JP3210514U - 磁気活性器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物を効果的に活性化させることができる磁気活性器を提供する。【解決手段】中心部に処理空間を形成した合成樹脂製のケーシングが第1ケース片1Aと第2ケース片1Bとに2分割されており、このケーシングの内部に、処理空間を包囲する非磁性体からなる導電性金属層2と、この導電性金属層2を包囲する8個の永久磁石M1〜M8とを収容した。8個の永久磁石M1〜M8が、処理空間を包囲する四角形の仮想の枠の各辺部に沿って2個ずつ配置されている。ケーシングの一側面及び他側面において処理空間を横切る磁気パターンが十字線となるように、各永久磁石M1〜M8を配置した。【選択図】図6

Description

本考案は、磁力によって物質を活性化させる磁気活性器に関する。
磁力を利用して水等の流体を活性化する磁気活性器として、例えば図9に示すように、ケーシング100の内部に、流体を通すパイプを配置するための空間101を設け、このパイプの両側部を挟み込むように複数の永久磁石102を配置し、各永久磁石102の磁力によって、前記パイプの内部を流れる流体を活性化させるものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−52764号公報
前記磁気活性器の永久磁石102は、複数の永久磁石102の磁力を、パイプの両側部のみから流体に作用させるものであるので、流体に対して磁力を効率的に作用させることができず、流体を効果的に活性化させることができないという問題があった。
流体を効果的に活性化させるためには、永久磁石102としてより強力な磁力を発生させるものを用いることが考えられる。しかし、この場合、永久磁石102のコストが高くつくとともに、磁気活性器100が大型化するという問題があった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、より強力な磁力を有する永久磁石を用いることなく、磁力を被処理物に対してより効果的に作用させることができるとともに、サイズが大型化するのを抑制できる磁気活性器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本考案の磁気活性器は、一側面から他側面にかけて貫通し、断面が四角形の処理空間を有する合成樹脂製のケーシングと、
前記ケーシングの内部に収容され、前記処理空間を包囲する非磁性体からなる導電性金属層と、
前記ケーシングの内部に収容され、前記導電性金属層の周囲に設けられた8個の平板状の永久磁石と、を備え、
前記永久磁石が、前記処理空間を包囲する四角形の仮想の枠の各辺部に沿って2個ずつ配置され、
前記各永久磁石は、前記処理空間側に臨む内側面とその裏側の外側面とが磁極面として構成されており、
前記ケーシングの一側面及び他側面において処理空間を横切る磁気パターンが、それぞれ十字線であることを特徴としている。
この磁気活性器によれば、前記永久磁石が、処理空間を包囲する四角形の仮想の枠の各辺部に沿って2個ずつ配置され、各永久磁石が、前記処理空間側に臨む内側面とその裏側の外側面とが磁極面として構成されているとともに、前記ケーシングの一側面及び他側面において処理空間を横切る磁気パターンが、それぞれ十字線であるので、強力な磁石を用いることなく物質をより効果的に活性化させることができる。
すなわち、本願考案者は、被処理物をより効果的に活性化させることができる磁気活性器について鋭意研究した結果、前記のように磁石の配置を工夫するとともに、前記ケーシングの一側面及び他側面において処理空間を横切る磁気パターンを、それぞれ十字線とすると、強力な磁石を用いることなく被処理物を効果的に活性化させることができることを見出し、係る知見に基づいて本考案を完成させたものである。
前記磁気活性器において、前記各永久磁石は、間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす平板状の第1磁石及び第2磁石と、
間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす平板状の第3磁石及び第4磁石と、
間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす平板状の第5磁石及び第6磁石と、
間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす第7磁石及び第8磁石と、により構成され、
