JP3212092U - ボルダリングウォール - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の室内において設置や撤去が容易に行えると共に安価に提供することができる、ボルダリングウォールを提供する。【解決手段】発泡合成樹脂を素材とした内部壁材の表面全体に硬質樹脂を素材とした外部壁材を接着して一体化し、該外部壁材の表面にホルダー6を固定するためのボルト穴2を縦方向及び横方向に多数穿孔して構成する。設置時において、壁面3に配置したボルダリングウォール1の上面と天井面5との間に当該ボルダリングウォールを固定するための固定具(ストッパー8とアジャスター9)を具備して構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、既存の室内において設置や撤去が容易に行えると共に安価に提供することができる、ボルダリングウォールに関するものである。
近年、道具を使わずに自分の手足だけで岩壁をよじ登るフリークライミング又はボルダリング(以後ボルダリングという)と称されるスポーツが人気を博し、愛好者が増えている。このボルダリングを行うためには、クライミングウォール又はボルダリングウォール(以後ボルダリングウォールという)と称される人工壁を壁面に設置した専用施設にて行われている。該専用施設では、競技や本格的な練習を行うことを目的としており、該ボルダリングウォールをコンクリートやFRP(ガラス繊維強化プラスチック)で構築し、その表面に自然の岩肌を模した人工壁としている。
上記の如く近年のボルダリング熱の高まりから、個人住宅を始め幼稚園などの各種施設において、簡易的なボルダリングウォールを設置してボルダリングの練習や遊びを行うことが普及している。該簡易的なボルダリングウォールを設置する場合、新築の住宅や施設では設計段階でボルダリングウォールの設置に対応した専用構造とする必要があり、既存の住宅や施設では壁面に鉄骨や木材で枠組みを増築した上にコンクリートやFRP又はベニヤなどの木製平板でボルダリングウォールを設置する必要があった。しかしながら、該コンクリートやFRP又はベニヤなどの木製平板及び枠組みは、壁面に固定設置する必要性とかなりの重量があるため、設置や撤去が容易に行えるものではなかった。
ボルダリングウォールの重量を軽減して設置を容易にする方法として、例えば特開2001−303595号公報記載の「発明の名称:人工壁及びその製造方法」には、発泡スチロールからなる内部壁材と、これに一体化されている強化コンクリートからなる外部壁材と、この外部壁材に外周面が被覆された状態で一体化されているアウターホールド用アンカーと、このアウターホールド用アンカーに固定されたアウターホールドとによって構成された人工壁についての記載がある。
特開2001−303595
上記公報に記載の人工壁即ちボルダリングウォールは、専用施設に設置して競技や本格的な練習を行うタイプであり、個人住宅を始め幼稚園などの各種施設に設置して練習や遊びを行うタイプではない。そのため、ホールド(アウター用及びインナー用)を固定するためのボルトと螺着するためのナットは、強化コンクリートからなる外部壁材と一体化して固定すると共に発泡スチロールからなる内部壁材に埋設した複雑な構造となる。このため、該構造のボルダリングウォールを個人住宅を始め幼稚園などの各種施設に設置しようとしても、内部壁材である発泡スチロールの表面に外部壁材である強化コンクリートを吹き付けるなどの本格的な作業が必要となると共に重量も嵩むことにより、既存の室内において設置や撤去を容易に行うことができないという問題点がある。更には構造が複雑で安価に提供することができないという問題点もある。
本考案は、従来及び上記公報に記載のボルダリングウォールの問題点を解決するために成されたものであり、既存の室内において設置や撤去が容易に行えると共に安価に提供することができる、ボルダリングウォールを得ることを目的とする。
