JP3210864U - 針外し具、及びこれを設置した蓋付き容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋付き容器を有効利用して、片手で針外しができるようにするための針外し具と、これを設置した蓋付き容器を提供する。【解決手段】揺動して開閉する蓋部51を備えた容器の蓋部51に取り付けて使用する針外し具30であって、少なくとも、蓋部51に取り付けられる針外し部材10を備えており、当該針外し部材10は、蓋付き容器の蓋部51に取り付ける為の固定部14と、固定部14に対して揺動自在又は着脱自在に設けられる針外し部本体13とを備え、針外し部本体13は、蓋部51から立上り状に突出することのできる軸部11と、当該軸部11の先端側に設けた、釣針を外す際に釣針をかけるための針掛け部12を備える。【選択図】図2
Description
本考案は蓋付き容器に取り付けて使用する針外し具に関し、特にクーラーボックスなどの蓋付き容器に取り付けて使用することのできる針外し具と、この針外し具を取り付けた蓋付き容器に関する。
従来、魚釣りでは釣れた魚をつり針から取り外す為に針外し具が使用されていた。しかし、従来の針外し具は、釣った魚を片手に持ち、もう片方の手で針外し具を操作して、釣り針を外すものが多かった。そのため魚を釣り上げた際には、竿を手に持つことはできずに、竿立てや釣り場に置くか、脇の下に挟まなければ針外し具を操作できないという問題があった。
そこで従前においては、このような問題を解決する為に、片手で操作できるようにした針外し具もいくつか提案されていた。
例えば特許文献1(特開2002−306042号公報)では、魚の口に針がかりした釣針を魚に触れることなく片手で安全に素早く外すことができる釣針外し具を提供することを課題として、板状部材を切欠して形成された導入溝と、この導入溝の基端と近接した開口部と、前記導入溝の基端と開口部との間に挟まれた掛止部と、を備えた釣針外し部材であって、前記導入溝に針がかりした魚の釣糸を通して釣針を前記掛止部に掛止し、前記開口部より釣針の軸を押下することにより魚を外す釣針外し部材を提案している。
また特許文献2(実用新案登録第3191386号公報)では、魚に触れずに魚から釣り針を容易に外すことができる釣り針外し器を提供することを課題として、釣り上げた魚を入れる容器に固定可能な固定手段を有する固定体と、固定体と連結され、釣り糸を引掛けることができる棒状体と、を備える釣り針外し器であって、固定体を容器に固定した際に、棒状体は、容器の上方に位置し、棒状体の固定体側とその反対側にそれぞれ釣り糸が滑り落ちることを防止する第1の落下防止手段と第2の落下防止手段を備える釣り針外し器を提案している。
一方、魚釣りを行う際には、多くの場合、釣った魚を入れておくための容器としてクーラーボックスも用いられている。かかるクーラーボックスは、携帯用のバッグ型保温箱であり、その多くは、プラスチックケースの周囲に断熱材が張り巡らせて形成されており、収容空間へのアクセスは、容器本体の上部に設けられた蓋の開閉によって行われるのが通例である。
上記のように、従前においても片手で操作可能な針外し具は提案されていた。しかしながら、特許文献1や2で提案されている釣針外し部材(釣り針外し器)は、別途、釣った魚を収容する為の容器が必要になっており、釣り針を外すための部材は、当該容器とは別に準備且つ携行しなければならなかった。
一方で、魚釣りに行く際には、クーラーボックスや道具箱等のように、蓋付き容器を持ち運ぶことが多いのも実情であった。そこで本考案では、蓋付き容器を有効利用して、片手で針外しができるようにするための針外し具と、これを設置した蓋付き容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく、本考案では蓋つきの容器に設置できるようにした針外し具、及びこれを設置した容器を提供する。
