JP3210490U - 作業台及び検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に天板を昇降することができる作業台を提供する。【解決手段】ワークを載置して作業を行うための作業台1であって、ベース板2と、ベース板2上に平行かつ昇降可能に支持される天板3と、ベース板2及び天板3間に配設され、天板3の上下位置を定める昇降機構4とを備え、昇降機構4が、ベース板2上に配設される支持部材7と、支持部材7によって一端が揺動可能に支持される操作レバー8と、ベース板2上に固定され、操作レバー8が貫通するガイド穴14を有する板状のガイド部材9と、支持部材7及びガイド部材9間で天板3の下面に固定され、操作レバー8が貫通する駆動穴16を有する可動部材10とを有し、ガイド穴14がベース板2と平行な長穴であり、駆動穴16がベース板2に対して傾斜した長穴である。【選択図】図3
Description
本考案は、作業台及び検査装置に関する。
多様な製品の製造工程において、ワークを作業台上に載置してワークの加工や検査を行うことがある。このような加工や検査において、ワークの高さを調節するために作業台の天板を手作業で昇降可能とすることが望まれる場合がある。
一般に、作業台の天板を昇降する機構は、回転ハンドルの回転により天板の高さを定めるよう構成される(例えば特開2010−285号公報参照)。
しかしながら、回転ハンドルを用いる場合、天板の昇降量に比して回転ハンドルの操作量が大きくなる。多数のワークを短時間で手作業により加工又は検査するラインにおいては、上記のような回転ハンドルの操作は、作業効率を大きく低下させるおそれがある。
本考案は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、簡単に天板を昇降することができる作業台及び検査装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る作業台は、ワークを載置して作業を行うための作業台であって、ベース板と、上記ベース板上に平行かつ昇降可能に支持される天板と、上記ベース板及び天板間に配設され、上記天板の上下位置を定める昇降機構と備え、上記昇降機構が、上記ベース板上に配設される支持部材と、上記支持部材によって一端が揺動可能に支持される操作レバーと、上記ベース板上に固定され、上記操作レバーが貫通するガイド穴を有する板状のガイド部材と、上記支持部材及び上記ガイド部材間で上記天板の下面に固定され、上記操作レバーが貫通する駆動穴を有する可動部材とを有し、上記ガイド穴が上記ベース板と平行な長穴であり、上記駆動穴が上記ベース板に対して傾斜した長穴である。
本考案の一態様に係る作業台は、簡単に天板を昇降することができる。
[本考案の実施形態の説明]
本考案の一態様に係る作業台は、ワークを載置して作業を行うための作業台であって、ベース板と、上記ベース板上に平行かつ昇降可能に支持される天板と、上記ベース板及び天板間に配設され、上記天板の上下位置を定める昇降機構とを備え、上記昇降機構が、上記ベース板上に配設される支持部材と、上記支持部材によって一端が揺動可能に支持される操作レバーと、上記ベース板上に固定され、上記操作レバーが貫通するガイド穴を有する板状のガイド部材と、上記支持部材及び上記ガイド部材間で上記天板の下面に固定され、上記操作レバーが貫通する駆動穴を有する可動部材とを有し、上記ガイド穴が上記ベース板と平行な長穴であり、上記駆動穴が上記ベース板に対して傾斜した長穴である。
本考案の一態様に係る作業台は、ワークを載置して作業を行うための作業台であって、ベース板と、上記ベース板上に平行かつ昇降可能に支持される天板と、上記ベース板及び天板間に配設され、上記天板の上下位置を定める昇降機構とを備え、上記昇降機構が、上記ベース板上に配設される支持部材と、上記支持部材によって一端が揺動可能に支持される操作レバーと、上記ベース板上に固定され、上記操作レバーが貫通するガイド穴を有する板状のガイド部材と、上記支持部材及び上記ガイド部材間で上記天板の下面に固定され、上記操作レバーが貫通する駆動穴を有する可動部材とを有し、上記ガイド穴が上記ベース板と平行な長穴であり、上記駆動穴が上記ベース板に対して傾斜した長穴である。
