JP3210426B2 - 人工芝の耐久性試験機およびその試験方法 - Google Patents
人工芝の耐久性試験機およびその試験方法Info
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- JP3210426B2 JP3210426B2 JP19803092A JP19803092A JP3210426B2 JP 3210426 B2 JP3210426 B2 JP 3210426B2 JP 19803092 A JP19803092 A JP 19803092A JP 19803092 A JP19803092 A JP 19803092A JP 3210426 B2 JP3210426 B2 JP 3210426B2
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、床材、特に、人工芝の
耐久性を評価する試験機およびその試験方法に関するも
のである。
耐久性を評価する試験機およびその試験方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、カーペットの耐久性を評価す
る試験機として、リッソン試験機が知られている。この
リッソン試験機１は、図３に示すように、４個の脚２ａ
を有する踏み車２と、この踏み車２を回転駆動させる駆
動モータ３および吸引フード４を備えたフレーム５と、
このフレーム５の往復移動を案内するガイド６と、試験
台７から構成されている。そして、踏み車２の各脚２ａ
には図示しないゴム製の脚底が装着される一方、試験台
７の先端７ａは半円状に形成されて階段の角部分に想定
され、さらに、その先端７ａにはクランプ８が設けられ
ている（ＤＩＮ５４３２２参照）。
る試験機として、リッソン試験機が知られている。この
リッソン試験機１は、図３に示すように、４個の脚２ａ
を有する踏み車２と、この踏み車２を回転駆動させる駆
動モータ３および吸引フード４を備えたフレーム５と、
このフレーム５の往復移動を案内するガイド６と、試験
台７から構成されている。そして、踏み車２の各脚２ａ
には図示しないゴム製の脚底が装着される一方、試験台
７の先端７ａは半円状に形成されて階段の角部分に想定
され、さらに、その先端７ａにはクランプ８が設けられ
ている（ＤＩＮ５４３２２参照）。
【０００３】ここで、試験台７の上に試料カーペットＴ
の一端をクランプ８を介して固定した後、その他端に重
錘９を連結して吊り下げることで緊張させ、踏み車２を
試料カーペットＴ上で回転させつつガイド６に沿って所
定回数往復移動させるものである。この際、踏み車２
は、試料カーペットＴに一定の負荷を作用させるととも
に、さらに、踏み車２の脚２ａにおける周速度をフレー
ム５の移動速度よりも若干大きく設定してスリップを生
じさせている。
の一端をクランプ８を介して固定した後、その他端に重
錘９を連結して吊り下げることで緊張させ、踏み車２を
試料カーペットＴ上で回転させつつガイド６に沿って所
定回数往復移動させるものである。この際、踏み車２
は、試料カーペットＴに一定の負荷を作用させるととも
に、さらに、踏み車２の脚２ａにおける周速度をフレー
ム５の移動速度よりも若干大きく設定してスリップを生
じさせている。
【０００４】このような踏み車２の回転および往復移動
により、試料カーペットＴの単位面積当たりの質量減少
量、単位面積当たりの質量減少率および外観変化に基づ
いて試料カーペットＴの耐久性を評価するようにしてい
る。
により、試料カーペットＴの単位面積当たりの質量減少
量、単位面積当たりの質量減少率および外観変化に基づ
いて試料カーペットＴの耐久性を評価するようにしてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このリッソ
ン試験機１は、屋内で使用されるカーペットなどの歩行
に対する耐久性を評価するものであり、このため、一般
の靴底を想定して踏み車２の脚２ａにはゴム製の脚底が
装着されている。したがって、近年、急速に普及してき
た人工芝の耐久性をこのリッソン試験機１で評価する場
合、人工芝の強度が大きいことから、磨耗による外観変
化が見られるまでに多大な時間が必要となる他、実際の
使用に即した耐久性の評価ができないという問題があっ
た。
ン試験機１は、屋内で使用されるカーペットなどの歩行
に対する耐久性を評価するものであり、このため、一般
の靴底を想定して踏み車２の脚２ａにはゴム製の脚底が
装着されている。したがって、近年、急速に普及してき
た人工芝の耐久性をこのリッソン試験機１で評価する場
合、人工芝の強度が大きいことから、磨耗による外観変
化が見られるまでに多大な時間が必要となる他、実際の
使用に即した耐久性の評価ができないという問題があっ
た。
【０００６】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、実際の使用に即して人工芝の耐久性を評価
することのできる試験機およびその試験方法を提供する
ものである。
れたもので、実際の使用に即して人工芝の耐久性を評価
することのできる試験機およびその試験方法を提供する
ものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の人工芝の耐久性
試験機は、試験台上に緊張して敷設された人工芝の試験
片と、この人工芝の試験片に一定の負荷を作用させた状
態で回転しつつ往復移動するローラからなり、このロー
ラのリムに各種スポーツ用スパイクシューズのスパイク
を直接植設可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
試験機は、試験台上に緊張して敷設された人工芝の試験
片と、この人工芝の試験片に一定の負荷を作用させた状
態で回転しつつ往復移動するローラからなり、このロー
ラのリムに各種スポーツ用スパイクシューズのスパイク
