JP3210621U - 顕微鏡 - Google Patents

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映彦 尾▲崎▼
映彦 尾▲崎▼
佐野 雄一
雄一 佐野
浩章 徳矢
浩章 徳矢
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Abstract

【課題】傷付けることなく無駄を生じることなく効率よく所望のチップをウエハシートから取り出すことが可能な顕微鏡を提供する。【解決手段】実体顕微鏡21は、標本が載置されるステージになる鏡台22と、この鏡台22の端部に立設される鏡柱23と、この鏡柱23に支えられて鏡台22上に配置される対物レンズ24とを備えて構成される。対物レンズ24に結像される標本像は接眼レンズ25で観察される。鏡台22は、対物レンズ24の下方にピン27を突出して備える。ピン27は、鏡台22の透過照明孔28に嵌まる形状をしたピックアップ治具29に立設されている。鏡柱23は、根元に鏡台22との間にアーム治具31を備える。アーム治具31は、断面がコの字状をしており、鏡台22から遠ざかる方向に曲がる屈曲部を形成している。【選択図】図3

Description

本考案は、鏡台に載置される標本を鏡柱に支えられる対物レンズによって結像する顕微鏡に関するものである。
従来、この種の顕微鏡としては、例えば、図1の側面図に示される実体顕微鏡1がある。実体顕微鏡1は、標本が載置されるステージになる鏡台2と、この鏡台2の端部に立設される鏡柱3と、この鏡柱3に支えられて鏡台2上に配置される対物レンズ4とを備えて構成される。対物レンズ4に結像される標本像は接眼レンズ5で観察される。実体顕微鏡1は、両眼で標本を同時に見ることで、標本を立体的に観察することができ、電子機器等の微小部品の検査や組み立て作業などに利用されている。
しかしながら、上記従来の顕微鏡1を使用して、図2に示すような、ウエハリング11に保持された半導体ウエハ12からチップ13を取り出す作業には、ある程度の熟練が必要とされる。ここで、環状をしたウエハリング11に囲まれる領域にはウエハシート14が張られている。ウエハシート14は粘着性の樹脂テープから成り、ダイシングされたチップ13が並ぶ半導体ウエハ12の裏面に粘着して、半導体ウエハ12を保持している。
チップ13の取り出し作業は、具体的には、取り出しの対象とするチップ13の位置を顕微鏡1で観察して覚えておき、ペン先等の尖った治具で、ウエハシート14の裏から対象とするチップ13を押し上げることで、行われる。押し上げたチップ13は、ピンセットでつまんだり、真空ピンセットで吸着することで、ウエハシート14から取り出す。この作業は細かな作業であるため、慣れていないと多くの作業ミスを犯してしまう。例えば、先の尖った鋭利な治具を使ってチップ13を取るときに、裏からチップ13を突いて破壊したり、隣り合うチップ13どうしが擦れてチップ13が傷付いたりする。このようにチップ13を破壊したり傷付けるとチップ13が使い物にならなくなってしまい、資源の損失を招くことになる。また、チップ13を傷付けたことに気が付かないでそのままチップ13の特性を試験してしまうと、正確な試験結果が得られないことになる。
また、チップ13の取り出し作業を、顕微鏡1で観察しながら、対象とするチップ13に隣接するチップ13をピンセットで潰してから、対象とするチップ13をほじくり返すようにして、ピンセットでつまんだり、真空ピンセットで吸着して行うこともある。この取り出し作業はチップ13を壊すことを前提に行う作業であるため、チップ13が無駄となってしまい、資源の損失を招くことになる。
また、ウエハリング11の径が鏡台2に比べて大きいため、図2で半導体ウエハ12の楕円Aで囲まれる端部にあるチップ13を取り出す際には、ウエハリング11の楕円Bで囲まれる端部が顕微鏡1の鏡柱3に当たってしまう。したがって、半導体ウエハ12の楕円Aで囲まれる端部にあるチップ13を顕微鏡1で観察することができない。この場合、ウエハリング11を回転させ、半導体ウエハ12の楕円Aで囲まれる端部を鏡柱3の側に近付けると、チップ13を観察できる。しかし、ウエハリング11を元の回転位置に戻すと、取り出そうと狙ったチップ13の位置を見失ってしまい、取り出すチップ13を取り違えてしまう。このため、従来の顕微鏡1では、効率よく所望のチップ13を取り出すことが出来なかった。
本考案はこのような課題を解決するためになされたもので、
標本が載置されるステージになる鏡台と、この鏡台の端部に立設される鏡柱と、この鏡柱に支えられて鏡台上に配置される対物レンズとを備えて構成される顕微鏡において、
鏡台が、対物レンズの下方に先端が尖っていないピンを突出して備え、
鏡柱が、鏡台から遠ざかる方向に曲がる屈曲部を根元に備えることを特徴とする。