当該作業台は、操作レバーをガイド穴に沿って揺動させると、駆動穴が操作レバーの水平移動を可動部材の上下移動に変換するカムとして機能し、可動部材と共に天板を昇降させることができる。この操作レバーの揺動は、操作が比較的簡単であり、作業者が注意力を削がれることなく天板を昇降できるので、作業効率の低下を抑制できる。
上記ベース板と天板との間に配設され、上記天板を上向きに押圧する圧縮ばねをさらに備えるとよい。このように、上記ベース板と天板との間に配設され、上記天板を上向きに押圧する圧縮ばねをさらに備えることによって、天板等の重さを相殺し、天板の昇降に必要な力を小さくすることができる。
上記圧縮ばねの弾性力が上記天板及びこの天板に固定される構成要素の合計重量と天板の昇降範囲内で釣り合うとよい。このように、上記圧縮ばねの弾性力が上記天板及びこの天板に固定される構成要素の合計重量と天板の昇降範囲内で釣り合うことによって、天板の昇降に必要な力をさらに小さくすることができる。
上記操作レバーが平面視で上記ベース板から突出しないとよい。このように、上記操作レバーが平面視で上記ベース板から突出しないことによって、作業者の体が誤って操作レバーに触れて天板が意図せずに昇降することを防止できる。
本考案の一態様に係る検査装置は、上記作業台と、上記作業台の上方に配設され、上記作業台に載置されるワークを撮影するカメラとを備える。
当該検査装置は、作業台の天板を昇降することによって、高さが異なるワークの表面に比較的容易にカメラの焦点を合わせることができるので、作業効率よくワークを検査することができる。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、本考案の各実施形態について図面を参照しつつ詳説する。
以下、本考案の各実施形態について図面を参照しつつ詳説する。
[作業台]
図1乃至図3に、本考案の一実施形態に係る作業台1を示す。当該作業台1は、ワークWを載置して、ワークWの上下位置を調整し、例えばワークWの加工、検査等の作業を行うための作業台である。
図1乃至図3に、本考案の一実施形態に係る作業台1を示す。当該作業台1は、ワークWを載置して、ワークWの上下位置を調整し、例えばワークWの加工、検査等の作業を行うための作業台である。
当該作業台1は、ベース板2と、ベース板2上に平行かつ昇降可能に支持される天板3と、ベース板2及び天板3間に配設され、天板3の上下位置を定める昇降機構4とを備える。
また、当該作業台1は、ベース板2に対して天板3を移動可能に支持する複数の直動ガイド5と、ベース板2と天板3との間に配設され、天板3を上向きに押圧する複数の圧縮ばね6とをさらに備える。
<ベース板>
ベース板2は、当該作業台の土台となる部材であり、水平に配置される。このベース板2は、定盤等の上に載置されてもよく、裏面に脚が配設されてもよい。
ベース板2は、当該作業台の土台となる部材であり、水平に配置される。このベース板2は、定盤等の上に載置されてもよく、裏面に脚が配設されてもよい。
ベース板2の材質としては、強度を有するものであればよく、金属、樹脂、樹脂と他の材料と複合材料等が挙げられる。中でも、比較的軽量で加工性に優れることから、アルミニウム、ポリアミド、紙基材フェノール樹脂(紙ベークライト)等が好適に用いられる。
<天板>
天板3は、表面にワークWを支持し、昇降機構4によって上下移動させられる。
天板3は、表面にワークWを支持し、昇降機構4によって上下移動させられる。
天板3の材質としては、ベース板2の材質と同様とすることができる。
天板3の平面寸法としては、特に限定されず、載置するワークWや作業の種類に応じて選択されるが、ベース板2の平面寸法と略等しいことが好ましい。
天板3の厚さとしては、十分な強度が得られる厚さであればよく、材質にもよるが、例えば6mm以上20mm以下とすることができる。天板3の厚さが上記下限に満たない場合、エッジが作業者に警戒心を抱かせて作業効率を悪化させるおそれがある。逆に、天板3の厚さが上記上限を超える場合、天板3の重量が不必要に増大して作業性を低下させるおそれがある。
