JP3206024U - 真空鮮度保持ボックスカバー - Google Patents

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【課題】積み重ねが可能な真空鮮度保持ボックスカバーを提供する。【解決手段】ボックスカバーは、カバーボディ1と、エアバルブと気密ワッシャー3とを含む。カバーボディ1は、搭載部11及び搭載部の周囲に周設された組立部12を有し、搭載部は、静置区域111、静置区域により包囲された変形緩衝区域112、及び変形緩衝区域に設置された気孔113を有し、エアバルブは気孔に設置され、気密ワッシャーが組立部に周設される。変形緩衝区域は複数個の凹段部114及び複数個の隆起段部115を有し、隆起段部の最高位置が静置区域よりも低く設けられる。貯蔵空間が真空になるように排気し、外力で変形緩衝区域が変形する時に、凹段部及び隆起段部により全体的な変形度合いを低減できることにより、積み重ねをすることができる。【選択図】図2

Description

本考案は、真空鮮度保持ボックスカバーに係り、特に積み重ねてもよい真空鮮度保持ボックスカバーを提供する。
一般的な家庭の食材の保存に対する需要が、次第に増加するにつれて、各業界も、食材を保存するために用いられるジッパーバッグ又は気密ボックスなどの容器を研究・開発している。ひいては食材の保存期間を延長するために、市場には、外部の器具を介して排気することにより真空を形成できる鮮度保持ボックスがある。例えば台湾特許第456361号では1種類の真空保存容器を掲示し、真空保存容器が、一つのトップカバーと一つの収納ボックスを有し、トップカバーが、一つの環状溝、環状溝内に設置される一つのワッシャー、及び一つの気孔を有し、収納ボックスが一つのトップリング部を有する。該真空保存容器を実際に応用する時に、トップカバーが収納ボックスに設置されることにより、ワッシャーとトップリング部との間に、気密接触を形成し、その後にユーザーが一つの排気装置を使用して気孔から収納ボックスの内における気体を排気することにより、収納ボックスの内に真空を形成することにより、食材を保存できる。
台湾特許第456361号
しかしながら、前述の台湾特許第456361号の技術内容から見れば、トップカバーが、気孔を有し且つその全体的な構造・模型が上向きな突起を呈する半円弧状を有するために、ユーザーが多くの真空保存容器を積み重ねようとする時に、前記トップカバーの突起する構造により、互いに積み重ねをすることができなく、ひいてはユーザーにとって不便である。
本考案の主要な目的は、従来の実施方式での突起構造により積み重ねできない問題を、解決することにある。
前述の目的を達成するために、本考案の提供する真空鮮度保持ボックスカバーは、一つのボックスボディと取り合わせて使用され、前記ボックスボディが食材の保存を提供する貯蔵空間を有し、前記真空鮮度保持ボックスカバーと前記ボックスボディとを組み合わせた後に、排気装置を一つ提供して前記真空鮮度保持ボックスカバーを隔てて前記貯蔵空間内における気体を排気することにより真空になるように変換する真空鮮度保持ボックスカバーであって、前記真空鮮度保持ボックスカバーは、カバーボディと、エアバルブと気密ワッシャーとを含み、前記カバーボディは、搭載部及び前記搭載部の周囲に周設された組立部を有し、前記搭載部は、静置区域、前記静置区域により包囲された変形緩衝区域、及び前記変形緩衝区域に設置された気孔を有し、前記変形緩衝区域は、間隔的に設置される複数個の凹段部及び如何なる二つの前記凹段部の間にそれぞれ設置される複数個の隆起段部を有し、前記隆起段部の最高位置が前記静置区域よりも低く設けられ、前記エアバルブは前記気孔に設置され、且つその高さが前記静置区域よりも低く設けられ、前記気密ワッシャーは前記組立部に周設されて前記ボックスボディの接合部に接触し、前記貯蔵空間が真空になるように排気する時に、前記真空鮮度保持ボックスカバーは、少なくとも一つの前記隆起段部または前記凹段部が圧力作用により変形することを特徴とする。
実施例において、これらの凹段部と前記隆起段部が互いに平行して設置され、前記気孔が前記変形緩衝区域の中央位置に設置されることを特徴とする。
実施例において、前記凹段部と前記隆起段部が、前記カバーボディの中央位置から左右対称に設置されることを特徴とする。
実施例において、カバーボディが、気孔に周設されて排気装置との気密接触を形成できる環状部を有することを特徴とする。
実施例において、カバーボディが、搭載部に設置される一つの開孔及び開孔に設置され貯蔵空間内における圧力の変化に基づいて窪みを生じる軟質嵌合キャップを、有することを特徴とする。
前述の実施方式により、本考案は、従来品と比較すると、以下の特長を有する。本考案は、エアバルブの高さが静置区域よりも低いこと及びこれらの隆起段部の最高位置が静置区域よりも低くなることにより、他のボックスボディが静置区域に静置でき、これにより、従来の実施方式での突起構造により積み重ねができない問題を、解決する。
本考案の実施例による立体図である。 本考案の実施例による分解図である。 本考案の実施例による側面図である。 本考案のボックスボディと組み合わせた実施例における立体図である。 本考案のボックスボディと組み合わせた実施例における側面図である。 本考案のボックスボディと組み合わせた他の実施例における側面図である。 本考案の実施例による積み重ねる時の側面図である。
本考案の詳細な説明及び技術内容について図面を用いて下記のように説明する。
図1乃至図3を参照する。本考案は真空鮮度保持ボックスカバーを提供し、真空鮮度保持ボックスカバーは、カバーボディ1と、エアバルブ2と気密ワッシャー3とを含んでなる。カバーボディ1が搭載部11と組立部12を有し、組立部12は搭載部11の周囲に周設され、搭載部11は、静置区域111、変形緩衝区域112と気孔113とを有し、静置区域111が変形緩衝区域112の周囲を囲んで設置され、気孔113が変形緩衝区域112に設置される。
具体的に言うと、例えば図2に示すように、変形緩衝区域112が、複数個の凹段部114と複数個の隆起段部115を有し、これらの凹段部114が互いに間隔的に設置され、これらの隆起段部115が二つの凹段部114の間にそれぞれ設置され、これらの隆起段部115の最高位置が静置区域111よりも低くなる。実施例において、凹段部114と隆起段部115が互いに平行して設置され、且つ凹段部114と隆起段部115とが連続して接続し波形を形成する。また、凹段部114とこれらの隆起段部115が、カバーボディ1の中央位置から左右対称に設置される。
一方、エアバルブ2が気孔113に設置され、且つエアバルブ2の高さが静置区域111よりも低くなる。注意する必要があるのは、エアバルブ2は通常、閉鎖状態で気孔113を封止しており、そしてエアバルブ2は操作により開放状態となる。実施例において、気孔113は変形緩衝区域112の中央位置に設置される。詳しく言うと、これらの凹段部114のその中の一つが、更に変形緩衝区域112の中央位置に設置でき、気孔113が、変形緩衝区域112の中央位置に位置する凹段部114に設置される。
その中でも、凹段部114と隆起段部115との屈曲度合いが、変形緩衝区域112の中央位置から相対する両端部へ向かうにつれて次第に緩和されていく。また、凹段部114と隆起段部115の面積の広さが、同一であってもよく、或いは異なってもよい。また、気密ワッシャー3が組立部12に周設され、実施例において、組立部12に沿って環状様態を呈する凹溝121を備え、気密ワッシャー3が凹溝121の内側に対応して嵌入される。
例えば図4、図5A及び図5Bに示すように、本考案の真空鮮度保持ボックスカバーの使用中において、ユーザーは、真空鮮度保持ボックスカバーが一つのボックスボディ4と組み合わせて使用することができる。具体的に言うと、ボックスボディ4が、食材の静置保存に供する一つの貯蔵空間41及び貯蔵空間41の周辺に沿って設置される一つの接合部42を有する。カバーボディ1をボックスボディ4に被せ合わせる時に、気密ワッシャー3と接合部42が気密接触を形成し、その後にユーザーが排気装置(未図示)を気孔113に緊密に貼り付け、且つ排気装置を稼働させて排気を開始し、カバーボディ1から離間する方向へ向けてエアバルブ2を上向きに吸引する。又は、エアバルブ2を閉鎖状態から開放状態に切り替えてもよく、エアバルブ2が開放状態に切り替える時に、同時に排気装置が貯蔵空間41内の気体を排気する。貯蔵空間41の内における気体が排出されるにつれて、変形緩衝区域112が変形(例えば図5Aと図5Bに示すように)をすることにより、貯蔵空間41の内部に真空状態を形成し、食材を保存できる。
実施例おいて、カバーボディ1は、気孔113に周設される環状部13を有し、環状部13が排気装置との気密接触を形成できることにより、排気過程中において、排気装置の排気が不完全な状況や気体がエアバルブ2から貯蔵空間41の内へ逆流する状況を、防止する。例を挙げると、環状部13の形状は環状部13の周囲によって決められ、円形に限らない形状である環状トレンチであってもよく、排気装置を環状トレンチの内に嵌入することにより、気密接触を形成する。また、他の実施例において、環状部13が一つのゴム嵌合環(未図示)であってもよく、排気装置をゴム嵌合環に緊密に接触することにより、貯蔵空間41の内の気体の排気動作の実行に寄与する。
更にユーザーが貯蔵空間41の内の気体が完全に排気されているかどうかを便利で検査しやすくするために、実施例において、カバーボディ1が、搭載部11に設置される一つの開孔14及び開孔14に設置される一つの軟質嵌合キャップ15を有し、貯蔵空間41の内における気体を排気して圧力の変化が生じる時に、軟質嵌合キャップ15が窪みを生じ、これにより、ユーザーが、軟質嵌合キャップ15の窪みの度合いを観ることで、貯蔵空間41の内の気体の排気状況を確認できる。
本考案は、例えば図6に示すように、前述の動作を介して複数個のボックスボディ4の気体排気動作を完了した後に、ユーザーが、更に真空鮮度保持ボックスカバーを用いた他のボックスボディ4を、積み重ね作業を行ってもよい。
ボックスボディ4とこれらの真空鮮度保持ボックスカバーとの積み重ね状況の説明のために、以下に一つのボックスボディ5、ボックスボディ5に設置される一つのカバーボディ6、ボックスボディ4及びカバーボディ1により積み重ね作業を行う説明をする。詳しく言うと、ボックスボディ4とボックスボディ5が積み重ね作業を行う時に、ボックスボディ5を、他のボックスボディ4に設置されるカバーボディ1の上部に積み重ねることにより、ボックスボディ5の底部をカバーボディ1の静置区域111に静置して、位置決めをする。実施例において、静置区域111は円弧状凹溝で、ボックスボディ4を静置区域111に静置して重ねることができる。このように、更にボックスボディ4とボックスボディ5が積み重ね作業をすることができ、ボックスボディ5のカバーボディ6も、更に一つのボックスボディ4の積み重ねを行うようにしてもよい。
その中でも、エアバルブ2の高さが静置区域111の高さよりも低くなり、変形緩衝区域112が凹段部114と隆起段部115とを有して連続上下した構造を成し、これらの隆起段部115の最高位置が静置区域111の高さよりも低くなるので、貯蔵空間41が真空状態に排気されることにより変形緩衝区域112が外部の圧力を受けて変形する時に、変形緩衝区域112が凹段部114と隆起段部115により全体的な変形度合い(例えば図5A及び図5Bに示すように)を低減できる。これにより、他のボックスボディ4を静置区域111に静置して重ねることができ、これにより、従来の実施方式での突起構造により積み重ねができない問題を、解決する。
以上に本考案を既に詳しく説明したが、但し以上に述べたものは、本考案のより好ましい実施例であり、これにより本考案の実施範囲を限定できるものではなく、即ち本考案の実用新案登録請求の範囲に根拠して作成された等価な変更及び潤色が、いずれも依然として本考案の実用新案登録請求の範囲内に属すべきである。
1 カバーボディ
2 エアバルブ
3 気密ワッシャー
4 ボックスボディ
5 ボックスボディ
6 カバーボディ
11 搭載部
12 組立部
13 環状部
14 開孔
15 軟質嵌合キャップ
41 貯蔵空間
42 接合部
111 静置区域
112 変形緩衝区域
113 気孔
114 凹段部
115 隆起段部
121 凹溝

