JP3211097B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具

Info

Publication number
JP3211097B2
JP3211097B2 JP25100291A JP25100291A JP3211097B2 JP 3211097 B2 JP3211097 B2 JP 3211097B2 JP 25100291 A JP25100291 A JP 25100291A JP 25100291 A JP25100291 A JP 25100291A JP 3211097 B2 JP3211097 B2 JP 3211097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
control circuit
commutator motor
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25100291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0584703A (ja
Inventor
靖也 桜井
Original Assignee
日本電産シバウラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電産シバウラ株式会社 filed Critical 日本電産シバウラ株式会社
Priority to JP25100291A priority Critical patent/JP3211097B2/ja
Publication of JPH0584703A publication Critical patent/JPH0584703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3211097B2 publication Critical patent/JP3211097B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御回路を任意に備え
ることができる電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】電動工具
は、カンナ、ドリル、ディスクグラインダ、丸鋸、ジグ
ソーなどが極一般的で日曜大工店などにも多数見られる
ものである。この様な電動工具は、工具である性質上小
形軽量のものが好まれる傾向にあり、重量の大半を占め
る駆動源に小形で高出力の整流子電動機が用いられてい
る。すなわち、整流子電動機は、小形で高出力になるた
め、この種電動工具には最適の駆動源であった。しかし
ながら、その特性は、無負荷では20,000回転/毎
分の高速回転に達し、負荷が加わると急激に回転数が低
下するといった性質を有していた。この様な特性は、負
荷の変動の大きい電動工具としては、不都合であり、例
えば、ディスクグラインダなど工具として砥石が備えら
れるものでは、砥石の機械的強度の関係から最高回転数
が6,000回転/毎分に制限されており、無負荷時に
この制限された回転数以下になるように減速しなければ
ならない。しかし、負荷が加わると急激に回転数が低下
するため、実使用において砥石の研削能力が低下し、作
業効率が低下するといった問題を生じた。また、定速回
転が得られず負荷ともに回転数が変化することになるた
め、作業を困難にする場合もあった。この様な傾向は、
ドリルや丸鋸などのの電動工具においても同じであ
り、工具としての性能を維持するには、定速回転で回転
する誘導電動機を駆動源とすることが必要であった。し
かしながら、誘導電動機は、外形が大きく、また、重量
が大きくなるため、携帯性を重んじる電動工具としては
不適でありディスクグラインダなどの携帯用の電動工具
では、採用が不可能に等しかった。
【0003】また、一方、電動工具は、ドリルなどによ
る穿孔作業に見られるように最初から最高出力で運転さ
れるより、幾ら低出力にして、すなわち回転数を余り高
くしないで比較的低い回転数で運転した方が作業が容易
になるといったことがある。例えば、ドリルなどによる
穿孔作業では、最初からキリが高速で回転すると、キリ
の先端が所定の位置に止どまらずに逃げるように滑るこ
とがあり、穿孔したい位置が狂うことがあった。この様
な問題は、ディスクグラインダにおいても、砥石が高速
で回転していると角部分などの研削の容易な部分の研削
の場合、所定以上に研削することがあり、やはり定速で
砥石を回転させた方が作業が正確にできる場合がある。
【0004】この様な事情から電動工具には、トライア
ックなどの電源電圧を位相制御によって制御する制御回
路を電源スイッチと一体にして、可変速が行えるものが
試みられている。しかし、この様な可変速される電動機
は、ハンドルなどの機体の一部に制御回路などを内蔵し
なければならず、構造的に多種類の電動工具にそれぞれ
応じて製作しなければならなかった。しかも、電動工具
は、安価に製作されることも強い要求であり、制御回路
を備えた電動工具が高価になることから、制御回路のな
い安価な構成のものと制御回路を内臓した高価な構成の
ものとが平行して製作され販売されている。この様な実
態は、最初に安価で故障の少ない制御回路を内蔵しない
構成のものを購入すると、後日制御回路内蔵の高価なも
のを必要とした場合、あらためて異なるものを購入しな
ければならなくなる。
【0005】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、制御回路の内蔵のものと、制御回路を内蔵
しないものとを合理的に構成し、多機種の購入をするこ
となく容易に制御回路内蔵の機能を得ることができる電
動工具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明の電源工具は、負荷の駆
動源に整流子電動機を用いた電動工具において、前記整
流子電動機と電源とを接続する一の電源ラインの途中に
電源スイッチを設け、前記整流子電動機と前記電源とを
接続する他の電源ラインの途中にリレースイッチを設
け、前記整流子電動機の負荷を検出する検出回路と、こ
の検出回路によって前記負荷が大きくなることを検出す
