JP3210252U - 電気調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる取り外し可能な調理器具と組み合わせて、各々対応する機能を持たせることができる電気調理器具を提供する。【解決手段】電気調理器具は、ベース110と、第一調理器具120と、ヒーター150と、微動スイッチ140と、制御モジュールを備える。第一調理器具はベースに取り外し可能に搭載される。ヒーターは、ベースに設けられる。微動スイッチはベースに設けられ、ベースから露出される。制御モジュールはヒーター及び微動スイッチと電気的に接続される。第一調理器具がベースに搭載される時、第一調理器具は微動スイッチを作動して、制御モジュールがヒーターを起動し、少なくとも一つのモードで第一調理器具を加熱する。【選択図】図2

Description

本実用新案は電気調理器具に関するものである。
一般的に、電気調理器具は、外釜、内釜及び外釜底部に取り付けられている温度コントローラ及びヒーターを有する。電気調理器具の調理する過程において、ヒーターは外釜の水に対して加熱し続け、これによって、内釜の食材を湯せんで加熱する。電気調理器具の調理する過程において、外釜の水が完全に蒸発するまで、内外釜の水は沸騰し続ける(即ち、100℃を維持する)。この時、温度コントローラはヒーターの加熱動作を停止する、または、ヒーターを100℃より低い温度の保温状態に調整する。
一般的な電気調理器具の調理過程において、外釜の水温を制御することはできず、したがって、調理する過程において、電気調理器具内部の水温は100℃の高温に維持される。即ち、一般的な電気調理器具は調理過程において、すべての過程において高温で調理される。しかしながら、食材によっては100℃の高温で調理されるのに適さない。または、食材によっては100℃より低い温度で長時間調理することが必須であり、それによって、食材の栄養成分を破壊する、または、食材の食感に影響することを避けることができる。これ以外にも、食材によっては長時間の低温調理によって、食材の本当の味が現われ、高温調理で生じる人体に有害な物質を減らすこともできる。しかしながら、上述の調理条件は一般的な電気調理器具では、達成することができないものである。
本考案は、異なる取り外し可能な調理器具と組み合わせて、対応する機能を有する電気調理器具を提供することを目的とする。
本考案の電気調理器具は、ベースと、第一調理器具と、ヒーターと、微動スイッチと、制御モジュールを備える。第一調理器具はベースに取り外し可能に搭載される。ヒーターは、ベースに設けられる。微動スイッチはベースに設けられ、ベースから露出される。制御モジュールはヒーター及び微動スイッチと電気的に接続される。第一調理器具がベースに搭載される時、第一調理器具は微動スイッチを作動して、制御モジュールがヒーターを起動し、少なくとも一つのモードで第一調理器具を加熱する。
本考案の実施形態において、前記ヒーターは、ベースのくぼみに位置し、前記第一調理器具を搭載するのに適する加熱プレートである。
本考案の実施形態において、前記ベースは、前記加熱プレートを囲う溝をさらに有し、微動スイッチは溝に位置する。
本考案の実施形態において、前記第一調理器具の底部に互いに隣り合う第一受熱部とフランジを有する。第一調理器具が前記ベースの前記くぼみに置かれる時、第一受熱部は加熱プレートに当接する。
本考案の実施形態において、前記フランジは第一受熱部を囲う。
本考案の実施形態において、前記電気調理器具は、第一調理器具がヒーターによって加熱され、ベースから取り外された後、第一調理器具を置いて保温するのに適する保温プレートをさらに備える。
本考案の実施形態において、前記電気調理器具は、ベースに取り外し可能に搭載され、加熱プレートによって加熱される第二調理器具をさらに備える。
本考案の実施形態において、前記第二調理器具の底部に第二受熱部を有し、第二調理器具がベースに搭載される時、第二受熱部はヒーターに当接し、微動スイッチのヒーターがある平面上における直交射影は、第二受熱部の平面上における直交射影の範囲外にある。
以上に基づき、電気調理器具は、ベースと取り外し可能な第一調理器具から構成され、第一調理器具はベースに設けられたヒーターによって加熱された後、ベースから取り外して使用者が必要とする場所に置くことができる。さらに、第一調理器具はベースに置かれた時、ベースに設けられた微動スイッチが作動して、制御モジュールが第一調理器具の存在を検出し、予め設定されている少なくとも一つのモードで第一調理器具を加熱できる。即ち、前記制御モジュールは多種類の加熱モードを保存して、ヒーターを制御しており、且つ、微動スイッチを作動したか否かによってベース上の調理器具を識別して、前記第一調理器具であると確認した時に、対応するモードでヒーターを駆動できる。
本考案の上述した特徴と利点を更に明確化するために、以下、幾つかの実施形態を挙げて図面と共に詳細な内容を説明する。
図1は、本考案の実施形態における電気調理器具の異なる状態の模式図である。 図2は、本考案の実施形態における電気調理器具の異なる状態の模式図である。 図3は、図1の電気調理器具の一部の部材の模式図である。 図4は、図1の電気調理器具の部材の関係図である。 図5は、本考案の第一調理器具の別の状態にある模式図である。 図6は、本考案の別の実施形態における電気調理器具の模式図である。 図7は、図6の電気調理器具の分解図である。 図8は、図6の電気調理器具の一部の部材の模式図である。
