JP3208212U - 軌間可変式トロ - Google Patents

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裕幸 西尾
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篤 栗田
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Abstract

【課題】人力で容易に載線や離線ができる軌間可変式トロを提供する。【解決手段】軌間可変式トロ7は、左右一対のレールの左側のレールを走行する車輪11a、11bを有する左側フレーム8と、該左側フレーム8に対して左右方向において移動自在に設けた、右側のレールを走行する車輪12a、12bを有する右側フレーム9と、左側フレーム8と右側フレーム9とを所望の距離で固定するトロ幅固定手段10とよりなり、トロ幅固定手段10は、左側フレーム8及び右側フレーム9のいずれか一方のフレームに設けた一方の係合部29と、左側フレーム及び右側フレームのいずれか他方のフレームに設けた、一方の係合部29に係脱自在な複数の他方の係合部30と、一方の係合部29と他方の係合部30とを係脱させる係脱手段31とよりなる。【選択図】図3

Description

本考案は、軌間可変式トロ、特に、異なる軌間の軌道上を走行できる鉄道用の、例えば、人力で容易に載線や離線ができる軽便トロなどの運搬車に関するものである。
鉄道の軌道の左右一対のレールの軌間には、例えば、1067mm、1435mmがあり、これら軌間の異なる軌道上であっても、車輪間の距離を変更して走行できるようにしたトロがある(特許文献1)。
図13及び図14は、上記特許文献1に記載の従来のトロを示し、該従来のトロ1は、前後にそれぞれ左側車輪2a、2bを設けた左側フレーム3と、前後にそれぞれ右側車輪4a、4bを設けた右側フレーム5と、上記左右の車輪間が1067mm、又は、1435mmとなるように、上記左右のフレーム3、5を離間した状態で、上記左側フレーム3と上記右側フレーム5とを固定する固定具6と、上記左右のフレーム3、5上に固定する天板(図示せず)とよりなる。
上記従来のトロにおいては、上記トロ1の左右の車輪間が、走行させる左右のレールの軌間と同じになる距離となるまで、上記左右のフレーム3、5を離接させて、上記固定具6で固定し、そして、天板を固定してから、軌道上を走行させるようにする。
例えば、1067mmの狭い方の軌道上を走行させるためには、図13に示すように、左右のフレーム3、5を所望の位置まで接近させて、上記固定具6により固定し、また、1435mmの広い方の軌道上を走行させるためには、図14に示すように、左右のフレーム3、5を所望の位置まで離間させて、上記固定具6により固定して、上記トロを使用するようにする。
特開2003−63396号公報
しかしながら、左右のフレーム3、5を離接するのに、複数人で作業しなければならず、また、左右のフレームを、軌道幅に合わせて組み立て、固定するのに時間がかかり、手間がかかっていた。
また、左右のフレーム3、5の固定した後に、天板を取り付ける必要があるため、組立と固定と天板の位置調整に時間がかかり、手間がかかっていた。また、左右フレームと天板とを別々に保管する必要があった。
本考案は、上記の欠点をなくすようにしたものである。
本考案の軌間可変式トロは、左右一対のレールの左側のレールを走行する車輪を有する左側フレームと、該左側フレームに対して左右方向において移動自在に設けた、右側のレールを走行する車輪を有する右側フレームと、上記左側フレームと上記右側フレームとを所望の距離で固定するトロ幅固定手段とよりなり、上記トロ幅固定手段は、上記左側フレーム及び上記右側フレームのいずれか一方のフレームに設けた一方の係合部と、上記左側フレーム及び上記右側フレームのいずれか他方のフレームに設けた、上記一方の係合部に係脱自在な複数の他方の係合部と、上記一方の係合部と上記他方の係合部とを係脱させる係脱手段とよりなりなること特徴とする。
また、上記トロ幅固定手段の一方の係合部はロックピンよりなり、上記他方の係合部は、上記ロックピンに係脱可能な凹部とよりなり、上記係脱手段は、上記一方のフレームにおいて、中間部を傾動自在に枢支され、一端部で上記ロックピンが設けられた傾動杆と、該傾動杆を、上記ロックピンと上記凹部とが係合する方向に付勢する付勢手段と、上記傾動杆を、上記付勢手段に抗して傾動可能な、先端部が上記傾動杆に連結され、他端が、上記一方のフレームの外方まで延びる操作棒と、該操作棒の他端に設けられた操作杆とよりなり、上記操作杆が操作されない場合には、上記ロックピンと上記凹部とが係合し、上記操作杆が操作される場合には、上記ロックピンと上記凹部とが脱することを特徴とする。
また、上記一方のフレーム及び他方のフレームのいずれか一方のフレームに設けた、一方の手で把持可能な、該一方のフレームを他方のフレームに対して移動させるための把持体と、他方の手で把持可能な、上記他方のフレームに固定された固定部及び、上記固定部に離接可能に上記他方のフレームに設けられた上記係脱手段の操作杆とよりなり、上記操作杆は、上記他方の手で把持されない場合には、上記一方の係合部と上記他方の係合部とが係合し、上記他方の手で上記固定杆と上記操作杆を把持して互いに接近させた場合には、上記一方の係合部と上記他方の係合部が脱するように形成されることを特徴とする。
上記左側及び右側フレームに、左右方向に移動自在に設けた天板と、上記天板に対して、上記左右のフレームをそれぞれ所望の位置に位置させる天板位置調整部とよりなり、上記天板位置調整部は、上記一方の係合部が、所望の他方の係合部に係合する位置となるように、上記左右のフレームを移動させた時に、上記天板の左右方向における所望の位置が、左右のフレームで構成されるフレーム本体の左右方向の所望の位置が一致することを特徴とする。
上記天板位置調整部は、上記天板に対して上記左側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する左側フレーム規制部と、上記天板に対して右側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する右側フレーム規制部とよりなり、該左側フレーム規制部と、上記右側フレーム規制部とは、上記一方の係合部が、上記左右のフレームの幅が一番広くなる他方の係合部に係合する位置となる時に、上記天板に対して上記左側フレームの左側の移動が上記左側フレーム規制部により規制されると共に、上記天板に対して上記右側フレームの右側の移動が上記右側フレーム規制部により規制されて、上記天板の左右方向の所望の位置が、上記左右のフレームが固定されたフレーム本体の左右方向の所望の位置が一致するように形成されている特徴とする。
上記天板位置調整部は、上記天板に対して上記左側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する左側フレーム規制部と、上記天板に対して右側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する右側フレーム規制部とよりなり、該左側フレーム規制部と、上記右側フレーム規制部とは、上記一方の係合部が、上記左右のフレームの幅が一番狭くなる他方の係合部に係合する位置となる時に、上記天板に対して上記左側フレームの右側の移動が上記左側フレーム規制部により規制されると共に、上記天板に対して上記右側フレームの左側の移動が上記右側フレーム規制部により規制されて、上記天板の左右方向の所望の位置が、上記左右のフレームが固定されたフレーム本体の左右方向の所望の位置が一致するように形成されている特徴とする。
上記天板位置調整部は、上記一方の係合部を、所望の他方の係合部に係合する位置とした時に、上記天板の左右方向における所望の位置と、上記フレーム本体の左右方向における所望の位置とが一致するように、上記天板と、上記フレーム本体に、それぞれ一方の印と、該一方の印に位置させるための他方の印を設けたことを特徴とする。
上記所望の位置とは、中心位置であることを特徴とする。
本考案の軌間可変式トロによれば、一人で容易に車輪間の距離を変更できるという利点がある。
また、天板とフレームとの固定が容易で、また、天板をフレームに対して所望の位置にして固定できるという利点がある。
本考案の軌間可変式トロの側面図である。 本考案の軌間可変式トロの平面図である。 本考案のフレーム幅が最大となる軌間可変式トロの底面から見た斜視図である。 本考案のフレーム幅が最小となる軌間可変式トロの底面から見た斜視図である。 本考案の軌間可変式トロの底面から見たフレーム本体の模式図である。 本考案の軌間可変式トロの左側フレームの中央側の腕部材の側面図である。 本考案の軌間可変式トロのトロ固定部10の説明用平面図である。 本考案の軌間可変式トロのトロ固定部10の説明用側面図である。 本考案の軌間可変式トロの右側フレームの底面からみた斜視図である。 本考案の軌間可変式トロの動作説明図である。 本考案の軌間可変式トロの動作説明図である。 本考案の軌間可変式トロの動作説明図である。 従来のフレーム幅が最小となる軌間可変式トロの斜視図である。 従来のフレーム幅が最大となる軌間可変式トロの斜視図である。
以下図面によって本考案の実施例を説明する。
図1〜図9は、本考案の軌間可変式トロを示し、図3、図4は、底面から見た斜視図であり、図5は、底面から見たトロを構成するフレーム本体の模式図を示す。なお、基本的に、図3、図5における左右方向(レールの方向に直交する方向)を左右方向と表現し、また、上下方向(レールの方向)を前後方向と表現する。
1.トロの全体構成の説明
本考案の軌間可変式トロ7は、図1〜図4、特に、図3、図4に示すように、左右方向にそれぞれ離接自在に設けた左側フレーム8及び右側フレーム9と、上記左側フレーム8と右側フレーム9とを所望の距離で固定するトロ幅固定部10と、上記左側フレーム8の前後にそれぞれ設けた、左側のレール(図示せず)を走行する前後の車輪11a、11bと、上記右側フレーム9の前後にそれぞれ設けた、右側のレール(図示せず)を走行する前後の車輪12a、12bと、上記左右のフレーム8、9上を、スライド自在に設けた、例えば矩形板状の天板13と、上記左右のフレーム8、9に対して上記天板13を所望の位置に調整する天板位置調整部14とよりなる。
