JP3211112U - コップやグラスに貼り付きにくい紙製コースター - Google Patents

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隆康 工藤
隆康 工藤
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Abstract

【課題】簡易に製造でき、フルカラー印刷が可能であって、コップやグラスに貼り付きにくい紙製コースターを低コストで提供する。【解決手段】表面に曲線又は直線状の稜線をなす隆起部21を有する。隆起部21は、一定又は不特定の間隔をもって配置された複数の直線状の稜線21であることが望ましい。稜線21は2本より3本のほうが効果的であって、コップ等5の安定性にも優れる。稜線21により、コップ等5の底面の下に入り込んだ水分6の膜面とコップ等5の底面との接着部分の面積が小さくなり、両者は貼りつきにくくなる。完全な紙製であるために、軽く、フルカラー印刷が可能なうえ、吸水性に優れ、製造コストを低くすることができる。また、型を使用したプレス加工により、簡易に製造することができる。【選択図】図3

Description

本考案は、飲食店、家庭などで使用される、コップやグラスの底面に貼り付きにくい紙製のコースターに関する。
従来のコースターには、紙製、コルク製、ラバー製などがある。うち、紙製のコースターは1〜2mmと厚いものが多く、以前は単色又は2色印刷が主であったが、印刷技術の進歩によりフルカラー印刷が安価になってきたことで、フルカラーのコースターを求める需要は増加の傾向にある。
紙製のコースターは単価や印刷適正、吸水性に優れ一方、自重が軽い為、温度や湿度等の使用環境によっては、結露で発生した水分等によりコップ、グラス等の底面に貼り付いてしまい、持ち上げた際にコースターも一緒に持ち上がってしまうという難点があった。
特開2009-254671号公報
前述したように紙製のコースターは、軽さ、印刷適正、吸水性等に優れるが、結露で生じる水分が原因でコップやグラスの底面に貼り付いてしまうという問題があった。この問題を解決するために、紙のコースターに樹脂製のラインを接着することでコップやグラスの底面に貼り付く事を防ぐ品もあるが、一方で、表面に紙以外の素材を使用することにより、フルカラー印刷が出来ない等印刷する原稿の自由度が限定される、又小ロットでは単価が高くなる等の問題があった。
特許文献1には、表面・裏面を為す2つの紙製部材を、湾曲形状に成形した接合溶融樹脂材を中間に介して貼り合わせた3層構造のコースターが提案されている。コップ類の重さで湾曲形状から平らな形状に弾性変形したコースターが、コップ類を持ち上げたときには弾性力により湾曲形状に戻るといった性質を利用して、コップ類の底部がコースターから離れることを狙ったものである。しかしながら、2つの紙製部材を合溶融樹脂材で貼り合わせ湾曲に仕上げる工法は、工程が複雑になるうえ、原材料のコストが大きくなるため、現実的ではない。
上述の問題を踏まえ、本考案においては、簡易に製造でき、フルカラー印刷が可能であって、コップやグラスに貼り付きにくい紙製コースターを低コストで提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載のコースターは、紙製であって、表面に曲線又は直線状の稜線をなす隆起部を有することを特徴とする。コップやグラスとコースターが貼り付く原因は、コップ等の表面の結露によって生じた水分がコップ等の底面とコースターの間に入り込んで膜面を形成し、該膜面の表面張力が両者を着接させるためであるが、表面に前記隆起部が形成されたコースターでは、前記水分の膜面とコップ等の底面との接着部分の面積が十分に大きくならないため、貼り付きにくくなる。
請求項2記載のコースターは、請求項1記載のコースターにおいて、前記隆起部が一定又は不特定の間隔をもって配置された複数の直線状の稜線をなすことを特徴とする。すなわち、前記隆起部によって形成される稜線の形状と数は、直線状のものが複数形成されることにより、前記水分の膜面とコップ等の底面との接着部分の面積が小さくなり、両者はより貼りつきにくくなる。また、前記稜線は2本より3本の方が、コップの安定性に優れる。
本考案により、コップやグラスに貼りつきにくい紙製のコースターを低価格で提供することができる。
本コースターは、従来一部にあった樹脂等の別素材との接着によらず、紙板を型プレスにより加工する方法をとるため、少ない工程及び低コストで、小ロットから大ロットまで対応し製造することが可能となる。
本コースターは紙製であるため、軽量である、高い吸水性能を有する、フルカラー印刷が可能である等の利点を保持することが可能である。
本実施形態のコースターの形状及び製造方法を示す各図である。(A)は加工前のコースターの平面図、(B)はその側面図、(C)はプレス工程の模式図、(D)は加工後のコースターの側面図である。 加工後のコースターの、(A)平面図、(B)側面図である。 (A)は従来のコースターがコップ等に接着する原因を説明する模式図、(B)は本実施形態のコースターがコップ等に接着しない状態を示す模式図である。
まず、コップ等の底面とコースターの表面が貼りつくメカニズムについて説明する。図3(A)に示すように、通常のコースターにおいては、コップ等5の表面と周辺空気との温度差により、コップ等5の表面に結露(水分)6が生じる。水分6はコップ等5の表面を下降し、コースター1とコップ等5の間に入り込み、膜面を形成する。水分6が増加し、前記膜面とコップ等5の底面との接着部分の面積が大きくなったときに、表面張力により貼りつきが生じる。
次に、本実施形態のコースター2の形状と、該形状がコップ等5の底面に貼りつきにくい構造となっていることについて説明する。本実施形態のコースター は、図2に示すように、コースター表面に3本の直線状の隆起部(稜線)21が一定の間隔で形成されている。隆起部(稜線)21は凸起状に盛り上げる形で加工されている。コースターの形状は丸型(左図)と角型(右図)を用意した。
図3(B)に示すように、前述した3本の隆起部(稜線)21がコップ等5の底面を持ち上げるため、コップ等5の底面下に入り込んだ水分6の膜面がコップ等5の底面に接着しにくくなる。このため、コップ等5の底面への貼りつきが回避されるのである。
最後に、本実施形態のコースターの制作工程について説明する。隆起部(稜線)21は、図1(C)に示すように、メス型3及びオス型4の間に切削前の紙板又は切削後のコースター1を挟んでプレス加工する工程で作成される。工順は製作数により柔軟な対応が可能である。すなわち、小ロット生産の場合には、(1)印刷、(2)丸型又は角型への切削、(3)プレス加工、の順になるが、大ロット生産の場合は、(1)印刷、(2)プレス加工、(3)切削、とするのが効率的である。
1 コースター(加工前)
2 コースター(加工後)
21 隆起部(稜線)
3 凹型プレス板
4 凸型プレス板
5 コップ・グラス等
6 結露(水分)

Claims (2)

  1. 飲食時にコップ・グラス等を載置する紙製のコースターであって、表面に曲線又は直線状の稜線をなす隆起部を有することを特徴とするコースター。
  2. 前記隆起部は、一定又は不特定の間隔をもって配置された複数の直線状の稜線をなすことを特徴とする請求項1記載のコースター。
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