即ち、本考案では、揺動して開閉する蓋部を備えた容器の蓋部に取り付けて使用する針外し具であって、少なくとも、前記蓋部に取り付けられる針外し部材を備えており、当該針外し部材は、前記蓋付き容器の蓋部に取り付ける為の固定部と、前記固定部に対して揺動自在又は着脱自在に設けられる針外し部本体とを備え、前記針外し部本体は、前記蓋部から立ち上り状に突出することのできる軸部と、当該軸部の先端側に設けた、釣針を外す際に釣針をかけるための針掛け部を備える針外し具を提供する。
上記針外し部材は、蓋付き容器に取り付けて使用することができ、特に当該蓋付き容器が、揺動自在に開閉する蓋を、所定の位置(開き具合)で固定できる固定手段を備える場合に好適に使用することができる。
ただし、当該容器が、蓋を所定の位置に固定できる機構乃至は構成を伴っていない場合には、当該蓋を所定の位置に固定するための支持部材を伴って針外し具を構成することができる。
よって、前記の針外し具は、上記針外し部材のみで形成する他、更に、前記蓋部を開いた状態で保持する支持部材を伴って構成することができる。かかる支持部材は、前記蓋部を備えた容器における容器本体と前記蓋部との間に架設して設けられる支柱部を備えており、当該支柱部の基端側には、蓋付き容器の蓋部又は容器本体に対して揺動自在に固定される揺動取付部が設けられているものとして形成することができる。
このように支持部材を伴って形成した針外し具では、前記支持部材によって、容器の蓋部を所定の開き状態に維持できることから、当該蓋部を利用して前記針外し具を機能させることができる。
また、前記針外し具が、針外し部材と支持部材とで構成されている場合には、揺動して開閉する蓋部を備えた容器(以下、「蓋付き容器」とも言う)において、蓋部を閉じたときに、前記支持部を傾倒させた状態で保持する収納部を設けることが望ましい。そこで、前記針外し部材の固定部は、前記支持部材において揺動する先端側を着脱自在に保持する収納部を備えるものとして構成することができる。
以上のように構成した針外し具は、蓋付き容器に取り付けて使用可能なモジュールとして提供することができる。かかる針外し具は、蓋付き容器における蓋部の正面側縁部や、蓋部の内面に取り付けて使用することができる。
また本考案では、前記課題を解決する為に、針外し具を設けた蓋付き容器を提供する。即ち、揺動して開閉する蓋部を備えた容器と、当該容器の蓋部内面に取り付けられた針外し具とからなる、針外し具付き容器であって、当該針外し具が上記本考案にかかる針外し具である、針外し具付き容器を提供する。
かかる蓋付き容器は、少なくとも上蓋部が、何れかの一辺を中心に揺動自在に形成されているものが使用され、望ましくはクーラーボックスが使用される。但し、上蓋部が片持ち式に揺動自在である限りにおいて、道具箱など、その他の蓋付き容器であっても良い。
本考案の針外し具によれば、釣行に携行しているクーラーボックスなどの蓋付き容器を有効利用して、片手で針外しができるようにするための針外し具を提供することができる。また当該針外し具を設置した蓋付き容器によれば、針外し具の設置の困難性を無くした針外し具付きの蓋付き容器を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態にかかる針外し具30と、これを設けた蓋付き容器50を具体的に説明する。特に本実施の形態は蓋付き容器50としてクーラーボックスを例に説明しているが、必ずしもクーラーボックスに限定されるものではなく、道具箱などのように、その他の蓋付き容器50でも良い。
図1は第1の実施の形態にかかる針外し具30と、これを取り付けたクーラーボックス(蓋付き容器50)を示す斜視図である。この実施の形態にかかる針外し具30は、クーラーボックスにおける蓋部51の内面に設置しており、当該蓋部51の内面に設置される固定部14と、この固定部14に対して揺動自在に設けられる針外し部本体13とで形成されている。この針外し部本体13は、前記固定部14に対して揺動自在に設けられた軸部11と、この軸部11の先端側に設けられた針掛け部12とで構成されている。
