JP2002088555A - 日除けを取付可能な帽子 - Google Patents

日除けを取付可能な帽子

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JP2002088555A
JP2002088555A JP2000280527A JP2000280527A JP2002088555A JP 2002088555 A JP2002088555 A JP 2002088555A JP 2000280527 A JP2000280527 A JP 2000280527A JP 2000280527 A JP2000280527 A JP 2000280527A JP 2002088555 A JP2002088555 A JP 2002088555A
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awning
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JP2000280527A
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Masayoshi Nakajima
正義 中島
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NAKAJIMA KINZOKU KAKO KK
Original Assignee
NAKAJIMA KINZOKU KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単でコストが安く、主日除けと側部
日除けの取り付け場所を誤ることのない、日除けを取付
可能な帽子を提供する。 【解決手段】 帽子本体2の内側にある折り返し部4に
複数の金属製雌スナップ6を取り付け、帽子1のひさし
3の両側の裏面に最低1個の樹脂製雌スナップ7を取り
付け、帽子1の調節バンド5に面ファスナ11を取り付
けると共に、主日除け10には金属製雄スナップ8と面
ファスナ12を金属製雌スナップ6と面ファスナ11に
対応させて取り付け、側部日除け20には金属製雄スナ
ップ8と樹脂製雄スナップ9とをそれぞれ帽子1側の金
属製雌スナップ6と樹脂製雌スナップ7に対応させて取
り付け、主日除け10と側部日除け20とを取り付け位
置を誤ることなく帽子1の後ろ側と左右に取り付けられ
るようにした構成を有する日除けを取付可能な帽子であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は日除けを取付可能な
帽子に関し、特に、簡単に帽子に取り付けることが可能
な日除けを、簡単に、且つ、取付位置を誤ることなく取
り付けることができるようにした日除けを取付可能な帽
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、麦わら帽子のように日除けのため
に作られた帽子は、帽子の全周にわたって鍔部(ひさ
し)が設けられているので、炎天下における日除けのた
めには最適である。一方、ひさしが前方しか設けられて
いない野球帽のような帽子は、炎天下における前方から
の日差しを遮ることはできるが、後方や側面からの日差
しを遮ることができず、日除け帽には不向きであった。
【0003】そこで、予め日除けの布が取り付けられた
野球帽が考えられている。このような野球帽では日除け
の布は使用しない時は巻き上げられて帽子の側面で固定
されているか、撥ね上げられて帽子の上部で固定される
ようになっている。
【0004】しかしながら、従来の日除け布付の野球帽
においては、日除けの布は使用しない時も帽子に取り付
けられているので邪魔であり、また、着脱は出来ないの
で、汗で汚れても取り外して洗濯することができないと
いう欠点があった。
【0005】この問題点の解消のため、本出願人は既に
帽子の前方にしかひさしが設けられていない帽子におい
て、この帽子に簡単に取り付けることができる日除け、
および日除けを必要な時に、しかも取り付け位置を調節
