JP3210458U - 潤滑油補充装置およびキャップ式バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油タンクに潤滑油を入れる作業において、潤滑油タンクの注ぎ口からの油漏れを防止し、作業性の向上および作業時間の短縮化を実現する潤滑油補充装置を提供する。【解決手段】工作機械に設けられた潤滑油タンクに潤滑油1000を補充するための潤滑油補充装置1であって、潤滑油タンクの上方に配置され、潤滑油1000の入口10aおよび潤滑油の出口10bを有する容器10と、容器10の出口10bにねじ込みによって取り付けられ、潤滑油1000の流路の一部を有する金属製キャップ20と、容器10の出口10bに金属製キャップ20を取り付けた状態で容器10と金属製キャップ20との間に介在するシール部30と、金属製キャップ20に取り付けられ、流路の開閉を行うバルブ40と、バルブ40に接続され、容器10に貯留された潤滑油1000を潤滑油タンクの注ぎ口から注入するためのチューブ50と、を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、工作機械の潤滑油タンクに潤滑油を補充するための潤滑油補充装置およびキャップ式バルブに関するものである。
旋盤、ボール盤、フライス盤、マシニングセンタなどの工作機械には、機械内部の機構やワークおよび工具に潤滑油が供給される。作業中は絶えず潤滑油を供給することから、工作機械には潤滑油を貯留しておくタンク(潤滑油タンク)が設けられている。
潤滑油は潤滑油タンクからポンプによって工作機械の各部へ送り込まれる。工作機械において潤滑油の供給制御は精度の高い加工を行う上で非常に重要である(例えば、特許文献1〜参照)。
したがって、工作機械の潤滑油タンクには、規定量の潤滑油を入れておく必要がある。潤滑油が少なくなってきた場合には、オイルジョッキ等を使い、人の手で潤滑油タンクに補充するようにしている。
特開2010−167528号公報 特開2002−066871号公報 特開平6−074392号公報 特開2002−192442号公報 特開平6−143088号公報 国際公開WO97/29882号公報 実開平5−2805号公報
工作機械の潤滑油タンクには潤滑油の注ぎ口が設けられている。潤滑油タンクに潤滑油を補充するには、オイルジョッキ等を用いてこの注ぎ口から潤滑油を補充する。この際、人それぞれ補充する速さが違うので、速く注ぎすぎて注ぎ口から潤滑油が溢れ、周囲を汚す事が起こったり、ゆっくり入れて他の作業に取り掛かる時間が遅くなったりするという問題がある。
本考案の目的は、潤滑油タンクに潤滑油を入れる作業において、潤滑油タンクの注ぎ口からの油漏れを防止し、作業性の向上および作業時間の短縮化を実現する潤滑油補充装置およびキャップ式バルブを提供することである。
本考案の一態様は、工作機械に設けられた潤滑油タンクに潤滑油を補充するための潤滑油補充装置であって、潤滑油タンクの上方に配置され、潤滑油の入口および潤滑油の出口を有する容器と、容器の出口にねじ込みによって取り付けられ、潤滑油の流路の一部を有する金属製キャップと、容器の出口に金属製キャップを取り付けた状態で容器と金属製キャップとの間に介在するシール部と、金属製キャップに取り付けられ、流路の開閉を行うバルブと、バルブに接続され、容器に貯留された潤滑油を潤滑油タンクの注ぎ口から注入するためのチューブと、を備えている。
また、本考案の他の一態様は、潤滑油の入口および潤滑油の出口を有する容器と、工作機械に設けられた潤滑油タンクの注ぎ口に挿入されるチューブと、の間に設けられるキャップ式バルブであって、容器の前記出口にねじ込みによって取り付けられ、潤滑油の流路の一部を有する金属製キャップと、容器の出口に金属製キャップを取り付けた状態で容器と金属製キャップとの間に介在するシール部と、一端側が金属製キャップに取り付けられ、他端側がチューブと接続され、流路の開閉を行うバルブと、を備えている。
このような構成によれば、容器の出口に金属製キャップをねじ込みによって取り付けることで、容器に潤滑油を補充しておくだけで、容器に貯留された潤滑油がチューブを経由して注ぎ口から潤滑油タンクへと自然落下で注入される。入口から容器内に潤滑油を入れることは、注入口から潤滑油を注入するよりも容易であり、必要に応じてバルブを開閉するだけで潤滑油タンクへの潤滑油の補充開始および停止の切り替え、時間当たりの注ぐ量の調整を簡単に行うことができる。
