JP3210442B2 - 超音波プローブおよび変換コネクタ - Google Patents

超音波プローブおよび変換コネクタ

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JP3210442B2
JP3210442B2 JP27628592A JP27628592A JP3210442B2 JP 3210442 B2 JP3210442 B2 JP 3210442B2 JP 27628592 A JP27628592 A JP 27628592A JP 27628592 A JP27628592 A JP 27628592A JP 3210442 B2 JP3210442 B2 JP 3210442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置本体に
コネクタ接続される、被検体内に超音波を送信し、該被
検体内で反射された超音波を受信する超音波プローブ、
および上記超音波プローブに取り付けられたプローブ側
コネクタと上記超音波診断装置本体に備えられた本体側
コネクタとの間に介在して、これら超音波プローブと超
音波診断装置本体との間の信号の授受を仲介する変換コ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】被検体、特に人体内に超音波を送信し、
人体内の組織で反射されて戻ってきた超音波を多数の超
音波トランスデューサにより受信して受信信号を得、こ
の受信信号に基づく人体内の画像を表示することにより
人体内の内臓等の疾患の診断を容易ならしめる超音波診
断装置が従来より用いられている。
【0003】図7は、超音波プローブを含めた従来のフ
ェイズドアレイ超音波診断装置の回路構成を表わしたブ
ロック図、図8は、超音波プローブの先端に備えられた
超音波探触子を構成する複数の超音波トランスデューサ
1(1),1(2),…,1(n)が配列された状態を
示す模式図、図9は超音波プローブの模式図、図10は
超音波プローブの配線図である。
【0004】また図11は、被検体内に形成される超音
波ビーム(A)および図11(A)に示すA−A´断面
の強度分布を表わした図、図12は超音波断層像の模式
図、図13は、各受信信号を増幅する各増幅器の増幅率
を示した図である。図7に示す超音波診断装置は、その
本体30とプローブ50とから構成されている。
【0005】プローブ50は、図9に示すように、プロ
ーブ側コネクタ51、ケーブル52、および図8に示す
ように所定の方向に配列された多数の超音波トランスデ
ューサ1を備えた超音波探触子53から構成されてお
り、各超音波トランスデューサ1(1),1(2).
…,1(n)には、図10に示すように、プローブ側コ
ネクタ51およびケーブル52内を経由して各信号線2
0(1),20(2),…,20(n)が接続されてお
り、また各超音波トランスデューサ1(1),1
(2).…,1(n)に共通的にグラウンド線21が接
続されている。
【0006】図7に示す超音波診断装置において、偏向
・集束された超音波を送信するための各送信パルスがト
ランスミッタ・コントローラ2から出力されトランスミ
ッタ3で増幅され、本体側コネクタ4、その本体側コネ
クタ4と結合されたプローブ側コネクタ51、ケーブル
52を経由して超音波探触子53を構成する超音波トラ
ンスデューサ1に入力される。この超音波トランスデュ
ーサ1は上述したように所定の方向に並ぶ多数の超音波
トランスデューサ1(1),1(2),…,1(n)で
構成されており(図8参照)、各超音波トランスデュー
サ1(1),1(2),…,1(n)は入力された各送
信パルスに従って被検体(図示せず)内に向けて超音波
を発信し該被検体内に超音波ビームを形成する。
【0007】被検体内で反射された超音波は、各超音波
トランスデューサ1(1),1(2),…,1(n)で
受信されて各受信信号に変換される。これら各受信信号
はケーブル52、プローブ用コネクタ51、本体側コネ
クタ4を経由して本体30に伝送され、レシーバ5を構
成する多数の増幅器(図示せず)でそれぞれ増幅され
る。レシーバ5に備えられた各増幅器の増幅率は、受信
アポタイズコントローラ6により、図13に示すよう
に、例えば、配列された多数の超音波トランスデューサ
(1),1(2),…,1(n)のうち中央部に配列さ
れた超音波トランスデューサで得られた受信信号は大き