また、天板3は、後述する昇降機構の一部との干渉を避けるために、裏面に凹部が形成されていてもよい。
<昇降機構>
昇降機構4は、ベース板2上に配設される支持部材7と、支持部材7によって一端が揺動可能に支持される操作レバー8と、ベース板2上に固定され、操作レバー8が貫通する板状のガイド部材9と、支持部材7及びガイド部材9間で天板3の下面に固定され、操作レバー8が貫通する可動部材10とを有する。
昇降機構4は、ベース板2上に配設される支持部材7と、支持部材7によって一端が揺動可能に支持される操作レバー8と、ベース板2上に固定され、操作レバー8が貫通する板状のガイド部材9と、支持部材7及びガイド部材9間で天板3の下面に固定され、操作レバー8が貫通する可動部材10とを有する。
昇降機構4による天板3の上下移動のストロークとしては、特に限定されず、当該作業台1を用いる作業に応じて設計することができるが、昇降機構4の構造上、5mm以上20mm以下とすることが好ましい。上記下限に満たないストロークが要求される場合にはより高度な位置決め精度が要求される可能性が高いため、本実施形態に係る昇降機構4では位置決め精度不足となるおそれがある。逆に、上記上限を超えるストロークを実現するためには、操作レバー8の長さや揺動角度が大きくなりすぎるので、操作性が不十分となるおそれがある。
(支持部材)
支持部材7は、操作レバー8をベース板2及び天板3と平行な水平な面内で揺動可能に支持できるものであればよい。具体例として、支持部材7は、本実施形態のように、ベース板2の奧側(作業者が位置する側と反対側)中央に固定され、手前側の高さが低い2段状の支持本体11と、この支持本体11の手前側部分の上側に鉛直に設けられ、操作レバー8の奧側端部を貫通する揺動軸12と、支持本体11の奧側部分の上面に取り付けられ、揺動軸12の上方に延びる抑え板13とを有する構成とすることができる。
支持部材7は、操作レバー8をベース板2及び天板3と平行な水平な面内で揺動可能に支持できるものであればよい。具体例として、支持部材7は、本実施形態のように、ベース板2の奧側(作業者が位置する側と反対側)中央に固定され、手前側の高さが低い2段状の支持本体11と、この支持本体11の手前側部分の上側に鉛直に設けられ、操作レバー8の奧側端部を貫通する揺動軸12と、支持本体11の奧側部分の上面に取り付けられ、揺動軸12の上方に延びる抑え板13とを有する構成とすることができる。
(操作レバー)
操作レバー8は、棒状の部材であり、奧側の端部に揺動軸12が挿通され、この揺動軸12を中心に水平方向に揺動することができる。
操作レバー8は、棒状の部材であり、奧側の端部に揺動軸12が挿通され、この揺動軸12を中心に水平方向に揺動することができる。
この操作レバー8の揺動は、昇降機構4の駆動源となるため、操作レバー8は十分な強度を有する材料から形成される。また、操作レバー8は、ガイド部材9及び可動部材10に対して摺動するため、例えば金属等の耐摩耗性に優れる材料から形成されることが好ましい。
また、操作レバー8は、平面視でベース板2から突出しないような長さとされることが好ましい。このように、操作レバー8がベース板から突出しないことによって、作業者の体が誤って操作レバー8に触れて天板3が意図せずに昇降することを防止できる。
操作レバー8の平均径としては、材質にもよるが、例えば6mm以上30mm以下とすることができる。操作レバー8の平均径が上記下限に満たない場合、ガイド部材9及び可動部材10との摩擦が大きくなることでスムーズな操作ができないおそれがある。逆に、操作レバー8の平均径が上記上限を超える場合、ベース板2と天板3との間隔が不必要に大きくなるおそれがある。なお、「平均径」とは、円相径を意味する。
(ガイド部材)
ガイド部材9は、ベース板2上に鉛直かつ左右方向に延びるよう固定され、操作レバー8が貫通するガイド穴14を有する。
ガイド部材9は、ベース板2上に鉛直かつ左右方向に延びるよう固定され、操作レバー8が貫通するガイド穴14を有する。
ガイド部材9の材質としては、強度を有するものであればよく、金属、樹脂、樹脂と他の材料と複合材料等が挙げられる。中でも、加工性に優れることから、アルミニウム、ポリアミド、紙基材フェノール樹脂等が好適に用いられる。