本考案によれば、潤滑油タンクに潤滑油を入れる作業において、潤滑油タンクの注ぎ口からの油漏れを防止し、作業時間の短縮化を実現できる潤滑油補充装置およびキャップ式バルブを提供することが可能になる。
第1実施形態に係る潤滑油補充装置を例示する模式図である。 金属製キャップを例示する模式断面図である。 (a)および(b)は、潤滑油補充装置の使用例を示す模式図である。 第2実施形態に係る潤滑油補充装置を例示する模式図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る潤滑油補充装置を例示する模式図である。
図2は、金属製キャップを例示する模式断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る潤滑油補充装置1は、容器10と、金属製キャップ20と、シール部30と、バルブ40と、チューブ50とを備える。潤滑油補充装置1は、後述する工作機械に設けられた潤滑油タンクに潤滑油1000を補充するための装置である。なお、本実施形態において、潤滑油1000とは、切削油、機械油、作動油など工作機械で使用される各種の油のことを言う。
容器10は、工作機械に設けられた潤滑油タンクの上方に配置され、潤滑油1000の入口10aと、潤滑油1000の出口10bとを有する。容器10は例えばPET(Poly Ethylene Terephthalate)製のボトルである。容量は例えば4リットル程度である。
出口10bには雄ねじが設けられている。入口10aの口径は出口10bの口径よりも大きくなっている。容器10は、入口10aを上、出口10bを下にして配置される。これにより。大きな口径の入口10aから潤滑油1000を容器10内に簡単に入れることができる。
容器10として、底面に穴の開いたペットボトルを利用してもよい。穴を開けたペットボトルを入口10a、キャップ用のネジが設けられたペットボトルの口を出口10bとして容器10が構成される。ペットボトルを容器10として利用すれば、空のペットボトルを再利用でき、容器10を安価に構成できるとともに、使い捨てすることもできる。容器10には把手11が設けられていてもよい。把手11によって容器10の上げ下げが容易となる。
金属製キャップ20は、容器10の出口10bにねじ込みによって取り付けられる。金属製キャップ20には潤滑油1000の流路110の一部が構成される。金属製キャップ20は、例えばアルミニウムを切削加工して形成される。
図2に示すように、金属製キャップ20の一端側には第1雌ねじ部201が設けられ、他端側には第2雌ねじ部202が設けられる。第1雌ねじ部201は、容器10の出口10bに設けられた雄ねじにねじ込まれる。これにより、金属製キャップ20が容器10の出口10bに取り付けられる。ねじ込みのため、金属製キャップ20は容器10に対して着脱可能である。
金属製キャップ20の内側にはシール部30が設けられる。シール部30は、例えばOリングである。シール部30は、容器10の出口10bに金属製キャップ20を取り付けた状態で容器10と金属製キャップ20との間に介在して、潤滑油1000の漏れを防ぐ役目を果たす。例えばPET製の容器10を用いる場合、成型精度や歪みの関係から金属製キャップ20との間に隙間が生じやすい。シール部30を設けることで、PET製の容器10を用いた場合でも隙間をしっかりシールして、潤滑油1000の漏れを効果的に防ぐことができる。
バルブ40は、金属製キャップ20の第2雌ねじ部202にねじ込まれる。すなわち、バルブ40の一端側には雄ねじ部が設けられており、この雄ねじ部を第2雌ねじ部202にねじ込むことで金属製キャップ20にバルブ40が取り付けられる。バルブ40は金属製である。したがって、金属製キャップ20の第2雌ねじ部202とバルブ40の雄ねじ部との間には液状またはテープ状のシール部材を介在させれば潤滑油1000の漏れを十分に防ぐことができる。
バルブ40は、金属製キャップ20に取り付けられて、コック41を操作することで潤滑油1000の流路110の開閉および流量調整を行うことができる。バルブ40としては、例えばボールバルブが用いられる。このバルブ40の他端側にはチューブ50が設けられる。チューブ50の接続にあたり、バルブ40の他端にワンタッチコネクタ45を設けておくことが好ましい。