を直接植設可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
【０００８】また、本発明の人工芝の耐久性試験機は、
試験台上に緊張して敷設された人工芝の試験片と、この
人工芝の試験片に一定の負荷を作用させた状態で回転し
つつ往復移動するローラからなり、このローラのリムに
各種スポーツ用スパイクシューズのスパイクを植設した
バンドを固定可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
試験台上に緊張して敷設された人工芝の試験片と、この
人工芝の試験片に一定の負荷を作用させた状態で回転し
つつ往復移動するローラからなり、このローラのリムに
各種スポーツ用スパイクシューズのスパイクを植設した
バンドを固定可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
【０００９】さらに、本発明の人工芝の耐久性試験方法
は、試験台上に人工芝の試験片を緊張状態に敷設し、こ
の人工芝で実際に使用されるスパイクシューズにおける
スパイクの配置および本数に対応してスパイクを設けた
ローラを人工芝の試験片に対し一定の負荷を作用させた
状態で回転させつつ往復移動させることを特徴とするも
のである。
は、試験台上に人工芝の試験片を緊張状態に敷設し、こ
の人工芝で実際に使用されるスパイクシューズにおける
スパイクの配置および本数に対応してスパイクを設けた
ローラを人工芝の試験片に対し一定の負荷を作用させた
状態で回転させつつ往復移動させることを特徴とするも
のである。
【００１０】
【作用】試験台上に人工芝の試験片を緊張状態に敷設
し、スパイクシューズのスパイクに対応するようにスパ
イクを設けたローラを人工芝の試験片に一定の負荷を作
用させた状態で回転させつつ往復移動させる。
し、スパイクシューズのスパイクに対応するようにスパ
イクを設けたローラを人工芝の試験片に一定の負荷を作
用させた状態で回転させつつ往復移動させる。
【００１１】この結果、人工芝の耐久性を実際にスパイ
クシューズの使用に即して短時間で評価することができ
る。
クシューズの使用に即して短時間で評価することができ
る。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１３】図１には、リッソン試験機１の踏み車２の
代えて用いられるローラ１０が示されており、このロー
ラ１０を構成する円環状のリム１１には、スパイクｓを
植設できるよう、図示しない多数のネジ孔が形成されて
いる。この場合、スパイクｓは、実際に使用されるスパ
イクシューズの靴底に設けられたスパイクの配置および
本数と同一に取り付けられる。
代えて用いられるローラ１０が示されており、このロー
ラ１０を構成する円環状のリム１１には、スパイクｓを
植設できるよう、図示しない多数のネジ孔が形成されて
いる。この場合、スパイクｓは、実際に使用されるスパ
イクシューズの靴底に設けられたスパイクの配置および
本数と同一に取り付けられる。
【００１４】なお、ローラ１０の重量は、前述した踏み
車２の重量と等しく設定されている。
車２の重量と等しく設定されている。
【００１５】そして、人工芝の試験片を試験台７上に緊
張状態で敷設するとともに、人工芝上で行われる各種ス
ポーツ、例えば、ゴルフ、野球、サッカー、ホッケーな
どに用いられるスパイクシューズにおけるスパイクの配
置および本数に対応してスパイクｓをローラ１０のリム
１１に植設した後、ローラ１０を人工芝の試験片に一定
の負荷を作用させた状態で回転させつつ往復移動させ
る。この結果、スパイクｓが試験片である人工芝のパイ
ルに入り込み、その競技に使用される人工芝の耐久性を
実際の使用に即して評価することができる。さらに、ス
パイクｓに対する人工芝の基布の強度なども合わせて試
験することができる。
張状態で敷設するとともに、人工芝上で行われる各種ス
ポーツ、例えば、ゴルフ、野球、サッカー、ホッケーな
どに用いられるスパイクシューズにおけるスパイクの配
置および本数に対応してスパイクｓをローラ１０のリム
１１に植設した後、ローラ１０を人工芝の試験片に一定
の負荷を作用させた状態で回転させつつ往復移動させ
る。この結果、スパイクｓが試験片である人工芝のパイ
ルに入り込み、その競技に使用される人工芝の耐久性を
実際の使用に即して評価することができる。さらに、ス
パイクｓに対する人工芝の基布の強度なども合わせて試
験することができる。
【００１６】また、本実施例においては、ローラ１０の
リム１１に多数のネジ孔を形成し、そのネジ孔にスパイ
クシューズのスパイクの配置および本数に合わせてスパ
イクｓを植設するものを例示したが、図２に示すよう
に、予め各種競技用スパイクシューズのスパイクの配置
および本数に合わせてスパイクｓを植設した鋼製のバン
ド１２を用意し、このバンド１２をローラ１０のリム１
１に巻き付けてビス１３で固定し、耐久性試験を行うよ
うにしてもよい。この場合、使用するスパイクシューズ
に対応するバンド１２に取り替えるだけでよいことか
ら、準備作業を大幅に軽減することができる。
リム１１に多数のネジ孔を形成し、そのネジ孔にスパイ
クシューズのスパイクの配置および本数に合わせてスパ
イクｓを植設するものを例示したが、図２に示すよう
に、予め各種競技用スパイクシューズのスパイクの配置
および本数に合わせてスパイクｓを植設した鋼製のバン
ド１２を用意し、このバンド１２をローラ１０のリム１
１に巻き付けてビス１３で固定し、耐久性試験を行うよ
うにしてもよい。この場合、使用するスパイクシューズ
に対応するバンド１２に取り替えるだけでよいことか
ら、準備作業を大幅に軽減することができる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、実際に使
用されるスパイクシューズのスパイクに対応してローラ