可能に取りつけることができるようにし、炎天下におけ
る後方や側面からの日差しを遮ることが可能な日除けを
取付可能な帽子を提案した(特願平8−315172号
と特願平10−160889号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本出願人の
提案した日除けを取付可能な帽子は、日差しの向きが変
わっても日差しを遮ることができるので、便利ではある
が、コストがやや高いという問題点が残っていた。ま
た、帽子の斜め前方から差し込む日差しを遮ることが出
来なかった。
【0007】そこで、本発明は、構造が簡単でコストが
安く、しかも、帽子の後ろ側に取り付ける主日除けと、
帽子の左右に取り付ける側部日除けによって、日差しを
その向きにかかわらず有効に遮ることができると共に、
主日除けと側部日除けの取り付け場所を誤ることがな
く、更には、帽子の斜め前方から差し込む日差しを遮る
ことが可能な、ひさしが前方にしか設けられていない日
除けを取付可能な帽子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の日除けを取付可能な帽子は、帽子の後ろ側に主日除
けを、帽子の両側に側部日除けを、各日除けが帽子から
垂れ下がる状態で、帽子に着脱自在に取り付けることが
できる帽子において、以下のように構成したことを特徴
としている。
【0009】(1)帽子の両側に取り付ける側部日除け
の各個の一部を、帽子本体の前方に設けられたひさしの
両側にそれぞれ係止できるように構成し、側部日除けの
ひさしの下に垂れ下がる部分によって、帽子の斜め前方
から差し込む光を遮ることができるように構成したこ
と。
【0010】(2)各日除けを、帽子が頭部に被せられ
た状態で、最も頭部に近接する帽子の部位に、係止部材
を介して直接取り付けられるようにしたこと。
【0011】(3)帽子本体の内側に設けられた折り返
し部の複数の所定箇所に、第1の係止部材を取り付け、
帽子本体の前方に設けられたひさしの両側の裏面にそれ
ぞれ少なくとも1個の、第1の係止部材とは異なる種類
の第2の係止部材を取り付け、主日除けには、第1の係
止部材に係合する第3の係止部材を、第1の係止部材の
取付位置に対応させて取り付け、側部日除けには、第1
の係止部材に係合する第3の係止部材と、第2の係止部
材に係合する第4の係止部材を、第1と第2の係止部材
の取付位置に対応させて取り付け、主日除けと側部日除
けとを取り付け位置を誤ることなく取り付けられるよう
にしたこと。
【0012】また、(3)に記載の日除けを取付可能な
帽子において、第1の係止部材は帽子本体の外側から取
り付けることができると共に、帽子のサイズを帽子の後
ろ側に設けられた調節バンドで調節できる場合は、調節
バンドの、帽子の内側に面する面に第5の係止部材を取
り付けると共に、主日除けに、第5の係止部材に係合す
る第6の係止部材を、第5の係止部材の取付位置に対応
させて取り付けることができる。
【0013】この場合、第5と第6の係止部材は、雌雄
の面ファスナとすることが可能である。また、第1と第
3の係止部材を、雌雄の金属製スナップとすることが可
能である。更に、以上の構成において、第2と第4の係
止部材を、雌雄の樹脂製スナップとすることが可能であ
る。
【0014】(4)調節バンドの調節部材である第7と
第8の係止部材は雌雄の樹脂製スナップとすることがで
き、また、第1から第4の係止部材に彩色を施してお
き、帽子側の係止部材と各日除け側の係止部材の、取付
位置が対応する雌雄の係止部材同士を同じ色彩にして、
各日除けの取付位置を誤らないようにすることができ
る。更に、帽子本体の中腹部と、側部日除けの先端部近
傍にそれぞれ第9と第10の係止部材を設け、側部日除
けを不要時に跳ね上げて帽子本体に固定できるようにす
ることもできる。
【0015】本発明の日除けを取付可能な帽子によれ
ば、帽子の後ろ側に主日除けを、帽子の両側に側部日除
けを、各日除けが帽子から垂れ下がる状態で、帽子に着
脱自在に取り付けることができるが、この場合に、帽子
本体の内側に設けられた折り返し部の複数の所定箇所に