く、両端部側に配列されたトランスデューサで得られた
受信信号ほど順次ゲインが下がるようにコントロールさ
れており、これにより超音波ビームのサイドローブ(図
11(B)参照)の低減化が図られる。これはいわゆる
受信アポタイズと称されている。レシーバ5を経由しそ
れぞれ所定のゲインで増幅された各受信信号は、受信ビ
ームフォーマ7に入力される。この受信ビームフォーマ
7では、受信ビームフォーマコントローラ8から送られ
てきた偏向・集束データにより、図11(A)に示すよ
うな超音波ビームの形成が行われる。この受信ビームフ
ォーマ7は、可変焦点用遅延線部9と偏向・固定焦点用
遅延線部10とから構成され、これらの双方とも、例え
ばインダクタンスLとキャパシタCの継続接続により構
成される多数の遅延線で構成されている。この受信ビー
ムフォーマ7で各所定量遅延された各受信信号は互いに
加算されて次段の信号処理回路11に入力され、この信
号処理回路11における信号処理により画像信号が生成
され、この画像信号が図示しないCRTディスプレイ装
置に入力され、図12に示すような断層像として表示さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来受信
側についてアポタイズが行なわれているが、この受信ア
ポタイズのみでは図11(B)に示すようにまだかなり
大きなサイドローブが残存しており、画質をさらに良化
させる際の障害となっていた。このため、送信側につい
てもアポタイズをかけることが考えられている。
【0009】図14は、送信アポタイズを行なうため
の、各超音波トランスデューサ1(1),1(2),
…,1(n)に入力される高電圧パルスを模式的に示し
た図、図15は、送信アポタイズを実現するための回路
ブロック図である。例えば、図8に示すように多数配列
された超音波トランスデューサ1(1),1(2),
…,1(n)のうち、中央部に配列された超音波トラン
スデューサにより強い(高圧の)高電圧パルスを印加
し、端部側に配列された超音波探触子ほど弱い(比較的
低圧の)高電圧パルスを印加する。このようにすること
により、超音波ビームのサイドローブを一層低減化し、
細いビーム径を実現でき、より解像度の高い断層像を得
ることができる。
【0010】このような送信アポタイズを実現するに
は、図15に示すように高圧コントロール回路41を備
え、各超音波トランスデューサ1(1),1(2),
…,1(n)に高電圧パルスを印加する各高電圧発生器
42のゲインをコントロールする回路を搭載する必要が
あり、このような各超音波トランスデューサ1(1),
1(2),…,1(n)毎にパルス電圧を変化させる回
路を搭載すると回路規模が大幅に増大化し、コストを上
昇させる要因となる。
【0011】本発明は、上記事情に鑑み、超音波診断装
置本体と接続される超音波プローブ、あるいは、超音波
診断装置本体と超音波プローブとの間に介在して超音波
診断装置本体と超音波プローブとの間の信号の授受を仲
介する変換コネクタを工夫することにより、送信アポタ
イズと受信アポタイズとの双方を実現でき、これにより
超音波ビームのサイドローブを低いレベルに押さえるこ
とができ、もって画質の一層優れた断層像を得ることが
できる技術を提案することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の超音波プローブは、配列された多数個の超音
波トランスデューサからなる超音波探触子、プローブ側
コネクタ、及びこれら多数個の超音波トランスデューサ
とプローブ側コネクタとを接続する多数本の電線からな
るケーブルを有し、超音波トランスデューサに電気パル
スを印加することにより該超音波トランスデューサから
被検体内に超音波を送信させるとともに該被検体内で反
射した超音波が該超音波トランスデューサで受信される
ことにより得られた受信信号を受け取って該被検体の断
層像を生成する超音波診断装置本体に備えられた本体側
コネクタに上記プローブ側コネクタが接続される超音波
プローブにおいて、上記超音波探触子を構成する配列さ
れた多数個の超音波トランスデューサのうち中央部分に
配列された各超音波トランスデューサの両電極間を接続
するインダクタンスを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】上記インダクタンスは、例えば上記プロー
