JPS63188760A - 敷物物性測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、直ちに実用に供し得る実情に即した敷物の耐
久性のデータを得ることができる敷物物性測定装置に関
するものである。

（従来の技術、） 従来、敷物の耐久性を測定する装置としては。

例えば、耐候性試験装置、引張試験装置及び圧縮試験装
置等が知られている。しかしながら、これらの装置は敷
物の静的物性を測定するものであって、動的物性を測定
するものではない。したがって、直ちに実用に供し得る
ような動的物性に関するデータを必要とする場合には、
これらの装置から該データを得ることはできない。例え
ば、敷物を床上に敷くのは２人が通行するに当たって、
これを踏むことにより１その歩行や走行（以下９歩走行
という）の際のショックや音を和らげるものであり、し
たがって、踏むという動的な所作に対応する動的な物性
に関する耐久性のデータが、この場合は必要となるので
あるが、上記の装置からは得ることができない。しかし
、従来も一応、敷物の動的物性を測定する装置は知られ
ている。例えば、摩擦試験機がこれに当たる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、敷物の動的物性を測定する従来の装置か
らは、はとんどの場合、そのまま直ちに実用に供し得る
データを得ることはできない。それは、従来の摩擦試験
装置の場合には、測定するに当たって１例えば１足型を
使用するようになっていなかったり、もしくは足型を使
用するようになっている場合でも、その大きさ、形状、
素材等が実情に合致していないものであった。さらに。

大人と子供別とか、男女別とかというような年齢差や性
別等に基づく体重差１歩走行幅差９歩走行速度差等を考
慮していなかったり、又は人間の歩走行動作による敷物
への踏圧力の方向を単純に上下方向のみと仮定して前進
方向にも及ぶことを加味していなかったりしているから
である。

本発明は、これらの問題点を解決して、実情に合致した
。そのまま直ちに実用に供することができる敷物の耐久
性データを測定することができる敷物物性測定装置を提
供することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） すなわち１本発明は、敷物試料と圧接する足型をその下
端部に２重錘をその中間部にそれぞれ取付けて昇降運動
をするシャフトと、敷物試料を載せて回転する試料台と
、シャフトの昇降運動回数を計数する昇降回数計数用メ
ータと試料台の回転速度を計測する回転速度計測用メー
タとからなる敷物物性測定装置を要旨とするものである
。

以下１本発明に係る敷物物性測定装置（以下５本発明装
置という）を詳細に説明する。

第１図は１本発明装置の一例を示す斜視図であって１本
発明装置は昇降ベローｌと体重差等に応じて取替え可能
な重錘２とをその中間部に、また敷物試料Ｆと圧接する
取替え可能な足型３をその下端部にそれぞれ取付けて、
矢印り方向に昇降運動を繰り返すシャフト４を備えてい
る。さらに。

固定軸５と嵌合する回転軸６により敷物試料Ｆを載せて
矢印Ｍ方向に回転する試料台７と、昇降ベロー１とその
昇降の度毎に当接するベロー８を有し１両ベロー１と８
との当接の度毎にシャフト４の昇降回数を計数する昇降
回数計数用メータ９と試料台７に接触する回転子１０に
より該試料台７の回転速度を計測する回転速度計測用メ
ータ１１とからなる。

なお２以上の場合におけるシャフト４の昇降運動は、固
定軸５の上部に取付けたブラケット１２の先端に片持支
持され、′捲掛けられているベルト１３の走行によって
矢印Ｎ方向へ回転する円筒プーリ１４の回転によって動
く連接杆１５により、この円筒プーリ１４の回転）こ応
じて行われるが、この連接杆１５は、その一端に穿孔さ
れた孔１５ａの中へ１円筒ブーｉ月４の円板面に取付け
られているビン１６を回動自在に遊嵌し、その他端に穿
孔された長孔１５ｂの中へシャフト４の先端部に取付け
られているピン１７を回動自在に遊嵌することにより、
前記のようにシャフト４に昇降運動をさせ、その下降の
際に重錘２の重量により１足型３を敷物試料Ｆの上へ圧
接させるものである。その際、シャフト４を横振れさせ
ないようにするために、このシャフト４を、固定軸５に
固着したブラケット１８．１９の先端に設けられている
孔１８ａ、１９ａの中へ、そ昇降運動の妨げとならない
程度にルーズに通している。

なお、ベルト１３の走行速度は図示しない常用の機構に
よって、定速もしくは可変速とすることができるので、
シャフト４の昇降速度も必要に応じて定速又は可変速と
することができる。

