JP3207290U - フィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 型枠の貫通孔形成部材に予め取り付けられるフィルタを提供する。【解決手段】 フィルタ30は、コンクリート製品の貫通孔を形成するための円錐台形状の貫通孔形成部材26に固定される。フィルタ30は、複数の小さな孔42が形成されたフィルタ部40と、フィルタ部40から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体52を含む脚部50と、を含む。フィルタ部40は、貫通孔形成部材26にフィルタ30を装着した際に、貫通孔形成部材26の先端面27に密着する。脚部50は、貫通孔形成部材26の先端面27の周囲から拡径しながら延びる側面28の外径D4よりも小さな内径D3を有する。脚体52は、貫通孔形成部材26にフィルタ30を装着した際に、側面28と接触して摩擦力によってフィルタ30の移動を制限する移動制限部54を含む。【選択図】図5
Description
本考案は、型枠の貫通孔形成部材に予め取り付けられるフィルタに関する。
一般に、水路や側溝に敷設されるコンクリート製品、例えばU字溝などの側壁には複数の貫通孔が設けられることがある。貫通孔は、U字溝の敷設された周囲の地中に含まれる水をU字溝内へ排水するために、またはU字溝内から外部へ排水するために設けられる。その排水の際に地中の水と共に土砂がU字溝内に流れ込むことを防止するために、貫通孔には合成樹脂製のフィルタが取り付けられている(例えば、特許文献1,2)。
従来のフィルタは、U字溝を敷設する際に、貫通孔内に手作業で押し込んで固定する現場作業が必要となっていた。一般的な規格の貫通孔は細い(直径が25mm程度)ため、貫通孔にフィルタを嵌めこむ現場での作業は煩雑で、数も多いため付け忘れもあり、また、貫通孔内を真っ直ぐに素早くフィルタを押し込むことも難しかった。そのため、現場出荷前に貫通孔内に押し込んだフィルタが、現場到着までに脱落してしまうこともあった。
そこで、本考案は、型枠の貫通孔形成部材に予め取り付けられるフィルタを提供することを目的とする。
[適用例1]
本適用例に係るフィルタは、
貫通孔を形成するための円錐台形状の貫通孔形成部材を備える型枠にコンクリートを打設して得られる製品の前記貫通孔に固定されるフィルタであって、
複数の小さな孔が形成されたフィルタ部と、
前記フィルタ部から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体を含む脚部と、を含み、
前記フィルタ部は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記貫通孔形成部材の先端面に密着し、
前記脚部は、前記貫通孔形成部材の前記先端面の周囲から拡径しながら延びる側面の外径よりも小さな内径を有し、
前記脚体は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記側面と接触して摩擦力によって前記フィルタの移動を制限する移動制限部を含むことを特徴とする。
本適用例に係るフィルタは、
貫通孔を形成するための円錐台形状の貫通孔形成部材を備える型枠にコンクリートを打設して得られる製品の前記貫通孔に固定されるフィルタであって、
複数の小さな孔が形成されたフィルタ部と、
前記フィルタ部から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体を含む脚部と、を含み、
前記フィルタ部は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記貫通孔形成部材の先端面に密着し、
前記脚部は、前記貫通孔形成部材の前記先端面の周囲から拡径しながら延びる側面の外径よりも小さな内径を有し、
前記脚体は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記側面と接触して摩擦力によって前記フィルタの移動を制限する移動制限部を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、フィルタを型枠の貫通孔形成用の貫通孔形成部材に予め取り付けることができるため、型枠内にコンクリートを打設するだけでフィルタを製品の貫通孔に一体化させることができる。したがって、本適用例によれば、フィルタをコンクリート製品の施工現場で取り付ける必要がなく、施工作業の効率も上がる。また、一体化によって、現場までの搬送で脱落することがない。
[適用例2]
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記フィルタは、前記脚体と他の前記脚体とを連結する付勢部をさらに有し、
前記付勢部は、前記脚体及び他の前記脚体が前記脚部の外側へ変形することを抑えるように付勢することができる。
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記フィルタは、前記脚体と他の前記脚体とを連結する付勢部をさらに有し、
前記付勢部は、前記脚体及び他の前記脚体が前記脚部の外側へ変形することを抑えるように付勢することができる。
本適用例によれば、脚体同士を連結する付勢部が脚体の外側への変形を抑えるように付勢することで、移動制限部の貫通孔形成部材の側面に対する摩擦力を向上させ、フィルタの移動をより確実に制限することができる。
[適用例3]
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記付勢部は、薄いベルト状であって、
前記付勢部は、前記脚部の外側に延在し、前記貫通孔形成部材に装着された際に前記側面よりも外側に配置される長さであることができる。
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記付勢部は、薄いベルト状であって、
前記付勢部は、前記脚部の外側に延在し、前記貫通孔形成部材に装着された際に前記側面よりも外側に配置される長さであることができる。
本適用例によれば、付勢部が貫通孔形成部材の側面よりも外側に配置される長さであるため、型枠内にコンクリートを打設すると付勢部と側面との間にコンクリートが入り込み、フィルタの抜け止めとなる。また、本適用例によれば、付勢部が薄いベルト状であることで、型枠内にコンクリートを打設する際にコンクリートの流れを遮ることがないので、打設不良にもなりにくい。
[適用例4]
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記脚体は、熱可塑性樹脂組成物を含み、
前記熱可塑性樹脂組成物は、前記移動制限部を前記側面に密着させるための剛性を有する熱可塑性樹脂と、前記側面に対する前記移動制限部の静摩擦係数を増大させる熱可塑性エラストマーとの混合物であることができる。
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記脚体は、熱可塑性樹脂組成物を含み、
前記熱可塑性樹脂組成物は、前記移動制限部を前記側面に密着させるための剛性を有する熱可塑性樹脂と、前記側面に対する前記移動制限部の静摩擦係数を増大させる熱可塑性エラストマーとの混合物であることができる。
本適用例によれば、熱可塑性樹脂により脚部の弾性変形による適度な復元力を得ることができ、かつ、熱可塑性エラストマーにより移動制限部の静摩擦係数を増大することができる。
[適用例5]
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記移動制限部は、前記脚体のおける他の部分よりも滑りにくい材質であることができる。
本適用例に係るフィルタにおいて、
前記移動制限部は、前記脚体のおける他の部分よりも滑りにくい材質であることができる。
本適用例によれば、移動制限部を脚体に他の部分よりも滑りにくい材質とすることにより、フィルタをより確実に貫通孔形成部材に固定することができる。
本考案は、貫通孔形成用の貫通孔形成部材に予め取り付けられるフィルタを提供することができる。また、本考案は、フィルタを貫通孔に固定したコンクリート製品を提供することができる。
以下、本考案の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本考案の必須構成要件であるとは限らない。
本実施形態に係るフィルタは、貫通孔を形成するための円錐台形状の貫通孔形成部材を備える型枠にコンクリートを打設して得られる製品の前記貫通孔に固定されるフィルタであって、複数の小さな孔が形成されたフィルタ部と、前記フィルタ部から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体を含む脚部と、を含み、前記フィルタ部は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記貫通孔形成部材の先端面に密着し、前記脚部は、前記貫通孔形成部材の前記先端面の周囲から拡径しながら延びる側面の外径よりも小さな内径を有し、前記脚体は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記側面と接触して摩擦力によって前記フィルタの移動を制限する移動制限部を含むことを特徴とする。
1.フィルタ
図1〜図5を用いて、本実施形態に係るフィルタ30について説明する。
図1〜図5を用いて、本実施形態に係るフィルタ30について説明する。