ると電源電圧を上昇させるように制御すると共に、電源
電圧を任意に調整する手段を有した制御回路とを一体に
してブロック化し、このブロックを電動工具に対して着
脱自在に備え、このブロックを装着した場合に、前記リ
レースイッチが開状態となり、前記他の電源ラインの途
中に前記ブロック内部の回路が介在され、このブロック
を取外した場合に、前記リレースイッチが閉状態とな
り、前記整流子電動機と前記電源とが前記他の電源ライ
ンによって直接接続されるものである。
【0007】
【作 用】負荷の検出回路と制御回路とを一体にしてブ
ロック化したため、必要に応じて制御回路を内蔵しない
電動工具に制御回路を備えることができる。
【0008】すなわち、このブロックを装着した場合に
は、リレースイッチが開状態となり、他の電源ラインの
途中に前記ブロック内部の回路が介在され、電源電圧を
制御できる。一方、このブロックを取外した場合には、
リレースイッチが閉状態となり、整流子電動機と前記電
源とが他の電源ラインによって直接接続されるので、電
源スイッチを投入すると整流子電動機に電源から全電圧
が印加され、整流子電動機は、全出力で回転することに
なる。
【0009】従って、高価になる制御回路を必要に応じ
て購入することができることになり、電動工具利用者に
とって躊躇することなく商品の選択ができる。また、制
御回路等を一体化してブロック化したため、各種の電動
工具に共通した製品にすることができ、大量生産の効果
などから安価に製作することができる。さらに、制御回
路が万一故障した場合でも容易に交換が行え便利であ
る。
【0010】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例による電動工具
の基本的構成を示す図である。図2は、制御回路のブロ
ックを示す斜視図である。図3は、制御回路の構成図で
ある。図4は、本発明を実施したカンナの側面図であ
る。
【0011】図1において、電動工具は、電源端子1、
2に電源スイッチ3およびリレー4を介して整流子電動
機5が接続されており、着脱自在にブロック化された制
御回路6が備えられてる。そして、制御回路6は、装着
されることによりレバー7を機械的に押してリレー4の
接点4a、4bを開路するように構成されており、リレ
ー4の接点4a、4bは、それぞれ制御回路6に接点6
a、6bを介して接続される様に構成されている。さら
に、制御回路6は、双方向性サイリスタ8を内蔵してお
り、この双方向性サイリスタ8を制御する調整回路9を
備えている。図2において、制御回路6は、ブロック化
されており、電動工具に容易に着脱できる様に構成され
ており、底面に接点6a、6bが備えられており、その
側に凹部10が形成されており、レバー7に嵌合して振
動などによって制御回路6のブロックが脱落しないよう
に構成されている。また、背面には、調整回路9の調整
を行うツマミ11が備えられており、さらに動作の確認
を行うインジケータ12が備えられている。図3におい
て、制御回路6は、接点6a、6bに接続される双方向
性サイリスタ8が備えられ、この双方向性サイリスタ8
のゲート信号を調整する調整回路9が備えられ、さら
に、双方向性サイリスタ8と直列に抵抗器13が介在さ
れている。この抵抗器13は、整流子電動機5と直列に
接続されており、整流子電動機5の負荷を検出すること
ができるように構成されており、負荷の状態を調整回路
9に与えるように構成されている。図4において、電動
工具としてのカンナが示されており、カンナは、木材な
どの被作物14に載置されるようにリヤーベース15が
備えられ、調整ハンドル16によって高さが調整できる
フロントベース17が備えられている。そして、全体を
構成するフレーム18は、上部にハンドル19を備え、
電源スイッチ3によって起動する整流子電動機5を内蔵
し、その整流子電動機5に図示されないベルトなどによ
って連結されて駆動されるカッタ20が備えられてい
る。
【0012】この様な構成において、電動工具は、制御
回路6がブロック化されているため、フレーム18に容
易に着脱でき、取外されている場合は、レバー7がリレ
ー4を押すことがないため接点4a、4bが閉路し、電
源スイッチ3を投入すると整流子電動機5に電源端子
1、2から全電圧が印加され、整流子電動機5は、全出
力で回転することになる。このように整流子電動機5が
全出力で回転するとカッタ20は、高速で回転して早い
作業ができる。そこで、制御回路6をフレーム18に取
り付けて使用すると、制御回路6を構成するブロックが
レバー7を押してリレー4の接点4a、4bを開路す
る。そして、その接点4a、4bがそれぞれ制御回路6
の接点6a、6bに接続され、電源端子2が双方向性サ
イリスタ8および抵抗器13を介して整流子電動機5に
接続されることになる。従って、電源電圧は、双方向性
サイリスタ8によって調整されることになり、その調整
は、調整回路9によって発生するゲート信号によって決
定され、ゲート信号は、調整回路9のツマミ11によっ
て任意に調整できる。この様な調整は、双方向性サイリ
スタ8による一般的な電源電圧の位相制御であり、整流
子電動機5への印加電圧を調整するものである。そし
て、この印加電圧が低くなることによって整流子電動機
5の出力が小さくなり、カッタ20の回転数が低下す
る。従って、切削状態等を監視しながら、ゆっくりと切
削する場合などに適し、電動工具としての能力を高める
ことができる。また、抵抗器13によって負荷を検出
し、自動的に調整回路9から双方向性サイリスタ8に加
えられるゲート信号を調整して負荷が大きくなれば印加
電圧が上昇するように構成し、負荷とは無関係にカッタ
20などの工具が定速回転するように構成することがで
きる。
【0013】この様なブロック化された制御回路6は、
本実施例のカンナ以外の他の電動工具にも当然利用でき
るものであり、整流子電動機5を利用する場合、同じよ
うな特性を得ることができるため、調整回路9の調整も
同じように動作する。しかし、ドリルなどの負荷の小さ
いものとディスクグラインダなどの負荷の大きいものと
に共通に制御回路6を利用した場合、負荷を検出する抵
抗器13の出力が異なることから調整回路9の調整位置
が異なる可能性があるが、その点は、調整回路の性質上