上記課題を解決すべく本考案のボルダリングウォールは、発泡合成樹脂を素材とした内部壁材の表面全体に硬質樹脂を素材とした外部壁材を接着して一体化し、該外部壁材の表面にホルダーを固定するためのボルト穴を縦方向及び横方向に多数穿孔して構成する。
設置時において、壁面に配置したボルダリングウォールの上面と天井面との間に当該ボルダリングウォールを固定するための固定具を具備して構成する。
本考案のボルダリングウォールによれば、既存の住宅や施設にボルダリングウォールを設置する際において壁面に鉄骨や木材で枠組みを増築する必要がなく、構成素材が発泡合成樹脂及び硬質樹脂のために軽量で、固定設置も壁面に配置したボルダリングウォールの上面と天井面との間に具備した固定具のみで行えるため、設置や撤去が容易に行えるという効果を奏する。更には構造が簡単で安価に提供することができるという効果も奏する。
本考案のボルダリングウォールを実施するための最良の形態を、図を用いて説明する。
図1は本考案のボルダリングウォールの構成例を示した正面図であり、図3は図1におけるA−A断面図である。該図に示すように本考案のボルダリングウォール1は、発泡合成樹脂を素材とした内部壁材12の表面全体に硬質樹脂を素材とした外部壁材13を接着して一体化し、該外部壁材13の表面にホルダー6を固定するためのボルト穴2を縦方向及び横方向に多数穿孔して構成する。
上記発泡合成樹脂の材料は、ポリスチレンやポリウレタン及びポリプロピレンなどが好適であるが、その材料や硬度及び製法などは特に限定するものではない。また、上記硬質樹脂の材料は、ポリエチレンやポリプロピレンなどが好適であるが、こちらもその材料や硬度及び製法などは特に限定するものではない。
上記硬質樹脂を素材とした外部壁材13は、発泡合成樹脂を素材とした内部壁材12を保護すると共にボルダリングウォール1の撓み強度を増強する機能性とデザイン性を有するものである。そのため、ボルダリングウォール1の表面となる外部壁材13には色や模様を付けるとデザイン性が向上して好適となる。
外部壁材13の表面の縦方向及び横方向に多数穿孔するボルト穴2の上下左右の間隔は、使用するホルダー6の形状や大きさ及びボルダリングウォール1自体の大きさに応じた任意の間隔とし、その配列パターンも任意とする。なお図1において、ホルダー6を固定していないボルト穴2は、ホルダー6の配置パターンを変更する際の予備穴となるものであるが、ホルダー6の配置パターンが固定の場合は、該当する位置にのみボルト穴2を穿孔しても構わない。
また図3に示すように、ボルト穴2を穿孔した内部壁材12の内面にパイプ15を連通して埋設しておくと、ホルダー6を固定する際において当該ホルダー6に穿孔された固定穴11より挿入したボルト7の先端部が内部壁材12を傷つけることなくスムーズに挿入及び押え板付きナット10と螺着することができて好適となる。
上記押え板付きナット10は、ナットの片側に円盤状の樹脂板が固定されたものであり、該樹脂板がボルト穴2の周辺の外部壁材13と広面積で接触して固定できるため、該外部壁材13のボルト穴2の周辺を陥没変形させることがなく、更には従来のワッシャーを使用するよりも作業性が向上して好適となる。
図1は、上記の如く構成されたボルダリングウォール1に複数のホルダー6を任意の配置パターンにて固定し、既存の室内の壁面3に沿って床面4に配置すると共に当該ボルダリングウォール1の上面と天井面5との間に固定具を具備して固定設置した状態を示している。該図においては、ストッパー8とアジャスター9の2種類の固定具を示している。
図2は本考案のボルダリングウォールの構成例を示した側面図であり、複数のホルダー6を固定したボルダリングウォール1を壁面3に配置する際において当該ボルダリングウォール1を強く押え付けると、ホルダー6の固定時に使用した押え板付きナット10のナット面が壁面3を傷付けることがある。このため、任意の箇所にある複数のホルダー6において、該ホルダー6を固定するボルト7に長めのボルトを使用し、別の押え板付きナット10aを逆向きにして前記長めのボルトと共締めを行うことにより、壁面3とボルダリングウォール1との間に空間が保持され、押え板付きナット10のナット面による壁面3への接触を防止して傷付けを防止することができる。なお、該方法によらずとも一定の厚さの発泡合成樹脂板などを適度な間隔で挿入するなどの方法であっても構わない。