図1に示す本実施形態に係るフィルタ30は、図9に示すコンクリート製品10の貫通孔12に固定される。コンクリート製品10は、図7,8に示すように、貫通孔12を形成するために用いる円錐台形状の貫通孔形成部材26を備える型枠20にコンクリートを打設して得られる。なお、コンクリート製品10については図9を用いて後述し、型枠20については図5〜7を用いて後述する。
図1は一実施形態に係るフィルタ30の斜視図であり、図2は一実施形態に係るフィルタ30の正面図であり、図3は一実施形態に係るフィルタ30の底面図であり、図4は一実施形態に係るフィルタ30の図3におけるA−A断面図であり、図5は一実施形態に係るフィルタ30を貫通孔形成部材26に取り付ける工程を説明する図である。
図1に示すように、フィルタ30は、複数の小さな孔42が形成されたフィルタ部40と、フィルタ部40から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体52を含む脚部50と、を含む。複数の脚体52の一部には、付勢部56がさらに設けられている。
フィルタ30は、弾性変形が可能な比較的柔軟な樹脂成形品であり、例えば射出成形によって製造することができる。なお、材質については後述する。
フィルタ30は、後述するコンクリート製品10の貫通孔12内に配置されるように工場で製造されるプレキャストコンクリートに用いる部品である。したがって、型枠内の所
定の位置にフィルタ30をあらかじめ配置した状態でコンクリートを打設することができるように、フィルタ30には多数の技術的な工夫がなされている。
定の位置にフィルタ30をあらかじめ配置した状態でコンクリートを打設することができるように、フィルタ30には多数の技術的な工夫がなされている。
図1〜図5に示すように、フィルタ部40は、貫通孔形成部材26にフィルタ30を装着した際に、貫通孔形成部材26の先端面27に密着し、脚体52は、貫通孔形成部材26にフィルタ30を装着した際に、貫通孔形成部材26の側面28と接触して摩擦力によってフィルタ30の移動を制限する移動制限部54を含む。移動制限部54は、貫通孔形成部材26にフィルタ30を装着した際に脚体52が脚部50の外側へ弾性変形した状態で貫通孔形成部材26の側面28に密着する。貫通孔形成部材26の側面28は、先端面27の周囲から拡径しながら延びる。なお、貫通孔形成部材26については図5に示している。
フィルタ30を貫通孔形成部材26に予め取り付けることができるため、型枠20内にコンクリートを打設するだけでフィルタ30をコンクリート製品10の貫通孔12に一体化させることができる。したがって、フィルタ30をコンクリート製品10の施工現場で取り付ける必要がなく、施工作業の効率も上がる。また、一体化しているので、現場までの搬送途中で脱落することもない。
1−1.フィルタ部
図1〜図4に示すように、フィルタ部40は、薄い略円板状であって、多数の小さな孔42が形成されている。孔42は、土砂等が水路等に流れ込まないようにするフィルタ機能を有する。孔42の直径は、例えば1mm〜3mm程度である。孔42の数は、排水機能向上のため、多い方が良い。
図1〜図4に示すように、フィルタ部40は、薄い略円板状であって、多数の小さな孔42が形成されている。孔42は、土砂等が水路等に流れ込まないようにするフィルタ機能を有する。孔42の直径は、例えば1mm〜3mm程度である。孔42の数は、排水機能向上のため、多い方が良い。
図5に示すように、フィルタ部40の直径D2は、貫通孔12(図7,8)の規格に合わせて設定される。貫通孔12を形成するための型である貫通孔形成部材26は、その先端面27の直径D1が貫通孔12の最も直径が小さい部分、すなわち貫通孔12の両端の開口における小さい方の直径と同じである。フィルタ部40の直径D2は、先端面27と接触する面における直径であって、先端面27の直径D1と同じである。
1−2.脚部
図1〜図4に示すように、脚部50は、フィルタ部40から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体52を含む。脚部50は、フィルタ部40の外周からフィルタ部40の略鉛直方向に延びる。脚部50の長さは特に限定されないが、貫通孔形成部材26の規格に合わせて設定することができる。貫通孔形成部材26の長さは規格により様々のサイズがあるが、それらの内の最も短いものよりもわずかに短くなるように脚部50の長さを設定することが好ましい。いずれの規格の貫通孔形成部材26にも適用できるようにするためである。
図1〜図4に示すように、脚部50は、フィルタ部40から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体52を含む。脚部50は、フィルタ部40の外周からフィルタ部40の略鉛直方向に延びる。脚部50の長さは特に限定されないが、貫通孔形成部材26の規格に合わせて設定することができる。貫通孔形成部材26の長さは規格により様々のサイズがあるが、それらの内の最も短いものよりもわずかに短くなるように脚部50の長さを設定することが好ましい。いずれの規格の貫通孔形成部材26にも適用できるようにするためである。
脚部50は、8本の脚体52を有する。8本の脚体52は、等間隔でフィルタ部40の外周に配置される。脚体52の本数や間隔は適宜設定することができるが、少なくとも3本あることが好ましい。例えば図6に示すように、貫通孔形成部材26の規格によっては、先端面27と第1型枠22への固定面とが円錐の中心軸Oに対して直交しない形状の貫通孔形成部材26aがある。そのため、貫通孔形成部材26aの側面28aに対する脚体52の密着力が偏る場合にも少なくとも3本の脚体52があれば、全周にわたりバランスよく密着できるので好ましい。このような貫通孔形成部材26aの規格に対応しないのであれば、脚体52は2本であってもよい。なお、図6は他の貫通孔形成部材26aの側面図である。
図3に示すように、脚体52は、その長手方向にわずかに拡径しながら直線上に延びる
。貫通孔形成部材26に装着する際に大きく押し広げられて弾性による復元力を大きくするためである。脚体52は、長手方向に直交する断面で、少なくとも貫通孔形成部材26に接触する内面が円弧状に形成される。貫通孔形成部材26の側面28との密着性を高めるためである。
。貫通孔形成部材26に装着する際に大きく押し広げられて弾性による復元力を大きくするためである。脚体52は、長手方向に直交する断面で、少なくとも貫通孔形成部材26に接触する内面が円弧状に形成される。貫通孔形成部材26の側面28との密着性を高めるためである。
脚部50は、貫通孔形成部材26の先端面27の周囲から拡径しながら延びる側面27の外径D4よりも小さな内径D3を有する。ここで外径D4は、貫通孔形成部材26の中心線に直交する断面における側面27の外径D4であり、少なくとも脚体52と接触する部分における外径D4である。また、内径D3は、脚部50の内側面に内接する円の直径である。脚体52は、貫通孔形成部材26にフィルタ30を装着した際に、側面28と接触して摩擦力によってフィルタ30の移動を制限する移動制限部54を含む。移動制限部54は、貫通孔形成部材26にフィルタ30を装着した際に、脚体52が脚部50の外側へ弾性変形した状態で、側面28に密着する。脚体52を弾性変形させることで脚体52の復元力が働き、移動制限部54が側面28に対して確実に密着するので、移動制限部54と側面28との摩擦力が大きくなってフィルタ30の移動を制限する。
移動制限部54は、脚体52における側面28に接触する内側面の少なくとも一部に形成される。移動制限部54は、平滑な金属面に対する静摩擦係数が0.3以上1.0未満であることができ、静摩擦係数が0.4以上1.0未満であればより好ましく、静摩擦係数が0.7以上1.0未満であれば特に好ましい。静摩擦係数が高いほどフィルタ30が貫通孔形成部材26から脱落しにくくなるからである。静摩擦係数の測定方法は、後述する実施例における静摩擦係数評価方法によって測定するものとする。
図5に示すように、貫通孔形成部材26は、金属製の円錐台形状を有し、型枠20の一部となる。貫通孔形成部材26の形状にはコンクリート製品10の仕様に合わせて様々な規格が存在するが、おおよそ円錐台形状であって、その先端面27の直径D1が25mmのものが一般的である。貫通孔形成部材26のデーパー状に拡径する側面28の傾斜角度も様々な規格が存在するため、フィルタ30の脚部50はいずれの規格の傾斜角度であっても適用可能とするために柔軟性が要求される。また、上述のように弾性変形後の復元力が期待されるため、剛性も要求される。剛性は貯蔵弾性率で表すことができる。
1−3.付勢部
フィルタ30は、脚体52と他の脚体52とを連結する付勢部56をさらに有する。付勢部56は、脚体52及び他の脚体52が脚部50の外側へ変形することを抑えるように付勢することができる。脚体52同士を連結する付勢部56が脚体52の外側への変形を抑えるように付勢することで、移動制限部54の側面28に対する摩擦力を向上させ、フィルタ30の移動をより確実に制限することができる。
フィルタ30は、脚体52と他の脚体52とを連結する付勢部56をさらに有する。付勢部56は、脚体52及び他の脚体52が脚部50の外側へ変形することを抑えるように付勢することができる。脚体52同士を連結する付勢部56が脚体52の外側への変形を抑えるように付勢することで、移動制限部54の側面28に対する摩擦力を向上させ、フィルタ30の移動をより確実に制限することができる。
付勢部56は、薄いベルト状である。付勢部56は、脚部50の外側に延在し、貫通孔形成部材26に装着された際に側面28よりも外側に配置される長さに設定されている。付勢部56が貫通孔形成部材26の側面28よりも外側に配置される長さであるため、型枠20(図7参照)内にコンクリートを打設すると付勢部56と側面28との間にコンクリートが入り込み、コンクリートが硬化することでフィルタ30の抜け止めとなる。また、付勢部56が薄いベルト状であることで、型枠20内にコンクリートを打設する際にコンクリートの流れを遮ることがないので、打設不良にもなりにくい。
1−4.材質
脚体52は、熱可塑性樹脂組成物を含むことができる。熱可塑性樹脂組成物は、JIS
K7171の「プラスチック−曲げ特性の求め方」に従って測定した曲げ弾性率が50MPa以上であることができる。脚体52に曲げ弾性率が400MPa〜3000MPaで
ある熱可塑性樹脂組成物を用いることで、貫通孔形成部材26の側面28に脚体52が弾性変形による適度な復元力で移動制限部54を密着させることができる。
脚体52は、熱可塑性樹脂組成物を含むことができる。熱可塑性樹脂組成物は、JIS
K7171の「プラスチック−曲げ特性の求め方」に従って測定した曲げ弾性率が50MPa以上であることができる。脚体52に曲げ弾性率が400MPa〜3000MPaで
ある熱可塑性樹脂組成物を用いることで、貫通孔形成部材26の側面28に脚体52が弾性変形による適度な復元力で移動制限部54を密着させることができる。
脚部50とフィルタ部40とが一体成形されている場合には、フィルタ30全体が上記熱可塑性樹脂組成物で成形されてもよい。
熱可塑性樹脂組成物は、移動制限部54を側面28に密着させるための剛性を有する熱可塑性樹脂と、側面28に対する移動制限部54の静摩擦係数を増大させる熱可塑性エラストマーとの混合物であることができる。熱可塑性樹脂により脚部50の弾性変形による適度な復元力を得ることができ、かつ、熱可塑性エラストマーにより移動制限部54の静摩擦係数を増大することができる。また、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとの混合物を熱可塑性樹脂組成物とした場合には、貫通孔形成部材26の側面28の傾斜が大きくても脱落しにくいため、汎用性に優れる。
熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとの混合比は、熱可塑性樹脂が10質量%〜70質量%で熱可塑性エラストマーが90質量%〜30質量%であることが好ましい。熱可塑性樹脂が70質量%より多いと静摩擦係数が低下して、脚部50の弾性変形による復元力によってフィルタ30が貫通孔形成部材26から飛び出してしまうことがあるからである。
脚体52の少なくとも移動制限部54に用いる材質が上述した静摩擦係数の範囲になるように適切な材料を選択することができる。静摩擦係数が高いほどフィルタ30が貫通孔形成部材26から脱落しにくくなるからである。移動制限部54と同様の材質をフィルタ30全体の材質としてもよい。後述の実施例によれば、ポリプロピレン単体の場合には静摩擦係数が0.35であるが、貫通孔形成部材26の傾斜の小さいものであれば適用可能な範囲である。熱可塑性樹脂に熱可塑性エラストマーを混合すると静摩擦係数が大きくなり、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとの混合比において特に熱可塑性エラストマーを40質量%以上とすることが脱落防止の観点からは好ましい。
熱可塑性樹脂組成物に用いる熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ABS樹脂などを単体でまたは2種類以上をブレンドして用いてもよい。
熱可塑性樹脂組成物に用いる熱可塑性エラストマーは、ゴム状弾性を示すソフトセグメント及び三次元網目の結び目となるハードセグメントから構成されるもので、常温ではゴム状弾性を示し、高温で可塑化するものである。熱可塑性エラストマーとしては、例えば、ポリスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーン系エラストマー、ポリアミド系エラストマーなどが挙げられる。
2.コンクリート製品の製造方法
図5、図7及び図8を用いてコンクリート製品10の製造方法について説明する。図5は一実施形態に係るフィルタ30を貫通孔形成部材26に取り付ける工程を説明する図であり、図7は型枠20の組立工程を説明する図であり、図8は一実施形態に係るコンクリート製品10の一部拡大断面図である。
図5、図7及び図8を用いてコンクリート製品10の製造方法について説明する。図5は一実施形態に係るフィルタ30を貫通孔形成部材26に取り付ける工程を説明する図であり、図7は型枠20の組立工程を説明する図であり、図8は一実施形態に係るコンクリート製品10の一部拡大断面図である。
コンクリート製品10の製造方法は、フィルタ30の取付工程と、型枠20の組立工程と、コンクリートを打設する工程と、を含む。以下、各工程について説明する。
2−1.フィルタの取付工程
