JP3209524U - 収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】連結部材を没入状態と突出状態とに摺動させることにより隣接する枠本体及び天板体からなる本体を連結分離できる収納ケースを提供する。【解決手段】枠本体と、天板体と、枠本体及び天板体からなる本体の前面開口部を介して引出収納自在に設けられた引出体とからなり、本体を左右方向に複数個並列状に連結可能な連結機構Rを備える。連結機構は、天板体2の左右辺部に天板係脱部が形成され、隣接する天板係脱部間に係脱摺動自在に架設される連結部材4を設け、一方の天板係脱部2aは連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部5に形成され、突没係脱部は嵌合凹部5cを有し、連結部材の両側部には一対のガイド突片4aを形成し、嵌合凹部にガイド突片が摺動する一対の摺動長穴5dを形成し、連結部材の先端部には弾性凸片4bを形成し、弾性凸片の先端に係脱凸部4cを形成し、他方の天板係脱部2bには連結部材が突没摺動する嵌脱穴部6aが形成される。【選択図】図4
Description
本考案は、例えば一般家庭に設置されて衣類や各種小物類等を整理収納する際に用いられる収納ケースに関するものである。
従来、この種の収納ケースとして、底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した合成樹脂製の枠本体と、枠本体の上面を覆う合成樹脂製の天板体と、枠本体及び天板体からなる本体の前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、上面が開口した合成樹脂製の引出体とからなる構造のものが知られている。
しかしながらこれら従来構造の場合、上記本体を左右方向に複数個並列状に配置したとき、木製の本体に比べて合成樹脂製の本体は軽量であることから位置的に容易にずれる不安定な配置状態となり、隣接する本体間に隙間が生ずることがあり、複数個の本体を左右方向に並列状に安定的に配置することができないことがあるという不都合を有している。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した合成樹脂製の枠本体と、該枠本体の上面を覆う合成樹脂製の天板体と、該枠本体及び天板体からなる本体の前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、上面が開口した合成樹脂製の引出体とからなり、上記本体を左右方向に複数個並列状に連結可能な連結機構が設けられ、該連結機構として、上記天板体の左右辺部にそれぞれ天板係脱部が形成され、隣接する本体の各天板体の天板係脱部間に係脱摺動自在に架設される連結部材を設け、天板体の左右辺部の天板係脱部のうち、一方の天板係脱部は該連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部に形成され、該一方の天板係脱部の上記突没係脱部は、連結部材の両側面に摺接する摺接面からなる嵌合凹部に形成され、かつ、連結部材の両側部に一対のガイド突片を形成し、嵌合凹部にガイド突片が摺動する一対の摺動長穴を形成し、一方の天板係脱部に連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材の先端部に弾性凸片を形成し、弾性凸片の先端に係脱凸部を形成し、他方の天板係脱部は上記連結部材の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部に形成され、該他方の天板係脱部の嵌脱穴部は、上記弾性凸片及び係脱凸部が嵌脱する穴部が形成されてなることを特徴とする収納ケースにある。
又、請求項2記載の考案は、底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した上下に積み重ね可能な複数個の合成樹脂製の枠本体と、該積み重ねられた最上位の枠本体の上面を覆う合成樹脂製の天板体と、該複数個の枠本体及び天板体からなる本体の前面の複数個の開口部を介してそれぞれ引出収納自在に設けられ、上面が開口した複数個の合成樹脂製の引出体とからなり、上記本体を左右方向に複数個並列状に連結可能な連結機構が設けられ、該連結機構として、上記天板体の左右辺部にそれぞれ天板係脱部が形成され、隣接する本体の各天板体の天板係脱部間に係脱摺動自在に架設される連結部材を設け、天板体の左右辺部の天板係脱部のうち、一方の天板係脱部は該連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部に形成され、該一方の天板係脱部の上記突没係脱部は、連結部材の両側面に摺接する摺接面からなる嵌合凹部に形成され、かつ、連結部材の両側部に一対のガイド突片を形成し、嵌合凹部にガイド突片が摺動する一対の摺動長穴を形成し、一方の天板係脱部に連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材の先端部に弾性凸片を形成し、弾性凸片の先端に係脱凸部を形成し、他方の天板係脱部は上記連結部材の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部に形成され、該他方の天板係脱部の嵌脱穴部は、上記弾性凸片及び係脱凸部が嵌脱する穴部が形成されてなることを特徴とする収納ケースにある。