なお、図1に示すように、15は、車輪のブレーキ部であり、該ブレーキ部15は、操作レバー15aにより操作される。
2.トロの細部の説明
(1)左右フレームの説明
上記左側フレーム8は、図3〜図5、特に図5に示すように、前後方向に延びる長尺状の左側フレーム本体8aと、該左側フレーム本体8aの前後両端側の内側面(上記右側フレーム9に対向する面)に、上記右側フレーム9に向かって、それぞれ直角に固定した長尺状の前後側の腕部材16a、16bと、上記左側フレーム本体8aの中央側の上記内側面に、上記右側フレーム9に向かって、それぞれ直角に固定されると共に、互いに所望の距離だけ離間してそれぞれ並行に延びる中央側の一方及び他方の腕部材17a、17bとよりなる。
なお、上記長尺状の前後側の腕部材16a、16bと、中央側の一方及び他方の腕部材17a、17bは、それぞれ互いに平行となるように設けられ、各腕部材が同一平面上に配置されるように構成される。
また、上記中央側の一方及び他方の腕部材17a、17b間の所望の距離とは、該一方及び他方の腕部材17a、17b間に挿入される、後述する上記右側フレーム9の中央側の腕部材19が左右方向に移動自在にガイドされる距離、例えば、該中央側の腕部材19の幅と略同じ大きさ、或いは若干大きい大きさの距離に設定される。
また、上記右側フレーム9は、前後方向に延びる長尺状の右側フレーム本体9aと、該右側フレーム本体9aの前後両端側の内側面(上記左側フレーム8に対向する面)に、上記左側フレーム8に向かって、それぞれ直角に固定した長尺状の前後の腕部材18a、18bと、上記右側フレーム本体9aの中央側の上記内側面に直角に固定される中央側の腕部材19とよりなる。
なお、上記長尺状の前後側の腕部材18a、18bと、中央側の腕部材19とは、それぞれ平行となるように設けられ、各腕部材が同一平面状に配置されるように構成される。
また、上記左側フレーム8の前側の腕部材16aと後側の腕部材16bとは、それぞれ上記右側フレーム9の前側の腕部材18aと後側の腕部材18bとに、それぞれ平行になるように隣接して配置され、また、上記右側フレーム9の中央側の腕部材19は、上記左側フレーム8の中央側の一方及び他方の腕部材17a、17b間に、左右方向に移動自在に挿入されて配置されるように、上記左側フレーム8と上記右側フレーム9とが構成される。
また、図3、図4に示すように、上記左側フレーム8の前側の腕部材16aの上記内側面には、上記右側フレーム9の前側の腕部材18aを挿入し、該前側の腕部材18aを、上記左側フレーム8の前側の腕部材16aに対して、左右方向にスライド自在にガイドする、例えば、断面コ字状の金具からなるガイド部材20を設ける。
なお、上記ガイド部材20は、上記左側フレーム8の前側の腕部材16aに設ける代わりに、上記右側フレーム9の前側の腕部材18aに設けても良い。
また、上記左側フレーム8の後側の腕部材16bの上記内側面には、上記右側フレーム9の後側の腕部材18bを挿入し、該後側の腕部材18bを、上記左側フレーム8の後側の腕部材16bに対して、左右方向にスライド自在にガイドする、例えば、断面コ字状の金具からなるガイド部材21を設ける。
また、上記ガイド部材21は、上記左側フレーム8の後側の腕部材16bに設ける代わりに、上記右側フレーム9の後側の腕部材18bに設けても良い。
そして、上記左側フレーム8と上記右側フレーム9とが組み合わされて、矩形枠状のトロのフレーム本体1aが構成される。
また、図1、図3、図6に示すように、上記中央側の一方及び他方の腕部材17a、17bの先端側(遊端側)の上面には、互いを連結する板部材22が固定され、該板部材22上には、例えば、上記板部材22上に支持棒28が突設されると共に、該支持棒28の先端部に、例えば、片手で把持可能な大きさの棒状よりなる把持部23が直角に設けられる。
そして、例えば、上記把持部23を、一方の手で把持して、他方の手で上記右側フレーム9を掴み、上記把持部23を上記右側フレーム9に対して左右方向に移動させれば、上記左側フレーム8が、上記右側フレーム9に対して左右方向に離接可能となる。
なお、上記中央側の一方及び他方の腕部材17a、17bは、どちらか片方のみで構成してもよい。
また、上記把持部23は、例えば、上記一方の腕部材17aのみに設けてもよい。
(2)車輪の説明
上記左側フレーム8の前側の車輪11aと、上記右側フレーム9の前側の車輪12aは、図3に示すように、それぞれ上記左側フレーム本体8a、上記右側フレーム本体9aに固定された軸受部24、24に回転自在に支承され、それぞれ支承されたフレームに対して左右方向に移動しないように固定されると共に、上記左右の前輪11a、12aは、それぞれ左右方向に伸縮自在な車軸25の両端に固定される。
