JP3209047B2 - 製袋機のデリバリ装置 - Google Patents

製袋機のデリバリ装置

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JP3209047B2 JP16189195A JP16189195A JP3209047B2 JP 3209047 B2 JP3209047 B2 JP 3209047B2 JP 16189195 A JP16189195 A JP 16189195A JP 16189195 A JP16189195 A JP 16189195A JP 3209047 B2 JP3209047 B2 JP 3209047B2
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正典 生熊
勝 栗原
政司 郡嶋
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Forming Counted Batches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製袋機のデリバリ装置に
関するもので、特にデリバリ工程の自動化を可能とした
デリバリ装置である。
【0002】従来、製袋機のデリバリ部に設置する装置
としてはテーブルコンベアがある。このテーブルコンベ
アを用いる方式は、製袋機のカッターで一枚毎に分離切
断された袋は切断位置で落下し、テーブルコンベア上に
直接、積み重なる。その後、一定枚数になったときにテ
ーブルコンベアが袋を搬送する仕組みになっていた。
【0003】ところが、上記の方式では次のような問題
が生じていた。すなわち、多面取りの製袋機とテーブル
コンベアの組み合わせでは、袋が切断後に隣の袋と接し
た状態で落下するため、落下中に袋が蛇行するように移
動し、一定位置に落下せず、隣接する袋同志が重なり合
い、作業者による分離作業が必要となる。また、枚数が
正確に管理されないという問題が生じている。また、テ
ーブルコンベア上に重ねた袋を一定枚数毎に搬送するこ
とによって仕分けを行っている。この場合、搬送速度の
急激な変化(急発進・急停止)による慣性の影響で、積
み重なった袋が崩れるという問題も生じている。
【0004】そこで、上記のような問題の発生を防止す
るために現状は人手によって袋を分離し、揃えているた
め多くの時間を必要とする効率の悪い方式を採らざるを
得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
鑑みてなされたものであり、自動的に袋を揃えて一定枚
数毎に確実に仕分けした状態で製袋機のテーブルコンベ
アに受け渡すデリバリ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために考えられたもので、複数列同時に製袋する
多面取り製袋機から排出された袋を、テーブルコンベア
に受け渡す装置において、 (1)製袋機による切断直後に袋をコンベア上に落下さ
せ、袋の中心付近を上からベルト又はローラで押さえて
搬送する機構 (2)多面取りの袋の隣接する袋を分離するための、袋
の搬送方向の延長線を通る第一ガイド機構 (3)上記第一ガイド機構に対して直角方向に延び、第
一ガイド機構の前後に位置する第二ガイド機構 (4)第一ガイド機構と第二ガイド機構で囲まれた空間
に落下することで上記コ ンベアとは別なテーブルコンベ
ア上に分離積み重ねられた袋を一定枚数の束に分離する
ための一時受け機構 を具備することを特徴とする製袋機のデリバリ装置であ
る。
【0007】
【作用】本発明は以上の構成になっているおり、製袋機
から切断直後に排出された袋は、高さが同じ位置で、常
時回転しているベルトの上に切り離されるため、袋は一
枚ずつ分離した状態で搬送される。そのため、袋が切断
後に乱雑に積み重なったり、一時品受けから飛び出した
りするのが防止される。また、このベルトの下流端の上
方にベルト又はローラが設置されているので袋をベルト
又はローラで挟むようにしてガイド内に袋が確実に搬送
される。
【0008】多面取りの袋の隣接した袋相互の間にプレ
ート状の第一ガイドが挿入されるため、切断・分離後の
袋同士が重なり合うのが防止される。さらに、袋が一定
枚数になった後に、積み重ねた袋の上に一時製品受けを
する棒を挿入することによりテーブルコンベア上の袋が
確実に仕分けされる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。まず、図1に示すように製袋機20から排出される
袋11の高さ位置に合わせて搬送用のコンベア12が設
けられている。製袋機20の袋11はスリット刃21に
よって流れ方向に切断され、ゴムローラ22で挟まれな
がら、横方向に密着した状態(スリッター切断時の状態
を保ちながら)で搬送される。カッター23の位置から
袋一つ分の長さだけ出た位置で搬送が停止する。ここで
カッター23が下降し、袋11が横一列に並んだ状態で
切断され、コンベア12上に落下する。つまり、ゴムロ
ーラ22はカッター23の動きに合わせて間欠回転する
ことにより袋11を袋一つ分の長さずつの間欠送りする
ようになっている。
【0010】コンベア12は常時、製袋機の送り速度と
同じ速度で駆動されており、袋11を搬送する。コンベ
ア12の下流端の上方には、コンベア12に従動して回
転するベルト又はローラ13が設置されている。そし
て、ベルト又はローラ13は袋11の中心位置で接触す