又、請求項3記載の考案は、上記連結部材の底面に乗越凸部が形成され、嵌合凹部の底面に乗越凸部が乗り越え可能であって乗越凸部に当接して連結部材を一方の天板係脱部に停留可能な規制凸部が形成され、嵌脱穴部の穴部の内面上部に上記係脱凸部が嵌脱する嵌脱凸部が形成されてなることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、連結部材を没入状態から突出状態に突出摺動させることにより隣接する枠本体及び天板体からなる本体を連結することができると共に連結部材を突出状態から没入状態に没入摺動させることにより隣接する本体を分離することができ、合成樹脂製の複数個の収納ケースの本体を容易に連結又は分離することができ、連結機構の構造を簡素化することができると共に使用の利便性を高めることができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、連結部材を没入状態から突出状態に突出摺動させることにより隣接する複数個の枠本体及び天板体からなる本体を連結することができると共に連結部材を突出状態から没入状態に没入摺動させることにより隣接する本体を分離することができ、合成樹脂製の複数個の収納ケースの本体を容易に連結又は分離することができ、連結機構の構造を簡素化することができると共に使用の利便性を高めることができる。
又、請求項3記載の考案にあっては、上記連結部材の底面に乗越凸部が形成され、嵌合凹部の底面に乗越凸部が乗り越え可能であって乗越凸部に当接して連結部材を一方の天板係脱部に停留可能な規制凸部が形成され、嵌脱穴部の穴部の内面上部に上記係脱凸部が嵌脱する嵌脱凸部が形成されてなるから、上記連結部材の突没摺動を円滑に行うことができ、収納ケースの隣接する本体を容易に連結又は分離することができ、連結機構の構造を簡素化することができると共に使用の利便性を高めることができる。
図1乃至図11は本考案の実施の各種の形態例を示し、図1乃至図9は第一形態例、図10、図11は第二形態例である。
図1乃至図9の第一形態例において、1・1は枠本体であって、合成樹脂製にして、図1、図2の如く、それぞれ底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cからなり、前面及び上面が開口した枠状に形成されている。
2は天板体であって、合成樹脂製にして、図1、図2の如く、上記枠本体1の上面を覆って枠本体1・1にそれぞれ着脱自在に取り付けられ、上記枠本体1及び天板体2からなる本体Dを二個左右方向に並列状に配置し、この二個の隣接する本体D・Dを連結可能な連結機構Rが設けられている。
3は引出体であって、合成樹脂製にして、図1、図2の如く、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dからなり、この場合、底板3aの左右辺部に左右の側板3c・3c及び後辺部に後板3dを一体に形成し、底板3a及び左右の側板3c・3cの前部に前板3bを着脱自在に取り付け、しかして、引出体3は上面が開口した容器状に形成され、上記枠本体1及び天板体2からなる本体Dの前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、上記枠本体1、上記天板体2及び上記引出体3により収納ケースKが形成されることになる。
この場合、上記連結機構Rとして、図3乃至図9の如く、上記天板体2の左右辺部にそれぞれ天板係脱部2a・2bが形成され、隣接する本体D・Dの各天板体2・2の天板係脱部2a・2b間に係脱摺動自在に架設される連結部材4を設け、天板体2の左右辺部の天板係脱部2a・2bのうち、一方の天板係脱部2aは連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部5に形成され、他方の天板係脱部2bは上記連結部材4の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部6に形成されている。
