JP3205713B2 - ネットワーク用家電機器およびネットワークシステム - Google Patents

ネットワーク用家電機器およびネットワークシステム

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JP3205713B2
JP3205713B2 JP272097A JP272097A JP3205713B2 JP 3205713 B2 JP3205713 B2 JP 3205713B2 JP 272097 A JP272097 A JP 272097A JP 272097 A JP272097 A JP 272097A JP 3205713 B2 JP3205713 B2 JP 3205713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イベントをきっか
けにして動作するネットワーク用家電機器及びそれらを
用いたネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ、ビデオ機器において
は、ネットワークに接続される場合において特開平6−
268653号公報に示されるようにコマンドで制御を
行うということが一般的である。つまり、この例のよう
にあるアドレスを指定することで機器を特定し、その機
器に対して、例えば「再生」などの制御コマンドを送付
することによって制御を行う方式である。
【0003】この制御方式では、必ず主体となるセンタ
ー機器(主としてコンピュータ)が必要であり、基本的
にそのセンター機器が周辺機器(ここではオーディオ、
ビデオなどを扱う機器)を制御する。このセンター機器
を中心として周辺機器を制御するのは、複雑な動作が必
要である場合には有効に働く。一方、その場合にはセン
ター機器では必ず制御プログラムが動作している状況で
ないといけない。例えば、家庭で使用する場合にはセン
ター機器(例えば、パソコン、以下「PC」と呼ぶ)が
必ず立ち上がっていて、制御プログラムが動作していな
ければならない。
【0004】一方、家電機器では、簡単なことを自律的
に行うほうが望ましい場合がある。例えば、来客の画像
を送ることが可能なドアホンとテレビがある場合に、ド
アホンの呼び鈴が押されれば、自動的にドアホンの画像
をテレビに映すといった場合である。このような場合に
おいて、ドアホンの呼び鈴が押されたことをPCが検知
して、ドアホンの画像をテレビに出すように制御コマン
ドを送ることで実現可能であるが、そのためには、テレ
ビ以外の機器がテレビにどのような動作をさせるかを指
示することが必要であり、システムが複雑になる。
【0005】また、センター機器からの制御を使わず
に、インタホンのカメラ子機の画像をテレビに出すよう
に2つ以上の機器を連携させる場合には、特開平5−2
52277号公報に示されるように、各機器を個別に結
線して動作(この場合にはカメラ子機の画像をテレビに
映す)を最初から定義しておくことで実現している。こ
の場合には、カメラ子機から送出される呼び出し信号の
中にテレビの動作が記述されており、1種類の固定的な
動作には対応できるが、複数の機器を制御する(例え
ば、テレビにカメラ子機の画像を映すとともに、ビデオ
にその画像を記録)ことや、ユーザによる柔軟な設定が
不可能になっている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】上述したように、
センター機器が判断してその結果周辺機器を制御すると
いう集中型の制御におけるシステムの複雑化や、あらか
じめ決った動作だけをできるように特化した場合におけ
るシステムの柔軟性のなさといった欠点を取り除くこと
ができなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、センター機器での集中制御でなく柔軟なシステム構
成が可能なネットワーク用家電機器およびネットワーク
システムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のネット
ワーク用家電機器は、ネットワークに接続された家電機
器であって、上記ネットワークに接続するためのネット
ワークインタフェースと、上記ネットワークに接続され
た他の家電機器の状態の変化に応じて発生するイベント
を受信して上記ネットワークインタフェースから抽出す
るイベント解析手段と、イベントに対応させて当該家電
機器の動作を記述したスクリプトを記憶するスクリプト
記憶手段と、上記イベント解析手段から抽出されたイベ
ントに対応するスクリプトを上記スクリプト記憶手段か
ら取り出して実行するスクリプト処理手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のネットワーク用家電機器
は、請求項1に記載のネットワーク用家電機器におい
て、当該家電機器の内部状態を示すステータスを記憶す
るステータス記憶手段を備え、上記スクリプト処理手段
は、上記ステータスを参照してスクリプトを実行するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3に記載のネットワーク用家電機器
は、請求項1に記載のネットワーク用家電機器におい
て、上記スクリプト記憶手段に記憶されたスクリプトを
所定の表現形式にして表示する表示手段を備えたことを
特徴とする。
【0011】請求項4に記載のネットワーク用家電機器
は、請求項1に記載のネットワーク用家電機器におい
て、上記スクリプト記憶手段に記憶されたスクリプトを
編集する編集手段を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載のネットワーク用家電機器
