JP3208657U - 日除け帽子および日除け - Google Patents
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Abstract
【課題】帽子を着用したままで日除け前端の位置を変更することができる、着脱可能な日除けを備えた日除け帽子および日除けを提供する。【解決手段】日除け帽子1は、帽子10に日除け20を着脱可能であり、帽子10は、日除け20を所定位置に取り付けるためのスナップボタン14a〜14dを備えており、庇内面13が日除け20の面ファスナー22aおよび22bと係合できる布で構成されている。したがって、帽子1を着用したままで、庇内面13と帽子本体11との境15に沿った領域を含む広い範囲で、日除け20の前端23aおよび23bの位置を容易に調整することができる。【選択図】 図1
Description
本考案は、帽子を着用したままで、日除け前端の取り付け位置を変えることができる、着脱可能な日除けを備えた日除け帽子および日除けに関する。
従来、必要に応じて着脱可能な日差しを遮る日除けを備えた帽子が提案されている(例えば、特許文献1および2)。
特許文献1には、日除けの取り付け位置を調節することを目的として、その一辺にボタンを取り付けた日除けと、汗取り用の折り返し部に日除けのボタンよりも多い複数個のボタン孔を備えた帽子とからなる、日除けを取付可能な帽子が記載されている。
特許文献2には、後方や側面からの日差しに加えて、斜め前方からの日差しも遮ることを目的として、庇の縁に沿って日除けを取り付ける係止手段を設けた帽子が記載されている。
特許文献1には、日除けの取り付け位置を調節することを目的として、その一辺にボタンを取り付けた日除けと、汗取り用の折り返し部に日除けのボタンよりも多い複数個のボタン孔を備えた帽子とからなる、日除けを取付可能な帽子が記載されている。
特許文献2には、後方や側面からの日差しに加えて、斜め前方からの日差しも遮ることを目的として、庇の縁に沿って日除けを取り付ける係止手段を設けた帽子が記載されている。
特許文献1に記載された帽子は、ボタンを係止する汗取り用の折り返し部のボタン孔を変更することにより日除けの取り付け位置を調節するものである。このため、日除けの位置を変更するには帽子を脱ぐ必要があり、帽子を着用したままで日除けの位置を調整することができないという問題がある。
特許文献2に記載された帽子は、日除けに取り付けた駒片を庇に取り付けたレールに沿って移動させることにより、庇の縁に沿って日除け前端の位置を微調整するものである。このため、日除け前端の移動方向は、庇に設けられたレールに沿った方向に限られており、日除け前端の位置を調整可能な範囲が狭いという問題がある。また、同文献に記載の帽子は、日除け前端の位置を微調整する機構が複雑であるという問題もある。
特許文献2に記載された帽子は、日除けに取り付けた駒片を庇に取り付けたレールに沿って移動させることにより、庇の縁に沿って日除け前端の位置を微調整するものである。このため、日除け前端の移動方向は、庇に設けられたレールに沿った方向に限られており、日除け前端の位置を調整可能な範囲が狭いという問題がある。また、同文献に記載の帽子は、日除け前端の位置を微調整する機構が複雑であるという問題もある。
そこで、本考案は、帽子を着用したままで日除け前端の位置を変更することができる、着脱可能な日除けを備えた日除け帽子および日除けを提供することを目的としている。
本考案は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
[1]日除けを着脱可能な日除け帽子であって、前記日除けを所定位置に取り付けるための第一の係止部と、前記日除けの前端の位置を決めるための第二の係止部とを備えており、前記第二の係止部が内面側の帽子本体と庇との境に沿って設けられている。
上記の構成により、帽子本体と庇との境に沿って日除けの前端の位置を調整することができる。庇の縁に沿って日除けの前端の位置を変化させる従来の帽子に比べて、日除けが顔の近くに位置するから、効果的に日差しを遮ることができる。ここで、「内面」とは、帽子を着用した状態において、着用者の頭部側の面をいう。同状態において、着用者の頭部の反対側の面を外面という。