さらに、この場合、図4、図5、図6の如く、上記連結部材4は四角板状に形成され、一方の天板係脱部2aの上記突没係脱部5は、連結部材4の両側面に摺接する摺接面5a・5a及び連結部材4の後面が当接する規制面5bからなる嵌合凹部5cに形成され、かつ、連結部材4の両側部に一対のガイド突片4a・4aを形成し、嵌合凹部5cにガイド突片4a・4aが摺動する一対の摺動長穴5d・5dを形成し、一方の天板係脱部2aに連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材4の先端部に弾性凸片4bを形成し、弾性凸片4bの先端に係脱凸部4cを形成し、他方の天板係脱部2bの嵌脱穴部6は、上記弾性凸片4b及び係脱凸部4cが嵌脱する穴部6aが形成され、さらに、連結部材4の底面に乗越凸部4dが形成され、連結部材4の左右端部に指掛凹部4e・4eが形成され、図7の如く、嵌合凹部5cの底面に乗越凸部4dが乗り越え可能であって乗越凸部4dに当接して連結部材4を一方の天板係脱部2aに停留可能な規制凸部5eが形成され、図9の如く、嵌脱穴部6の穴部6aの内面上部に係脱凸部4cが嵌脱する嵌脱凸部6bが形成されている。
7は積重安定機構であって、この場合、図1、図2、図3の如く、上記天板体2の上面に上記引出体3の引出収納方向と直交する方向に延びる凹状溝部7a・7aを形成すると共に上記枠本体1の底板1aの底面に凹状溝部7a・7aに摺動自在な前後一対ずつの計四個の嵌合部1d・1d・1d・1dを設けている。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、上記二個の本体D・Dを連結機構Rにより左右方向に並列状に連結固定することができ、合成樹脂製の二個の本体D・Dを安定的に連結配置することができ、隣接する枠本体1・1及び天板体2・2からなる本体D・Dを隙間無く連結固定することができ、連結機構Rとして、上記天板体2の左右辺部にそれぞれ天板係脱部2a・2bが形成され、隣接する本体D・Dの各天板体2・2の天板係脱部2a・2b間に係脱摺動自在に架設される連結部材4を設け、天板体2の左右辺部の天板係脱部2a・2bのうち、一方の天板係脱部2aは連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部5に形成され、他方の天板係脱部2bは上記連結部材4の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部6に形成されているから、連結部材4を図7の没入状態から図9の突出状態に突出摺動させることにより隣接する枠本体1・1及び天板体2・2からなる本体D・Dを連結することができると共に連結部材4を図9の突出状態から図7の没入状態に没入摺動させることにより隣接する本体D・Dを分離することができ、合成樹脂製の収納ケースKの二個の本体D・Dを容易に連結又は分離することができ、連結機構Rの構造を簡素化することができると共に使用の利便性を高めることができる。
この場合、図5の如く、上記連結部材4は四角板状に形成され、一方の天板係脱部2aの上記突没係脱部5は、連結部材4の両側面に摺接する摺接面5a・5a及び連結部材4の後面が当接する規制面5bからなる嵌合凹部5cに形成され、かつ、連結部材4の両側部に一対のガイド突片4a・4aを形成し、嵌合凹部5cにガイド突片4a・4aが摺動する一対の摺動長穴5d・5dを形成し、一方の天板係脱部2aに連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材4の先端部に弾性凸片4bを形成し、弾性凸片4bの先端に係脱凸部4cを形成し、他方の天板係脱部2bの嵌脱穴部6は、上記弾性凸片4b及び係脱凸部4cが嵌脱する穴部6aが形成され、さらに、連結部材4の底面に乗越凸部4dが形成され、連結部材4の左右端部に指掛凹部4e・4eが形成され、図7の如く、嵌合凹部5cの底面に乗越凸部4dが乗り越え可能であって乗越凸部4dに当接して連結部材4を一方の天板係脱部2aに停留可能な規制凸部5eが形成され、図9の如く、嵌脱穴部6の穴部6aの内面上部に係脱凸部4cが嵌脱する嵌脱凸部6bが形成されているから、連結部材4の突没摺動を円滑に行うことができ、収納ケースKの隣接する二個の本体D・Dを容易に連結又は分離することができ、連結機構Rの構造を簡素化することができると共に使用の利便性を高めることができる。
又、この場合、上記積重安定機構7により、例えば、図示省略の複数個の収納ケースK・K・・を積み重ねた積重状態において、上記積重安定機構7の上記凹状溝部7a・7aと上記嵌合部1d・1d・1d・1dとの嵌合により、それぞれ上段の収納ケースKの前側への滑り落ちを防ぐことができ、積み重ねの安定性を高めることができ、かつ、積み重ね状態の安定を維持しつつ収納ケースKの幅方向、すなわち、引出体3の引出収納方向と直交する左右方向の相互の配置位置を容易に変更することができ、積み重ねの配置位置の融通性を高めることができ、各種の使用態様、設置位置、各種の収納物等に応じて積み重ねの配置位置を変えることができ、収納ケースKの使用位置の融通性及び快適性を高めることができる。
