JP3210181U - 固形化する食品の弱化溝 - Google Patents

Abstract

【課題】分解に困難を要する大きい形状の固形食品を簡単に分解できる固形食品を提供する。【解決手段】任意の表面形状の金型の反対面に一定間隔を保った弱化溝を形成する金型で形成した弱化溝を有する固形食品とする。【選択図】図２

Description

考案の詳細な説明

この考案は常温で固形化する食品、例えば、チョコレートの内部に弱化溝を施す方法に関する。

常温で固形となる食品の表面形状は、金型製造と離型の容易さから、平らな形状が一般的に使用され、顧客の視覚に訴える形状では無かった。

外形を特徴とするものは、弱化溝を有しない、一口で食する事が可能な、小さいものに限られている。

考案が解決しようとする課題

考案は、大きさの大小を問わず、外形に特徴を持たせた固形化食品を提供しようとするものである。

デジタル化の進歩で、形状を現物と同等、または、拡大、及び縮小した形状にする事が可能になり、外形を特徴とする形状が製作可能になった。

本考案は、外形形状を特徴とする食品で、分解に困難を要する大きな形状の、固形化食品を、簡単に分解できる弱化構造を、提供するものである。

課題を解決するための手段

実現するための工程を説明すると、
（イ） 実現しようとする現物を、光、または、非接触、接触式の形状測定装置でデジタルデータに変換する。
（ロ） この情報を基に、彫刻機で表面成型用の金型を作成する。
（ハ） この金型情報から、表面から一定距離を保つ、弱化溝の形状を得て、弱化溝の金型を製作する。
（ニ） 溶解した原料を注入し、冷却させて、目的の製品を取り出す。
（ホ） 必要により、化粧、着色を追加して、完成させる。

考案の効果

常温で固形する食品に於いて、その外形を成型し、顧客の視覚に訴えると共に、分解し食し易い製品を提供する事が可能なる。

従来の固形化食品の断面図 本考案の断面図 本考案の弱化溝形成用の型の斜視図

１ 弱化溝
２ 表面との間隔
３ 表面形状から間隔を保った形状
４ 弱化溝を作る型

Claims (3)

1. 外形形状を特徴とする固形食品の弱化溝。
2. 請求項１の弱化溝の形状は、分解後、板状に出来るもの。
3. 請求項１の弱化溝の形状は、分解後、柱状に出来るももの。

Images