ブ側コネクタ内に備えられる。また、上記目的を達成す
る本発明の第2の超音波プローブは、配列された多数個
の超音波トランスデューサからなる超音波探触子、プロ
ーブ側コネクタ、及びこれら多数個の各超音波トランス
デューサとプローブ側コネクタとを接続する多数本の電
線からなるケーブルを有し、超音波トランスデューサに
電気パルスを印加することにより該超音波トランスデュ
ーサから被検体内に超音波を送信させるとともに該被検
体内で反射した超音波が該超音波トランスデューサで受
信されることにより得られた受信信号を受け取って該被
検体の断層像を生成する超音波診断装置本体に備えられ
た本体側コネクタに上記プローブ側コネクタが接続され
る超音波プローブにおいて、上記超音波探触子を構成す
る配列された多数個の超音波トランスデューサのうち少
なくとも中央部分に配列された各超音波トランスデュー
サの両電極間を接続する、互いに直列に接続された、イ
ンダクタンスと、少なくとも中央部分に配列された超音
波トランスデューサがそれぞれ1つもしくは複数の超音
波トランスデューサ毎に分けられてなる各群毎に各所定
の抵抗値を有する抵抗体とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0014】ここで、上記インダクタンス及び上記抵抗
体は、上記第1の超音波プローブの場合と同様に、例え
ば上記プローブ側コネクタ内に備えられる。また上記目
的を達成する本発明の第1の変換コネクタは、配列され
た多数個の超音波トランスデューサからなる超音波探触
子、プローブ側コネクタ、及びこれら多数個の超音波ト
ランスデューサとプローブ側コネクタとを接続する多数
本の電線からなるケーブルを備えた超音波プローブを構
成する上記プローブ側コネクタと、超音波トランスデュ
ーサに電気パルスを印加することにより該超音波トラン
スデューサから被検体内に超音波を送信させるとともに
該被検体内で反射した超音波が該超音波トランスデュー
サで受信されることにより得られた受信信号を受け取っ
て該被検体の断層像を生成する超音波診断装置本体に備
えられた本体側コネクタにとの間に介在して、超音波プ
ローブと超音波診断装置本体との間の信号の授受を仲介
する変換コネクタにおいて、この変換コネクタ内に、超
音波プローブと超音波診断装置本体とが上記変換コネク
タを介在させて接続された際に、超音波探触子を構成す
る配列された多数個の超音波トランスデューサのうち中
央部分に配列された各超音波トランスデューサの両電極
間を接続するインダクタンスを備えたことを特徴とする
ものである。
【0015】さらに、上記目的達成のための本発明の第
2の変換コネクタは、配列された多数個の超音波トラン
スデューサからなる超音波探触子、プローブ側コネク
タ、及びこれら多数個の超音波トランスデューサとプロ
ーブ側コネクタとを接続する多数本の電線からなるケー
ブルを備えた超音波プローブを構成する上記プローブ側
コネクタと、超音波トランスデューサに電気パルスを印
加することにより該超音波トランスデューサから被検体
内に超音波を送信させるとともに該被検体内で反射した
超音波が該超音波トランスデューサで受信されることに
より得られた受信信号を受け取って該被検体の断層像を
生成する超音波診断装置本体に備えられた本体側コネク
タとの間に介在して、超音波プローブと超音波診断装置
本体との間の信号を授受を仲介する変換コネクタにおい
て、この変換コネクタ内に、超音波プローブと超音波診
断装置本体とが上記変換コネクタを介在させて接続され
た際に、超音波探触子を構成する配列された多数個の超
音波トランスデューサのうち少なくとも中央部分に配列
された各超音波トランスデューサの両電極間を接続す
る、互いに直列に接続された、インダクタンスと、少な
くとも中央部分に配列された超音波トランスデューサが
それぞれ1つもしくは複数の超音波トランスデューサ毎
に分けられてなる各群毎に各所定の抵抗値を有する抵抗
体とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明は、超音波プローブ内の各超音波トラン
スデューサの両電極間(信号線とグラウンド線との間)
にインダクタンスを挿入することにより送受信効率が向
上することに着目し完成されたものである。本発明の第
1の超音波トランスデューサは、配列された多数個の超
音波トランスデューサのうち中央部分に配列された各超