[1]日除けを着脱可能な日除け帽子であって、前記日除けを所定位置に取り付けるための第一の係止部と、前記日除けの前端の位置を決めるための第二の係止部とを備えており、前記第二の係止部が内面側の帽子本体と庇との境に沿って設けられている。
上記の構成により、帽子本体と庇との境に沿って日除けの前端の位置を調整することができる。庇の縁に沿って日除けの前端の位置を変化させる従来の帽子に比べて、日除けが顔の近くに位置するから、効果的に日差しを遮ることができる。ここで、「内面」とは、帽子を着用した状態において、着用者の頭部側の面をいう。同状態において、着用者の頭部の反対側の面を外面という。
[2]前記第二の係止部が面ファスナーまたは面ファスナーを係止可能な布である[1]に記載の日除け帽子。
上記の構成により、着用者は日除けの前端の位置を容易に調整することができる。ここで、「面ファスナーを係止可能な布」とは、面ファスナーと係合して日除けの前端を所望の位置に保持できる表面を備えた布をいい、雌雄一組の面ファスナーのうちの一方に限らず、例えば、面ファスナーのフック面を係止することができるフェルトやフェルト状の表面を備えた合成繊維の布などをいう。
上記の構成により、着用者は日除けの前端の位置を容易に調整することができる。ここで、「面ファスナーを係止可能な布」とは、面ファスナーと係合して日除けの前端を所望の位置に保持できる表面を備えた布をいい、雌雄一組の面ファスナーのうちの一方に限らず、例えば、面ファスナーのフック面を係止することができるフェルトやフェルト状の表面を備えた合成繊維の布などをいう。
[3]前記庇の内面全体が前記面ファスナーを係止可能な布である[2]に記載の日除け帽子。
面ファスナーを係止可能な布を用いて庇の内面全体を構成することにより、帽子を着用したままで日除け前端の位置を広い範囲で容易に調整することができる。また、庇の内面の一部にレールや面ファスナー等を設けた従来の帽子よりも少ない工程で簡単に製造できる。そして、上記従来の帽子や庇の外面に面ファスナーやスナップボタン等が設けられた帽子よりも、意匠性が良好になる。
面ファスナーを係止可能な布を用いて庇の内面全体を構成することにより、帽子を着用したままで日除け前端の位置を広い範囲で容易に調整することができる。また、庇の内面の一部にレールや面ファスナー等を設けた従来の帽子よりも少ない工程で簡単に製造できる。そして、上記従来の帽子や庇の外面に面ファスナーやスナップボタン等が設けられた帽子よりも、意匠性が良好になる。
[4]前記帽子本体の内面に、帽子本体と庇との境に沿って折り返し部を有しており、当該折り返し部の着用者の頭部に接する側の面が前記面ファスナーを係止可能な布である[2]に記載の日除け帽子。
折り返し部を面ファスナーを係止可能な布で構成することにより、帽子本体と庇との境に沿って広い範囲で日除けの前端の位置を調整することができる。
折り返し部を面ファスナーを係止可能な布で構成することにより、帽子本体と庇との境に沿って広い範囲で日除けの前端の位置を調整することができる。
[5]前記第一の係止部がスナップボタンであり、帽子本体の外面または庇内面に設けられている[1]〜[4]のいずれか一項に記載の日除け帽子。
スナップボタンを用いることにより、帽子の所定位置に日除けをしっかりと取り付けることができる。また、帽子本体の外面または庇内面に設けることにより、帽子を着用した状態のまま、日除けを着脱することができる。
スナップボタンを用いることにより、帽子の所定位置に日除けをしっかりと取り付けることができる。また、帽子本体の外面または庇内面に設けることにより、帽子を着用した状態のまま、日除けを着脱することができる。
[6]前記日除けは、第一の取付部と第二の取付部とを備えており、前記第二の係止部に取り付けられた前記第二の取付部は、前記第一の係止部に取り付けられた前記第一の取付部よりも、小さい力で取り外すことができる[1]〜[5]のいずれか一項に記載の日除け帽子。
第二の取付部を取り外し容易な構成とすることにより、第一の取付部によって日除けが取り付けられた帽子を着用したまま、第二の取付部を取り付ける第二の係止部の位置を変更することによって日除けの前端の位置を容易に調整できる。