前記固定部14は、後述する軸部11を保持する保持部を備えた板状に形成されており、ネジ、ビス、ハンドリベッター或いは接着剤などによって、水に濡れても外れることが無いように蓋付き容器50(クーラーボックス)の蓋部51に固定される。かかる固定部14は、金属板や樹脂板などを用いて形成することができる。ただし、当該固定部14は、その他にもステンレス等の鋼線を用いて、ネジ孔と後述する針外し部本体13の取付部を備える形状(例えば「8」の字形状など)に形成することができる。本実施の形態において、当該固定部14は、ステンレス製の木ネジ(直径4mm長さ10mm)か、或いは直径約4mmのハンドリベッターを用いて、クーラーボックスの蓋部51に固定している。
そして上記固定部14には、蓋部51に対して揺動自在となるように軸部11を設ける。本実施の形態において、当該軸部11は、直径約1〜2mm程度で、長さが約6〜7cmのステンレス棒を用いて形成することができる。かかる軸部11は、その基端側(固定部14側)を横向き「T」字状に形成しており、このT字状の基端側を固定部14の保持部に保持することより、当該軸部11が、クーラーボックスの蓋を開けた状態において横方向に揺動することができる。そして当該軸部11は、少なくとも当該蓋部51から立ち上がって起立した姿勢を保持できるように設けられている。よって、当該軸部11は、蓋部51から立ち上がって起立した姿勢を維持するためのロック機構又は弾性部材を伴って固定部14に設けられることが望ましい。
なお、当該軸部11は、蓋部51が開いた状態において上下方向に揺動させることもできる。ただし、この場合でも、蓋部51から立ち上がって起立した姿勢を維持する為のロック機構や弾性部材を備えることが望ましい。
そして上記針外し部材10は、軸部11が蓋部51から立ち上がって起立した姿勢において、蓋部51の平面内における上寄りに存在することが望ましい。軸部11の先端に存在する針掛け部12をできるだけ高い位置に存在させることにより、使用時における操作性を向上させることができる為である。この為、当該針外し部材10は、蓋付き容器50における蓋部51を開いた状態において、その内面の上部側、又は上縁部に設けることが望ましい。
また上記軸部11の先端側には、針掛け部12が設けられている。かかる針掛け部12は、釣った魚から釣針を外す際に、当該釣針をかけるために機能するものであり、当該針掛け部12に釣り針を掛けることにより、当該釣り針の向き(魚に対する向き)を変化させて、魚を釣針から外すことができる。よって、当該針掛け部12は棒状部材を用いて形成することができ、望ましくは釣針が横方向に移動しないように、曲折させて形成することが望ましい。本実施の形態では、前記軸部11を鉄線又は鋼線によって形成していることから、当該軸部11の先端側を湾曲させることにより、当該針掛け部12を形成している。なお、当該針掛け部12は、前記軸部11の先端側をV字状に折り返して形成することもできる。
また前記針掛け部12は、軸部11の先端側を曲折させて形成する他にも、別部材として形成して軸部11の先端側に設置することもできる。例えば、板状の広さ方向に釣針を通すような切溝や開口を形成した小片部材を針掛け部12として使用しても良い。より具体的には、2mm程度の厚さを有する板部材の先端側に、V字状に切り欠いた導入溝を形成し、この導入溝の奥には、直径20mm程度の円孔を穿設し、この円孔の基端に近接して円孔の開口部を穿設し、これら円孔と開口部との間に2mm程度の幅を有する掛止部を設けた針掛け部12とすることもできる。
上記針外し部材10は、クーラーボックスの蓋部51の内面(容器本体52における内部空間を区画する面)に取り付けられている。本実施の形態にかかるクーラーボックスは、蓋部51と容器本体52との間に、蓋部51の開き加減を調整するヒンジストッパー部材が設けられている。かかるヒンジストッパー部材は、蓋部51が110度以上、望ましくは90度以上開かないように支持する円弧状に形成されており、蓋部51と容器本体52との間であって、クーラーボックスの側面側に設けられている。かかるヒンジストッパー部材(即ち、支持部材20)は、望ましくはクーラーボックスにおける蓋部51の開度を段階的に調整できることが望ましい。また、当該ヒンジストッパー部材は予めクーラーボックスに組み込まれている他、後から設置することもできる。この場合、当該後から設置するヒンジストッパー部材は、蓋部51を開いた状態で保持する支持部材20として機能することができる。
