JP3209594U - 組立て式囲いテント - Google Patents
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Abstract
【課題】組立て式囲いテントを提供する。【解決手段】組立て式囲いテント1は、複数の連結ロッド11と、複数の支持棒材12と、底部フード13とを含む。連結ロッド11の両端部にそれぞれ接続溝と接続ブロックとを対向して設け、連結ロッド11が直列に連結されることにより、上部リング枠組み113と、下部リング枠組み114とが形成されており、支持棒材12の両端部にそれぞれ上部リング枠組み113と下部リング枠組み114とに合わせた嵌め継ぎ部121を設け、支持棒材12が上部リング枠組み113と下部リング枠組み114との間に橋設されることにより柵型骨組み122が形成されており、底部フード13が、下部リング枠組み114の形状に合わせて形成された基布131と、環状の囲壁132とによって構成されており、基布131が柵型骨組み122の外部を覆って一体化される。【選択図】図1
Description
本考案は赤ちゃんや幼児の遊び器材の分野に関し、特に素早く組立て及び取り外すことができ、使用または収納が便利な組立て式囲いテントに関する。
一般に、赤ちゃんや幼児の成長において、這って進む状態から歩くようになる段階が必ず経験される。さらに、移動速度の上昇と身長の伸びにつれて、周りのことに対する好奇心が満ち溢れる。一方、体のバランスを司るシステムが完全に発育していないため、遊ぶときに転んで怪我をし易い。さらに、この時期は体の感覚の統合が急速に進歩する時期であり、赤ちゃんや幼児にとっては非常に重要な時期でもある。よって心配のない安全に遊べる環境を提供して、赤ちゃんや幼児が遊びの中からすくすく成長していき、転んだり、遊ぶ区域の視線範囲から離れることによって、他の危険に晒されたりしないことも非常に重要な課題である。
現在、市販されている遊びを目的としたテントまたはボールプール等の遊戯器材は、高弾性の細いワイヤーと生地でもって、底部と周縁部をシールした生地体を枠組み構造体で広げ、その底部に敷布団を敷いて閉鎖された遊戯空間を形成し、玩具や小さいボールを置いて、保護者が赤ちゃんや幼児をその内部に入れて安全に遊ばせることができる。この種の製品は高弾性ワイヤーで支えられており、使用しないときには小さい体積の構造体に折り畳んで収納しなければならない。しかし、そのような設計のすべてが生地同士をつなぎ合わせているため、収納するときの折り畳み方向をミシン加工の繋ぎ目方向に合わせる必要がある。このような制限を受けることから、収納するときの操作性及び収納後の体積に制限を受ける。さらに、高弾性ワイヤーではもともと赤ちゃんや幼児が押す力に堪えるだけの強度がない。特にそれらの遊戯器材が折り畳む収納の利便性を考慮した設計であるため、その殆どが構造体の輪郭線に高弾性ワイヤーを設けているのみであり、よって、押し倒されることによる、赤ちゃんや幼児の転倒事故がしばしば発生している。
空気を充填する気嚢構造を支持母材とする設計は、より良い支持効果と緩衝効果のある弾性を有しているが、使用するとき及び収納するときの空気の充填及び放出に長い時間がかかる。さらに、それらの空気充填の気嚢は樹脂生地で仕上げられており、生地同士を熱融合させるまたは接着させる等の方式で組み付けられている。尖った物体や少し大きい力量を加えて圧迫すると、破裂して気体が漏れる等の問題が発生するおそれがある。
そのために、本考案人は組み立て後に頑丈な立体形の囲い柵構造体を形成し、底部フードと組み合わせることにより所望の遊戯空間を形成する組立て式囲いテントを提供する。この組立て式囲いテントは頑丈で使用に堪えることができ、しかも、収納するときの操作性や収納後の体積に問題がなく、使用時の利便性と機能性を大幅に向上できる。
本考案の一目的は、複数の連結ロッドを連結して上部、下部に必要なリング枠組みを形成した上で、複数の支持棒材を用いて仕切ると同時に、立体形の柵型枠組みを形成した後に、底部フードを用いて覆うことによって形成された組立て式囲いテントを提供することにある。組立てと解体が便利なため、使用及び収納し易い等の効果を有する。本考案の組立て式囲いテントは、さらに弾性上部テントを底部フードの上方と結合することによって、使用時の利便性と機能性を大幅に向上することができ、赤ちゃんや幼児の活動に適したエリアを区分けする効果を有する。