図10、図11の第二形態例は別例構造を示し、この場合、図10、図11の如く、上記第一形態例と同様な底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cからなる前面及び上面が開口した上下に積み重ね可能な二個の合成樹脂製の枠本体1・1と、積み重ねられた最上位の枠本体1の上面を覆う上記第一形態例と同様な合成樹脂製の天板体2と、二個の枠本体1・1及び天板体2からなる本体Dの前面の二個の開口部を介してそれぞれ引出収納自在に設けられ、上面が開口した二個の合成樹脂製の引出体3・3とからなる本体Dを二個用意し、この二個の本体D・Dを左右方向に並列状に連結する連結機構Rが設けられ、連結機構Rは上記第一形態例の構造と同様な構造を採用し、連結機構Rにより連結して、収納ケースKを形成している。
すなわち、上記連結機構Rとして、図4乃至図9の如く、上記天板体2の左右辺部にそれぞれ天板係脱部2a・2bが形成され、隣接する本体D・Dの各天板体2・2の天板係脱部2a・2b間に係脱摺動自在に架設される連結部材4を設け、天板体2の左右辺部の天板係脱部2a・2bのうち、一方の天板係脱部2aは連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部5に形成され、他方の天板係脱部2bは上記連結部材4の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部6に形成されている。
さらに、この実施の第二形態例にあっても、図4、図5の如く、上記連結部材4は四角板状に形成され、一方の天板係脱部2aの上記突没係脱部5は、連結部材4の両側面に摺接する摺接面5a・5a及び連結部材4の後面が当接する規制面5bからなる嵌合凹部5cに形成され、かつ、連結部材4の両側部に一対のガイド突片4a・4aを形成し、嵌合凹部5cにガイド突片4a・4aが摺動する一対の摺動長穴5d・5dを形成し、一方の天板係脱部2aに連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材4の先端部に弾性凸片4bを形成し、弾性凸片4bの先端に係脱凸部4cを形成し、他方の天板係脱部2bの嵌脱穴部6は、上記弾性凸片4b及び係脱凸部4cが嵌脱する穴部6aが形成され、さらに、連結部材4の底面に乗越凸部4dが形成され、連結部材4の左右端部に指掛凹部4e・4eが形成され、図7の如く、嵌合凹部5cの底面に乗越凸部4dが乗り越え可能であって乗越凸部4dに当接して連結部材4を一方の天板係脱部2aに停留可能な規制凸部5dが形成され、図9の如く、嵌脱穴部6の穴部6aの内面上部に係脱凸部4cが嵌脱する嵌脱凸部6bが形成されている。
さらに、この第二形態例においても、上記第一形態例と同様な積重安定機構7を採用している。
この実施の第二形態例にあっては、図10、図11の如く、連結機構Rにより合成樹脂製の二個の本体D・Dを安定的に連結配置することができ、隣接する四個の枠本体1・1・1・1及び天板体2・2からなる二個の本体D・Dを隙間無く連結固定することができ、かつ、連結機構Rは上記第一形態例と同様な構造に連結機構Rとして、上記天板体2の左右辺部にそれぞれ天板係脱部2a・2bが形成され、隣接する本体D・Dの各天板体2・2の天板係脱部2a・2b間に係脱摺動自在に架設される連結部材4を設け、天板体2の左右辺部の天板係脱部2a・2bのうち、一方の天板係脱部2aは連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部5に形成され、他方の天板係脱部2bは上記連結部材4の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部6に形成されているから、連結部材4を図7の没入状態から図9の突出状態に突出摺動させることにより隣接する枠本体1・1・1・1及び天板体2・2からなる本体D・Dを連結することができると共に連結部材4を図9の突出状態から図7の没入状態に没入摺動させることにより隣接する本体D・Dを分離することができ、合成樹脂製の二個の本体D・Dを容易に連結又は分離することができ、連結機構Rの構造を簡素化することができると共に使用の利便性を高めることができる。
かつ、この実施の第二形態例にあっても、図4、図5の如く、上記連結部材4は四角板状に形成され、一方の天板係脱部2aの上記突没係脱部5は、連結部材4の両側面に摺接する摺接面5a・5a及び連結部材4の後面が当接する規制面5bからなる嵌合凹部5cに形成され、かつ、連結部材4の両側部に一対のガイド突片4a・4aを形成し、嵌合凹部5cにガイド突片4a・4aが摺動する一対の摺動長穴5d・5dを形成し、一方の天板係脱部2aに連結部材4を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材4の先端部に弾性凸片4bを形成し、弾性凸片4bの先端に係脱凸部4cを形成し、他方の天板係脱部2bの嵌脱穴部6は、上記弾性凸片4b及び係脱凸部4cが嵌脱する穴部6aが形成され、さらに、連結部材4の底面に乗越凸部4dが形成され、連結部材4の左右端部に指掛凹部4e・4eが形成され、図7の如く、嵌合凹部5cの底面に乗越凸部4dが乗り越え可能であって乗越凸部4dに当接して連結部材4を一方の天板係脱部2aに停留可能な規制凸部5eが形成され、図9の如く、嵌脱穴部6の穴部6aの内面上部に係脱凸部4cが嵌脱する嵌脱凸部6bが形成されているから、連結部材4の突没摺動を円滑に行うことができ、収納ケースKの隣接する二個の本体D・Dを容易に連結又は分離することができ、連結機構Rの構造を簡素化することができると共に使用の利便性を高めることができる。