音波トランスデューサの両電極間にインダクタンスを接
続したものであるため、中央部分に配列された各超音波
トランスデューサの送受信効率が向上し、これにより、
送信側と受信側の双方について中央部分と端部との2段
階のアポタイズが行なわれる。したがって、送信側につ
いてもアポタイズが行なわれることとなり、例えば受信
信号の増幅率をコントロールする従来の受信アポタイズ
と組合せること等により、従来と比べ、新たな回路を追
加することなく、超音波ビームのサイドローブレベルを
低減化することができる。
【0017】また、本発明の第1の変換コネクタは、上
記第1の超音波プローブにおけるインダクタンスを変換
コネクタ内に備えたものであり、本体とその超音波プロ
ーブとの間に上記第1の変換コネクタを介在させること
により、上記第1の超音波プローブと同一の作用を得る
ことができ、しかも従来用いられている超音波プローブ
をそのまま使用することができる。
【0018】また、本発明の第2の超音波プローブは、
少くとも中央部分に配列された超音波トランスデューサ
を複数の群に分け、各超音波トランスデューサの両電極
間に、互いに直列に接続されたインダクタンスと各所定
の抵抗値を有する抵抗体を接続したものであり、各群の
抵抗体の抵抗値を適切に選択することにより各超音波ト
ランスデューサによる送受信の効率向上の程度が調節さ
れ、送信、受信双方について多段階のアポタイズが行な
われ、超音波ビームのサイドローブレベルが一層低減化
される。
【0019】さらに、本発明の第2の変換コネクタは、
上記第2の超音波プローブにおける抵抗体およびインダ
クタンスを変換コネクタ内に備えたものであり、上記第
2の超音波プローブと同一の作用を得るとともに、上記
第1の変換コネクタの場合と同様に、従来用いられてい
る超音波プローブをそのまま使用することが可能とな
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の第1の超音波プローブの一実施例を表わ
した回路図である。従来例(図10参照)と同一の構成
要素には同一の番号を付し、相違点について説明する。
【0021】図1に示す実施例では、配列されたN個の
超音波トランスデューサ1(1),1(2),…,1
(N)のうち中央部分に配列されたのM個について、各
超音波トランスデューサの両電極間にインダクタンスL
が接続されている。これらのインダクタンスLはコネク
タ51内に備えられている。これにより中央部分のM個
の超音波トランスデューサの送受信効率が高まり、送信
側、受信側ともアポタイズが実現する。
【0022】図2は、本発明の第2の超音波プローブの
一実施例を表わした配線図、図3は、図2に示す実施例
における送受信効率を表わした図、図4は従来の受信側
のみアポタイズをかけた場合と、送信側、受信側双方に
アポタイズをかけた場合の超音波ビームの断面形状を示
した図である。図2に示す実施例では、配列されたN個
の超音波トランスデューサ1(1),1(2),…,1
(N)のうち両端近傍に配列された超音波トランスデュ
ーサを除き、各超音波トランスデューサの両電極間に、
インダクタンスLと、抵抗体R A ,RB ,…とが互いに
直列に接続されて配置されている。
【0023】ここで、中央のK個の超音波トランスデュ
ーサからなるA群については抵抗値の最も低い抵抗体R
A 、その両側のそれぞれJ個の超音波トランスデューサ
からなるB群については次に抵抗値の低い抵抗体RB
…のように各群毎に順次異なる抵抗値を有する抵抗体R
A ,RB ,RC ,RD …が配置されており、これによ
り、図3に示すように中央側の超音波トランスデューサ
ほどその送受信効率が高められている。このようにして
図3に示すような送受信効率パターンを形成することに
より、送信アポタイズと受信アポタイズとの双方が実現
され、図4に示すように従来と比べ超音波ビームのサイ
ドローブレベルが一層低減化され、細いビーム径が実現
し、解像度の高い高画質の超音波断層像を得ることが可
能となる。
【0024】図5、図6は、それぞれ、本発明の第1の
変換コネクタの一実施例、本発明の第2の変換コネクタ
の一実施例の配線図である。図1、図2に示す実施例で
は、コネクタ51内に、それぞれ、インダクタンスL、
もしくはインダクタンスLと抵抗体RA ,RB ,…を備
えたが、この図5、図6に示す実施例は、超音波プロー
ブそのものは従来どおりのものを使用し、その代わりに