上述目的を達成するため、本考案による組立て式囲いテントは、複数の連結ロッドと、複数の支持棒材と、一つの底部フードとを含む。各連結ロッドの両端部にそれぞれ対向する接続溝と、接続ブロックとを設け、それらの連結ロッドが順を追って直列に連結されて上部リング枠組みと、下部リング枠組みとを形成した後に、複数の支持棒材それぞれの両端部に、上部リング枠組みと、下部リング枠組みとに合わせた嵌め継ぎ部を設けて、上部リング枠組みと、下部リング枠組みとの間に橋設して柵型骨組みを形成し、最後に、底部フードは下部リング枠組みの形状に合わせて形成された基布と、環状の囲壁とによって構成され、基布が柵型骨組みの外部を覆って一体構造を形成する。
一実施例において、各連結ロッドの断面形状は円形状に形成されており、かつ、嵌め継ぎ部の断面形状は連結ロッドの断面半径より大きい円弧形状に形成されることによって、嵌め継いだ後に圧迫固定を形成し強度向上の効果が達成される。
さらに、かかる柵型骨組みと、かかる底部フードとを組み合わせた後の安定性のさらなる強化を図り、底部フード内面は、各支持棒材に対向して、複数の固定部を設け、固定部で取り巻く方式によって、それぞれの支持棒材を覆って固定しておき、底部フードと柵型骨組みとを一体化する。かかる固定部としては粘着テープ、磁気素子または押しボタンのいずれかを選択する。なお、取り外しと収納の便利を図るため、本考案による支持棒材は、組立て式設計を採用しており、支持棒材は中央部にある棒体及びその両端に嵌め継ぐ嵌め継ぎ部によって構成する。使用するときに組み立て、使用しないときに取り外して、収納することができる。
使用時の機能性をさらに向上し、組み立てるときの利便性を図るため、本考案は、底部フードの表面に複数の収容袋を設け、かつ、収容袋の口を上向きに設けて、弾性上部テントと組み合わせて、テント機能を備えた遊戯器材を形成する。弾性上部テントの両側をそれぞれ相対する二つの収容袋に取り付けて、中央部を屈折した後に隆起させる。さらに、かかる弾性上部テントは弾性支持アームを生地に取り巻くように構成される。かかる弾性支持アームはPEチューブ材または高マンガンワイヤーのいずれかを選択して形成するため、折り畳み収納に便利な特性を有する。一実施例において、収納後の体積を有効に軽減し、連結ロッドが長すぎることをさけるため、上部リング枠組みと下部リング枠組みは、それぞれ少なくとも三つの連結ロッドを組み合わせて構成されている。
本考案の内容について審査官の方々のさらなる理解を図るため、以下に図面を参照して実施形態を説明する。
図1から図3の、本考案の好ましい実施例の構造を示す図と、丸型囲い柵骨組みの組合せ態様図を参照する。図に示すように、本考案の組立て式囲いテント1は複数の連結ロッド11と、複数の支持棒材12と、一つの底部フード13と、を含む。そのうち、各連結ロッド11の両端部にそれぞれ対向する接続溝111と、接続ブロック112とを設け、隣接する2つの連結ロッド11を、接続ブロック112を介して、接続溝111内部に挿入して、両者の固定作業を完了する。引き続き、残りの連結ロッド11を順に直列に連結して、上部リング枠組み113と、下部リング枠組み114とを形成する。特に注意してほしいことは、本考案人が実際にテストした結果、組立の利便性と収納後の体積等の要素を配慮し、上部リング枠組み113と、下部リング枠組み114とを少なくとも3つの連結ロッド111で更生することが好ましい。これによって、数量が多過ぎて連結ロッド11の組立手順が複雑になることや、組み立て後の強度問題等の課題を解消できる。
各支持棒材12の両端部にはそれぞれ上部リング枠組み113と、下部リング枠組み114に合わせて、嵌め継ぎ部121が設けられている。上部リング枠組み113と、下部リング枠組み114とを繋いで、柵型骨組み122を形成する。かかる連結ロッド11の断面形状は円形状に形成されており、嵌め継ぎ部121の断面形状は連結ロッド11の断面半径より大きい円弧形状に形成され、嵌め継いだ後に係合固定して、抜けないようにする。ただし、嵌め継ぎ部121の形は需要に応じて改変してもよく、例えば、連結ロッド11を通す形を利用して固定方式としてもよい。
底部フード13は、基布131と、環状の囲壁132とによって構成される円形柵構造体であり、基布131は、下部リング枠組み114の形状に合わせて仕上げられ、柵型骨組み122の外部を覆って一体化する。さらに、囲壁132の上縁部は内向きに生地が延在され、囲い柵枠組み122の上部リング枠組み113の上方を覆って、柵型骨組み122を支える安定効果を提供する。