図5に示すように、型枠20を組み立てる前に、フィルタ30を型枠20の貫通孔形成部材26に取り付ける。
図5に示すように、型枠20を組み立てる前に、フィルタ30を型枠20の貫通孔形成部材26に取り付ける。
貫通孔形成部材26は、型枠20の一部である第1型枠22の一方の面にボルト等(図7参照)で一体に固定されている。貫通孔形成部材26は、第1型枠22から突出する略円錐台形状の金属製の金型である。貫通孔形成部材26の先端面27は円形の平坦な面である。先端面27の直径D1は、フィルタ30のフィルタ部40の対向する面の直径D2と同じである。先端面27から第1型枠22へ延びる側面28は、先端面27から拡径する横断面円形の傾斜面であり、第1型枠22から先端面27までの長さはフィルタ30の脚部50の長さよりも長い。
フィルタ30は、脚部50の開口側から貫通孔形成部材26が挿入されるように嵌めこみ、フィルタ部40が先端面27に確実に接触するまで押し込まれる。この際、脚部50は、移動制限部54が貫通孔形成部材26の側面28上を滑りながら移動し、脚体52は側面28の傾斜に従って徐々に外側に広がるように弾性変形する。脚体52の内側面の一部である移動制限部54は、側面28に密着する。付勢部56は、脚体52が外側に広がるのに合わせて付勢部56の円弧が広がるように弾性変形する。脚体52は自身の弾性変形による復元力と付勢部56の弾性変形による復元力とによって移動制限部54を側面28に押し付けるように密着させる。
第1型枠22及び貫通孔形成部材26には表面に離型剤が塗布されているため、フィルタ30を貫通孔形成部材26に固定するのは通常容易ではない。
しかしながら、本実施形態においては、フィルタ30の移動制限部54が貫通孔形成部材26の側面28に密着することによる摩擦力によってフィルタ30の移動を制限することで貫通孔形成部材26への取付を容易とすることができる。
2−2.型枠の組立工程
図7に示すように、第2型枠24に対し、貫通孔形成部材26にフィルタ30を取り付けた状態で第1型枠22を矢印で示す方向に移動させて所定の位置に配置させ、型枠20を組み立てる。第2型枠24の手前には鉄筋23が組まれている。
図7に示すように、第2型枠24に対し、貫通孔形成部材26にフィルタ30を取り付けた状態で第1型枠22を矢印で示す方向に移動させて所定の位置に配置させ、型枠20を組み立てる。第2型枠24の手前には鉄筋23が組まれている。
第1型枠22が第2型枠24に対して移動して型枠20が組み立てられる際に、第1型枠22は振動や衝撃を受ける。そのため、型枠20の組立工程においてもフィルタ30は貫通孔形成部材26からの脱落を防止しなければならない。本実施形態においては、フィルタ30の移動制限部54が貫通孔形成部材26の側面28に密着することによる摩擦力によってフィルタ30の移動を制限することで組立工程における脱落を防止することができる。
第1型枠22が所定位置に配置されると、フィルタ30が第2型枠24の表面に接触し、貫通孔形成部材26と共に貫通孔12(図8参照)を形成する型枠20の一部を構成する。フィルタ部40は、その両面を第1型枠22と第2型枠24とに挟み込まれるようになるため、多数の小さな孔42にはコンクリートが流入しない。
2−3.コンクリートを打設する工程
図7のように組み立てられた型枠20の空間にコンクリートを打設する。貫通孔形成部材26の側面28とフィルタ30との隙間にもコンクリートが流し込まれる。隣接する脚体52の間にもコンクリートが流し込まれる。ベルト状の付勢部56は側面28との間に隙間を有するため、その隙間にもコンクリートが流し込まれる。また、図7に示すように
、脚体52の基端はフィルタ部40の内面の周縁よりもわずかに外側にあるため、脚体52と側面28との間にもわずかに隙間が形成される。その隙間にもコンクリートが流し込まれる。
図7のように組み立てられた型枠20の空間にコンクリートを打設する。貫通孔形成部材26の側面28とフィルタ30との隙間にもコンクリートが流し込まれる。隣接する脚体52の間にもコンクリートが流し込まれる。ベルト状の付勢部56は側面28との間に隙間を有するため、その隙間にもコンクリートが流し込まれる。また、図7に示すように
、脚体52の基端はフィルタ部40の内面の周縁よりもわずかに外側にあるため、脚体52と側面28との間にもわずかに隙間が形成される。その隙間にもコンクリートが流し込まれる。
図8に示すように、打設されたコンクリートが硬化すると、フィルタ30はコンクリート製品10と一体化される。フィルタ30と貫通孔形成部材26との隙間に流し込まれたコンクリートによってフィルタ30は貫通孔12の一部を形成する。具体的には、付勢部56及び移動制限部54を除く脚体52はコンクリート製品10の中にあり、移動制限部54は貫通孔12の内周面の一部となり、フィルタ部40は貫通孔12の一方の開口に配置する。フィルタ部40の多数の小さな孔42によって小石や砂利などが貫通孔12を通り抜けることが防止される。