第二の取付部を取り外し容易な構成とすることにより、第一の取付部によって日除けが取り付けられた帽子を着用したまま、第二の取付部を取り付ける第二の係止部の位置を変更することによって日除けの前端の位置を容易に調整できる。
[7]前記第一の取付部がスナップボタンであり、前記第二の取付部が面ファスナーである[6]に記載の日除け用帽子。
第二の取付部を面ファスナーとすることにより、スナップボタンで日除けが取り付けられた帽子を被ったまま、第二の係止部との係合位置を帽子本体と庇との境に沿って変えて日除け前端の位置を調整することが容易になる。
第二の取付部を面ファスナーとすることにより、スナップボタンで日除けが取り付けられた帽子を被ったまま、第二の係止部との係合位置を帽子本体と庇との境に沿って変えて日除け前端の位置を調整することが容易になる。
[8]前記日除けは一枚布であり、取り付けられた状態において着用者の後頭部を覆う部分に伸縮部を備えている[6]または[7]に記載の日除け用帽子。
上記の構成によって、一枚布の日除けを種々のサイズの帽子に適合させることができる。
上記の構成によって、一枚布の日除けを種々のサイズの帽子に適合させることができる。
[9]前記日除けは、複数の第一の取付部と一つの第二の取付部とからなる一組の取付部を前記伸縮部の両側のそれぞれに備えている[8]に記載の日除け帽子。
[10]日除けを帽子に取り付ける第一の取付部と、日除けの前端の位置を調整する第二の取付部とを備えており、前記第二の取付部は、前記第一の取付部よりも、取り付けられた状態から取り外すために要する力が小さいことを特徴とする日除け。
[11]前記第一の取付部がスナップボタンであり、前記第二の取付部が面ファスナーである、[10]に記載の日除け。
[12]一枚布であり、取り付けられた状態において着用者の後頭部を覆う部分に伸縮部を備えている[10]または[11]に記載の日除け。
[13]前記日除けは、複数の第一の取付部と一つの第二の取付部とからなる一組の取付部を、前記伸縮部の両側のそれぞれに備えている[12]に記載の日除け。
[11]前記第一の取付部がスナップボタンであり、前記第二の取付部が面ファスナーである、[10]に記載の日除け。
[12]一枚布であり、取り付けられた状態において着用者の後頭部を覆う部分に伸縮部を備えている[10]または[11]に記載の日除け。
[13]前記日除けは、複数の第一の取付部と一つの第二の取付部とからなる一組の取付部を、前記伸縮部の両側のそれぞれに備えている[12]に記載の日除け。
本考案の日除け帽子は、日除けを所定位置に取り付けるための第一の係止部と、日除けの前端の位置を決めるために用いられる、帽子本体と庇との境に沿って設けられた第二の係止部とを備えているから、第二の係止部を用いて、日除けの前端の位置を調整することができる。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は本実施形態の日除け帽子に日除けを取り付ける前の状態を示す斜視図であり、図2は図1の日除け帽子に日除けが取り付けられた状態を示す斜視図である。両図はいずれも、帽子を被った状態で着用者の頭部と接する帽子本体の内面の下端(縁)側から見た状態を概略的に示している。
〔第1の実施形態〕
図1は本実施形態の日除け帽子に日除けを取り付ける前の状態を示す斜視図であり、図2は図1の日除け帽子に日除けが取り付けられた状態を示す斜視図である。両図はいずれも、帽子を被った状態で着用者の頭部と接する帽子本体の内面の下端(縁)側から見た状態を概略的に示している。
図1および図2に示すように、本実施形態の日除け帽子1は、帽子10と帽子10に着脱可能な日除け20とを備えている。
帽子10は、帽子本体11の前面側だけに設けられた庇12を備えたキャップである。帽子本体11の外面には、スナップボタン(第一の係止部)14a〜14dが、縁に沿って設けられている。以下、スナップボタン14a〜14dを区別しない場合、適宜、添え字a〜dを除いてスナップボタン14と記す。添え字を用いて区別した他の部材も同様に、各部材を区別しない場合は、適宜、添え字を除いた部材番号のみを記す。
帽子10は、帽子本体11の前面側だけに設けられた庇12を備えたキャップである。帽子本体11の外面には、スナップボタン(第一の係止部)14a〜14dが、縁に沿って設けられている。以下、スナップボタン14a〜14dを区別しない場合、適宜、添え字a〜dを除いてスナップボタン14と記す。添え字を用いて区別した他の部材も同様に、各部材を区別しない場合は、適宜、添え字を除いた部材番号のみを記す。