前記第1磁石及び第2磁石は、前記第1磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第2磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第1辺部に沿って配置され、
前記第3磁石及び第4磁石は、前記第3磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第4磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第1辺部に隣接する第2辺部に沿って配置され、
前記第5磁石及び第6磁石は、前記第5磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第6磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第2辺部に対向する第3辺部に沿って配置され、
前記第7磁石及び第8磁石は、前記第7磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第8磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第1辺部に対向する第4辺部に沿って配置され、
前記互いに対をなす磁石の内側面どうし、及び前記仮想の枠の周方向に沿って隣合う磁石の内側面どうしは逆極性であるのが好ましい。
この場合には、本考案に係る磁気活性器を、容易に構成することができる。
前記磁気活性器において、前記処理空間の断面形状は正方形であり、前記処理空間の中心部はゼロ磁場であるのが好ましい。この場合には、被処理物をさらに効果的に活性化させることができる。
前記各磁石の内側面及び外側面は、同一寸法の矩形形状であるのが好ましい。
この場合には、前記処理空間のゼロ磁場を容易に構成することができる。
前記磁気活性器は、前記導電性金属層が各永久磁石に積層されており、各永久磁石が、前記導電性金属層を露出させた状態で、磁性体からなるヨークに埋め込まれているのが好ましい。
この場合には、各永久磁石の磁気が漏洩するのをヨークによって効果的に防止することができるとともに、各永久磁石を容易かつ精度良く配置することができる。
本考案の磁気活性器によれば、強力な磁石を用いることなく流体を効果的に活性化させることができるとともに、サイズが大型化するのを抑制することができる。
本考案に係る磁気活性器の一実施形態を示す斜視図である。 前記磁気活性器の図1におけるII−II線断面図である。 前記磁気活性器の処理空間を開放した状態を示す斜視図である。 ヨーク部分を示す斜視図である。 永久磁石の配置状態を示す斜視図であり、(a)は第1ヨーク片における永久磁石の配置状態を示す図であり、(b)は第2ヨーク片における永久磁石の配置状態を示す図である。 永久磁石の配置状態を示す断面図である。 処理空間を横切る磁気パターンを示す平面図であり、(a)はケーシングの一側面における磁気パターンを示す図であり、(b)はケーシングの他側面における磁気パターンを示す図である。 2つの磁気活性器を連結した状態を示す斜視図である。 従来の磁気活性器の一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施形態を説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る磁気活性器を示す斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図である。同図に示す磁気活性器は、ケーシング1の内部に、流体、粉体、気体、固体等の被処理物を活性化処理するための処理空間Xと、この処理空間Xを包囲するように配置された導電性金属層2と、この導電性金属層2の周囲に配置された8個の永久磁石Mと、各永久磁石Mを埋め込んだ磁性体からなるヨーク3とを備えている。
前記ケーシング1は全体が合成樹脂で形成された中空リング状のものであり、その中央部の前記処理空間Xは、断面が四角形(図の場合正方形)に形成されている。この処理空間Xはケーシング1の軸方向(幅方向)の一側面(図1おける上面)E1から他側面(図2における底面)E2にかけて貫通している。
前記ケーシング1は、第1ケース片1Aと第2ケース片1Bとに2分割されており、それぞれの長手方向の両端部どうしは、連結機構としての一対の第1ヒンジ4と第2ヒンジ5とを介して回動可能に連結されている。
前記第1ケース片1A及び第2ケース片1Bは、左右対称のほぼ円弧形状になっており、それぞれの互いに対向する面には、前記処理空間Xを構成するためのV字状の窪み1Cが形成されている。なお、各ケース片1A,1Bの内部は密閉された空間になっている。
図3及び図6にも示すように、前記第1ヒンジ4は、第2ケース片1Bの長手方向一端部の軸方向(図3において上下方向)の中央に設けられた1個の第1突起4aと、第1ケース片1Aの長手方向一端部の軸方向の両側に設けられ、前記第1突起4aを挟み込む2個の第2突起4bと、各突起4a,4bに形成された貫通孔4cに抜き取り可能に挿入されたヒンジピン4dとを備えている。
また、前記第2ヒンジ5は、第1ケース片1Aの長手方向他端部の軸方向の中央に設けられた1個の第1突起5aと、第2ケース片1Bの長手方向他端部の軸方向の両側に設けられ、前記第1突起5aを挟み込む2個の第2突起5bと、各突起5a,5bに形成された貫通孔5cに抜き取り可能に挿入されたヒンジピン5dとを備えている。
前記ケーシング1は、例えば第2ヒンジ5のヒンジピン5dを、貫通孔5cから引き抜くことにより、各ケース片1A,1Bを開脚させることができる。これにより、図3に示すように、処理空間Xを開放することができるので、処理空間Xを拡張することができる。したがって、サイズの大きい被処理物についても支障なく活性化させることができる。
前記各ヒンジ4,5は、第1ケース片1Aと第2ケース片1Bとを開脚させた状態で、複数個の磁気活性器どうしを連結することができる(図8参照)。これにより、面積が広く周囲が閉塞された処理空間Xを構成することができるので、さらにサイズが大きい被処理物についても効果的に活性化させることができる。
図6を参照して、前記導電性金属層2は、銅、銀等の非磁性体であって導電性を有する金属で形成されている。前記導電性金属層2は、各永久磁石Mの少なくとも処理空間Xに臨む内側面Maにメッキを施すことにより当該永久磁石Mに積層されている。図の場合、導電性金属層2は永久磁石Mの表面全体に積層されている。このように、導電性金属層2を各永久磁石Mに積層することにより、導電性金属層2を処理空間Xの周囲に容易に構成することができる。
前記導電性金属層2は、処理空間Xに臨ませて配置されているので、当該導電性金属層2によって、永久磁石Mの磁力線を処理空間Xの中心方向に効果的に押しやることができ、これにより、処理空間Xの磁束密度を高めることができる。
前記ヨーク3は鉄等の磁性体からなるものであり、各ケース片1A,1Bに対応させて、第1ヨーク片3Aと第2ヨーク片3Bとに2分割されている(図4及び図6参照)。各ヨーク片3A,3BはほぼL字形のものであり、前記処理空間Xを包囲した状態で、それぞれ各ケース片1A,1Bの内部に収容されている。
前記永久磁石Mは、互いに対をなす第1磁石M1及び第2磁石M2と、互いに対をなす第3磁石M3及び第4磁石M4と、互いに対をなす第5磁石M5及び第6磁石M6と、互いに対をなす第7磁石M7及び第8磁石M8と、により構成されている(図5参照)。
各永久磁石Mは、板状のものであり、その内側面Maと外側面Mbとが磁極面として構成されている。各永久磁石Mの内側面Ma及び外側面Mbは、全て同一寸法の矩形形状(長方形)である。
各永久磁石Mとしては、例えばネオジム磁石、アルニコ磁石、フェライト磁石が用いられる。
各永久磁石Mはその内側面Maに積層された導電性金属層2を露出させた状態で、前記ヨーク3に埋め込まれている。
図5(a)は第1ケース片1Aに収容された第1ヨーク片3Aに各永久磁石Mが埋め込まれた状態を示している。第1ヨーク片3Aの同図における上面L側が前記第1ケース片1Aの一側面(上面)E1側に位置している。
図5(b)は第2ケース片1Bに収容された第2ヨーク片3Bに永久磁石Mが埋め込まれた状態を示している。第2ヨーク片3Bの同図における上面R側が第2ケース片1Bの一側面(上面)E1側に位置している。
図4及び図6に示すように、前記複数の磁石M1〜M8は、前記処理空間Xを包囲する四角形(図の場合正方形)の仮想の枠Wの4つの辺部である第1辺部W1、第2辺部W2、第3辺部W3及び第4辺部W4に沿ってそれぞれ2個ずつ配置されている。
第1ヨーク片3Aの図5において右側の第1片部3A1は、前記第1辺部W1に沿って設けられており、第1ヨーク片3Aの図5において左側の第2片部3A2は、前記第1辺部W1に隣接する第2辺部W2に沿って設けられている。また、第2ヨーク片3Bの図5において左側の第1片部3B1は、前記第2辺部W2に対向する第3辺部W3に沿って設けられており、第2ヨーク片3Bの図5において右側の第2片部3B2は、前記第1辺部W1に対向する第4辺部W4に沿って設けられている。
互いに対をなす第1磁石M1及び第2磁石M2は、第1ヨーク片3Aの第1片部3A1に埋め込まれている。つまり、第1磁石M1及び第2磁石M2は、前記四角形の仮想の枠Wの第1辺部W1に沿って配置されている。
第1磁石M1及び第2磁石M2は、それぞれ長手方向を、前記四角形の仮想の枠Wの第1辺部W1に沿わせた状態で、ケーシング1の一側面E1寄りと他側面E2寄りとに所定間隔離して並列に配置されている。図の場合第1磁石M1は前記一側面E1寄りに配置されており、第2磁石M2は前記他側面E2寄りに配置されてしている。
また、第1磁石M1の内側面Maと第2磁石M2の内側面Maは互いに逆極性である。図5の場合、第1磁石M1の内側面MaがN極であり、第2磁石M2の内側面MaがS極である。
互いに対をなす第3磁石M3及び第4磁石M4は、第1ヨーク片3Aの第2片部3A2に埋め込まれている。つまり、第3磁石M3及び第4磁石M4は、前記四角形の仮想の枠Wの第2辺部W2に沿って配置されている。
第3磁石M3及び第4磁石M4は、それぞれ長手方向を、前記四角形の仮想の枠Wの第2辺部W2に沿わせた状態で、ケーシング1の一側面E1寄りと他側面E2寄りとに所定間隔離して並列に配置されている。図の場合第3磁石M3は前記一側面E1寄りに配置されており、第4磁石M4は前記他側面E2寄りに配置されている。
また、第3磁石M3の内側面Maと第4磁石M4の内側面Maは互いに逆極性である。図5の場合、第3磁石M3の内側面MaがS極であり、第4磁石M4の内側面MaがN極である。
互いに対をなす第5磁石M5及び第6磁石M6は、第2ヨーク片3Bの第1片部3B1に埋め込まれている。つまり、第5磁石M5及び第6磁石M6は、前記四角形の仮想の枠Wの第3辺部W3に沿って配置されている。
第5磁石M5及び第6磁石M6は、それぞれ長手方向を、前記四角形の仮想の枠Wの第3辺部W3に沿わせた状態で、ケーシング1の一側面E1寄りと他側面E2寄りとに所定間隔離して並列に配置されている。図の場合第5磁石M5は前記一側面E1寄りに配置されており、第6磁石M6は前記他側面E2寄りに配置されている。
また、第5磁石M5の内側面Maと第6磁石M6の内側面Maは互いに逆極性である。図5の場合、第5磁石M5の内側面MaがS極であり、第6磁石M6の内側面MaがN極である。
互いに対をなす第7磁石M7及び第8磁石M8は、第2ヨーク片3Bの第2片部3B2に埋め込まれている。つまり、第7磁石M7及び第8磁石M8は、前記四角形の仮想の枠Wの第4辺部W4に沿って配置されている。
第7磁石M7及び第8磁石M8は、それぞれ長手方向を、前記四角形の仮想の枠Wの第4辺部W4に沿わせた状態で、ケーシング1の一側面E1寄りと他側面E2寄りとに所定間隔離して並列に配置されている。図の場合第7磁石M7は、前記一側面E1寄りに配置されており、第8磁石M8は前記他側面E2寄りに配置されている。
また、第7磁石M7の内側面Maと第6磁石M6の内側面Maは互いに逆極性である。図5の場合、第7磁石M7の内側面MaがN極であり、第8磁石M8の内側面MaがS極である。
以上のように、各永久磁石Mの内側面Maの極性は、互いに対をなす各永久磁石Mの内側面Maどうしが、それぞれ逆極性である。また、仮想枠Wの周方向に沿って隣り合う各永久磁石Mの内側面Maどうしも互いに逆極性である。
各永久磁石Mは、処理空間Xの中心から等距離になるようにそれぞれ配置されており、前記した各永久磁石Mの配置パターンと相まって、処理空間Xの中心をゼロ磁場にしている。前記各磁石Mの内側面Ma及び外側面外側面Mbは、全て同一寸法の矩形形状であるので、前記処理空間Xの中心にゼロ磁場を容易に構成することができる。
以上の構成の磁気活性器は、被処理物を処理空間Xに通したり、処理空間Xに接近させたりすることにより、永久磁石Mの磁力を被処理物に作用させて、これを活性化させることができる。
前記磁気活性器は、図7(a)に示すように、前記ケーシング1の一側面E1において処理空間Xを横切る磁気パターンが十字線J1になっている。また、図7(b)に示すように、前記ケーシング1の他側面E2において処理空間Xを横切る磁気パターンが十字線J2になっている。これらの磁気パターンは、磁性流体を樹脂シートに均一に分散させた磁気観察シート(マグネットビューワー)Sを、前記ケーシング1の一側面E1と他側面E2に、それぞれ処理空間Xに臨ませた状態で添わせることにより検出したものである。
本願考案者の試験によれば、磁気活性器において前記のような磁気パターンを発生させることにより、被処理物に対して効率的に磁力を作用させることができ、被処理物をより効果的に活性化させ得ることが判明した。
また、前記導電性金属層2が各永久磁石Mに積層されており、各永久磁石Mが、前記導電性金属層2を露出させた状態で、ヨーク3に埋め込まれているので、各永久磁石の磁気が漏洩するのをヨーク3によって効果的に防止することができるとともに、各永久磁石Mを容易かつ精度良く配置することができる。
なお、図7(a)においては、磁気パターンとして、前記十字線J1の他に、処理空間Xの開口縁に沿って磁気パターンJ3が生じている。また、図7(b)においても、磁気パターンとして、前記十字線J2の他に、処理空間Xの各開口縁に沿って磁気パターンJ4が生じている。これは、前記ヨーク3が磁性体であるからであり、ヨーク3を非磁性体にすると、このようなL字状や四角形の磁気パターンは生じなくなる。
1 ケーシング
2 導電性金属層
3 ヨーク
3A 第1ヨーク片
3B 第2ヨーク片
4 第1ヒンジ
5 第2ヒンジ
E1 ケーシングの一側面
E2 ケーシングの他側面
M 永久磁石
M1 第1磁石
M2 第2磁石
M3 第3磁石
M4 第4磁石
M5 第5磁石
M6 第6磁石
M7 第7磁石
M8 第8磁石
Ma 磁石の内側面
Mb 磁石の外側面
J1 十字線
J2 十字線
W 仮想の枠
W1 第1辺部
W2 第2辺部
W3 第3辺部
W4 第4辺部
X 処理空間

Claims (5)

  1. 一側面から他側面にかけて貫通し、断面が四角形の処理空間を有する合成樹脂製のケーシングと、
    前記ケーシングの内部に収容され、前記処理空間を包囲する非磁性体からなる導電性金属層と、
    前記ケーシングの内部に収容され、前記導電性金属層の周囲に設けられた8個の平板状の永久磁石と、を備え、
    前記永久磁石が、前記処理空間を包囲する四角形の仮想の枠の各辺部に沿って2個ずつ配置され、
    前記各永久磁石は、前記処理空間側に臨む内側面とその裏側の外側面とが磁極面として構成されており、
    前記ケーシングの一側面及び他側面において処理空間を横切る磁気パターンが、それぞれ十字線であることを特徴とする磁気活性器。
  2. 前記各永久磁石は、
    間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす平板状の第1磁石及び第2磁石と、
    間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす平板状の第3磁石及び第4磁石と、
    間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす平板状の第5磁石及び第6磁石と、
    間隔を設けて並列に配置された互いに対をなす第7磁石及び第8磁石と、により構成され、
    前記第1磁石及び第2磁石は、前記第1磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第2磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第1辺部に沿って配置され、
    前記第3磁石及び第4磁石は、前記第3磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第4磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第1辺部に隣接する第2辺部に沿って配置され、
    前記第5磁石及び第6磁石は、前記第5磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第6磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第2辺部に対向する第3辺部に沿って配置され、
    前記第7磁石及び第8磁石は、前記第7磁石が前記ケーシングの一側面寄りに位置し、前記第8磁石が前記ケーシングの他側面寄りに位置した状態で、前記仮想の枠の第1辺部に対向する第4辺部に沿って配置され、
    前記互いに対をなす磁石の内側面どうし、及び前記仮想の枠の周方向に沿って隣合う磁石の内側面どうしは逆極性である請求項1記載の磁気活性器。
  3. 前記処理空間の断面形状が正方形であり、前記処理空間の中心部がゼロ磁場である請求項1又は2記載の磁気活性器。
  4. 前記各磁石の内側面及び外側面が、同一寸法の矩形形状である請求項3記載の磁気活性器。
  5. 前記導電性金属層が各永久磁石に積層されており、各永久磁石が、前記導電性金属層を露出させた状態で、磁性体からなるヨークに埋め込まれている請求項2記載の磁気活性器。
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