JP3210924U - メッシュシート - Google Patents

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こゆ 田代
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浩紀 室谷
浩紀 室谷
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雄俊 中谷
森口 芳文
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Abstract

【課題】建築工事用シートとして好適に用いることができる柔軟なメッシユシートを得る。【解決手段】ポリエステル系マルチフィラメント糸により構成されてなる建築工事用メッシュシートである。該シートが、緯絽綾組織とした絡み織り地にて構成されている。【選択図】図1

Description

本考案はメッシュシートに関し、飛散防止シートや工事用メッシュシートなどの建築工事用シートとして好適に用いられるメッシユシートに関する。
このようなメッシュシートとして、特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1に記載されたメッシュシートは、ポリエステル系繊維で構成された3〜7本横絽組織からなる織物にて構成されている。
特開平8−109541号公報
しかし、緯絽組織からなる織物は、緯糸が平織りで構成された織物であるために、織り目の部分が硬くなる傾向を有し、このためシートの柔軟性が不良になりやすいという問題点を有する。
そこで本考案は、このような問題点を解決して、建築工事用シートとして好適に用いることができる柔軟なメッシユシートを得ることを目的とする。
この目的を達成するため本考案のメッシュシートは、下記の特徴を有するものである。
(1)ポリエステル系マルチフィラメント糸により構成されてなる建築工事用メッシュシートであり、該シートが、緯絽綾組織とした絡み織り地にて構成されていることを特徴とするメッシユシート。
(2)4本緯絽絡み織り組織とした織り地にて構成されていることを特徴とする(1)のメッシユシート。
(3)少なくとも経糸を構成するポリエステル系マルチフィラメント糸は難燃剤を含有することを特徴とする(1)または(2)のメッシュシート。
(4)低熱収縮糸にて構成されていることを特徴とする(1)から(3)までのいずれかのメッシュシート。
本考案のメッシュシートは、ポリエステル系マルチフィラメント糸により構成され、緯絽綾組織とした絡み織り地にて構成されているため、緯糸が平織りで構成されたものに比べて、良好な柔軟性を有するシートとすることができる。
本考案の実施の形態のメッシュシートの織物構造を示す図である。
図1に示すように、本考案のメッシュシートは、経糸11と緯糸12とを用いた織物構造体にて構成されている。これらの経糸11と緯糸12とは、いずれもポリエステル系マルチフィラメント糸にて構成される。その織物構造は、図示のように緯糸を綾組織とした緯絽綾組織とした絡み織り構造とされている。
このように構成することで、平織り構造とする場合に比べて、柔軟性を向上させることができる。また平織り構造と比べて取扱い性が良好であり、さらにシートの平滑性が向上する。
本考案のメッシュシートは、建築工事用シートとして用いるため、同メッシュシートに難燃性を付与することが好ましい。このため、図示のメッシュシートを構成するポリエステル系マルチフィラメント糸が難燃剤を含有することが好ましい。そのために、メッシュシートを構成するためのポリエステル系マルチフィラメント糸を、難燃性能を有する合成繊維によって構成させるとよい。難燃性能を得るには、樹脂の重合工程で難燃剤を添加する、合成繊維の練り込み製造法を採用すればよい。難燃剤としては、リン化合物、ハロゲン化合物、リンハロゲン化合物、三酸化アンチモン、有機イオウ窒素化合物等が挙げられる。これらの物質を単体で用いてもよく、また複合体で使用してもよい。難燃剤は、経糸11と緯糸12との双方に含有させることができるし、いずれか一方のみに含有させることもできる。いずれか一方のみに含有させる場合は、双方に含有させる場合に比べて、シートの強度と柔軟性を向上させることができる。特に経糸11が難燃剤を含有し、緯糸12は難燃剤を含有しない構成とすることが、緯糸12を緯絽綾組織とした絡み織り地にて構成されている本考案のメッシュシートの柔軟性の観点から好都合である。また難燃剤を添加するとともに、顔料を添加した原着繊維とすることによって、美観を備えたシートを得ることができる。難燃剤は、多量に用いると繊維の強度や伸度を低下させるため、好適な範囲の添加量を選択する必要がある。つまり、添加量が少な過ぎると難燃効果が十分ではなく、反対に多過ぎると繊維物性を阻害する。そこで、添加する繊維における添加量は0.2〜1.0質量%が望ましい。
