JP3206288U - R型ねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てられた後に緩みにくい、耐振・緩み止め機能を備えるR型ねじを提供する。【解決手段】ねじの山形の両側辺はそれぞれ第1のリードフランク101と第2のリードフランク102であり、第1のリードフランクと第2のリードフランクとは、山頂と離間する方向へ凹む過渡線103によって接続されている。【選択図】図1

Description

本考案は、締付具の分野に関し、具体的にはR型ねじに関する。
第一次産業革命以来、締付具は飛躍的に発展し、産業の急速な発展に非常に重要な役割を果たしている。しかしながら、従来の締付具には、激しい振動で緩んで脱落する致命な弱点がある。現在、ねじは必需品になり、締付具が緩んで脱落すると、部品または設備全体の損傷や解体を招き、最悪の場合、重大な安全事故を引き起こしてしまう。例えば、米国ボーイング社は、ボーイング737型の旅客機に対して頻繁に事故が発生する原因を調査したところ、飛行機の翼のボルトの脱落がその一つの要因であると判明した。また、米国のフロリダ州のシブリング(Sebring)で開催された米国体育航空ショーの期間に、Remos GXの飛行機は、一つの補助翼の締付具が確実に締め付けられていないため墜落した。その結果、1名のカメラマンが死亡、飛行士が重傷を負った。また、JR西日本によれば、新大阪発・鹿児島中央行きの「さくら561号」の列車は、アルミ製のハウジングのねじの緩みで、ハウジングが脱落してから飛んで、後ろの車両に衝突した後、送電線に衝突して、短絡停電事故を引き起こした。
締付具が誕生してから、世界各国の科学者とエンジニアは、大量の試験と研究を行い、様々な方法を採用し、ある程度に締付具の緩み・脱落までの時間を延長したが、その問題が徹底的に解決されていない。そして、将来の第四次産業革命において、締付具により高く要求されるはずである。
ねじの緩み・脱落の主な原因は、ねじの噛み合い時に存在した横方向の隙間である。振動が発生する場合に、ねじの基本的な要素とする「リード角」が「緩み角」となる。米国では、雌ねじの山頂に軸線と30度の角度を成す楔形ねじが提案された。このようなねじは、ロック能力が確実に向上されたが、受ける力の分析から分るように、力を受けるときに、特に力を受ける初期段階に、大きな側方力が生じる。このため、単一のねじ山の局部的な応力がかなり大きくなり、ねじ山に加える力が均等ではなくなるので、締付具を繰り返して使用できる寿命が低くなる。
本考案は、上記問題を改善するようにR型ねじを提供する。
本考案は下記のように実現される。
本考案のR型ねじは、ねじの山形の両側辺がそれぞれ第1のリードフランクと第2のリードフランクであり、第1のリードフランクと第2のリードフランクとは、山頂と離間する方向へ凹む過渡線によって接続されている。
「ねじの山形」は、直径(外径、有効径及び内径)を含むねじの幾何学形状を確定し、「ねじの山形」の主要なパラメータは、ねじ山の角、フランク角、ピッチ、リード角及び条数などを含む。「第1のリードフランク」と「第2のリードフランクとは、山頂の両側の側辺である。「過渡線」は、「R型弧」と称する。「R型ねじ」は、ねじの山形が接続された第1のリードフランク、第2のリードフランク及び過渡線からなるものである。「R型面」は、R型ねじの谷である。
本願のR型ねじは、従来の標準規格ねじとの区別は下記のいくつかの点にある。
1、R型雌(雄)ねじは、雌(雄)ねじの谷底にR型面が設計され、雄(雌)ねじとR型雌(雄)ねじとは互いに予締め付けられるときに、雄(雌)ねじの山頂が少し収縮変形してR型面に当接するので、雄(雌)ねじの山頂を有効的に保護でき、従来の30度の楔形ねじのように、かなり大きい側方力が生じてねじを破壊することはない。
2、雄(雌)ねじとR型雌(雄)ねじは互いに締め付けられたときに、雄ねじの山頂は緊密にR型面に当接するので、かなり大きい締結力が生じる。R形状の構成によって、メートル式または米式のねじのような30度角による支持、および英式のねじのような27.5度による支持が形成されなく、R型面で、ねじの間に加えられる接触によって生じる法線方向の力とボルトの軸線方向の力を支持する。
3、R型面における受ける力の伝達がよりよく、有効に雌・雄ねじの本体に伝達でき、そして、R型雌(雄)ねじの法線方向の圧力がはるかに締め付け圧力より大きいので、生じた緩み止め摩擦力も大幅に増加する。
4、また、メートル式、米式または英式の雄(雌)ねじの山頂がR型雌(雄)ねじと噛み合うときに、山頂における歯先が収縮し易くなるので、接触している螺旋線の全長に亘って均等に荷重を分布できる。しかし、普通の標準規格ねじが噛み合うときに、80%以上の総荷重が第1のねじ山及び第2のねじ山のねじ面に集中的に加えられる。
以上により、R型ねじ対偶は、普通の標準規格対偶に存在する振動で緩みやすい欠点を克服できるとともに、寿命を延長できる。
更に、過渡線は、弧線である。
弧線は、雌・雄ねじの非有効応力を低減でき、ねじの緩み・脱落に必要な外力を増加できるので、緩み止めを実現できる。
更に、過渡線は、複数本の線分を接続してなり、隣接する線分の間の交差角度の範囲は、90°よりも大きくかつ180°よりも小さくなる。
ここの「交差角度」は、山頂に向かう角である。過渡線は弧形状に形成してもよく、複数本の線分を接続してなってもよい。これらも、緩み止めを実現できる。
更に、過渡線は、複数本の曲線を接続してなる。
過渡線は弧線であることが好ましく、複数本の曲線を接続してなる過渡線は、弧線形の過渡線と同等な効果を奏する。
更に、過渡線と第1のリードフランクとの交差点は第1の交差点であり、過渡線と第2のリードフランクとの交差点は第2の交差点であり、第1の交差点と第2の交差点との間の連結線は接続線であり、接続線と第2のリードフランクとは互いに垂直になる。
異なる仕様のねじに基づいて、過渡線の始点と終点との間の位置関係を確定することによって、製造が容易になり、緩み止めの効果がさらに顕著になる。
更に、第1の交差点はねじの有効径に位置する。
過渡線の始点と終点、及び第1のリードフランクと第2のリードフランクの長さを確定することによって、ねじの加工が容易になり、緩み止めの効果がさらに良好になる。
更に、ねじの山形のねじ山の角は30°以上である。
「ねじ山の角」は、ねじの軸断面において、ねじの山形の両側辺の夾角である。第1のリードフランクと第2のリードフランクとの間の角度が相手の雄ねじによって変化するものであり、メートル式、米式の雄ねじを相手ねじとする場合には60度になり、英式の雄ねじを相手ねじとする場合には55度になる。メートル式、米式、英式などの三角形の雄ねじが本願のR型雌ねじにねじ込む場合、第2のリードフランク側に沿って容易にねじ込むことができ、締め付ける場合、雄ねじの山頂は緊密にR型面に当接し、かなり大きな締結力が生じる。ねじの山形の両側辺の夾角は30度以上であると、異なる仕様のねじに容易に対応できる。
更に、弧線の円弧半径は、ねじのピッチである。
弧線の形状を確定することによって、ねじを容易に加工でき、緩み止めの効果がさらに良好になる。
更に、弧線と第1のリードフランクとの交差点は第1の交差点であり、弧線と第2のリードフランクとの交差点は第2の交差点であり、第1の交差点と第2の交差点との間の連結線は接続線であり、接続線と第2のリードフランクとは互いに垂直になり、弧線が属する円の円心は、接続線の垂直二等分線上に位置する。
正確に弧形の形状を確定することによって、ねじを容易に生産でき、緩み止めの効果がさらに良好になる。
更に、第1のリードフランク及び第2のリードフランクは、何れも線分である。
雌ねじと雄ねじとの密着を保証することによって、摩擦力を増大でき、有効応力を増大できる。
本考案の有益な効果は、本技術方案によって従来のねじが組み立てられた後に緩みやすい欠点を克服でき、耐振・緩み止め機能を備えるR型ねじを提供することにある。
以下、本考案の実施例の技術方案をより明瞭に説明するために、実施例に使用される図面を簡単に説明する。下記の図面は、本考案の一部の実施例を示したものに過ぎず、保護範囲を限定するものではなく、当業者は、創造的な労働をしなくても、これらの図面からその他の関連する図面を得られると理解すべきである。
本考案に係るねじの山形の模式図である。 図1に示すねじの山形の幾何学的な構成の模式図である。 本考案に係る第1のねじの山形の構成模式図である。 本考案に係る第2のねじの山形の構成模式図である。 本考案に係る第3のねじの山形の構成模式図である。 本考案に係るねじの山形と三角ねじとの組み立て構成の模式図である。 図6の一部の拡大図である。 本考案に係るねじの山形の雌ねじと雄ねじとの組み立て構成の模式図である。 図8の一部の拡大図である。 雌ねじと雄ねじとが組み立てられた後の力の分析模式図である。
以下、本考案の実施例の目的、技術方案及び利点をより明瞭にするために、本考案の実施例における図面を参照して、本考案の実施例の技術方案を明瞭且つ完全に説明する。説明する実施例は、本考案の一部の実施例であり、全ての実施例ではないと理解すべきである。通常、ここで、図面に記載され、示された本考案の実施例の構成は、様々な異なる態様で配置、設計されてもよい。
したがって、以下、図面における本考案の実施例への詳細な説明は、本考案の保護範囲を限定するものではなく、本考案の選定された実施例を示すものに過ぎない。当業者が本考案における実施例に基づいて創造的な労働をしなくて得られる全てのその他の実施例は、本考案の保護範囲に該当する。
類似な符号及び英文字は、下記の図面において類似なものを表すので、一度図面に定義されると、その次の図面において更に定義、解釈をしない。
本考案の説明において、「第1」や「第2」等の用語は、区別するためのものだけであり、相対的な重要性を表明或いは暗示するものではないと理解すべきである。
本考案の説明において、特に明確に規定及び限定しない限り、「設ける」、「接続する」のような用語は、広義的に理解すべきである。例えば、固定接続でもよく、取外し可能な接続でもよく、或いは一体接続でもよい。そして、機械的な接続でもよく、電気接続でもよい。また、直接的に接続されてもよく、中間物を介して間接的に接続されてもよく、あるいは、2つの部材の内部の連通でもよい。当業者は、状況によって本考案における上記用語の具体的な意味を理解してもよい。
図1乃至図3及び図6乃至図10を参照して実施例1を説明する。
図1と図3に示すように、本実施例のR型ねじは、ねじの山形の両側辺がそれぞれ第1のリードフランク(lead flank)101と第2のリードフランク102であり、第1のリードフランク101と第2のリードフランク102とは、山頂と離間する方向へ凹む過渡線(transition line)103によって接続されている。
「ねじの山形」は、直径(外径、有効径及び内径)を含むねじの幾何学形状を確定し、「ねじの山形」の主要なパラメータは、ねじ山の角、フランク角、ピッチ、リード角及び条数などを含む。「第1のリードフランク101」と「第2のリードフランク102」は、山頂の両側の側辺である。「過渡線103」は、「R型弧」と称する。「R型ねじ」は、ねじの山形が接続された第1のリードフランク101、第2のリードフランク102及び過渡線103からなるものである。「R型面」は、R型ねじの谷である。
ねじ対偶は、モーメント及び軸方向の荷重の作用で相対的に運動する。この運動は、有効径に対して加える水平力によるスライドブロックのつる巻線に沿う運動と見なすことができる。図10に示すように、Fは外力、F1は法線方向の反力、fFnは摩擦力、Faは軸方向の荷重、Φはリード角、p'は等価摩擦角、F2は総反力、βは雌ねじ204の力点とねじ軸線に直角な垂線との間の夾角である。三角ねじの場合、スライドブロックが傾斜面に沿って等速で下方へ摺動する際に、力の分析を行うことによって、
Figure 0003206288

が得られる。Faが同じ場合、βの値が大きければ、Fの値が大きくなる。R型ねじの利点は、単一角度の規制を突破したことである。力を受ける面に点を取って分析することによって、R型ねじの何れかの力点とねじ軸線に直角な垂線との間の夾角βが普通の雌ねじ204の力を受ける面のβの値よりも大きいと判明したので、緩み止め雌ねじ204の緩み・脱落に必要な外力Fが普通のねじよりも遥かに大きくなる。従って、R型ねじは、良好な緩み止め効果を有する。
R型ねじが締められたときに、雌・雄ねじの山頂はR型面に緊密に接触したので、普通のねじの受ける力が均等ではない問題を解決できる。普通の雌・雄ねじを螺合する時に、力を受ける主な箇所は、ナットの第1ねじ山、第2ねじ山が雄ねじ205と接触する箇所だけであり、残りの各ねじ山に受ける力がかなり小さい。これに対して、R型ねじを螺合する時に、相手ねじの各ねじ山の山頂が全て緊密にR型弧に当接し、螺旋線の線接触が形成され、螺旋線における各ねじ山の受ける負荷が有効的に雌・雄ねじに伝達されるので、横方向の振動に耐えられ、雌・雄ねじを有効的に保護できる。
上記の説明によって、本願のR型ねじは、図6、図7、図8及び図9に示すように、従来の標準規格ねじとの区別が下記のいくつかの点にある。
1、R型雌(雄)ねじは、雌(雄)ねじの谷底にR型面が設計され、雄(雌)ねじとR型雌(雄)ねじとは互いに予締付けられるときに、雄(雌)ねじの山頂が少し収縮変形してR型面に当接するので、雄(雌)ねじの山頂を有効に保護できる。従来の30度の楔形ねじのように、かなり大きい側方力が生じてねじを破壊することはない。
