JP3208944U - 仮設道路用マット - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、敷設・撤去作業を短時間で容易に行えると共に、将来廃棄される時点では、「廃棄物系バイオマス」となしてバイオエネルギーとして活用でき、炭酸ガスの排出削減に加えて、温暖化問題・廃棄物問題の両面からバイオマス利活用の推進に貢献することができる軽量性で且つ低コストの仮設道路用マットを提供する。【解決手段】本考案に係る仮設道路用マットは、木質棒材2の長手方向の両端部にリンク用ブラケット3を固設してマットユニット1A(1B,1C,・・・)を構成し、複数のマットユニット1A(1B,1C,・・・)を並列状に配置して、個々の連結用ブラケット3の相互を揺動自在に連結した。さらに前記木質棒材2は、間伐材から得られるものとした。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、送電線建設工事用道路等における軟弱地盤の上を、例えば、土木・建設作業用の重機械や工事車両等が安全に走行し得るために構築された、仮設道路上に敷設使用される仮設道路用マットに関するものである。
従来、舗装されていない山林に送電線鉄塔等を建設する場合、その工事のために山林を切り開いて仮設道路をつくり、その仮設道路に敷砂利を敷き、建設用重機械が重みで土中に沈み込まずに円滑に走行できるようにしていた。
そして、建設工事の作業終了後は、仮設道路上の敷砂利を取り除き、仮設道路をつぶし、仮設道路があった場所を元の状態に復旧する作業が行われていた。
また、近年の工事用の仮設道路については、例えば、鉄板・鋼製マット等の仕様で敷設している。現状では、PPシート上に鉄板や鋼製マット等を敷設したものとしている。
このような鉄板・鋼製マット等を敷砂利の代わりに使用する場合、鉄板・鋼製マット等をクレーン等で仮設道路上に1枚ずつ並べていた。その後、鉄板・鋼製マット等を仮設道路上から撤去する場合、鉄板・鋼製マット等をクレーン等により仮設道路上から1枚ずつ取り除いていた。そのため、上記敷砂利と同様に、鉄板・鋼製マット等の敷設及び撤去作業に時間がかかっていた。
このため、近年の工事用の仮設道路については、例えば、特許文献1に開示されているように、複数の鉄製ブロック相互をピンで回動自在に軸支連結しロール状態にして搬送することができる仮設道路用マットとし、工事に際しこの仮設道路用マットを展開し敷設することで建設用重機械の荷重を受けるようにし、工事終了時には仮設道路用マットをロール状態にすることで仮設道路の撤去作業が容易にできるように工夫していた。
実用新案登録第2510628号公報
しかしながら、従来における工事用道路については、鉄板・鋼製マット・敷砂利の他に、例えば、エコマット・プラシキ等の仕様で敷設しているが、製品によっては、既に製造が中止されているものもある。
また、鉄板・鋼製マット・敷砂利等においては、運搬や敷設時に大型車及びクレーン等の重機使用が必須条件であり、安全確保への配慮が重要となっている。
因みに、上記した特許文献1に開示されている仮設道路用マットは、重量性のある鉄製ブロックを使用していることから、建設用重機械を使っての仮設道路用マットの敷設及び撤去作業に時間がかかっていた。
しかも、上記した特許文献1に開示されている仮設道路用マットは、隣り合う鉄製ブロックの上部側又は下部側の一方側を双方の連結用フランジに軸支されるピンによって回動自在に連結し、他方側を、前記一方側を中心とする鉄製ブロック同士の相対回動を許容するようにピンで連結するという二重連結構造となしていることから、構造面において非常に複雑で且つコスト高となっていた。
このような現状により、敷設・撤去作業を容易に行なうことができると同時に、軽量性で且つ低コストの仮設道路用マットの提供が望まれていた。
そこで、本考案は、如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、敷設・撤去作業を短時間で容易に行える、軽量性で且つ低コストの仮設道路用マットを提供することを目的とする。
また、本考案は、将来廃棄される時点において、「廃棄物系バイオマス」となしてバイオエネルギーとして活用でき、炭酸ガスの排出削減に加えて、温暖化問題・廃棄物問題の両面から、バイオマス利活用の推進に貢献することのできる、軽量性で且つ低コストの仮設道路用マットを提供することを目的とする。
本考案に係る請求項1の考案は、木質棒材2の長手方向の両端部に連結用ブラケット3を固設してマットユニットを構成し、複数のマットユニット1A(1B,1C,・・・)を並列状に配置して、個々の連結用ブラケット3の相互を揺動自在に連結したことで、上述した課題を解決した。