は、請求項1に記載のネットワーク用家電機器におい
て、上記ネットワークに接続された他の家電機器から送
られてきたスクリプトを受信するスクリプト受信手段
と、当該家電機器に有効なスクリプトを抽出し、抽出さ
れたスクリプトを上記スクリプト記憶手段に格納するス
クリプト抽出手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項6に記載のネットワーク用家電機器
は、請求項1に記載のネットワーク用家電機器におい
て、上記スクリプト処理手段のスクリプトの実行を一時
停止または禁止する禁止手段を備えたことを特徴とす
る。
【0014】請求項7に記載のネットワーク用家電機器
は、ネットワークに接続された家電機器であって、上記
ネットワークに接続するためのネットワークインタフェ
ースと、当該家電機器の状態の変化に応じて発生するイ
ベントを作成するイベント作成手段と、該イベント作成
手段により作成されたイベントを上記ネットワークに送
信するイベント送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載のネットワーク用家電機器
は、請求項7に記載のネットワーク用家電機器におい
て、他の家電機器の機種情報と対応のスクリプトを記憶
する他機種スクリプト記憶手段と、該記憶手段のスクリ
プトを上記ネットワーク上に送信するスクリプト送信手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項9に記載のネットワーク用家電機器
は、請求項7に記載のネットワーク用家電機器におい
て、所望のイベントの送信を禁止するイベント送信禁止
手段を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項10に記載のネットワークシステム
は、請求項1に記載のネットワーク用家電機器を受信側
にし、請求項7に記載のネットワーク用家電機器を送信
側にして構成されることを特徴とする。
【0018】請求項11に記載のネットワークシステム
は、請求項5に記載のネットワーク用家電機器を受信側
にし、請求項8に記載のネットワーク用家電機器を送信
側にして構成されることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明が適用される家電機器は、
ビデオ、テレビ、チューナー、ステレオ、電子レンジ、
洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、調理機、ドアホン、電話、F
AXなどの家庭内の各種オーディオ・ビデオや家電機器
であり、屋外にある光、温度、湿度等の各種センサであ
る。
【0020】本発明のネットワーク用家電機器は、ネッ
トワークに接続されるものであり、そのためのインター
フェースを備えている。また、ネットワーク上の他の家
電機器との送信/受信を行うために、送信手段または受
信手段と、いわゆる処理装置と、その処理装置を所望の
手順で動作させる内容を書き込んだROMやRAMによ
り構成されており、家電機器本体に付加しても、処理装
置を備えた家電機器ではその処理装置と共用してもよ
い。
【0021】本発明が適用される家電機器では、標準と
なるオペレーティングシステムを塔載し、アプリケーシ
ョンプログラムをシステムバス上のもしくはネットワー
ク上の外部記憶からメインメモリにロードした後に実行
を行い、かつ、そのアプリケーションがワードプロセッ
サや表計算、データベースなど種々のものに可変な、い
わゆるコンピュータとは異なり、1種類もしくは複数の
特定のアプリケーション(たとえばビデオ録画、テレビ
放送受信、洗濯、調理、電話、ドアホン、映像編集、ゲ
ームなど)を専用に行うように設計され、オーディオや
ビデオ、文字、その他制御情報などのデータを扱うこと
ができる。
【0022】本発明のネットワーク用家電機器が接続さ
れるネットワークは、家庭内で閉じていることが保守等
の点から望ましい。また、本発明のネットワーク用家電
機器は、送信側機器または受信側機器の少なくともいず
れか一方であればよい。さらに、本発明のネットワーク
用家電機器は、ネットワーク内外の外部の機器やユーザ
が指示したコマンドを従来のように実行できる方が、コ
マンドの実行をきっかけにしてイベントを作成したりで
きるので、システムとしては望ましい。従って、ネット
ワークを流れるパケット構造は、少なくともイベントが
含まれていれば良いが、実際にはコマンドやデータが含
まれているほう方が良い。
【0023】本発明では、ネットワーク上で発生した何
かの事実を送信側機器が検知して、ネットワーク上にそ
の事実をあらわすイベントを送信し、そのイベントを受
信した受信側機器でイベントに対応するスクリプト処理
を行う。これによって、事実に対応するイベントがネッ
トワーク上に一種類送られただけで、それに対応する処
理は受信側機器で判断されて行われる。これにより、多
数の機器に対応する制御コマンドを送信側機器が出す必
要がない。
【0024】特開平6―268653号公報に記載され
ているコマンドは、アドレスを持ち特定のデバイスに対
してのみ送付される点、かつ、それを受信した機器はコ
マンドに対応した定められた動作を行う点で本発明のイ
ベントとは異なる。つまり、特開平6―268653号
公報のコマンドは決った種類の機器(例えばVTR)に
対して決った動作(例えば再生)を指定するものであっ
て、本発明では、事実(例えばテープ切れや、電話がな
った)に対応するイベントを送るのとは異なる。動作を
送ることと事実を送るのが異なるのは、動作がある特定
の機器のためのものであるのに対して、事実は普遍的な
ものである点である。つまり、「再生」という動作は再