2、雄(雌)ねじとR型雌(雄)ねじは互いに締め付けられたときに、雄ねじ205の山頂は緊密にR型面に当接するので、かなり大きい締結力が生じる。R形状の構成によって、メートル式または米式のねじのような30度の角による支持、および英式のねじのような27.5度の角による支持が形成されず、R型面で、ねじの間に加えられる接触によって生じる法線方向の力とボルトの軸線方向の力を支持する。
3、R型面における受ける力の伝達がよりよく、有効に雌・雄ねじの本体に伝達でき、そして、R型雌(雄)ねじの法線方向の圧力が遥かに締め付け圧力より大きいので、生じた緩み止め摩擦力も大幅に増加する。
4、また、メートル式、米式または英式の雄(雌)ねじの山頂がR型雌(雄)ねじと噛み合うときに、山頂における歯先が収縮し易くなるので、接触している螺旋線の全長に亘って均等に荷重を分布できる。しかし、普通の標準規格ねじが噛み合うときに、80%以上の総荷重が第1のねじ山及び第2のねじ山のねじ面に集中的に加えられる。
以上により、本願のR型ねじは、下記の利点を有する。1、確実な耐振・緩み止め性能を有する。2、締付具の寿命を著しく向上できる。3、スプリングワッシャやストッパーガスケットなどのような何れの補助締結部材を必要とせず、緩み止めを実現できる。4、温度の急激な変化による影響を受けず、緩み止めを実現でき、広い環境の範囲に適用できる。5、標準規格のメートル式、米式及び英式の雄ねじ205と対応できる。6、軟質材料(例えば、銅、アルミ合金などの材料)によるネジバカの問題に対して顕著な効果を奏する。7、締め付けた後モーメントを加えるので、取り外しに便利である。8、需要に応じて、左ねじまたは右ねじに製造できる。
本実施例における過渡線103は、弧線104であることが好ましい。弧線104は、雌・雄ねじの非有効応力を低減でき、ねじの緩み・脱落に必要な外力を増加できるので、緩み止めを実現できる。本願のR型ねじにおける第1のリードフランク101及び第2のリードフランク102は、何れも線分であり、雌ねじ204と雄ねじ205との密着を保証でき、摩擦力を増大でき、有効応力を増大できる。
なお、図2に示すように、弧線104の円弧半径は、ねじのピッチである。弧線104の形状を確定することによって、ねじの加工を容易にする。更に正確に弧形の形状を確定することによって、ねじの生産を容易にする。弧線104と第1のリードフランク101との交差点は第1の交差点107であり、弧線104と第2のリードフランク102との交差点は第2の交差点108であり、第1の交差点107と第2の交差点108との間の連結線は、接続線109であり、接続線109と第2のリードフランク102とは互いに垂直になり、弧線104が属する円の円心は、接続線109の垂直二等分線203上に位置する。
図2に示すように、第1の交差点107はねじの有効径に位置する。過渡線103の始点と終点、及び第1のリードフランク101と第2のリードフランク102の長さを確定することによって、ねじの加工を容易にする。
ねじの山形におけるねじ山の角は30°以上である。「ねじ山の角」は、ねじの軸断面において、ねじの山形の両側辺の夾角である。第1のリードフランク101と第2のリードフランク102との間の角度が相手の雄ねじ205によって変化するものであり、メートル式、米式の雄ねじ205を相手ねじとする場合には60度になり、英式の雄ねじ205を相手ねじとする場合には55度になる。メートル式、米式、英式などの三角形の雄ねじ205を本願のR型雌ねじ204にねじ込む場合、第2のリードフランク102側に沿って容易にねじ込むことができ、締め付ける場合、雄ねじ205の山頂は緊密にR型面に当接し、かなり大きな締結力が生じる。ねじの山形の両側辺の夾角は30度以上であると、異なる仕様のねじに容易に対応できる。
図4と図5を参照して、実施例2を説明する。
図4と図5に示すように、本願のR型ねじの過渡線103は、複数本の線分105を接続してなってもよい。隣接する線分の間の交差角度の範囲は、90°〜180°である。ここの「交差角度」は、山頂に向かう角である。また、過渡線103は、複数本の曲線106を接続してなってもよい。過渡線103は、弧形状に形成してもよく、複数本の線分105を接続してなってもよい。これらも、緩み止めを実現できる。過渡線103は弧線104であることが好ましい。複数本の曲線106を接続してなる過渡線103は、弧線104の過渡線103と同等な効果を奏する。
