JP3209178U - 消火弾自動放出格納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】住宅やビル、工場や地下設備などの天井や壁に設置でき、格納する消火弾を外力や悪戯や盗難から保護し、無人状態や電源を確保できない状況においても、出火時に熱に感応して自動で作動させることで人的な介在を要することなく確実な初期消火を可能とする低コストで簡易な熱感知式消火弾自動放出格納装置を提供する。【解決手段】火災時に炎に反応して爆発し、内蔵する消火剤を飛散することで消火の用に供する消火弾Sを格納し、天井または側壁に設置可能な構造とする。装置底面の蓋体3の鎖錠部品6に低融点合金7を用いることで火災時の温度上昇によって消火弾の格納保持機能が失われ、消火弾を外部に放出させる。消火弾をワイヤー10で吊り下げてあらかじめ設定した高さに保持することで所定の初期消火機能を発揮させる構成とする。【選択図】図1
Description
本考案は火災発生時に初期消火の効率化を図った消火装置に関するものである。
スプリンクラー装置のない住宅やビルなどの建物における火災の初期消火は、通常、消火器による作業など人的な介入を必要としていた。夜間など無人状況における火災は初期消火が遅れ、大規模な被害に発展する危険が大きいが、スプリンクラーの設置は経済的負担が大きい。特願2010−509311で特許出願された例にあるように、火災時に炎に反応して内蔵した爆薬が爆発することで、内蔵する消火剤を飛散させ、消火効果を得るタイプの消火弾があり、火災が発生する危険がある側壁または天井に設置して利用するが、このタイプの消火弾は炎に反応させて作動する必要があるため、消火弾は、表面をカバー等で覆うことなく、簡易なブラケットなどで壁面や天井面に表面を露出して、火災発生の危険個所の近くに設置されることが多い。
前記タイプの消火弾には消火に有効な消火剤の飛散範囲があるため、無人状態で人的な介在をせずに作動させる必要があるときは、火災が発生する危険がある場所のできるだけ近い場所に設置することが望ましい。そのため、通常は天井付近に設置されるスプリンクラー装置に比較して、取付られる高さが低くならざるを得ず、人が誤って物を引っかける等の外力を受けたり、悪戯や盗難が行われる危険性が高くなる。また、爆薬を用いた消火弾はそれを構成する仕様によっては火薬類取締法等の国内法で、消費者以外の者が近づき若しくは容易に手に取れる(持ち出せる)状況にしてはいけないとする規制を受ける場合があるため、設置する状況に応じては法に基づく安全な状態での設置義務が生ずる。このような事情にも関わらず、前記タイプの消火弾は施工需要が極めて少ないという理由もあり、消火弾を平常時は手の届きにくい安全な位置に格納し、火災発生時のみに適切な位置で動作させることを目的とした側壁または天井に設置するタイプの消火弾カバーはなかった。
本考案は側壁または天井設置型の施錠可能な消火弾カバーを得ることで、消火弾に外力を受けたり、悪戯、盗難等が行われるのを防止しつつ、無人状態であっても、火災時に人的な介在を要することなく、消火弾の消火効果を得る構造とすることで問題点を解決している。
上述のように、本考案の消火弾自動放出格納装置は無人状態や電力等の動力源が無い状態であっても、火災発生時発生する熱によって、自動的に消火弾を外部に放出して、あらかじめ設定した位置で動作させることによって、初期消火を行うことができる。また火薬を用いていることにより設置状況に規制を受ける場合の消火弾の悪戯や盗難防止としても役立つ。
側壁または天井設置型の消火弾を格納する消火弾カバーであって、側壁または天井に取付可能に構成され、かつ底面部に前記消火弾の挿通開口を有する蓋体と、該蓋体が低融点合金で作られている緊結部品によって鎖錠される構造を持つとともに、消火弾が底面部の挿通開口から放出され、下降したときに、あらかじめ消火弾が作動する位置を決めるワイヤーからなる構造を持つものである。
図1は本考案の消火弾カバー1の断面図である。図1において、Sは、火災時に炎に反応して内蔵した爆薬が爆発することで、内蔵する消火剤を飛散させ、消火効果を得るタイプの消火弾で、消火弾カバー1の底面2には消火弾Sの対応する位置に、消火弾Sの外径より大径で消火弾が挿通する穴が設けられる。3は蓋体で、4は蓋体の開閉させるための蝶番部品で、ねじ5等を用いて蓋体が消火弾カバー1または底面2に取付可能に構成されている。
6は蓋体3の開閉動作を拘束する錠体であり、一端を蓋体3に固定され、もう一端は消火弾カバー1または底面2に取付可能に構成されている。錠体6は低融点合金で作られた半田7を介して分割する構造であり、通常温度では錠体6は一体構造を維持するため、蓋体3は消火弾カバー1に鎖錠固定される。錠体6はねじ8等を用いて固定するため、ねじ8の脱着によって蓋体の錠体の係脱が可能となる。鎖錠状態では蓋体3の開閉動作が拘束されるため、内蔵する消火弾Sの外部放出が抑制される。このため、通常時においては外力や悪戯、盗難から消火弾Sを防護できる。
消火弾カバー1の形状は消火弾の格納と挿通する形と大きさに設計されればよく、図1のように立方体構造にする必要はない。また、蓋体3は消火弾カバー底面2と分離した構造である必要はなく、底面2を構成する部材自体が蓋体となり、カバーを構成する他の面との緊結構造であってもよい。
9は消火弾Sを格納容器内で固定、保持するための消火弾支持フレームである。10は消火弾Sの外部放出後の位置を決めるための吊り下げワイヤーであり、一端は消火弾カバー内部に固定され、もう一端は消火弾Sに固定される。消火弾支持フレーム9は消火弾Sがカバー内部で転がることを防ぐ形であればどのような形状でもかまわない。
次に火災が発生し、消火弾Sが下降する場合について説明する。火災が発生し熱気流が発生し、錠体6近傍の温度が上昇し、低融点合金製半田7が溶解する設定温度に達することで錠体6は破断し、蓋体3の拘束が解除されることで消火弾Sは自動的に下方に降下する。降下した消火弾Sは吊り下げワイヤー10の長さで作動させたい位置で保持される。消火弾Sに火災による炎が当たると、消火弾Sが爆発する結果、内蔵した消火剤が散布されることで所定の消火効果を得ることができる。
