JP3206554B2 - 埋設設備等の蓋構造 - Google Patents

埋設設備等の蓋構造

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JP3206554B2 JP22741698A JP22741698A JP3206554B2 JP 3206554 B2 JP3206554 B2 JP 3206554B2 JP 22741698 A JP22741698 A JP 22741698A JP 22741698 A JP22741698 A JP 22741698A JP 3206554 B2 JP3206554 B2 JP 3206554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に廃棄体等の
放射性物質を収納した埋設設備等の升状構造体の開口部
を閉塞する蓋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射性廃棄物の埋設施設においては、放
射性物質で汚染された液体や微細なスラッジ並びに金属
片等(以下、廃棄物と称す)を、セメントやアスファル
ト等の固形化材料とともにドラム缶等の容器内に混ぜ固
め(以下、廃棄体と称す)、埋設可能な形態としてい
る。これらのドラム缶等の容器は、地中に掘られ鉄筋コ
ンクリートにて構築された直方体形状の穴内に、例えば
8本×5列×8段ほどに積み重ねられ、地中に埋設され
ることになる。この種の放射性廃棄物を収納したドラム
缶等の容器は、一般に図6に示すような埋設施設を最終
的に形づくるようにして埋設される。すなわち、地面を
掘削して凹状とした地形の中に鉄筋コンクリート構造物
(埋設設備)1が構築され、その内部には升状の廃棄物
を定置する空間(以下、区画と称す)2が複数列形成さ
れる。この区画2内に、上述したような放射性廃棄物が
充填されたドラム缶等の容器3が、俵積み状に積み重ね
られる。そして、積層された多数のドラム缶等の容器3
の各隙間には、モルタルなどのセメント系充填材4が密
充されて、ドラム缶等の容器3の移動や万一埋設設備の
外部から水等が侵入してきた場合にそれと接することを
防止している。なお、ドラム缶等の容器3を区画2内に
定置する以前においては、区画2の上方の開口にはコン
クリート製の蓋(以下、RC蓋と称す)が設置されてい
るが、区画2内に所定量の容器3を定置し、モルタルな
どのセメント系充填材4が密充された後においては、R
C蓋の設置部は、RC蓋を撤去した後、コンクリートを
現場打設することにより、区画2の開口部が仕上げられ
R>ている。さらに、鉄筋コンクリート構造の埋設設備1
の少なくとも四周と上蓋上は、水を遮る特性の高い土5
で覆われ、さらにその上方に覆土6が施される。
【0003】このような構造を有する埋設施設において
は、その埋設工程において、区画2にドラム缶等の容器
3を定置するに際し、まず、区画2上面に設置されてい
るRC蓋を撤去する。この撤去作業は、作業員によりR
C蓋の玉掛けを行い、埋設設備を跨ぐようにして設置さ
れている橋型クレーンを用いて行われる。また、このR
C蓋は、区画2上面の開口を塞ぐこと並びに定置済み廃
棄体から埋設設備外に発せられる放射線量を低減するこ
とを目的に設置されている。次いで、区画2が開口され
た後、クレーンの荷取り位置までトラック具備の遮へい
容器内に収納されて運搬されてきた廃棄体を前述の橋型
クレーンにて荷役して、区画2内に整然と稠密に積み重
ねる。続いて、区画2内に所定量の廃棄体を定置し終え
た後、埋設設備外に発せられる放射線量を低減すること
並びにその後に実施される充填材充填作業等の作業床と
するために、前述のRC蓋を、再度、撤去時と同様にし
て当該区画2の開口部に設置してこれを閉塞することに
なる。さらに、RC蓋面に計画的に設けてある孔から充
填材供給パイプを区画2内に挿入し、モルタルなどのセ
メント系充填材4を供給して区画2内の廃棄体間に密充
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術において、例えば、人の接近がみじんも許されない