この場合、異なる仕様のねじに基づいて、過渡線103の始点と終点との間の位置関係を確定することによって、加工を容易にする。過渡線103と第1のリードフランク101との交差点は第1の交差点107であり、過渡線103と第2のリードフランク102との交差点は第2の交差点108であり、第1の交差点107と第2の交差点108との間の連結線は、接続線109であり、接続線109と第2のリードフランク102とは互いに垂直になる。
なお、第1の交差点107はねじの有効径に位置する。過渡線103の始点と終点、及び第1のリードフランク101と第2のリードフランク102の長さを確定することによって、ねじの加工を容易にする。
外径200は、雄ねじの山頂または雌ねじの谷と重なる仮想な円筒の直径である。内径201は、雄ねじの谷または雌ねじの山頂と重なる仮想的な円筒の直径である。有効径202は、母線が山形における突起の幅と溝の幅とが等しい箇所を通過する仮想的な円筒の直径である。
ねじの山形の両側辺の夾角は30°以上である。第1のリードフランク101と第2のリードフランク102との間の角度が相手の雄ねじ205によって変化するものであり、メートル式、米式の雄ねじ205を相手のねじとする場合には60度であり、英式の雄ねじ205を相手のねじとする場合には55度である。メートル式、米式、英式などの三角形の雄ねじ205を本願のR型雌ねじ204にねじ込む場合、第2のリードフランク102側に沿って容易にねじ込むことができ、締め付ける場合、雄ねじ205の山頂は緊密にR型面に当接し、かなり大きい締結力が生じる。ねじの山形の両側辺の夾角は30度以上であると、異なる仕様のねじに容易に対応できる。
上記の内容は、本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案を制限するものではない。当業者は、本考案に対して様々な変更と変化を行うことができる。本考案の精神及び原則内で行われたいずれの修正、均等置換、改造などは、いずれも本考案の保護範囲に含まれるべきである。
101・・・第1のリードフランク
102・・・第2のリードフランク
103・・・過渡線
104・・・弧線
105・・・線分
106・・・曲線
107・・・第1の交差点
108・・・第2の交差点
109・・・接続線
200・・・外径
201・・・内径
202・・・有効径
203・・・垂直二等分線
204・・・雌ねじ
205・・・雄ねじ


Claims (10)

  1. ねじの山形の両側辺がそれぞれ第1のリードフランクと第2のリードフランクであり、前記第1のリードフランクと前記第2のリードフランクとは、山頂と離間する方向へ凹む過渡線によって接続されていることを特徴とするR型ねじ。
  2. 前記過渡線は、弧線であることを特徴とする請求項1に記載のR型ねじ。
  3. 前記過渡線は、複数本の線分を接続してなり、隣接する前記線分の間の交差角度の範囲は、90°より大きくかつ180°より小さくなることを特徴とする請求項1に記載のR型ねじ。
  4. 前記過渡線は、複数本の曲線を接続してなることを特徴とする請求項1に記載のR型ねじ。
  5. 前記過渡線と前記第1のリードフランクとの交差点は第1の交差点であり、前記過渡線と前記第2のリードフランクとの交差点は第2の交差点であり、前記第1の交差点と前記第2の交差点との間の連結線は接続線であり、前記接続線と前記第2のリードフランクとは互いに垂直になることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のR型ねじ。
  6. 前記第1の交差点は、ねじの有効径に位置することを特徴とする請求項5に記載のR型ねじ。
  7. 前記ねじの山形のねじ山の角は30°以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のR型ねじ。
  8. 前記弧線の円弧半径は、ねじのピッチであることを特徴とする請求項2に記載のR型ねじ。
  9. 前記弧線と前記第1のリードフランクとの交差点は第1の交差点であり、前記弧線と前記第2のリードフランクとの交差点は第2の交差点であり、前記第1の交差点と前記第2の交差点との間の連結線は接続線であり、前記接続線と前記第2のリードフランクとは互いに垂直になり、前記弧線が属する円の円心は、前記接続線の垂直二等分線上に位置することを特徴とする請求項8に記載のR型ねじ。
  10. 前記第1のリードフランク及び前記第2のリードフランクは、何れも線分であることを特徴とする請求項1に記載のR型ねじ。


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