また、同様に、上記左側フレーム8の後側の車輪11bと、上記右側フレーム9の後側の車輪12bは、それぞれ上記左側フレーム本体8a、上記右側フレーム本体9aに固定された軸受部26、26に回転自在に支承され、それぞれ支承されたフレームに対して左右方向に移動しないように固定されると共に、上記左右の後輪11b、12bは、それぞれ上記左右方向に伸縮自在な車軸27の両端に固定される。
そして、上記車軸25、27は、それぞれ上記右側フレーム9と左側フレーム8の左右方向の離接に合わせて、それぞれ伸縮するように形成されている。
(3)トロ幅固定部の説明
トロ幅固定部10は、上記左側フレーム8及び上記右側フレーム9のいずれか一方のフレームに設けた一方の係合部と、上記左側フレーム8及び上記右側フレーム9のいずれか他方のフレームに設けた、上記一方の係合部に係脱自在な複数の他方の係合部と、上記一方の係合部と上記他方の係合部とを係脱させる係脱手段とよりなり、例えば、図3〜図9に示すように、上記右側フレーム9の中央部の腕部材19の先端部に設けた一方の係合部29と、上記左側フレーム8の中央側の一方及び他方の腕部材17a、17bの、例えば、中央部から基部(左側フレーム本体側)との間に、それぞれ所望の距離離間させて設けた複数の他方の係合部30と、上記一方の係合部29を、上記各他方の係合部30に係脱させる係脱機構部31とよりなる。
そして、上記一方の係合部29と他方の係合部30とが係合した場合には、上記左右のフレーム8、9は固定され、上記一方の係合部29と他方の係合部30とが係合しない脱の場合には、上記左右のフレーム8、9は、互いに左右方向において移動自在となる。
上記一方の係合部29は、例えば、図7、図8に示すように、棒状のロックピン32よりなる。
また、上記他方の係合部30は、例えば、図3、図6に示すように、上記左側フレーム8の中央側の一方及び他方の腕部材17a、17bにそれぞれ設けた板部材33に形成した一対の凹部34からなり、該一対の凹部34、34に、それぞれ上記ロックピン32の両端が係脱されるようになる。
また、上記凹部34は、上記左側フレーム8の中央側の一方及び他方の腕部材17a、17bにおいて、上記左右の車輪間の幅を所望の値にできる複数の位置に設けられ、例えば、左右の車輪間を、例えば、軌道幅に合わせて、1067mm、1372mm、1435mmに設定できる凹部34a、34b、34cからなる。
上記係脱機構部31は、例えば、図7、図8に示すように、上記右側フレーム9の中央部の腕部材19の先端側に、中央部35aが傾動自在に枢支され、下側一端部35bに直角(前後)に上記ロックピン32の中央部が固定されたL字状の傾動杆35と、上記傾動杆35の上側他端部35cと、上記中央側の腕部材19の先端19aとを連結した、上記ロックピン32が上記凹部34に係合する方向に常時付勢する付勢手段としての引張バネ36と、上記傾動杆35の上記上側他端部35cに、一端部が連結され、他端部が上記右側フレーム本体9aの外方にまで延びる操作棒37と、該操作棒37の先端にその中央部を直角に固定された操作杆38とよりなる。
また、上記傾動杆35と、上記引張バネ36と、上記操作棒37は、それぞれ、内部が空洞に形成された上記右側フレーム9の中央側の腕部材19の内部に設けられると共に、上記傾動杆35の下側先端部35b及び上記中央の屈折部35aは、それぞれ、図8、図9に示すように、上記腕部材19の下面に設けられた左右方向に延びる貫通スリット39を通じて、下方に突出して設けられ、また、上記操作棒37の先端部は、上記中央側の腕部材19の右端壁(基部側の壁)及び右側フレーム本体9aに設けた貫通孔40を通じて、右側外方に突出して設けられる。
なお、41は、上記貫通スリット39の縁部から下方に突設した、上記傾動杆35の枢支部である。
また、上記右側フレーム本体9aの右外側面には、例えば、図7、図8、図9に示すように、一対の側壁42a、42aを介して、上記操作杆38と平行に延びる、矩形板状の固定杆42などの固定部が固定され、上記操作杆38は、上記右側フレーム本体9aと上記固定杆42の間に設けられるように構成される。
また、上記一対の側壁42a、42aには、それぞれ対向する位置に、それぞれ左右方向に延びる長孔43が設けられ、該一対の長孔43、43に、それぞれ上記操作杆38の両端が挿入されて、該操作杆38は、左右方向に移動自在にガイドされると共に、上記長孔43の左右端により、それぞれ左右方向の移動が規制されるように形成されている。
そして、上記操作杆38を操作しない場合には、上記操作棒37を介して、上記引張バネ36に引張られ、上記操作杆38は、上記固定杆42から離間する方向の左側に移動すると共に、上記傾動杆35が、上記ロックピン32が上記凹部34に係合する方向に付勢されて、上記ロックピン32と上記凹部34とが係合し、上記左右のフレームは固定されている。