本構成によれば、先端が尖っていないピンが突出して顕微鏡のステージになる鏡台に備えられているので、ウエハリングに保持されたチップの位置を顕微鏡で見て覚えておくことなく、ウエハリングを両手で支えた状態で顕微鏡を使ってチップを観察しながら、対象とするチップの裏をピンの尖っていない先端で押して、チップを傷付けることなく押し上げることが可能になる。また、鏡台から遠ざかる方向に曲がる屈曲部が鏡柱の根元に備えられているので、半導体ウエハの鏡柱から離れた側の端部にあるチップが対物レンズの下方に位置するように、ウエハリングを鏡柱の側に水平移動させても、ウエハリングの鏡柱側の端部が屈曲部に収容されるので、従来のようにウエハリングの端部が鏡柱に当たることはない。このため、対象とするチップを顕微鏡で観察しながら、ウエハリングを回転させることなく水平移動させることで、対物レンズの下方に狙ったチップを見失うことなく移動させることができる。この結果、傷付けることなく無駄を生じることなく効率よく所望のチップをウエハシートから取り出すことが可能になる。
また、本考案は、ピンが、鏡台に設けられる透過照明孔に嵌まる形状をした治具に立設されることを特徴とする。
本構成によれば、鏡台に設けられる透過照明孔を利用することで、対物レンズ下方の鏡台にピンを容易に立設することができる。
また、本考案は、治具が、透過照明孔に表裏反転自在に着脱自在に取り付けられ、一方の面における対物レンズの下方に位置させられる箇所にピンが立設され、他方の面が平坦になっていることを特徴とする。
本構成によれば、ピンが突出して設けられた一方の面を露出させて治具を透過照明孔に取り付けることで、上記のように所望のチップを効率よく取り出すことが可能になる。また、平坦になっている他方の面を露出させて治具を透過照明孔に取り付けることで、鏡台上に所望の標本を置いて通常の顕微鏡として使用することが可能になる。
本考案の顕微鏡によれば、チップを破壊したり傷付けることなく、無駄にすることなく、また、チップを取り違えることもなく、効率よくチップをウエハシートから取り出せるので、半導体チップ製造の歩留まりおよびリードタイムが向上する。また、チップの取り出し作業に従来のような熟練が必要とされなくなり、熟練者による作業が不要になるので、賃金率が下がり、引いては半導体チップ製造のコストが低減されるようになる。
従来の顕微鏡の側面図である。 顕微鏡の観察対象となる半導体チップを保持した状態のウエハリングの平面図である。 本発明の一実施形態による顕微鏡の側面図および平面図である。 一実施形態による顕微鏡に備えられるピックアップ治具の平面図、側面図および裏面図である。 一実施形態による顕微鏡のチップ取り出し作業時における側面図および平面図である。
次に、本考案の顕微鏡を実施するための形態について、説明する。
図3(a)は、本考案の一実施形態による実体顕微鏡21の側面図、同図(b)は同図(a)のIIIb―IIIb線破断矢視平面図である。
実体顕微鏡21は、標本が載置されるステージになる鏡台22と、この鏡台22の端部に立設される鏡柱23と、この鏡柱23に支えられて鏡台22上に配置される対物レンズ24とを備えて構成される。対物レンズ24に結像される標本像は接眼レンズ25で観察される。対物レンズ24および接眼レンズ25の光学系は、鏡柱23に設けられたハンドル26を回転させることで、鏡台22からの距離が調節される。
鏡台22は、対物レンズ24の下方にピン27を突出して備える。鏡台22には、鏡台22に載置される標本を下方から照明するための透過照明孔28が設けられている。ピン27は、この透過照明孔28に嵌まる形状をした図4に示すピックアップ治具29に立設されている。
図4(a)はピックアップ治具29の平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は裏面図である。ピックアップ治具29は、透過照明孔28に嵌まる直径および厚さを有する円盤30の一方の面の中心に、ピン27が立設されて構成されている。ピン27は、太い円柱27aに細い円柱27bが同軸に設けられて構成されている。細い円柱27bの上端側にはテーパーが形成され、テーパー端部のピン27の先端27cは尖らないように平坦になっている。円盤30の他方の面は同図(c)に示すように平坦に設けられている。ピン27および円盤30は本実施形態では金属の材質から形成されるが、樹脂等の材質から形成してもよい。ピックアップ治具29は、透過照明孔28に表裏反転自在に着脱自在に取り付けられ、ピン27は、円盤30の一方の面における対物レンズ24の下方に位置させられる箇所に、立設される。