のリムにスパイクを取り付けて人工芝の耐久性を試験す
ることができ、人工芝の耐久性を実際の使用に即して短
時間で試験することができる。
用されるスパイクシューズのスパイクに対応してローラ
のリムにスパイクを取り付けて人工芝の耐久性を試験す
ることができ、人工芝の耐久性を実際の使用に即して短
時間で試験することができる。
【図１】スパイクを植設したローラの正面図および断面
図である。
図である。
【図２】スパイクを植設したバンドを固定したローラの
正面図である。
正面図である。
【図３】リッソン試験機の概略を示す正面図である。
１ 試験機 ７ 試験台 １０ ローラ １１ リム １２ バンド ｓ スパイク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−37851（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−200851（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−61240（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−160333（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01N 3/00 - 3/62 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (3)
- 【請求項１】 試験台上に緊張して敷設された人工芝の
試験片と、この人工芝の試験片に一定の負荷を作用させ
た状態で回転しつつ往復移動するローラからなり、この
ローラのリムに各種スポーツ用スパイクシューズのスパ
イクを直接植設可能に構成したことを特徴とする人工芝
の耐久性試験機。 - 【請求項２】 試験台上に緊張して敷設された人工芝の
試験片と、この人工芝の試験片に一定の負荷を作用させ
た状態で回転しつつ往復移動するローラからなり、この
ローラのリムに各種スポーツ用スパイクシューズのスパ
イクを植設したバンドを固定可能に構成したことを特徴
とする人工芝の耐久性試験機。 - 【請求項３】 試験台上に人工芝の試験片を緊張状態に
敷設し、この人工芝で実際に使用されるスパイクシュー
ズにおけるスパイクの配置および本数に対応してスパイ
クを設けたローラを人工芝の試験片に対し一定の負荷を
作用させた状態で回転させつつ往復移動させることを特
徴とする人工芝の耐久性試験方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19803092A JP3210426B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 人工芝の耐久性試験機およびその試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19803092A JP3210426B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 人工芝の耐久性試験機およびその試験方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0643081A JPH0643081A (ja) | 1994-02-18 |
| JP3210426B2 true JP3210426B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=16384363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19803092A Expired - Fee Related JP3210426B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 人工芝の耐久性試験機およびその試験方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3210426B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101274373B1 (ko) * | 2011-06-14 | 2013-06-13 | 한국건설생활환경시험연구원 | 인조잔디 마모 시험 장치 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5883657B2 (ja) * | 2012-01-18 | 2016-03-15 | 住友ゴム工業株式会社 | 人工芝用耐久試験機および人工芝 |
| JP6239373B2 (ja) * | 2013-12-24 | 2017-11-29 | 積水樹脂株式会社 | 人工芝生試験機 |
| JP6166173B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-07-19 | 積水樹脂株式会社 | 人工芝生試験機及びこれに用いられる摩耗子 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19803092A patent/JP3210426B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101274373B1 (ko) * | 2011-06-14 | 2013-06-13 | 한국건설생활환경시험연구원 | 인조잔디 마모 시험 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0643081A (ja) | 1994-02-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |