JP3208567U - 電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】電解水を利用することで被介護者の体にやさしく清潔な状態のタオル洗いを実現でき、季節に合わせた快適なタオル洗いを複数の被介護者に対し効率良く適用できる電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車を提供する。【解決手段】底板2および天板5と棚板を有するフレームがキャスター7により走行自在に構成された台車本体と、天板上に併設された2つ以上のタオル洗浄槽20と、フレームの下部に設けられた排水槽10と、フレームの上部に設けられ電解水が収容される貯水槽と、貯水槽の側方に設けられ貯水槽から供給される電解水を加熱するヒーターを内蔵した加熱槽16と、加熱槽からタオル洗浄槽の上方まで延在された給水管28Aと、加熱槽内の電解水を給水管を介しタオル洗浄槽に送る送液ポンプと、フレームの上部に設けられてヒーターの温度制御を行う制御装置21を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車に関する。
介護における清拭は、被介護者の身体の汚れを取り除き、清潔を保ち、細菌感染を予防すること、悪臭や身体のかゆみなど、皮膚の疾病を予防するなどの重要な役割がある。また、清潔なタオルで体を清拭することで被介護者の皮膚を刺激し、摩擦することで、血行を促進し、床ずれを予防するという効果もある。
これまで介護施設において利用されている清拭タオルの洗浄台車としてキャスター付きのワゴン台車に洗浄槽を備えた清拭台車が知られている。また、この洗浄槽に加熱ヒーターを内蔵し、洗浄槽内の水を加熱して温水を生成し、被介護者の身体をタオルで清拭する場合に温水で温めた温かいタオルを利用することができる清拭車が提供されている。
一方、被介護者の身体を清掃する装置として、清掃部材とこの製造部材に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備えた人体の清掃装置が提案されている(特許文献1参照)。
更に、被介護者の身体を清掃するウエット布タオルをロール状または折り畳み状に収容して引出自在としたディスペンサを備え、温度調節可能な加熱手段を備えて温めたタオルを清拭に用いることができる清拭用ウエット布タオルのディスペンサが提案されている(特許文献2)。
一方、被介護者の身体を清掃する装置として、清掃部材とこの製造部材に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備えた人体の清掃装置が提案されている(特許文献1参照)。
更に、被介護者の身体を清掃するウエット布タオルをロール状または折り畳み状に収容して引出自在としたディスペンサを備え、温度調節可能な加熱手段を備えて温めたタオルを清拭に用いることができる清拭用ウエット布タオルのディスペンサが提案されている(特許文献2)。
被介護者の人体の清掃には暖かい清潔なタオルを用いて清拭することが重要であるが、従来提供されている装置は、キャスター付き台車に温度制御可能な水槽を備えた構造が一般的である。
従来構造の装置は、水槽内の温水で加温したタオルを清拭用途に使用することはできるが、水槽がバッチ式で温水の入れ替えが簡単ではなく、清拭に使用したタオルを温水ですすいだ後、汚れた温水を排出して水槽を洗浄し、再使用する際の使い勝手が悪い問題がある。
また、収容した水を温水とするための空だき防止機能付の加熱ヒーターを内蔵した水槽を備えた清拭台車が知られているが、水槽に収容した水を温水とするまでに時間がかかるので、複数の被介護者を連続して清拭する場合に水槽を逐一洗浄した後に水を入れ替え、水を温水とするまでに更に時間が必要であり、使い勝手が悪い問題があった。また、水槽を厳格に洗浄して消毒しておかないと院内感染のおそれが高くなる問題がある。
従来構造の装置は、水槽内の温水で加温したタオルを清拭用途に使用することはできるが、水槽がバッチ式で温水の入れ替えが簡単ではなく、清拭に使用したタオルを温水ですすいだ後、汚れた温水を排出して水槽を洗浄し、再使用する際の使い勝手が悪い問題がある。
また、収容した水を温水とするための空だき防止機能付の加熱ヒーターを内蔵した水槽を備えた清拭台車が知られているが、水槽に収容した水を温水とするまでに時間がかかるので、複数の被介護者を連続して清拭する場合に水槽を逐一洗浄した後に水を入れ替え、水を温水とするまでに更に時間が必要であり、使い勝手が悪い問題があった。また、水槽を厳格に洗浄して消毒しておかないと院内感染のおそれが高くなる問題がある。
本考案は前記事情に鑑みなされたものであり、電解水を利用することで被介護者の体にやさしく清潔な状態のタオル洗いを実現でき、季節に合わせた快適なタオル洗いを複数の被介護者に対し効率良く適用できる電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案は以下の構成を採用した。
本考案の清拭タオル洗浄専用台車は、底板および天板と棚板を有するフレームがキャスターにより走行自在に構成された台車本体と、前記天板上に併設された2つ以上のタオル洗浄槽と、前記フレームの下部に設けられた排水槽と、前記フレームの上部に設けられ電解水が収容される貯水槽と、前記貯水槽の側方に設けられ前記貯水槽から供給される電解水を加熱するヒーターを内蔵した加熱槽と、前記加熱槽から前記タオル洗浄槽の上方まで延在された給水管と、前記加熱槽内の電解水を前記給水管を介し前記タオル洗浄槽に送る送液ポンプと、前記フレームの上部に設けられて前記ヒーターの温度制御を行う制御装置を備えたことを特徴とする。
本考案の清拭タオル洗浄専用台車は、底板および天板と棚板を有するフレームがキャスターにより走行自在に構成された台車本体と、前記天板上に併設された2つ以上のタオル洗浄槽と、前記フレームの下部に設けられた排水槽と、前記フレームの上部に設けられ電解水が収容される貯水槽と、前記貯水槽の側方に設けられ前記貯水槽から供給される電解水を加熱するヒーターを内蔵した加熱槽と、前記加熱槽から前記タオル洗浄槽の上方まで延在された給水管と、前記加熱槽内の電解水を前記給水管を介し前記タオル洗浄槽に送る送液ポンプと、前記フレームの上部に設けられて前記ヒーターの温度制御を行う制御装置を備えたことを特徴とする。
本考案において、前記天板上に設置された複数のタオル洗浄槽の周囲を取り囲む周囲壁と、該周囲壁の上部開口側を取り囲むとともに前記タオル洗浄槽の上面側を開放する開口部を有する枠状のカバー壁が上下に起立自在に備えられ、前記カバー壁を起立させた状態において前記タオル洗浄槽が前記周囲壁の内部側から取り出し自在に構成された構成を採用できる。
カバー壁を起立させてタオル洗浄槽を取り出し自在とすることで、タオル洗浄槽の交換が容易にできるようになり、複数の被介護者のタオルによる清拭を連続して行う場合に被介護者毎にタオル洗浄槽とタオルを交換することで清潔な清拭ができる。このため、院内感染防止に有効となる。
カバー壁を起立させてタオル洗浄槽を取り出し自在とすることで、タオル洗浄槽の交換が容易にできるようになり、複数の被介護者のタオルによる清拭を連続して行う場合に被介護者毎にタオル洗浄槽とタオルを交換することで清潔な清拭ができる。このため、院内感染防止に有効となる。