ガイド部材9の厚さとしては、材質にもよるが、例えば5mm以上20mm以下とすることができる。ガイド部材9の厚さが上記下限に満たない場合、操作レバー8との摩擦が大きくなることでスムーズな操作ができないおそれや、ガイド部材9のベース板2への固定が容易でなくなるおそれがある。逆に、ガイド部材9の厚さが上記上限を超える場合、当該作業台の製造コストや重量が不必要に増大するおそれがある。
ガイド穴14はベース板2と平行な長穴であり、このガイド穴14に沿って操作レバー8が水平に揺動する。つまり、ガイド穴14は、操作レバー8の水平な揺動を案内する。このため、ガイド穴14の幅は、操作レバー8の断面における高さよりも僅かに大きいことが好ましい。
ガイド穴14の長さは、操作レバー8の揺動範囲を定める。このため、ガイド穴14の長さは、必要とされる天板3の上下移動のストロークに対応させる操作レバー8の所望の操作量に応じて選択される。具体例として、ガイド穴14の長さは、操作レバー8の手前側端部のストロークが30mm以上100mm以下となるよう選択することができる。操作レバー8のストロークが上記下限に満たない場合、操作量に対する天板3の上下移動量が大きくなって位置決めが容易でなくなるおそれがある。逆に、操作レバー8のストロークが上記上限を超える場合、作業者の動作が大きくなることで、ワークWの加工や検査に対する集中が削がれるおそれがある。
ガイド穴14は、上縁の一部が僅かに上方に膨らむことによって形成される凹部15を有する。この凹部15は、天板3の基準位置を定めるものであり、操作レバー8をガイド穴14の上縁に押し当てつつ揺動させることで、操作レバー8を凹部15に対して位置決めでき、これによって天板3を上下方向中央の基準位置に配置することができる。本実施形態の凹部15は、ガイド穴14の左右方向中央部に形成されているが、左右いずれかの方向にずらして形成されてもよい。
(可動部材)
可動部材10は、天板2の裏面に鉛直かつ左右方向に延びるよう固定され、操作レバー8が貫通する駆動穴16を有する。
可動部材10は、天板2の裏面に鉛直かつ左右方向に延びるよう固定され、操作レバー8が貫通する駆動穴16を有する。
可動部材10の材質としては、ガイド部材9の材質と同様とすることができる。
可動部材10の厚さとしては、材質にもよるが、例えば5mm以上20mm以下とすることができる。可動部材10の厚さが上記下限に満たない場合、操作レバー8との摩擦が大きくなることでスムーズな操作ができないおそれや、可動部材10の天板3への固定が容易でなくなるおそれがある。逆に、可動部材10の厚さが上記上限を超える場合、昇降する構成要素の合計質量が不必要に大きくなることで、操作性が低下するおそれがある。
駆動穴16はベース板2に対して傾斜した長穴であり、この傾斜によって操作レバー8の水平移動を可動部材10ひいては天板3の上下移動に変換するカムである。
駆動穴16の傾斜角度としては、15°以上40°以下とすることが好ましい。駆動穴16の傾斜角度が上記下限に満たない場合、可動部材10ひいては天板3の上下移動のストロークが不十分となるおそれがある。逆に、駆動穴16の傾斜角度が上記上限を超える場合、駆動穴16と操作レバー8との摩擦が大きくなることで、天板3をスムーズに昇降できなくなるおそれや、駆動穴16又は操作レバー8の摩耗が大きくなるおそれがある。
駆動穴16の長さは、操作レバー8がガイド部材9のガイド穴14の端部に当接してその揺動が規制される状態で操作レバー8が駆動穴16の端部には当接しないよう選択される。これにより、可動部材10に過剰なストレスが作用することを防止し、スムーズな天板3の上下移動を実現することができる。
可動部材10の厚さ方向中心及び揺動軸12の中心間の距離のガイド部材9の厚さ方向中心及び揺動軸12の中心間の距離に対する比としては、例えば0.5以上0.7以下とすることができる。上記比が上記下限に満たない場合、可動部材10ひいては天板3の上下移動のストロークが不十分となるおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超える場合、必要とされる操作レバー8の操作量が不必要に大きくなるおそれがある。