以上の様にヒンジストッパー部材を備えるクーラーボックスに、針外し部材10を設けて形成されたクーラーボックスでは、蓋部51を開けた状態にし、更に前記軸部11を蓋部51材に対して直交する向きに起立させる。この状態において、前記軸部11の先端側に存在する針掛け部12は、クーラーボックスにおける容器本体52の上方に存在することができる。
そして釣針に掛かった魚のハリスを持ち、針掛け部12にハリスを掛け手前に引くと、釣針が針掛け部12に引っかかり、釣った魚に対する釣針の向きを変えることにより、釣った魚が釣針から外れ、そのままクーラーボックスの容器本体52内に落下、収容される。これにより、利用者は、片手に釣竿を持ったまま、他方の手で、釣った魚から釣針を外すことができ、更に釣針を外すと同時に、そのまま釣った魚をクーラーボックスに収納することができる。
図2は第2の実施の形態にかかる針外し具30と、これを取り付けたクーラーボックス(蓋付き容器50)を示す斜視図である。この実施の形態において針外し部材10は、前記実施の形態1に示したのと同じ針外し部材10が使用されている。特にこの実施の形態では当該針外し部材10に、更に蓋部51を開いた状態で保持する支持部材20を組み合わせて針外し具30とし、これをクーラーボックスに設置した状態を示している。
即ち本実施の形態では、蓋部51を開いた状態で保持する支持部材20を設けている。かかる支持部材20は、後からクーラーボックスの内面に設置できるように構成されており、本実施の形態では、容器本体52と前記蓋部51との間に架設して設けられる支柱部21と、この支柱部21の先端側を保持する係止部22とで構成されている。特に当該支柱部21の先端側はフック形状に形成され、前記係止部22は当該フック状の先端側を収容して保持するリング状に形成している。かかる支柱部21は、ステンレス棒(望ましくは直径2〜3mm)を用いて形成することができ、その長さは、クーラーボックスの大きさにもよるが、蓋部51が80度〜110度(望ましくは80度〜90度)に開く長さに形成することができる。
かかる支柱部21の基端側には、蓋付き容器50(クーラーボックス)の蓋部51又は容器本体52に対して揺動自在に固定される揺動取付部23が設けられており、当該揺動取付部23はネジによって容器の蓋部51又は容器本体52に羅着できるように構成している。かかる支柱部21は、当該揺動取付部23によって容器の蓋部51又は容器本体52に対して揺動自在となっており、蓋部51を閉じる際には、邪魔にならないように収容可能に形成されている。本実施の形態において、当該支柱部21は、その基端側の揺動取付部23を蓋部51内面に取り付けると共に、前記係止部22を容器本体52側に取り付けており、支柱部21先端側のフックをリング状に形成された係止部22に係合させることにより、当該蓋部51を開いた状態に維持することができる。
そして当該クーラーボックスの蓋部51を閉じる際には、支柱部21先端側のフックをリング状に形成された係止部22から外し、前記針外し部材10側に倒して収容することにより、クーラーボックスの容器本体52内に物品を収容する際にも、当該支柱部21が邪魔になる事は無くなる。
図3は、蓋付き容器50における開き具合を示す断面略図である。この図に示すように、前記クーラーボックスなどの蓋付き容器50は、開閉自在に設けられた上部蓋部51の開く角度(図中におけるΘ)が、望ましくは80度〜110度、特に望ましくは80度〜90度となるように形成する。当該開き角度が80度よりも小さい場合には、容器本体52の開口面積が小さくなり、針外し作業がしにくくなる。一方で、当該開き角度が110度を超えると、蓋部51の重さによって転倒することが危惧される。ただし、当該容器本体52内の収容物によって、当該蓋付き容器50の転倒の恐れがない場合には、当該蓋部51が開く角度を110度以上にすることもできる。ただし、針外し部材10によって針を外した後の魚が、直接容器本体52に落下するか、或いは当該蓋部51内面を滑り落ちて容器本体52内に案内される角度(例えば、当該開き角度が150度以下)に形成するのが望ましい。特に当該蓋部51の開き角度(Θ)を90度にした場合には、容器本体52の開口面積を大きくすることができ、当該容器の転倒の恐れを無くすことができ、更に、釣り糸やハリスが、蓋部51を揺動させるヒンジなどに引っかからないという効果が得られる。