程高い放射線線量状態の廃棄体または同様の放射性物質
が升状構造体内に収納されている場合や、廃棄体等から
発せられる放射線線量状態はさほど高いものではないが
放射線被ばく防護の観点から人の接近に時間的制限を要
するような場合には、図7に示すように、多数の直方体
状のRC蓋7を1層に並べた構造では、RC蓋7相互の
間の目地が直線的であるため、区画2等の放射性物質を
収納した升状構造体から放射線が漏れるという問題があ
る。この問題に対応する蓋構造を考えた場合、下記に示
すようにいくつかの蓋構造が発案できるが、いずれの蓋
においても、升状構造体内に廃棄体等を定置する際に、
必要以上の枚数の蓋を荷役する必要が生じたり、開口が
いたずらに大きくなってしまう等の問題がともなう。す
なわち、 (1)全く合わせ目のない1枚ものの蓋の場合には、蓋
が重くなり取り扱いが困難になる。 (2)蓋の合わせ目形状を、図8に示すように、ステッ
プジョイント状(階段状)または凹凸状とし、相互に組
み合うようにしたRC蓋8の場合には、任意の場所のR
C蓋8だけを取り外すことができないため、余計な蓋も
外す必要があり、周囲の放射線線量状態をいたずらに高
くしてしまう。 (3)従来施設同様にRC蓋7相互の目地を直線的なも
のとはするが、図9に示すように、目地の背に鉄材等の
遮へい材9を配するような構造の場合には、定置効率、
すなわち、「区画2内に埋設される廃棄物の総体積/区
画2の内部空間容積」の低下を招く傾向がある。 (4)蓋を2枚重ねとし、図10に示すように、各層に
おける蓋の合わせ目を上下の層で同一箇所にならないよ
うに割付配列したRC蓋10、11の場合には所定の列
に廃棄体を定置しようとする際に取り外す必要が生じる
RC蓋10、11の枚数が複数枚となる。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、廃棄体等の放射性物質の
保管または収納時における升状構造体外への放射線漏れ
を確実に防護でき、かつ蓋開口時においては必要最小限
の開口範囲に留めることができ、さらに所定位置の蓋開
口を行うための蓋脱着作業を容易かつ1度の荷役で可能
とした埋設設備等の放射性物質を保管または収納する升
状構造体における蓋構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、内
部に廃棄体等の放射性物質を収納した埋設設備等の升状
構造体の開口部を閉塞する蓋構造であって、複数の蓋体
が水平方向に分離不能にかつ鉛直方向に係脱可能に設け
られ、上記各蓋体のうち隣接する蓋体の階段状の係合部
どうしが互いに上下方向に重なり合って前記開口部を閉
塞するように設けられるとともに、両側に設けられた一
対の階段状の係合部が下側に位置する凸形状の蓋体と、
両側に設けられた一対の階段状の係合部が上側に位置す
逆凸形状の蓋体とが交互に配置されたものである。こ
の請求項1にあっては、両側に設けられた一対の係合部
が下側に位置する蓋体と、両側に設けられた一対の係合
部が上側に位置する蓋体とを交互に配置することによ
り、蓋体どうしを水平方向に分離不能に係合し、かつ両
側に設けられた一対の係合部が下側に位置する蓋体を持
ち上げると、この蓋体の両係合部に係合している、隣合
う一対の蓋体がともに上昇して、これらの蓋体が取り除
かれた部位が開口する。本発明の請求項2は、蓋体の係
合部のうち上側に位置する係合部がボス穴等のメス側機
能を有し、かつ下側に位置する係合部がピン等のオス側
機能を有しているものである。この請求項2にあって
は、上側に位置する係合部を備えた蓋体の、メス側機能
を有する係合部と、下側に位置する係合部を備えた蓋体
の、オス側機能を有する係合部とが係合することによ
り、蓋体どうしが水平方向に分離することなく、十分な
放射線遮へい能力を確保するとともに、下側に位置する
係合部を備えた蓋体を持ち上げ、この蓋体とともに、隣
接する一対の蓋体を上昇させて、1度の荷役で円滑に必
要最小限の範囲を開口させる。本発明の請求項3は、下