生が可能な機器にとってしか意味がないが、「テープ切
れ」という事実はどのような機器が解釈しても構わな
い。「テープ切れ」という事実を受け取った機器が画面
に「テープ切れ」という表示を出してもよいし、「再生」
を行ってもよい。事実を解釈するのはそのイベントを受
信側機器である点、つまり、どのような機器でもその事
実を解釈して動作を行うことが可能であることが異な
る。
【0025】
【実施例】
(実施例1)図1に、受信側機器のブロック構成を示
す。1は外部のデジタルネットワークと及びコマンドま
たはイベントを送受信するためのネットワークインタフ
ェースである。なお、以下の説明では、簡略のために、
特に断らない限り、画像、音声、文字等のデータの処理
については説明を省略する。2はネットワーク上に流れ
ていコマンドが当該機器宛であるかどうかを判定するた
めのアドレス解析部である。通常デジタルデータはパケ
ットの形式で送られてくることが多いが、その場合にそ
れぞれのパケットに付加されているアドレス情報をここ
で解析し、当該機器のアドレス宛でなければ無視する。
3はコマンド解析部であり、当該機器宛のパケットであ
る場合、そのパケットによって当該機器が何をするべき
かのコマンドを解析する。コマンドとしては、ビデオの
場合には、ビデオテープの再生、録画、チャンネルの変
更、テレビの場合には、音量の調整、チャンネルの変
更、スイッチのオン、オフ、電子レンジの場合には、加
熱タイマーのセット、加熱スタート、ストップであり、
コマンド解析部3がパケットからコマンドを解析してそ
の動作を行うのは従来の技術である。4は本発明の特徴
であるイベント解析部であり、ネットワーク上に流れて
きたパケットを解釈してイベントを取り出すものであ
る。イベントはネットワーク上に接続されている各機器
の状態の変化を伝えるためのものである。つまり、イベ
ントは、例えば「ドアホンが押された」、「電話が鳴っ
た」、「洗濯が終わった」、「VTRのテープがなくな
った」というように、ネットワーク上の各家電機器の実
際に起きた事象を検知して(検知手段は図示せず)、そ
れらの内容をネットワーク上に流す情報のことであり、
「テレビの電源をオンにしろ」とか「VTRを再生し
ろ」とかいった制御を記述したコマンドとは異なるもの
である。例えば高速バスの規格であるIEEE1394
を用いたAV機器の制御用コマンドでは、機器のステー
タスを問い合わせる機能が存在するが、これは問い合わ
せが起こり、その問い合わせた機器に対し現在の状態を
送るものであって、ここでのイベントは問い合わせの有
無にかかわらず、状態の変化があれば、ネットワーク上
の全ての機器に送るという点で本質的に異なるものであ
る。各機器におけるイベントの例を表1にあげる。ここ
で、機器名の「その他」としては、家屋の外に設けられ
たセンサ等がある。
【0026】
【表1】
【0027】5はネットワークを流れて来たパケットの
中からイベント解析部4によりイベントが検出され、そ
のイベントが関係するスクリプトが実行されるスクリプ
ト処理部である。スクリプトとは一種のプログラミング
であるが、ここではイベントに対する処理手順という意
味であり、その処理の手法は問わない。6はスクリプト
記憶部であり、5で実行されるスクリプトを記憶してお
く。このスクリプトはあらかじめ記憶しておいてもよい
し、後からユーザなどが入力してもかまわない。7はコ
マンド処理部であり、ビデオでの再生やテレビでのチャ
ンネルの変更の処理を行い、実際にはデータ処理部8に
具体的な指示を出す作業を行う。データ処理部8は実際
にテレビ放送を受信したり、VTRの再生を行ったりす
る。9はデータ処理部8から出る例えばVTRの再生画
像等のデータやコマンド処理の結果をネットワークを通
じて他の機器に送るために、アドレスなどの情報を付加
するアドレス付加部であり、単にアドレス情報を付加す
るだけでなく、データ送信に必要なパケットの生成、誤
り訂正の付加などの処理を行う。10はネットワークを
用いないでユーザが直接その機器を操作するためのユー
ザインタフェースである。今までの家電機器は基本的に
このユーザインタフェースを通じて操作が行われてき
た。例えばビデオデッキで再生ボタンを押すとビデオテ
ープの再生が始まるが、この再生ボタンがこのユーザイ
ンタフェース10に相当し、その他には、テレビのリモ
コン、電話のプッシュボタン、電子レンジのタイマーな
どが相当する。
【0028】次に、本実施例での動作を図2を用いて説
明する。S1ではパケットの形でコマンドまたはイベン
トのデータを受信する。S2ではパケット中に含まれる
アドレスを機器内部に保持する機器アドレスと比較して
そのデータがその機器宛かどうかを判定する。なお、本
発明ではアドレスは必ずしも必要なく、全部に対して通
知を行うブロードキャストであってもかまわない。S3
では送られてきたデータコマンド(たとえばVTRの再
生)であるかどうかを判定し、S4ではコマンドを実行
する。これは通常の赤外線やIEEE1394などでネ
ットワークを通じて機器を制御する場合と同様である。
S5ではイベントかどうかを判定する。この動作例で
は、コマンドかイベントかの2種類しか判定していない
が、コマンドとイベント以外に他の判定や処理を行って
もよい。S6ではイベントの内容に関連するスクリプト
があるかどうかを判定し、S7では受信したイベントに
関連するスクリプトが実行される。
【0029】図3に、ネットワークに接続された家電機
器として、テレビを例にとりスクリプトの例を示す。こ
こでは自然言語の記述になっているが、各種のイベント
が到着した場合の処理が記載されていれば表現形式は問
わない。また、図3の括弧内の内容が、イベントの内容
を示している。
【0030】図4に、パケットの構成例を示す。図4の