Claims (6)

  1. 一つのボックスボディと取り合わせて使用され、前記ボックスボディが食材の保存を提供する貯蔵空間を有し、真空鮮度保持ボックスカバーと前記ボックスボディとを組み合わせた後に、排気装置を一つ提供して前記真空鮮度保持ボックスカバーを隔てて前記貯蔵空間内における気体を排気することにより真空になるように変換する真空鮮度保持ボックスカバーであって、
    前記真空鮮度保持ボックスカバーは、カバーボディと、エアバルブと気密ワッシャーとを含み、
    前記カバーボディは、搭載部及び前記搭載部の周囲に周設された組立部を有し、
    前記搭載部は、静置区域、前記静置区域により包囲された変形緩衝区域、及び前記変形緩衝区域に設置された気孔を有し、
    前記変形緩衝区域は、間隔的に設置される複数個の凹段部及び二つの前記凹段部の間にそれぞれ設置される複数個の隆起段部を有し、
    前記隆起段部の最高位置が前記静置区域よりも低く設けられ、
    前記エアバルブは前記気孔に設置され、且つその高さが前記静置区域よりも低く設けられ、前記気密ワッシャーは前記組立部に周設されて前記ボックスボディの接合部に接触し、
    前記貯蔵空間が真空になるように排気する時に、前記真空鮮度保持ボックスカバーは、少なくとも一つの前記隆起段部または前記凹段部が圧力作用により変形することを特徴とする、真空鮮度保持ボックスカバー。
  2. 前記凹段部と前記隆起段部が互いに平行して設置され、前記気孔が前記変形緩衝区域の中央位置に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の真空鮮度保持ボックスカバー。
  3. 前記凹段部の一つが、前記変形緩衝区域の中央位置に設置され、前記気孔が前記変形緩衝区域の中央位置の前記凹段部に設置されることを特徴とする、請求項2に記載の真空鮮度保持ボックスカバー。
  4. 前記凹段部と前記隆起段部が、前記カバーボディの中央位置から左右対称に設置されることを特徴とする、請求項1又は3に記載の真空鮮度保持ボックスカバー。
  5. 前記カバーボディが、前記気孔に周設されて前記排気装置との気密接触を形成できる環状部を有することを特徴とする、請求項1又は3に記載の真空鮮度保持ボックスカバー。
  6. 前記カバーボディが、前記搭載部に設置される一つの開孔、及び前記開孔に設置され前記貯蔵空間内における圧力の変化に基づいて窪みを生じる軟質嵌合キャップを有することを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れか1に記載の真空鮮度保持ボックスカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108263746A (zh) * 2018-03-22 2018-07-10 宁波市海曙华宇工贸有限公司 一种保鲜效果好、操作方便的保鲜盒
CN110697259A (zh) * 2018-07-09 2020-01-17 银川上河图新技术研发有限公司 气压食品保鲜盒

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