上記潤滑油補充装置1のうち、金属製キャップ20、シール部30およびバルブ40によってキャップ式バルブ100が構成される。
ここで、容器10として4リットルのペットボトルを利用する場合を例示する。
ペットボトルの底面に穴を開けたり、底面を切り落としたりして入口10aを構成し、入口10aに近いペットボトル円筒側面に、例えばナイロン結束バンド15を巻き付ける。このナイロン結束バンド15に左右2つの二重リング16を通しながら巻き付けてペットボトルに固定する。
これらの二重リング16に例えば紐17を通し、逆さに吊るして使用する。なお、二重リング16や紐17の代わりにステーをペットボトルに取り付けてもよい。
ペットボトルの口側を出口10bとして、例えばアルミニウムを切削加工した金属製キャップ20を取り付ける。ここで、市販のペットボトルに取り付けられたキャップに穴を開けて利用することも考えられるが、市販のペットボトルのキャップは肉厚が薄いため、ここに穴を開けてチューブ等を取り付けても油漏れを起こしやすく、破損する可能性も高い。また、プラスチックでキャップを加工しても、潤滑油1000の成分でプラスチックが劣化して、油漏れや、多少の衝撃で破損する可能性がある。そこで、本実施形態では、アルミニウムによって金属製キャップ20を形成し、ペットボトルのネジ山に合うように第1雌ねじ部201を加工し、弾性体で円盤状のOリングからなるシール部30を入れる溝を加工する。これにより、ペットボトルと金属製キャップ20との隙間からの油漏れを防ぐ。一方、反対側には第2雌ねじ部202を加工しておく。なお、金属製キャップ20は、白アルマイトのメッキを施しておくことで、経年や油で劣化することを最小限にすることができる。また、何かの原因で落下や衝撃が加わったりしても、破損する可能性を格段に低減させることができる。なお、金属製キャップ20はアルミニウム以外の金属を用いてもよい。
この金属製キャップ2の第2雌ねじ部202へ、油量を調整するバルブ(ボールバルブ)40を取り付け、さらにバルブ40にチューブ50を取り付ける。逆さまに吊るしたペットボトルの底面の穴を入口10aとして、オイルジョキ等を使い潤滑油1000を流し込む。溜まった潤滑油1000は金属製キャップ20、バルブ40およびチューブ50を通り、工作機械の潤滑油タンクの注ぎ口から潤滑油タンク内に充填される。
図3(a)および(b)は、潤滑油補充装置の使用例を示す模式図である。
図3(a)には工作機械500の正面側からの斜視図が示され、図3(b)には工作機械500の裏面側からの斜視図が示される。
工作機械500は例えばマシニングセンタである。図3(a)に示すように、工作機械500の正面には操作パネル510やモニタ515、加工部の扉516などが設けられ、加工手順など各種の設定を行う。
図3(b)に示すように、工作機械500の例えば裏側には潤滑油タンク550が設けられる。潤滑油タンク550の上には注ぎ口551が設けられており、この注ぎ口551から潤滑油1000を潤滑油タンク550内に入れる。潤滑油タンク550の潤滑油1000の量は、ゲージ552によって把握することができる。
注ぎ口551には図示しないフィルタが設けられており、注ぎ口551から潤滑油タンク550内に潤滑油1000を充填する際に、潤滑油1000に混じった異物を捕捉できるようになっている。工作機械500の大きさにもよるが、潤滑油タンク550の容量は一般的に、5リットル前後から10リットル前後ある。一方、貯留した潤滑油1000を外気に曝さないため、注ぎ口551は小さな穴となっている。また、潤滑油タンク550は工作機械500の裏側など、正面以外の箇所に設けられているため、設置場所によってはメンテナンス性が悪い。
本実施形態に係る潤滑油補充装置1は、このような潤滑油タンク550の上に設置される。例えば、容器10に取り付けられたステー18を工作機械500の外板上部に引っ掛ける。これにより、容器10を潤滑油タンク550の上方に設置しておくことができる。
チューブ50の先端は、潤滑油タンク550の注ぎ口551に挿入される。この状態で、容器10の入口10aから潤滑油1000を容器10内に注入する。容器10の入口10aの口径は、注ぎ口551の口径よりも遥かに大きいため、潤滑油1000を容器10内に入れることは非常に簡単である。作業者は、オイルジョッキ等を用いて容器10に潤滑油1000を注ぐ。この際、注ぎ口551に入れるような気遣いをする必要なく、短時間で入れることができる。すなわち、作業者は、狭い注ぎ口511にオイルジョッキ等で潤滑油1000を注ぐ必要はなく、容器10の広い入口10aから簡単かつ短時間で潤滑油1000を注ぐことができ、大幅に作業性が向上することになる。