側に位置する係合部を備えた蓋体に、吊具との係脱手段
が設けられたものである。この請求項3にあっては、下
側に位置する係合部を備えた蓋体の係脱手段によって、
この蓋体と吊具とを連結することにより、当該蓋体とこ
の蓋体に隣合う一対の蓋体を一度の操作で吊り上げて、
蓋開口作業を完了する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施の一形態を示
す断面図、図2は埋設設備の断面図、図3は図2の平面
図、図4は図2を側面からみた断面図、図5は吊具係脱
部の斜視図である。図2〜図4中符号20は埋設設備で
ある。この埋設設備20は、コンクリート構造にて構築
された升状の構造体であり、直方体状の放射性廃棄体
(廃棄体)30の長手方向に直交する隔壁21によって
内部の埋設空間が多数に分割されている。また、上記埋
設設備20の、上記廃棄体30の長手方向に直交する内
壁面22および隔壁21の上部には、RC蓋40を載置
して支持する段差部23が形成されている。
【0008】上記RC蓋40は、図1に示すように、凸
形状の第1蓋体41と、この第1蓋体41に係合する逆
凸形状の第2蓋体45とから構成されている。上記第1
蓋体41の両側には階段状の係合部42が形成されてお
り、これらの係合部42の下部は、下方に行くほど外側
に傾斜する傾斜面420とされるとともに、各係合部4
2の中間段差面421には、円柱状でかつ上端部が先細
状のピン422が列状に並んで立設されている。一方、
上記第2蓋体45の両側には階段状の係合部46が形成
されており、これらの係合部46の下部は、上記傾斜面
420に対応して下方に行くほど内側に傾斜する傾斜面
460とされるとともに、各係合部46の中間段差面4
61には、上記各ピン422を係合するボス穴462が
上下方向に貫通して形成されている。これらのボス穴4
62の下端部は、下方に行くほど広がる拡径穴部463
とされている。
【0009】また、上記第1蓋体41の両端面には、そ
れぞれ、位置決めガイド43が設置されている。そし
て、これらの位置決めガイド43に対向して、上記埋設
設備20の段差部23には、位置決めガイド43に係合
して第1蓋体41を上下方向に案内するガイドレール2
4が設けられている。さらに、上記廃棄体30の両端面
の四角部には、それぞれ、ツイストロック金物31が設
けられており、このツイストロック金物31に対向し
て、上記埋設設備20の隔壁21および内壁面22に
は、それぞれ、ツイストロック金物31に係合して廃棄
体30を上下方向に案内するガイドレール25が設けら
れている。
【0010】上記第1蓋体41の上面の四箇所には、ツ
イストロック金物44がそれぞれ設置されている。これ
らのツイストロック金物31、44には、図5に示すよ
うに、長穴状のツイストロック穴310、440が形成
されており、これらのツイストロック穴310、440
に、ツイストロック開閉装置のツイストロック50の楕
円錐状の下端部が嵌入して係合するようになっている。
なお、図2に示すように、上記第1蓋体41のうち、埋
設設備20の内壁面26に形成された段差部27に載置
される第1蓋体41については、段差部27に接する側
が平坦面(垂直面)とされている。
【0011】上記のように構成された蓋構造を有する埋
設設備20において、この埋設設備20内に廃棄体30
を定置する場合には、まず、上記ツイストロック開閉装
置を備えた吊具を用いて、上記廃棄体30を定置する場
所の上方に位置するRC蓋40を取り除いて開口させ
る。
【0012】すなわち、上記ツイストロック開閉装置を
備えた蓋脱着用の吊具を下降させ、ツイストロック開閉
装置のツイストロック50を、取り除くRC蓋40の第
1蓋体41のツイストロック穴440内に嵌入した後、
該ツイストロック50を、その軸線まわりに90度回転
させることにより、ツイストロック50をツイストロッ
ク金物44に係合して、上記吊具と第1蓋体41とを結
合する。
【0013】この状態で、上記吊具を上昇させると、こ
の吊具とともに上記第1蓋体41が持ち上がるととも