変換コネクタ60を用意し、この変換コネクタ60内
に、それぞれインダクタンスL、もしくはインダクタン
スLと抵抗体RA ,RB ,…を備えたものである。これ
により、それぞれ図1、図2に示す実施例と同様に送受
信双方についてアポタイズをかけることができ、かつ従
来の超音波プローブをそのまま利用することが可能とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、超音波
プローブもしくは変換コネクタ内にインダクタンスL、
もしくはインダクタンスLと抵抗体RAB ,…を備え
たものであるため、送受信双方についてアポタイズをか
けることができ、これにより、従来と比べ超音波ビーム
のサイドローブを一層低減化することができ、分解能を
向上させ、もって画質の一層優れた断層像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の超音波プローブの一実施例を表
わした回路図である。
【図2】本発明の第2の超音波プローブの一実施例を表
わした配線図である。
【図3】図2に示す実施例における送受信効率を表わし
た図である。
【図4】従来の受信側のみアポタイズをかけた場合と、
送信側、受信側双方にアポタイズをかけた場合の超音波
ビームの断面形状を示した図である。
【図5】本発明の第1の変換コネクタの一実施例の配線
図である。
【図6】本発明の第2の変換コネクタの一実施例の配線
図である。
【図7】超音波プローブを含めた従来のフェイズドアレ
イ超音波診断装置の回路構成を表わしたブロック図であ
る。
【図8】超音波プローブの先端に備えられた超音波探触
子を構成する複数の超音波トランスデューサが配列され
た状態を示す模式図である。
【図9】超音波プローブの模式図である。
【図10】従来の超音波プローブの配線図である。
【図11】被検体内に形成される超音波ビームおよびA
−A´断面の強度分布を表わした図である。
【図12】超音波断層像の模式図である。
【図13】各受信信号を増幅する各増幅器の増幅率を示
した図である。
【図14】送信アポタイズを行なうための、各超音波ト
ランスデューサに入力される高電圧パルスを模式的に示
した図である。
【図15】送信アポタイズを実現するための回路ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1(1),1(2),…,1(N) 超音波トランスデ
ューサ 20(1),20(2),…,20(N) 信号線 21 グラウンド線 50 超音波プローブ 51 コネクタ 52 ケーブル 53 超音波探触子 L インダクタンス RA ,RB ,… 抵抗体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−90682(JP,A) 特開 昭58−17360(JP,A) 特開 昭61−220591(JP,A) 特開 平2−262053(JP,A) 実開 昭57−89967(JP,U) 実開 昭64−37211(JP,U) 実開 平2−15110(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列された多数個の超音波トランスデュ
    ーサからなる超音波探触子、プローブ側コネクタ、及び
    前記多数個の超音波トランスデューサと前記プローブ側
    コネクタとを接続する多数本の電線からなるケーブルを
    有し、前記超音波トランスデューサに電気パルスを印加
    することにより該超音波トランスデューサから被検体内
    に超音波を送信させるとともに該被検体内で反射した超
    音波が該超音波トランスデューサで受信されることによ
    り得られた受信信号を受け取って該被検体の断層像を生
    成する超音波診断装置本体に備えられた本体側コネクタ
    に前記プローブ側コネクタが接続される超音波プローブ
    において、 前記超音波探触子を構成する配列された多数個の超音波
    トランスデューサのうち中央部分に配列された各超音波
    トランスデューサの両電極間を接続するインダクタンス
    を備えたことを特徴とする超音波プローブ。
  2. 【請求項2】 前記インダクタンスが、前記プローブ側
    コネクタ内に備えられてなることを特徴とする請求項1
    記載の超音波プローブ。
  3. 【請求項3】 配列された多数個の超音波トランスデュ