本考案において、前記フレームの側面と背面にカバー部材が取り付けられ、前記側面カバー部材と前記背面カバー部材の少なくとも一方が開閉自在に構成され、前記貯水槽と排水槽が前記開閉自在のカバー部材側に向けて移動自在に前記フレーム内に収容されるとともに、前記カバー部材の開放時に前記貯水槽と排水槽の少なくとも一方または両方が開放側に引出自在に構成されたことを特徴としても良い。
フレームの側面と背面をカバー部材で開閉自在に覆うことで外部から貯水槽や排水槽を隠して清潔な台車として美観を整えることができる。フレームの側面と背面をカバー部材で覆うことで、台車内の貯水槽や加熱槽、送液ポンプなどに細菌や汚れが付着し難く清潔な状態を維持できる。また、カバー部材を開放して貯水槽と排水槽をフレームから引き出し自在にしたので、引き出した貯水槽への給水が容易となり、引き出した排水槽からの排水が容易となり、貯水槽と排水槽のメンテナンス等が容易となる。
フレームの側面と背面をカバー部材で開閉自在に覆うことで外部から貯水槽や排水槽を隠して清潔な台車として美観を整えることができる。フレームの側面と背面をカバー部材で覆うことで、台車内の貯水槽や加熱槽、送液ポンプなどに細菌や汚れが付着し難く清潔な状態を維持できる。また、カバー部材を開放して貯水槽と排水槽をフレームから引き出し自在にしたので、引き出した貯水槽への給水が容易となり、引き出した排水槽からの排水が容易となり、貯水槽と排水槽のメンテナンス等が容易となる。
本考案において、前記制御装置に前記送液ポンプによる前記タオル洗浄槽への給水量を制御する機能と、前記加熱槽内の電解水の温度を制御する機能と、前記貯水槽内の電解水量を検知する機能と、前記タオル洗浄槽内の満水を検知する機能を備えた構成を採用できる。
以上の構成により、タオル洗浄槽に供給する電解水量を適切に制御することができ、貯水槽内に必要量の電解水を貯留することができ、タオル洗浄槽に電解水を溢れさせることなく適量収容できる。また、タオル洗浄槽に快適な温度の温水を供給することで、清拭に使用するタオルの温度を適切な温度に調整し、被介護者に対し快適な温度のタオルで清拭ができる。
以上の構成により、タオル洗浄槽に供給する電解水量を適切に制御することができ、貯水槽内に必要量の電解水を貯留することができ、タオル洗浄槽に電解水を溢れさせることなく適量収容できる。また、タオル洗浄槽に快適な温度の温水を供給することで、清拭に使用するタオルの温度を適切な温度に調整し、被介護者に対し快適な温度のタオルで清拭ができる。
本考案において、前記貯水槽と前記排水槽にフレキシブル排水管が接続され、各フレキシブル排水管に排水栓が接続された構成を採用できる。
使用後に貯水槽と排水槽の排水栓を開放し、使用済みの電解水あるいは残余の電解水をフレキシブル排水管を介し排水設備に排出することができる。フレキシブル排水管により排水設備の排出口への接続も容易にできる。
使用後に貯水槽と排水槽の排水栓を開放し、使用済みの電解水あるいは残余の電解水をフレキシブル排水管を介し排水設備に排出することができる。フレキシブル排水管により排水設備の排出口への接続も容易にできる。
本考案によれば、貯水槽から必要な量の電解水を加熱ヒーターで必要な温度に調整して複数の水槽に供給し、タオルの洗浄に利用することで被介護者の体にやさしく清潔な状態のタオル洗いを実現できる。電解水は、除菌、脱臭、漂白、洗浄効果が高く、大腸菌やブドウ球菌、セレウス菌、サルモネラ菌など、種々の菌に対し効果が高く、ノロウイルス対策の面でも優れているので、電解水を含ませたタオルで被介護者の人体を清拭することで、被介護者の細菌感染防止、食中毒や院内感染などにも有効なタオルによる清拭を実現可能とする。水槽を複数備えることで、例えば被介護者の上半身清拭用タオルと下半身清拭用タオルを水槽別に利用することができ、清潔な清拭が可能となる。
また、貯水槽の電解水を加熱ヒーターで必要な温度に調整し、必要量ポンプで複数の水槽に供給できるので、季節に合わせた快適な温度のタオル洗いを複数の被介護者に対し適用できる清拭タオル洗浄専用台車の提供を目的とする。
水槽内の使用済み電解水を排出し、水槽を洗浄後、直ちに貯水槽から必要量の電解水を水槽に供給できるので、繰り返しの再利用に有利な清拭タオル洗浄専用台車を提供できる。
水槽内の使用済み電解水を排出し、水槽を洗浄後、直ちに貯水槽から必要量の電解水を水槽に供給できるので、繰り返しの再利用に有利な清拭タオル洗浄専用台車を提供できる。
以下に、本考案に係る第一実施形態の清拭タオル洗浄専用台車について、図面を適宜参照しながら説明する。
図1〜図9は第一実施形態の清拭タオル洗浄専用台車1を示すもので、この清拭タオル専用台車1において、図2、図3に示すように平面視矩形状の底板2と棚板3と天板5が備えられ、これらの各コーナー部分を貫通してこれらを一体化した4本の支柱6によりワゴン型のフレーム4が構成されている。底板2の下面コーナー部分にはそれぞれ移動用のキャスター7が取り付けられ、フレーム4に4基のキャスター7を備えた台車本体Aは床面などに沿って走行自在に構成されている。また、天板5の一方の短辺側に取手部8が設けられ、この取手部8を人力で手動操作することで清拭タオル専用台車1を床面などに沿って自在に走行移動できる。
なお、以下の説明において必要に応じ取手部8を設けた側を清拭タオル専用台車1の正面側と称し、その反対側を背面側と称し、底板2と棚板3と天板5の長辺側を側面側として説明する。
図1〜図9は第一実施形態の清拭タオル洗浄専用台車1を示すもので、この清拭タオル専用台車1において、図2、図3に示すように平面視矩形状の底板2と棚板3と天板5が備えられ、これらの各コーナー部分を貫通してこれらを一体化した4本の支柱6によりワゴン型のフレーム4が構成されている。底板2の下面コーナー部分にはそれぞれ移動用のキャスター7が取り付けられ、フレーム4に4基のキャスター7を備えた台車本体Aは床面などに沿って走行自在に構成されている。また、天板5の一方の短辺側に取手部8が設けられ、この取手部8を人力で手動操作することで清拭タオル専用台車1を床面などに沿って自在に走行移動できる。
なお、以下の説明において必要に応じ取手部8を設けた側を清拭タオル専用台車1の正面側と称し、その反対側を背面側と称し、底板2と棚板3と天板5の長辺側を側面側として説明する。
フレーム4に4基のキャスター7を備えた台車本体Aに以下の種々の機器を設置することで清拭タオル洗浄専用台車1が構成されている。
底板2の上には図2に示すように排水槽10と水槽保管部11、12が設けられ、棚板3の上には貯水槽13とポンプ15と加熱槽16とタオル収納部17が設けられている。排水槽10と貯水槽13はいずれも清拭タオル専用台車1の背面側よりに設置されている。
天板5の上面において取手部8に近い部分にカバー壁18に囲まれて左右2つのタオル洗浄槽20、20が設置され、これらタオル洗浄槽20、20に隣接した位置にボックス型の制御装置21が設置されている。タオル洗浄槽20、20は清拭タオル専用台車1の前面側よりに設置され、制御装置21は清拭タオル専用台車1の背面側よりに設置されている。
底板2の上には図2に示すように排水槽10と水槽保管部11、12が設けられ、棚板3の上には貯水槽13とポンプ15と加熱槽16とタオル収納部17が設けられている。排水槽10と貯水槽13はいずれも清拭タオル専用台車1の背面側よりに設置されている。