左側が先頭を表しているが、最初に受信側家電機器の受
け取り機器アドレス11が設定されている。イベントは
必ずしも受信アドレスを必要とせず、ネットワーク上の
機器すべてに送信という形式でもよいが、ここでは機器
を指定してコマンドを送る場合を考慮して付加してい
る。次にイベントを発生させた家電機器の発生機器アド
レス12が設定されている。これも必ずしも必要ない
が、イベントを受信した機器が送信した機器に対して追
加の情報を要求する場合などのためには、イベント送信
者を特定するために必要である。次にイベントまたはコ
マンドの種類を示す識別情報13が設定されている。イ
ベント情報は文字情報でも数値情報でもよいが、少なく
とも送信側の機器と受信側の機器で同じ意味を表すため
に、事前の共通の取り決めが必要である。最後にイベン
トの詳細情報14が設定されている。これはアプリケー
ションがどのような情報を必要とするかによって何を付
加するのか変わるが、例えば「電話が鳴った」イベント
なら発信者番号を記載するとか、「ビデオ録画が終わっ
た」イベントならビデオデッキを表すためのメーカ名や
機種名を記載するなどといったものである。
【0031】本実施例によれば、コマンドによる動作の
みによらず、イベントに対応するスクリプトを受信側機
器が保持し、イベントによる対応のスクリプトで動作を
実行することができるので、ネットワーク上の各機器の
処理が一部に偏在することなく、各機器の処理能力の軽
減が図れる。
【0032】(実施例2)図5に、実施例2の受信側機
器のブロック構成を示す。以下の説明では、同一ブロッ
クには同一符号を付す。15は機器の状態を示す情報
(ステータス)を管理するステータス管理部である。1
6は各種のステータスを記憶するステータス記憶部であ
る。ステータスとは機器の現在の状況、例えば電源のオ
ン/オフ、ビデオやカセットステレオのテープの残量、
現在チューナーの受信しているチャンネル番号や留守録
モードの入/切、設定されたタイマーの状態、など機器
内部で持つ情報や外部から設定された情報などである。
イベントが外部状態の変化を表すのに対して、ステータ
スは基本的に内部の状態を表す。17は各ステータスの
状態を検知する状態検知部である。
【0033】本実施例での動作は基本的に図2と同じで
あり、スクリプト実行時にステータスを参照するという
点だけが異なる。実行時にステータスを参照するスクリ
プトの例を図6に示す。なお、ここではイベントは機器
の外側から入ってきて、ステータスは機器内部に保有さ
れているように説明したが、実際にはイベントが機器内
部で発生してもかまわない。例えば、ビデオにおいてビ
デオテープがなくなったときに、テープ切れのイベント
を他の機器に向かって送信するだけでなく、そのイベン
トを機器の内部に通知してもよい。もし、テープ切れの
場合のスクリプトをその機器自身で保有するならば、ネ
ットワークを通さずにイベントにより機器内部での処理
が可能になる。また、ステータスは機器内部にあるもの
として説明したが、実際には外部の状態をステータス問
い合わせによって得て、外部の状態に応じて処理を変え
ることも可能である。
【0034】本実施例によれば、従来の送信側機器のコ
マンドのみで受信側機器が動作する場合には、受信側機
器のステータスが送信側機器で不明なため、受信側機器
のステータスが変わるたびに通知するといった処理が不
要になる。
【0035】(実施例3)図7に、実施例3の受信側機
器のブロック構成を示す。18にはイベントやスクリプ
トをユーザに表示するためのデータを記憶するイベント
・スクリプト提示データ記憶部であり、現在記憶されて
いるスクリプト、受信されたイベント、動作しているス
クリプトをユーザに提示するためのデータとそれに対応
する理解しやすい形式の情報とを備え、その情報をユー
ザインターフェース10にある表示部に表示する。つま
り、通常、スクリプトは何等かの言語的な形態をとるこ
とが多いが、かならずしもそれがユーザにとって理解し
やすいとは限らないため、スクリプトをユーザに提示す
る場合に、理解しやすい形式に変換して提示することが
できる。ここで理解しやすい形式とは、自然言語、アイ
コン(絵文字)、図形、アニメーションなどが含まれ
る。なお、表示部がない機器であれば、スクリプトの内
容を音声で出力してもよい。本実施例により、ユーザは
直感的にスクリプトの内容を理解することができる。
【0036】(実施例4)実施例4では、図1のスクリ
プト記憶部6を書き換え可能な記憶デバイスで構成する
ことを特徴とする。書き換え可能な記憶デバイスに記憶
することで、ユーザによる書き換えやネットワークを通
じての書き換えを可能とし、固定されたスクリプトの実
行に限らず、より柔軟なスクリプトの実行が可能にな
る。
【0037】(実施例5)図8に、実施例5の受信側機
器のブロック構成を示す。19はスクリプト表示部であ
り、スクリプト記憶部6で記憶されているスクリプトを
表示する。20はスクリプトをユーザが変更するための
スクリプト変更部である。21はユーザがスクリプトの
動作を禁止するスクリプト禁止部である。これらは、ス
クリプト記憶部6に対する編集手段を構成し、この編集
手段により一度記憶したスクリプトを後から変更できる
ようになり、ユーザが所望するスクリプトの設定が可能
になる。図9にスクリプトの変更例を示す。上段は変更
前で下段は変更後である。図9中の第1番目は変更の例
であり、第2番目は禁止の例であり、第3番目は変更な
しの例である。
【0038】(実施例6)図10に、実施例6の受信側
機器のブロック構成を示す。22は、実施例11以降で
後述する送信側機器から送られてきたパケットがコマン
ドでもイベントでもない場合にスクリプトとして受信す