3.コンクリート製品
図8及び図9を用いてコンクリート製品10について説明する。図9は、一実施形態に係るコンクリート製品10の斜視図である。
図8及び図9を用いてコンクリート製品10について説明する。図9は、一実施形態に係るコンクリート製品10の斜視図である。
コンクリート製品10は、フィルタ30が貫通孔12に固定されている。貫通孔形成部材26に固定できるフィルタ30を用いることで、コンクリートの打設段階で貫通孔12にフィルタ30を固定したコンクリート製品10を提供できる。現場施工段階でのフィルタの取り付け作業がなくなるため、施工性が向上する。
コンクリート製品10としては、例えば、U字溝、U字フリューム、ベンチフリューム等の水路に用いられる樋状のプレキャストコンクリートや、擁壁、L型フリューム等の水路の壁面に用いられる板状のプレキャストコンクリート等を挙げることができる。図9ではコンクリート製品10としてU字溝の例を示す。
フィルタ30は、U字溝の側壁に形成された貫通孔12の内側の開口に位置する。U字溝へ外側から貫通孔12を通って土砂等が流入することを防止する。フィルタ30はU字溝の側壁から突出することなく貫通孔12内に収まっているため、U字溝としての機能を妨げることがない。
4.変形例に係るフィルタ
図10を用いて変形例に係るフィルタ30aについて説明する。図10は、変形例に係るフィルタ30aの斜視図である。
図10を用いて変形例に係るフィルタ30aについて説明する。図10は、変形例に係るフィルタ30aの斜視図である。
フィルタ30aは、図1に示したフィルタ30と基本的な構成は同一であるため、相違する部分についてのみ説明する。また、同一部分には同一の符号を用いる。
フィルタ30aの移動制限部54aは、脚体52のおける他の部分よりも滑りにくい材質である。移動制限部54aを脚体52の他の部分よりも滑りにくい材質とすることにより、フィルタ30aをより確実に貫通孔形成部材26(図5及び図7参照)に固定することができる。
移動制限部54aは、熱可塑性エラストマー、天然ゴムまたは合成ゴムで形成される。合成ゴムとしては、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、イソプレンゴム(IR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴム(Q)、フッ素ゴム(FKM)等の公知の合成ゴムを用いることができる。
移動制限部54a以外の脚体52または移動制限部54a以外のフィルタ30aは、上
述の熱可塑性樹脂組成物で成形してもよいし、上述の熱可塑性樹脂単体で成形してもよい。脚体52は、側面28(図5参照)の形状に合わせて弾性変形可能であり、移動制限部54aを側面28に対して押し付ける力を発生することができればよいからである。
述の熱可塑性樹脂組成物で成形してもよいし、上述の熱可塑性樹脂単体で成形してもよい。脚体52は、側面28(図5参照)の形状に合わせて弾性変形可能であり、移動制限部54aを側面28に対して押し付ける力を発生することができればよいからである。
移動制限部54aの材質をフィルタ30aの他の部分と異なる材質とするには、例えば異なる材質をそれぞれ別々に射出成形する2色成形、あらかじめ成形した移動制限部54aとなる部品を射出成形金型にインサートするインサート成形、フィルタ30aを成形した後に移動制限部54aを接着剤により貼り付ける方法などにより成形することができる。
(摩擦係数評価試験)
フィルタ30に用いる材料の静摩擦係数をJIS−K7125「プラスチック・フィルム・シート摩擦係数試験方法」を参考に、図11に示す試験機で試験片の摩擦係数を測定した。
フィルタ30に用いる材料の静摩擦係数をJIS−K7125「プラスチック・フィルム・シート摩擦係数試験方法」を参考に、図11に示す試験機で試験片の摩擦係数を測定した。
図11は、摩擦係数評価試験を説明する図である。図12は、摩擦係数評価試験に用いる試験片64の平面図である。
まず、図12に示す試験片64を用意した。試験片64は、板状体であり、JISファミリー試験片(縦50mm×横50mm×厚さ4mm)とした。試験片64は、再生ポリプロピレン単体で射出成形したサンプル1と、再生ポリプロピレン50質量%と熱可塑性エラストマー(SEBS:水添スチレン系熱可塑性エラストマー)50質量%とのブレンド材料で射出成形したサンプル2を用意した(ポリプロピレンとSEBSとは比較的相溶性が高いためブレンド材料として好ましい)。
試験片64及び金属板66は、試験前に23±3℃環境下に24時間保管し、測定環境を23±3℃に調整した。