また、鏡柱23は、根元に鏡台22との間にアーム治具31を備える。アーム治具31は、断面がコの字状をしており、鏡台22から遠ざかる方向に曲がる屈曲部を形成している。本実施形態では、アーム治具31は、3枚の金属製の板材が天板、底板および側板として、ねじで締結されて組み合わされて、構成されている。天板と鏡柱23との間、および底板と鏡台22との間も、ねじで締結されて固定されている。
このような本実施形態の顕微鏡21によれば、先端が尖っていないピン27が突出してステージになる鏡台22に備えられているので、図2に示すような、ウエハリング11に保持されたチップ13の位置を顕微鏡21で見て覚えておくことなく、ウエハリング11を両手で支えた状態で顕微鏡21を使ってチップ13を観察しながら、対象とするチップ13の裏をピン27の尖っていない先端で押して、チップ13を傷付けることなく押し上げることが可能になる。
また、アーム治具31が鏡柱23の根元に備えられているので、図5に示すように、ウエハリング11の端部をアーム治具31の屈曲した空間に収容することができる。図5(a)は、チップ13の取り出し作業時における顕微鏡21の側面図、同図(b)は同図(a)のVb―Vb線破断矢視平面図である。なお、同図において図2〜図4と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。したがって、半導体ウエハ12の鏡柱23から離れた側の端部にあるチップ13が対物レンズ24の下方に位置するように、ウエハリング11を鏡柱23の側に水平移動させても、図示するようにウエハリング11の鏡柱23側の端部がアーム治具31に収容されるので、従来のようにウエハリング11の端部が鏡柱23に当たることはない。このため、対象とするチップ13を顕微鏡21で観察しながら、ウエハリング11を回転させることなく水平移動させることで、対物レンズ24の下方に狙ったチップ13を見失うことなく移動させることができる。この結果、傷付けることなく無駄を生じることなく効率よく所望のチップ13をウエハシート14から取り出すことが可能になる。
このため、本実施形態の顕微鏡21によれば、チップ13を破壊したり傷付けることなく、無駄にすることなく、また、チップ13を取り違えることもなく、効率よくチップ13をウエハシート14から取り出せるので、半導体チップ製造の歩留まりおよびリードタイムが向上する。また、チップ13の取り出し作業に従来のような熟練が必要とされなくなり、熟練者による作業が不要になるので、賃金率が下がり、引いては半導体チップ製造のコストが低減されるようになる。
また、本実施形態の顕微鏡21によれば、鏡台22に設けられる透過照明孔28を利用することで、対物レンズ24下方の鏡台22にピン27を容易に立設することができる。
また、本実施形態の顕微鏡21によれば、ピン27が突出して設けられた円盤30の一方の面を露出させてピックアップ治具29を透過照明孔28に取り付けることで、上記のように所望のチップ13を効率よく取り出すことが可能になる。また、平坦な他方の面を露出させてピックアップ治具29を透過照明孔23に取り付けることで、鏡台22の表面が平坦になるので、ステージ上に所望の標本を置いて通常の顕微鏡21として使用することが可能になる。
本実施形態の顕微鏡21は、ウエハシート14に保持されるチップ13を半導体ウエハ12から取り出す作業に限定されず、上記のようにピックアップ治具29を反転させることで、電子機器等の微小部品の検査や組み立て作業などにも利用することができる。
21…顕微鏡
22…鏡台
23…鏡柱
24…対物レンズ
25…接眼レンズ
26…ハンドル
27…ピン
27c…ピン27の先端
28…透過照明孔
29…ピックアップ治具
30…円盤
31…アーム治具(屈曲部)

Claims (3)

  1. 標本が載置されるステージになる鏡台と、この鏡台の端部に立設される鏡柱と、この鏡柱に支えられて前記鏡台上に配置される対物レンズとを備えて構成される顕微鏡において、
    前記鏡台は、前記対物レンズの下方に先端が尖っていないピンを突出して備え、
    前記鏡柱は、前記鏡台から遠ざかる方向に曲がる屈曲部を根元に備えることを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記ピンは、前記鏡台に設けられる透過照明孔に嵌まる形状をした治具に立設されることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記治具は、前記透過照明孔に表裏反転自在に着脱自在に取り付けられ、一方の面における前記対物レンズの下方に位置させられる箇所に前記ピンが立設され、他方の面が平坦になっていることを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡。
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