また、上記操作杆38を、上記右側フレーム9に対して、右側に移動させることにより、例えば、片手で、上記操作杆38と上記固定杆42とを把持して、互いに接近する方向に握れば、上記引張バネ36に抗して、上記操作棒37を介して、上記傾動杆35が、上記ロックピン32が上記凹部34の係合が外れ、脱の状態となり、これにより上記左側フレーム8は、上記右側フレーム9に対して、左右方向に移動自在になる。
そして、例えば、右手で、上記操作杆38と上記固定杆42とを把持しながら、上記右側フレーム9が移動しないようにして、上記把持部23を左側で把持して、該把持部23を左右方向に移動させれば、一人で、上記左側フレーム8を、上記右側フレーム9に対して左右方向に移動せせることができるようになる。
なお、上記把持部23と、上記操作杆38及び固定杆42とは、左右の手でそれぞれ把持できる範囲に設けられている。
そして、上記ロックピン32が、所望の車輪幅になる凹部34に位置した時に、上記操作杆38を離すことにより、上記ロックピン32が、上記凹部34に係合して、上記左右のフレームが固定されるようになる。
(4)天板の天板位置調整部の説明
上記天板13の天板位置調整部14は、該天板13に対して上記左側フレーム8の左右方向の移動を所望の範囲に規制する左側フレーム規制部と、上記天板13に対して右側フレーム9の左右方向の移動を所望の範囲に規制する右側フレーム規制部とよりなる。
上記左側フレーム規制部は、上記天板13に対して上記左側フレーム8の左側の移動を規制する左側フレーム左側規制部と、右側の移動を規制する左側フレーム右側規制部とよりなり、例えば、図3に示すように、上記左側フレーム左側規制部は、上記天板13の底面の左側に突設して設けた、上記左側フレーム8の前後の腕部材16a、16bの少なくともいずれか一方の、例えば前側の腕部材16aの側面に対向する面を有する板材44に設けた、左右方向に延びる左側長孔45の左端45aと、上記前側の腕部材16aに設けた、上記長孔45に挿入される左側ピン46とよりなり、また、上記左側フレーム右側規制部は、上記左側長孔45の右端45bと、上記左側ピン46とよりなる。
また、上記右側フレーム規制部は、上記天板13に対して上記右側フレーム9の右側の移動を規制する右側フレーム右側規制部と、左側の移動を規制する右側フレーム左側規制部とよりなり、例えば、図3に示すように、右側フレーム右側規制部は、上記天板13の底面の右側に突設して設けた、上記右側フレーム9の前後の腕部材18a、18bの少なくともいずれか一方の、例えば後側の腕部材18aの側面に対向する面を有する板材47に設けた、左右方向に延びる右側長孔48の右端48aと、上記後側の腕部材18bに設けた、上記右側長孔48に挿入される右側ピン49とよりなり、また、右側フレーム左側規制部は、上記右側長孔48の左端48bと、上記右側ピン49とよりなる。
また、上記左右のフレーム8、9の幅が一番広くなるように、上記一方の係合部と他方の係合部とを係合した時に、上記天板13と上記左側フレーム8とが、上記左側フレーム左側規制部により規制されると共に、上記天板13と上記右側フレーム9とが、上記右側フレーム右側規制部により規制されるように構成され、例えば、図10(a)に示すように、上記左側ピン46が、上記左側長孔45の左端45aに位置すると共に、上記右側ピン49が、上記右側長孔48の右端48aに位置するように、上記左側ピン46、左側長孔45、右側ピン49、右側長孔48が、上記天板13、上記左側フレーム8、右側フレーム9にそれぞれ設けられるように構成される。
また、上記左右のフレーム8、9の幅が一番広くなるように、上記一方の係合部と上記他方の係合部とを係合した時に、上記天板13の左右方向における所望の位置、例えば、中心位置と、上記フレーム本体1aの左右方向における所望の位置、例えば、中心位置とが一致するように、上記左側フレーム左側規制部と、上記右側フレーム右側規制部とが設けられ、例えば、上記左側ピン46と上記左側フレーム8の左端との間の距離と、上記右側ピン49と上記右側フレーム9の右端との間の距離とが同じになるように、上記左右のピン46、49をそれぞれ左右のフレーム8、9に設けると共に、上記左側長孔45の左端45aと天板13の左端との間の距離と、上記右側長孔48の右端48aと天板13の右端48aとの間の距離とが同じるように、上記天板13に対して、左右の長孔45、48を設ける。
また、上記左右のフレーム8、9の幅が一番狭くなるように、上記一方の係合部と他方の係合部とを係合した時に、上記天板13と上記左側フレーム8とが、上記左側フレーム右側規制部により規制されると共に、上記天板13と上記右側フレーム9とが、上記右側フレーム左側規制部により規制されるように構成され、例えば、図10(c)に示すように、上記左側ピン46が、上記左側長孔45の右端45bに位置すると共に、上記右側ピン49が、上記右側長孔48の左端48bに位置するように、上記左側ピン46、左側長孔45、右側ピン49、右側長孔48が、上記天板13、上記左側フレーム8、右側フレーム9にそれぞれ設けられるように構成される。