天板5の上面において取手部8に近い部分にカバー壁18に囲まれて左右2つのタオル洗浄槽20、20が設置され、これらタオル洗浄槽20、20に隣接した位置にボックス型の制御装置21が設置されている。タオル洗浄槽20、20は清拭タオル専用台車1の前面側よりに設置され、制御装置21は清拭タオル専用台車1の背面側よりに設置されている。
排水槽10は図3に示すように底板2の短辺側に沿う2本の支柱間隔より若干小さい幅であって図2に示すように底板2の長辺の半分を若干超える長さに形成され、底板2と棚板3の上下間隔より若干低い深さに形成されている。図4に示すように排水槽10の下面には清拭タオル専用台車1の前後方向(排水槽10の長さ方向)に延在する2本のレール部材22が離間して平行に設置され、底板2の上にこれらレール部材22を案内する滑車部材23が設置されている。この構造により排水槽10は滑車23、23に沿って移動するレール部材22とともに清拭タオル専用台車1の前後方向(図2、図4の左右方向)に所定距離移動自在に支持されている。
排水槽10の下面中央部よりの部分に図4等に示すように排水栓10bと通水路を備えた継手部材10aが形成され、この継手部材10aの通水路に樹脂製の蛇腹管からなるフレキシブル排水管24が図6〜図8に示すように接続されている。このフレキシブル排水管24は継手部材10aの部分から排水槽10の背面側に延在され、排水槽10の背面壁に取り付けられた樹脂製の複数の結束バンド19により排水槽10の背面に沿って逆U字型に沿わせられている。複数の結束バンド19によるフレキシブル排水管24の拘束を解除するとフレキシブル排水管24を自由な方向に曲げて後述する排水操作時に使用することができる。
図2に示すように底板2の前面側において排水槽10に隣接する位置に上下に積み重ねる形で箱型の水槽保管部11、12が設けられている。一例として下側の水槽保管部11は使用済みのタオル洗浄槽20を保管する用途に使用され、上側の水槽保管部12は洗浄済みの清潔なタオル洗浄槽20を保管する用途に使用される。使用済みのタオル洗浄槽20は出し入れ時に汚れた水滴などが落下するおそれがあるので下側の水槽保管部11に使用済みのタオル洗浄槽20を収容し、上側の水槽保管部12に洗浄済みの清潔なタオル洗浄槽20を収容することが望ましい。勿論、使用済みのタオル洗浄槽20の収容位置と洗浄済みのタオル洗浄槽20の収容位置は上下逆転させても構わない。
図4に示すように排水槽10の上部側には底壁10Aと側壁10Bとからなる水槽本体部の上面開口部を開閉するための開閉蓋10Cが上下に回動自在にヒンジ結合されている。この開閉蓋10Cは排水槽10の上面側の開口部を1/3程度覆う大きさに形成され、排水槽10の上面側の開口部の残りの部分は天井蓋10Dにより閉じられている。これにより排水槽10を滑車23、23に沿って移動させ、排水槽10の背面側を1/3程度底板2の後方側にせり出させた場合、開閉蓋10Cを上方に回動させて排水槽10の開口部を開放できる。排水槽10の開口部を開放することで、排水槽10に電解水を供給する作業を容易に実施できるとともに、排水槽10内の清掃やメンテナンスも容易に行うことができる。
また、図2に示すように排水槽10の内上部にフロート付きの水位センサー10bが設置され、排水槽10内の使用済み電解水の水位をフロートの上下移動により把握することができるようになっている。
また、図2に示すように排水槽10の内上部にフロート付きの水位センサー10bが設置され、排水槽10内の使用済み電解水の水位をフロートの上下移動により把握することができるようになっている。
排水槽10の背面上部側に開閉蓋10Cを係止するためのフック型の係止具10fが取り付けられ、背面下部側に排水槽10の前後移動を係止するための落とし錠10gが取り付けられている。この落とし錠10gは図4に示すように摘み棒付のロッド10hを上下自在に支持する筒部10iを備えた取付片10jを有し、ロッド10hの先端を下向きになるように排水槽10の背面下部に取り付けられている。また、図4に示すように排水槽10の背面を底板2の背面側に沿わせた状態で落とし錠10gの下方の棚板背面にロッド10hを挿通するための筒型の受け部10kが取り付けられている。排水槽10は図4に示す位置においてロッド10hを受け部10kに挿通して落とし錠10gをロックすることで位置規制されている。
貯水槽13は図3に示すように棚板3の短辺側に沿う2本の支柱間隔より若干小さい幅であって図2に示す棚板3の長辺の半分程度の長さに形成され、棚板3と天板5の上下間隔より若干低い深さに形成されている。図4に示すように貯水槽13の下面側には清拭タオル専用台車1の前後方向に延在する2本のレール部材25が互いに平行に設置され、棚板3の上にこれらレール部材25を案内する滑車部材26、26が形成されている。この構造により貯水槽13は滑車26、26に沿って移動するレール部材25とともに清拭タオル専用台車1の前後方向にレール部材25の長さに応じて所定距離移動自在に支持されている。
貯水槽13の上部には底壁13Aと側壁10Bとからなる水槽本体部の上面開口部を開閉するための開閉蓋13Cが上下に回動自在にヒンジ結合されている。この開閉蓋13Cは貯水槽13の上面側の開口部を半分程度覆う大きさに形成され、貯水槽13の上面側の開口部の残りの部分は天井蓋13Dにより閉じられている。これにより貯水槽13を滑車26、26に沿って移動させ、貯水槽13の背面側を半分程棚板3の後方側にせり出させた場合、開閉蓋13Cを上方に回動させて貯水槽13の上面開口部を開放することで、貯水槽13内の清掃やメンテナンス、貯水槽13に対する電解水の供給などを容易に行うことができる。
図2に示すように貯水槽13の内部にそれぞれフロート付きの水位センサー13d、13eが設置され、貯水槽13内の電解水の水位を把握することができるようになっている。水位センサー13dは検出用のフロートを貯水槽13の内上部側に位置させ、水位センサー13eは検出用のフロートを貯水槽13の内底部側に位置させて設置され、水位センサー13dが貯水槽13の最大水位を検出し、水位センサー13eが貯水槽13の最小水位を検出する。例えば、水位センサー13dにより貯水槽13の満水状態を把握することができ、水位センサー13eにより貯水槽13の水が残り少ないことを把握することができる。
貯水槽13には好ましくは水を電気分解して製造された混合電解水が収容される。食塩を0.2%程度添加した食塩水を電気分解すると強アルカリ性電解水と強酸性電解水を得ることができる。
強アルカリ性電解水は野菜の洗浄等にも広く使用され、食品添加物としても公認されている安全な電解水であり、洗浄効果が高い。
強酸性電解水は次亜塩素酸を含み、高い除菌効果を奏し、強酸性電解水に微量含まれるオゾンによる脱臭効果を奏し、強酸性電解水に含まれる塩素系成分により黄ばみ、黒ずみなどの汚れ色素分解効果を奏する。強酸性電解水は次亜塩素酸ナトリウムと比べて有効塩素濃度が低いにもかかわらず、大腸菌やO157、サルモネラ菌、MRSA、腸球菌あるいはノロウイルスなどに次亜塩素酸ナトリウムと同等以上の殺菌力を有する。なお、一般細菌の他にMRSA、感受性菌、耐性菌、真菌、芽胞、HIVの全てに有効な消毒剤は現在グルタラールしかないが、グルタラールは皮膚、粘膜を損傷させる。これに対し、酸性電解水はグルタラールと同等の範囲に有効であり、しかも皮膚や粘膜を痛めることがないため、有効な消毒剤として利用できる。
これら強アルカリ性電解水と強酸性電解水を1:1の割合などで混合した混合電解水は、これらの効果を兼ね備える上に、人体に使用しても問題のないpH10程度の混合電解水となるので本実施形態の清拭タオル洗浄専用台車1に使用できる。
強アルカリ性電解水は野菜の洗浄等にも広く使用され、食品添加物としても公認されている安全な電解水であり、洗浄効果が高い。
強酸性電解水は次亜塩素酸を含み、高い除菌効果を奏し、強酸性電解水に微量含まれるオゾンによる脱臭効果を奏し、強酸性電解水に含まれる塩素系成分により黄ばみ、黒ずみなどの汚れ色素分解効果を奏する。強酸性電解水は次亜塩素酸ナトリウムと比べて有効塩素濃度が低いにもかかわらず、大腸菌やO157、サルモネラ菌、MRSA、腸球菌あるいはノロウイルスなどに次亜塩素酸ナトリウムと同等以上の殺菌力を有する。なお、一般細菌の他にMRSA、感受性菌、耐性菌、真菌、芽胞、HIVの全てに有効な消毒剤は現在グルタラールしかないが、グルタラールは皮膚、粘膜を損傷させる。これに対し、酸性電解水はグルタラールと同等の範囲に有効であり、しかも皮膚や粘膜を痛めることがないため、有効な消毒剤として利用できる。
これら強アルカリ性電解水と強酸性電解水を1:1の割合などで混合した混合電解水は、これらの効果を兼ね備える上に、人体に使用しても問題のないpH10程度の混合電解水となるので本実施形態の清拭タオル洗浄専用台車1に使用できる。
貯水槽13の底部に加熱槽16の吸入部が接続され、加熱槽16の排出部が送液ポンプ15の吸入部に接続され、送液ポンプ15の送液部に給水管28が接続され、この給水管28は天板5の一部を貫通してタオル洗浄槽20、20の背面側境界部上に延出されている。給水管28の先端側にはフレキシブル配管28Aが組み込まれ、このフレキシブル配管28Aの位置を調節することにより貯水槽13からの電解水をタオル洗浄槽20、20に必要量供給することができる。
加熱槽16は、貯水槽13の容量に対し小さい容量とされ、例えばタオル洗浄槽20、20に対し1回分の混合電解水を加温した上で供給出来る程度の容量でよい。例えば、貯水槽13の容量20L、タオル洗浄槽20の容量2Lに対し加熱槽16の容量5L程度に設定することができる。
加熱槽16は、貯水槽13の容量に対し小さい容量とされ、例えばタオル洗浄槽20、20に対し1回分の混合電解水を加温した上で供給出来る程度の容量でよい。例えば、貯水槽13の容量20L、タオル洗浄槽20の容量2Lに対し加熱槽16の容量5L程度に設定することができる。
貯水槽13の下面中央部よりの部分に図4等に示すように排水栓13bと通水路付の継手部材13aが形成され、この継手部材13aに樹脂製の蛇腹管からなるフレキシブル排水管30が接続されている。このフレキシブル排水管30は継手部材13aの部分から貯水槽13の背面側に延在され、貯水槽13の背面壁に取り付けられた樹脂製の複数の結束バンド19により貯水槽13の背面に沿って図6に示すように逆U字型に沿わせられている。排水作業時、複数の結束バンド19によるフレキシブル排水管30の拘束を解除するとフレキシブル排水管30を自由な方向に曲げて後述する排水操作時に使用できる。
図6〜図8に示すように貯水槽13の背面上部側に開閉蓋13Cを係止するためのフック型の係止具13fが取り付けられ、背面下部側に貯水槽13の前後移動を係止するための落とし錠13gが取り付けられている。この落とし錠13gは図4に示すように摘み棒付のロッド13hを上下自在に支持する筒部13iを備えた取付片13jを有し、ロッド13hの先端を下向きになるように貯水槽13の背面下部に取り付けられている。また、貯水槽13の背面を棚板3の背面側に沿わせた状態で落とし錠13gの下方の棚板背面にロッド13hを挿通するための筒型の受け部13kが取り付けられている。貯水槽13は図4に示す位置においてロッド13hを受け部13kに挿通することで位置が規制されている。
貯水槽13の後部上面近くの部分に開閉蓋13Cの開放角度を所定の角度で支持するためのロッド状のフラップステー13nが設けられている。このフラップステー13nは偏平型の金属パイプの内部に偏平型の金属ロッドを挿入して長さ方向に伸縮自在に構成されたもので、金属パイプの一端が貯水槽13の側面上部に接続され、金属ロッドの他端が開閉蓋13Cの側部に接続されている。このフラップステー13nは、開閉蓋13の傾斜角度に応じて自身の長さと傾斜角度を変更しながら、開閉蓋13Cを支持してその開放角度を維持する機能を有する。
貯水槽13の後部上面近くの部分に開閉蓋13Cの開放角度を所定の角度で支持するためのロッド状のフラップステー13nが設けられている。このフラップステー13nは偏平型の金属パイプの内部に偏平型の金属ロッドを挿入して長さ方向に伸縮自在に構成されたもので、金属パイプの一端が貯水槽13の側面上部に接続され、金属ロッドの他端が開閉蓋13Cの側部に接続されている。このフラップステー13nは、開閉蓋13の傾斜角度に応じて自身の長さと傾斜角度を変更しながら、開閉蓋13Cを支持してその開放角度を維持する機能を有する。
天板5の上に設置されているタオル洗浄槽20は金属板からなる底浅型の平面視矩形状の水槽であり、タオル洗浄槽20は同じ形状のものが取手部8に隣接して左右に設置されている。タオル洗浄槽20、20の設置位置の下方であって天板5の上にはタオル洗浄槽20、20を受ける凹部を有する台座31が設けられ、この台座31の周囲壁31A上部を囲むようにカバー壁18が上下に起立自在に設けられている。図5に示すように周囲壁31Aにおいて取手部8側の面には周囲壁31Aの一部を低く形成した引出部31Bが形成され、カバー壁18を図5に示すように起立させて引出部31Bを開放することでタオル洗浄槽20、20を取手部8側(手前側)に引き出して台座31から取り外すことができる。
カバー壁18は前面板18Aと側面板18B、18Bとこれらを連結した天板18Cとからなる矩形カバー型に形成され、前面板18Aと側面板18B、18Bとにより台座31の周囲壁31Aを取り囲むことができる大きさに形成されている。カバー壁18は側面板18B、18Bの後端上部側を台座31の周囲壁31Aの一部にビスなどの金具により結合して起立自在に設置されている。
この構造によりでカバー壁18を図1に示すように水平に倒した状態でカバー壁18により台座31の周囲を取り囲むことができ、カバー壁18を図5に示すように起立させた状態で台座31の前面側を開放し、引出部31Bを介しタオル洗浄槽20、20を台座31から手前側に引き出すことができるように構成されている。
この構造によりでカバー壁18を図1に示すように水平に倒した状態でカバー壁18により台座31の周囲を取り囲むことができ、カバー壁18を図5に示すように起立させた状態で台座31の前面側を開放し、引出部31Bを介しタオル洗浄槽20、20を台座31から手前側に引き出すことができるように構成されている。
カバー壁18の天板18Cにはタオル洗浄槽20、20の上面側を開放するための窓部18d、18dが形成され、窓部18d、18d間に仕切片18eが形成されている。カバー壁18の側面板18Bとその下方の台座31の側面との間にステー金具33が接続され、このステー金具33によりカバー壁18の上下回動動作が案内される。
台座31の前面側において取手部8に対向する部分にフックパチン錠31aが取り付けられ、このフックパチン錠31aのリング部31bをカバー壁18の前面側のフック片18aに係止することで台座31にカバー壁18を固定し、天板18Cでタオル洗浄槽20、20の周囲を覆うことができるようになっている。
台座31の前面側において取手部8に対向する部分にフックパチン錠31aが取り付けられ、このフックパチン錠31aのリング部31bをカバー壁18の前面側のフック片18aに係止することで台座31にカバー壁18を固定し、天板18Cでタオル洗浄槽20、20の周囲を覆うことができるようになっている。
台座31においてタオル洗浄槽20が収容される凹部の底部側にはタオル洗浄槽20に形成されている排水孔20aに接続される排水部が形成され、タオル洗浄槽20を台座31の凹部に設置するとタオル洗浄槽20の排水孔と台座31の排水部が位置合わせされて相互接続されるようになっている。また、台座31の内部にはこれら排水部に接続された図示略の排水路が形成され、この排水路が台座31のコーナー部側まで延在され、この排水路に天板5を貫通して排水路に接続された排水管35(図5参照)が接続され、この配水管35が排水槽10に接続されている。タオル洗浄槽20の排水孔には挿脱自在に図示略のゴム栓(排水栓)が設けられていて、このゴム栓を開けて排水孔を開放することによりタオル洗浄槽20から排水槽10に使用済み電解水を排出できる。
また、カバー壁18の天板18Cの一部に水位センサー36、36が取り付けられている。これらの水位センサー36は天板18Cの窓部18dに隣接して設けられ、カバー壁18で台座31の周囲を取り囲んだ場合、水位センサー36の水位検出用のフロートをタオル洗浄槽20の内側に配置することができるように設置されている。これらの水位センサー36、36によりタオル洗浄槽20に供給される電解水の水位を検出することができる。
制御装置21は、上部に操作盤21Aを有し、この操作盤21Aに図9に示すように種々のスイッチとボタンが設けられている。操作盤21Aに、主電源入切用のスイッチ40と、主電源入切表示のためのパイロットランプ41と、加熱槽16に内蔵されている電気ヒーターの通電制御を行うためのヒーター切替スイッチ42および温度設定器43と、注水ボタン45と、注水時間を表示する表示器46と、貯水槽に水の無いこと、あるいは満水異常を知らせる警告ランプ47と、注水を非常停止するための停止ボタン48が設けられている。
制御装置21のヒーター切替スイッチ42と温度設定器43は加熱槽16に内蔵されている加熱ヒーターに接続され、温度設定器43で設定した温度に加熱槽内の電解水を加温し電解水の温度を調整できる。ヒーター切替スイッチ42はスイッチ操作により加熱槽内の加熱ヒーターを入り切りすることができる。
制御装置21のヒーター切替スイッチ42と温度設定器43は加熱槽16に内蔵されている加熱ヒーターに接続され、温度設定器43で設定した温度に加熱槽内の電解水を加温し電解水の温度を調整できる。ヒーター切替スイッチ42はスイッチ操作により加熱槽内の加熱ヒーターを入り切りすることができる。
注水ボタン45は送液ポンプ15の作動開始を行うボタンであり、このボタン45の操作により送液ポンプ15を作動させてタオル洗浄槽20に対し必要量の電解水を貯水槽13から供給できる。
停止ボタン48はタオル洗浄槽20の内部に電解水が規定量以上に供給された場合に送液ポンプ15からの給水を停止するためのスイッチである。タオル洗浄槽20内の電解水量は水位センサー36、36が検出しているので、水位が規定量以上になった場合に水位センサー36からの異常信号に応じ警告ランプ47が表示される。この表示に従い、停止ボタン48の操作により送液ポンプ15を停止させ、タオル洗浄槽20に対する給水を停止できる。
停止ボタン48はタオル洗浄槽20の内部に電解水が規定量以上に供給された場合に送液ポンプ15からの給水を停止するためのスイッチである。タオル洗浄槽20内の電解水量は水位センサー36、36が検出しているので、水位が規定量以上になった場合に水位センサー36からの異常信号に応じ警告ランプ47が表示される。この表示に従い、停止ボタン48の操作により送液ポンプ15を停止させ、タオル洗浄槽20に対する給水を停止できる。
なお、この実施形態の清拭タオル洗浄専用台車1において、両側面に側面カバー部材50が設けられ、これら側面カバー部材50、50の背面側に図7に示す背面カバー部材51が設けられている。側面カバー部材50、50の上縁部と下縁部にはそれぞれボルト型のフック部材54が貫通され、これらのフック部材54を底板2あるいは天板5の側面に形成されたネジ穴に螺合することで側面カバー部材50、50が底板2と天板5の側面を覆い隠す位置に位置決め固定される。
図7の右奥側に示す側面カバー部材50の背面側に図7では排水槽10と貯水槽13により隠されているが抜差型のヒンジ部材が上下に離間して取り付けられ、これらのヒンジ部材に着脱するためのヒンジ部材51a、51aが背面カバー部材51の右側部に取り付けられている。
これらのヒンジ部材どうしを連結することで背面カバー部材51は図7の右奥側の側面カバー部材50に対し回動自在に連結される。図7に示す背面カバー部材51の左上側部にはフック部材51bが設けられるとともに、図7の手前側に示す側面カバー部材50の背面側にフック部材51bに係止するための旋回型のレバーを備えた係止部材52が設けられている。この係止部材52は、背面カバー部材51を側面カバー部材50の背後側にヒンジ結合して背面カバー部材51で清拭タオル洗浄専用台車1の背面開口部を閉じた場合、フック部材51bに係合して背面カバー部材51の開放を阻止するために設けられている。
これらのヒンジ部材どうしを連結することで背面カバー部材51は図7の右奥側の側面カバー部材50に対し回動自在に連結される。図7に示す背面カバー部材51の左上側部にはフック部材51bが設けられるとともに、図7の手前側に示す側面カバー部材50の背面側にフック部材51bに係止するための旋回型のレバーを備えた係止部材52が設けられている。この係止部材52は、背面カバー部材51を側面カバー部材50の背後側にヒンジ結合して背面カバー部材51で清拭タオル洗浄専用台車1の背面開口部を閉じた場合、フック部材51bに係合して背面カバー部材51の開放を阻止するために設けられている。
背面カバー部材51はこのように清拭タオル洗浄専用台車1の背面側に開閉自在に設けられて清拭タオル洗浄専用台車1の背面を覆うとともに、ヒンジ結合部分を外すことで図7に示すように清拭タオル洗浄専用台車1から分離して取り外すことができる。
背面カバー部材51のヒンジ結合部分を連結したまま背面カバー部材51を開放して清拭タオル洗浄専用台車1の背面側を開放するか、背面カバー部材51を上述の如く取り外すことで図7に示すように排水槽10と貯水槽13を後方に引き出すことができ、貯水槽13への給水、排水槽10に対する清掃やメンテナンスなどを行うことができる状態となる。
背面カバー部材51のヒンジ結合部分を連結したまま背面カバー部材51を開放して清拭タオル洗浄専用台車1の背面側を開放するか、背面カバー部材51を上述の如く取り外すことで図7に示すように排水槽10と貯水槽13を後方に引き出すことができ、貯水槽13への給水、排水槽10に対する清掃やメンテナンスなどを行うことができる状態となる。
以上説明のように構成された清拭タオル専用台車1は図1に示すように台座31の上にタオル洗浄槽20、20を設置し、フックパチン錠31a、31aでカバー壁18を閉じてタオル洗浄槽20、20をカバー壁18で囲んだ状態で使用する。また、側面カバー部材50、50と背面カバー部材51により清拭タオル専用台車1の両側面と背面を覆った状態としておき、タオル洗浄槽2の排水口をゴム栓で閉じておく。
ここで制御装置21の電源スイッチ40を入れ、電源ランプ41の点灯を確認する。また、貯水槽13の内部には電解水が収容されていないので、警告ランプ47が黄色に点灯することを確認する。警告ランプ47が黄色に点灯することは貯水槽13に水がないことを意味する。
ここで制御装置21の電源スイッチ40を入れ、電源ランプ41の点灯を確認する。また、貯水槽13の内部には電解水が収容されていないので、警告ランプ47が黄色に点灯することを確認する。警告ランプ47が黄色に点灯することは貯水槽13に水がないことを意味する。
貯水槽13をスライド移動するためには、背面カバー部材51を回動させて清拭タオル洗浄専用台車1の背面を開放するか、背面カバー部材51を取り外して背面側を開放した後、落とし錠13gのロッドを受け部13kの上方にスライドさせて落とし錠13gによるロックを開放することで貯水槽13をスライド移動可能とする。貯水槽13を奥行き半分ほど後方側に引き出して開閉蓋10Cを上方に起立させ、フラップステー13nにより開閉蓋10Cを係止すると貯水槽13の上面側開口部を図7に示すように開放できる。
次に、貯水槽13に必要量の混合電解水をバケツ等の器具で投入する。貯水槽13に混合電解水を収容するには図7に示すように貯水槽13を清拭タオル専用台車1の背面側にスライド移動させてから開閉蓋13Cを起立させ、貯水槽13の上面側を開放することにより容易に供給出来る状態となる。貯水槽13にはバケツ等の注入器具を用いて必要量の混合電解水を注入することが好ましい。
次に、貯水槽13に必要量の混合電解水をバケツ等の器具で投入する。貯水槽13に混合電解水を収容するには図7に示すように貯水槽13を清拭タオル専用台車1の背面側にスライド移動させてから開閉蓋13Cを起立させ、貯水槽13の上面側を開放することにより容易に供給出来る状態となる。貯水槽13にはバケツ等の注入器具を用いて必要量の混合電解水を注入することが好ましい。
貯水槽13に必要量の混合電解水を貯留し、開閉蓋13Cを閉じたならば、貯水槽13を清拭タオル専用台車1の内部側に押し込んで収容し、落とし錠10gで排水槽13を係止し、背面カバー部材51を閉じて清拭タオル専用台車1を移動可能な状態とする。なお、背面カバー部材51を閉じる前に排水槽10も清拭タオル専用台車1の内部側に押し込んで落とし錠10gにより係止しておく。また、貯水槽13の配水管30と排水槽10の配水管24はいずれも図6に示すように結束バンド19によりそれぞれの背面側に収容しておき、各配水管24、30の根本側の排水用コックは閉じておく。
制御装置21のヒーター切替スイッチ42を操作して温度設定器43の表示を確認し、温度設定器43で指定の温度を選択すると加熱槽16のヒーターに通電がなされて貯水槽13から加熱槽16側に移動された混合電解水が目的の温度に加温されるように制御装置21はヒーターを制御する。
この後、清拭タオル専用台車1の取手部8を手動操作して清拭タオル専用台車1を目的の被介護者あるいは患者の傍に移動する。
この後、清拭タオル専用台車1の取手部8を手動操作して清拭タオル専用台車1を目的の被介護者あるいは患者の傍に移動する。
上述のように温度設定器43で定めた温度に加熱槽16内の混合電解水が加温されている。なお、加熱槽16の混合電解水を加温する工程は清拭タオル専用台車1を目的の被介護者あるいは患者の傍に移動する前に行っても良いし、移動後に行っても良い。
注水ボタン45を押して加温混合電解水をフレキシブル配管28Aからタオル洗浄槽20、20に所定量ずつ供給する。制御装置21はタオル洗浄槽20の容量に合わせて適量の混合電解水を供給する機能を有する。また、給水時間を表示する表示器46を備えているのでタオル洗浄槽20に対する給水時間を把握できる。
注水ボタン45を押して加温混合電解水をフレキシブル配管28Aからタオル洗浄槽20、20に所定量ずつ供給する。制御装置21はタオル洗浄槽20の容量に合わせて適量の混合電解水を供給する機能を有する。また、給水時間を表示する表示器46を備えているのでタオル洗浄槽20に対する給水時間を把握できる。
カバー壁18を水平状態として台座31の周囲壁31Aを覆っておくと、カバー壁18の天板18Cに取り付けられている水位センサー36がタオル洗浄槽20、20の内部の所定位置に挿入されているので、この水位センサー36によりタオル洗浄槽20、20に供給した電解水の量を把握することができ、水位センサー36の情報により注水完了を制御装置21が把握したならば注水は自動停止される。勿論、注水ボタン45の操作によりタオル洗浄槽20に給水する混合電解水量を再調整しても良い。
1名の被介護者あるいは患者に対し、一方のタオル洗浄槽20に収容されている加温混合電解水を用いて洗浄済みの清潔なタオルをすすぎ、絞った濡れタオルを用いて上半身を清拭したならば、他方のタオル洗浄槽20に収容されている加温混合電解水を用いて別の洗浄済みの清潔なタオルをすすぎ、絞った濡れタオルを用いて下半身を清拭することができる。
このように清拭タオル専用台車1を使用することで1名の被介護者あるいは患者に対し、上半身の清拭と下半身の清拭を別々のタオルを用いて清拭できるので、体に優しい清潔で消臭効果の高い体拭きを実現できる。また、この例で用いる混合電解水は各種細菌やノロウイルスに対しても殺菌効果が高く、消臭効果、洗浄効果、漂白効果のいずれにおいても優れた効果を奏するので、薬品を用いることなく体に優しく、効果の高い体拭きを実現することができる。
また、加熱槽16で加温した温水混合電解水を用いるので、清拭タオル専用台車1は冬場でも温かい体拭きを実現でき、被介護者あるいは患者の体を冷やすことがない。
このように清拭タオル専用台車1を使用することで1名の被介護者あるいは患者に対し、上半身の清拭と下半身の清拭を別々のタオルを用いて清拭できるので、体に優しい清潔で消臭効果の高い体拭きを実現できる。また、この例で用いる混合電解水は各種細菌やノロウイルスに対しても殺菌効果が高く、消臭効果、洗浄効果、漂白効果のいずれにおいても優れた効果を奏するので、薬品を用いることなく体に優しく、効果の高い体拭きを実現することができる。
また、加熱槽16で加温した温水混合電解水を用いるので、清拭タオル専用台車1は冬場でも温かい体拭きを実現でき、被介護者あるいは患者の体を冷やすことがない。
1名の被介護者あるいは患者の清拭が終了したならば、タオル洗浄槽20、20の排水口を閉じているゴム栓を開けてタオル洗浄槽20に収容されている使用済みの混合電解水を排水槽10に排出する。続いてフックパチン錠31a、31aを開放し、カバー壁18を上方に回動させて図5に示すように台座31の引出部31Bを開放し、汚れたタオル洗浄槽20、20を台座31から取り外し、水槽保管部11に収容する。
水槽保管部12に収容されている消毒済みの清潔なタオル洗浄槽20、20を取り出し、台座31の上に設置し、台座31の周囲にカバー壁18を倒して台座31の周囲をカバー壁18で取り囲み、フックパチン錠31a、31aを閉じることで、消毒済みの清潔な新しいタオル洗浄槽20、20を台座31上に再固定することができる。
水槽保管部12に収容されている消毒済みの清潔なタオル洗浄槽20、20を取り出し、台座31の上に設置し、台座31の周囲にカバー壁18を倒して台座31の周囲をカバー壁18で取り囲み、フックパチン錠31a、31aを閉じることで、消毒済みの清潔な新しいタオル洗浄槽20、20を台座31上に再固定することができる。
この後、注水ボタン45を押して加熱槽16で温められている加温混合電解水を新しいタオル洗浄槽20、20に所定量給水できる。タオル収納部17から洗浄済みの新しい清潔なタオルを取り出し、他の1名の被介護者あるいは患者の上半身と下半身のタオルを用いた清拭に使用することができる。
以上の操作を繰り返し行い、1名の被介護者あるいは患者の清拭の度に、洗浄済みの新しいタオル洗浄槽20、20と混合電解水と洗浄済みの新しいタオルを用いて上半身と下半身に分けて清拭することで、細菌の相互感染やノロウイルス感染などを引き起こすことのない体拭きを実現できる。
以上の操作を繰り返し行い、1名の被介護者あるいは患者の清拭の度に、洗浄済みの新しいタオル洗浄槽20、20と混合電解水と洗浄済みの新しいタオルを用いて上半身と下半身に分けて清拭することで、細菌の相互感染やノロウイルス感染などを引き起こすことのない体拭きを実現できる。
この実施形態の清拭タオル専用台車1を用いるならば、水槽保管部12に収容しているタオル洗浄槽20の数に対応して繰り返し使用することができ、また、貯水槽13に収容している混合電解水を使い切るまで繰り返し被介護者あるいは患者の体拭きに使用することができる。
以上の構成の清拭タオル専用台車1は、その両側面と背面を側面カバー部材50と背面カバー部材51で覆っているので、外部から貯水槽13や排水槽10を隠して清潔な台車本体として美観を整えることができる。また、清拭タオル専用台車1の両側面と背面をカバー部材50、52で覆うことで、タオルによる清拭中に水滴などが周囲に飛散したとしても、台車本体内の貯水槽10、送液ポンプ15、加熱槽16などの周囲に細菌や汚れが付着し難く清潔な状態を維持できる。
清拭タオル専用台車1は、カバー壁18を起立させてタオル洗浄槽を取り出し自在とすることで、洗浄槽の交換が容易にできるようになり、複数の被介護者のタオルによる清拭を連続して行う場合に被介護者毎に水槽とタオルを交換することで清潔な清拭ができる。このため、院内感染防止に有効となる。
以上の説明の清拭タオル専用台車1は、タオル洗浄槽20、20に供給する電解水量を適切に制御することができ、貯水槽13内に必要量の電解水を貯留することができ、タオル洗浄槽20、20に電解水を溢れさせることなく適量収容できる。また、タオル洗浄槽20、20に快適な温度の温水を供給することで、清拭に使用するタオルの温度を適切な温度に調整し、被介護者に対し快適な温度のタオルで清拭ができる。
清拭タオル専用台車1の貯水槽10に収容されている混合電解水を相当量あるいは全量に近い量使用し、排水槽10に排出された使用済みの混合電解水の量が満水状態に達すると水位センサー10bが満水を検知する。この状態で清拭タオル専用台車1の電解水の交換を行う。
清拭タオル専用台車1を走行させて排水設備の防水パンなど、排水口の近くに清拭タオル専用台車1を移動させたならば、背面カバー部材51を開放して落とし錠10g、13gのロックを解除すると、排水槽10と貯水槽13を清拭タオル専用台車1の後方側に引出自在となる。
清拭タオル専用台車1を走行させて排水設備の防水パンなど、排水口の近くに清拭タオル専用台車1を移動させたならば、背面カバー部材51を開放して落とし錠10g、13gのロックを解除すると、排水槽10と貯水槽13を清拭タオル専用台車1の後方側に引出自在となる。
図7、図8に示すように排水槽10と貯水槽13を引き出し、複数の結束バンド19によるフレキシブル排水管24、30の係止を解除するとフレキシブル配管24、30が自由になるので、排水設備の排水口にフレキシブル配管24、30を接続する。
この状態で排水槽10の継手部材10aの排水栓10bと貯水槽13の継手部材13aの排水栓13bを開放すると、排水槽10に収容されている使用済みの電解水を配水管24により排出でき、貯水槽13に収容されている混合電解水を配水管30を介し排出することができる。排水槽10と貯水槽13を必要に応じて洗浄し、再度貯水槽13に綺麗な未使用の混合電解水を必要量供給し、排水槽10と貯水槽13を清拭タオル専用台車1の内側に押し込んでこれらを落とし錠10g、13gによりロックする。最後に清拭タオル専用台車1の背面カバー部材51を装着することで清拭タオル専用台車1を再度利用できるようになる。
このように清拭タオル専用台車1を繰り返しタオルの清拭に使用することができ、清潔で使い勝手の良い清拭作業ができる。
この状態で排水槽10の継手部材10aの排水栓10bと貯水槽13の継手部材13aの排水栓13bを開放すると、排水槽10に収容されている使用済みの電解水を配水管24により排出でき、貯水槽13に収容されている混合電解水を配水管30を介し排出することができる。排水槽10と貯水槽13を必要に応じて洗浄し、再度貯水槽13に綺麗な未使用の混合電解水を必要量供給し、排水槽10と貯水槽13を清拭タオル専用台車1の内側に押し込んでこれらを落とし錠10g、13gによりロックする。最後に清拭タオル専用台車1の背面カバー部材51を装着することで清拭タオル専用台車1を再度利用できるようになる。
このように清拭タオル専用台車1を繰り返しタオルの清拭に使用することができ、清潔で使い勝手の良い清拭作業ができる。
横幅436mm、長さ600mmのステンレス鋼板製の底板、棚板、天板を用い、底板下面に設けたキャスターを含めた高さ800mmの清拭タオル専用台車を試作した。底板と棚板と天板を接続する支柱はステンレス鋼製のパイプを用いた。
貯水槽容量約28L(350×235×340)、排水槽容量約29L(350×185×450)の各槽を用い、加熱槽容量約5Lとして清拭タオル専用台車を製造した。タオル洗浄槽は約2L(203×298×83)のステンレス鋼製の矩形水槽を用いた。
貯水槽に強酸性電解水(pH3.07:ACC50ppm)と強アルカリ性電解水(pH11.42)を1:1の割合で混合した混合電解水(pH10.73:ACC23ppm)を給水した。
貯水槽容量約28L(350×235×340)、排水槽容量約29L(350×185×450)の各槽を用い、加熱槽容量約5Lとして清拭タオル専用台車を製造した。タオル洗浄槽は約2L(203×298×83)のステンレス鋼製の矩形水槽を用いた。
貯水槽に強酸性電解水(pH3.07:ACC50ppm)と強アルカリ性電解水(pH11.42)を1:1の割合で混合した混合電解水(pH10.73:ACC23ppm)を給水した。
図10に本実施例で用いた混合電解水の温度変化に伴うpH変化とACC(残留塩素)の推移を示す。残留塩素は、除菌、消臭効果の元として知られる成分である。
図10の横軸に示す1は22.4℃、2は30℃、3は35℃、4は40℃、5は45℃、6は50℃を意味する。一般的にACC(残留塩素)の濃度が20〜21ppmあればノロウイルスと多用な細菌に有効であることが知られている。
この例で用いた混合電解水は、40〜60゜の範囲でACCの濃度が20〜21ppmの範囲を超えているので、この混合電解水を40〜60℃に加温して使用することで、十分な除菌効果を得ることができる。なお、通常の水でセレウス菌を殺すには水温を70℃以上の熱水としなくてはならないが、混合電解水であるならば40〜60℃で十分な殺菌力があることがわかる。70℃の熱水を用いてタオルの清拭を行うと皮膚に火傷を生じるおそれがあるので、70℃の熱水を被介護者の清拭に使用することはできない。
また、体の拭き取りについてアルコール消毒や石けんで洗浄するなどの手段も知られているが、これらの手段ではノロウイルス、MRSA等の対策としては不充分であるが、上述の混合電解水であるならば、優れた除菌効果、院内感染の予防効果を期待することができる。
図10の横軸に示す1は22.4℃、2は30℃、3は35℃、4は40℃、5は45℃、6は50℃を意味する。一般的にACC(残留塩素)の濃度が20〜21ppmあればノロウイルスと多用な細菌に有効であることが知られている。
この例で用いた混合電解水は、40〜60゜の範囲でACCの濃度が20〜21ppmの範囲を超えているので、この混合電解水を40〜60℃に加温して使用することで、十分な除菌効果を得ることができる。なお、通常の水でセレウス菌を殺すには水温を70℃以上の熱水としなくてはならないが、混合電解水であるならば40〜60℃で十分な殺菌力があることがわかる。70℃の熱水を用いてタオルの清拭を行うと皮膚に火傷を生じるおそれがあるので、70℃の熱水を被介護者の清拭に使用することはできない。
また、体の拭き取りについてアルコール消毒や石けんで洗浄するなどの手段も知られているが、これらの手段ではノロウイルス、MRSA等の対策としては不充分であるが、上述の混合電解水であるならば、優れた除菌効果、院内感染の予防効果を期待することができる。
1…清拭タオル洗浄専用台車、A…台車本体、2…底板、3…棚板、4…フレーム、5…天板、6…支柱、7…キャスター、10…排水槽、10b…排水栓、13…貯水槽、13b…排水栓、15…送液ポンプ、16…加熱槽、17…タオル収納部、18…カバー壁、20…タオル洗浄槽、21…制御装置、22…レール部材、23…滑車部材、24…フレキシブル排水管、25…レール部材、26…滑車部材、28…給水管、30…フレキシブル排水管、31…台座、31A…周囲壁、36…水位センサー、40…電源スイッチ、41…電源ランプ、42…ヒーター切替スイッチ、43…温度設定器、45…注水ボタン、47…警告ランプ、48…停止ボタン、50…側面カバー部材、51…背面カバー部材。
Claims (5)
- 底板および天板と棚板を有するフレームがキャスターにより走行自在に構成された台車本体と、前記天板上に併設された2つ以上のタオル洗浄槽と、前記フレームの下部に設けられた排水槽と、前記フレームの上部に設けられ電解水が収容される貯水槽と、前記貯水槽の側方に設けられ前記貯水槽から供給される電解水を加熱するヒーターを内蔵した加熱槽と、前記加熱槽から前記タオル洗浄槽の上方まで延在された給水管と、前記加熱槽内の電解水を前記給水管を介し前記タオル洗浄槽に送る送液ポンプと、前記フレームの上部に設けられて前記ヒーターの温度制御を行う制御装置を備えたことを特徴とする電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車。
- 前記天板上に設置された複数のタオル洗浄槽の周囲を取り囲む周囲壁と、該周囲壁の上部開口側を取り囲むとともに前記タオル洗浄槽の上面側を開放する開口部を有する枠状のカバー壁が上下に起立自在に備えられ、前記カバー壁を起立させた状態において前記タオル洗浄槽が前記周囲壁の内部側から取り出し自在に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車。
- 前記フレームの側面と背面にカバー部材が取り付けられ、前記側面カバー部材と前記背面カバー部材の少なくとも一方または両方が開閉自在に構成され、前記貯水槽と排水槽が前記開閉自在のカバー部材側に向けて移動自在に前記フレーム内に収容されるとともに、前記カバー部材の開放時に前記貯水槽と排水槽の少なくとも一方が開放側に引出自在に構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車。
- 前記制御装置に前記送液ポンプによる前記タオル洗浄槽への給水量を制御する機能と、前記加熱槽内の電解水の温度を制御する機能と、前記貯水槽内の電解水量を検知する機能と、前記タオル洗浄槽内の満水を検知する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車。
- 前記貯水槽と前記排水槽にフレキシブル排水管が接続され、各フレキシブル排水管に排水栓が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車。
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JP2016005375U JP3208567U (ja) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | 電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車 |
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JP2016005375U Expired - Fee Related JP3208567U (ja) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | 電解水を利用した清拭タオル洗浄専用台車 |
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JP (1) | JP3208567U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190000240U (ko) * | 2017-07-19 | 2019-01-29 | 한영관 | 이동식 샤워장치 및 이를 포함하는 이동식 샤워장치 시스템 |
CN110123553A (zh) * | 2019-06-26 | 2019-08-16 | 朱树刚 | 一种烧伤整形科保温架 |
CN111513964A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-11 | 中国人民解放军东部战区总医院 | 一种骨科创伤清洗医疗器械 |
-
2016
- 2016-11-08 JP JP2016005375U patent/JP3208567U/ja not_active Expired - Fee Related
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