るスクリプト受信処理部である。23は送られてきたス
クリプトの中から自機種に有効なスクリプトのみを抽出
してスクリプト記憶部6に記憶されているスクリプトの
更新や追加をする自機種宛スクリプト抽出部である。図
11に本実施例の動作フローを示す。S1からS7まで
は図2と同じである。S18では受信したパケットがス
クリプト更新のためのものかどうかを判定する。S19
ではS18で受信したスクリプトのうちどのスクリプト
が自機種のために必要なものかを判定する。S20では
更新該当と判定されたスクリプトに対してスクリプト記
憶部6のスクリプトを書き換えたり、追加したりする。
スクリプト更新該当の判断においては、受信したスクリ
プトに後述する図17で示されるような機種情報を用い
て判定し、自機種と合致するスクリプトのみを更新該当
と判断する。
【0039】本実施例によれば、ネットワーク上の送信
側機器からスクリプトの内容を更新や追加する場合に受
信側機器に応じたスクリプトを送信する必要があるが、
いったん機種情報を含むイベントをネットワーク上に流
すにより、いちいち送信先の各機器に問い合わせること
なく簡単にスクリプトの更新や追加ができる。
【0040】(実施例7)実施例7における動作フロー
は図11と同じである。本実施例では、図11でのS1
9のスクリプト更新該当の判定において、後述する図1
9に示されるような、スクリプト実行プログラムのバー
ジョン情報やライブラリのバージョン情報と、内部で持
つスクリプトの各バージョン情報を比較することで、新
しいスクリプトのみを残すようになしたもので、古いス
クリプトが送られて着た場合に誤って新しいスクリプト
を消して古いスクリプトに置き換えるなどといったこと
を避けることが可能となる。
【0041】(実施例8)図12に、実施例8の受信側
機器のブロック構成を示す。24は今動作しているスク
リプトを停止するためのスクリプト緊急停止部である。
これは、イベントによって動作したスクリプトをユーザ
が停止するためのものである。スクリプトはユーザの意
志とは関係なくイベントによって自動的に起動されるた
め、ユーザがスクリプトの動作を停止したい場合にそれ
を簡単に行うことを実現するものである。これはユーザ
が緊急で停止させる場合に使用することが多いので、特
別なボタンなどでワンタッチに動作することが望まし
い。
【0042】(実施例9)図13に、実施例9の受信側
機器のブロック構成を示す。25はスクリプト処理部5
で処理されたスプリクトごとに付与されるスクリプトI
Dを記憶するスクリプトID記憶部である。26はスク
リプトID記憶部25で記憶されたスクリプトIDに対
応のスクリプトを禁止するスクリプト禁止部である。実
施例8では現在動作しているスクリプトを停止させるだ
けであるが、ひき続き同じイベントが入ってきたときに
スクリプトが動作しないようにするために、上記構成に
より、スクリプトをユーザインタフェース10の表示部
に表示して、その中からスクリプトを選択して動作禁止
を行う。スクリプトを緊急停止した時やスクリプトを実
行した結果をみてユーザがそのスクリプトの実行を今後
望まない場合に、将来に渡って禁止することができる。
【0043】(実施例10)図14に、実施例10の受
信側機器のブロック構成を示す。27はデバッグモード
時の表示すべきイベントまたはスクリプトを記憶するイ
ベント・スクリプト表示データ記憶部である。28はス
クリプトをデバッグするためのデバッグモード記憶部で
ある。29はデバッグモードに応じてスクリプトの動作
状況を表示するデータを作成する状況表示作成部であ
る。これは、動作したスクリプトやイベントの種類、あ
るいはスクリプトの中のどの部分が動作しているか、な
どをデバッグモードに応じた詳しさでユーザに表示する
のである。つまり、通常はスクリプトの動作はユーザに
は直接説明されないが、スクリプトがどのような状況で
動作するかを知りたいときにはデバッグモードを設定す
ることによりその状況表示が可能になる。モードを複数
設定することで簡単な状況表示から変数の変化までを含
めた詳細の状況表示までいくつかの段階に分けることも
可能である。また、スクリプトの最低実行単位毎にとめ
て、途中の状況をユーザが確認しながら動作させること
も可能になる。このデバッグモードは、ユーザがスクリ
プトを設定した場合に特に有効である。
【0044】(実施例11)図15に、実施例11の送
信側機器のブロック構成を示す。受信側と同一ブロック
には同一符号を付す。30は、コマンド処理の結果もし
くはデータ処理の結果、送信側機器の状態の変化をネッ
トワークに送信するためのイベントを作成するイベント
作成部である。なお、ユーザインターフェース10で送
信側機器の状態の変化を検知して、それを直接イベント
作成部30に入力して対応のイベントを作成してもよ
い。31はイベント作成部4で作成したイベントをネッ
トワークに送信するためのイベント送信部である。ここ
では、イベントをイベント送信用のフォーマットに直し
たり、イベントをどの機器に送るかなどの設定を行う。
なお、アドレス付加は必ずしもおこなう必要はない。な
お、説明の都合上、受信側機器と送信側機器とを分けて
説明しているが、同一の機器に両方を備えていてもよ
く、自機器の事象を他機器に伝えることと他機器の事象
を受けてスクリプトを動作させることの両方を行う装置
である。具体的には、図15の機器において「電話が鳴
った」というような事実があると、それを検知して、ネ
ットワーク上に対応のイベントを送ることになる。本実
施例によれば、各機器に対するコマンドによる複雑な制
御の必要がなく、ネットワーク上の各機器の処理が一部
に偏在することなく、各機器の処理能力の軽減が図れ
る。
【0045】(実施例12)図16に、実施例12の送
信側機器のブロック構成を示す。32は他機器に機種情
報ごとのスクリプトを送信するスクリプト送信部であ
る。33は他機器のスクリプトを記憶する他機種スクリ
プト記憶部である。他機種スクリプト記憶部33で記憶
されているスクリプトはネットワークを通じて他機器に
送信され、他機器のスクリプトを変更や追加を可能にす
るものである。図17に、他機種スクリプト記憶部33
に記憶されたスクリプトの例を示す。この例では今まで
のスクリプトと異なり、各スクリプトの先頭に機種を示
す機種情報が付加され、どの機器がどのスクリプトを使
用するのかを判別するためのものである。本実施例と実
施例6を組み合わせることにより、すでにネットワーク
に接続されている機器のスクリプトを本実施例の機器か
ら更新することが可能となる。本実施例によれば、ネッ
トワークに新しい機器が接続された場合、その機器に所
望のスクリプトがなくても用意に獲得することができ
る。なお、本実施例を実施例11と組み合わせても良
い。
【0046】(実施例13)図18に、実施例13の送
信側機器のブロック構成を示す。34はスクリプトの送
付時期を検知する送付時期検知部が図16の構成に付加
され、ここで検知されたタイミングに従いスクリプトが
送信される。検知されたタイミングというのは、この送
信側機器の電源投入や切断時、ある一定期間毎、あるい
はネットワーク上に他機器が接続されたのを検知した時
である。本実施例の動作は実施例12と同様であり、新
たな機器がネットワークに追加された場合に、既存の機
器のスクリプトをユーザが書き換えることなく、自動的
にスクリプトを送信/受信することで、新しい機器への
対応も容易に実現できる。このようにシステムに応じて
スクリプトの送付時期を制御することにより、無意味な
トラフィックを減少させることができる。
【0047】(実施例14)本実施例のブロック構成は
図16と同じである。図19に実施例14で保持するス
クリプトの例を示す。本実施例では、記憶している他機
種スクリプトに機種情報のみならず、ライブラリのバー
ジョン情報やスクリプト実行プログラムのバージョン情
報を保持している。なお、どのようなアプリケーション
を行うスクリプトであるのか、誰が作成したか、などの
情報を付加しても構わない。このような情報を付加して
送信することでこのスクリプトを受信した機器がスクリ
プトをアップツーデートにすることが可能になる。
【0048】(実施例15)図20に、実施例15の送
信側機器のブロック構成を示す。35は、イベントの送
信を禁止するイベント禁止部である。これはユーザが、
イベントを禁止する設定を可能とするものである。当
然、イベントの発生が後からの設定で禁止、禁止解除が
出来るのであれば、イベント作成部30とイベント送信
部31の間に存在しなくても構わない。また、ネットワ
ークを通じたコマンドによってイベントの送信を禁止す
ることも可能である。ここで、イベント禁止とは、どの
ような種類のイベントの発生も抑制する場合と、イベン
トの種類によって送信するものとしないものに分ける場
合の両方を含む。本実施例によれば、無意味なイベント
がネットワークを流れてトラフィックが増加するのを防
止できる。
【0049】(実施例16)図21に、実施例16のブ
ロック図を示す。36は、イベントの仮発行モードを記
憶するためのイベント仮発行モード記憶部である。たと
えば新しく機器を設置した場合や、新しくスクリプトを
更新した場合、イベントによって起きる効果がユーザに
とって予測し難い場合が想定される。この場合に、イベ
ントに「仮」であるということを示す情報を付加するこ
とで、実際の動きとは別に「仮」の動作を起こさせるこ
とが可能になる。仮の動作とは、例えばテレビのチャン
ネルを切り替えるというコマンドの場合には、実際にチ
ャンネルを切り替えるのではなく、「チャンネルを切り
替えます」の表示を出し、ユーザへの理解を容易にする
ことである。ここではイベントに仮発行フラグを付加す
るためのイベント仮発行フラグ付加部37しか示してい
ないが、イベント受信側機器ではその仮発行フラグを受
けて、スクリプトの動作を変更することは容易である。
また、本実施例には記載していないが、スクリプトにも
「仮」フラグを設けることにより実際に動作させるので
はなく「仮」の動作をさせることによりユーザに対して
スクリプトが動作した場合の状況を把握させやすくなっ
たり、いわゆるデバッグなども容易になる。実施例10
と組み合わせることにより、仮のイベントを発行し、そ
れに対してデバッグレベルを設定してスクリプトのデバ
ッグを行うことも可能である。本実施例によれば、この
ようにシュミレーションを行ってイベントやスクリプト
の動作を事前に確かめることができる。
【0050】(実施例17)図22に実施例17のブロ
ック構成を示す。図22(a)は、イベント受信側機器
の構成であり、38はスクリプトリスト送信部であり、
他機器から送られたスクリプト送信要求に対して、自機
器が記憶するスクリプトの一部もしくは全部をその機器
に対して送信を可能にする。スクリプト送信の要求は一
部である場合、あるイベントに関するもの、あるバージ
ョン以前のもの、ある特定のIDを持つもの等の単位で
指定される。図22(b)は、イベント送信側機器のブ
ロック構成であり、39は自機器から他機器へ送ること
ができるイベントのリストを送るイベントリスト送信部
である。本実施例によれば、他機器からの問い合わせに
対して自機器が送ることができるイベントや自機器で処
理するスクリプトを一括して他機器に送ることが可能と
なり、イベントやスクリプトの一括管理が容易になる。
【0051】(実施例18)図23に、実施例18の送
信側機器のブロック構成を示す。40は他機器のイベン
トやスクリプトを受け取る要求をするイベント・スクリ