<直動ガイド>
直動ガイド5は、天板3をベース板2に対して垂直な方向に移動可能に支持する。この直動ガイド5としては、特に限定されないが、図示するようにスライド軸17とこのスライド軸17に沿って移動可能な直動転がり軸受け18とを有するものが好適に用いられる。直動ガイド5の数量及び配置は、天板3をベース板2に対して平行に保持しつつ昇降動作における摩擦を低減できるよう、適宜定めることができる。
直動ガイド5は、天板3をベース板2に対して垂直な方向に移動可能に支持する。この直動ガイド5としては、特に限定されないが、図示するようにスライド軸17とこのスライド軸17に沿って移動可能な直動転がり軸受け18とを有するものが好適に用いられる。直動ガイド5の数量及び配置は、天板3をベース板2に対して平行に保持しつつ昇降動作における摩擦を低減できるよう、適宜定めることができる。
<圧縮ばね>
圧縮ばね6は、天板3及び可動部材10(並びに天板3に固定され、天板3と共に移動する他の構成要素)の重さを相殺し、天板3の昇降に必要な力を小さくする。
圧縮ばね6は、天板3及び可動部材10(並びに天板3に固定され、天板3と共に移動する他の構成要素)の重さを相殺し、天板3の昇降に必要な力を小さくする。
圧縮ばね6は、その弾性力が天板3及びこの天板3に固定される構成要素の合計重量と天板3の昇降範囲内で釣り合うよう配設されることが好ましい。この圧縮ばね6の釣り合い点は、実効的に天板3の昇降に必要な力をさらに小さくできることから、ガイド穴14の凹部15によって定められる天板3の基準位置に略合致することが好ましい。
圧縮ばね6は、天板3の昇降による弾性力の変化が小さくなるよう、比較的自由長の長いばねを押し縮めてベース板2と天板3との合い間に配設することが好ましい。
この圧縮ばね6の配設構造としては、圧縮ばね6に挿入される突起又は圧縮ばねが嵌合する凹部をベース板2及び天板3に配設する構造とすることができる。
<利点>
当該作業台は、昇降機構4の操作レバー8をガイド穴14に沿って揺動させると、駆動穴16が操作レバー8の水平移動を可動部材10の上下移動に変換するカムとして機能し、可動部材10と共に天板3を昇降させることができる。この操作レバー8の揺動は、操作が比較的簡単であり、天板3を昇降に際して作業者が天板3の上に載置したワークWの加工等に対する注意力を削がれることがなく、天板3の上に載置したワークWの加工等の作業効率の低下を抑制することができる。
当該作業台は、昇降機構4の操作レバー8をガイド穴14に沿って揺動させると、駆動穴16が操作レバー8の水平移動を可動部材10の上下移動に変換するカムとして機能し、可動部材10と共に天板3を昇降させることができる。この操作レバー8の揺動は、操作が比較的簡単であり、天板3を昇降に際して作業者が天板3の上に載置したワークWの加工等に対する注意力を削がれることがなく、天板3の上に載置したワークWの加工等の作業効率の低下を抑制することができる。
[検査装置]
図4に、本発明の別の実施形態に係る検査装置の構成を示す。当該検査装置は、図1の作業台と、作業台1の上方に配設され、作業台1に載置されるワークWを撮影するカメラ20とを備える。
図4に、本発明の別の実施形態に係る検査装置の構成を示す。当該検査装置は、図1の作業台と、作業台1の上方に配設され、作業台1に載置されるワークWを撮影するカメラ20とを備える。
当該検査装置は、作業台1の天板2を昇降することによって、高さが異なるワークWの表面を容易にカメラの焦点位置に位置決めすることができるので、作業効率よく鮮明な撮影画像を得ることができ、比較的迅速かつ正確にワークWを検査することができる。
当該検査装置において検査されるワークWとしては、例えばフレキシブルプリント配線板等が挙げられる。フレキシブルプリント配線板は、天板2の上に載置した場合に、個々に異なるうねりを有し、検査対象部分が天板2に密着せず浮き上がった状態となり得る。このため、フレキシブルプリント配線板のうねりによる浮き上がりを天板2の昇降によって補償して、検査対象部分の表面をカメラの焦点位置に位置決めすることによって、フレキシブルプリント配線板の正確な検査が可能となる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