尚、本考案は上記実施の形態例のものに限られず、例えば、枠本体1の数、段数、大きさ、天板体2の形状、引出体3の個数、構造は用途に応じて定められるものである。
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
K 収納ケース
D 本体
R 連結機構
1 枠本体
1a 底板
1b 側板
1c 後板
2 天板体
2a 天板係脱部
2b 天板係脱部
3 引出体
4 連結部材
4a ガイド突片
4b 弾性凸片
4c 係脱凸部
4d 乗越凸部
5 突没係脱部
5a 摺接面
5c 嵌合凹部
5d 摺動長穴
5e 規制凸部
6 嵌脱穴部
6a 穴部
6b 嵌脱凸部
D 本体
R 連結機構
1 枠本体
1a 底板
1b 側板
1c 後板
2 天板体
2a 天板係脱部
2b 天板係脱部
3 引出体
4 連結部材
4a ガイド突片
4b 弾性凸片
4c 係脱凸部
4d 乗越凸部
5 突没係脱部
5a 摺接面
5c 嵌合凹部
5d 摺動長穴
5e 規制凸部
6 嵌脱穴部
6a 穴部
6b 嵌脱凸部
Claims (3)
- 底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した合成樹脂製の枠本体と、該枠本体の上面を覆う合成樹脂製の天板体と、該枠本体及び天板体からなる本体の前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、上面が開口した合成樹脂製の引出体とからなり、上記本体を左右方向に複数個並列状に連結可能な連結機構が設けられ、該連結機構として、上記天板体の左右辺部にそれぞれ天板係脱部が形成され、隣接する本体の各天板体の天板係脱部間に係脱摺動自在に架設される連結部材を設け、天板体の左右辺部の天板係脱部のうち、一方の天板係脱部は該連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部に形成され、該一方の天板係脱部の上記突没係脱部は、連結部材の両側面に摺接する摺接面からなる嵌合凹部に形成され、かつ、連結部材の両側部に一対のガイド突片を形成し、嵌合凹部にガイド突片が摺動する一対の摺動長穴を形成し、一方の天板係脱部に連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材の先端部に弾性凸片を形成し、弾性凸片の先端に係脱凸部を形成し、他方の天板係脱部は上記連結部材の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部に形成され、該他方の天板係脱部の嵌脱穴部は、上記弾性凸片及び係脱凸部が嵌脱する穴部が形成されてなることを特徴とする収納ケース。
- 底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した上下に積み重ね可能な複数個の合成樹脂製の枠本体と、該積み重ねられた最上位の枠本体の上面を覆う合成樹脂製の天板体と、該複数個の枠本体及び天板体からなる本体の前面の複数個の開口部を介してそれぞれ引出収納自在に設けられ、上面が開口した複数個の合成樹脂製の引出体とからなり、上記本体を左右方向に複数個並列状に連結可能な連結機構が設けられ、該連結機構として、上記天板体の左右辺部にそれぞれ天板係脱部が形成され、隣接する本体の各天板体の天板係脱部間に係脱摺動自在に架設される連結部材を設け、天板体の左右辺部の天板係脱部のうち、一方の天板係脱部は該連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置可能な突没係脱部に形成され、該一方の天板係脱部の上記突没係脱部は、連結部材の両側面に摺接する摺接面からなる嵌合凹部に形成され、かつ、連結部材の両側部に一対のガイド突片を形成し、嵌合凹部にガイド突片が摺動する一対の摺動長穴を形成し、一方の天板係脱部に連結部材を左右方向に突没摺動自在に配置し、連結部材の先端部に弾性凸片を形成し、弾性凸片の先端に係脱凸部を形成し、他方の天板係脱部は上記連結部材の突没摺動により係脱自在な嵌脱穴部に形成され、該他方の天板係脱部の嵌脱穴部は、上記弾性凸片及び係脱凸部が嵌脱する穴部が形成されてなることを特徴とする収納ケース。
- 上記連結部材の底面に乗越凸部が形成され、嵌合凹部の底面に乗越凸部が乗り越え可能であって乗越凸部に当接して連結部材を一方の天板係脱部に停留可能な規制凸部が形成され、嵌脱穴部の穴部の内面上部に上記係脱凸部が嵌脱する嵌脱凸部が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の収納ケース。
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