    ーサからなる超音波探触子、プローブ側コネクタ、及び
    前記多数個の超音波トランスデューサと前記プローブ側
    コネクタとを接続する多数本の電線からなるケーブルを
    有し、前記超音波トランスデューサに電気パルスを印加
    することにより該超音波トランスデューサから被検体内
    に超音波を送信させるとともに該被検体内で反射した超
    音波が該超音波トランスデューサで受信されることによ
    り得られた受信信号を受け取って該被検体の断層像を生
    成する超音波診断装置本体に備えられた本体側コネクタ
    に前記プローブ側コネクタが接続される超音波プローブ
    において、 前記超音波探触子を構成する配列された多数個の超音波
    トランスデューサのうち少なくとも中央部分に配列され
    た各超音波トランスデューサの両電極間を接続する、互
    いに直列に接続された、インダクタンスと、少なくとも
    中央部分に配列された超音波トランスデューサがそれぞ
    れ1つもしくは複数の超音波トランスデューサ毎に分け
    られてなる各群毎に各所定の抵抗値を有する抵抗体とを
    備えたことを特徴とする超音波プローブ。
  4. 【請求項4】 前記インダクタンス及び前記抵抗体が、
    前記プローブ側コネクタ内に備えられてなることを特徴
    とする請求項3記載の超音波プローブ。
  5. 【請求項5】 配列された多数個の超音波トランスデュ
    ーサからなる超音波探触子、プローブ側コネクタ、及び
    前記多数個の超音波トランスデューサと前記プローブ側
    コネクタとを接続する多数本の電線からなるケーブルを
    備えた超音波プローブを構成する前記プローブ側コネク
    タと、前記超音波トランスデューサに電気パルスを印加
    することにより該超音波トランスデューサから被検体内
    に超音波を送信させるとともに該被検体内で反射した超
    音波が該超音波トランスデューサで受信されることによ
    り得られた受信信号を受け取って該被検体の断層像を生
    成する超音波診断装置本体に備えられた本体側コネクタ
    との間に介在して、前記超音波プローブと前記超音波診
    断装置本体との間の信号の授受を仲介する変換コネクタ
    において、 前記超音波プローブと前記超音波診断装置本体とが前記
    変換コネクタを介在させて接続された際に、前記超音波
    探触子を構成する配列された多数個の超音波トランスデ
    ューサのうち中央部分に配列された各超音波トランスデ
    ューサの両電極間を接続するインダクタンスを備えたこ
    とを特徴とする変換コネクタ。
  6. 【請求項6】 配列された多数個の超音波トランスデュ
    ーサからなる超音波探触子、プローブ側コネクタ、及び
    前記多数個の超音波トランスデューサと前記プローブ側
    コネクタとを接続する多数本の電線からなるケーブルを
    備えた超音波プローブを構成する前記プローブ側コネク
    タと、前記超音波トランスデューサに電気パルスを印加
    することにより該超音波トランスデューサから被検体内
    に超音波を送信させるとともに該被検体内で反射した超
    音波が該超音波トランスデューサで受信されることによ
    り得られた受信信号を受け取って該被検体の断層像を生
    成する超音波診断装置本体に備えられた本体側コネクタ
    との間に介在して、前記超音波プローブと前記超音波診
    断装置本体との間の信号の授受を仲介する変換コネクタ
    において、 前記超音波プローブと前記超音波診断装置本体とが前記
    変換コネクタを介在させて接続された際に、前記超音波
    探触子を構成する配列された多数個の超音波トランスデ
    ューサのうち少なくとも中央部分に配列された各超音波
    トランスデューサの両電極間を接続する、互いに直列に
    接続された、インダクタンスと、少なくとも中央部分に
    配列された超音波トランスデューサがそれぞれ1つもし
    くは複数の超音波トランスデューサ毎に分けられてなる
    各群毎に各所定の抵抗値を有する抵抗体とを備えたこと
    を特徴とする変換コネクタ。
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