JP3206005U - 圧力調整器の調整ねじおよび圧力調整器 - Google Patents

圧力調整器の調整ねじおよび圧力調整器 Download PDF

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年彦 鈴木
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Abstract

【課題】所持している限られた工具の中で調整できる可能性が高まり、新たな工具を手配する必要がなくなる圧力調整器の調整ねじおよび圧力調整器を提供する。【解決手段】流入したガスの出口圧力を回転軸回りに回転することで調整する圧力調整器の調整ねじ33は、少なくとも2種類の工具が係合する突起部62を有し、突起部62は、調整ねじ33を回転軸回りに回転させる工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面63aからなる外周63と、一の工具と異なる他の工具であって調整ねじ33を回転軸回りに回転させる他の工具が挿入され、かつ他の工具と接触する複数の接触面64aで構成される空間部64とを有する。【選択図】図3

Description

本考案は、圧力調整器の調整ねじおよび圧力調整器に関する。
従来、流入したガスの出口圧力を調整する圧力調整器では、例えば、大気圧室と調圧室とを仕切るダイアフラムに加わるガスの圧力と当該圧力に対向する位置に設置された調圧ばねの荷重とのバランスによりガスの出口圧力を調整している。このような圧力調整器では、調整ねじを回転軸回りに回転させることで調圧ばねの荷重を変更して、ガスの出口圧力を調整している。
上記調整ねじには、例えば、ボックスレンチ等の工具が係合する六角形状の突起部を有するものと、ボックスレンチ等の工具とは異なる六角レンチ等の工具が係合する六角形状の孔を有するものなど複数種類がある。そのため、作業員が圧力調整器のガスの出口圧力の調整作業を行う場合、形状が異なる複数種類の調整ねじに対応するために、新たな工具を手配したり、複数種類の工具を持参しなければならない。
本考案は、上記に鑑みてなされたものであって、所持している限られた工具の中で調整できる可能性が高まり、新たな工具を手配する必要がなくなる圧力調整器の調整ねじおよび圧力調整器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る圧力調整器の調整ねじは、流入したガスの出口圧力を回転軸回りに回転することで調整する圧力調整器の調整ねじであって、前記調整ねじは、少なくとも2種類の工具が係合する突起部を有し、前記突起部は、前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面からなる外周と、前記一の工具と異なる他の工具であって前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記他の工具が挿入され、かつ前記他の工具と接触する複数の接触面で構成される空間部とを有することを特徴とする。
また、上記圧力調整器の調整ねじでは、前記外周は、六角形の形状を有し、前記空間部は、前記六角形の内周を有することが好ましい。
また、上記圧力調整器の調整ねじでは、前記外周は、六角形の形状を有し、前記空間部は、回転軸方向に直交する直交方向に延在するスリットであることが好ましい。
上記目的を達成するために、本考案に係る圧力調整器は、ガス流入口とガス流出口との間を連通する調圧室と、前記ガス流入口から前記調圧室へのガスの流入を調整する開閉弁と、前記調圧室を大気と隔てる隔壁の一部を構成するダイアフラムと、前記ダイアフラムを前記調圧室側に付勢する調圧機構と、前記ダイアフラムの動きに応じて前記開閉弁を開閉するリンク機構とを備え、前記調圧機構は、前記ダイアフラムへの付勢力を調整する調整ねじを備え、前記調整ねじは、少なくとも2種類の工具が係合する突起部を有し、前記突起部は、前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面からなる外周と、前記一の工具と異なる他の工具であって前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記他の工具が挿入され、かつ前記他の工具と接触する複数の接触面で構成される空間部とを有することを特徴とする。
本考案に係る圧力調整器の調整ねじおよび圧力調整器によれば、調整ねじを回転軸回りに回転させる工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面からなる外周面と、当該一の工具と異なる他の工具であって調整ねじを回転軸回りに回転させる他の工具が挿入され、かつ他の工具と接触する複数の接触面で構成される空間部とを有する突起部が形成されている。これにより、調整ねじが少なくとも2種類の工具が係合する突起部を有するので、作業員が圧力調整器でガスの出口圧力を調整する際に、所持している限られた工具の中で調整できる可能性が高まり、新たな工具を手配する必要がなくなる。
図1は、実施形態1に係る圧力調整器の外観を示す斜視図である。 図2は、図1に示すAAの縦断面図である。 図3は、実施形態1に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。 図4は、実施形態2に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。 図5は、実施形態3に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。 図6は、実施形態4に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。 図7は、実施形態5に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。
以下に、本考案の実施形態に係る圧力調整器の調整ねじおよび圧力調整器を図面を参照して詳細に説明する。なお、下記実施形態により本考案が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、いわゆる当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る圧力調整器の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すAAの縦断面図である。図3は、実施形態1に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。
以下の説明において、圧力調整器の調整ねじの回転軸方向を「回転軸方向」とし、当該回転軸方向と直交する方向を「直交方向」とし、当該直交方向のうち、圧力調整器のガスの流出経路に沿った方向を「流出方向」とする。なお、図1、図2において、流出方向の入口側については「入口方向」とし、出口側については「出口方向」とする。
図1、図2に示す圧力調整器1は、ガス供給源の高い圧力のガスをガス供給先の使用に適した低い圧力に減圧する圧力調整器であり、ガスの圧力の変動を抑えて安定したガス供給を実現するものである。圧力調整器1は、入口方向に高圧のガスを貯留するボンベ等のガス容器(不図示)が接続され、出口方向にガスを燃焼させるコンロ等の燃焼器(不図示)が接続される。
図2において、圧力調整器1は、本体部21と、調圧機構3と、ダイアフラム4と、リンク機構23とを含んで構成される。圧力調整器1は、一例として、プロパンガス等を主成分としたLPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)を調圧する単段式調整器であるものとして説明するがこれに限られない。
本体部21は、圧力調整器1を構成する各部が設けられる本体である。ここでは、本体部21は、入力金具20、開閉弁機構22、リンク機構23、調圧室24、ダイアフラム4、および調圧機構3が設けられる。本体部21は、流出方向の入口側の端部に入口金具20に螺合する本体ねじ部21aを備え、出口側の端部に調圧室24と連通するガス流出口21bを備える。本体部21は、入口方向の本体部21と入力金具20との間に開閉弁機構22が設けられており、開閉弁機構22とダイアフラム4とがリンク機構23により連結されている。本体部21は、内部に中空状に形成された調圧室24を備え、当該調圧室24の回転軸方向には、ダイアフラム4を挟んで対向する位置に調圧機構3が設けられている。
入口金具20は、流出方向の出口側の端部が本体部21に接続され、入口側の端部が、例えば高圧ホース等に接続され、当該高圧ホース等を介してガス容器からガスが流入する部分である。入口金具20は、開閉弁機構22を介して調圧室24に連通するガス流入口20aと、本体部21に螺合する金具ねじ部20bと、ノズル部40とを備える。ノズル部40は、開閉弁機構22を構成し、ガス流入口20aに流入したガスが噴き出す部分である。