図1に示す実施例では錠体6は低融点合金製半田7を中間部に介したブリッジ構造としているが、本考案は低融点合金の融解による鎖錠の解除による蓋体3の開放をする構造であれば必ずしもこの錠体の構造にしなくてもよい。例えば低融点合金で作ったナットやボルトで錠体を固定する構造でもよいが、火災時の熱気流による感熱の反応が速やかに得られるような構造が望ましい。
図1の構造では錠体6に直接、消火弾Sや蓋体3の加重が掛かるため、錠体6に曲げ力やせん断力が発生する。特に7を構成する低融点合金は一般的に破断応力が低く、振動等によって疲労破壊する危険が高くなる。この問題を回避するため、図2に示すような鎖錠構造で錠体6に消火弾Sの重力が掛からない設計も合わせて考案する。
図2は蓋体3の消火弾カバー1へ鎖錠部の断面図を示し、図2において図1と同じ部分には同じ符号を付けて説明を省略する。11は蓋体3を開放しないためのラッチであり、ハウジング12の中でラッチ11が鎖錠を開放する方向にばね13から力を受ける。ハウジング12は蓋体3にねじ等を用いて固定する。錠体6はラッチ11と消火弾カバー1に蓋体3が鎖錠される位置にねじ8等で固定されている。この状態では錠体6にはばね13による引っ張り力がかかるだけで、消火弾Sおよび蓋体3等の加重が錠体6を曲げる方向にかかることはないため、熱以外の要因で鎖錠が解放される危険を減少させることができる。
14のビスは11のラッチと錠体6とを固定しており、蓋体3に開けられた15の長孔の中をラッチ11の可動域の範囲を行き来できる。火災時は熱気流による感熱の反応で半田7が溶解し、錠体6が破断することで11のラッチがばね13の力で鎖錠を解放する方向に移動し、蓋体3の鎖錠が解放し、消火弾Sが外部に放出される。
1消火弾カバー
2格納装置底面
3蓋体
4蝶番
5蝶番固定ビス
6錠体
7低融点合金製半田
8錠体固定用ビス
9消火弾支持フレーム
10消火弾吊り下げワイヤー
11ラッチ
12ラッチハウジング
13ばね
14ラッチ錠体固定用ビス
15長孔
S消火弾
2格納装置底面
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14ラッチ錠体固定用ビス
15長孔
S消火弾
Claims (2)
- 火災時に炎に反応して内蔵した爆薬が爆発することで、内蔵する消火剤を飛散させ、消火効果を得るタイプの消火装置(以下「消火弾と言う」)である消火弾を格納する消火弾カバーであって、側壁または天井に取付可能な構造とし、底面部に前記消火弾の挿通開口を有する蓋体と、該蓋体が低融点合金で破断するように作られている緊結部品によって鎖錠され、火災時に鎖錠の解放によって格納する消火弾が自動的に外部に放出される構造を持つことを特徴とする消火弾格納装置。
- 側壁または天井設置型の消火弾を格納する消火弾カバーであって、内部にワイヤーを格納し、ワイヤー両端の一方は消火弾ともう一方が消火弾カバーに固定されていることで、前記消火弾が底面部の挿通開口から外部に放出され、下降したときに、あらかじめ消火弾が作動する位置を決める構造を特徴とする消火弾格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006066U JP3209178U (ja) | 2016-12-01 | 2016-12-01 | 消火弾自動放出格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016006066U JP3209178U (ja) | 2016-12-01 | 2016-12-01 | 消火弾自動放出格納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3209178U true JP3209178U (ja) | 2017-03-09 |
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ID=58232484
Family Applications (1)
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JP2016006066U Expired - Fee Related JP3209178U (ja) | 2016-12-01 | 2016-12-01 | 消火弾自動放出格納装置 |
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JP (1) | JP3209178U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106913981A (zh) * | 2017-04-30 | 2017-07-04 | 吴为生 | 带报警功能自爆式灭火器 |
CN108945466A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-07 | 翼航东升东莞航空实业集团有限公司 | 一种无人机空中灭火弹抛投装置及方法 |
CN110368618A (zh) * | 2019-08-01 | 2019-10-25 | 北华航天工业学院 | 一种无火工品的消防灭火弹 |
CN111546863A (zh) * | 2020-04-15 | 2020-08-18 | 芜湖职业技术学院 | 一种用于汽车的灭火弹装置 |
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- 2016-12-01 JP JP2016006066U patent/JP3209178U/ja not_active Expired - Fee Related
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