JP3208500B2 - 光電式煙感知器 - Google Patents

光電式煙感知器

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JP3208500B2 JP13287592A JP13287592A JP3208500B2 JP 3208500 B2 JP3208500 B2 JP 3208500B2 JP 13287592 A JP13287592 A JP 13287592A JP 13287592 A JP13287592 A JP 13287592A JP 3208500 B2 JP3208500 B2 JP 3208500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光電式煙感知器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光電式煙感知器では、火災により
煙が発生すると発光部の煙検出用発光素子から放射され
る光は、該煙により散乱光となって受光部の煙検出用受
光素子に入る。該受光素子に入った散乱光は増幅回路を
介して増幅された後、火災判別部に出力されるとともに
その出力値を基に火災判別が行われる。そして、火災と
判別されると、該判別部は蓄積回路を介して火災信号送
出部に火災信号を送出するので、該送出部はこの火災信
号を火災受信器等に送出し火災を報知する。
【0003】従来の光電式煙感知器では、感度調整手段
により感知器の感度を調整するとともに定電圧回路によ
り火災判別部等の動作の安定化を図っている。また、該
感知器では発振回路のパルス出力を動作表示灯に供給し
て該表示灯を点滅点灯させることにより感知器が正常に
作動しているか否かを確認している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の光電式煙感知
器には、次の様な問題がある。 (1)従来例の感度調整は、光電式煙感知器の煙検出用
暗箱中に、例えば10%/mの煙が入った時に生じる散
乱光と等価の散乱光を生じる反射板を入れ、その時の検
出出力で火災判別回路、例えば、比較器が動作する様に
該比較器の基準抵抗を選択している。
【0005】しかし、このような方法では、光電式煙感
知器個々で電気回路の回路定数のバラツキによって検出
出力が異なるため、感度調整、すなわち、基準抵抗の選
択が面倒である。又、光電式煙感知器個々で検出出力が
異なるため、感知器の感度が異なるため感知器の感度が
初期状態からどのように変化しているのかを知ろうとす
ると、感知器個々の初期検出出力を知っていなければな
らず面倒である。
【0006】(2)従来例の蓄積回路は、複数のD型フ
リップフロップで構成されている。しかし、この蓄積回
路では、例えば、火災復旧操作が行われた時などの電源
投入時に動作して火災信号送出部が誤って火災信号を送
出してしまうことがある。
【0007】(3)従来例の定電圧回路は、トランジス
タと、該トランジスタのベースに接続されたツェナダイ
オードと、該トランジスタのコレクタ・べース間に接続
された抵抗と、から構成されている。
【0008】しかし、この定電圧回路では、火災受信機
毎に煙感知器へ供給する電源電圧に大きな差がある場合
には、接続する火災受信機によって煙感知器の定電圧回
路で消費される電流が大きく異なる。例えば、電源電圧
が高い場合には、定電圧回路のツェナダイオードを通じ
て流れる電流は多くなり、電源電圧が低い場合には定電
圧回路のツェナダイオードを通じて流れる電流は少なく
なる。
【0009】したがって、煙感知器へ供給する電源電圧
が高い火災受信機の場合には、電源電圧が低い火災受信
機の場合に比べ接続できる煙感知器の数が、定電圧回路
の消費電流の問題があるため大きく制約される欠点があ
る。また、火災受信機の電源電圧が不安定で変動する場
合がある。この場合には、火災感知器を半導体回路のあ
る煙感知器に変更しようとすると、必要数の火災感知器
が接続できなくなる。
【0010】(4)従来例の動作表示灯の発振回路は、
発光部の煙検出用発光素子に発光用のパルス出力を供給
するためのパルス発振回路と別個独立に設けられてい
る。そのため、煙検出用のパルス発振回路が故障して該
発光素子が発光しなくても、即ち、火災監視ができない
状態であっても、表示灯の発振回路が正常であれば表示
灯が点滅点灯し、感知器が正常であることを表示してし
まう。
【0011】この発明は上記事情に鑑み、感度調整を簡
単に、かつ、正確に行うとともに蓄積回路が誤動作しな
いようにすることを目的とする。他の目的は、定電圧回
路の消費電流を一定にするとともに、火災感知器が故障
し煙検出できなくなった時には確実に動作表示灯が消灯
する様にすることである。
【0012】この発明は、煙検出用発光素子と、この発
光素子にパルス出力を供給する発振回路とを備えた発光
部と;前記煙検出用発光素子から放射された光を直接受
光せず、放射された光の散乱光を受光する煙検出用受光
素子と、この受光素子の受光出力を増幅するための出力
調整用可変抵抗を有する1段目の増幅回路と、この1段
目の出力を更に増幅する2段目の増幅回路とを備えた受
光部と;前記受光部の受光増幅出力が供給される基準電
圧調整可変抵抗を有する分割抵抗回路と、この分割抵抗
回路の分割電圧によってオン・オフされる火災判別用の
トランジスタとを備えた火災判別部と;前記火災判別部
のトランジスタの出力が接続されるとともに前記発光部
の発振回路の出力が接続され、この発振回路のパルス出
力に同期して前記火災判別部のトランジスタが複数回連
続してオンしたか否か判別し、該トランジスタが複数回
連続してオンしたことを判別した時に検出出力を生じる
蓄積回路と;該蓄積回路の検出出力によりオンする火災
信号送出用スイッチング素子と、該スイッチング素子と
直列に接続された動作表示灯とを備えた火災信号送出部
と;前記発光部と前記受光部と前記火災判別部と前記蓄
積回路とに電源を供給する定電圧回路であって、コレク
タ・ベース間に定電流回路を備えたトランジスタと、こ
のトランジスタのベースとアース端子間にツェナダイオ
ードが接続された定電圧回路と;を備えているいること
を特徴とする光電式煙感知器、により前記目的を達成し
ようとするものである。
【0013】
【作用】発光部の発振回路が煙検出用発光素子にパルス
出力すると、該発光素子は受光部の煙検出用受光素子に
向かってパルス発光する。又、前記パルス出力はパルス
幅拡大回路を介してパルス幅を拡大された後、動作表示
灯に供給される。これにより動作表示灯は点滅点灯す
る。
【0014】火災の発生により感知器の暗箱内に煙が入
ると、受光部の煙検出用受光素子に散乱光が入り、該散
乱光は受光出力となって1段目の増幅回路に入り、そこ
で、増幅された後、2段目の増幅回路で更に増幅され、
受光増幅出力となる。この増幅出力が火災判別部に供給
されると、火災判別用のトランジスタがオンし蓄積回路
に出力する。
【0015】この蓄積回路では、前記発振回路のパルス
出力に同期して前記火災判別部のトランジスタが複数回
連続してオンしたか否かを判別し、該トランジスタが連
続してオンしたことを判別したときに検出出力を火災信
号送出部に送出する。この火災信号送出部では、前記検
出出力により火災信号送出用スイッチング素子がオン
し、火災受信機に火災信号を送出する。この時動作表示
灯は点滅点灯から連続点灯に変化する。
【0016】感度調整をする時には、暗箱内に煙のない
状態の時の受光増幅出力が所定値となるように出力調整
用可変抵抗を調整するが、この時の受光増幅出力は、煙
検出用発光素子が発光した時に暗箱内壁で発生する散乱
光を受光した出力である。
【0017】次に、該暗箱内に所定濃度の煙と等価の光
反射を生ずる反射板を入れ、火災判別部の火災判別用の
トランジスタがオンする様に基準電圧調整用可変抵抗を
調整する。
【0018】火災受信機から感知器に供給される電源
は、定電圧回路に入り、定電流回路の定電流作用を受け
るので、ツェナダイオードを流れる電流は常に一定に維
持される。
【0019】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明す
る。発光部10は、煙検出用発光素子L1 とトランジス
タQ13〜Q15と抵抗R27〜R33とコンデンサC
12〜C15とを備えている。この発光部10におい
て、トランジスタQ13、Q15と抵抗R27、R2
8、R30〜R33とコンデンサC12、C14、C1
5とにより発振回路が構成されている。この発振回路は
前記発光素子L1にパルス出力を供給する。
【0020】トランジスタQ14と抵抗R29とコンデ
ンサC13とダイオードD2とによりパルス幅拡大回路
12が構成されている。この回路12は前記発振回路の
パルス出力のパルス幅を拡大して火災信号送出部50の
動作表示灯L2に供給する。
【0021】受光部20は、煙検出用受光素子PDとト
ランジスタQ1〜Q4と抵抗R1〜R4と出力調整用可
変抵抗VR1とコンデンサC2〜C5、C18とを備え
ている。該受光素子PDは前記発光素子L1から放射さ
れた光を直接受光せず、放射された光の散乱光を受光す
る。
【0022】トランジスタQ1、Q2と抵抗R1〜R6
と出力調整用可変抵抗VR1とコンデンサC2、C18
とにより1段目の増幅回路が構成されている。この増幅
回路は前記受光素子PDの受光出力を増幅するが、該可
変抵抗VR1は増幅回路の帰還用抵抗をなす第1の感度
調整用可変抵抗である。
【0023】トランジスタQ3、Q4と抵抗R8〜R1
4とコンデンサC3〜C5とにより2段目の増幅回路が
構成されている。この増幅回路は前記1段目の増幅回路
の出力を更に増幅する。
【0024】火災判別部30は、トランジスタQ7と抵
抗R18〜R20と基準電圧調整用可変抵抗VR2とコ
ンデンサC8とを備えている。可変抵抗VR2と第2の
固定抵抗R18、第1の固定抵抗R19とにより分割抵
抗回路(直列抵抗回路)が構成されている。
【0025】この可変抵抗VR2は、前記受光部20の
受光増幅出力が供給される第2の感度調整用可変抵抗で
ある。トランジスタQ7は前記第2の固定抵抗の両端に
ベースとエミッタが接続されており、前記分割抵抗回路
の分割電圧によってオン、オフされる火災判別用のトラ
ンジスタである。
【0026】蓄積回路40は、トランジスタQ16と抵
抗R36、電流制限抵抗R37、抵抗R38とコンデン
サC17とD型フリップフロップIC1、IC2とを備
えている。この回路40には、前記火災判別部30のト
ランジスタQ7の出力と前記発光部10の発振回路の出
力とが接続されている。
【0027】該蓄積回路40は、この発振回路のパルス
出力に同期して前記火災判別部30のトランジスタQ7
が複数回連続してオンしたか否かを判別し、それがオン
したことを判別した時に検出出力を生ずる。なお、VD
DはD−FFIC1とD−FFIC2の+電源端子に、
又、VSSは−電源端子にそれぞれ接続されている。
【0028】火災信号送出部50は、シリコン制御整流
素子Q11とトランジスタQ12と動作表示灯L2とツ
ェナダイオードZ2と抵抗R23〜R26とを備えてい
る。該整流素子Q11は前記蓄積回路40の検出出力に
よりオンするが、この整流素子Q11は動作表示灯L2
と直列に接続されている。
【0029】トランジスタQ12は、動作表示灯L2に
加わる電圧が所定電圧以上となったことを検出する電圧
検出回路Z2、R26が、所定電圧を検出した時にオン
して動作表示灯L2に所定電圧以上の電圧が加わるのを
防止するものである。
【0030】定電圧回路60は、トランジスタQ9と接
合型電界効果トランジスタQ10と抵抗R22とツェナ
ダイオードZ1とを備えている。該定電圧回路60は前
記発光部10と受光部20と火災判別部30と蓄積回路
40とに電源を供給する。
【0031】トランジスタQ9は、コレクタ・べース間
に定電流回路62を備えており、又、ツェナダイオード
Z1は該トランジスタQ9のベースとアース端子間に接
続されている。この定電流回路62は、ドレインがトラ
ンジスタQ9のコレクタに接続され、かつ、ゲートが該
トランジスタQ9のベースに接続された接合型電界効果
トランジスタ(FET)Q10と、該トランジスタQ1
0のソース・ゲート間に接続された抵抗と、から構成さ
れている。
【0032】センサ出力回路70は、トランジスタQ6
と抵抗R15、R16とを備えている。トランジスタQ
6のベースは前記発光部10の出力端と前記火災判別部
30の分割抵抗回路との接続点Pに接続され、又、その
エミッタは出力抵抗R16を介して接地されている。
【0033】試験回路80は、トランジスタQ5とコン
デンサC6とダイオードD1と磁石の接近により閉じる
リードスイッチRSとを備えている。スイッチング素子
Q5はリードスイッチRSに並列に設けられ、感知器外
部からの試験信号によってオンする。
【0034】リードスイッチRSとスイッチング素子Q
5との並列回路は、前記受光部20の2段目の増幅回路
の利得制御用抵抗R10と並列に設けられている。
【0035】DBは無極性化用のダイオードブリッジ回
路である。端子1、2と3は図示しない一対の電源兼信
号線を送り配線接続する端子で、該端子2、3は感知器
内部で一方の電源兼信号線を接続するように短絡されて
いる。
【0036】端子4は、試験信号(試験電圧)の入力端
子、端子5、6は受光部20のアナログ受光出力を出力
するための端子である。なお、図1と図2は接続端子a
〜eにより全体として一つの回路を構成する。
【0037】この実施例の作動について説明する。例え
ば、火災復旧により感知器に電源が投入されると、D−
FFIC1、D−FFIC2に動作用電源を供給するコ
ンデンサC17は、電流制限抵抗R37を通じて、τ=
R37×C17の時定数で充電されると共にD−FFI
C1、D−FFIC2にはコンデンサC17の両端電圧
が印加される。
【0038】ところで、D−FFIC1 D−FFIC
2は電源が投入された状態の時は不安定であり、D−F
FIC2の出力端Q2からは火災信号送出部50へL出
力を生じる場合即ち出力信号が無い状態と、H出力を生
じる場合即ち出力信号がある状態とがある。
【0039】D−FFIC2の出力端Q2がL出力の時
はコンデンサC17がそのまま所定電圧まで充電され
る。D−FFIC2の出力端Q2がH出力の時は出力端
Q2から電流制限抵抗R37によって電流値が制限され
たH出力を生じる。
【0040】一方、コンデンサC17は電流制限抵抗R
37と抵抗23、R24、R25との分割比で決まる電
圧まで電荷が充電される。従って、シリコン制御整流素
子11のゲートには、該素子Q11がターンオフするの
に必要な電流がD−FFIC2から供給されないので該
素子11はオンしない。
【0041】端子1と2(3)を通じて図示しない火災
受信機や中継器などから供給される電源により、発光部
10のコンデンサC12は抵抗R27を通じて充電され
る。そして、その充電電圧が抵抗R32とR33との分
割電圧とトランジスタQ15のベース・エミッタ間電圧
BEとの和の電圧(以後発光基準電圧という)に達する
と、トランジスタQ15がオンし、トランジスタQ13
もオンする。
【0042】このトランジスタQ13のオンにより、コ
ンデンサC12の電荷が抵抗R28と煙検出用発光素子
L1を通じて放電され、該発光素子L1が発光するとと
もに、トランジスタQ14もオンする。同時にこの放電
電流により、コンデンサC13が充電される。
【0043】トランジスタQ15のオンにより、蓄積回
路40のトランジスタQ16がオンし、発光同期信号と
してD−FFIC1とD−FFIC2にクロック信号が
入力する。このトランジスタQ13がオンしている時間
は、コンデンサC15がトランジスタQ15のベース電
流によって充電され、この充電電圧によってトランジス
タQ15がオフするまでの間で、例えば、3秒間隔で1
00μ秒間発光するように選ばれる。
【0044】トランジスタQ14は、トランジスタQ1
3がオンしている間はコンデンサC12の放電電流によ
りオンし、トランジスタQ13がオフすると、コンデン
サC13が充電を停止し、コンデンサC13はそれまで
の間に充電した電荷を、並列に設けられたトランジスタ
Q14の抵抗を通じて放電し、この放電電流によりオン
状態を維持する。
【0045】そして、オン状態のトランジスタQ14
は、火災信号送出部50の動作表示灯L2にコンデンサ
C12の電荷をそれぞれ動作用電源として供給する。な
お、このトランジスタQ14のオン時間は、この実施例
では、動作表示灯L2が点灯していることを人間が視認
できる、例えば、1m秒に選ばれる。
【0046】受光部20は、煙検出用発光素子L1の発
光による散乱光を煙検出用受光素子PDで受光し、その
受光出力を2段構成の増幅回路で増幅して火災判別部3
0に出力する。火災判別部30のトランジスタQ7は、
受光増幅出力が抵抗R19、基準電圧調整用可変抵抗V
R2と抵抗R18によって分割されたベース電圧が、ベ
ース・エミッタ間電圧より低いときはオフのままで、蓄
積回路40にハイ(H)信号を出力し、ベース・エミッ
タ間電圧より高くなるとオンし、蓄積回路40にロー
(L)信号を火災判別信号として出力する。
【0047】蓄積回路40のD−FFIC1は、クロッ
ク端子CL1にトランジスタQ16からクロック信号
(発光部10からの同期信号)が入力した時に、入力端
D1にH信号が入力していると、出力端Q1よりH信号
を、また反転出力端・Q1よりL出力を生じる。即ち、
蓄積回路40はリセットされる。この結果D−FFIC
2の出力端Q2からは出力信号が出力されなくなるの
で、コンデンサC17は電流制限抵抗R37を通じて充
電が再開され、所定電圧まで充電される。
【0048】D−FFIC2は、クロック端子CL2に
クロック信号が入力すると、D−FFIC1の出力端Q
1のL出力により出力端Q2からL出力を火災信号送出
部50に出力する。従って、送出部50のシリコン制御
整流素子Q11はオフ状態を維持する。
【0049】蓄積回路40のD−FFIC1は、クロッ
ク端子CL1にクロック信号が入力した時に、入力端D
1に火災判別信号であるL信号が入力していると、出力
端Q1よりL出力を、また反転出力端・Q1よりH出力
を生じる。一方、D−FFIC2は、クロック端子CL
2にクロック信号が入力した時に、D−FFIC1の反
転出力端・Q2はまだL出力であるので、出力端Q2は
L出力を持続する。
【0050】この状態で、D−FFIC1のクロック端
子CL1にクロック信号が入力した時に、入力端D1に
火災判別信号であるL信号が再度入力していると、D−
FFIC2は、D−FFIC1の反転出力端・Q1のH
出力により、出力端Q2よりH出力を生じる。
【0051】このD−FF1C2のH出力によりコンデ
ンサC17に充電されていた電荷が出力信号として放電
され、この放電電流の出力信号により火災信号送出部5
0のシリコン制御整流素子Q11はオンし、端子1と2
(3)より火災信号を送出する。これにより、動作表示
灯L2は、それまでの発光部10のパルス出力による間
欠点灯から火災信号による連続点灯に切り替わる。
【0052】この火災信号送出中に、受信機などから供
給される電源電圧が変動して上昇し、抵抗R25と動作
表示灯L2との直列回路に流れる電流が増加して、この
直列回路の電圧降下がツェナダイオードZ2のツェナ電
圧を越えると、ツェナダイオードZ2が導通し、トラン
ジスタQ12がオンする。これにより、動作表示灯L2
に流れる電流が電源電圧の変動によって必要以上に増加
するのを防止する。
【0053】D−FFIC1のクロック端子CL1にク
ロック信号が入力した時に、入力端D1がL信号からH
信号に変化していると、すなわち火災判別部30が判別
出力を生じなくなっていると、D−FFIC1の出力端
Q1はL出力からH出力に変化し、反転出力端・Q1は
H出力からL出力に変化する。
【0054】そして、D−FFIC1の出力端Q1はL
出力からH出力に変化し、D−FFIC2はリセットさ
れ、その出力端Q2はL出力を維持する。従って、何ら
かの一過性の現象で火災判別部30が一回だけ判別信号
を出力しただけでは、蓄積回路40は出力を生ぜず、該
送出部50は火災信号を送出することがない。
【0055】そして、動作した火災感知器を復旧させる
ために、受信機等からの電源供給が一次的に断たれる
と、シリコン制御整流素子Q11は復旧し、蓄積回路4
0のD−FFIC1とD−FFIC2も初期状態にセッ
トされる。
【0056】火災感知器が動作するか否かを試験する時
は、端子4に例えば図示しない受信機から試験信号を与
え、試験回路80のトランジスタQ5をオンさせるか、
もしくは、感知器に図示しない磁石を近づけ、リードス
イッチRSをオンさせる。これにより、受光部20の2
段目の増幅回路の抵抗R10に抵抗R11が並列接続さ
れ、2段目の増幅回路の利得が増加する。そうすると、
煙がない状態の時の該発光素子L1の発光による受光素
子PDの受光増幅出力が、火災判別部30のトランジス
タQ7を動作させるに必要な出力となる。
【0057】発光素子L1や該受光素子PD、増幅回路
等に異常がなければ、火災判別部30が火災判別出力を
生じ、火災判別出力が連続して発生すれば蓄積回路40
と火災信号送出回路50が動作し、火災信号を送出する
とともに、動作表示灯L2が連続点灯に切り替わる。
又、これらの部品や回路のいずれかに異常があると、該
送出回路50は火災信号を送出せず、動作表示灯L2も
連続点灯しない。
【0058】光電式煙感知器の感度調整は、まず、端子
5、6に電圧計等のテスタを接続し、図示しない感知器
の暗箱内に煙がない状態の時の受光増幅出力が所定値と
なる様に、出力調整用可変抵抗VR1を調整する。この
時の受光増幅出力は、該発光素子L1が発生した時に該
暗箱内壁で発生する散乱光を受光した出力である。
【0059】次に、該暗箱内に、所定濃度の煙、例えば
濃度10%/mの煙を入れるか、もしくはこれと等価の
光反射を生じる反射板を入れ、この時にトランジスタQ
7がオンするように基準電圧調整用可変抵抗VR2を調
整する。
【0060】なお、可変抵抗VR2を調整する際に、暗
箱内に入れる煙濃度や反射板は、火災と判断する煙濃度
もしくはそれと等価の反射板を用いなくてもよい。すな
ちわ、各感知器は、各々の可変抵抗VR1を調整するこ
とによって、増幅回路から出力される受光増幅出力は所
定値に調整される。これにより、各感知器間における発
光素子L1、受光素子PD、増幅回路等の回路部品のバ
ラツキによる受光増幅出力のバラツキが補正される。
【0061】受光増幅出力は、発光素子L1と受光素子
PDとの間に流入する煙濃度に比例する。従って、火災
判別部30の抵抗R18には、任意の煙濃度又は、これ
と等価の反射光を発生する反射板の時に、この任意の煙
濃度に対応する電圧降下が発生すればよい。
【0062】従って、基準電圧調整用可変抵抗VR2で
判別レベルを調整する時に、暗箱内の煙濃度、又は、こ
れと等価の反射板の反射量は任意の煙濃度でよく、該可
変抵抗VR2と抵抗R18と抵抗R19との直列抵抗回
路に生じる電圧降下がこの任意の煙濃度に対応する電圧
降下となるように基準電圧調整用可変抵抗VR2を調整
する。これにより、火災と判断される所定の濃度の煙が
暗箱内に流入すると、その時の受光増幅出力により、火
災判別部30の抵抗R18にはトランジスタQ7をオン
させるのに必要な電圧降下が発生する。
【0063】受光部10の煙検出用発光素子L1は、温
度が上昇すると出力、すなわち発光量が低下するが、セ
ンサ出力回路70のトランジスタQ6は温度が上昇する
と、ベース・エミッタ間電圧VBEが低下する。そのた
め、このトランジスタQ6は発光素子L1の出力低下を
補償する。又、トランジスタQ6は、そのベース・エミ
ッタ間電圧VBEを利用して、センサ出力を拡大して試験
回路80に出力する。この結果、センサ出力の僅かな変
化も出力端子5、6に拡大して出力されるので、出力調
整用可変抵抗VR1や基準電圧調整用の可変抵抗VR2
による感度調整や感度変化のチェックが容易となる。
【0064】定電圧回路60は、FETQ10と抵抗R
22でなる定電流回路62の定電流作用により、ツェナ
ダイオードZ1に流れる電流を一定に保ち、定電圧回路
60における消費電流を一定に押さえる。従って、電源
電圧が変動しても、定電圧回路60の消費電流は変化し
ない。
【0065】蓄積回路40には、電源投入時にD−FF
IC1、D−FFIC2が誤動作して火災信号送出回路
50を動作させてしまうのを防止するため、電流制限抵
抗R37とコンデンサC17との直列回路を設けてい
る。このコンデンサC17は、D−FFIC1、D−F
FIC2に電源を供給する役割を有しており、その充電
電圧が所定電圧まで充電されるまでの間、電流制限抵抗
R37によってD−FFIC1、D−FFIC2に供給
される電流を制限する。
【0066】これにより、電源投入直後に、D−FFI
C1、D−FFIC2の状態が不安定で、D−FFIC
2が出力端Q2 よりH出力を生じても、D−FFIC2
がシリコン制御整流素子Q11をトリガ(動作)させる
のに必要な電流を得られないようにしている。
【0067】そして、発光部10からクロックパルス
(同期信号)が入力し、D−FFIC2の出力端QがL
出力にセットされると、コンデンサC17がチャージア
ップされる。これにより、電源投入時の誤動作が防止さ
れる。
【0068】上記実施例は、火災と判断される煙等の火
災現象を受光部20、即ち、火災現象検出部が検出した
時に火災信号を送出する通常の火災感知器に関するもの
であるが、火災感知器が検出した火災現象の物理量に対
応する信号を送出するアナログ式火災感知器の場合に
は、次のように構成される。
【0069】即ち、前記火災判別部30の代わりに、A
/D(アナログ/デジタル)変換器と、この変換器から
読み込んだデジタル信号を信号伝達に適した形に変換し
て出力する変換器、例えば並直列変換器と、A/D変換
器や並直列変換器の動作を制御する制御回路と、等によ
り構成される信号処理回路が設けられる。
【0070】又、前記火災信号送出部50の代わりに、
並直列変換器から出力される直列コード信号によりオン
・オフされるトランジスタ等を有する信号送出部が設け
られる。そして、前記定電圧回路は、火災現象検出部と
信号処理回路に定電圧を供給する。
【0071】前記実施例では、2段型、即ち2つのD型
フリップフロップD−FFIC1、D−FFIC2を縦
続接続した蓄積回路40について説明したが、この蓄積
回路40は、図3に示す様に3段型、即ち、3つのD型
フリップフロップD−FFCH1、D−FFIC2、D
−FFIC3を継続接続して形成してもよい。
【0072】前記実施例の2段型蓄積回路では、火災判
別部30が2回連続して火災判別出力を生じた時に蓄積
回路40が動作して出力信号を生じるのに対して、3段
型蓄積回路では、火災判別部30が3回連続して火災判
別出力を生じた時に蓄積回路が出力信号を生じる。
【0073】なお、上記実施例では火災判別部30はト
ランジスタQ7で火災判別を行なうようにしたが、比較
器で火災判別を行なうようにしてもよい。この場合には
比較器の一方の入力端には受光部20の出力を接続し、
他方の入力端には第1の固定抵抗と第2の固定抵抗と基
準電圧調整用の可変抵抗とで構成される基準電圧発生回
路の基準電圧出力点を接続するとともに該基準電圧出力
点に基準電圧測定用の端子を接続すればよい。
【0074】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、次
の様な顕著な効果を奏する。 (1)発光素子の受光出力を増幅するための出力調整用
可変抵抗を有する1段目の増幅回路と、前記受光部の受
光増幅出力が供給される基準電圧調整用可変抵抗を有す
る火災判別部とを設けたので、出力調整用可変抵抗によ
って増幅出力を所定の出力値になるように調整するとと
もに、基準電圧調整用可変抵抗によって火災判別部のス
イッチングレベルが所定値となるように調整できる。
【0075】そのため、各光電式煙感知器の増幅回路の
増幅出力を同じ値にすることができるとともに、各光電
式煙感知器の火災判別部のスイッチングレベルを同じ値
とすることができるので、光電式煙感知器の感度調整が
簡単になる。
【0076】又、各光電式煙感知器の増幅回路の受光増
幅出力が同じ値であるので、感知器の煙のない状態にお
ける検出出力が初期の検出出力からどのくらい変化して
いるかを簡単に知ることができる。
【0077】(2)発光部のパルス出力に同期して火災
判別部のトランジスタが複数回連続してオンしたか否か
判別し、該トランジスタが複数回連続してオンしたこと
を判別した時に検出出力を火災信号送出部に送出する蓄
積回路を設けたので、電源投入時に火災信号送出部が誤
作動することがない。
【0078】(3)コレクタ・ベース間に定電流回路を
備えたトランジスタと、このトランジスタのベースとア
ース端子間にツェナダイオードが接続された定電圧回路
を設けたので、定電圧回路のトランジスタのコレクタと
ツェナダイオードのカソードとの間に印加される火災受
信機からの電源電圧が異なっても、ツェナダイオードに
流れる電流は該ダイオードと直列に設けられた定電流回
路の作用により常に一定の電流となる。従って、該電源
電圧の高低に関係なく定電圧回路の消費電流が一定とな
る。
【0079】(4)発光部が、発振回路のパルス出力の
パルス幅を拡大して出力するパルス幅拡大回路を備えて
おり、前記パルス幅拡大回路の出力が前記火災信号送出
部の動作表示灯に接続されているので、煙検出用発光素
子を発光制御する発振回路のパルス出力がパルス幅拡大
回路で拡大されるとともに、該拡大パルスによって動作
表示灯が点灯する。そのため、該表示灯は該発振回路が
発振を停止して煙検出が行えなくなると、該表示灯も点
滅点灯しなくなるので感知器に異常が発生したことを知
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電気回路図で、その上半
分を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示す電気回路図で、その下半
分を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
10 発光部 12 パルス幅拡大回路 20 受信部 30 火災判別部 40 蓄積回路 50 火災信号送出部 60 定電圧回路 62 定電流回路 70 センサ出力回路 80 試験回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−19440(JP,A) 特開 昭55−117943(JP,A) 特開 昭55−74692(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/02 - 17/12

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙検出用発光素子と、この発光素子にパル
    ス出力を供給する発振回路とを備えた発光部と;前記煙
    検出用発光素子から放射された光を直接受光せず、放射
    された光の散乱光を受光する煙検出用受光素子と、この
    受光素子の受光出力を増幅するための出力調整用可変抵
    抗を有する1段目の増幅回路と、この1段目の出力を更
    に増幅する2段目の増幅回路とを備えた受光部と;前記
    受光部の受光増幅出力が供給される基準電圧調整用可変
    抵抗を有する分割抵抗回路と、この分割抵抗回路の分割
    電圧によってオン・オフされる火災判別用のトランジス
    タとを備えた火災判別部と;前記火災判別部のトランジ
    スタの出力が接続されるとともに前記発光部の発振回路
    の出力が接続され、この発振回路のパルス出力に同期し
    て前記火災判別部のトランジスタが複数回連続してオン
    したか否か判別し、該トランジスタが複数回連続してオ
    ンしたことを判別した時に検出出力を生じる蓄積回路
    と;前記蓄積回路の検出出力によりオンする火災信号送
    出用スイッチング素子と、該スイッチング素子と直列に
    接続された動作表示灯とを備えた火災信号送出部と;前
    記発光部と前記受光部と前記火災判別部と前記蓄積回路
    とに電源を供給する定電圧回路であって、コレクタ・ベ
    ース間に定電流回路を備えたトランジスタと、このトラ
    ンジスタのベースとアース端子間にツェナダイオードが
    接続された定電圧回路と;を備えていることを特徴とす
    る光電式煙感知器。
  2. 【請求項2】前記発光部が、発振回路のパルス出力のパ
    ルス幅を拡大して出力するパルス幅拡大回路を備えてお
    り、前記パルス幅拡大回路の出力が前記火災信号送出部
    の動作表示灯に接続されていることを特徴とする請求項
    1記載の光電式煙感知器。
  3. 【請求項3】ベースが前記発光部の出力端と前記火災判
    別部の分割抵抗回路との接続点に接続され、エミッタが
    出力抵抗を介して接地されたトランジスタを備えたセン
    サ出力回路が設けられている請求項1又は2記載の光電
    式煙感知器。
  4. 【請求項4】定電流回路が、ドレインを前記トランジス
    タのコレクタに接続し、ゲートを該トランジスタのベー
    スに接続した接合型電界効果トランジスタと、該電界効
    果型トランジスタのソース・ゲート間に接続した抵抗
    と、から構成されていることを特徴とする請求項1、
    2、又は、3記載の光電式煙感知器。
  5. 【請求項5】感知器外部からの磁気によってオンするリ
    ードスイッチと、このリードスイッチに並列に設けら
    れ、感知器外部からの試験信号によってオンするスイッ
    チング素子とを備えた試験回路が設けられ;この試験回
    路のリードスイッチとスイッチング素子との並列回路
    が、前記受光部の2段目の増幅回路の利得制御用抵抗と
    並列に設けられていることを特徴とする請求項1、2、
    3、又は、4記載の光電式煙感知器。
  6. 【請求項6】火災信号送出部が、動作表示灯と並列なト
    ランジスタを備えており、該トランジスタのコレクタ・
    ベース間にツェナダイオードが設けられ、ベース・エミ
    ッタ間に抵抗が接続されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は、5記載の光電式煙感知器。
  7. 【請求項7】パルス出力を生じる発振回路と;該発振回
    路のパルス出力によって点灯制御される発光部の煙検出
    用発光素子と;前記煙検出用発光素子から放射された光
    の煙による散乱光を受光する煙検出用発光素子と;この
    発光素子の受光出力を増幅するとともに増幅出力を所定
    出力値に調整するための出力調整用可変抵抗を有する増
    幅回路と;該増幅回路の受光増幅出力が所定レベルに達
    したときに動作して判別出力を生じると共に火災判別用
    の所定レベルを所定値に調整するための基準電圧調整用
    可変抵抗を有する火災判別部と;前記火災判別部の判別
    出力により火災信号を送出する火災信号送出部と;を備
    えているいることを特徴とする光電式煙感知器。
  8. 【請求項8】出力調整用可変抵抗が、増幅回路の帰還用
    抵抗として設けられていることを特徴とする請求項7記
    載の光電式煙感知器。
  9. 【請求項9】火災判別部が、前記増幅回路の増幅出力が
    供給される第1の固定抵抗と基準電圧調整用可変抵抗と
    第2の固定抵抗とからなる直列抵抗回路と,前記第2の
    固定抵抗の両端にベースとエミッタが接続されたスイッ
    チング用のトランジスタと,から構成されていることを
    特徴とする請求項7記載の光電式煙感知器。
  10. 【請求項10】火災判別部のトランジスタの出力と発光
    部の発振回路の出力とが接続された蓄積回路を備えてお
    り、該蓄積回路が、火災信号送出部のスイッチング素子
    を駆動させる電流以下にするための制御手段を備えてい
    ることを特徴とする光電式煙感知器。
  11. 【請求項11】蓄積回路が、発振回路のパルス出力に同
    期して火災判別部のトランジスタが複数回連続してオン
    したか否かを判別し、該トランジスタが複数回連続して
    オンしたことを判別した時に検出出力を生じることを特
    徴とする請求項10記載の光電式煙感知器。
  12. 【請求項12】煙検出用発光素子を有する発光部と、煙
    検出用受光素子を有する受光部と、該受光素子の受光出
    力により火災を判別する火災判別部と、感知器の誤動作
    を防止するための蓄積回路と、にそれぞれ電源を供給す
    る定電圧回路を備えており、該定電圧回路がコレクタ・
    ベース間に定電流回路を備えたトランジスタと、該トラ
    ンジスタのベースとアース端子間にツェナダイオードが
    接続されていることを特徴とする光電式煙感知器。
  13. 【請求項13】定電流回路が、ドレインを前記トランジ
    スタのコレクタに接続し、ゲートを該トランジスタのベ
    ースに接続した接合型電界効果トランジスタと、該電界
    効果型トランジスタのソース・ゲート間に接続した抵抗
    と、から構成されていることを特徴とする請求項12記
    載の光電式煙感知器。
  14. 【請求項14】煙検出用発光素子と、該発光素子に発光
    用のパルス出力を供給する発振回路と、該発振回路のパ
    ルス出力のパルス幅を拡大して拡大パルスを出力するパ
    ルス幅拡大回路と、を備えた発光部と;該発光素子から
    放射された光の煙による散乱光を受光する煙検出用受光
    素子を備えた受光部と;該受光部の検出出力が火災判別
    レベルを越えた時に判別出力を生じる火災判別部と;該
    火災判別部の判別出力によって火災信号を送出する火災
    信号送出用スイッチング素子と、前記パルス幅拡大回路
    の拡大パルス出力が表示される動作表示灯、を備えた火
    災信号送出部と;を備えたことを特徴とする光電式煙感
    知器。
  15. 【請求項15】煙検出用発光素子と、該発光素子に発光
    用のパルス出力を供給する発振回路と、該発振回路のパ
    ルス出力のパルス幅を拡大して拡大パルスを出力するパ
    ルス幅拡大回路と、を備えた発光部と;該発光素子から
    放射された光の煙による散乱光を受光する煙検出用受光
    素子を備えた受光部と;該受光部の検出出力をデジタル
    信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と;前記ア
    ナログ・デジタル変換回路によって変換されたデジタル
    信号を送出し、かつ、前記パルス幅拡大回路の拡大パル
    ス出力が供給される動作表示灯と、を備えた信号送出部
    と;を備えたことを特徴とする光電式煙感知器。
  16. 【請求項16】動作表示灯が、火災信号送出用スイッチ
    ング素子と直列に設けられていることを特徴とする請求
    項14、又は、15記載の光電式煙感知器。
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