当該作業台は、圧縮ばねを有しないものであってもよい。
当該作業台において、当該作業台の側方から操作レバーを操作するよう、操作レバーが左右方向に延びるよう配置されていてもよい。
本考案の一態様に係る作業台は、カメラを用いた小型製品の検査に好適に利用することができる。
1 作業台
2 ベース板
3 天板
4 昇降機構
5 直動ガイド
6 圧縮ばね
7 支持部材
8 操作レバー
9 ガイド部材
10 可動部材
11 支持本体
12 揺動軸
13 抑え板
14 ガイド穴
15 凹部
16 駆動穴
17 スライド軸
18 直動転がり軸受け
20 カメラ
W ワーク
2 ベース板
3 天板
4 昇降機構
5 直動ガイド
6 圧縮ばね
7 支持部材
8 操作レバー
9 ガイド部材
10 可動部材
11 支持本体
12 揺動軸
13 抑え板
14 ガイド穴
15 凹部
16 駆動穴
17 スライド軸
18 直動転がり軸受け
20 カメラ
W ワーク
Claims (5)
- ワークを載置して作業を行うための作業台であって、
ベース板と、
上記ベース板上に平行かつ昇降可能に支持される天板と、
上記ベース板及び天板間に配設され、上記天板の上下位置を定める昇降機構と
を備え、
上記昇降機構が、
上記ベース板上に配設される支持部材と、
上記支持部材によって一端が揺動可能に支持される操作レバーと、
上記ベース板上に固定され、上記操作レバーが貫通するガイド穴を有する板状のガイド部材と、
上記支持部材及び上記ガイド部材間で上記天板の下面に固定され、上記操作レバーが貫通する駆動穴を有する可動部材と
を有し、
上記ガイド穴が上記ベース板と平行な長穴であり、
上記駆動穴が上記ベース板に対して傾斜した長穴である作業台。 - 上記ベース板と天板との間に配設され、上記天板を上向きに押圧する圧縮ばねをさらに備える請求項1に記載の作業台。
- 上記圧縮ばねの弾性力が上記天板及びこの天板に固定される構成要素の合計重量と天板の昇降範囲内で釣り合う請求項2に記載の作業台。
- 上記操作レバーが平面視で上記ベース板から突出しない請求項1、請求項2又は請求項3に記載の作業台。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の作業台と、
上記作業台の上方に配設され、上記作業台に載置されるワークを撮影するカメラと
を備える検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017000990U JP3210490U (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 作業台及び検査装置 |
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ID=58745648
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3210490U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112917443A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-06-08 | 徐超 | 一种汽车水箱破漏修补装置 |
CN115122116A (zh) * | 2022-07-14 | 2022-09-30 | 南京大发精密机械制造有限公司 | 一种立式加工中心的定位移动工作台 |
CN115431229A (zh) * | 2022-09-01 | 2022-12-06 | 江苏长欣车辆装备有限公司 | 一种基于汽车玻璃法向检具制作的多角度固定装置 |
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2017
- 2017-03-07 JP JP2017000990U patent/JP3210490U/ja active Active
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