図1及び図2は、本考案の実施形態における電気調理器具の異なる状態の模式図である。図3は、図1の電気調理器具の一部の部材の模式図である。図4は、図1の電気調理器具の部材の関係図である。図1から図4を同時に参照すると、本実施形態において、電気調理器具100は、ベース110と、第一調理器具120と、ヒーター150と、微動スイッチ140と、制御モジュール130を備える。第一調理器具120はベース110に取り外し可能に搭載される。ヒーター150はベース110に設けられる。微動スイッチ140はベース110に設けられ、ベース110から露出される。制御モジュール130はヒーター150及び微動スイッチ140と電気的に接続される。第一調理器具120がベース110に搭載される時、第一調理器具120は微動スイッチ140を作動して、制御モジュール130がヒーター150を起動し、少なくとも一つのモードで第一調理器具120を加熱する。
詳細には、ベース110はくぼみ112を有し、異なる調理器具を収容するのに用いられ、また、ヒーター150は、例えば、ベース110に取り付けられ、くぼみ112に位置する加熱プレートであり、ヒーター150は、その上に搭載された異なる調理器具に対して対応する加熱機能を提供して、調理目的を達成することができる。本実施形態における第一調理器具120は、例えば、電気炊飯器であり、ベース110と結合した後に、釜装置を形成して、別の調理器具の選択を提供する。図1に示すように、本実施形態における第一調理器具120は、本体と上蓋を有する。さらに、上蓋の部分は圧力弁を有し、第一調理器具120に、蒸し調理時の保圧または蒸気圧力除去効果を備えさせるのに用いられる。
図2から図4を再び参照すると、本実施形態において、ベース110は溝114をさらに有し、ヒーター150とくぼみ112の側壁との間に位置し、実質的に加熱プレートを囲っている。さらに、前記微動スイッチ140は溝114に設けられる。対応して、図3に示すように、第一調理器具120の底部に互いに隣り合う第一受熱部124と第一受熱部124を囲うフランジ126とを有し、第一調理器具120がベース110に搭載される時、第一受熱部124は加熱プレート(ヒーター150)に当接し、第一調理器具120は加熱されて調理できる。同時に、フランジ126は溝114に入り、微動スイッチを押し当てて作動し、制御モジュール130が第一調理器具120の存在を知ることができ、ヒーター150を駆動して少なくとも一つのモードで第一調理器具120を加熱する。即ち、設計者の第一調理器具120に対して、対応する(且つ限定する)加熱機能を与えるプログラムは制御モジュール130に保存され、第一調理器具120がベース110に搭載されて、微動スイッチ140を作動させた後、制御モジュール130は、前記加熱機能によって第一調理器具120を加熱し、第一調理器具120内の食材は、対応する且つ限定する調理手段を得ることができる。前記作動する動作は図4の破線で図示されている。
ここでは、接触式の押す構造によって微動スイッチ140を図示したが、本考案はこれに限定されない。別の不図示の実施形態において、そのほかの形式の微動スイッチ、例えば、磁性部材からなる非接触式の微動スイッチによって、同じ作動する効果を達成することもできる。
図5は、本考案の第一調理器具の別の状態にある模式図である。図5を参照すると、本実施形態において、電気調理器具100は保温プレート170をさらに備え、第一調理器具120の別の搭載部品として(ベース110とは異なる)、第一調理器具120がベース110内のヒーター150によって調理する過程後に、ベース110から取り外され、保温プレート170に置いて、電気を用いない状態で保温する効果を達成できる。同時に、取り外された第一調理器具120のベース110は、これによってその他の調理器具を加熱することができる。
図6は、本考案の別の実施形態における電気調理器具の模式図である。図7は、図6の電気調理器具の分解図である。図8は、図6の電気調理器具の一部の部材の模式図である。図6から図8を同時に参照すると、本実施形態において、電気調理器具200は、ベース110と第二調理器具210を備え、そのうちベース110はすでに言及されており、ここでは繰り返さない。前述の実施例と比較してわかることは、第一調理器具120がベース110から取り外された後、使用者は第二調理器具210をベース110上に置いて、ヒーター150を続けて利用して第二調理器具210を加熱することができる。ここでは、第二調理器具210は、本体211と、グリルプレート213と、蓋215を備え、そのうちグリルプレート213は必要に応じて本体211に置いたり外したりでき、即ち、本体211だけで食材を盛り付けて、加熱することができる。