第1の係止部材が取り付けられており、帽子本体の前方
に設けられたひさしの両側の裏面にはそれぞれ少なくと
も1個の第1の係止部材とは異なる種類の第2の係止部
材が取り付けられており、主日除けには第1の係止部材
に係合する第3の係止部材が第1の係止部材の取付位置
に対応させて取り付けられており、側部日除けには第1
の係止部材に係合する第3の係止部材と第2の係止部材
に係合する第4の係止部材とが第1と第2の係止部材の
取付位置に対応させて取り付けられているので、主日除
けと側部日除けとを、それぞれの取り付け位置を誤るこ
となく簡単に取り付けることができる。
【0016】そして、帽子のサイズが帽子の後ろ側に設
けられた調節バンドで調節できるようになっている帽子
においては、帽子の内側に面する調節バンドに第5の係
止部材を取り付けると共に、主日除けにこの第5の係止
部材に係合する第6の係止部材を、第5の係止部材の取
付位置に対応させて取り付けることにより、主日除けと
帽子との間に隙間が開かなくなり、日差しが頭部に当た
らなくなる。
【0017】また、第5と第6の係止部材を雌雄の面フ
ァスナとし、第1と第3の係止部材を雌雄の金属製スナ
ップとし、第2と第4の係止部材を雌雄の樹脂製スナッ
プとすれば、主日除けと側部日除けの帽子への取り付け
を簡単にしかも誤りなく行うことができる。
【0018】更に、帽子本体の中腹部と、側部日除けの
先端部近傍にそれぞれ第9と第10の係止部材を設け、
側部日除けを不要時に跳ね上げて帽子本体に固定できる
ようにすることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施の形態を具体的な実施例により詳細に説明する。な
お、全ての図面において、同じ構成部材には同じ符号を
付して説明を行う。
【0020】図1(a)は本発明の一実施形態における日
除けを取付可能な帽子1を側面から見たものであり、図
1(b)は図1(a)の帽子1の後頭部側に設けられた調節バ
ンド5を外した状態を、帽子1の底面側から見たもので
ある。
【0021】この実施形態で使用する帽子1には、図1
(a)に示すように、帽子本体2の前方側に日除けとなる
ひさし3が取り付けられており、帽子本体2の後方側に
調節バンド5が取り付けられている。調節バンド5はそ
の長さを調節することにより、この帽子1を被る人の頭
のサイズに合わせて、帽子のサイズ(帽子の直径)を変
更するものである。
【0022】また、この実施形態で使用する帽子1に
は、図1(b)に示すように、帽子1の本体2の内側に、
汗取り用の折り返し部4が設けられている。この折り返
し部4は、帽子1を被った時に、頭部に最も近接する部
位に位置している。本発明では、この折り返し部4の所
定箇所に、日除けを取り付けるための第1の係止部材6
が設けられている。この実施形態では、第1の係止部材
6として金属製の雌スナップ6が使用されており、この
金属製の雌スナップ6は、帽子1の両側から後ろ側に向
かってほぼ所定間隔で左右3箇所ずつ取り付けられてい
る。
【0023】一方、本発明では、帽子1のひさし3の両
側の裏面側には、日除けを取り付けるための第2の係止
部材7が設けられている。この第2の係止部材7には、
前述第1の係止部材6とははっきり区別ができる別の種
類の係止部材が使用される。この実施形態では、第2の
係止部材として樹脂製の雌スナップ7が使用されてお
り、この樹脂製の雌スナップ7は左右1個ずつ取り付け
られている。
【0024】更に、帽子1の後ろ側に設けられる調節バ
ンド5は、この実施形態では、外側の調節バンド5Aと
内側の調節バンド5Bとから構成されている。調節バン
ド5の長さ調節は、外側の調節バンド5Aの内側に設け
られた第7の係止部材13と、内側の調節バンド5Bの
外側に設けられた第8の係止部材14とを係合させるこ
とによって行われる(第3から第6の係止部材について
は後述される)。調節バンド5の長さを自由に無段階に
調節できるという利便性から、この実施形態では、第7
の係止部材13と第8の係止部材14として雌雄の帯状
の面ファスナ13,14が使用されている。面ファスナ
13,14は雌雄が逆であるが、どちらが雌でも構わな
い。
【0025】これらの構成に加えて、本発明では、内側
の調節バンド5Bの帽子の内側に面する面(面ファスナ
14が設けられている面の反対側の面)に、第5の係止
部材11が設けられている。この実施形態では、第5の
係止部材11として、雌か雄かいずれかの面ファスナ1
1が取り付けられている。なお、面ファスナ11と面フ
ァスナ13の雌雄を同じにしておけば、誤って面ファス
ナ11と面ファスナ13とが係合するおそれがなくな
る。
【0026】図2(a)は図1(a),(b)に示される日除け
を取付可能な帽子1に取り付ける日除けの一実施形態を
示すものである。図2(a)において、符号10は帽子1
の後ろ側に取り付ける主日除けを示しており、符号20
は帽子1の両側に取り付ける側部日除けを示している。
主日除け10は一般に布製であり、この実施形態では、
帽子1の下に垂れ下がる日除け部10Aと、帽子1に取
り付けられる取付部10Bとを備えている。日除け部1
0Aの形状は、この実施形態では長円を半分で切断した
ような湾曲形状をしているが、この形状に特に限定され
るものではない。
【0027】取付部10Bは主日除け10の上端部であ
り、ここに図1(a),(b)で説明された第1の係止部材6
に対応する第3の係止部材8と、第5の係止部材11に
対応する第6の係止部材12が設けられている。この実
施形態では第3の係止部材8は、帽子1側の第1の係止
部材6(金属製の雌スナップ6)に対応する金属製の雌
スナップ8であり、図2(b)に示されるような形状をし
ている。また、第6の係止部材12は、この実施形態で
は、第5の係止部材11(面ファスナ11)に対応する
面ファスナ12であり、面ファスナ11と雌雄が逆であ
る。金属製の雄スナップ8は、帽子1側の金属製の雌ス
ナップ6の取付間隔と略同じ間隔で、取付部10Bの左
右に2個ずつ取り付けられている。また、面ファスナ1
2は取付部10Bの中央部に取り付けられている。
【0028】側部日除け20も一般に布製であり、この
実施形態では、帽子1の下に垂れ下がる日除け部20A
と、帽子1に取り付けられる取付部20Bとを備えてい
る。主日除け10の左右に1枚ずつ取り付けられる2枚
の日除け部20Aの形状は、この実施形態では左右同じ
形状であり、四辺形となっているが、この形状に特に限
定されるものではない。
【0029】取付部20Bは側部日除け20の上端部で
あり、ここに図1(a),(b)で説明された第1の係止部材
6に対応する第3の係止部材8と、第2の係止部材7に
対応する第4の係止部材9が設けられている。この実施
形態では第3の係止部材8は、帽子1側の第1の係止部
材6(金属製の雌スナップ6)に対応する金属製の雄ス
ナップ8であり、図2(b)に示されるような形状をして
いる。また、第4の係止部材9は、帽子1側の第2の係
止部材7(樹脂製の雌スナップ7)に対応する樹脂製の
雄スナップ9であり、図2(c)に示されるような形状を
している。
【0030】金属製の雄スナップ8と樹脂製の雄スナッ
プ9の間隔は、帽子1側の金属製の雌スナップ6と樹脂
製の雌スナップ7の取付間隔と略同じ間隔であり、この
実施形態では、金属製の雄スナップ8と樹脂製の雄スナ
ップ9は取付部20Bにそれぞれ1個ずつ取り付けられ
ている。なお、金属製の雄スナップ8は樹脂製の雌スナ
ップ7に係合することはなく、樹脂製の雄スナップ9が
金属製の雌スナップ6に係合することはない。
【0031】図3は、図2(a)に示される主日除け10
と側部日除け20とを、図1(a),(b)に示される帽子1
に取り付ける様子を説明するものである。この図に示さ
れるように、主日除け10の取付部10Bにある金属製
の雄スナップ8は、帽子1の折り返し部4に設けられた
金属製の雌スナップ6に係合させ、主日除け10の取付
部10Bの中央部にある面ファスナ12は、内側の調節
バンド5Bに設けられた面ファスナ11に係合させるこ
とにより、主日除け10が帽子1に取り付けられる。こ
のとき、主日除け10の面ファスナ12をまず、帽子1
の面ファスナ11に係合させ、その後に、面ファスナ1
2の両側に2個ずつある金属製の雄スナップ8を、帽子
