ング方法。
  2. 【請求項2】 色処方濃度に対して非線形な着色濃度領
    域を含む学習用サンプルが有している分光反射率又は表
    色値の色情報および未知目標色の分光反射率又は表色値
    の色情報を入力する色情報入力手段と、 上記学習用サンプルの作成の際に得られる既知の色処方
    濃度を教師信号として入力する処方入力手段と、 各々がニューロンに対応する信号処理を行なう複数のユ
    ニットから構成される入力層、中間層および出力層を有
    し、学習用サンプルが有している分光反射率又は表色値
    の色情報が上記入力層に入力されて、上記出力層から色
    処方濃度が出力し、上記教師信号に対する色処方濃度出
    力の誤差が最小となる方向に上記ユニット間の結合の強
    さの係数を決定する演算を行なう学習回路手段と、 上記誤差が最小となったときの上記結合係数を記憶する
    記憶手段と、 上記色情報入力手段に未知の目標色を入力したときに学
    習回路手段から目標色の色処方濃度を出力する出力手段
    とを備えたことを特徴とするカラーマッチング装置。
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