また、この図3に示すように、前記針外し部材10の軸部11の先端側に設けられる針掛け部12は、容器本体52における開口面内に存在することが望ましい。本実施の形態にかかる針外し部材10によって釣針を外した魚が、直接容器本体52内に落下できるようにするためである。ただし、前述のとおり、釣針から外した魚が蓋部51内面を滑り落ちて容器本体52内に収容される場合には、当該針掛け部12は開いた蓋部51の内面上に存在すればよい。
以上のように形成した針外し具30と、これを取り付けたクーラーボックス(蓋付き容器50)によれば、魚釣りに際して、魚を釣り上げてから魚をはずし、エサをつけ再度仕掛けをポイントに投入する一連の動作(手返し)を迅速に行うことができる。
即ち、従前においては、魚釣りで魚を多く釣る場合には、魚を針から外す作業が面倒になっており、手を汚さず大漁に釣るには、いかに手返し良く魚を針から外すのが問題であった。この点、本実施の形態にかかる針外し具30と、これを取り付けた蓋付き容器50では、このような問題を解決する為に、クーラーボックスに支柱部21と針外し部材10を取り付け、手を汚さず竿を持ったままクーラーボックスに魚を収納でき、針外し具30を手に持って作業しなければならないと言う課題を解消した針外し具30と、これを取り付けた蓋付き容器50を提供することができる。
よって、本実施の形態にかかる針外し具30と、これを取り付けた蓋付き容器50によれば、釣った魚に手に触れること無く、クーラーボックス(蓋付き容器50)に収納する事ができ、また釣り竿を手に持ったままで、釣り針外しを持つこと無く釣った魚をクーラーボックスに収納する事ができる。これにより、手かえしが良く魚を効率良く、より多くの魚を釣ることができる。特に、この手返しを良くするためには、本実施の形態にかかる針外し具30と、これを取り付けた蓋付き容器50で使用する釣針は、針先に返しの無い釣針であることが望ましい。
図4は、前記実施の形態1や2において適用可能な他の実施の形態にかかる針外し部材10を示す(A)分解斜視図、(B)斜視図、(D)側面図である。この図に示す針外し部材10も固定部14と、針外し部本体13とで形成されている。
本実施の形態にかかる針外し部本体13において、固定部14は板状部材を曲折させて形成されており、その側面視は逆向き「Γ」字状に形成されている。即ち、クーラーボックスなどの蓋付き容器50に取り付ける為の平面部16と、当該平面部16の下方を前方に曲折させて形成した針外し部本体固定部17と、この針外し部本体固定部17の先端側を立ち上げ状に曲折させた針外し部本体ロック部18とで形成されている。
前記平面部には、本実施の形態では2つの孔部が設けられており、当該孔部を介して、ネジやビスにより、この針外し部本体13をクーラーボックスなどの蓋付き容器50の蓋部51の内面に固定することができる。
また、前記針外し部本体固定部17にも孔部が形成されており、当該孔部には針外し部本体13の基部側に形成されたリング41を重ね合わせて、これをボルトやハトメによって一体化することで、当該針外し部本体13を、この固定部14に対して揺動自在に取り付けることができる。当該針外し部本体13を揺動自在に設けていることから、使用時にはこの針外し部本体13の軸部11を、前記固定部14における平面部に直交する向きに起立させた状態で使用することができ、一方で使用しないときには、当該軸部11を、前記固定部14における平面部に沿う向きに倒して収容することができる。