この請求項1に係る仮設道路用マットによれば、木質棒材2による複数のマットユニット1A(1B,1C,・・・)を双方のリンク用ブラケット3相互を介して揺動自在に連結してなるので、敷設・撤去作業を短時間で容易に行えると共に軽量性で且つ低コストの仮設道路用マットを提供することができる。
因みに、木質棒材2による複数のマットユニット1A(1B,1C,・・・)を用いることから、従来の鉄製ブロックに比較して、大幅な軽量化が図れる。
しかも、木質棒材2を使うことは、二酸化炭素の貯蔵・排出抑制を通じて、地球温暖化防止にも貢献する。加えて、木質棒材2によるバイオマスは、木質燃料を化石燃料の代わりに利用することで、二酸化炭素の排出を削減することが可能となる。
また、本考案に係る請求項2の考案は、前記木質棒材2は、間伐材から得られるものとしたことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項2に係る仮設道路用マットによれば、将来廃棄される時点では「廃棄物系バイオマス」となしてバイオエネルギーとして活用でき、炭酸ガスの排出削減に加えて、温暖化問題・廃棄物問題の両面からバイオマス利活用の推進に貢献することができる。
しかも上記効果に加え、森林資源を有効利用することから、地域経済面においても大きく寄与することができる。
さらに、本考案に係る請求項3の考案は、前記リンク用ブラケット3は、木質棒材2の長手方向端部に被冠されてネジによって固定する支持枠部3Aと、該支持枠部3Aの両端にて軸支部材3Cによって可動自在に連結される略半円鍔状のブラケット相互リンク用接合片3Bと、を有してなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項3に係る仮設道路用マットによれば、木質棒材2に支持枠部3Aを被冠固定し、且つ支持枠部3A相互の隣り合うブラケット相互リンク用接合片3Bの双方を接合して軸支部材3Cによって可動連結されてなるので、構造面で非常に簡易で且つ低コストで、しかも、軽量性に富むものとなり、敷設・撤去作業が短時間で容易に行える。
加えて、本考案に係る請求項4の考案は、前記木質棒材2は長方形柱状に成形され、これに応じて前記支持枠部3Aは矩形枠状に形成されてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項4に係る仮設道路用マットによれば、長方形柱状の木質棒材2の端部に、矩形枠状の支持枠部3Aが嵌着固定されていることから、展開・収納時における軸支部材3Cを介しての木質棒材2相互の揺動が確実に行われ、これによって、仮設道路上への敷設・撤去作業を容易且つ効率的に行うことができる。
また、本考案に係る請求項5の考案は、前記マットユニット1A(1B,1C,・・・)は、木質棒材2の2本を束ねて1組となしたことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項5に係る仮設道路用マットによれば、木質棒材2の2本を束ねて1組となしたマットユニット1A(1B,1C,・・・)は、耐久性及び強度が共に向上する。
さらに、本考案に係る請求項6の考案は、前記マットユニット1A(1B,1C,・・・)は、木質棒材2の2本を束ねて1組となし、且つこれの5組を、前記リンク用ブラケット3を介して連結してなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項6に係る仮設道路用マットによれば、耐久性及び強度が飛躍的に向上し、しかも、5組連結の状態でも2トン車及び4トン車での運搬が可能であることから、仮設道路上への敷設作業が短時間で効率的に行える。
この他、本考案に係る請求項7の考案は、前記マットユニット1A(1B,1C,・・・)は、木質棒材2の2本を束ねてボルトVとナットNにて締結固定されてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項7に係る仮設道路用マットによれば、木質棒材2の2本をボルトVとナットNにて強固に束ねておくことで、荷重に対する木質棒材2の双方の離反防止に加えて、前記支持枠部3Aに対する負荷も最小限に抑えることができる。
また、本考案に係る請求項8の考案は、前記リンク用ブラケット3を介して連結されたマットユニット1A(1B,1C,・・・)のうち並列方向両端側のマットユニット1A,1Eは、木質棒材2の2本を束ねて外方から挿通したクレーン吊架用のアイボルトIVと内側のナットNにて締結固定されてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項8に係る仮設道路用マットによれば、マットユニット1A(1B,1C,・・・)を、アイボルトIVを介してクレーンで吊架させることで、容易に搬送でき、仮設道路上への敷設作業が短時間で効率的に行える。
さらに、本考案に係る請求項9の考案は、前記マットユニット1A(1B,1C,・・・)相互間には、木質チップ材4を突っ掛け状に嵌着させることで、仮設後の荷重によるマットユニット1A(1B,1C,・・・)相互の湾曲を防止可能にしたことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項9に係る仮設道路用マットによれば、仮設道路上への敷設後において、荷重によるマットユニット1A(1B,1C,・・・)相互の湾曲を、木質チップ材4の突っ掛けにより確実に防止することができる。
また、マットユニット1A(1B,1C,・・・)相互の湾曲を防止可能にしたことで、マットユニット1A(1B,1C,・・・)相互を、略水平に展開保持された状態を維持しながら、クレーンで吊架させることで、容易に搬送でき、仮設道路上への敷設作業が短時間で効率的に行える。さらに、工事終了後においては、マットユニット1A(1B,1C,・・・)相互間から木質チップ材4を抜脱することで、容易にロール状に丸めて撤去することができる。
また、本考案に係る請求項10の考案は、前記マットユニット1A(1B,1C,・・・)は、重量車両進行方向と直角となるように前記リンク用ブラケット3を介して連結されるものとしたことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項10に係る仮設道路用マットによれば、マットユニット1A(1B,1C,・・・)の敷設作業において、仮設道路の重量車両進行方向に沿って、ロール状態のマットユニット1A(1B,1C,・・・)を、例えば、敷設機のリール等から展開させながらスムーズに敷設することができる。
また、マットユニット1A(1B,1C,・・・)の撤去時においても、仮設道路の重量車両進行方向に沿って、展開されているマットユニット1A(1B,1C,・・・)を例えば敷設機のリール等にロール状に巻取りながらスムーズに撤去することができる。
本考案に係る仮設道路用マットにより、敷設・撤去作業を短時間で容易に行えると共に、将来廃棄される時点において、「廃棄物系バイオマス」となしてバイオエネルギーとして活用でき、炭酸ガスの排出削減に加えて、温暖化問題・廃棄物問題の両面からバイオマス利活用の推進に貢献することができる。
また、軽量性で且つ低コストの仮設道路用マットを提供することができ、工事作業の効率を飛躍的に向上させることができる。
本考案に係る仮設道路用マットの展開状態の斜視図である。 同じく仮設道路用マットの展開状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 2本1組の木質棒材とリンク用ブラケットとから構成されたマットユニットの斜視図である。 同じく2本1組の木質棒材とリンク用ブラケットとから構成されたマットユニットの分解斜視図である。 マットユニットにクレーン吊架用のアイボルトを備えた構成を示す斜視図である。 仮設道路用マットを構成するマットユニット相互を分解した状態の斜視図である。 長方形柱状に成形された木質棒材の斜視図である。 マットユニットからリンク用ブラケットを分解した状態の斜視図である。 リンク用ブラケットの具体的構成を示すもので、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は正面図、(e)は側面図である。 リンク用ブラケットを介してマットユニット相互を湾曲させた状態の斜視図である。 仮設道路用マットの使用時の展開状態において、マットユニット相互間に木質チップ材を嵌着させた状態を示す斜視図である。 上記図11に示す仮設道路用マットを搬送するために、仮設道路用マットを、アイボルトを介してクレーンで吊架した状態を示す斜視図である。
以下に、図面を参照して、本考案の一実施の形態について説明する。
<実施の形態>
本考案に係る仮設道路用マット1は、例えば、送電線建設工事用の仮設道路等に敷設されるもので、図1及び図2に示すように、間伐材から得られた複数の木質棒材2を、リンク用ブラケット3を介して揺動自在に連結してマット状に構成してなる。
ここで間伐材とは、森林の成長過程で密集化する立木を間引く間伐の過程で発生する木材のことであり、カラマツ等の樹種によっては、長さ4メートルで末口径22センチメートル以上のものは、大断面集成材用ラミナや内装材として利用されている。
<マット形状>
本実施形態における仮設道路用マット1のマット形状は、例えば、サイズが3500mm×150mm×12mm等の木質棒材2を2本1組とし、リンク用ブラケット3によって5組連結することで、全体の大きさが3500mm×1800mmとなっている。
また、マットユニット1A,1B,1C,1D,1Eは、重量車両進行方向と直角となるように、前記リンク用ブラケット3を介して連結される。
尚、このサイズは、本考案を何等限定するものではなく、仮設道路への使用状況によっては、各種の異なるサイズであっても良い。また、マットユニット1A,1B,1C,1D,1Eは、3本を1組として構成さるものであっても良い。