容器10に潤滑油1000を入れた後、バルブ40を開く。これにより、容器10内の潤滑油1000は、チューブ50から注ぎ口551へ送られ、潤滑油タンク550内に補充される。作業者は、バルブ40の開度を調整することで、潤滑油1000の補充量を簡単に調整することができる。また、容器10に潤滑油1000が残っている限り、作業者はバルブ40の操作だけで潤滑油タンク550への油補充作業を済ませることができる。
このような本実施形態に係る潤滑油補充装置1において、潤滑油1000の流路110の内径は、5ミリメートル以上6.5ミリメートル以下が好ましい。ここで、潤滑油1000の流路110とは、金属製キャップ20の第2雌ねじ部からチューブ50の先端までの流路110のことを言う。潤滑油1000の粘度として#68を用いる場合、潤滑油1000の流路110の内径を上記の範囲にしておくと、容器10から金属製キャップ20、バルブ40およびチューブ50を介して潤滑油1000が潤滑油タンク550へ自然落下する際、潤滑油タンク550から潤滑油1000がポンプで送り出される量と、容器10から潤滑油タンク550へ潤滑油1000が補充される量とのバランスが合致しやすくなる。
このような実施形態によれば、工作機械500の潤滑油タンク550の注ぎ口551から潤滑油1000を補充する必要がなくなり、作業者による潤滑油補充の作業負担を大幅に軽減することができる。また、安定して潤滑油1000を補充することができる。工作機械500を連続稼働させる場合、潤滑油1000の補充作業は必須となる。本実施形態の潤滑油補充装置1を使用すれば、補充作業が軽減され、頻度も低減する。したがって、作業者は、容器10に補充する潤滑油1000を入れるだけで、自然に補充され、ほかの作業に取り掛かれるようになる。また、時間当たりの注ぐ量もバルブ40の開度で調節できるので、注ぎ口551から潤滑油1000が溢れる心配もない。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る潤滑油補充装置を例示する模式図である。
第2実施形態に係る潤滑油補充装置1Bは、容器10の出口10bに接続された金属製キャップ20の後段に分岐部25が取り付けられている。本実施形態では、分岐部25は金属製キャップ20にねじ込みによって取り付けられているが、金属製キャップ20と分岐部25とを一体で構成してもよい。
分岐部25内には途中で分岐している流路251が設けられる。流路251の導入路2510は、金属製キャップ20側の流路110と連通している。導入路2510は途中から複数の分岐路251A〜251Dに分けられる。本実施形態では、一例として第1〜第4の4つの分岐路251A〜251Dに分けられている。
各分岐路251A〜251Dにはバルブ40A〜40Dがそれぞれ接続される。本実施形態では、第1の分岐路251Aに第1のバルブ40Aが接続され、第2の分岐路251Bに第2のバルブ40Bが接続され、第3の分岐路251Cに第3のバルブ40Cが接続され、第4の分岐路251Dに第4のバルブ40Dが接続される。
各バルブ40A〜40Dにはチューブ50A〜50Dがそれぞれ接続される。すなわち、第1のバルブ40Aには第1のチューブ50Aが接続され、第2のバルブ40Bには第2のチューブ50Bが接続され、第3のバルブ40Cには第3のチューブ50Cが接続され、第4のバルブ40Dには第4のチューブ50Dが接続される。そして、各チューブ50A〜50Dのそれぞれは、各工作機械500A〜500Dのそれぞれの潤滑油タンクまで延びている。
すなわち、この潤滑油補充装置1Bでは、一つの容器10に充填された潤滑油1000が、金属製キャップ20から分岐部25によって複数の分岐路251A〜251Dに分けられ、各チューブ50A〜50Dによって各工作機械500A〜500Dに送られることになる。各工作機械500A〜500Dへ潤滑油1000を注ぐ量は、各工作機械500A〜500Dに対応したバルブ40A〜40Dで調節することができる。