特に本実施の形態にかかる針外し部材10では、前記針外し部本体固定部17の先端側を立ち上げ状に曲折させた針外し部本体ロック部18を形成している。このロック部は、山形に湾曲させると共に、前記軸部11を保持する部分を凹ませた形状としており、回動させた軸部11が当該凹んだ部分に収容されることにより、当該軸部11の自由回動を阻止してロックすることができる。
そしてこの実施の形態にかかる針外し部本体13では、前記平面部の上部に、正面側に湾曲すると共に上方に突出した小片からなる収納部19を形成している。この収納部19は、前記支持部材20を倒した状態で保持することができ、これによりクーラーボックス(蓋付き容器50)の蓋部51を閉じた状態においても、支持部材20をしまい込むことができる。
本考案の針外し具、及びこれを設置した蓋付き容器は、魚釣りで使用するための道具として利用することができる。
10 針外し部材
11 軸部
12 針掛け部
13 針外し部本体
14 固定部
15 リング
16 平面部
17 針外し部本体固定部
18 針外し部本体ロック部
19 収納部
20 支持部材
21 支柱部
22 係止部
23 揺動取付部
30 針外し具
50 蓋付き容器
51 蓋部
52 容器本体
11 軸部
12 針掛け部
13 針外し部本体
14 固定部
15 リング
16 平面部
17 針外し部本体固定部
18 針外し部本体ロック部
19 収納部
20 支持部材
21 支柱部
22 係止部
23 揺動取付部
30 針外し具
50 蓋付き容器
51 蓋部
52 容器本体
Claims (4)
- 揺動して開閉する蓋部を備えた容器の蓋部に取り付けて使用する針外し具であって、
少なくとも、前記蓋部に取り付けられる針外し部材を備えており、
当該針外し部材は、前記蓋付き容器の蓋部に取り付ける為の固定部と、前記固定部に対して揺動自在又は着脱自在に設けられる針外し部本体とを備え、
前記針外し部本体は、前記蓋部から立上り状に突出することのできる軸部と、当該軸部の先端側に設けた、釣針を外す際に釣針をかけるための針掛け部を備えることを特徴とする、針外し具。
- 更に、前記蓋部を開いた状態で保持する支持部材を伴って構成されており、
当該支持部材は、前記蓋部を備えた容器における容器本体と前記蓋部との間に架設して設けられる支柱部を備え、
当該支柱部の基端側には、蓋付き容器の蓋部又は容器本体に対して揺動自在に固定される揺動取付部が設けられている、請求項1に記載の針外し具。
- 前記針外し部材の固定部は、前記支持部材において揺動する先端側を着脱自在に保持する収納部を備えている、請求項2に記載の針外し具。
- 揺動して開閉する蓋部を備えた容器と、当該容器の蓋部内面に取り付けられた針外し具とからなる、針外し具付き容器であって、
当該針外し具が請求項1〜3の何れか一項に記載した針外し具である、針外し具付き容器。
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JP2017001426U JP3210864U (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 針外し具、及びこれを設置した蓋付き容器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10188090B2 (en) * | 2015-06-23 | 2019-01-29 | Donald Brewer | Fish receptacle |
US20220386579A1 (en) * | 2020-09-21 | 2022-12-08 | Flop Industries, Llc | Container for aquatic live bait |
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2017
- 2017-03-30 JP JP2017001426U patent/JP3210864U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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