容易に調整ができるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、電源電圧を調整するこ
とができる制御回路をブロック化し、他の電動工具に着
脱可能にすることができ、制御回路を備えた電動工具と
備えない電動工具とを制御回路の着脱のみで構成するこ
とができ、電動工具を購入する場合に躊躇することなく
選択ができ、しかも、制御回路の万一の故障に対して容
易に交換ができ、その効果は、産業上大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電動工具の基本的構成
を示す図である。
【図2】制御回路のブロックを示す斜視図である。
【図3】制御回路の構成図である。
【図4】本発明を実施したカンナの側面図である。
【符号の説明】
3……電源スイッチ 4……リレー 5……整流子電動機 6……制御回路 7……レバー 8……双方向性サイリスタ 9……調整回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27C 1/10 B25F 5/00 H01H 27/00 H02P 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷の駆動源に整流子電動機を用いた電動
    工具において、 前記整流子電動機と電源とを接続する一の電源ラインの
    途中に電源スイッチを設け、 前記整流子電動機と前記電源とを接続する他の電源ライ
    ンの途中にリレースイッチを設け、 前記整流子電動機の負荷を検出する検出回路と、この検
    出回路によって前記負荷が大きくなることを検出すると
    電源電圧を上昇させるように制御すると共に、電源電圧
    を任意に調整する手段を有した制御回路とを一体にして
    ブロック化し、このブロックを電動工具に対して着脱自
    在に備え、 このブロックを装着した場合に、前記リレースイッチが
    開状態となり、前記他の電源ラインの途中に前記ブロッ
    ク内部の回路が介在され、 このブロックを取外した場合に、前記リレースイッチが
    閉状態となり、前記整流子電動機と前記電源とが前記他
    の電源ラインによって直接接続されることを特徴とする
    電動工具。
JP25100291A 1991-09-30 1991-09-30 電動工具 Expired - Fee Related JP3211097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25100291A JP3211097B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25100291A JP3211097B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0584703A JPH0584703A (ja) 1993-04-06
JP3211097B2 true JP3211097B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=17216186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25100291A Expired - Fee Related JP3211097B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3211097B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0584703A (ja) 1993-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1216917A (en) Speed regulator for power tool
JP4010239B2 (ja) 回転数制御装置
JP6090576B2 (ja) 電動工具
JP6066079B2 (ja) 電動工具
US5572916A (en) Desk-top cutting machine
JP5009470B2 (ja) 工作機械
US20190084107A1 (en) Electric rotary tool with braking
US3611095A (en) Speed control and overload protection device for an electric power tool
US5099157A (en) Master/slave circuit employing triacs
US6172472B1 (en) Control system for a two-terminal electric motor connected to a voltage network having two lines
US3371257A (en) Motor controls for electro-magnetic base tool
US2657719A (en) Adjustable power-driven circular saw
CN107306107B (zh) 电动作业机
US20090165615A1 (en) Table saws
JP3211097B2 (ja) 電動工具
JPH0316841A (ja) 電動可倒式バックミラーの駆動制御装置
EP0709155A1 (en) Miter saw with switched reluctance motor
JP2010012547A (ja) 電動工具
JPH11164579A (ja) 電動トリマ
WO2006056966A1 (en) Angle grinder
JP3079937B2 (ja) 卓上切断機
US20140368149A1 (en) Electronic Device
CA1201792A (en) Feed rate indication for power tool
JP2818784B2 (ja) 砥石の管理装置
JPH04365548A (ja) グラインダの制御方法とその装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees