JP3208221B2 - 1,5−イミノ糖類の2−および3−アミノおよびアジド誘導体類 - Google Patents

1,5−イミノ糖類の2−および3−アミノおよびアジド誘導体類

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 本発明は、C−2および/またはC−3にアミノまたは
アジド置換基を有する新規な1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトール誘導体類に関し、特にこ
れらの誘導体類の化学合成およびそのための中間体類、
ならびにレンチウイルス類等のウイルス類の阻害方法に
関するものである。
【0002】1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール(デオキシノジリマイシンまたはDN
J)ならびにそのN−アルキルおよびO−アシル化誘導
体は、ヒト免疫不全症ウイルス(HIV)等のウイルス
の既知の阻害剤である。例えば、米国特許第4,84
9,430号;5,003,072号;5,030,6
38号;およびPCT国際出願WO87/03903を
参照。これらの誘導体のいくつかは、米国特許第4,9
57,926号に開示されているようにHSVおよびC
MV等の他のウイルスに対しても有効である。ある場合
には、米国特許第5,011,829号に記述されてい
るように、抗ウイルス活性はDNJ誘導体とAZT等の
他の抗ウイルス剤との組合せによって増強される。これ
らのDNJ誘導体の多くは、それらのグリコシダーゼ阻
害剤としての活性に基づく抗高脂血症剤である。例え
ば、米国特許第4,182,763号、4,533,6
68号および4,639,436号参照。DNJの2−
アセタミド誘導体は、Fleetら、Chem.Let
t.7,1051−1054(1986);およびKi
soら、J.Carbohydr.Chem.10、2
5−45(1991)により報告されているように有力
なグリコシダーゼ阻害剤である。
【0003】上述の事にかかわらず、新規かつ改良され
た抗ウイルス剤の発見および新規合成法について研究が
続けられている。
【0004】発明の簡単な記述 本発明に従って、C−2および/またはC−3にアミノ
またはアジド置換基を有する1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトールの新規誘導体が提供され
る。本発明の別の実施態様に従って、これらのDNJ誘
導体の新規化学合成法、およびそれらの中間体が提供さ
れる。新規DNJ誘導体およびそれらの種々の中間体
は、レンチウイルス類に対して例示されるように有用な
抗ウイルス活性を有する。
【0005】新規な1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
ノ−D−グルシトールのC−2および/またはC−3ア
ミノまたはアジド置換誘導体は、以下の一般構造式Iに
より表される:
【0006】
【化12】
【0007】式中、R=H、アルキル、アラルキル、又
は(CH 2 3 CF 3 ; X1=OH、N3、NH2、NH 1 よびNHCOR3; X2=OH、N3およびNH2、但し、X2がN3またはN
2の場合はX1はOHまたはNH2であり、更にX1およ
びX2の少なくとも1つはOHではない; R1、R2=アルキル;ならびに R3=H、アルキル。
【0008】式Iにおいて、R、R、RおよびR
置換基のアルキル残基は、好ましくは直鎖または分枝ア
ルキル基あるいはシクロアルキル基であって、好ましく
はR、RおよびRにおいては1〜約8個の炭素原
子を有する、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、
tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、2−エチルブチル、2−メチルペンチル、シク
ロペンチルおよびシクロヘキシル等のアルキルであり、
ならびにRにおいては1〜約18個の炭素原子を有す
る、例えばドデシル、オクタデシルまたは上記基のいず
れか等のアルキルである。
【0009】式Iにおいて、R置換基中のアリール残基
は、好ましくはベンジル、4−フルオロフェニルまたは
3−メトキシフェニル等のフェニルおよび置換フェニル
である。
【0010】式Iの好ましい化合物は、以下のものであ
る:DNJの2−アジド誘導体 2−アジド−1,2,5−トリデオキシ−1,5−イミ
ノ−D−グルシトール、 2−アジド−1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−D−グルシトール、 2−アジド−1,5−〔(2−エチルブチル)イミノ〕
−1,2,5−トリデオキシ−D−グルシトール、 2−アジド−1,5−〔(4,4,4−トリフルオロブ
チル)イミノ〕−1,3,5−トリデオキシ−D−グル
シトール、DNJの2−アミノ誘導体 2−アミノ−1,2,5−トリデオキシ−1,5−イミ
ノ−D−グルシトール、 2−アミノ−1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−D−グルシトール、 2−アミノ−1,5−〔(2−エチルブチル)イミノ〕
−1,2,5−トリデオキシ−D−グルシトール、 2−アミノ−1,5−〔(4,4,4−トリフルオロブ
チル)イミノ〕−1,2,5−トリデオキシ−D−グル
シトール、 1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−トリデオキシ
−2−(ジメチルイミノ)−D−グルシトール、 1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−トリデオキシ
−2−(メチルアミノ)−D−グルシトール、 1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−トリデオキシ
−2−〔(1−オキソブチル)アミノ〕−D−グルシト
ール、 1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−トリデオキシ
−2−〔(1−オキソブチル)アミノ〕−D−グルシト
ールトリブタノエート、DNJの3−アミノ誘導体 3−アミノ−1,3,5−トリデオキシ,1,5−イミ
ノ−D−グルシトール、 2,3−ジアミノ−1,5−(ブチルイミノ)−1,
2,3,5−テトラデオキシ−D−グルシトール、
【0011】式Iの化合物の新規合成法は、DNJのC
2およびC3における構造的修飾の形成、ならびにN−
カルボアルコキシ−2,3−アンヒドロ−DNJの親核
性開環を含む。
【0012】本発明の好ましい実施態様に従えば、式I
の化合物は、以下の一般的反応スキームA、DおよびF
に示される一連の反応によって化学的に合成され得、こ
こにおいて括弧内のローマ数字は、この数で示される一
般式で定義される化合物を指す。Rは、後に記述され
る反応剤および生成物によって例示されるいずれかのア
ルキルまたはアリール基であり得る。
【0013】スキームA:2−アジドおよび2−アミノ
1,5−イミノ糖の一般的合成
【0014】
【化13】
【0015】スキームA(続き):2−アジドおよび2
−アミノ 1,5−イミノ糖の一般的合成
【0016】
【化14】
【0017】前記反応スキームAは、以下の一般的反応
工程を含む: (a)出発材料DNJ(I)がアシル化剤によりN−ア
シル化され、DNJのカルバメート誘導体(II)を形
成する; (b)C−4およびC−6のヒドロキシルを、ヒドロキ
シル保護剤を用いてアセタール化またはケタール化によ
り保護し、アセタールまたはケタール(III)を形成
する; (c)C−2のヒドロキシルをC−2においてスルホン
化試薬を用いて位置選択的に保護し、2−スルホン化中
間体(IV)を与える; (d)C−2およびC−3のエポキシ化によって2,3
−アンヒドロ誘導体を形成してエポキシド中間体(V)
を与える;
【0018】エポキシド中間体(V)は、反応スキーム
Aの引続く工程においてDNJの2−アジドおよび2−
アミノ誘導体合成のために使用されるか、あるいは反応
スキームHにおける1,5−イミノ−D−アルトリオー
ルの3−アミノ誘導体合成のために保持される。 (e)該エポキシド中間体(V)を、アジド等を用いた
C−2およびC−3の親核性攻撃によって開環し、アジ
ド誘導体(VI)および(VII)の混合物を与える。
【0019】アジド誘導体(VII)は、反応スキーム
DにおけるDNJの3−アジドおよび3−アミノ誘導体
合成のために保持される。アジド誘導体(VI)は、反
応スキームAの引続く工程においてDNJの2−アジド
および2−アミノ誘導体合成のために使用されるか、あ
るいは反応スキームFにおけるDNJの2,3−ジアミ
ノ誘導体合成のために保持される。
【0020】(f)アジド誘導体(VI)のN−カルバ
メート基を除去し、中間体(VIII)を与える。 (g)中間体(VIII)をN−アルキル化して異なる
中間体(IX)を与え、これはDNJの最終的2−アジ
ドまたは2−アミノ誘導体調製のために使用され得る。 (h)中間体(IX)のC−4およびC−6のヒドロキ
シル保護基を、アセタールまたはケタール開裂によって
除去し、DNJの所望の新規抗ウイルス性2−アジド誘
導体(X)を与える。 (i)中間体(IX)の2−アジド基を2−アミノ基に
還元して中間体(XI)を与える。 (j)中間体(IX)のC−4およびC−6のヒドロキ
シル保護基を、アセタールまたはケタール開裂によって
除去し、DNJの所望の新規抗ウイルス性2−アミノ誘
導体(XII)を与える。
【0021】工程(a)におけるDNJ(I)のN−ア
シル化は、当業者に周知の慣用のN−アシル化法により
行なわれ得る。アミン類のアシル化のための好適な一般
的方法は、米国特許第5,003,072号;Marc
h,J.,AdvancedOrganic Chem
istry,Wiley,New York,198
5;Patai,S.(編)、The Chemist
ry of Amides,Wiley,New Yo
rk,1970に記述されている。例えば、クロロホル
メート類(例えばメチルクロロホルメート、エチルクロ
ロホルメート、ビニルクロロホルメート、ベンジルクロ
ロホルメート)またはジカルボネート類(例えば−te
rt−ブチルジカルボネート)等の種々の試薬を使用し
て、DNJをN−アシル化し、カルバメートまたはチオ
カルバメートを形成する。DNJ(I)の無水物、クロ
ロホルメート類またはジカルボネート類との反応は、1
種以上の極性、プロトン性溶媒(水、メタノール、エタ
ノール等)中に溶解し、塩基(例えば、炭酸カリウム、
炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、トリエ
チルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、
ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデク−7−エン)の存在下で優先的
に行なわれる。N−アシル化は、DNJ(I)をアルキ
ルまたはアリールクロロホルメートと、DMFまたは重
炭酸ナトリウム水溶液等の溶媒中で、20−50℃にて
反応させることにより優先的に行なわれ、生成物(I
I)を与らる。
【0022】アセタールまたはケタール誘導体(II
I)を与えるための工程(b)におけるC−4およびC
−6ヒドロキシル基の保護は、例えば米国特許第5,0
03,072号およびGreen,T.W.のProt
ective Groupsin Organic S
ynthesis,Wiley,New York、1
981に記述されているような慣用のヒドロキシル保護
方法によって行なわれ得る。環状アセタールおよびケタ
ールは、酸触媒の存在下における4,6−ジヒドロキシ
化合物(II)とアルデヒドまたはケトンとの反応によ
り形成される。この反応において有用なカルボニル(ま
たはジメチルアセタールもしくはジメチルケタール等の
カルボニル均等物)化合物は、例示的にはアセトン、ア
セトアルデヒド、メチルフェニルケトン、ベンズアルデ
ヒド、4−メトキシベンズアルデヒド、2,4−ジメト
キシベンズアルデヒド、4−ジメチルアミノベンズアル
デヒド、2−ニトロベンズアルデヒド、2,2,2−ト
リクロロアセトアルデヒド(クロラール)、およびアセ
トフェノンである。この反応に好適な酸触媒は、例えば
パラートルエンスルホン酸、触媒量HCl、触媒量硫
酸、FeCl、ZnCl、SnClおよびBF
−エーテルであり、また反応は、メチレンクロライド、
1,2−ジメトキシエタン、ジオキサン、ジメチルホル
ミムアミド、ジメチルアセタミドまたはジメチルスルホ
キシド等の非プロトン性溶媒の存在下で行なわれる。従
って、パラートルエンスルホン酸が、ジメチルホルムア
ミド等の有機媒体中のベンズアルデヒドジメチルアセタ
ールの溶液に添加され、N−アシル−DNJ(II)と
20−65℃にて反応に付され、生成物(III)が与
えられる。
【0023】工程(C)における化合物(III)のC
−2のヒドロキシル基の選択的保護は、位置選択的トシ
ル化によって実施され得、トシレート(IV)を与え
る。例えば、化合物(III)を、溶媒(ベンゼン、ト
ルエン、メタノール、エタノール等)中でジブチルチノ
キシドと共に都合良く還流させて、均質な溶液を形成す
る。次いで、スタニレン中間体をp−トルエンスルホニ
ルクロライドと共に反応させてトシレート(IV)を与
える。この反応において、ベンゼンスルホニルクロライ
ド、4−ブロモベンゼンスルホニルクロライド、4−ニ
トロベンゼンスルホニルクロライドおよびメタンスルホ
ニルクロライド等の他のスルホニルクロライドも使用さ
れ得る。
【0024】エポキシド中間体(V)は、工程(d)に
おいてスルホネート(IV)をジメチルホルムアミド、
ジメチルアセタミド、ジメチルスルホキシド、ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチル
エーテル、ジブチルエーテルおよびtert−ブチルメ
チルエーテル等の溶媒を用いて、水素化ナトリウム、水
素化カリウム、水素化リチウム、炭酸セシウム、炭酸カ
リウムおよびカリウムtert−ブトキシド等の塩基と
共に処理することにより容易に調製される。
【0025】工程(e)におけるエポキシド中間体
(V)の親核的開環は、好ましくは、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセタミド、2−メトキシエタノール、
ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジブチルエーテルおよびtert−ブチルメチルエーテ
ル等の溶媒中の(V)の溶液を、ナトリウムアジトと共
に加熱(50℃−還流)することにより行なわれ、生成
物(VI)および(VII)のジアステレオマー混合物
を与える。
【0026】化合物(VI)の窒素保護カルバメート基
は、工程(f)において40〜100℃の温度での塩基
加水分解により容易に除去され、中間体(VIII)を
与える。この反応のために好適な例示的塩基は、メタノ
ール、エタノール、エチレングリコールおよびジオキサ
ン等の有機溶媒の存在を伴うか、または伴わない、水性
の水酸化ナトリウム、水酸化リチウムまたは水酸化カリ
ウムである。カルバメートは、硫黄親核性化合物(例え
ばナトリウムチオメトキシドおよびリチウムチオプロポ
キシド)またはヨウ化トリメチルシラン等、他の試薬に
よっても切断され得る。
【0027】中間体(VIII)のN−アルキル化は、
工程(g)においてNaCNBH、NaBHまたは
アルキルアルデヒドを使用する還元的アルキル化法によ
って行なわれ得る。対応するN−アルキル誘導体化合物
(IX)を調製するための適当なアルキルアルデヒド
は、例えばn−プロパナール、n−ブタナール、n−ペ
ンタナール、n−ヘキサナール、n−ヘプタナールおよ
びn−オクタナールである。この反応のために好ましい
アルデヒドは、例えばブチルアルデヒド、3−フェニル
プロピオンアルデヒドおよび2−エチルブチルアルデヒ
ドである。
【0028】別法として、N−アルキル化は、中間体
(VIII)をベンジルブロマイド、ブロモブタン、ブ
ロモヘキサン、ヨードメタン等のハロゲン化アルキル
と、トリエチルアミン、ピリジンおよびジイソプロピル
エチルアミン等の塩基の存在下で反応させることにより
達成され得る。この反応に好適な溶媒は、例えばDM
F、ジメチルアセタミド、ジメチルスルホキシドおよび
ピリジンである。N−アルキル化のための好ましいハロ
ゲン化アルキルは、1−ブロモ−4,4,4−トリフル
オロブタンである。
【0029】中間体(IX)由来のアセタールまたはケ
タール基は、工程(h)において酸触媒加水分解により
除去され得、DNJの新規2−アジド誘導体(X)を与
える。酸は、例えばトリフルオロ酢酸(水と共に、また
は無しで)、塩酸水溶液、三塩化ホウ素、1N硫酸、8
0%酢酸、酸性樹脂(Dowex50−W、H等)、
メタノールまたはエタノール中の触媒量のp−トルエン
スルホン酸等が、25−80℃にて使用され得る。ベン
ジリデンアセタールも、四塩化炭素中でN−ブロモスク
シンイミドおよびBaCO(またはCaCO)を使
用するか、または電気化学的還元反応によって切断され
得る。
【0030】工程(i)において2−アミノ中間体(X
I)を与える中間体(IX)の2−アジド基の還元は、
炭素上のパラジウムを用いる水素添加により都合良く行
なわれ得る。次いで、アセタールまたはケタール基は、
中間体(XI)から工程(j)において工程(h)で詳
述したものと同様な条件を使用して除去され、DNJの
新規な2−アミノ中間体(XII)を与える。(XI)
の4,6−ヒドロキシ保護基がベンジリデンアセタール
である場合には、遷移水素添加条件(例えば、(XI)
のエタノール溶液を、Pd(OH)、およびシクロヘ
キサンまたは1,4−シクロヘキサジエン等の水素供与
体と共に加熱)によって、該基の除去を行なってもよ
い。(XI)のベンジリデン基を、金属(Li、Naま
たはK等)および液体アンモニアを使用して、−70〜
−33℃にて同様に除去し、(XII)を与えることが
できる。ベンジリデンアセタールは、N−ブロモスクア
セタールは、四塩化炭素中のN−ブロモスクシンイミド
およびBaCO(またはCaCO)を使用するか、
または電気化学的還元反応によって切断され得る。2,
2,2−トリクロロエチリデンアセタールは、水酸化ナ
トリウム水溶液およびエタノールを使用して接触還元
(H、ラネーNi)により切断され得る。
【0031】以下の反応スキームBおよびCは、DNJ
の2−アジドおよび2−アミノ誘導体(スキームB)な
らびにDNJの2−アルキルアミノおよび2−アシルア
ミノ誘導体(スキームC)の好ましい合成をそれぞれ示
すもので、括弧内のアラビア数字は、下記の詳細な例に
おいて調製される化合物を示すものである。
【0032】スキームB:2−アジドおよび2−アミノ
1,5−イミノ糖類の合成
【0033】
【化15】
【0034】スキームB(続き):2−アジドおよび2
−アミノ 1,5−イミノ糖類の合成
【0035】
【化16】
【0036】スキームC:2−アルキルアミノおよび2
−アシルアミド 1,5−イミノ糖類の合成
【0037】
【化17】
【0038】スキームD:3−アジドおよび3−アミノ
−1,5−イミノ糖の一般的合成
【0039】
【化18】
【0040】式Iの3−アジド−および3−アミノ−D
NJ誘導体類の一般的合成を示す前述の反応スキームD
は、反応スキームAの工程(e)において調製されたア
ジド誘導体(VII)から出発する以下の一般的反応工
程を含む:
【0041】(a)出発材料であるアジド誘導体(VI
I)におけるC−2の遊離水酸基を酸化して、ケトン
(XIII)を与える; (b)ケトン(XIII)を、ジイソブチルアルミニウ
ムハイドライド、ナトリウムボロハイドライド等の還元
剤を用いて還元し、エピマーアルコール(XIV)およ
び(XV)の混合物を与える; (c)アルコール(XIV)のN−カルバメートを加水
分解的に切断して、中間体(XVI)を与える; (d)中間体(XVI)をN−アルキル化し、DNJの
最終的3−アジドまたは3−アミノ誘導体の調製に使用
され得る異る中間体(XVII)を与える; (e)中間体(XVII)のC−4およびC−6のヒド
ロキシル保護基を、アセタールまたはケタールの切断に
より除去し、所望のDNJの3−アジド誘導体(XVI
II)を与える; (f)中間体(XVII) の3−アジド基を3−アミ
ノ基に還元して、中間体(XIX)を与える; (g)中間体(XIX)のC−4およびC−6のヒドロ
キシル保護基を、アセタールまたはケタールの切断によ
り除去し、所望のDNJの3−アミノ誘導体(XX)を
与える。
【0042】前述の反応スキームDにおいて、DNJの
3−アジドおよび3−アミノ誘導体合成のための工程
(c)から(g)までは、反応スキームAにおけるDN
Jの2−アジドおよび2−アミノ誘導体合成のための工
程(f)から(j)までと同様な試薬および条件を用
い、同様な方法で実施され得る。工程(a)において
は、残る分子が完全に保護されているため、(VII)
における第2アルコールの酸化は、種々の酸化剤を用い
て効果的に実施され得る。(例えば、March,J.
in Advanced Organic Chemi
stry,Wiley,New York,1985;
House,H.O.in Modern Synth
etic Reactions,Benzamin P
ublishing Co.,Massachuset
ts,1972;Augusting,R.L,in
Oxidations−Technigues and
App lications in Organic
Synthesis,Dekker,New Yor
k,1969;W.P.Griffith and
S.M.Levy,Aldrichchimica A
cta 23,13(1990);R.M.Moria
rty and O.Prakash J.Org.C
hem.50,151,1985;A.Mancus
o,D.Swern,Synthesis165(1
981);S.Czernecki,C.Georgo
ulus,C.L.Stevens and K.Vi
jayakantam,Tetrahedron Le
tt.26,1699(1985);J.Hersov
ici,M.J.Egra and K.Antona
kis,J.Chem.Soc.Perkin Tra
ns.I,1967(1982);E.J.Core
y,E.Barrette and P.Margri
otis,Tetrahedron Lett.26
5855(1985);H.Tomioka,K.Os
hima and H.Nozaki,Tetrahe
dron Lett.23,539(1982)参照)
【0043】化合物VIIのC−2ヒドロキシルの酸化
に好適な数種の試薬は、ピリジニウムクロロクロメート
(酢酸ナトリウム、セライト、アルミナ、分子ふるい等
の添加剤と共に、または無しに)、ピリジニウムジクロ
メート、三酸化クロム/ピリジン、2,2′−ビピリジ
ニウムクロロアクロメート、環状クロメートエステル
(E.J.Corey,E.Barrette and
P.Margriotis,Tetrahedron
Lett.26,5855(1985))、RuCl
(PPh−tert−BuOOH、セライト上
の炭酸銀、硝酸セリウム(IV)アンモニウム(臭素酸
ナトリウムと共に、または無しで)、テトラ−n−プロ
ピルアンモニウム、パールテネート、活性化ジメチルス
ルホキシド試薬(DMSOおよび無水酢酸、無水トリフ
ルオロ酢酸、オキサリルクロライド、無水トリフルオロ
スルホン酸、ジシクロヘキシルカルボジイミド等の親電
子性試薬の1種を使用して)等である。新規カルボニル
化合物(XIII)の形成は、(VII)のC−2水酸
基を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中の無水トリ
フルオロ酢酸を用い、メチレンクロライドを溶媒として
使用して、−70°〜0゜にて酸化し、引続いてトリエ
チルアミンまたはジイソプロピルエチルアミン等の塩基
により−70°〜25℃にて処理することによって、優
先的に行なわれる。
【0044】以下の反応スキームEは、DNJの3−ア
ミノ誘導体の好ましい合成を示すもので、括弧内のアラ
ビア数字は、下記の詳細な例において調製される化合物
を示す。下記の表1は、種々の還元条件下におけるケト
ン(32)の還元によるアルコール(33)および(3
4)の比率について得られた結果を示す。
【0045】
【表1】
【0046】スキームE:3−アミノ−1,5−イミノ
糖類の合成
【0047】
【化19】
【0048】スキームF:2,3−ジアミノ−1,5−
イミノ糖類の一般的合成
【0049】
【化20】
【0050】式Iの2,3−ジアミノ−DNJ誘導体の
一般的合成を示す前述の反応スキームFは、反応スキー
ムAの工程(e)で調製されたアジド誘導体(VI)か
ら出発する以下の一般的反応工程を含む:
【0051】(a)アジド誘導体(VI)をC−3の配
置反転に付し、talo中間体(XXI)を与える; (b)中間体(XXI)のC−3の遊離水酸基をスルホ
ン化して、スルホン酸エステル(XXII)を与える; (c)スルホン酸エステル(XXII)を、C−3のグ
ルコ配置への反転を伴うアジド置換に付し、ジアジド中
間体(XXIII)を与える; (d)ジアジド中間体(XXIII)のN−カルバメー
トを加水分解的に切断し、中間体(XXIV)を与え
る; (e)中間体(XXIV)をN−アルキル化して異なる
中間体(XXV)を与え、これは、DNJの最終的2,
3−ジアミノまたは2,3−ジアジド誘導体の調製に使
用され得る; (f)中間体(XXV)のC−4およびC−6のヒドロ
キシル保護基をアセタールまたはケタールの切断により
除去し、DNJの2,3−ジアジド誘導体(XXVI)
を与える。 (g)中間体(XXV)の2,3−ジアジド基を2,3
−ジアミノ基に還元して、中間体(XXVII)与え
る; (h)中間体(XXVII)のC−4およびC−6ヒド
ロキシル保護基をアセタールまたはケタールの切断によ
り除去し、DNJの所望の2,3−ジアミノ誘導体(X
XVIII)を与える。
【0052】前述の反応スキームFにおいて、DNJの
2,3−ジアジドおよび2,3−ジアミノ誘導体合成の
ための工程(d)から(h)までは、反応スキームAに
おいてDNJの2−アジドおよび2−アミノ誘導体合成
のための工程(f)から(j)までと同様な試薬および
条件を用い、類似の方法で行なわれ得る。反応工程
(a)から(c)までは、配置の正身が保持されるC−
3ヒドロキシルのアジド基による置換を含む。
【0053】以下の反応スキームGは、DNJの2,3
−ジアミノ誘導体の好ましい合成を示し、ここで括弧内
のアラビア数字は、下記の詳細な例において合成される
化合物をさす。
【0054】スキームG:2,3−ジアミノ−1,5−
イミノ糖の合成
【0055】
【化21】
【0056】以下の反応スキームHは、反応スキームA
のエポキシド中間体(V)、および好ましくは反応スキ
ームBのエポキシド中間体(5)からの1,5−イミノ
−D−アルトリトールの3−アミノ誘導体の合成を示
す。反応スキームHは、以下の反応工程を含み、ここで
括弧内のアラビア数字は、下記の詳細な例において調製
される化合物をさす。
【0057】(a)エポキシド中間体(5)を、N,N
−ジメチルアミノエチルアミンまたはブチルアミン等の
アルキルアミン中で還流させることにより開環させ、
1,5−イミノ−アルトリトールのC−4およびC−6
ヒドロキシル保護3−アミノ誘導体(47)および(4
8)をそれぞれ与える; (b)3−アミノ誘導体(47)上のベンジルカルバメ
ート(Z)を、塩基加水分解、または触媒的水素添加法
(HおよびPd/C、またはH白金黒)によって除
去し、中間体(49)を与える;ならびに (c)中間体(49)のC−4およびC−6ヒドロキシ
ル保護基を、アセタールまたはケタールの切断により除
去し、1,5−イミノ−D−アルトリトールの所望の新
規抗ウイルス性3−アミノ誘導体(50)を与える。こ
の工程は、反応スキームAの工程(h)における、中間
体(IX)からアセタールまたはケタール基を除去する
ための酸触媒加水分解と同様な方法により行なわれ得
る。
【0058】スキームH:3−アミノ−1,5−イミノ
糖類の合成
【0059】
【化22】
【0060】標準的インビトロ試験において、本発明の
新規化合物は、慣用のプラーク減数アッセイにてビスナ
ウイルスに対する阻害活性を示した。遺伝子的にAID
Sウイルスに極めて類似するレンチウイルス類であるビ
スナウイルスは、ヒツジおよびヤギに対して病原性であ
る。Sonigoらの、Cell 42,369−38
2(1985);Haase,Nature 322
130−136(1986)参照。ヒト免疫不全ウイル
ス(HIV)の有用なモデルとしてのインビトロにおけ
るビスナウイルス複製の阻害、および試験化合物による
その阻害は、Frankら、Antimicrobia
l Agents and Chemotherapy
31(9)、1369−1374(1987)に記述
されている。
【0061】HIV−1の阻害は、シンシチウム−感受
性の感受性ヒト宿主細胞を微量培養プレート中でウイル
スと共におよび無しに平板培養し、種々の濃度の試験化
合物を添加し、該プレートを9日間培養し(この間に、
感染された非薬剤処理対照細胞は、ウイルスによりかな
り、または完全に破壊される)、ならびに、次いで色測
定的終点を使用して残存する生存細胞数を測定すること
を含む試験によって示され得る。
【実施例】
【0062】発明の詳細な記述 以下の例は、本発明を更に例示するものであるが、本発
明がこれらの特定の例またはそれらに開示される詳細に
限定されるものではないことが理解されるであろう。
【0063】例1
【0064】1,5−ジデオキシ−1,5−〔{(フェ
ニルメトキシ)カルボニル}イミノ〕−D−グルシトー
ル(2)の調製: 飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1000ml)中の1−
デオキシノジリマイシン(100g、0.61mol)
の撹拌溶液に、ベンジルクロロホルメート(95%、1
21g、0.67mol)を室温にて滴々加えた。室温
にて18時間撹拌後、該溶液をメチレンクロライド(3
00ml)を用いて1回抽出し、未反応のベンジルクロ
ロホルメートを除去した。次いで、水性層を酢酸エチル
にて数回抽出し、全量で2.5−3リットルの抽出物を
得た。次いで、有機層を乾燥させ(NaSO)、濾
過し、濃縮して(2)を白色固体(98.57g、54
%)、mp101−2℃として得た。C1419NO
として理論値、C,56.56,H,6.44,N,
4.71、実験値、C,56.33,H,6.38,
N,4.58.,H NMR(CDOD)7.2−
7.4(m,5H),5.15(s,2H),4.23
(br m,1H),4.05(br d.,J=1H
z,1H),3.87(dd,J=6,4Hz,1
H),3.78−3.85(m,2H),3.70−
3.78(m,2H),3.45(br d,J=8H
z,1H)。
【0065】例2
【0066】1,5−ジデオキシ−1,5−〔{(フェ
ニルメトキシ)カルボニル}イミノ〕−4,6−O−
(R−フェニルメチレン)−D−グルシトール(3)の
調製: 丸底フラスコ中の(2)(98.5g、0.33mo
l)、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(65.5
g、0.43mol)およびp−トルエンスルホン酸
(1g)の混合物を、ジメチルホルムアミド(400m
l)に溶解させた。該フラスコを水流アスピレータに接
続し、該反応物を60−65℃にて4時間加熱した。該
反応混合物を室温まで冷却し、重炭酸ナトリウム(14
g)を含む撹拌されている氷水(1200ml)に注入
した。形成された白色固体を濾過し、冷水で洗浄し、乾
燥させた。ヘキサン/酢酸エチルを用いて再結晶して3
(96.2g、54%)を純粋な白色固体、mp147
−48℃として得た。C2123NOとして理論
値、C,65.44,H,6.02,N,3.63、実
験値、C,65.15,H,5.93,N,3.49。
IR(KBr)3420,1715,1450,142
5,1395,1380,1365,1090−1
H NMR(CDOD)7.28−7.53(m,1
0H),5.61(s,1H),5.14(s,2
H),4.77(dd,J=11,4.6Hz,1
H),4.38(t,J=11Hz,1H),4.16
(dd,J=13.4,4.2Hz,1H),3.5−
3.7(複合m,3H),3.35(td,J=11,
4.6Hz),2.97(dd,J=13.4,9.3
Hz,1H);13CNMR(CDOD)156.
7,139.4,138.0,129.9,129.
7,129.3,129.2,129.1,127.
6,102.8,81.9,77.5,71.5,7
0.6,68.6,55.9および50.5;MS(C
I,NH,m/e)386(M+1)。
【0067】例3
【0068】1,5−ジデオキシ−1,5−〔{(フェ
ニルメトキシ)カルボニル}イミノ〕−4,6−O−
(R−フェニルメチレン)−D−グルシトール、2−
(4−メチルベンゼンスルホネート)(4)の調製: メタノール(300ml)中のジオール3(46.3
g、0.12mol)およびジ−n−ブチルチンオキシ
ド(31.1g,0.125mol)の混合物を、2時
間還流させた。メタノールを除去し、トルエンを添加
し、そして減圧下で除去した。残渣を、メチレンクロラ
イド(300ml)およびトリエチルアミン(20m
l、0.144mmol)に溶解させた。0℃に冷却
後、P−トルエンスルホニルクロライド(25.2g、
0.132mmol)を添加した。該反応物を、0℃に
て30分間撹拌し、次いで20℃に加温した。3時間撹
拌後、反応を飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加により
停止させた。有機層を分離し、水、0.5M KHSO
および水を順次用いて洗浄した。有機層を乾燥させ
(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をクロマト
グラフィにかけ(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル
7/3)、純粋な4(50.27g、77%)を、白色
固体、mp115−17℃として得た。C2829
Sとして理論値:C,62.32,H,5.42,
N,2.66、実験値、C,62.65,H,5.4
0,N,2.62。H NMR(CDCl)7.8
2(d,J=7.8HZ,2H),7.35−7.50
(m,10H),7.31(d,J=7.8Hz,2
H),5.51(s,1H),5.12(s,2H),
4.76(dd,J=11.4,4.5Hz,1H),
4.38(ddd,J=9.3,7.6,4.8Hz,
1H),4.32(dd,J=11.4,9.5Hz,
1H),4.31(dd,J=13.6,4,8Hz,
1H),3.78(dt,J=2.6,9.4Hz,1
H),3.59(t,J=9.4Hz,1H),3.2
6(ddd,J=11.4,9.4,4.5Hz,1
H),3.04(dd,J=13.6,9.3Hz,1
H),2,63(d,J=2.6Hz,1H),2.4
1(s,3H);13C NMR(CDCl)15
4.8,145.2,137.0,135.8,13
3.2,129.8,129.3,128.7,12
8.4,128.3,128,1,126.2,10
1.8,79.9,78.1,73,9,69.2,6
7.8,54.2,47.1および21.7;MS(m
/e)546(M+Li)。
【0069】例4
【0070】2,3−アンハイドロ−1,5−ジデオキ
シ−1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イ
ミノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−
マンニトール(5)の調製: 水素化ナトリウム(2.79g、鉱油中の60%懸濁
物、69.66mol)をアルゴン下でフラスコに入
れ、乾燥ヘキサンにて3回洗浄した。残渣を乾燥THF
(300ml)に懸濁し、これにTHF(100ml)
中の4(37.6g、69.66mmol)の溶液を徐
々に加えた。18時間撹拌後、該反応を水の添加により
停止させた。有機層を、酢酸エチルにより抽出し、飽和
重炭酸ナトリウム水溶液および食塩水により洗浄した。
乾燥(硫酸ナトリウム)および濾過後、有機層を濃縮
し、シクロヘキサンを用いて再結晶化し、純粋な5(1
9.2g、75%)を、白色固体、mp104−5℃と
して得た。C2121NOとして理論値:C,6
8.64,H,5.77,N,3.81、実験値、C,
68.21,H,5.84,N,3.67。H NM
R(CDCl)7.53−7.67(m,10H),
5.67(s,1H),5.16(s,2H),4.7
6(ブロードs,1H),4.59(d,J=15H
z,1H),4.08(d,J=10Hz,1H),
4.02(dd,J=11.4,4Hz,1H),3.
46(dd,J=15,0.9Hz,1H),3.40
(d,J=3Hz,1H),3.25(d,J=3H
z,1H),3.10(dt,J=4,10Hz,1
H);13C NMR(CDCl)156.2,13
7.8,136.6,129.7,129.1,12
8.9,128.8,128.5,126.6,10
2.8,73.0,70.4,68.0,56.0,5
4.7,50.4および46.6;MS(CI,N
,m/e)368(M+H)。
【0071】例5
【0072】2−アジド−1,2,5−トリデオシキ−
1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イミ
ノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グ
ルシトール(7)および3−アジド−1,3−5−トリ
デオキシ−1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニ
ル}イミノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)
−D−アルトリトール(6)の合成: 2−メトキシエタノール(80ml)中のエポキシド5
(4g、10.9mmol)の溶液に、アジ化ナトリウ
ム(3.5g、54.5mmol)および塩化アンモニ
ウム(2.33g、43.6mmol)を添加した。該
反応混合物を36時間還流した。溶媒の一部を減圧下で
除去した。該反応混合物を酢酸エチルにより希釈し、1
N HCl、水および食塩水により洗浄した。有機層を
乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。該粗製混
合物を、クロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン/酢
酸エチル 8/2)にかけて、純粋な7(1.95g、
44%)および6(1.81g、41%)を得た。6.
(DSC(mp)253℃;C2122405とし
て理論値、C,61.46,H,5.40,N,13.
65、実験値、C,61.23,H,5.46,N,1
3.397。C2122405として理論値、C,
61.46,H,5.40,N,13.65、実験値、
C,61.31,H,5.56,N,13.26。
【0073】例6
【0074】2−アジド−1,2,5−トリデオシキ−
1,5−イミノ−4,6−O−(R−フェニルメチレ
ン)−D−グルシトール(8)の合成: 化合物7(3.3g、8.05mol)を、あらかじめ
調製したエタノール/水(1/1、120ml)中の水
酸化ナトリウム(4g)の溶液に添加した。該混合物を
70℃にて20時間加熱後、反応物を冷却し、溶媒の一
部を減圧下で除去した。該混合物を1N HClにて中
和し、メチレンクロライド中に抽出した。有機層を水お
よび食塩水により洗浄した。乾燥(MgSO)後、濾
液を濃縮し、粗生成物(3.01g)をクロマトグラフ
ィ(シリカゲル、酢酸エチル/i−プロパノール 98
/2)にかけ、純粋な8(2.07g、93%)を得
た。C1316として理論値、C,56.5
1,H,5.84,N,20.28、実験値、C,5
6.56,H,5.93,N,20.15。
【0075】例7
【0076】2−アジド−1,5−(ブチルイミノ)−
1,2,5−トリデオキシ−4,6−O−(R−フェニ
ルメチレン)−D−グルシトール(9)の合成: メタノール(120ml)中の8(3.1g、11.2
3mmol)の溶液に、モレキュラシーブ(4A゜、
3.5g)を加えた。5分間撹拌後、ブチルアルデヒド
(1.86ml、20.8mol)、酢酸(1.3m
l)およびナトリウムシアノボロハイドライド(95
%、1.02g、15.4mmol)を加えた。該反応
物を22℃にて18時間撹拌し、濾過し、残渣をより多
量の酢酸エチルで洗浄した。合せた有機画分を濃縮し
た。残渣を酢酸エチルに溶解させ、炭酸カリウム水溶
液、水および食塩水により洗浄した。乾燥(MgS
)および濃縮後、粗生成物(4.08g)をクロマ
トグラフィ(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル 6/
4)にかけ、9(3.28g、88%)を白色固体とし
て得た。DSC(mp)115℃(分解);C17
24として理論値、C,61.43,H,7.
28,N,16.85、実験値、C,61.40,H,
7.34,N,16.84。
【0077】例8
【0078】2−アジド−1,5−{(2−エチルブチ
ル)イミノ}−1,2,5−トリデオシキ−4,6−O
−(R−フェニルメチレン)−D−グルシトール(1
0)の合成: メタノール(35ml)中の8(1.07g、3.87
mmol)の溶液に、モレキュラシーブ(4A゜、2.
1g)を添加した。5分間撹拌し、2−エチルブチルア
ルデヒド(1.04ml、7.74mol)、酢酸
(0.35ml)およびナトリウムシアノボロハイドラ
イド(95%、390mg、5.8mmol)を加え
た。該反応物を22℃にて20時間撹拌し、濾過し、残
渣をより多量の酢酸エチルにて洗浄した。合せた有機画
分を濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解させ、炭酸カリ
ウム水溶液、水および食塩水により洗浄した。乾燥(M
gSO)および濃縮後、粗生成物(1.47g)をク
ロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル
8/2)にかけ、純粋な10(650mg、47%)を
得た。C1928として理論値、C,62.
68,H,7.86,N,15.39、実験値、C,6
2.72,H,7.94,N,15.16。
【0079】例9
【0080】2−アジド−1,5−{(4,4,4−ト
リフルオロブチル)イミノ}−1,2,5−トリデオキ
シ−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グル
シトール(11)の合成: ジメチルホルムアミド(10ml)中の8(500m
g、1.81mmol)の溶液に、1−ブロモ−4,
4,4−トリフルオロブタン(375mg、1.96m
mol)および炭酸カリウム(150mg、1.08m
mol)を加えた。該反応物を60℃の油浴に浸漬し、
60時間撹拌した。更に1−ブロモ−4,4,4−トリ
フルオロブタン(375mg、1.96mmol)を加
え、該反応物を60℃にて24時間加熱した。溶媒を減
圧下で除去し、反応混合物を1N HClを用いて中和
した。該混合物をメチレンクロライドにて抽出し、抽出
物を炭酸カリウムおよび食塩水で洗浄した。乾燥(Mg
SO)および濃縮後、該粗生成物(610mg)をク
ロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル6
/4)に付して純粋な11(510mg、73%)を濃
厚な液状物として得た。H NMR(CDCl
7.49(m,2H),7.39(m,3H),5.4
9(s,1H),4.34(dd,J=11,4Hz,
1H),3.63(dd,J=11,10Hz,1
H),3.45−3.60(複合バンド,2H),3.
48(t,J=9Hz,1H),3.10(d,J=2
Hz,1H),2.97(dd,J=12,5Hz,1
H),2.55(dt,J=13,5Hz,1H),
2.36(dt,J=10,4Hz,1H),2.30
(dt,J=13,7Hz,1H),1.90−2.2
2(複合バンド,3H),1.68(d,J=7.5H
z,1H)。
【0081】例10
【0082】2−アジド−1,2,5−トリデオシキ−
1,5−イミノ−D−グルシトール(12)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、15ml)中の8(1
g、3.61mmol)の溶液を、22℃にて18時間
撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、濃厚な黄色液状物と
しての残渣を、蒸留水にて中性となるまで前洗浄したイ
オン交換カラム〔Amberlite、IRA−400
(OH)〕に通した。塩基性画分を、引続いて同様にT
LC(シリカゲル、酢酸エチル/メタノール/水酸化ア
ンモニウム 50/50/2.5)にかけて貯留し、そ
して濃縮した。該画分中の水を、トルエンを用いて共沸
的に除去し、メタノール/ヘキサンからの結晶化後、1
2(394mg、74%)を白色固体として単離した。
mp142℃(分解)、C12・25H
Oとして理論値、C,39.86,H,6 64,N,
27.75、実験値、C,39.91,H,6.79,
N,27.59。
【0083】例11
【0084】2−アジド−1,5−(ブチルイミノ)−
1,2,5−トリデオキシ−D−グルシトール(13)
の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、12ml)中の9(6
50mg、1.96mmol)の溶液を22℃にて8時
間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留水にて
中性となるまで前洗浄したイオン交換カラム〔Ambe
rlite、IRA−400(OH)〕に通した。塩基
性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲル、酢酸エ
チル/i−プロパノール/水/水酸化アンモニウム 7
0/25/5/2)にかけて貯留し、そして濃縮した。
該画分中の水を、トルエンを用いて共沸的に除去して1
3(330mg)を得、これを再クロマトグラフィ(シ
リカゲル、酢酸エチル/i−プロパノール/水/水酸化
アンモニウム 70/25/5/2)にかけて純粋な1
3(260mg、61%)を濃厚な液状物として得た。
1020・2HOとして理論値、C,4
8.45,H,8.29,N,22.60、実験値、
C,48.49,H,8.31,N,22.41。
【0085】例12
【0086】2−アジド−1,5−{(2−エチルブチ
ル)イミノ}−1,2,5−トリデオキシ−D−グルシ
トール(14)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、7ml)中の10(2
50mg、0.69mmol)の溶液を22℃にて18
時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留水に
て中性となるまで前洗浄したイオン交換カラム〔Amb
erlite、IRA−400(OH)〕に通した。塩
基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲル、酢酸
エチル/i−プロパノール/水/水酸化アンモニウム
70/25/5/2)にかけて貯留し、そして濃縮し
た。該画分中の水をトルエンを用いて共沸的に除去して
14(151mg)を得、これを再クロマトグラフィ
(シリカゲル、酢酸エチル/i−プロパノール/水/水
酸化アンモニウム 70/25/5/2)にかけて純粋
な14(52mg、27%)を白色固体として得た。D
SC(mp)127℃(分解)、C1224
として理論値、C,52.92,H,8.88,N,2
0.57、実験値、C,52.67,H,8.91,
N,20.48。
【0087】例13
【0088】2−アジド−1,5−{(4,4,4−ト
リフルオロブチル)イミノ−1,2,5−トリデオキシ
−D−グルシトール(15)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、25ml)中の11
(500mg、1.29mmol)の溶液を22℃にて
24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留
水にて中性となるまで前洗浄したイオン交換カラム〔A
mberlite、IRA=400(OH)〕に通し
た。塩基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲ
ル、酢酸エチル/i−プロパノール/水/水酸化アンモ
ニウム 70/25/5/2)にかけて貯留し、そして
濃縮した。該画分中の水をトルエンを用いて共沸的に除
去して粗製の15(320mg)を得、これを再クロマ
トグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/i−プロパノー
ル/水/水酸化アンモニウム 70/25/5/2)に
かけて純粋な15(272mg、70%)を白色固体と
して得た。DSC(mp)107℃(分解)、C10
17として理論値、C,40.27,H,
5.75,N,18.78、実験値、C,40.12,
H,5.71,N,18.60。
【0089】例14
【0090】2−アミノ−1,5−(ブチルイミノ)−
1,2,5−トリデオキシ−4,6−O−(R−フェニ
ルメチレン)−D−グルシトール(17)の合成: メタノール(70ml)中の9(700mg、2.11
mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、1
0%のPd/C(70mg)を添加した。該系を封じ、
窒素(5回)および水素(5回)を用いて掃流し、次い
で5psi水素に加圧した。振とう機上で3.5時間反
応させた後、系を換気し、窒素にて掃流し、濾過した。
濾液を濃縮し、粗生成物(630mg)をクロマトグラ
フィ(シリカゲル、メチレンクロライド/メタノール/
水酸化アンモニウム 90/10/1)にかけて純粋な
17(600mg、93%)を得た。DSC(mp)1
25℃、C1726として理論値、C,6
6.64,H,8.55,N,9.14、実験値、C,
66.14,H,8.56,N,9.08。
【0091】例15
【0092】2−アミノ−1,5−{(2−エチルブチ
ル)イミノ}−1,2,5−トリデオキシ−4,6−O
−(R−フェニルメチレン)−D−グルシトール(1
8)の合成: メタノール(50ml)中の10(350mg、0.9
7mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、
10%のPd/C(35mg)を添加した。該系を封
じ、窒素(5回)および水素(5回)を用いて掃流し、
次いで5psi水素に加圧した。振とう機上で3時間反
応させた後、系を換気し、窒素にて掃流し、濾過した。
濾液を濃縮し、粗生成物(320mg)をクロマトグラ
フィ(シリカゲル、メチレンクロライド/メタノール/
水酸化アンモニウム 90/10/1)にかけて純粋な
18(240mg、78%)を得た。C1930
として理論値、C,68.23,H,9.04,
N,8.38、実験値、C,68.87,H,9.0
1,N,7.48。
【0093】例16
【0094】2−アミノ−1,5−{(4,4,4−ト
リフルオロブチル)イミノ}−1,2,5−トリデオキ
シ−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グル
シトール(19)の合成: メタノール(25ml)中の11(1.4g、3.63
mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、1
0%のPd/C(140mg)を添加した。該系を封
じ、窒素(5回)および水素(5回)を用いて掃流し、
次いで5psi水素に加圧した。振とう機上で21時間
反応させた後、系を換気し、窒素にて掃流し、濾過し
た。濾液を濃縮し、粗生成物(1.3g)をクロマトグ
ラフィ(シリカゲル、メチレンクロライド/メタノール
/水酸化アンモニウム 90/10/1)にかけて純粋
な19(1.15g、88%)を得た。C1723
0.4HOとして理論値、C,55.5
5,H,6.53,N,7.62、実験値、C,55.
55,H,6.36,N,7.59。
【0095】例17
【0096】2−アミノ−1,2,5−トリデオキシ−
1,5−イミノ−D−グルシトール(20)の合成: メタノール(50ml)中の12(465mg、3.1
4mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、
10%のPd/C(50mg)を添加した。該系を封
じ、窒素(5回)および水素(5回)を用いて掃流し、
次いで5psi水素に加圧した。振とう機上で3.5時
間反応させた後、系を換気し、窒素により掃流し、濾過
した。濾液を濃縮して純粋な20(365mg、91
%)を得た。DSC(mp)184℃、C14
0.25HOとして理論値、C,43.23,
H,8.77,N,16.81、実験値、C,43.4
2,H,8.43,N,16.47。
【0097】例18
【0098】2−アミノ−1,5−(ブチルイミノ)−
1,2,5−トリデオキシ−D−グルシトール(21)
の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、15ml)中の17
(580mg、1.89mmol)の溶液を22℃にて
24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留
水にて中性となるまで前洗浄したイオン交換カラム〔A
mberlite、IRA−400(OH)〕に通し
た。塩基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲ
ル、酢酸エチル/メタノール/水/水酸化アンモニウム
50/50/2.5)にかけて貯留し、濃縮した。該
画分中の水を、トルエンを用いて共沸的に除去して粗製
の21(410mg)を得、これを再クロマトグラフィ
(シリカゲル、酢酸エチル/メタノール/水酸化アンモ
ニウム 50/50/2.5)にかけて純粋な21(3
02mg、73%)を得た。DSC(mp)108℃、
1022・0.3HOとして理論値、
C,53.69,H,10.18,N,12.52、実
験値、C,53.63,H,10.02,N,12.3
4。
【0099】例19
【0100】2−アミノ−1,5−{(2−エチルブチ
ル)イミノ}−1,2,5−トリデオキシ−D−グルシ
トール(22)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、10ml)中の18
(140mg、0.42mmol)の溶液を22℃にて
8時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留水
にて中性になるまで前洗浄したイオン交換カラム〔Am
berlite、IRA−400(OH)〕に通した。
塩基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲル、酢
酸エチル/i−プロパノール/水酸化アンモニウム 5
0/50/2.5)にかけて貯留し、濃縮した。該画分
中の水を、トルエンを用いて共沸的に除去して粗製の2
2(120mg)を得、これを再クロマトグラフィ(シ
リカゲル、酢酸エチル/i−プロパノール/水酸化アン
モニウム 50/50/2.5)にかけて純粋な22
(72mg、70%)を得た。DSC(mp)130
℃、C12260.75HOとして理論
値、C,55.46,H,10.67,N,10.7
8、実験値、C,55.33,H,10.05,N,1
0.54。
【0101】例20
【0102】2−アミノ−1,5−{(4,4,4−ト
リフルオロブチル)イミノ}−1,2,5−トリデオキ
シ−D−グルシトール(23)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、10ml)中の19
(400mg、1.1mmol)の溶液を22℃にて8
時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留水に
て中性になるまで前洗浄したイオン交換カラム〔Amb
erlite、IRA−400(OH)〕に通した。塩
基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲル、酢酸
エチル/i−プロパノール/水酸化アンモニウム 50
/50/2.5)にかけて貯留し、濃縮した。該画分中
の水を、トルエンを用いて共沸的に除去して粗製の23
(280mg)を得、これを再クロマトグラフィ(シリ
カゲル、酢酸エチル/i−プロパノール/水酸化アンモ
ニウム 50/50/2.5)にかけて純粋な23(2
65mg、87%)を得た。C1019
0.3HOとして理諭値、C,43.26,H,7.
11,N,10.09、実験値、C,43.23,H,
6.86,N,9.59。
【0103】例21
【0104】1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−2−(ジメチルアミノ)−4,6−O−
(R−フェニルメチレン)−D−グルシトール(24)
および1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−トリデ
オキシ−2−(メチルアミノ)−4,6−O−(R−フ
ェニルメチレン)−D−グルシトール(25)の合成:
メタノール(75ml)中の17(792mg、2.5
9mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、
4%のPd/C(100mg)およびホルムアルデヒド
(0.23ml)を添加した。該系を封じ、窒素(5
回)および水素(5回)を用いて掃流し、5psi水素
まで加圧した。振とう機上で21時間反応させた後、系
を換気し、窒素により掃流し、濾過した。濾液を濃縮
し、粗生成物(560mg)をクロマトグラフィ(シリ
カゲル、メチレンクロライド/メタノール/水酸化アン
モニウム 90/10/1)にかけて24(310m
g、36%)および25(372mg、45%)を得
た。 24.H NMR(CDCl)7.52(m,2
H),7.34(m,3H),5.52(s,1H),
4.37(dd,J=11,5Hz,1H),3.83
(brs,1H),3.65(dd,J=11,10H
z,1H),3.60(t,J=9Hz,1H),3.
54(t,J=9Hz,1H),2.93(dd,J=
11,4Hz,1H),2.63(ddd,J=11,
9,4Hz,1H),2.53(dt,J=13,8H
z,1H),2.35(s,6H),2.22−2.3
7(複合バンド,2H),2.14(t,J=11H
z,1H),1.42(m,2H),1.27(m,2
H),0.92(t,J=7Hz,3H)。25.
NMR(CDCl)7.49(m,2H),7.3
4(m,3H),5.49(s,1H),4.36(d
d,J=11,4Hz,1H),3.65(dd,J=
11,10Hz,1H),3.48(t,J=9Hz,
1H),3.36(dd,J=10,9Hz,1H),
3.25(ブロードs,1H),3.05(dd,J=
11,5Hz,1H),2.57(td,J=10,5
Hz,1H),2.51(dt,J=13,8Hz,1
H),2.39(ddd,J=10,9,4Hz,1
H),2.37(s,3H),2,30(ddd,J=
13,8,6Hz,1H),2.00(t,J=11H
z,1H),1.42(m,2H),1.26(m,2
H),0.92(t,J=7Hz,3H)。
【0105】例22
【0106】1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−2−{(1−オキソブチル)アミノ}−
4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グルシト
ール、3−ブタノエート(26): ピリジン(8ml)中の17(650mg、2.12m
mol)の溶液に無水酪酸(2ml)を添加し、該反応
混合物を室温にて撹拌した。18時間撹拌後、該反応混
合物を氷に注ぎ、メチレンクロライドにより抽出した。
有機層を水および食塩水により洗浄した。MgSO
より乾燥させた後、抽出液を濾過し、溶媒を減圧下で除
去した。粗生成物26(1.01g)を、更に精製する
ことなく次工程で使用した。H NMR(CDC
)7.55(m,2H),7.36(m,3H),
5.86(d,J=7.5Hz,1H),5.53
(s,1H),4,92(t,J=10Hz,1H),
4.43(dd,J=11,5Hz,1H),4.16
(tdd,J=10,7.5,5Hz,1H),3.7
4(t,J=10Hz,1H),3.73(dd,J=
11,10Hz,1H),3.25(dd,J=12,
5Hz,1H),2.55(dt,J=13,8Hz,
1H),2.46(td,J=10,5Hz,1H),
2.35(dt,J=15,7.5Hz,1H),2.
29(dt,J=15,7.5Hz,1H),2.27
(dt,J=13,7Hz,1H),2.10(t,J
=7.5Hz,2H),2.06(dd,J=12,1
0Hz,1H),1.62(m,4H),1.41
(m,2H),1.27(m,2H),0.93(t,
J=7.5Hz,1H),0.90(t,J=7.5H
z,1H)。
【0107】例23
【0108】1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−2−{(1−オキソブチル)アミノ}−
4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グルシト
ール(27): メタノール(50ml)中の26(900mg、2.0
1mmol)の溶液に飽和炭酸カリウム水溶液(30m
l)を添加し、室温にて4時間撹拌させた。濃HClに
よりpH7に中和した後、減圧下でメタノールを除去
し、そして該反応混合物を酢酸エチルにて抽出した。有
機層を水および食塩水により洗浄し、乾燥させ(MgS
)、濾過した。抽出物の濃縮により27(720m
g、90%)を得た。mp172℃(分解)、C21
32として理論値、C,66.99,H,8.
57,N,7.44、実験値、C,66.82,H,
8.68,N,7.36。
【0109】例24
【0110】1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−2−(ジメチルアミノ)−D−グルシト
ール(28)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、10ml)中の24
(580mg、1.74mmol)の溶液を22℃にて
24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留
水により中性となるまで前洗浄したイオン交換カラム
〔Amberlite、IRA−400(OH)〕に通
した。塩基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲ
ル、酢酸エチル/i−プロパノール/水酸化アンモニウ
ム 50/50/2.5)にかけて貯留し、濃縮した。
該画分中の水を、トルエンを用いて共沸的に除去して粗
製の28(300mg)を得、これを再クロマトグラフ
ィ(シリカゲル、酢酸エチル/i−プロパノール/水酸
化アンモニウム 50/50/2.5)にかけて純粋な
28(260mg、61%)を得た。DSC(mp)1
11℃、C12260.2HOとして理論
値、C,57.66,H,10.65,N,11.2
1、実験値、C,57.88,H,10.63,N,1
1.23。
【0111】例25
【0112】1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−2−(メチルアミノ)−D−グルシトー
ル(29)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、10ml)中の25
(610mg、1.91mmol)の溶液を22℃にて
24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留
水により中性になるまで前洗浄したイオン交換カラム
〔Amberlite、IRA−400(OH)〕に通
した。塩基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲ
ル、酢酸エチル/i−プロパノール/水酸化アンモニウ
ム 50/50/2.5)にかけて貯留し、濃縮した。
該画分中の水を、トルエンを用いて共沸的に除去して粗
製の29(480mg)を得、これを再クロマトグラフ
ィ(シリカゲル、酢酸エチル/i−プロパノール/水酸
化アンモニウム 50/50/2.5)にかけて純粋な
29(310mg、70%)を得た。C1124
0.4HOとして理論値、C,55.16,H,
10.44,N,11.70、実験値、C,55.2
4,H,10,57,N,11.74。
【0013】例26
【0014】1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−2−{(1−オキソブチル)アミノ}−
D−グルシトール(30): トリフルオロ酢酸/水(4/1、10ml)中の27
(250mg、0.66mmol)の溶液を22℃にて
24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留
水にて中性になるまで前洗浄したイオン交換カラム〔A
mberlite、IRA−400(OH)〕に通し
た。塩基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲ
ル、酢酸エチル/i−プロパノール/水/水酸化アンモ
ニウム 70/25/5/2)にかけて貯留し、濃縮し
た。該画分中の水を、トルエンを用いて共沸的に除去し
て粗製の30(180mg)を得、これを再クロマトグ
ラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/i−プロパノール/
水/水酸化アンモニウム 70/25/5/2)にかけ
て純粋な30(165mg、86%)を得た。DSC
(mp)203℃、C14280.5H
として理論値、C,56.54,H,9.83,N,
9.42、実験値、C,56.32,H,9.50,
N,9.26。
【0115】例27
【0116】1,5−(ブチルイミノ)−1,2,5−
トリデオキシ−2−{(1−オキソブチル)アミノ}−
D−グルシトール トリブタノエート(31): ピリジン(8ml)中の30(100mg、0.34m
mol)の溶液に無水酪酸(2ml)を添加し、該反応
混合物を室温で撹拌した。40時間撹拌後、該反応混合
物を氷に注ぎ、メチレンクロライドにより抽出した。有
機層を水および食塩水により洗浄した。MgSOによ
り乾燥後、抽出物を濾過し、溶媒を減圧下で除去した。
粗生成物(280mg)をクロマトグラフィ(シリカゲ
ル、ヘキサン/酢酸エチル 6/4)にかけ、純粋な3
1(98mg、57%)を得た。DSC(mp)84℃
(分解)、C2646として理論値、C,6
2.63,H,9.30,N,5.62、実験値、C,
62.17,H,9.30,N,5.32。
【0117】例28
【0118】フェニルメチル 8β−アジドヘキサヒド
ロ−7−オキソ−2R−2α−フェニル−5H−4a
α、8aβ−1,3−ジオキシノ〔5,4−b〕ピリジ
ン−5−カルボキシレート(32)の合成: メチレンクロライド(50ml)中のジメチルスルホキ
シド(5.6ml、78mmol)の冷溶液に、−70
℃においてメチレンクロライド(50ml)中の無水ト
リフルオロ酢酸(8.32ml、59mmol)を20
分間かけて添加した。15分間撹拌後、メチレンクロラ
イド(150ml)中の6(16g、39mmol)の
溶液を、−70℃にて30分間かけて添加した。反応混
合物の温度を、4時間かけて−30℃まで上昇させ、次
いで該反応物を、−30℃にて1時間撹拌した。−70
℃まで冷却後、トリエチルアミン(15ml、107m
mol)を加え、該反応物を1時間で22℃まで加温
し、22℃にて8時間撹拌した。反応物をメチレンクロ
ライドにより希釈し、水および食塩水で洗浄した。乾燥
(MgSO)、濾過および濃縮後、粗生成物(17.
8g)をクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン/酢
酸エチル 1/1)にかけて純粋な32(13.9g、
86%)を得た。H NMR(CDCl)7.30
−7.49(複合バンド,10H),5.71(s,1
H),5.13(s,2H),4.85(d,J=11
Hz,1H),4.61(dd,J=11,4Hz,1
H),4.33(dd,J=11,10Hz,1H),
4.30(d,J=18Hz,1H),4.20(d,
J=18Hz,1H),4.11(dd,J=11,1
0,1H),3.85(dt,J=10,4Hz,1
H)。
【0119】例29
【0120】3−アジド−1,3,5−トリデオキシ−
1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イミ
ノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グ
ルシトール(33)および3−アジド−1,3,5−ト
リデオキシ−1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボ
ニル}イミノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレ
ン)−D−マンニトール(34): THF(100ml)中の32(2.5g、6.12m
mol)の冷溶液に、−78℃にてジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド(9.25ml、トルエン中の1M
溶液、9.25mmol)を10分間で加えた。−78
℃にて4時間撹拌後、メタノール(2.5ml)を加え
た。該反応物を10分間撹拌し、冷却浴を除いて反応物
を22℃まで昇温させ、30分間撹拌した。0.5N
HCl(10ml)でクエンチングした後、反応物を酢
酸エチルで希釈し、水および食塩水で洗浄した。有機抽
出物を乾燥(MgSO)させ、濾過し、濃縮して粗製
混合物(2.23g)を濃厚な橙色液体として得た。ク
ロマトグラフィ精製(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチ
ル 1/1)は、33(1.57g、63%)および3
4(231mg、9%)を与えた。33:C2122
として理論値、C,61.46,H,5.4
0,N,13.65、実験値、C,61.62,H,
5.53,N,12.48。34:C2122
として理論値、C,61.46,H,5.40,N,
13.65、実験値、C,61,37,H,5.43,
N,13.39。
【0121】例30
【0122】3−アジド−1,3,5−トリデオキシ−
1,5−イミノ−4,6−O−(R−フェニルメチレ
ン)−D−グルシトール(35): 化合物33(1.8g、4.39mmol)をあらかじ
め調製した水酸化ナトリウム(2g)のエタノール/水
(1/1、60ml)中の溶液に加えた。該混合物を7
5−80℃にて20時間加熱後、反応物を冷却し、溶媒
の一部を減圧下で除去した。該反応物を1N HClに
て中和し、メチレンクロライドで抽出した。有機層を水
および食塩水で洗浄した。乾燥(MgSO)および濾
液の濃縮後、粗生成物(3.01g)をクロマトグラフ
ィ(シリカゲル、メチレンクロライド/メタノール/水
酸化アンモニウム 90/10/1)にかけて純粋な3
5(1.1g、91%)を得た。DSC(mp)192
℃、C1316として理論値、C,56.5
1,H,5.84,N,20.28、実験値、C,5
6.26,H,5.90,N,20.08。
【0123】例31
【0124】3−アミノ−1,3,5−トリデオキシ−
1,5−イミノ−4,6−O−(R−フェニルメチレ
ン)−D−グルシトール(36): メタノール(50ml)中の35(700mg、2.5
4mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、
4%のPd/C(150mg)を添加した。該系を封
じ、窒素(5回)および水素(5回)を用いて掃流し、
次いで5psi水素まで加圧した。振とう機上で10時
間反応させた後、系を換気し、窒素により掃流し、濾過
した。濾液を濃縮し、粗生成物(700mg)をクロマ
トグラフィ(シリカゲル、メチレンクロライド/メタノ
ール/水酸化アンモニウム 90/10/1)にかけて
純粋な36(590mg、93%)を得た。C13
180.25HOとして理論値、C,61.
28,H,7.32,N,10.99、実験値、C,6
1.27,H,7.29,N,10.72。
【0125】例32
【0126】3−アミノ−1,3,5−トリデオキシ−
1,5−イミノ−D−グルシトール(37): トリフルオロ酢酸/水(4/1、8ml)中の36(4
80mg、1.92mmol)の溶液を22℃にて24
時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、該残渣を蒸留水
にて中性になるまで前洗浄したイオン交換カラム〔Am
berlite、IRA−400(OH)〕に通した。
塩基性画分を、引続き同様にしてTLC(シリカゲル、
酢酸エチル/メタノール/水酸化アンモニウム 25/
75/3)にかけて貯留し、濃縮した。該画分中の水
を、トルエンを用いて共沸的に除去して粗製の37を
得、これを再クロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチ
ル/メタノール/水酸化アンモニウム 25/75/
3)にかけて純粋な37(135mg、32%)を得
た。DSC(mp)191℃、C140.
25HOとして理論値、C,43.23,H,8.7
7,N,16.81、実験値、C,43.66,H,
8.61,N,16.19。
【0127】例33
【0128】2−アジド−1,2,5−トリデオキシ−
1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イミ
ノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グ
ルシトール メタンスルフォネート(38)の合成: ピリジン(40ml)中の7(3.8g、9.27mm
ol)の溶液に、メタンスルフォニル クロライド(8
60μl、11.11mmol)を10分間で注入し
た。22℃にて20時間撹拌後、反応内容物を氷上に注
ぎ、酢酸エチル(2×700)により抽出した。合せた
有機抽出物を飽和炭酸カリウム溶液、水および食塩水に
より洗浄した。乾燥(MgSO)、濾過および濃縮
後、粗生成物(6.45g)をクロマトグラフィ(シリ
カゲル、ヘキサン/酢酸エチル 6/4)にかけて純粋
な38(4.3g、95%)を白色固体として得た。D
SC(mp)222℃、C2224S 1H
Oとして理論値、C,52.17,H,5.17,
N,11.06、実験値、C,52.29,H,4.8
1,N,10.87。
【0129】例34
【0130】2−アジド−1,2,5−トリデオキシ−
1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イミ
ノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−ア
リトールアセテート(39)の合成: トルエン(50ml)中の38(2.3g、4.7mm
ol)、酢酸セシウム(9g、47mmol)、18−
クラウン−6(1.16g、4.7mmol)の混合物
を72時間還流させた。該反応物を冷却し、濾過し、残
渣をより多量のトルエンで洗浄した。合せた有機画分を
濃縮し、粗生成物(3.36g)をクロマトグラフィ
(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル7/3)にかけて
純粋な39(1.1g、52%)を白色固体として、出
発原料38(0.31g、14%)に加えて得た。3
9.H NMR(CDCl)7.31−7.45
(複合バンド,10H),5.74(td,J=3,1
Hz,1H),5.56(s,1H),5.15(d,
J=12Hz,1H),5.11(d,J=12Hz,
1H),4.84(dd,J=12,5Hz,1H),
4.48(dd,J=12,10Hz,1H),4.3
2(ddd,J=13,5,1Hz,1H),3.79
(dd,J=10,3Hz,1H),3.61(td,
J=10,5Hz,1H),3.52(ddd,J=1
1,5,3Hz,1H),3.16(dd,J=13,
11Hz,1H),2.17(s,3H)。
【0131】例35
【0132】2−アジド−1,2,5−トリデオキシ−
1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イミ
ノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−ア
リトール(40A)および2−アジド−1,2,5−ト
リデオキシ−1,5−{(メトキシカルボニル)イミ
ノ}−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−ア
リトール(40B)の合成: メタノール(50ml)中の39(970g、2.15
mmol)およびナトリウムメトキシド(400mg、
7.4mmol)の混合物を18時間還流させた。反応
物を冷却し、1N HClを用いて中和し、溶媒を減圧
下で除去した。残渣を酢酸エチルに懸濁し、飽和炭酸カ
リウム水溶液、水および食塩水により洗浄した。合せた
有機抽出物を濃縮し、該粗生成物(1.02g)をクロ
マトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル 7
/3)にかけて40A(550mg、57%)および4
0B(270mg、35%)を得た。 40A.H NMR(CDCl)7.45(m,2
H),7.34(m,8H),5.55(s,1H),
5.10(d,J=12Hz,1H),5.07(d,
J=12Hz,1H),4.79(dd,J=12,5
Hz,1H),4.45(dd,J=12,10Hz,
1H),4.22(ブロードs,1H),4.17
(m,1H),3.62(td,J=10,5Hz,1
H),3.54(dt,J=10,2Hz,1H),
3.24(m,1H),3.21(m,1H),2.8
7(s,1H)。40B.H NMR(CDCl
7.47(m,2H),7.37(m,3H),5.5
9(s,1H),4.81(dd,J=12,4Hz,
1H),4.48(dd,J=12,9Hz,1H),
4.27(ブロードs,1H),4.12(dd,J=
12,2Hz,1H),3.67(s,3H),3.6
5(m,1H),3.60(m,1H),3,30
(m,1H),3.23(m,1H),2.82(ブロ
ードs,1H)。
【0133】例36
【0134】2−アジド−1,2,5−トリデオキシ−
1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イミ
ノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−ア
リトールメタンスルフォネート(41A)の合成: ピリジン(10ml)中の40A(550mg、1.3
4mmol)の溶液に、メタンスルフォニルクロライド
(140μl、1.74mmol)を10分間で注入し
た。22℃にて60時間撹拌後、反応内容物を氷上に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。合せた有機抽出物を、飽和
炭酸カリウム水溶液、水および食塩水により洗浄した。
乾燥(MgSO)、濾過および濃縮後、得られた生成
物41A(603mg、92%)を更に精製することな
く次工程で使用した。H NMR(CDCl)7.
44(m,2H),7.35(m,8H),5.58
(s,1H),5.15(ブロードt,J=2.5H
z,1H),5.11(s,2H),4.87(dd,
J=12,5Hz,1H),4.45(dd,J=1
2,10Hz,1H),4.31(dd,J=13,5
Hz,1H),3.80(dd,J=10,2Hz,1
H),3.60(ddd,J=12,5,3Hz,1
H),3.56(td,J=10,5Hz,1H),
3.10(dd,J=13,12Hz,1H),2.9
2(s,3H)。
【0135】例37
【0136】2−アジド−1,2,5−トリデオキシ−
1,5−{(メトキシカルボニル)イミノ}−4,6−
O−(R−フェニルメチレン)−D−アリトール メタ
ンスルホネート(41B)の合成: ピリジン(5ml)中の40B(217mg、0.65
mmol)の溶液に、メタンスルフォニルクロライド
(65μl、0.84mmol)を10分間で注入し
た。22℃にて30時間撹拌後、反応内容物を氷上に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。合せた有機抽出物を、飽和
炭酸カリウム水溶液で、水および食塩水により洗浄し
た。乾燥(MgSO)、濾過および濃縮後、得られた
生成物41B(320mg、92%)を更に精製するこ
となく次工程で使用した。H NMR(CDCl
7.46(m,2H),7.35(m,3H),5.6
1(s,1H),5.18(ブロードt,J=2.5H
z,1H),4.88(dd,J=12,5Hz,1
H),4.48(dd,J=12,10Hz,1H),
4.28(dd,J=13,5Hz,1H),3.83
(dd,J=10,2Hz,1H),3.70(s,3
H),3.66(ddd,J=12,5,3Hz,1
H),3.58(td,J=10,5Hz,1H),
3.12(dd,J=13,12Hz,1H),2.9
5(s,3H)。
【0137】例38
【0138】2,3−ジアジド−1,2,3,5−テト
ラデオキシ−1,5−{(メトキシカルボニル)イミ
ノ}−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−グ
ルシトール(42B)の合成: ジメチルホルムアミド(10ml)中の41B(320
mg、0.77mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム
(252mg、3.88mmol)を添加した。該反応
混合物を100−10℃にて30分間加熱した。溶媒の
一部を減圧下で除去した。該反応混合物を酢酸エチルで
希釈し、炭酸カリウム水溶液、水および食塩水にて洗浄
した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、そし
て濃縮した。粗製の42B(190mg、69%)を更
に精製することなく次工程で使用した。H NMR
(CDCl)7.50(m,2H),7.37(m,
3H),5.62(s,1H),4.79(dd,J=
12,5Hz,1H),4.45(dd,J=12,1
0Hz,1H),4.28(dd,J=14,5Hz,
1H),3.68(s,3H),3.67(t,J=1
0Hz,1H),3.50(t,J=10Hz,1
H),3.30(ddd,J=11,10,5Hz,1
H),3.20(td,J=10,5Hz,1H),
2.64(dd,J=14,11Hz,1H)。
【0139】例39
【0140】2,3−ジアジド−1,2,3,5−テト
ラデオキシ−1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボ
ニル}イミノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレ
ン)−D−グルシトール(42A)の合成: ジメチルホルムアミド(10ml)中の41A(600
mg、1.23mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム
(400mg,6.15mmol)を添加した。該反応
混合物を100−10℃にて72時間加熱した。溶媒の
一部を減圧下で除去した。該反応混合物を酢酸エチルで
希釈し、炭酸カリウム、水および食塩水で洗浄した。有
機層を、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮
した。42Aおよび43を含んでなる粗製の混合物(7
60mg)を精製することなく43に加水分解した。
【0141】例40
【0142】2,3−ジアジド−1,2,3,5−テト
ラデオキシ−1,5−イミノ−4,6−O−(R−フェ
ニルメチレン)−D−グルシトール(43)の合成: 上記工程で得た42A、42Bおよび43の混合物を、
あらかじめ調製したエタノール/水(1/1、60m
l)中の水酸化ナトリウム溶液(2g)に加えた。混合
物を20時間還流した後反応物を冷却し、溶媒の一部を
減圧下で除去した。混合物を1N HClにより中和
し、酢酸エチル中に抽出した。有機層を水および食塩水
で洗浄した。乾燥(MgSO)および濾液の濃縮後、
粗生成物(280mg)をクロマトグラフィ(シリカゲ
ル、メチレンクロライド/エタノール98/2)にかけ
て純粋な43(360mg、2工程で68%)を得た。
HNMR(CDCl)7.56(m,2H),7.
43(m,3H),5.61(s,1H),4.23
(dd,J=11,5Hz,1H),3.58(dd,
J=11,10Hz,1H),3.53(dd,J=1
0,9Hz,1H),3.42(dd,J=10,9H
z,1H),3.29(td,J=10,5Hz,1
H),3.21(dd,J=12,5Hz,1H),
2.71(td,J=10,5Hz,1H),2.54
(dd,J=12,10Hz,1H),1.15(ブロ
ードs,1H)。
【0143】例41
【0144】2,3−ジアジド−1,5−(ブチルイミ
ノ)−1,2,3,5−テトラデオキシ−4,6−O−
(R−フェニルメチレン)−D−グルシトール(4
4): メタノール(10ml)中の43(360mg、1.1
9mmol)の溶液にモレキュラシーブ(4Å、0.7
g)を添加した。5分間撹拌後、ブチルアルデヒド
(0.22ml、2.4mol)、酢酸(0.2ml)
およびナトリウムシアノボロハイドライド(95%、1
11mg、1.78mmol)を加えた。該反応物を2
2℃にて18時間撹拌し、濾過し、残渣をより多量のメ
タノールで洗浄した。合せた有機画分を濃縮した。残渣
を酢酸エチルに再度溶解させ、炭酸カリウム水溶液、水
および食塩水で洗浄した。乾燥(MgSO)および濃
縮後、粗生成物(0.47g)をクロマトグラフィ(シ
リカゲル、ヘキサン/酢酸エチル 8/2)にかけて純
粋な44(410mg、94%)を得た。H NMR
(CDCl)7.50(m,2H),7.37(m,
3H),5.58(s,1H),4.43(dd,J=
11,5Hz,1H),3.68(dd,J=11,1
0Hz,1H),3.59(t,J=9Hz,1H),
3.45(dd,J=10,9Hz,1H),3.38
(td,J=10,5Hz,1H),3.07(dd,
J=12,5Hz,1H),2.53(dt,J=1
3,8Hz,1H),2.41(ddd,J=10,
9,5Hz,1H),2.30(dt,J=13,7H
z,1H),2.17(dd,J=12,10Hz,1
H),1.39(m,2H),1.28(m,2H),
0.92(t,J=7Hz,3H)。
【0145】例42
【0146】2,3−ジアミノ−1,5−(ブチルイミ
ノ)−1,2,3,5−テトラデオキシ−4,6−O−
(R−フェニルメチレン)−D−グルシトール(4
5): メタノール(25ml)中の44(385mg、1.0
8mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、
10%のpd/C(60mg)を添加した。該系を封
じ、窒素(5回)および水素(5回)を用いて掃流し、
次いで5psi水素まで加圧した。振とう機上で3.5
時間反応させ、該系を換気し、窒素により掃流し濾過し
た。濾液を濃縮し、粗生成物(320mg)をクロマト
グラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/メタノール/水酸
化アンモニウム 50/50/2.5)にかけて45
(240mg、73%)を得た。C1727
0.25HOとして理論値、C,65.88,H,
8.94,N,13.56,実験値、C,65.53、
H,8.99,N,13.28。
【0147】例43
【0148】2,3−ジアミノ−1,5−(ブチルイミ
ノ)−1,2,3,5−テトラデオキシ−D−グルシト
ール(46): トリフルオロ酢酸/水(4/1、10ml)中の45
(235mg、0.77mmol)の溶液を22℃にて
18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留
水にて中性になるまで洗浄したイオン交換カラム〔Am
berlite、IRA−400(OH)〕に通した。
塩基性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲル、酢
酸エチル/メタノール/水酸化アンモニウム 25/7
5/3)にかけて貯留し、濃縮した。該画分中の水を、
トルエンを用いて共沸的に除去して粗製の46(152
mg)を得、これをクロマトグラフィ(シリカゲル、酢
酸エチル/メタノール/水酸化アンモニウム 25/7
5/3)にかけて純粋な46(72mg、43%)を得
た。C1023として理論値、C,55.2
7,H,10.67,N,19.34、実験値、C,5
4.86,H,10.78,N,19.00。
【0149】例44
【0150】1,3,5−トリデオキシ−3−〔{2−
(ジメチルアミノ)エチル}アミノ〕−1,5−
〔{(フェニルメトキシ)カルボニル}イミノ〕−4,
6−O−(R−フェニルメチレン)−D−アルトリトー
ル(47)の合成: N,N−ジメチルアミノエチルアミン(7ml)中のエ
ポキシド5(734mg、2mmol)の溶液を、10
0℃にて24時間加熱した。溶媒の一部を減圧下で除去
し、粗製の残渣をクロマトグラフィ(シリカゲル、メチ
レンクロライド/メタノール/水酸化アンモニウム 9
0/10/1)にかけて純粋な47(700mg、76
%)を油状物として得た。C2533として
理論値、C,65.91,H,7.30,N,9,2
2、実験値、C,65.65,H,7.45,N,9.
02。
【0151】例45
【0152】3−(ブチルアミノ)−1,3,5−トリ
デオキシ−1,5−〔{(フェニルメトキシ)カルボニ
ル}イミノ〕−4,6−O−(R−フェニルメチレン)
−D−アルトリトール(48)の合成: ブチルアミン(4ml)中のエポキシド5(200m
g、0.55mmol)の溶液を24時間還流した。溶
媒の一部を減圧下で除去し、粗製の残渣をクロマトグラ
フィ(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル 70/3
0)にかけて純粋な48(117mg、70%)を得
た。mp104−6℃、C2532として理
論値、C,68.16,H,7.32,N,6.36、
実験値、C,68.04,H,7.39,N,6.3
4。
【0153】例46
【0154】1,3,5−トリデオキシ−3−〔{2−
(ジメチルアミノ)エチル}アミノ〕−1,5−イミノ
−4,6−O−(R−フェニルメチレン)−D−アルト
リトール(49)の合成: エタノール(35ml)中の47(1.78g、3.9
mmol)の溶液にParr水素添加フラスコ中で、4
%のPd/C(250mg)を添加した。該系を封じ、
窒素(5回)および水素(5回)を用いて掃流し、次い
で5psi水素まで加圧した。振とう機上で5時間反応
させた後、該系を換気し、窒素により掃流し、濾過し
た。濾液を濃縮し、粗生成物をシクロヘキサンから結晶
化して49(1.14g、91%)を得た。mp100
−2℃、C1727として理論値、C,6
3.53.H,8.47,N,13.07、実験値、
C,63.28,H,8.59,N,12.85。
【0155】例47
【0156】3−〔{2−(ジメチルアミノ)エチル}
アミノ〕−1,3,5−トリデオキシ−1,5−イミノ
−D−アルトリトール(50)の合成: トリフルオロ酢酸/水(4/1、6ml)中の49(6
00mg、1.8mmol)の溶液を25℃にて25時
間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を蒸留水にて
中性になるまで前洗浄したイオン交換カラム〔Ambe
rlite、IRA−400(OH)〕に通した。塩基
性画分を、引続いて同様にTLC(シリカゲル、酢酸エ
チル/メタノール/水酸化アンモニウム 25/75/
3)にかけて貯留し、濃縮した。該画分中の水をトルエ
ンを用いて共沸的に除去し、メタノールから再結晶して
50(250mg、72%)を得た。mp120−22
℃、C1023として理論値、C,51.4
7,H,9.93,N,18.00、実験値、C,5
1.61,H,9.72,N,17.81。
【0157】例48
【0158】上記で合成された種々の例示的化合物を、
プラーク減少アッセイにおいてインビトロでのビスナウ
イルスの阻害(方法A)、および細胞培養物中で生育す
るウイルス−感染、シンクチウム−感受性Leu−3a
−正CEM細胞における細胞病原効果の低減を測定する
試験でのHIV−1の阻害(方法B)について、以下の
ように試験した:
【0159】方法A 細胞およびウイルスの増殖 ヒツジ脈絡叢(SCP)細胞をAmerican Ty
pe CultureCollection(ATC
C)カタログ番号CRL1700から入手し、20%の
ウシ胎仔血清(FBS)を補充したDulbeccoの
修飾Eagle(DME)培地中でインビトロにて常法
どおり継代培養した。SPC細胞を、1:2または1:
3の分離比率にて周に1度継代した。ビスナを、6−ウ
エルプレートにてプラークアッセイにより力価決定し
た。ウイルスを−70℃で保存した。
【0160】プラーク減少アッセイ SPC細胞を6−穴プレート中で密集するまで培養し
た。ウエルを血清非含有最少必須培地(MEM)により
2回洗浄してFBSを除去した。4mMグルタミンおよ
びゲンタマイシンを補充したMEM中のウイルス0.2
mlを1ウエルあたりに加えた。1時間の吸着後、ウイ
ルスを各ウエルから吸引した。2%子ヒツジ血清を補充
した培地199(M−199)5ml中の適当な濃度の
各化合物、4mMグルタミン、0.5%アガロースおよ
びゲンタマイシンを、各ウエルに添加した。培養物を3
7℃にて加湿した5%COインキュベータ内で3−4
週間培養した。試験を終了すべく、培養物を10%ホル
マリン中で固定化し、寒天を除去し、単層を1%クリス
タルバイオレットで染色し、プラークを計数した。各化
合物濃度は、3個の同一物について操作した。対照ウエ
ル(ウイルスを含まない)を、各試験終了時に化合物の
毒性について観察し、形態学的に0〜4に等級付けし
た。0は、毒性が認められない場合であり、一方4は細
胞単層が完全に溶解した場合を示す。
【0161】96穴プレートアッセイ 96穴プレートアッセイを、修飾を伴って上記プラーク
アッセイと同様に行なった。SPC細胞を、0.1ml
DME培地中に、各ウエルあたり1×10個の細胞を
もってまいた。密集した後、ウエルを血清非含有MEM
で洗浄し、2%子ヒツジ血清を補充したM−199中に
おけるウイルス25μlを添加した。1時間後、試験化
合物を含む75μLの培地を、ウイルスを含む各ウエル
に加えた。2−3週間の培養後、ウイルスの細胞変性効
果を生体染色剤により染色して測定した。細胞生存率
を、96穴プレート読取装置を用いて染色密度を測定す
ることにより決定した。ウイルスを含まない対照ウエル
については、化合物の毒性測定をするために完了させ
た。
【0162】方法B 組織培養プレートを、加湿した5%CO雰囲気下で3
7℃にてインキュベートし、毒性および/または細胞病
原性効果(CPE)について顕微鏡的に観察した。感染
させる1時間前に、各試験試料を凍結保存物から調製
し、20μlの体積の各希釈物(10×濃度として調
製)を感染および非感染細胞の両者の適切なウエルに加
えた。
【0063】感染後9日目に、各ウエル中の細胞を再懸
濁し、各細胞懸濁物の100μlの試料を、MTTアッ
セイで使用するために取出した。3−(4,5−ジメチ
ルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラ
ゾリウムブロマイド(MTT)の5mg/ml溶液の2
0μlを各100μl細胞懸濁物に加え、該細胞を5%
CO、37℃にて4時間インキュベートした。このイ
ンキュベーションの間に、MTTが生細胞により代謝的
に還元され、有色のホルマザン生成物を生じる。0.0
1N塩酸中の10%ドデシル硫酸ナトリウム溶液の体積
100μlを各試料に加え、該試料を一夜インキュベー
トした。各試料について、Molecula Devi
ce Vmaxマイクロプレート読取装置を使用して、
590nmにおける吸光度を測定した。このアッセイ
は、生細胞によるMTT−ホルマザン生成の測定によ
り、薬剤の細胞毒性に加えて、ウイルス性CPEの薬剤
誘導抑制を検出する。
【0164】アッセイは、96穴組織培養プレートにて
行なわれた。CEM細胞を2μg/mlの濃度のポリブ
レンにより処理し、80μlの細胞(1×10個細
胞)を各ウエルに分配した。100μlの各試験試料希
釈物(2×濃度として調製)を細胞の5個のウエルに加
え、該細胞を37℃にて1時間インキュベートした。H
IV−1、HTVL−III株の凍結培養物を培地中
にmlあたり5×10TCID50の濃度まで希釈
し、体積20μl(ウイルス10TCID50を含
む)、各試験試料濃度についてウエルの3個に加えた。
このことは、HIV−1感染試料について、0.1の感
染多重度を生じた。20μlの正常培養培地を残るウエ
ルに加え、細胞毒性の評価を可能とした。各プレート
は、6個のウエルの未処理、非感染の細胞対照試料およ
び6個のウエルの未処理、感染ウイルス対照試料を含ん
でいた。
【0165】下記の表2−6は、方法Aにおける前述の
例で調製された例示的化合物についてのアッセイ結果を
示す:これらの結果は、%プラーク減少(mM濃度)で
表わされている。
【0166】
【表2】
【0167】
【表3】
【0168】
【表4】
【0169】
【表5】
【0170】
【表6】
【0171】化合物(50)は、米国特許第4,97
3,602号に記述されているα−およびβ−グルコシ
ダーゼについての慣用のアッセイ法で測定されるよう
に、1mMの濃度で両酵素を22%有効に阻害した。
【0172】ここに記述された抗ウイルス剤は、慣用の
方法、好ましくは製薬学的に許容される希釈剤および担
体を伴う剤型において、例えばビスナウイルス等のウイ
ルスに感染した哺乳動物宿主に投与するため、あるいは
インビトロでヒト免疫不全ウイルスに投与するために使
用され得る。これらの薬剤は、遊離アミンの形態または
それらの塩形態で使用され得る。医薬的に許容される塩
誘導体類は、例えば、HCl塩で例示される。投与され
るべき活性薬剤の量は、有効量、すなわち医学的に有益
であるがその使用に伴う優位性を圧迫するような毒性効
果を示さない量でなければならない。成人の投与量は、
通常、活性化合物約1ミリグラムより多い範囲にあると
期待される。好ましい投与経路は、カプセル、錠剤、シ
ロップ、液剤等の形態の経口的なものであるが、非経口
投与も可能である。治療的投与形態であって製薬学的に
許容される希釈剤および担体中の活性化合物の好適な剤
型は、例えばRemington’s Pharmac
eutical Sciences,Ed.Arthu
r Osol、16版、1980、Mack Publ
ishing Co.,Easton,PA等のこの分
野の一般的教科書を参照して調製され得る。
【0173】他の種々の例は、本願の開示を読んだ後に
は、発明の精神および範囲を離れることなく当業者には
明らかであろう。そのような他のすべての例は、添付す
る特許請求の範囲に含まれることを意図するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 491/056 C07D 491/056 (72)発明者 リチャード マシアス ウェイアー アメリカ合衆国イリノイ州レイク ブラ フ,ヒッコリイ コート 240 (56)参考文献 特開 昭62−155291(JP,A) 特開 昭64−61459(JP,A) 特開 昭64−31764(JP,A) 特開 昭64−79192(JP,A) FEBS LETTERS,Vol. 237,No.1,2(1988)p.128− 132 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 211/56,211/58 A61K 31/445,31/4468 C07D 491/056 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式、 【化1】 (式中、R=H、アルキル、アラルキル、又は(C
    2 3 CF 3 ; X1 =N 3 ;および2=OH)によって表される、1−デオキシノジリマ
    イシンの誘導体類からなる群から選択される化合物。
  2. 【請求項2】 RがHである請求項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Rがn−ブチルである請求項に記載の
    化合物。
  4. 【請求項4】 RがCH2CH(C252である請求項
    に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Rが(CH23CF3である請求項
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】 式、 【化23】 (式中、R=H、アルキル、アラルキル、又は(C
    2 3 CF 3 1 =NH 2 ;および 2 =OH)によって表される、1−デオキシノジリマ
    イシンの誘導体類からなる群から選択される化合物。
  7. 【請求項7】 RがHである請求項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 Rがn−ブチルである請求項に記載の
    化合物。
  9. 【請求項9】 RがCH2CH(C252である請求項
    に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 Rが(CH23CF3である請求項
    に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 式、 【化24】 (式中、Rがn−ブチルであり、X1がN(CH32
    あり、およびX2がOHである)によって表される化合
    物。
  12. 【請求項12】 式、 【化25】 (式中、Rがn−ブチルであり、X1がNHCH3であ
    り、およびX2がOHである)によって表される化合
    物。
  13. 【請求項13】 式、 【化26】 (式中、Rがn−ブチルであり、X1がNHCO(C3
    7)であり、およびX2がOHである)によって表される
    化合物。
  14. 【請求項14】 式、 【化27】 (式中、Rがn−ブチルであり、X 1 がNHCO(C 3
    7 )であり、およびX 2 がOHである)によって表される
    化合物において、C−3、C−4およびC−5において
    37CO基によりO−アシル化されている、上記化合
    物。
  15. 【請求項15】 式、 【化28】 (式中、RがHであり、 1 がOHであり、および2
    NH2である)によって表される化合物。
  16. 【請求項16】 式、 【化29】 (式中、1およびX2がNH2であり、ならびにRがn
    −ブチルである)によって表される化合物。
  17. 【請求項17】 式、 【化3】 (式中、R=H、n−C49、CH2CH(C252
    たは(CH23CF3)を有する化合物。
  18. 【請求項18】 式、 【化4】 (式中、R=H、n−C49、CH2CH(C252
    たは(CH23CF3)を有する化合物。
  19. 【請求項19】 式、 【化5】 (式中、Z=COOCH2Ph)を有する化合物。
  20. 【請求項20】 式、 【化7】 を有する化合物。
  21. 【請求項21】 式、 【化8】 (式中、w=OCH2PhまたはOMe)を有する化合
    物。
  22. 【請求項22】 式、 【化9】 を有する化合物。
  23. 【請求項23】 式、 【化10】 を有する化合物。
  24. 【請求項24】 工程: (a)デオキシノジリマイシンを、アシル化剤によりN
    −アシル化して、そのカルバメート誘導体を形成し、 (b)ヒドロキシル保護剤を用いてアセタール化または
    ケタール化によりC−4およびC−6のヒドロキシル基
    を選択的に保護して、工程(a)の生成物のアセタール
    またはケタール誘導体を形成し、 (c)スルホニル化剤を用い、C−2での位置選択的ス
    ルホニル化によりC−2のヒドロキシルを保護して工程
    (b)のスルホニル化中間体誘導体を得、 (d)C−2およびC−3のエポキシ化により2,3−
    アンヒドロ中間体を形成して工程(c)の生成物のエポ
    キシド中間体誘導体を得、ならびに、 (e)工程(d)の生成物において、アジド−含有化合
    物を用いたC−2およびC−3の親核的攻撃によりエポ
    キシドを開環させ、アジド誘導体ジアステレオマーの混
    合物を得る、 工程を含んでなる、式、 【化11】 (式中、R1=H、C1−C4アルキルまたはフェニル、 W=ベンジルオキシ、および X=H) を有する化合物の化学合成方法。
  25. 【請求項25】 請求項1〜16に記載の化合物を少な
    くとも一種含有する、レンチウイルス類の阻害のための
    医薬組成物。
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