<マットユニットの構成>
仮設道路用マット1は、図7に示すように、本来は丸棒である木質棒材2が、略長方形の柱状に成形されている。
そして、図3及び図4に示すように、この木質棒材2の2本を束ねて、長手方向3箇所毎に形成された挿通孔2BにボルトVが挿通され、反対側からナットNで締結固定されて1組としている。これらの長手方向の両端部に形成されている角形ホゾ2Aに、リンク用ブラケット3を固設してなる5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eを備えている。
<マットユニットによる仮設道路用マットの全体構成>
すなわち、図4、図8及び図9に示すように、前記リンク用ブラケット3は、木質棒材2の角形ホゾ2Aに被冠されて、底面および四周に形成された複数のネジ孔3Fを介して、強制的に角形ホゾ2Aにねじ込まれるタッピングネジP(ネジ)等によって固定される矩形枠蓋状の支持枠部3Aと、該支持枠部3Aの枠蓋底部側から左右両端外方側に延設された連結金具としての略半円鍔状のブラケット相互リンク用接合片3Bとを有している。
そして、上記5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eを並列配置し、ブラケット相互リンク用接合片3Bの略中央に穿設した軸孔3Eに軸支部材3Cが挿通され、反対側からナットNのねじ込みで係止されることによって、5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eが相互に揺動(可動)自在となって連結されている(図10参照)。
尚、本実施形態における仮設道路用マット1は、5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eの並列配置によって構成されているが、これに限定されることは無く、3個・4個・6個、または7個以上等をリンクさせたものであっても良い。
<アイボルトの組付例>
また、図5及び図6に示すように、前記リンク用ブラケット3を介して連結されたマットユニット1A,1B,1C,1D,1Eのうち、並列方向両端側のマットユニット1A,1Eは、木質棒材2の2本を束ねて外方から挿通孔2B(図4も参照)にクレーンフックKF吊架用のアイボルトIVが挿通され、アイボルトIVは内側のナットNによって締結固定されている。
本実施例においては、アイボルトIVは、並列方向両端側のマットユニット1A,1Eの幅方向外側面の左右対称部位(仮設道路用マット1の四隅位置である合計4箇所)に取り付けられ、重機械のクレーンフックKFに跨るようにして掛けられた2本のロープRの各両端部に固着されている鈎部Gを各アイボルトIVに引掛けることで、仮設道路用マット1は略水平状態に吊架される(図12参照)。
<木質チップ材の使用例>
図11及び図12に示すように、前記マットユニット1A,1B,1C,1D,1E相互間には、間伐材から得られた複数の木質棒材2の残渣物である略矩形駒状の木質チップ材4を突っ掛け状に嵌着させるものとしている。これにより、仮設後の荷重によるマットユニット1A(1B,1C,・・・)相互の湾曲を防止可能にしている。
以下に、本考案に係る仮設道路用マット1の組立方法及び使用方法について、詳細に説明する。
図7に示すように、丸棒である木質棒材2を略長方形柱状に成形し、図4に示すように、この木質棒材2の2本を束ねて挿通孔2BにボルトVを挿通し、反対側からナットNで締結固定して1組とし、これらの長手方向の両端部に形成されている角形ホゾ2Aにリンク用ブラケット3の支持枠部3Aを嵌め込み、タッピングネジP等を支持枠部3Aのネジ孔3Fを介して強制的に角形ホゾ2Aにねじ込み固定することでマットユニット1A(1B,1C,1D,1E)を形成する。
そして、図6に示すように、上記構成による5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eを並列状に配置し、リンク用ブラケット3のブラケット相互リンク用接合片3Bの略中央に穿設した軸孔3Eに軸支部材3Cを挿通し、反対側からナットNのねじ込みで係止することによって5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eが相互に揺動(可動)自在となるように連結する。これによって仮設道路用マット1が完成する。
尚、図5に示すように、マットユニット1A,1B,1C,1D,1Eのうち、並列方向両端側のマットユニット1A,1Eには、木質棒材2の2本を束ねて外方から挿通孔2B(図4も参照)にクレーンフックKF吊架用のアイボルトIVを挿通して、反対側(内側)からナットNをねじ込むことによって締結固定する。
仮設道路上に敷設する場合には、上記したように隣り合う5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1E同士が揺動自在であることから、仮設道路用マット1自体をロール状にして保管又は運搬することができる。