また、上記左右のフレーム8、9の幅が一番狭くなるように、上記一方の係合部と上記他方の係合部とが係合した時に、上記天板13の左右方向における所望の位置、例えば、中心位置と、上記フレーム本体1aの左右方向における所望の位置、例えば、中心位置とが一致するように、上記左側フレーム右側規制部と、上記右側フレーム左側規制部とが設けられ、例えば、上記左側ピン46と上記左側フレーム8の左端との間の距離と、上記右側ピン49と上記右側フレーム9の右端との間の距離とが同じになるように、上記左右のピン46、49をそれぞれ左右のフレーム8、9に設けると共に、上記左側長孔45の右端45bと天板13の左端との間の距離と、上記右側長孔48の左端48bと天板13の右端との間の距離とが同じるように、上記天板に対して、左右の長孔45、48を設ける。
そして、上記左右のピン46、49の先端部に形成された雄ネジ部と、該雄ネジ部にナット(図示せず)をそれぞれ螺合して締め付ければ、上記天板13と上記左右のフレーム8、9とが固定されるようになる。
また、上記各ナットを緩めることにより、上記天板13は、上記左側フレーム8、右側フレーム9に対して、相対的に、左右方向に移動自在にガイドされるようになる。
また、上記左右のフレーム8、9の幅が中間となるように、上記一方の係合部と他方の係合部とを係合した時に、上記天板13の左右方向における所望の位置、例えば、中心位置と、上記フレーム本体1aの左右方向における所望の位置、例えば中心位置とが一致するように、上記天板13と、上記フレーム本体1aに、例えば、図12(c)に示すように、それぞれ一方の印50と、該一方の印50に一致させるための他方の印51を設けるようにしてもよい。
なお、中間における凹部が複数ある場合には、複数設けるようにしてもよい。
なお、上記天板13と上記フレーム本体1aとの接触する部分には、例えば、ポリエチレン粘着テープなどの滑り材を貼付し、互いに滑りやすくするようにしてもよい。
以下、上記例における天板13と左右フレーム8、9の動作方法を、上記天板13と左右フレーム8、9とを分解して模式化した図10〜図12を用いて説明する。
なお、軌間可変式トロ7のフレーム幅を変更する場合には、例えば、該軌間可変式トロ7からブレーキ部15の操作レバー15aを取り外し、上記軌間可変式トロ7を裏返にして、天板13を下して地面に載置し、そして、例えば、人が、上記軌間可変式トロ7の右側に位置し、左手で、左側フレーム8の把持部23を把持し(握り)、該左手を左右方向(人から見た場合は、人から離接する方向。以下同じ。)に移動させることにより、上記左側フレーム8が、地面との摩擦力により固定された上記天板13に対して、左右方向に移動し、また、右手で、右側フレーム9の固定杆42及び操作杆38を把持し(握り)、又は固定杆42を把持し、右手を左右方向に移動させることにより、上記右側フレーム9が、上記天板13に対して、左右方向に移動するようになる。
図10は、フレーム幅を最大から最小にする場合を示す。
図10の(a)は、一方の係合部(例えば、ロックピン32)を、左右フレーム幅を最大とする他方の係合部(凹部34c)に係合した時の図を示し、かかる場合、上記左側フレーム8に設けた左側ピン46が、上記天板13の左側長孔45の左端45aに位置し、上記右側フレーム9に設けた右側ピン49が、上記天板13の右側長孔48の右端48aに位置し、また、天板13の左右方向の中心位置と、左右のフレームが固定されたフレーム本体1aの左右方向の中心は一致するようになる。
上記図10(a)の状態から、例えば、右手で、上記右側フレーム9の固定杆42と操作杆38とを接近する方向に把持して、上記一方の係合部(ロックピン32)と他方の係合部34cとの係合を解除し、そして、上記左側フレーム8の把持部23を把持した左手を右方向に移動して、上記左側フレーム8を、地面との摩擦力により固定された天板13に対して、右側に移動させれば、該左側フレーム8は、上記左側ピン46が上記左側長孔45の右端45bに当接するまで移動して、止まるようになる((図10(b))。
次に、右手を上記右側フレーム9の固定杆42と操作杆38とを接近する方向に把持したまま、該右手を左側に移動して、上記右側フレーム9を、上記天板13に対して、左側に移動させれば、該右側フレーム9は、上記右側ピン49が、上記右側長孔48の左端48bに至るまで移動して、止まるようになる(図10(c))。
そして、上記一方の係合部32は、フレーム本体1aを最小とする他方の係合部(凹部34a)に位置して、係合可能になり、上記右手を上記固定杆42と操作杆38とを離間する方向に把持を緩めることにより、上記一方の係合部32と他方の係合部34aとが係合し、フレーム幅が最小になると共に、上記天板13の左右方向の中心位置が上記フレーム本体1aの左右方向の中心位置に一致するようになる。
なお、先に右側フレーム9を左方向に移動させてから、左側フレーム8を右側に移動させてもよく、また、上記左側フレーム8の移動と、上記右側フレームの移動とを同時に行うようにしてもよい。
また、図11は、フレーム幅を最小から最大にする場合を示す。
図11(a)は、一方の係合部(ロックピン32)を、左右フレーム幅を最小とする他方の係合部(凹部34a)に係合した時の図を示す(図10(c)と同じ図)。