スナップボタン14a〜14dと、日除け20のスナップボタン(第一の取付部)21a〜21dとを嵌め合わせることにより、帽子10の所定位置に日除け20が取り付けられる。スナップボタン14が帽子本体11の外面に設けられているから、着用者は帽子10を被ったままで日除け20を帽子10に着脱することができる。
庇12の庇内面13(図1に向かって下側の面)は、表面が起毛している。このため面ファスナー22a、22bのフック面を係止することができ、全体が第二の係止部として機能する。
庇12の庇内面13(図1に向かって下側の面)は、表面が起毛している。このため面ファスナー22a、22bのフック面を係止することができ、全体が第二の係止部として機能する。
日除け20は、一枚布であり、帽子10に取り付ける側の縁に沿ってスナップボタン21a〜21dおよび面ファスナー(第二の取付部)22a〜22bを備えている。スナップボタン21により帽子10に日除け20が取り付けられた状態で、庇内面13における面ファスナー22の取り付け位置を変更して、前端23aおよび23bの位置を調整するために用いられる。
スナップボタン21a〜21dは、所定位置に日除け20を取り付けるものであるから、帽子10に日除け20が取り外されるまで、帽子10のスナップボタン14a〜14dとの係合を解除する必要はない。これに対して、面ファスナー22a〜22bは、所定位置に取り付けられた日除け20の前端23a〜23bの位置を決めるものであるから、日差しや作業状況に応じて、庇内面13への着脱が容易な構成とすることが好ましい。
そこで、日除け帽子1は、スナップボタン14とスナップボタン21との係合よりも小さな力で簡単に取り外すことができる面ファスナー22と庇内面13との係合により前端23の位置を決めている。面ファスナー22は庇内面13の全面に取り付けることができるから、広い範囲で容易に前端23の位置を変更可能である。したがって、着用者は、帽子を被ったまま、庇12の縁に沿った狭い範囲に限らず、広い範囲で帽子10に取り付けられた日除け20の前端23の位置を容易に調整することができる。
例えば、図2に実線で示すように、面ファスナー22aと22bとの距離が近くなる庇内面13の位置に面ファスナー22aと22bとを取り付けることにより、前端23aと23bとの間隔が狭くなる。また、同図に破線で示すように、面ファスナー22aと22bとの距離が遠くなる庇内面13の庇12の縁に沿った位置に面ファスナー22aと22bとを取り付けることにより、前端23aと23bとの間隔が広くなる。このように、庇内面13に面ファスナー22aおよび22bを取り付ける位置を変えることにより、日除け20の前端23aと23bとの位置を着用者の好みに合わせて調整することができる。なお、日差しの状況とは、紫外線の強度や照射方向や照り返しの程度などをいい、作業状況とは、作業に適した視界の広さなどをいう。
図1に示すように、帽子本体11は、着用者の後頭部を覆う部分にアジャスタ16を備えている。アジャスタ16の長さを変更することによって、帽子本体11のサイズを調整することができる。日除け布20は、帽子10に取り付けられた状態において、アジャスタ16を覆う部分に伸縮部24を備えている。このため、アジャスタ16により帽子10のサイズが変更された場合も、伸縮部24によって、日除け20を帽子本体11の外面に添ってフィット(適応)させることができる。
図1には、伸縮部24を日除け20の縁に沿って形成されている縁取り(パイピング)の内部に通したゴムを伸ばした状態で両端を縫い付けて構成した例を示している。しかし、伸縮部24の構成はこれに限られるものではない。
図3は、日除けの伸縮部の他の構成例を示す正面図である。同図に示した日除け30は、縁取りの内部にゴムを通す代わりに、切欠き31を形成した部分の縁に沿ってゴム32を取り付けた構成の伸縮部34を備えている。
図3は、日除けの伸縮部の他の構成例を示す正面図である。同図に示した日除け30は、縁取りの内部にゴムを通す代わりに、切欠き31を形成した部分の縁に沿ってゴム32を取り付けた構成の伸縮部34を備えている。