また図3に示すように、ストッパー8はボルダリングウォール1と同様に発泡合成樹脂を素材とした内部材12aの表面全体に硬質樹脂を素材とした外部材13aを接着して一体化して構成し、壁面3側の厚さを僅かに薄くしたテーパー状とする。なお、ボルダリングウォール1の上面も前記ストッパー8のテーパー状の傾斜面と当着するようテーパー状とする。更にはストッパー8及びアジャスター9の上面と底面にはゴム又はスポンジを素材とした薄い摩擦シート14を貼着する。
上記の如く構成したストッパー8及びアジャスター9を、壁面3に沿って配置したボルダリングウォール1の上面と天井面5との間に挿入し、ストッパー8にあってはテーパー状の傾斜面をスライドして奥に押し込み、アジャスター9にあっては伸長して押え付けることにより当該ボルダリングウォール1を強固に固定設置することができる。
なお、固定具による固定方法は、図1に示したようなストッパー8とアジャスター9の2種類の固定具を一緒に使用する必要はなく、ボルダリングウォール1の大きさに合わせて、ストッパー8のみ又はアジャスター9の複数使用のみであっても構わない。更には他の形状及び構造の固定具であっても構わない。
本考案のボルダリングウォール1の大きさは、縦寸法と横寸法を複数段階に設定した規格品として販売するのが好適であるが、顧客の要望に応じてカスタマイズすることもできる。また、縦寸法が長く撓み強度に懸念がある場合には、ボルダリングウォール1自体の奥行きを厚くしたり、ボルダリングウォール1の内部又は外部に補強部材を具備することにより撓み強度を増強することができ、安全に使用することができる。
上述したように、本考案のボルダリングウォール1を既存の住宅や施設に設置する際においては、壁面3に鉄骨や木材で枠組みを増築する必要がなく、構成素材が発泡合成樹脂及び硬質樹脂のために軽量で、固定設置も壁面3に配置したボルダリングウォール1の上面と天井面5との間に具備した固定具のみで行えるため、設置や撤去が容易に行えることになる。更には構造が簡単なため安価に提供することができることになる。
なお、上記説明ではボルダリングウォール1の設置場所を既存の住宅や施設における室内としたが、室外においても天井面に相当する箇所がある場合には、室外に設置することもできる。更にはボルダリングウォール1の側面形状を図2において平板状で示したが、曲面や傾斜面などを形成して使用することもできる。
本考案のボルダリングウォールの構成例を示した正面図である。 本考案のボルダリングウォールの構成例を示した側面図である。 図1におけるA−A断面図である。
1 ボルダリングウォール
2 ボルト穴
3 壁面
4 床面
5 天井面
6 ホルダー
7 ボルト
8 ストッパー
9 アジャスター
10 押え板付きナット
11 固定穴
12 内部壁材
12a 内部材
13 外部壁材
13a 外部材
14 摩擦シート
15 パイプ

Claims (2)

  1. 発泡合成樹脂を素材とした内部壁材の表面全体に硬質樹脂を素材とした外部壁材を接着して一体化し、該外部壁材の表面にホルダーを固定するためのボルト穴を縦方向及び横方向に多数穿孔して構成したことを特徴とする、ボルダリングウォール。
  2. 設置時において、壁面に配置したボルダリングウォールの上面と天井面との間に当該ボルダリングウォールを固定するための固定具を具備して構成することを特徴とする請求項1に記載の、ボルダリングウォール。
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JP2021019782A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 内田工業株式会社 複合遊具

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