るように設定されている。
【0011】コンベア12の下流端の延長上には、袋の
挿入部分に傾斜を付け、袋の搬送方向の延長線上に延び
る略垂直な面を有するプレート状の第一ガイド14が等
間隔に、この場合は三枚設置されている。そして、この
第一ガイド14に対して垂直方向に延び、第一ガイド1
4の前後を覆うような位置に第二ガイド15、16が設
けられている。なお、第一ガイド14及びベルト又はロ
ーラ13から離れた位置にある(以下、下流側と称す
る)第二ガイド16は袋11の様々な大きさの袋に対応
できるように位置は可変式になっているが、ベルト又は
ローラ13に近い位置にある(以下、上流側と称する)
第二ガイドは固定されている。
【0012】一つ分の大きさに切断された袋11はコン
ベア12とベルト又はローラ13で挟み込んで搬送さ
れ、左右ガイド14の厚み分だけ横に移動した状態で左
右ガイド14及び上流側の第二ガイド15、下流側の第
二ガイド16内で囲まれた空間内に落下する。これらの
ガイドによって、袋11の位置が規正されているため、
袋11はテーブルコンベア24の上に確実に揃えられな
がら積み重ねられる。
【0013】製袋機のカウンターによって、袋11が一
定枚数、積み重なったときに最上部の袋の上方位置にお
いて、一時製品受け17を上流側又は下流側から挿入し
て一定枚数の袋の束にする。テーブルコンベア24を、
積み重ねた袋が崩れない速度で駆動して揃えられた袋の
束を作業者に渡す。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の構成になっているおり、
製袋機から切断直後に排出された袋は、高さが同じ位置
で、常時回転しているベルトの上に切り離されるため、
袋は一枚ずつ分離した状態で搬送される。そのため、袋
が切断後に乱雑に積み重なったり、一時品受けから飛び
出したりするのが防止される。また、このベルトの下流
端の上方にベルト又はローラが設置されているのでガイ
ド内に袋が確実に搬送される。
【0015】多面取りの袋の隣接した袋相互の間にプレ
ート状の第一ガイドが挿入されるため、袋同士が重なり
合うのが防止される。さらに、袋が一定枚数になった後
に、積み重ねた袋の上に一時製品受けをする棒を挿入す
ることによりテーブルコンベア上の袋が確実に仕分けさ
れる。また、第一ガイド、第二ガイドの少なくとも一方
を位置調節可能にしておけば、様々な大きさの袋に対応
できる。
【0016】さらにデリバリ装置を製袋機に対して着脱
自在としておけば、既存の様々な製袋機を改造すること
なく、組み合わせることにより大きな費用をかけずに幅
広く袋製品の製造に対応できる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデリバリ装置を組み込んだ製袋機
の一例の主要部を示す側面図である。
【図2】本発明に係るデリバリ装置を組み込んだ製袋機
の一例の主要部を示す一部を破断した平面図である。
【符号の説明】
10 デリバリ装置 11 袋 12 コンベア 13 ベルト又はローラ 14 第一ガイド 15、16 第二ガイド 17 一時製品受け 20 製袋機 21 スリット刃 22 ゴムローラ 23 カッター 24 テーブルコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉木 和弘 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 審査官 千葉 成就 (56)参考文献 特開 昭47−14864(JP,A) 実開 昭57−29319(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 33/12 B65G 57/11 B65H 29/14 B65H 29/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数列同時に製袋する多面取り製袋機から
    排出された袋を、テーブルコンベアに受け渡す装置にお
    いて、 (1)製袋機による切断直後に袋をコンベア上に落下さ
    せ、袋の中心付近を上からベルト又はローラで押さえて
    搬送する機構 (2)多面取りの袋の隣接する袋を分離するための、袋
    の搬送方向の延長線を通る第一ガイド機構 (3)上記第一ガイド機構に対して直角方向に延び、第
    一ガイド機構の前後に位置する第二ガイド機構 (4)第一ガイド機構と第二ガイド機構で囲まれた空間
    に落下することで上記コンベアとは別なテーブルコンベ
    ア上に分離積み重ねられた袋を一定枚数の束に分離する
    ための一時受け機構 を具備することを特徴とする製袋機のデリバリ装置。
  2. 【請求項2】第一ガイド機構を位置調節可能としたこと
    を特徴とする請求項1記載のデリバリ装置。
  3. 【請求項3】第二ガイド機構を位置調節可能としたこと
    を特徴とする請求項1記載のデリバリ装置。
  4. 【請求項4】第一ガイド機構及び第二ガイド機構を位置
    調節可能としたことを特徴とする請求項1記載のデリバ
    リ装置。
  5. 【請求項5】製袋機に対して着脱自在としたことを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1の記載の製袋機のデ
    リバリ装置。
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