このような潤滑油補充装置1Bを用いることで、作業者は複数の工作機械500A〜500Dについての潤滑油1000の補充作業を、一箇所の容器10に対して行えばよく、作業性を大幅に軽減することができる。特に、複数の工作機械500A〜500Dの設置場所が互いに離れている場合、作業者は各工作機械500A〜500Dの間を移動して、それぞれの工作機械500A〜500Dに潤滑油1000を補充して回る必要がある。本実施形態の潤滑油補充装置1Bを用いることで、一つの容器10に潤滑油1000を充填しておけば、一箇所に集中して配置された各バルブ40A〜40Dを調整するだけで、各工作機械500A〜500Dへの潤滑油1000の補充作業を行うことが可能となる。したがって、潤滑油1000の補充作業を大幅に軽減することが可能となる。
なお、図4では、4箇所の工作機械500A〜500Dへ潤滑油1000を送る例を示したが、4箇所に限定されることはない。
以上説明したように、実施形態に係る潤滑油補充装置1、1Bおよびキャップ式バルブ100によれば、潤滑油タンク550に潤滑油1000を入れる作業において、潤滑油タンク550の注ぎ口551からの油漏れを防止し、作業性の向上および作業時間の短縮化を実現することができる。
なお、上記に本実施形態およびその適用例を説明したが、本考案はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本考案の要旨を備えている限り、本考案の範囲に包含される。
以上のように、本考案は、マシニングセンタ以外にも、旋盤、ボール盤、フライス盤などの各種の工作機械に好適に利用できる。
1…潤滑油補充装置
1B…潤滑油補充装置
2…金属製キャップ
10…容器
10a…入口
10b…出口
11…把手
15…ナイロン結束バンド
16…二重リング
17…紐
18…ステー
20…金属製キャップ
25…分岐部
30…シール部
40…バルブ
40A…第1のバルブ
40B…第2のバルブ
40C…第3のバルブ
40D…第4のバルブ
41…コック
45…ワンタッチコネクタ
50…チューブ
50A…第1のチューブ
50B…第2のチューブ
50C…第3のチューブ
50D…第4のチューブ
100…キャップ式バルブ
110…流路
201…第1雌ねじ部
202…第2雌ねじ部
251…流路
251A…第1の分岐路
251B…第2の分岐路
251C…第3の分岐路
251D…第4の分岐路
500…工作機械
500A…工作機械
500B…工作機械
500C…工作機械
500D…工作機械
510…操作パネル
515…モニタ
516…扉
550…潤滑油タンク
551…注ぎ口
552…ゲージ
1000…潤滑油
2510…導入路

Claims (4)

  1. 工作機械に設けられた潤滑油タンクに潤滑油を補充するための潤滑油補充装置であって、
    前記潤滑油タンクの上方に配置され、前記潤滑油の入口および前記潤滑油の出口を有する容器と、
    前記容器の前記出口にねじ込みによって取り付けられ、前記潤滑油の流路の一部を有する金属製キャップと、
    前記容器の前記出口に前記金属製キャップを取り付けた状態で前記容器と前記金属製キャップとの間に介在するシール部と、
    前記金属製キャップに取り付けられ、前記流路の開閉を行うバルブと、
    前記バルブに接続され、前記容器に貯留された前記潤滑油を前記潤滑油タンクの注ぎ口から注入するためのチューブと、
    を備えた潤滑油補充装置。
  2. 前記流路の内径は、5ミリメートル以上6.5ミリメートル以下である、請求項1記載の潤滑油補充装置。
  3. 潤滑油の入口および前記潤滑油の出口を有する容器と、工作機械に設けられた潤滑油タンクの注ぎ口に挿入されるチューブと、の間に設けられるキャップ式バルブであって、
    前記容器の前記出口にねじ込みによって取り付けられ、前記潤滑油の流路の一部を有する金属製キャップと、
    前記容器の前記出口に前記金属製キャップを取り付けた状態で前記容器と前記金属製キャップとの間に介在するシール部と、
    一端側が前記金属製キャップに取り付けられ、他端側が前記チューブと接続され、前記流路の開閉を行うバルブと、
    を備えたキャップ式バルブ。
  4. 前記流路の内径は、5ミリメートル以上6.5ミリメートル以下である、請求項3記載のキャップ式バルブ。
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