開閉弁機構22は、金具ねじ部20bと本体ねじ部21aとの螺合締結により入力金具20と本体部21とが一体化されると、ガス流入口20aから調圧室24に流入するガスの流量を調整する開閉弁機構として機能する。開閉弁機構22は、入力金具20側に設けられたノズル部40と、硬質ゴム等の耐久弾性材からなる弁座41と、流出方向に摺動可能に支持されたピストン42とで構成される。ピストン42は、流出方向の一方の端部には、ノズル部40と対向するように、弁座41が設けられ、他方の端部には、当該ピストン42の流出方向の摺動をリンク機構23に伝達する受動ピン52が取り付けられている。
リンク機構23は、作動棹54、レバー51、およびピストン42がダイアフラム4と弁座41とを連結してダイアフラム4の変位に応じて弁座41をノズル部40の解放位置との間で移動させる弁駆動機構として機能する。リンク機構23は、ピボットピン50と、レバー51と、受動ピン52と、U字溝53と、作動棹54と、レバー係合孔55とを含んで構成される。レバー51は、流出方向の一方の端部がピボットピン50により回動可能に支持され、流出方向の他方に延びるアームの先に形成されたレバー係合孔55が作動棹54の調圧室24側の端部に係合する。また、レバー51は、ピボットピン50による支持部から回転軸方向にU字溝53が形成されている。受動ピン52は、弁座41が設けられた端部とは反対側の端部に取り付けられ、レバー51のU字溝53に係合している。作動棹54は、ダイアフラム4の中央部に回転軸方向に沿って当該ダイアフラム4を貫通して連結される。
調圧室24は、本体部21内に形成され、ガス流出口21bと連通する調圧空間部である。調圧室24は、開閉弁機構22から流入したガスを、カバー部36内に設けられた調圧機構3の作用によって減圧して流出口21bから排出する。調圧室24は、本体部21およびダイアフラム4を含んで構成される隔壁により大気と隔絶されている。
ダイアフラム4は、隣接する調圧室24を大気と隔てる隔壁の一部を構成し、調圧室24内のガスの圧力変化に応じて変位する部分である。ダイアフラム4は、円環板状に形成され、外周側の縁部がカバー部36と本体部21との間に挟持され保持される。ダイアフラム4は、調圧室24内の圧力変化に応じて変形し回転軸方向に変位する。ダイアフラム4は、作動桿54、レバー51、ピストン42等を介して弁座41と連結される。
調圧機構3は、回転軸方向にダイアフラム4に付勢する付勢力を調整する部分である。調圧機構3は、調圧ばね30と、ばね受け座31と、調圧ねじ部32と、調整ねじ33と、キャップ34と、通気路35と、大気圧室37と、破損防止ばね38とを含んで構成される。調圧ばね30は、ダイアフラム4を調圧室24側に付勢する弾性体である。調圧ばね30は、大気圧室37内に設けられたばね受け座31と調整ねじ33との間に保持される。調圧ばね30は、ダイアフラム4と同軸上に設けられている。調圧ねじ部32は、カバー部36の円筒部36aの内側に形成された雌ねじである。調整ねじ33は、調圧ねじ部32に螺合し、流入したガスの出口圧力を回転軸回りに回転することで調整する。調整ねじ33の詳細については後述する。キャップ34は、調整ねじ33を外部から保護するために円筒部36aに被せられている。通気路35は、円筒部36aの外周面とキャップ34の内周面との間に構成される大気圧導入路であり、円筒部36aにキャップ34が被せられている状態でも、通気路35を介してカバー部36内の大気圧室37に大気圧が導入される。破損防止ばね38は、作動棹54と協働して調圧室24を保護するための安全弁として機能する。調圧室24内のガスの圧力が規定圧力になった場合に、破損防止ばね38と作動棹54とにより、ガスの一部を大気に放出して調圧室24を一定以下の圧力に保つ。
圧力調整器1は、ダイアフラム4に作用する調圧室24内のガス圧と、調圧ばね30の付勢力とのバランスにより動作する。例えば、調圧室24内のガス圧が設定圧よりも低い場合はリンク機構23により開閉弁機構22の開度を開き、逆に、調圧室24内のガス圧が設定圧よりも高い場合は開閉弁機構22の開度を絞り、調圧室24に流入するガス流量を調整して調圧室24内のガス圧を設定圧に保持する。
実施形態1における調整ねじ33は、図3に示すように、ねじ本体部60と、調圧ねじ部61と、突起部62とを有する。ねじ本体部60は、外周面に調圧ねじ部61が形成されている。調圧ねじ部61は、円筒部36aの調圧ねじ部32に螺合するように雄ねじが形成されている。突起部62は、ねじ本体部60から回転軸方向に突起し、2種類の工具が係合するように形成されている。具体的には、突起部62は、調整ねじ33を回転軸回りに回転させる一の工具と接触する6つの接触面63aからなる外周63と、当該一の工具と異なる他の工具と接触する6つの接触面64aで構成される空間部64とを有する。外周63は、回転軸方向に六角形の形状を有する。空間部64は、6つの接触面64aで構成される六角形の内周70を有する。この空間部64は、突起部62およびねじ本体部60を回転軸方向に貫通するように形成されることが好ましい。
上記構成を有する圧力調整器1において、調整ねじ33によりガスの出口圧力を調整する調整作業について説明する。作業員は、キャップ34を外して、ボックスレンチ(不図示)のソケット部を突起部62に係合させる。その結果、当該ボックスレンチのソケット部の内周面と突起部62の外周63の接触面63aとが接触する。作業員は、ボックスレンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ33を回転軸回りに回転させる。一方、作業員が、ボックスレンチとは異なる六角レンチを所持していた場合、キャップ34を外して、当該六角レンチのヘッド部を突起部62に係合させる。その結果、六角レンチのヘッド部と空間部64の内周70(6つの接触面64a)とが接触する。作業員は、六角レンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ33を回転軸回りに回転させる。
以上説明したように、圧力調整器1の調整ねじ33は、2種類の工具が係合する突起部62を有し、突起部62は、調整ねじ33を回転軸回りに回転させる工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面63aからなる外周63と、一の工具と異なる他の工具であって調整ねじ33を回転軸回りに回転させる他の工具が挿入され、かつ他の工具と接触する複数の接触面64aで構成される空間部64とを有する。
上記構成を有する圧力調整器1の調整ねじ33および圧力調整器1によれば、調整ねじ33を回転軸回りに回転させる工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面63aからなる外周面63と、当該一の工具と異なる他の工具であって調整ねじ33を回転軸回りに回転させる他の工具が挿入され、かつ他の工具と接触する複数の接触面64aで構成される空間部64とを有する突起部62が形成されている。これにより、調整ねじ33が2種類の工具が係合する突起部62を有するので、作業員が圧力調整器1でガスの出口圧力を調整する際に、所持している限られた工具の中で調整できる可能性が高まり、新たな工具を手配する必要がなくなる。
また、圧力調整器1の調整ねじ33および圧力調整器1によれば、調整ねじ33の突起部62が複数の接触面64aで構成される空間部64を有するので、従来の六角形の形状を有する突起部に比べて、空間部64に相当する部分の材料費を削減することができる。
また、圧力調整器1の調整ねじ33および圧力調整器1によれば、調整ねじ33の突起部62に形成された空間部64の回転軸方向の底面(または回転軸方向の上面)の寸法を、標準化された六角レンチの寸法と同一に設定することで、突起部62と係合する六角レンチとの適応性が向上し、専用工具の入手が不要となる。
また、圧力調整器1の調整ねじ33および圧力調整器1によれば、外周63が六角形の形状を有し、空間部64が六角形の内周70を有する。これにより、調整ねじ33の突起部62が異なる種類の工具と係合することが可能となり、作業員が圧力調整器1でガスの出口圧力を調整する際に、従来のボックスレンチまたは六角レンチのいずれか1種類の工具を所持していれば調整作業が可能となる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。実施形態2に係る圧力調整器の調整ねじは、突起部の形状が実施形態1とは異なるのみであり、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果についてはその説明を省略する(以下の実施形態3〜5についても同様である。)。
実施形態2における調整ねじ330は、図4に示すように、ねじ本体部60と、調圧ねじ部61と、突起部620とを有する。突起部620は、ねじ本体部60から回転軸方向に突起し、2種類の工具が係合するように形成されている。具体的には、突起部620は、調整ねじ330を回転軸回りに回転させる一の工具と接触する6つの接触面63aからなる外周63と、当該一の工具と異なる他の工具と接触する2つの接触面65aで構成される空間部65とを有する。この空間部65は、外周63のうち、一方の辺から直交方向に対向する他方の辺に貫通させたスリット(溝)である。
次に、圧力調整器1において、調整ねじ330によりガスの出口圧力を調整する調整作業について説明する。作業員は、キャップ34を外して、ボックスレンチ(不図示)のソケット部を突起部620に係合させる。その結果、当該ボックスレンチのソケット部の内周面と突起部620の外周63の接触面63aとが接触する。作業員は、ボックスレンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ330を回転軸回りに回転させる。一方、作業員が、ボックスレンチとは異なるマイナスドライバ(不図示)を所持していた場合、キャップ34を外して、当該マイナスドライバのヘッド部を突起部620に係合させる。その結果、マイナスドライバのヘッド部と空間部65を構成する2つの接触面65aとが接触する。作業員は、マイナスドライバを回転軸回りに回転することで調整ねじ330を回転軸回りに回転させる。
実施形態2に係る圧力調整器1の調整ねじ330および圧力調整器1によれば、外周63が六角形の形状を有し、空間部65が回転軸方向に直交する直交方向に延在するスリットである。これにより、調整ねじ330の突起部620が異なる種類の工具と係合することが可能となり、作業員が圧力調整器1でガスの出口圧力を調整する際に、従来のボックスレンチまたはマイナスドライバのいずれか1種類の工具を所持していれば調整作業が可能となる。
実施形態2では、空間部65は、外周63のうち、一方の辺から直交方向に対向する他方の辺に貫通させたスリットとしているが、これに限定されず、貫通しない形状のスリットも含まれる。
[実施形態3]
図5は、実施形態3に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。実施形態3における調整ねじ331は、図5に示すように、ねじ本体部60と、調圧ねじ部61と、突起部621とを有する。突起部621は、ねじ本体部60から回転軸方向に突起し、2種類の工具が係合するように形成されている。具体的には、突起部621は、調整ねじ331を回転軸回りに回転させる一の工具と接触する6つの接触面63aからなる外周63と、当該一の工具と異なる他の工具と接触する複数の接触面66aで構成される空間部66とを有する。空間部66は、回転軸方向に形成された十字溝である。この十字溝は、ねじ本体部60を回転軸方向に貫通する十字孔であってもよい。また、この十字溝は、十字に交差する溝のうち、少なくとも一つの溝が直交方向に突起部621を貫通する構成であってもよい。
次に、圧力調整器1において、調整ねじ331によりガスの出口圧力を調整する調整作業について説明する。作業員は、キャップ34を外して、ボックスレンチ(不図示)のソケット部を突起部621に係合させる。その結果、当該ボックスレンチのソケット部の内周面と突起部621の外周63の接触面63aとが接触する。作業員は、ボックスレンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ331を回転軸回りに回転させる。一方、作業員が、ボックスレンチとは異なるプラスドライバ(不図示)を所持していた場合、キャップ34を外して、当該プラスドライバのヘッド部を突起部621に係合させる。その結果、プラスドライバのヘッド部と空間部66を構成する複数の接触面66aとが接触する。作業員は、プラスドライバを回転軸回りに回転することで調整ねじ331を回転軸回りに回転させる。
実施形態3に係る圧力調整器1の調整ねじ331および圧力調整器1によれば、外周63が六角形の形状を有し、空間部66が回転軸方向に形成された十字溝である。これにより、調整ねじ331の突起部621が異なる種類の工具と係合することが可能となり、作業員が圧力調整器1でガスの出口圧力を調整する際に、従来のボックスレンチまたはプラススドライバのいずれか1種類の工具を所持していれば調整作業が可能となる。
[実施形態4]
図6は、実施形態4に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。実施形態4における調整ねじ332は、図3に示す調整ねじ33の突起部62にスリットが追加されたものである。調整ねじ332の突起部622は、3種類の工具が係合するように形成されている。具体的には、突起部622は、図3に示す外周63および空間部64に加えて、外周63のうち、一方の辺から直交方向に対向する他方の辺に貫通させたスリット状の空間部65を有する。
次に、圧力調整器1において、調整ねじ332によりガスの出口圧力を調整する調整作業について説明する。作業員は、キャップ34を外して、ボックスレンチ(不図示)のソケット部を突起部622に係合させる。その結果、当該ボックスレンチのソケット部の内周面と突起部622の外周63の接触面63aとが接触する。作業員は、ボックスレンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ332を回転軸回りに回転させる。一方、作業員が、ボックスレンチとは異なる六角レンチ(不図示)を所持していた場合、キャップ34を外して、当該六角レンチのヘッド部を突起部622に係合させる。その結果、六角レンチのヘッド部と空間部64の内周70(6つの接触面64a)とが接触する。作業員は、六角レンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ332を回転軸回りに回転させる。他方、作業員が、ボックスレンチおよび六角レンチと異なるマイナスドライバ(不図示)を所持していた場合、キャップ34を外して、当該マイナスドライバのヘッド部を突起部622に係合させる。その結果、マイナスドライバのヘッド部と、空間部65を構成する2つの接触面65aのそれぞれとが接触する。作業員は、マイナスドライバを回転軸回りに回転することで調整ねじ332を回転軸回りに回転させる。
実施形態4に係る圧力調整器1の調整ねじ332および圧力調整器1によれば、六角形の形状を有する外周63と、六角形の内周70を有する空間部64と、外周63のうち、一方の辺から直交方向に対向する他方の辺に向けて貫通させたスリット状の空間部65とを備える。これにより、調整ねじ332の突起部622が異なる種類の工具と係合することが可能となり、作業員が圧力調整器1でガスの出口圧力を調整する際に、従来のボックスレンチまたは六角レンチまたはマイナスドライバのいずれか1種類の工具を所持していれば調整作業が可能となる。
[実施形態5]
図7は、実施形態5に係る圧力調整器の調整ねじの概略構成を示す斜視図である。実施形態5における調整ねじ333は、図6に示す調整ねじ332の突起部622に、図5に示す十字溝(または十字孔)の空間部66を追加したものである。調整ねじ333の突起部623は、4種類の工具が係合するように形成されている。具体的には、突起部623は、図3に示す外周63および空間部64、図6に示す空間部65に加えて、空間部64の回転軸方向の底面に、図5に示す十字溝(または十字孔)66を有する。
次に、圧力調整器1において、調整ねじ333によりガスの出口圧力を調整する調整作業について説明する。作業員は、キャップ34を外して、ボックスレンチ(不図示)のソケット部を突起部623に係合させる。その結果、当該ボックスレンチのソケット部の内周面と突起部623の外周63の接触面63aとが接触する。作業員は、ボックスレンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ333を回転軸回りに回転させる。一方、作業員が、ボックスレンチとは異なる六角レンチ(不図示)を所持していた場合、キャップ34を外して、当該六角レンチのヘッド部を突起部623に係合させる。その結果、六角レンチのヘッド部と空間部64の内周70(6つの接触面64a)とが接触する。作業員は、六角レンチを回転軸回りに回転することで調整ねじ333を回転軸回りに回転させる。他方、作業員が、ボックスレンチとは異なるマイナスドライバ(不図示)を所持していた場合、キャップ34を外して、当該マイナスドライバのヘッド部を突起部623に係合させる。その結果、マイナスドライバのヘッド部と、空間部65を構成する2つの接触面65aのそれぞれとが接触する。作業員は、マイナスドライバを回転軸回りに回転することで調整ねじ333を回転軸回りに回転させる。さらに、作業員が、ボックスレンチ、六角レンチ、マイナスドライバとは異なるプラスドライバ(不図示)を所持していた場合、キャップ34を外して、当該プラスドライバのヘッド部を突起部623に係合させる。その結果、プラスドライバのヘッド部と空間部66を構成する複数の接触面66aとが接触する。作業員は、プラスドライバを回転軸回りに回転することで調整ねじ333を回転軸回りに回転させる。