図11(a)の状態から、例えば、右手で、上記右側フレーム9の固定杆42と操作杆38とを接近する方向に把持して、上記一方の係合部32と他方の係合部34aとの係合を解除し、そして、上記左側フレーム8の把持部23を把持した左手を左方向に移動して、上記左側フレーム8を、地面との摩擦力により固定された天板13に対して、左側に移動させれば、該左側フレーム8は、上記左側ピン46が上記左側長孔45の左端45aに当接するまで移動して、止まるようになる((図11(b))。
次に、右手を上記右側フレーム9の固定杆42と操作杆38とを接近する方向に把持したまま、該右手を右側に移動して、上記右側フレーム9を、上記天板13に対して、右側に移動させれば、該右側フレーム9は、上記右側ピン49が、上記右側長孔48の右端48aに至るまで移動して、止まるようになる(図11(c))。
そして、上記一方の係合部32は、フレーム本体1aを最大とする他方の係合部(34c)に位置して、係合可能となり、上記右手を上記固定杆42と操作杆38とを離間する方向に把持を緩めることにより、上記一方の係合部32と他方の係合部34cとが係合し、フレーム幅が最大になると共に、上記天板13の左右方向の中心位置が上記フレーム本体1aの左右方向の中心位置に一致するようになる。
なお、先に右側フレーム9を右方向に移動させてから、左側フレーム8を左側に移動させてもよく、また、上記左側フレーム8の移動と、上記右側フレームの移動とを同時に行うようにしてもよい。
図12は、フレーム幅を中間の位置にする場合を示す。
図12の(a)は、一方の係合部(ロックピン32)を、左右フレーム幅を最大とする他方の係合部34cに係合した時の図を示す(図11(c)と同じ図)。
図12(a)の状態から、例えば、右手で、上記右側フレーム9の固定杆42と操作杆38とを接近する方向に把持して、上記一方の係合部32と他方の係合部34cとの係合を解除し、そして、上記左側フレーム8の把持部23を把持した左手を右方向に移動して、上記左側フレーム8を、地面との摩擦力により固定された天板13に対して、上記一方の係合部32と、中間における他方の係合部34bとが一致するところまで右側に移動させる(図12(b))。
そして、上記右手を上記固定杆42と操作杆38とを離間する方向に把持を緩めることにより、上記一方の係合部32と他方の係合部34bとを係合させ、上記左側フレーム8と上記右側フレーム9とを固定するようにする。
次に、上記左側フレーム8と上記右側フレーム9とよりなる上記フレーム本体1aを、上記天板13に対して、例えば、上記左側フレーム8に設けられた上記一方の印50が、上記天板13に設けた他方の印51に一致するまで移動させる。これにより、上記天板13の左右方向の中心位置が上記フレーム本体1aの左右方向の中心位置に一致するようになる(図12(c))。
なお、左側フレーム8を移動させる代わりに、右側フレーム9を移動させて、上記一方の係合部32と他方の係合部34bとを係合させ、上記左側フレーム8と上記右側フレーム9とを固定するようにしてもよい。
以上より、フレーム本体1aに対して天板13を容易に所望の位置に設置できるようになる。
1 トロ
1a フレーム本体
2a 前側の左側車輪
2b 後側の左側車輪
3 左側フレーム
4a 前側の右側車輪
4b 後側の右側車輪
5 右側のフレーム
6 固定具
7 トロ
8 左側フレーム
8a 左側フレーム本体
9 右側フレーム
9a 右側フレーム本体
10 トロ幅固定部
11a 車輪
11b 車輪
12a 車輪
12b 車輪
13 天板
14 天板位置調整部
15 ブレーキ部
15a 操作レバー
16a 前側の腕部材
16b 後側の腕部材
17a 中央側の一方の腕部材
17b 中央側の他方の腕部材
18a 前側の腕部材
18b 後側の腕部材
19 中央側の腕部材
20 ガイド部材
21 ガイド部材
22 板部材
23 把持部
24 軸受部
25 車軸
26 軸受部
27 車軸
28 支持棒
29 一方の係合部
30 他方の係合部
31 係脱機構部
32 ロックピン
33 板部材
34 凹部
35 傾動杆
35a 中央部
35b 下側一端部
35c 上側他端部
36 引張バネ
37 操作棒
38 操作杆
39 スリット
40 貫通孔
41 枢支部
42 固定杆
42a 側壁
43 長孔
44 板材
45 左側長孔
45a 左端
45b 右端
46 左側ピン
47 板材
48 右側長孔
48a 右端
48b 左端
49 右側ピン
50 一方の印
51 他方の印

Claims (8)

  1. 左右一対のレールの左側のレールを走行する車輪を有する左側フレームと、
    該左側フレームに対して左右方向において移動自在に設けた、右側のレールを走行する車輪を有する右側フレームと、
    上記左側フレームと上記右側フレームとを所望の距離で固定するトロ幅固定手段とよりなり、