図3に示すように、日除け30は、伸縮部34の両側のそれぞれに、2つのスナップボタン21と一つの面ファスナー22とからなる一組の取付部27を備えている。図1、2に示す日除け20も同様に、伸縮部34の両側のそれぞれに、一組の取付部27を備えている。
図1および図2には、帽子本体11のスナップボタン14と、日除け20のスナップボタン21とが同数である帽子1を示した。しかし、スナップボタン14の数とスナップボタン21の数とは同じでなくてもよい。例えば、スナップボタン14をスナップボタン21よりも多く設けて、スナップボタン21と嵌め合わせるスナップボタン14の選択により、日除け20の取付位置が変化する構成としてもよい。
図1および図2に示すように、日除け20の前端23aおよび23bには、スナップボタン25および26が設けられている。帽子10に日除け20が取り付けられた状態において、スナップボタン25とスナップボタン26とを嵌め合わせれば、日除け20により着用者の顔の下半分を覆って、日除け効果を向上させることができる。
本実施形態では、帽子への日除けの取付手段として雌雄のスナップボタンを用いた。しかし、スナップボタンは一例であり、他の構成を用いることもできる。スナップボタン以外の例としては、雄雌の面ファスナー、ボタンとボタン孔、ジッパーなどが挙げられる。
〔第2の実施形態〕
図4は本実施形態の日除け帽子に日除けを取り付ける前の状態を示す斜視図であり、図5は図4の日除け帽子に日除けが取り付けられた状態を示す斜視図である。両図はいずれも、着用された際、着用者の頭部と接する帽子本体の内面の下端(縁)側から見た状態を概略的に示している。
図4は本実施形態の日除け帽子に日除けを取り付ける前の状態を示す斜視図であり、図5は図4の日除け帽子に日除けが取り付けられた状態を示す斜視図である。両図はいずれも、着用された際、着用者の頭部と接する帽子本体の内面の下端(縁)側から見た状態を概略的に示している。
図4および図5に示すように、本実施形態の日除け帽子2は、帽子40と日除け20とを備えている。帽子40は、帽子本体41の周りが庇42により覆われた、いわゆるハット型の帽子である点、および帽子本体41の縁に沿って内面に汗取り用の折り返し部46を備えている点において、第一の実施形態の日除け帽子1の帽子10とは異なっている。帽子40に着脱可能な日除け20は、第一の実施形態の日除け20と同じであるから、以下では、説明を省略する。
庇42の内面43には、スナップボタン(第一の係止部)44a〜44dが、帽子本体41の縁に沿って設けられている。折り返された所定の状態で折り返し部46の着用者の頭部に接する側の面が、日除け20の面ファスナー22aおよび22bを係止することができる布で構成されている。このため、折り返し部46全体が日除け20の前端23の位置を調整するために用いられる第二の係止部として機能する。
本実施形態の日除け帽子2は、庇42の内面43の帽子本体41との境45に沿ってスナップボタン44a〜44dが設けられている。このため、日除け20を着用者の顔や首の近くに位置させて、日差しを効率よく遮ることができる。また、スナップボタン44a〜44dとスナップボタン21a〜21dとによって、帽子40の所定位置に日除け20を取り付けた状態で、面ファスナー22を係止する折り返し部46の位置を変更することにより、日除け20の前端23の位置を変えることができる。
日除け帽子2は、折り返し部46と面ファスナー22とを一組の雌雄の面ファスナーとするではなく、折り返し部46を面ファスナー22と係合可能な布で構成している。折り返し部46と面ファスナー22との係合は、一組の雌雄の面ファスナーの係合よりも弱いから、日除け帽子2を着用したままで容易に着脱することができる。また、日除け20は、スナップボタン44とスナップボタン21とによってしっかりと帽子40の所定位置に取り付けられているから、面ファスナー22と折り返し部46との係合は、日除け20の前端23の位置を決める役割を果たしている。したがって、着用者は、日除け帽子2を着用したままで、面ファスナー22を折り返し部46に取り付ける位置を変化させることにより、前端23aおよび23bの位置を庇42の内面43の帽子本体41との境45に沿って容易に調整することができる。