本考案のメッシュシートは、建築工事用シートとして用いるため、製織後に、形態を保持するための熱セットが施されたものであることが好ましい。そして、熱セットするときの形態安定性の観点から、シートの構成繊維が低熱収縮糸にて構成されていることが好ましい。また、図示の織物構造であることから、特に、絡みを形成する経糸に比べて、緯糸の方がより熱収縮率が低いことが、形態安定性の観点から好ましい。
次に、本考案を実施例により具体的に説明する。以下の実施例および比較例におけるメッシュシートの評価は、次の方法で行った。
1.難燃性
JIS L 1091 A法(ミクロバーナー法)およびD法(コイル法)に準じて試験を行った。そして、消防法施工規則第4条の3の基準を準用し、残炎時間3秒以下、残じん時間5秒以下、炭化面積30cm以下、接炎回数3回以上に適合する場合は合格、不適合の場合は不合格とした。
2.熱収縮率
JIS L 1013の8.18.2に基づき、かせ収縮率(A法)に従い、温度180℃の乾燥機中で20分間処理し、算出式により乾熱収縮率を算出した。
(実施例1)
難燃剤としての(2・5 ジヒドロキシフェニル)ジフェニルホスフィンオキシドのエチレンオキシド付加物をリン濃度で4200ppm共重合したポリエステル樹脂であり、顔料を含む樹脂を用いて経糸を構成した。すなわち、この難燃剤を共重合したポリエステル樹脂を用いて、繊度1840dtex、フィラメント数140本、撚り数80T/m、熱収縮率13.5%のグレー原着の難燃性ポリエステル系マルチフィラメント糸を得て、これを経糸とした。また、難燃剤を含有しない顔料を含むポリエステル樹脂を用いて、繊度1840dtex、フィラメント数140本、撚り数80T/m、熱収縮率7.7%のグレー原着の非難燃性ポリエステル系マルチフィラメント糸を得て、これを緯糸とした。
上記した経糸および緯糸となるポリエステル系マルチフィラメント糸を用いて、生機密度で経密度23本/インチ、緯密度19本/インチで、図1に示す、緯糸が4本緯絽綾組織を構成する絡み織り組織にて生機を製織した。得られた生機について、ピンテンターを用いて210℃で2分間熱処理を行うことにより、経密度25本/インチ、緯密度20本/インチの難燃性織物を作製し、実施例1のメッシュシートとした。
得られたメッシュシートは、柔軟であり、したがって取扱い性が良好であった。また平滑性にも優れていた。しかも難燃性が合格レベルに達したものであった。また経糸、緯糸の熱収縮率が上記のように低い値であったため、熱処理によって熱セットを行ったときの形態安定性が良好であった。熱セットを行ったことで、形態が保持され、このため建築工事用シートとして用いるのに適したメッシュシートであった。
(比較例1)
実施例1と同じ経糸および緯糸を用い、また、生機の製織においては、経密度および緯密度は、実施例1と同様の密度に設定したうえで、緯糸が平織り組織となるように4本緯絽組織の絡み織りとなる生機を製織した。得られた生機について、実施例1と同様に、ピンテンターを用いて210℃で2分間熱処理を行うことにより、経密度25本/インチ、緯密度20本/インチの難燃性織物を作製し、比較例1のメッシュシートとした。
得られたメッシュシートは、緯糸が平織り組織を構成する緯絽組織を有したものであったため、実施例1のメッシュシートに比べて柔軟性に劣っていた。このため実施例1のメッシュシートに比べて取扱い性が劣るものであった。
(1)ポリエステル系マルチフィラメント糸により構成されてなる建築工事用メッシュシートであり、該シートが、緯絽綾組織とした絡み織り地にて構成されていることを特徴とするメッシュシート。
(2)4本緯絽絡み織り組織とした織り地にて構成されていることを特徴とする(1)のメッシュシート。
(4)ポリエステル系マルチフィラメント糸が低熱収縮糸にて構成されていることを特徴とする(1)から(3)までのいずれかのメッシュシート。

Claims (4)

  1. ポリエステル系マルチフィラメント糸により構成されてなる建築工事用メッシュシートであり、該シートが、緯絽綾組織とした絡み織り地にて構成されていることを特徴とするメッシユシート。
  2. 4本緯絽絡み織り組織とした織り地にて構成されていることを特徴とする請求項1記載のメッシユシート。
  3. 少なくとも経糸を構成するポリエステル系マルチフィラメント糸は難燃剤を含有することを特徴とする請求項1または2記載のメッシュシート。
  4. 低熱収縮糸にて構成されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載のメッシュシート。
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