1の折り返し部4に設けられた金属製の雌スナップ6に
係合させれば、主日除け10を表裏誤ることなく帽子1
に取り付けることができる。
【0032】また、主日除け10の取付部10Bの中央
部に設けられた面ファスナ12を帽子の調節バンド5B
に設けられた面ファスナ11に係合させることにより、
主日除け10と調節バンド5との間に隙間がなくなり、
日差しが後頭部に当たらなくなる。
【0033】一方、側部日除け20の取付部20Bにあ
る金属製の雄スナップ8は、帽子1の折り返し部4に設
けられた金属製の雌スナップ6に係合させ、側部日除け
20の取付部20Bにある樹脂製の雄スナップ9は、帽
子1のひさし3の裏面に設けられた樹脂製の雌スナップ
7に係合させる。側部日除け20の取付部20Bにある
金属製の雄スナップ8と樹脂製の雄スナップ9とは、明
らかに種類、形状が異なるので、金属製の雄スナップ8
が樹脂製の雌スナップ7に係合されることはなく、逆
に、樹脂製の雄スナップ9が金属製の雌スナップ6に係
合されることもない。従って、側部日除け20は、帽子
1の左右に誤りなく取り付けられる。
【0034】図4は図2(a)に示される主日除け10と
側部日除け20が、図1(a),(b)に示される帽子1に取
り付けられた状態を示すものである。図3で説明したよ
うに、主日除け10は面ファスナ12をまず帽子1の面
ファスナ11に係合させ、その後に、面ファスナ12の
両側に2個ずつある金属製の雄スナップ8を、帽子1の
折り返し部4に設けられた金属製の雌スナップ6に係合
させるようにして帽子1に取り付け、側部日除け20
は、金属製の雄スナップ8と樹脂製の雄スナップ9と
を、それぞれ対応する金属製の雌スナップ6と樹脂製の
雌スナップ7とに係合させれば、主日除け10と側部日
除け20は図4に示されるように、取付位置を誤ること
なく正しく帽子1に取り付けることができる。
【0035】また、以上の実施形態では、側部日除け2
0の一部がひさし3の裏面側に延長されて取り付けられ
ているので、帽子の斜め前方から差し込む日差しをこの
側部日除け20によって避けることが可能となる。
【0036】なお、この実施形態では、側部日除け20
を取り付ける樹脂製の雌スナップ7を帽子1のひさし3
に1箇所だけ設けるようにしてあるが、樹脂製の雌スナ
ップ7の帽子1のひさし3における取付数を増やして2
箇所設けるようにし、側部日除け20の幅を広げること
もできる。このようにすれば、帽子1の斜め前方から差
し込む日差しをこの側部日除け20によって効率的に遮
断することが可能となる。また、ひさし3に樹脂製の雌
スナップ7を2箇所設けると、側部日除け20によって
日差しを遮る範囲が一層増えると共に、側部日除け20
の取付部20Bにおける金属製の雄スナップ8と樹脂製
の雄スナップ9の数が異なるので、側部日除け20を左
右反対に取り付けようとする誤りの可能性が更に低くな
る。
【0037】また、前述の実施形態とは逆に、帽子1の
折り返し部4に取り付ける金属製の雌スナップ6を樹脂
製の雌スナップ7にし、ひさし3に取り付ける樹脂製の
雌スナップ7は金属製の雌スナップ6にしても構わな
い。この場合は、主日除け10と側部日除け20に取り
付けられる金属製の雌スナップ6と樹脂製の雌スナップ
7の取り付け位置も逆になる。
【0038】図5(a)は本発明の他の実施形態における
日除けを取付可能な帽子1Aを側面から見たものであ
り、図5(b)は図5(a)の帽子1Aの後頭部側に設けられ
た調節バンド5を外した状態を、帽子1Aの底面側から
見たものである。
【0039】この実施形態の帽子1Aは図1(a)、(b)で
説明した帽子1とその構成においてほぼ同じであり、こ
の実施形態では第1の係止部材6と第2の係止部材7の
両方に金属製の雌スナップが使用されている。なお、こ
のように第1の係止部材6と第2の係止部材7の両方に
金属製の雌スナップを使用した場合には、日除け側に設
けられた雄スナップとの対応関係が明確になるように、
対応するスナップに同じ色の彩色を施すようにする。
【0040】この実施形態の帽子1Aが前述の帽子1と
異なる第1の点は、帽子1の後ろ側に設けられる調節バ