    上記トロ幅固定手段は、上記左側フレーム及び上記右側フレームのいずれか一方のフレームに設けた一方の係合部と、上記左側フレーム及び上記右側フレームのいずれか他方のフレームに設けた、上記一方の係合部に係脱自在な複数の他方の係合部と、上記一方の係合部と上記他方の係合部とを係脱させる係脱手段とよりなりなること特徴とする軌間可変式トロ。
  2. 上記トロ幅固定手段の一方の係合部はロックピンよりなり、
    上記他方の係合部は、上記ロックピンに係脱可能な凹部とよりなり、
    上記係脱手段は、上記一方のフレームにおいて、中間部を傾動自在に枢支され、一端部で上記ロックピンが設けられた傾動杆と、
    該傾動杆を、上記ロックピンと上記凹部とが係合する方向に付勢する付勢手段と、
    上記傾動杆を、上記付勢手段に抗して傾動可能な、先端部が上記傾動杆に連結され、他端が、上記一方のフレームの外方まで延びる操作棒と、該操作棒の他端に設けられた操作杆とよりなり、
    上記操作杆が操作されない場合には、上記ロックピンと上記凹部とが係合し、
    上記操作杆が操作される場合には、上記ロックピンと上記凹部とが脱することを特徴とする請求項1記載の軌間可変式トロ。
  3. 上記一方のフレーム及び他方のフレームのいずれか一方のフレームに設けた、一方の手で把持可能な、該一方のフレームを他方のフレームに対して移動させるための把持体と、
    他方の手で把持可能な、上記他方のフレームに固定された固定部及び、上記固定部に離接可能に上記他方のフレームに設けられた上記係脱手段の操作杆とよりなり、
    上記操作杆は、上記他方の手で把持されない場合には、上記一方の係合部と上記他方の係合部とが係合し、
    上記他方の手で上記固定杆と上記操作杆を把持して互いに接近させた場合には、上記一方の係合部と上記他方の係合部が脱するように形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の軌間可変式トロ。
  4. 上記左側及び右側フレームに、左右方向に移動自在に設けた天板と、
    上記天板に対して、上記左右のフレームをそれぞれ所望の位置に位置させる天板位置調整部とよりなり、
    上記天板位置調整部は、上記一方の係合部が、所望の他方の係合部に係合する位置となるように、上記左右のフレームを移動させた時に、上記天板の左右方向における所望の位置が、左右のフレームで構成されるフレーム本体の左右方向の所望の位置が一致することを特徴とする請求項1、2または3記載の軌間可変式トロ。
  5. 上記天板位置調整部は、上記天板に対して上記左側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する左側フレーム規制部と、上記天板に対して右側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する右側フレーム規制部とよりなり、
    該左側フレーム規制部と、上記右側フレーム規制部とは、
    上記一方の係合部が、上記左右のフレームの幅が一番広くなる他方の係合部に係合する位置となる時に、
    上記天板に対して上記左側フレームの左側の移動が上記左側フレーム規制部により規制されると共に、上記天板に対して上記右側フレームの右側の移動が上記右側フレーム規制部により規制されて、
    上記天板の左右方向の所望の位置が、上記左右のフレームが固定されたフレーム本体の左右方向の所望の位置が一致するように形成されている特徴とする請求項4記載の軌間可変式トロ。
  6. 上記天板位置調整部は、上記天板に対して上記左側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する左側フレーム規制部と、上記天板に対して右側フレームの左右方向の移動を所望の範囲に規制する右側フレーム規制部とよりなり、
    該左側フレーム規制部と、上記右側フレーム規制部とは、
    上記一方の係合部が、上記左右のフレームの幅が一番狭くなる他方の係合部に係合する位置となる時に、
    上記天板に対して上記左側フレームの右側の移動が上記左側フレーム規制部により規制されると共に、上記天板に対して上記右側フレームの左側の移動が上記右側フレーム規制部により規制されて、
    上記天板の左右方向の所望の位置が、上記左右のフレームが固定されたフレーム本体の左右方向の所望の位置が一致するように形成されている特徴とする請求項4または5記載の軌間可変式トロ。
  7. 上記天板位置調整部は、上記一方の係合部を、所望の他方の係合部に係合する位置とした時に、上記天板の左右方向における所望の位置と、上記フレーム本体の左右方向における所望の位置とが一致するように、上記天板と、上記フレーム本体に、それぞれ一方の印と、該一方の印に位置させるための他方の印を設けたことを特徴とする請求項4、5または6記載の軌間可変式トロ。
  8. 上記所望の位置とは、中心位置であることを特徴とする請求項4、5、6または7記載の軌間可変式トロ。
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