プト要求部である。41はネットワークインタフェース
を通じて受信したデータのうち、イベント(リスト)や
スクリプト(リスト)を受信するイベント・スクリプト
リスト受信部である。42は受信されたイベントやスク
リプトを表示、編集するためのイベント・スクリプト編
集部である。ここでは、他機器が送信するイベントや他
機器が実行するスクリプトを編集するところに特徴があ
る。43はイベント・スクリプト編集部42で編集され
たイベントやスクリプトを再度、元の機器に格納するた
めの要求を出すイベント・スクリプト変更要求送信部で
ある。これによって変更後のイベントやスクリプトが元
の機器に格納されることになる。当然、一つの機器のイ
ベントやスクリプトを変更して別の機器に対して格納し
てもよい。本実施例によれば、イベントやスクリプトを
集中して編集できるので、一括管理が容易になる。
【0052】(実施例19)図24に、上述した受信側
機器と送信側機器を用いたドアホンシステムのブロック
構成を示す。50は玄関付近の画像を映すドアホンカメ
ラ、51はドアホン親機(図示せず)と通話をするため
で、かつイベントの発生を検知するボタンを備えたドア
ホン子機、52はテレビであり、これらはネットワーク
で接続されている。図25には本実施例の処理の流れを
示す。まず、来客がドアホン子機51のボタンを押す
と、ネットワークに「ドアホンが押された」イベントが
流れる。次に、そのドアホンが押されたイベントが流れ
ると、ドアホンカメラ50がそのイベントを受け、ドア
ホンカメラ50の来客を示す画像をネットワークに送出
する。同時にテレビ52がその「ドアホンが押された」
イベントを受け、ドアホンカメラ50の画像を取り込み
テレビ画面に映す。図26に実施例19の各家電機器の
スクリプトの例を示す。上段はドアホンカメラ50のス
クリプトの例であり、下段はテレビ52のスクリプトの
例である。本発明によるとテレビにスクリプトを設定す
るだけで、通常のテレビにドアホンカメラの画像を映す
ことが可能になる。本実施例によれば、ドアホンがテレ
ビ等のコマンドを知る必要がなく、簡単なドアホンシス
テムを提供することができる。
【0053】(実施例20)図27に、実施例20のド
アホンシステムのブロック構成を示す。なお、実施例1
9と同一ブロックには同一符号を付す。53はビデオで
ある。図28に本実施例の処理の流れを示す。図29に
実施例20の家電機器のスクリプトの例を示す。この例
では図25とは異なり、ビデオ53のスクリプトにおい
てビデオ53が留守番モードを判定して、留守番モード
であるときにビデオテープに記録することになってい
る。なお、スクリプトの設定により留守番モードと関係
なくビデオに記録することも可能である。留守番モード
はユーザが設定しても構わないし、図示しない他の機器
からネットワークを通じて設定しても構わない。本実施
例によれば、ドアホンがビデオ等のコマンドを知る必要
がなく、簡単なドアホンシステムを提供することができ
る。
【0054】(実施例21)図30に、実施例21のド
アホンシステムのブロック構成を示す。54はドアホン
子機とネットワークで接続された電話である。図31に
本実施例の処理の流れを示す。電話は「ドアホンが押さ
れた」イベントを受け取り、転送先の電話を呼び出す。
転送先の電話との接続が確立されると、ドアホン子機5
1と転送先の電話で直接会話ができるように音声のコネ
クションを確立する。図32は実施例21における電話
54のスクリプトの例である。この中で「留守番モー
ド」を判定し、留守番モードである時に転送先の電話番
号へ電話をかける。接続されたらドアホン子機51と転
送先の電話との音声のコネクションを確立する。なお、
音声のコネクションの確立などは、従来からあるどのよ
うな手法を用いても構わない。また、留守番モードや転
送先の設定などは、やはり電話54内のスクリプトによ
って外出先から設定可能であってもよい。本実施例によ
れば、ドアホンが電話のコマンドを知る必要がなく、簡
単なドアホンシステムを提供することができる。
【0055】(実施例22)図33に、実施例22のメ
ッセージ表示システムのブロック構成を示す。55はネ
ットワークに接続された洗濯機、56は同様にネットワ
ークに接続された衣類の乾燥機、57はネットワークに
接続された電子レンジ、52はネットワークに接続され
たテレビである。図34には洗濯機が終了した場合にテ
レビにメッセージを出すときの本実施例の処理の流れを
示す。図35にテレビ52のスクリプトの例を示す。こ
こでは、洗濯機55、乾燥機56、電子レンジ52から
終了のイベントを受けとってそのメッセージをテレビ画
面に表示する例である。メッセージ内容はイベントに付
随して送られて来たものであってもよいし、あらかじめ
テレビ52に記憶してあるイベントに対応するメッセー
ジを表示してもよい。本実施例によれば、各家電機器
が、テレビにコマンドを送る必要がなく、簡単なドアホ
ンシステムを提供することができる。
【0056】以上の実施例で使用されるネットワーク
は、IEEE1394やイーサーネット、赤外線、無線
などのローカルな範囲のものはもちろんのこと、公衆回
線網と接続されたものであっても構わない。また、ネッ
トワークの物理層が1種類である必要もなく、IEEE
1394と赤外線のネットワークの両方に渡って論理的
なネットワークが存在するように、複数の物理層があっ
ても構わない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ある事象が発生すると、事象に対応するイベントをネッ
トワーク上の家電機器に送信し、受信したイベントに対
応するスクリプトを実行する機能を持つことで、スクリ