に、この第1蓋体41の両係合部42に係合している一
対の第2蓋体45が、上記第1蓋体41とともに上昇す
る。これにより、一つの第1蓋体41と、この第1蓋体
41の両側の第2蓋体45が同時に取り除かれて、廃棄
体30を定置するのに必要な最小限のスペースが開口す
る。
【0014】次いで、上述した蓋脱着用の吊具とは、ツ
イストロックの配置間隔が異なる廃棄体用の吊具を用い
て、廃棄体30を吊り上げて運搬し、上記開口部から下
降させて埋設設備20内に搬入すると、廃棄体30のツ
イストロック金物31が埋設設備20のガイドレール2
5に嵌入されて案内されることにより、上記廃棄体30
は所定位置に円滑に定置される。そして、上記廃棄体3
0を定置した後、上記廃棄体用の吊具と廃棄体30との
係合状態を解除し、廃棄体用の吊具を元の位置に戻す。
なお、上記蓋脱着用の吊具と、廃棄体用の吊具において
は、第1蓋体41のツイストロック金物44の設置位置
と、廃棄体30のツイストロック金物31の設置位置を
一致させれば、同一の吊具を共用することができる。
【0015】このようにして、廃棄体30の埋設設備2
0への定置作業が完了すると、上記蓋脱着用の吊具によ
って、取り除かれていた一つの第1蓋体41および二つ
の第2蓋体45を上記埋設設備20の開口部に戻す。こ
の場合、上記第1蓋体41および第2蓋体45を開口部
の上方に位置させた後、下降させると、第1蓋体41の
位置決めガイド43が埋設設備20のガイドレール24
に嵌入されて案内されることにより、下降してくる第2
蓋体45のボス穴462に、埋設設備20に載置されて
いる第1蓋体41のピン422が容易に嵌入して、両者
が簡単に係合されるとともに、第1蓋体41および第2
蓋体45が開口部を確実に閉塞する。
【0016】また、この際、上記下降してくる第2蓋体
45のボス穴462の下端部が拡径穴部463とされ、
かつ埋設設備20側の第1蓋体41のピン422が先細
状に形成されているから、埋設設備20側の第1蓋体4
1のピン422が、下降してくる第2蓋体45のボス穴
462に嵌入し易く、下降してくる第1蓋体41および
第2蓋体45と、埋設設備20側のRC蓋40との間に
多少の位置ズレがあっても修正されて所定位置に確実に
載置される。
【0017】このように、本実施形態のRC蓋40にあ
っては、一つの第1蓋体41を吊り上げるだけで、該第
1蓋体41に隣接する一対の第2蓋体45が一緒に持ち
上がるから、廃棄体30を定置するのに必要な最小限の
開口部を1度の蓋除去作業によって確保できるととも
に、蓋閉塞時にあっては、第1蓋体41と第2蓋体45
とがそれらの係合部42、46において、上下に重なり
合って互いに係合しているから、十分な遮へい性能が得
られて、蓋体41、45間から放射線が漏れることがな
い。
【0018】なお、本実施形態においては、上端部が先
細状でかつ円柱状のピン422と、このピン422が嵌
入するボス穴462とを用いて説明したが、これに限ら
ず、第1、第2蓋体41、45間を係合する手段であれ
ばよく、例えば、三角錐形状のピンと穴、多角錐形状の
ピンと穴、フック形状の嵌合手段等種々の形状のものが
使用できる。また、第1、第2蓋体41、45の材質も
目的とする放射線遮へい性能並びに蓋の強度等を達成す
れば、材質を限定するものではない。さらに、本実施形
態は、放射性廃棄体30の埋設設備について説明した
が、これに限らず、放射性物質を保管または収納する升
状構造体の蓋構造に適用できることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1は、内部に廃棄体等の
放射性物質を収納した埋設設備等の升状構造体の開口部
を閉塞する蓋構造であって、複数の蓋体が水平方向に分
離不能にかつ鉛直方向に係脱可能に設けられ、上記各蓋
体のうち隣接する蓋体の階段状の係合部どうしが互いに
上下方向に重なり合って前記開口部を閉塞するように
けられるとともに、両側に設けられた一対の階段状の
合部が下側に位置する凸形状の蓋体と、両側に設けられ