実施形態5に係る圧力調整器1の調整ねじ333および圧力調整器1によれば、六角形の形状を有する外周63と、六角形の内周70を有する空間部64と、外周63のうち、一方の辺から直交方向に対向する他方の辺に向けて貫通させたスリット状の空間部65と、回転軸方向に形成された十字溝(または十字孔)の空間部66とを備える。これにより、調整ねじ333の突起部623が異なる種類の工具と係合することが可能となり、作業員が圧力調整器1でガスの出口圧力を調整する際に、従来のボックスレンチまたは六角レンチまたはマイナスドライバまたはプラスドライバのいずれか1種類の工具を所持していれば調整作業が可能となる。
なお、上記実施形態では、六角形の外周63と内周70とで構成された突起部62,620〜623について説明したが、外周および内周の形状はこれらに限定されるものではなく、六角形以外の多角形であってもよい。
また、上記実施形態では、調整ねじ33,330〜333の調圧ねじ部61の一部を回転軸方向に切削加工してDカット状に成形してもよい。
また、図4、図5に示す調整ねじ330,331では、空間部65,66が回転軸方向に貫通するように形成されていないが、通気孔として、当該空間部65,66の底面から回転軸方向に貫通孔を有する構成であってもよいし、ねじ本体部60の上面から回転軸方向に貫通孔を有する構成であってもよい。
1 圧力調整器
3 調圧機構
4 ダイアフラム
21 本体部
22 開閉弁機構
23 リンク機構
24 調圧室
30 調圧ばね
33 調整ねじ
37 大気圧室
60 ねじ本体部
61 調圧ねじ部
62 突起部
63 外周

Claims (4)

  1. 流入したガスの出口圧力を回転軸回りに回転することで調整する圧力調整器の調整ねじであって、
    前記調整ねじは、少なくとも2種類の工具が係合する突起部を有し、
    前記突起部は、前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面からなる外周と、前記一の工具と異なる他の工具であって前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記他の工具が挿入され、かつ前記他の工具と接触する複数の接触面で構成される空間部とを有することを特徴とする圧力調整器の調整ねじ。
  2. 前記外周は、六角形の形状を有し、
    前記空間部は、前記六角形の内周を有することを特徴とする請求項1に記載の圧力調整器の調整ねじ。
  3. 前記外周は、六角形の形状を有し、
    前記空間部は、回転軸方向に直交する直交方向に延在するスリットであることを特徴とする請求項1に記載の圧力調整器の調整ねじ。
  4. ガス流入口とガス流出口との間を連通する調圧室と、
    前記ガス流入口から前記調圧室に流入するガスの流量を調整する開閉弁と、
    前記調圧室を大気と隔てる隔壁の一部を構成するダイアフラムと、
    前記ダイアフラムを前記調圧室側に付勢する調圧機構と、
    前記ダイアフラムの動きに応じて前記開閉弁を開閉するリンク機構とを備え、
    前記調圧機構は、前記ダイアフラムへの付勢力を調整する調整ねじを備え、
    前記調整ねじは、少なくとも2種類の工具が係合する突起部を有し、
    前記突起部は、前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記工具のうちの一の工具と接触する複数の接触面からなる外周と、前記一の工具と異なる他の工具であって前記調整ねじを回転軸回りに回転させる前記他の工具が挿入され、かつ前記他の工具と接触する複数の接触面で構成される空間部とを有することを特徴とする圧力調整器。
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