前述と異なるのは、第二調理器具210の底部に第二受熱部212を有し、前記第二受熱部212の面積はヒーター150(加熱プレート)の面積より小さい、即ち、第二調理器具210がベース110に搭載される時、第二受熱部212はヒーター150に当接するが、微動スイッチ140のヒーター150がある平面上における直交射影は、第二受熱部212の前記平面上における直交射影の範囲外にある。換言すると、第二調理器具210は、第一調理器具120の底部に位置するフランジ126を備えず、したがって、第二調理器具210がベース110に置かれる時に、微動スイッチ140を作動しない。ここでは、第二受熱部212は全て平面の輪郭を呈し、加熱プレート(ヒーター150)の輪郭に符合する。
このようにして、制御モジュール130は、微動スイッチ140の作動を受け取っていない状況下で、前記作動していない状態に対応する手段でヒーター150を駆動する。即ち、本考案の電気調理器具は、微動スイッチ140を作動したか否かによって、ベース110上の異なる調理器具に対して、異なる加熱モードを実施することを決定することができる。
以上をまとめると、本考案の上述の実施形態において、電気調理器具は、ベースと、取り外し可能な第一調理器具と、第二調理器具によって構成することで、第一調理器具はベースに設けられたヒーターによって加熱された後、ベースから取り外されて、使用者が必要とする場所に置かれる。同時に、ベース上に第二調理器具を置いて加熱することができ、電気調理器具の適用範囲を有効的に向上させることができる。
さらに、第一調理器具がベース上に置かれる時、ベースに設けられた微動スイッチを作動して、制御モジュールが第一調理器具の存在を検出し、予め設定されている少なくとも一つのモードで第一調理器具を加熱する。対照的に、第二調理器具がベース上に置かれる時、微動スイッチを作動させず、制御モジュールは、別のモードで第二調理器具を加熱する。即ち、前記制御モジュールは、多種類の加熱モードを保存して、ヒーターを制御しており、且つ、微動スイッチを作動したか否かによってベース上の調理器具を識別して、ベース上の調理器具を確認する形式によって、対応するモードでヒーターを駆動して、多機能調理の効果を達成することができる。
本考案は以上の実施形態のように示したが、本考案は、これに限られるものではなく、当業者が本考案の精神の範囲から逸脱しない範囲において、変更又は修正することが可能であるが故に本考案の保護範囲は均等の範囲にまで及ぶものとする。
異なる取り外し可能な調理器具と組み合わせて、対応する機能を有する電気調理器具を提供する。
100、200 電気調理器具
110 ベース
112 くぼみ
114 溝
120 第一調理器具
122 圧力弁
124 第一受熱部
126 フランジ
130 制御モジュール
140 微動スイッチ
150 ヒーター
170 保温プレート
210 第二調理器具
211 本体
212 第二受熱部
213 グリルプレート
215 蓋

Claims (9)

  1. ベースと、
    前記ベースに取り外し可能に搭載される第一調理器具と、
    前記ベースに設けられるヒーターと、
    前記ベースに設けられ、前記ベースから露出される微動スイッチと、
    前記ヒーター及び前記微動スイッチと電気的に接続される制御モジュールと、を備え、
    前記第一調理器具が前記ベースに搭載される時、前記第一調理器具は前記微動スイッチを作動して、前記制御モジュールが前記ヒーターを起動し、少なくとも一つのモードで前記第一調理器具を加熱することを特徴とする電気調理器具。
  2. 前記ヒーターは、前記ベースのくぼみに位置し、前記第一調理器具を搭載するのに適する加熱プレートであることを特徴とする請求項1に記載の電気調理器具。
  3. 前記ベースは、前記加熱プレートを囲う溝をさらに有し、前記微動スイッチは前記溝に位置することを特徴とする請求項2に記載の電気調理器具。
  4. 前記第一調理器具の底部に互いに隣り合う第一受熱部とフランジを有し、前記第一調理器具が前記ベースの前記くぼみに置かれる時、前記第一受熱部は前記加熱プレートに当接し、前記フランジは前記溝に入って前記微動スイッチを押し当てることを特徴とする請求項3に記載の電気調理器具。
  5. 前記フランジは前記第一受熱部を囲うことを特徴とする請求項4に記載の電気調理器具。
  6. 前記第一調理器具が前記ヒーターによって加熱され、前記ベースから取り外された後、前記第一調理器具を置いて保温するのに適する保温プレートをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電気調理器具。
  7. 前記第一調理器具が前記ベースから取り外された後、前記ベースに取り外し可能に搭載され、前記加熱プレートによって加熱される第二調理器具をさらに備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の電気調理器具。
  8. 前記第二調理器具の底部に第二受熱部を有し、前記第二調理器具が前記ベースに搭載される時、前記第二受熱部は前記ヒーターに当接し、前記微動スイッチの前記ヒーターがある平面上における直交射影は、前記第二受熱部の前記平面上における直交射影の範囲外にあることを特徴とする請求項7に記載の電気調理器具。
  9. 前記第二受熱部は全て平面の輪郭を呈し、前記ヒーターの輪郭に符合することを特徴とする請求項8に記載の電気調理器具。
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