第1および第2の実施形態として説明した日除け帽子のいずれも、紫外線の状況や必要な遮光効果に対応して日除けを取り換えることができる。また、異なる日除け帽子に同じ日除けを用いることも可能である。
本考案は、日常生活や、農作業、造園、園芸庭造りなどの野外作業用の日除け帽子および日除けとして利用することができる。
1、2 日除け帽子
10、40 帽子
11、41 帽子本体
12、42 庇
13 庇内面(第二の係止部、面ファスナーを係止可能な布)
43 庇内面
14a〜14d、44a〜44d スナップボタン(第一の係止部)
15、45 境
16 アジャスタ
46 折り返し部(第二の係止部、面ファスナーを係止可能な布)
20、30 日除け
21a〜21d スナップボタン(第一の取付部)
22a〜22b 面ファスナー(第二の取付部)
23a〜23b 前端
24、34 伸縮部
27 一組の取付部
31 切欠き
32 ゴム
10、40 帽子
11、41 帽子本体
12、42 庇
13 庇内面(第二の係止部、面ファスナーを係止可能な布)
43 庇内面
14a〜14d、44a〜44d スナップボタン(第一の係止部)
15、45 境
16 アジャスタ
46 折り返し部(第二の係止部、面ファスナーを係止可能な布)
20、30 日除け
21a〜21d スナップボタン(第一の取付部)
22a〜22b 面ファスナー(第二の取付部)
23a〜23b 前端
24、34 伸縮部
27 一組の取付部
31 切欠き
32 ゴム
Claims (13)
- 日除けを着脱可能な日除け帽子であって、
前記日除けを所定位置に取り付けるための第一の係止部と、
前記日除けの前端の位置を決めるための第二の係止部とを備えており、
前記第二の係止部が内面側の帽子本体と庇との境に沿って設けられていることを特徴とする日除け帽子。 - 前記第二の係止部が面ファスナーまたは面ファスナーを係止可能な布である請求項1に記載の日除け帽子。
- 前記庇の内面全体が前記面ファスナーを係止可能な布である請求項2に記載の日除け帽子。
- 前記帽子本体の内面に、帽子本体と庇との境に沿って折り返し部を有しており、当該折り返し部の着用者の頭部に接する側の面が前記面ファスナーを係止可能な布である請求項2に記載の日除け帽子。
- 前記第一の係止部がスナップボタンであり、帽子本体の外面または庇内面に設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の日除け帽子。
- 前記日除けは、第一の取付部と第二の取付部とを備えており、前記第二の係止部に取り付けられた前記第二の取付部は、前記第一の係止部に取り付けられた前記第一の取付部よりも、小さい力で取り外すことができる請求項1〜5のいずれか一項に記載の日除け帽子。
- 前記第一の取付部がスナップボタンであり、前記第二の取付部が面ファスナーである請求項6に記載の日除け用帽子。
- 前記日除けは一枚布であり、取り付けられた状態において着用者の後頭部を覆う部分に伸縮部を備えている請求項6または7に記載の日除け用帽子。
- 前記日除けは、複数の第一の取付部と一つの第二の取付部とからなる一組の取付部を前記伸縮部の両側のそれぞれに備えている請求項8に記載の日除け帽子。
- 日除けを帽子に取り付ける第一の取付部と、日除けの前端の位置を調整する第二の取付部とを備えており、前記第二の取付部は、前記第一の取付部よりも、取り付けられた状態から取り外すために要する力が小さいことを特徴とする日除け。
- 前記第一の取付部がスナップボタンであり、前記第二の取付部が面ファスナーである、請求項10に記載の日除け。
- 一枚布であり、取り付けられた状態において着用者の後頭部を覆う部分に伸縮部を備えている請求項10または11に記載の日除け。
- 前記日除けは、複数の第一の取付部と一つの第二の取付部とからなる一組の取付部を、前記伸縮部の両側のそれぞれに備えている請求項12に記載の日除け。
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JP2016005495U Active JP3208657U (ja) | 2016-11-15 | 2016-11-15 | 日除け帽子および日除け |
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