この他にかかる底部フード13の内面には、それらの支持棒材12に合わせて、複数の固定部133を設けて、取り巻く方式によって、それぞれの支持棒材12を覆って固定しておき、底部フード13と柵型枠組み122とを一体化する。かかる固定部133は粘着テープ、磁気素子または押しボタンのいずれかを選択する。支持棒材12は組立式設計であり、支持棒材12は中央部の棒体123と、その両端部に嵌め継ぐ2つの嵌め継ぎ部121によって構成される。
図4と図5の、本考案もう一つの好ましい実施例の構造を示す図と、組合せた後の態様図を参照する。図に示すように、もう一つの好ましい実施例において、それらの連結ロッド11と、それらの支持棒材12と、底部フード13の組立方式は上述の実施例と同じである。異なる点は、底部フード13の内面または外面に複数の収容袋134が設けられていることにある。それらの収容袋134をペア方式によって、底部フード13の2つの対向側に相対するように設け、かつ、それらの収容袋134の口を上向きに設けて、弾性上部テント14の取り付けに備える。弾性上部テント14は、弾性支持アーム141を生地142に巡らせて構成する細長い構造体である。弾性支持アーム141は例えば、PEチューブ材または高マンガンワイヤーのいずれかを選択して形成するため、極めて良好な弾性戻り力を有し、弾性上部テント14をアーチ状に屈折するか、弾性上部テント14を逆V字に設けて、弾性上部テント14両側の縁部分をそれぞれ相対する二つの収容袋134に取り付けて、弾性上部テント14の中央部を屈折した後に隆起させて、テント機能を有する囲い柵型の遊戯器材にすることができ、赤ちゃんや幼児が遊ぶときのプライバシーを確保する。
1 組立て式囲いテント
11 連結ロッド
111 接続溝
112 接続ブロック
113 上部リング枠組み
114 下部リング枠組み
12 支持棒材
121 嵌め継ぎ部
122 柵型骨組み
123 棒体
13 底部フード
131 基布
132 囲壁
133 固定部
134 収容袋
14 弾性上部テント
141 弾性支持アーム
142 生地
11 連結ロッド
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141 弾性支持アーム
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Claims (5)
- 複数の連結ロッドと、複数の支持棒材と、底部フードとを含む、組立て式囲いテントであって、
前記連結ロッドの両端部にそれぞれ接続溝と接続ブロックとを対向して設け、前記連結ロッドが直列に連結されることにより、上部リング枠組みと、下部リング枠組みとが形成されており、
前記支持棒材の両端部にそれぞれ前記上部リング枠組みと前記下部リング枠組みとに合わせた嵌め継ぎ部を設け、前記支持棒材が前記上部リング枠組みと前記下部リング枠組みとの間に橋設されることにより柵型骨組みが形成されており、
前記底部フードが、前記下部リング枠組みの形状に合わせて形成された基布と、環状の囲壁とによって構成されており、前記基布が前記柵型骨組みの外部を覆って一体化されることを特徴とする、組立て式囲いテント。 - 前記連結ロッドの断面形状が円形状であり、前記嵌め継ぎ部の断面形状が前記連結ロッドの断面半径より大きい円弧形状であることを特徴とする、請求項1記載の組立て式囲いテント。
- 前記底部フードの表面に複数の収容袋が設けられており、前記収容袋の口を上向きに設けることを特徴とする、請求項2に記載の組立て式囲いテント。
- 弾性上部テントをさらに含み、
前記弾性上部テントの両側部をそれぞれ相対する二つの前記収容袋に取り付けて、中央部を屈折した後に隆起させることを特徴とする、請求項3に記載の組立て式囲いテント。 - 前記弾性上部テントは、弾性支持アームに生地を巡らせて構成し、
前記弾性支持アームはPEチューブ材または高マンガンワイヤーで形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の組立て式囲いテント。
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- 2017-01-13 JP JP2017000101U patent/JP3209594U/ja not_active Expired - Fee Related
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