た一対の階段状の係合部が上側に位置する逆凸形状の
体とが交互に配置されたものであるから、両側に設けら
れた一対の係合部が下側に位置する蓋体と、両側に設け
られた一対の係合部が上側に位置する蓋体とを交互に配
置することにより、蓋体どうしを水平方向に分離不能に
係合することができ、かつ両側に設けられた一対の係合
部が下側に位置する蓋体を持ち上げると、この蓋体の両
係合部に係合している、隣合う一対の蓋体がともに上昇
して、これらの蓋体が取り除かれた部位を容易に開口さ
せることができる。したがって、廃棄体等の放射性物質
の保管または収納時における升状構造体外への放射線漏
れを確実に防護でき、かつ蓋開口時においては必要最小
限の開口範囲に留めることができ、さらに所定位置の蓋
開口を行うための蓋脱着作業を容易かつ1度の荷役で行
うことができる。本発明の請求項2は、蓋体の係合部の
うち上側に位置する係合部がボス穴等のメス側機能を有
し、かつ下側に位置する係合部がピン等のオス側機能を
有しているものであるから、上側に位置する係合部を備
えた蓋体の、メス側機能を有する係合部と、下側に位置
する係合部を備えた蓋体の、オス側機能を有する係合部
とが係合することにより、蓋体どうしが水平方向に分離
することなく、十分な放射線遮へい能力を確保すること
ができるとともに、下側に位置する係合部を備えた蓋体
を持ち上げ、この蓋体とともに、隣接する一対の蓋体を
上昇させることにより、1度の荷役で円滑に必要最小限
の範囲を開口させることができる。本発明の請求項3
は、下側に位置する係合部を備えた蓋体に、吊具との係
脱手段が設けられたものであるから、下側に位置する係
合部を備えた蓋体の係脱手段によって、この蓋体と吊具
とを連結することにより、当該蓋体とこの蓋体に隣合う
一対の蓋体を一度の操作で簡単に吊り上げることがで
き、蓋開口作業を容易に完了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す断面図である。
【図2】 埋設設備の断面図である。
【図3】 図2の平面図である。
【図4】 図2を側面からみた断面図である。
【図5】 吊具係脱部の斜視図である。
【図6】 従来の埋設設備の斜視図である。
【図7】 従来の蓋構造の一例を示す断面図である。
【図8】 本発明者が発案した蓋構造の一例を示す断面
図である。
【図9】 本発明者が発案した蓋構造の他の一例を示す
断面図である。
【図10】 本発明者が発案した蓋構造の別の一例を示
す断面図である。
【符号の説明】 20 埋設設備 30 放射性廃棄体(廃棄体) 40 RC蓋 41 第1蓋体 42 係合部 422 ピン 440 ツイストロック穴(係脱手段) 45 第2蓋体 46 係合部 462 ボス穴 50 ツイストロック

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に廃棄体等の放射性物質を収納した
    埋設設備等の升状構造体の開口部を閉塞する蓋構造であ
    って、 複数の蓋体が水平方向に分離不能にかつ鉛直方向に係脱
    可能に設けられ、上記各蓋体のうち隣接する蓋体の階段
    状の係合部どうしが互いに上下方向に重なり合って前記
    開口部を閉塞するように設けられるとともに、両側に設
    けられた一対の階段状の係合部が下側に位置する凸形状
    蓋体と、両側に設けられた一対の階段状の係合部が上
    側に位置する逆凸形状の蓋体とが交互に配置されたこと
    を特徴とする埋設設備等の蓋構造。
  2. 【請求項2】 蓋体の係合部のうち上側に位置する係合
    部がボス穴等のメス側機能を有し、かつ下側に位置する
    係合部がピン等のオス側機能を有していることを特徴と
    する請求項1記載の埋設設備等の蓋構造。
  3. 【請求項3】 下側に位置する係合部を備えた蓋体に、
    吊具との係脱手段が設けられたことを特徴とする請求項
    1または2記載の埋設設備等の蓋構造。
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