ンド5を構成する内側の調節バンド5Cと外側の調節バ
ンド5Dが樹脂製であり、調節バンド5Cには第9の係
止部材としての突起21(雄のスナップ)が設けられて
おり、調節バンド5Dには第10の係止部材としての孔
22(雌のスナップ)が設けられている。調節バンド5
の長さ調節は、孔22に突起21をずらせて挿入するこ
とにより行われる。この実施形態の調節バンド5の長さ
調節は段階的である。
【0041】この実施形態の帽子1Aが前述の帽子と異
なる第2の点は、汗取り用の折り返し部4に取り付けら
れていた日除け取付用の第1の係止部材6が、帽子本体
2の外側から汗取り用の折り返し部4まで貫通して取り
付けられている点である。また、ひさし3に取り付けら
れる第2の係止部材7もひさし3の表側からひさし3を
貫通して取り付けられている。このように、第1の係止
部材6を帽子本体2の外側から汗取り用の折り返し部4
まで貫通して取り付けると、帽子1Aの製造コストを低
減することができる。
【0042】この実施形態の帽子1Aが前述の帽子1と
異なる第3の点は、帽子本体2の後ろ側の左右の外側の
部位に、側部日除け20を帽子本体2に係止するための
第11の係止部材23が設けられており、対応する側部
日除け20の先端部に第11の係止歩合23に係合する
第12の係止部材24(図5には図示せず)が設けられ
ている点である。このように帽子本体2に第11の係止
部材23が設けられていると、側部日除け20が不要と
なった時に、図6に示すように、側部日除け20を撥ね
上げ、側部日除け20の先端部に設けられた第11の係
止部材24を帽子本体2側の第11の係止部材23に係
止させることにより、側部日除け20をいちいち取り戻
さなくても済む。
【0043】ところで、近年、図7(a)に示すような化
学繊維でできた汗取り用のバンド25を既存の帽子の中
に取り付け、帽子内の蒸れの帽子や顔や眼に汗が流れ落
ちるのを防止することが行われている。このような汗取
り用のバンド25を本発明の帽子1または1Aに装着す
ることができる。この場合には、図7(a)に示すよう
に、汗取り用のバンド25の×印で示される所定箇所に
雌雄何れかのスナップ26を取り付け、図7(b)に示す
ように、本発明の帽子1または1Aの折り返し部4の×
印で示される対応箇所にも雌雄逆のスナップ26を、第
1の係止部材6に加えて取り付ければ良い。また、本発
明の主日除け10と側部日除け20を帽子1または1A
に取り付けた状態で、この汗取り用バンド25を帽子1
または1Aに取り付けようとする場合は、図7(c)に示
すように、図7(b)の折り返し部4の×印で示されるス
ナップ26に対向する主日除け10と側部日除け20の
部位に、スナップ26を挿通可能な挿通孔27を設けて
おけば良い。こうすれば、主日除け10と側部日除け2
0とを帽子1または1Aに取り付けた状態で、挿通項2
7からスナップ26を見通せるので、これに汗取り用の
バンド25の×印で示される雌雄何れかのスナップ26
を取り付けることができる。スナップ26の代わりに面
ファスナを用いることもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、野球帽
のように、帽子の周囲にしかひさしが設けられていない
帽子において、主日除けと側部日除けとを誤りなく正確
に、しかも簡単に取り付けることができる。また、主日
除けと側部日除けの帽子1への取付を雌雄のスナップに
したことにより、日除けを取付可能な帽子のコストを下
げることができる。更に、側部日除けの各個の一部を、
ひさしの両側の裏面にそれぞれ係止できるように構成し
たので、帽子の斜め前方から差し込む光を遮ることがで
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態における日除けを取
付可能な帽子の側面図、(b)は(a)の帽子の後頭部側に設
けられた調節バンドを外した状態の底面図である。
【図2】(a)は図1(a),(b)に示される日除けを取付可
能な帽子に取り付ける日除けの一実施形態を示す平面
図、(b)は(a)の日除けに取り付けられる金属製の雄スナ