また、試料台７の回転は、前記のように回転軸６により
行われるが、それは第２図の回転軸６と試料台７との中
央縦断立面図に示されるように。

回転軸６と試料台７とは固着材２２によって固着して一
体となっており９回転軸６はスラスト玉軸受２３によっ
て、その下端部６ａを支えながら、ラジアル玉軸受２４
ａ、２４ｂを介して固定軸５の周りを回転するようにな
っている。上記の回転軸６０回転は、この回転軸６の周
囲に捲掛けられて矢印Ｐ方向へ走行するベルト２５によ
って行われ、その走行速度は図示しない常用の機構によ
って定速又は可変速とすることができるので、試料台の
回転速度も必要に応じて定速もしくは可変速とすること
ができる。また、昇降回数計数用メータ９は、固定軸５
に取付けられたブラケット２０により、また。

回転速度計測用メータ１１は同じく固定軸５に取付けら
れたブラケット２１によりそれぞれ支持されている。さ
らにまた９足型３は人間の足に類似した弾力性のある素
材を使用したり、必要に応じて木材、金属、プラスチッ
ク等の素材を適宜使用する。

そしてその大きさも形状も大人と子供別、男女別という
ように区分する。

上記図示例においては、昇降回数計測用メータ９として
、昇降ベロー１とベロー８とを介して係数するメータ９
を示したが、メータ９は光電管等によって昇降回数を計
数してこれを表示するもの等を用いてもよい。同様に１
回転速度計測用メータ１１も光電管等によって回転速度
を計測してこれを表示するもの等を用いてもよい。

（作　用） 本発明装置によって、敷物の耐久性を測定しようとする
場合には、耐久性を測定しようとする敷物試料Ｆを、そ
の実際の使用状態に合わせて、全面張り１部分張り、置
敷等の態様で試料台７にセットし、また、そのセットの
仕方も実際のセットの仕方に合わせて、接着剤もしくは
接着テープ等を使用して行う。また、雨天使用の際の耐
久性を測定しようとする場合には、敷物試料Ｆに吸水さ
せて調湿し、また、敷物上を通過する人の年令や性別に
合わせて１重錘２の目方や足型３の形状を定め、さらに
１足型３には特に必要のある場合に限り、木材、金属、
プラスチック等で作ったものを使用するが１通常は人間
の足底に類似する弾力性のある素材で作ったものを使用
する。もし敷物を踏む足の状態が素足である場合には１
足型３は素足のままとするが、履物を履いている場合に
は。

その実際に履いている履物を足型３に履かせる。

例えば９通常の靴やスリッパ、テニス、ゴルフ。

野球等のスポーツ化等を足型３に履かせる。また。

通過する人の歩走行幅や歩走行速度に合わせて。

シャフト４の昇降運動の速度や回数及び試料台７の回転
速度を定め、必要に応じてこれらを一定又は可変とし１
以上のような条件整備後に始めて装置を作動させ、シャ
フト４の昇降運動により１足型３を敷物試料Ｆに圧接さ
せて敷物試料Ｆの耐久性を測定する。

（実施例） 次に２本発明装置を実施例により具体的に説明する。

実施例 第１図の本発明装置を使用して、その試料台に直径３０
ｃｍ、パイル重量１２０ｇの野球場人工芝生の敷物試料
をポリウレタン系接着剤で接着し１重錘の重量を２０ｋ
ｇとし８足型には野球用スパイクシューズ（長さ２６ｃ
ｍ）を履かせ、シャフトの昇降回数を毎秒１回、試料台
の回転速度を毎秒８ｍとして装置を作動させて測定を行
い、第１表のデータを得た。

第１表の測定データは、従来の圧縮試験や摩擦試験によ
り得られデータと比較した場合に、それらよりも厳しい
結果を示すものであった。

（発明の効果） 本発明装置は１以上のような構成を有するので。

敷物試料の耐久性を測定する当たっては、その敷物が実
際に使用されると同様な状態、すなわち実用どおりの敷
物の配置と固定、雨天使用の測定の場合には実際どおり
の調湿、敷物上を通過する人の実際の体重に合わせた重
錘の使用、敷物上を通過する人の足底に類似した素材を
使用した足型の使用とその足型への実際使用の履物の着
用、シャフトの昇降回数と試料台の回転速度とその調整
により、敷物上を通過する人の実際の歩走行幅と歩走行
速度によるその敷物への足型の圧接作用等。

これら実際状態の実現により、実態と合致したそのまま
直ちに実用に供し得る。従来より墨かに正確なデータを
、従来より遥かに短期間で得ることができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一例の斜視図、第２図は第１図の
装置の回転軸と試料台の中央縦断立面図をそれぞれ示す
ものである。 図中、ｌは昇降ベロー、２は重錘、３は足型。 ４はシャフト　５は固定軸、６は回転軸、７は試料台、
９は昇降回数計数用メータ、１１は回転速度計測用メー
タである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）敷物試料と圧接する足型をその下端部に、重錘を
   その中間部にそれぞれ取付けて昇降運動をするシャフト
   と、敷物試料を載せて回転する試料台と、シャフトの昇
   降運動回数を計数する昇降回数計数用メータと試料台の
   回転速度を計測する回転速度計測用メータとからなる敷
   物物性測定装置。