図11に示すように、金属板66上に、試験片64を設置した。試験片64の取り付け部分にワイヤ62の一端をボルトで固定し、他端をロードセル60に固定した。試験片64の上に錘63(総重量25.3kg)を載せて法線力Wを加えた。金属板66は、幅90mm、長さ100mm以上の平板であった。
ロードセル60を一定速度で移動させ、試験片64が金属板66上を移動する際に発生する摩擦力fを測定した。ロードセル60は東洋精機VE20Dであって、測定速度100mm/min、移動距離30mm、n=3(nは試験回数)とした。滑り開始時の最大摩擦力を静摩擦力fとして、ロードセル60の測定結果から静摩擦係数μs=静摩擦力f/法線力Wを算出し、3回の試験の平均値を得た。
サンプル1(ポリプロピレン単体)の静摩擦係数μsは0.35であった。また、サンプル2(ブレンド材料)の静摩擦係数μsは0.79であった。
サンプル1及びサンプル2と同じ材料で図1のフィルタ30を成形して複数種類の貫通孔形成部材26に取り付けてコンクリート製品を製造したところ、サンプル1よりもサンプル2の方が取付後の安定性に優れており、サンプル2の材料の方が脱落防止に効果が高いことが分かった。また、サンプル1の材料で成形したフィルタ30であっても、側面28の傾斜が小さな貫通孔形成部材26であれば、脱落することはなかった。
本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能であ
る。例えば、本考案は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本考案は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本考案は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本考案は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
る。例えば、本考案は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本考案は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本考案は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本考案は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…コンクリート製品、12…貫通孔、20…型枠、22…第1型枠、23…鉄筋、24…第2型枠、26…貫通孔形成部材、26a…貫通孔形成部材、27…先端面、28…側面、28a…側面、30…フィルタ、30a…フィルタ、40…フィルタ部、42…孔、50…脚部、52…脚体、54…移動制限部、54a…移動制限部、56…付勢部、60…ロードセル、62…ワイヤ、63…錘、64…試験片、66…金属板、D1…先端面の直径、D2…フィルタ部の直径、D3…脚部の内径、D4…側面の外径、f…摩擦力、O…中心軸、W…法線力
Claims (5)
- 貫通孔を形成するための円錐台形状の貫通孔形成部材を備える型枠にコンクリートを打設して得られる製品の前記貫通孔に固定されるフィルタであって、
複数の小さな孔が形成されたフィルタ部と、
前記フィルタ部から延びて、互いに間隔を隔てて設けられた複数の脚体を含む脚部と、を含み、
前記フィルタ部は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記貫通孔形成部材の先端面に密着し、
前記脚部は、前記貫通孔形成部材の前記先端面の周囲から拡径しながら延びる側面の外径よりも小さな内径を有し、
前記脚体は、前記貫通孔形成部材に前記フィルタを装着した際に、前記側面と接触して摩擦力によって前記フィルタの移動を制限する移動制限部を含む、フィルタ。 - 請求項1において、
前記フィルタは、前記脚体と他の前記脚体とを連結する付勢部をさらに有し、
前記付勢部は、前記脚体及び他の前記脚体が前記脚部の外側へ変形することを抑えるように付勢する、フィルタ。 - 請求項2において、
前記付勢部は、薄いベルト状であって、
前記付勢部は、前記脚部の外側に延在し、前記貫通孔形成部材に装着された際に前記側面よりも外側に配置される長さである、フィルタ。 - 請求項1〜3のいずれか1項において、
前記脚体は、熱可塑性樹脂組成物を含み、
前記熱可塑性樹脂組成物は、前記移動制限部を前記側面に密着させるための剛性を有する熱可塑性樹脂と、前記移動制限部の静摩擦係数を増大させる熱可塑性エラストマーとの混合物である、フィルタ。 - 請求項1〜4のいずれか1項において、
前記移動制限部は、前記脚体のおける他の部分よりも滑りにくい材質である、フィルタ。
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