ップの斜視図、(c)は(a)の日除けに取り付けられる樹脂
製の雄スナップの斜視図である。
【図3】図2(a)に示される日除けを図1(a),(b)に示
される帽子に取り付ける様子を示す組み立て斜視図であ
る。
【図4】図2(a)に示される日除けが図1(a),(b)に示
される帽子に取り付けた状態を示す側面図である。
【図5】(a)は本発明の他の実施形態における日除けを
取付可能な帽子の側面図、(b)は(a)の帽子の後頭部側に
設けられた調節バンドを外した状態の底面図である。
【図6】図5に示した実施形態の帽子に取り付けられた
側部日除けを撥ね挙げて帽子本体に取り付けた状態を示
す側面図である。
【図7】(a)は汗取り用のバンドを示す斜視図、(b)は
(a)を取り付けるためのスナップを備えた本発明の帽子
を底面側から見た斜視図、(c)は(a)の汗取り用バンドを
取り付けることが可能な主日除けと側部日除けの構成を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 帽子 2 帽子本体 3 ひさし 4 折り返し部 5 調節バンド 5A 外側の調節バンド 5B 内側の調節バンド 6 第1の係止部材(金属製の雌スナップ) 7 第2の係止部材(樹脂製の雌スナップ) 8 第3の係止部材(金属製の雄スナップ) 9 第4の係止部材(樹脂製の雄スナップ) 10 主日除け 11 第5の係止部材(面ファスナ) 12 第6の係止部材(面ファスナ) 13 第7の係止部材(面ファスナ) 14 第8の係止部材(面ファスナ) 20 側部日除け 21 第9の係止部材(雄スナップ) 22 第10の係止部材(雌スナップ) 23 第11の係止部材(雄スナップ) 24 第12の係止部材(雌スナップ) 25 汗取り用のバンド 27 挿通孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽子(1)の後ろ側に主日除け(10)
    を、帽子(1)の両側に側部日除け(20)を、各日除
    け(10,20)が帽子(1)から垂れ下がる状態で、
    帽子(1)に着脱自在に取り付けることができる帽子
    (1)であって、 前記帽子(1)の両側に取り付ける前記側部日除け(2
    0)の各個の一部を、前記帽子本体(2)の前方に設け
    られたひさし(3)の両側にそれぞれ係止できるように
    構成し、前記側部日除け(20)の前記ひさし(3)の
    下に垂れ下がる部分によって、前記帽子(1)の斜め前
    方から差し込む光を遮ることができるように構成したこ
    とを特徴とする日除けを取付可能な帽子。
  2. 【請求項2】 帽子(1)の後ろ側に主日除け(10)
    を、帽子(1)の両側に側部日除け(20)を、各日除
    け(10,20)が帽子(1)から垂れ下がる状態で、
    帽子(1)に着脱自在に取り付けることができる帽子
    (1)であって、 前記各日除け(10,20)を、前記帽子(1)が頭部
    に被せられた状態で、最も頭部に近接する前記帽子
    (1)の部位(4)に、係止部材(6,8)を介して直
    接取り付けられるようにしたことを特徴とする日除けを
    取付可能な帽子。
  3. 【請求項3】 帽子(1)の後ろ側に主日除け(10)
    を、帽子(1)の両側に側部日除け(20)を、各日除
    け(10,20)が帽子(1)から垂れ下がる状態で、
    帽子(1)に着脱自在に取り付けることができる帽子
    (1)であって、 前記帽子本体(2)の内側に設けられた折り返し部
    (4)の複数の所定箇所に、第1の係止部材(6)を取
    り付け、 前記帽子本体(2)の前方に設けられたひさし(3)の
    両側の裏面にそれぞれ少なくとも1個の、前記第1の係
    止部材(6)とは異なる種類の第2の係止部材(7)を
    取り付け、 前記主日除け(10)には、前記第1の係止部材(6)
    に係合する第3の係止部材(8)を、前記第1の係止部
    材(6)の取付位置に対応させて取り付け、 前記側部日除け(20)には、前記第1の係止部材