このため、使用に際しては、ロール状の仮設道路用マット1を展開させることにより、5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eを一体的に仮設道路上に敷設することができる。また、使用後においては、仮設道路用マット1を再びロール状とすることにより、これら5個のマットユニット1A、1B,1C,1D,1Eを一体的に撤去することができる。
図11及び図12に示すように、展開後のマットユニット1A,1B,1C,1D,1E相互間には、間伐材から得られた複数の木質棒材2の残渣物である略矩形駒状の木質チップ材4を突っ掛け状に嵌着させておけば、荷重によるマットユニット1A(1B,1C,・・・)相互の湾曲が確実に防止される。
また、重機械のクレーンフックKFに跨るようにして掛けられた2本のロープRの各両端部に固着されている鈎部Gを各アイボルトIVに引掛けることで、仮設道路用マット1は、略水平に展開保持された状態で吊架されて、容易に搬送できる。
また、工事終了後の仮設道路用マット1の撤去時においては、仮設道路の重量車両進行方向に沿って、展開されているマットユニット1A,1B,1C,1D,1E相互間から木質チップ材4を抜脱してから、例えば、敷設機のリール等にロール状に巻取りながらスムーズに撤去することができる。
仮設道路用マット1が、将来廃棄される時点においては、上記木質棒材2を「廃棄物系バイオマス」となして、バイオエネルギーとして活用する。
尚、一々例示はしないが、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本考案は、送電線建設工事用の仮設道路に敷設される他に、土木・建設作業用の重機械の走行を可能にするための仮設道路上に敷設される仮設道路用マット1として、種々の作業現場において、幅広く利用されるものである。
1…仮設道路用マット
1A,1B,1C,1D,1E…マットユニット
2…木質棒材
2A…角形ホゾ
2B…挿通孔
3…リンク用ブラケット
3A…支持枠部
3B…ブラケット相互リンク用接合片
3C…軸支部材
3E…軸孔
3F…ネジ孔
4…木質チップ材
V…ボルト
N…ナット
IV…アイボルト
P…タッピングネジ(ネジ)
R…ロープ
KF…クレーンフック
G…鈎部
本考案に係る請求項1の考案は、木質棒材2の長手方向の両端部にリンク用ブラケット3を固設してマットユニットを構成し、複数のマットユニット1A(1B,1C,・・・)を並列状に配置して、個々のリンク用ブラケット3の相互を揺動自在に連結したことで、上述した課題を解決した。

Claims (10)

  1. 木質棒材の長手方向の両端部に連結用ブラケットを固設してマットユニットを構成し、複数のマットユニットを並列状に配置して、個々の連結用ブラケットの相互を揺動自在に連結したことを特徴とする仮設道路用マット。
  2. 前記木質棒材は、間伐材から得られるものとした請求項1記載の仮設道路用マット。
  3. 前記リンク用ブラケットは、木質棒材の長手方向端部に被冠されてネジによって固定する支持枠部と、該支持枠部の両端にて軸支部材によって可動自在に連結される略半円鍔状のブラケット相互リンク用接合片と、を有してなる請求項1記載の仮設道路用マット。
  4. 前記木質棒材は長方形柱状に成形され、これに応じて前記支持枠部は矩形枠状に形成されてなる請求項1乃至3のいずれかに記載の仮設道路用マット。
  5. 前記マットユニットは、木質棒材の2本を束ねて1組となした請求項1乃至4のいずれかに記載の仮設道路用マット。
  6. 前記マットユニットは、木質棒材の2本を束ねて1組となし、且つこれの5組を、前記リンク用ブラケットを介して連結してなる請求項1乃至5のいずれかに記載の仮設道路用マット。
  7. 前記マットユニットは、木質棒材の2本を束ねてボルトとナットにて締結固定されてなる請求項1乃至6のいずれかに記載の仮設道路用マット。
  8. 前記リンク用ブラケットを介して連結されたマットユニットのうち並列方向両端側のマットユニットは、木質棒材の2本を束ねて外方から挿通したクレーン吊架用のアイボルトと内側のナットにて締結固定されてなる請求項1乃至7のいずれかに記載の仮設道路用マット。
  9. 前記マットユニット相互間には、木質チップ材を突っ掛け状に嵌着させることで、仮設後の荷重による相互の湾曲を防止可能にした請求項1乃至8のいずれかに記載の仮設道路用マット。
  10. 前記マットユニットは、重量車両進行方向と直角となるように前記リンク用ブラケットを介して連結されるものとした請求項1乃至9のいずれかに記載の仮設道路用マット。
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