    (6)に係合する第3の係止部材(8)と、前記第2の
    係止部材(7)に係合する第4の係止部材(9)を、前
    記第1と第2の係止部材(6,7)の取付位置に対応さ
    せて取り付け、 前記主日除け(10)と前記側部日除け(20)とを取
    り付け位置を誤ることなく取り付けられるようにしたこ
    とを特徴とする日除けを取付可能な帽子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の日除けを取付可能な帽
    子(1)であって、前記帽子本体(2)の内側にある折
    り返し部(4)に複数箇所に設けられた第1の係止部材
    (6)が、前記帽子本体(2)の外側から取り付けられ
    ていることを特徴とする日除けを取付可能な帽子。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の日除けを取付
    可能な帽子(1)であって、帽子(1)のサイズを帽子
    の後ろ側に設けられた調節バンド(5)で調節できるも
    のにおいて、 前記調節バンド(5)の、帽子(1)の内側に面する面
    に第5の係止部材(11)を取り付けると共に、前記主
    日除け(10)に、前記第5の係止部材(11)に係合
    する第6の係止部材(12)を、前記第5の係止部材
    (11)の取付位置に対応させて取り付けたことを特徴
    とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の日除けを取付可能な帽
    子(1)であって、前記第5と第6の係止部材(11,
    12)が、雌雄の面ファスナであることを特徴とするも
    の。
  7. 【請求項7】 請求項3から6の何れか1項に記載の日
    除けを取付可能な帽子(1)であって、前記第1と第3
    の係止部材(6,8)が、雌雄の金属製スナップである
    ことを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項3から7の何れか1項に記載の日
    除けを取付可能な帽子(1)であって、前記第2と第4
    の係止部材(7,9)が、雌雄の樹脂製スナップである
    ことを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の日除けを取付可能な帽
    子(1)であって、前記調節バンド(5)の調整部材で
    ある第7と第8の係止部材(21,22)が雌雄の樹脂
    製スナップであることを特徴とするもの。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の日除けを取付可能な
    帽子(1)であって、前記第1から第4の係止部材(6
    〜9)に彩色が施されており、帽子(1)側の係止部材
    (6,7)と各日除け(10,20)側の係止部材
    (8,9)の、取付位置が対応する雌雄の係止部材同士
    が同じ色彩になっていることを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】 請求項1から10の何れか1項に記載
    の日除けを取付可能な帽子(1)であって、前記帽子本
    体(2)の中腹部と、前記側部日除け(20)にそれぞ
    れ第9と第10の係止部材(23,24)を設け、前記
    側部日除け(20)を不要時に跳ね上げて帽子本体
    (2)に固定できるように構成したことを特徴とするも
    の。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102609565A (zh) * 2012-01-12 2012-07-25 东华大学 一种基于服装cad软件的参数化帽檐结构设计方法
CN103653479A (zh) * 2012-09-18 2014-03-26 京田稔 冷却帽子

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