プトに応じた処理を受信側家電機器で判断して処理が可
能となる。
【0058】例えば、ドアホンが押されたときに、ドア
ホンカメラの画像をテレビに映したりドアホンカメラの
画像をビデオに録画することや、洗濯が終わったときに
テレビに洗濯が終わったメッセージを表示する等のいろ
いろなアプリケーションを柔軟に、センター機器を必要
としないシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のブロック図である。
【図2】実施例1のフローである。
【図3】実施例1のスクリプトの例である。
【図4】実施例1のパケットの例である。
【図5】実施例2のブロック図である。
【図6】実施例2のスクリプトの例である。
【図7】実施例3のブロック図である。
【図8】実施例5のブロック図である。
【図9】実施例5のスクリプト変更の例である。
【図10】実施例6のブロック図である。
【図11】実施例6のフローである。
【図12】実施例8のブロック図である。
【図13】実施例9のブロック図である。
【図14】実施例10のブロック図である。
【図15】実施例11のブロック図である。
【図16】実施例12のブロック図である。
【図17】実施例12の他機種スクリプトの例である。
【図18】実施例13のブロック図である。
【図19】実施例14の他機種スクリプトの例である。
【図20】実施例15のブロック図である。
【図21】実施例16のブロック図である。
【図22】実施例17のブロック図である。
【図23】実施例18のブロック図である。
【図24】実施例19のブロック図である。
【図25】実施例19の処理制御の流れである。
【図26】実施例19の家電機器のスクリプトの例であ
る。
【図27】実施例20のブロック図である。
【図28】実施例20の処理制御の流れである。
【図29】実施例20の家電機器のスクリプトの例であ
る。
【図30】実施例21のブロック図である。
【図31】実施例21の処理制御の流れである。
【図32】実施例21の家電機器のスクリプトの例であ
る。
【図33】実施例22のブロック図である。
【図34】実施例22の処理制御の流れである。
【図35】実施例22の家電機器のスクリプトの例であ
る。
【符号の説明】
1 ネットワークインターフェース 2 アドレス解析部 3 コマンド解析部 4 イベント解析部 5 スクリプト処理部 6 スクリプト記憶部
フロントページの続き (72)発明者 寺田 智 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−56232(JP,A) 特開 平1−288035(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 176 G06F 13/00 355 H04L 12/28 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 331 JICSTファイル(JOIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された家電機器であ
    って、 上記ネットワークに接続するためのネットワークインタ
    ーフェースと、 上記ネットワークに接続された他の家電機器の状態の変
    化に応じて発生するイベントを受信して上記ネットワー
    クインターフェースから抽出するイベント解析手段と、 イベントに対応させて当該家電機器の動作を記述したス
    クリプトを記憶するスクリプト記憶手段と、 上記イベント解析手段から抽出されたイベントに対応す
    るスクリプトを上記スクリプト記憶手段から取り出して
    実行するスクリプト処理手段と、を備えたことを特徴と
    するネットワーク用家電機器。
  2. 【請求項2】 当該家電機器の内部状態を示すステータ
    スを記憶するステータス記憶手段を備え、 上記スクリプト処理手段は、上記ステータスを参照して
    スクリプトを実行することを特徴とする請求項1に記載
    のネットワーク用家電機器。
  3. 【請求項3】 上記スクリプト記憶手段に記憶されたス
    クリプトを所定の表現形式にして表示する表示手段を備
    えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワ
    ーク用家電機器。
  4. 【請求項4】 上記スクリプト記憶手段に記憶されたス
    クリプトを編集する編集手段を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のネットワーク用家電
    機器。
  5. 【請求項5】 上記スクリプト処理手段のスクリプトの
    実行を一時停止または禁止する禁止手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のネットワ
    ーク用家電機器。
  6. 【請求項6】 上記ネットワークに接続された他の家電
    機器から送られてきたスクリプトを受信するスクリプト
    受信手段と、当該家電機器に有効なスクリプトを抽出
    し、抽出されたスクリプトを上記スクリプト記憶手段に
    格納するスクリプト抽出手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載のネットワーク用家
    電機器。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続する家電機器であっ
    て、 上記ネットワークに接続するためのネットワークインタ
    ーフェースと、 当該家電機器の状態の変化に応じて発生するイベントを
    作成するイベント作成手段と、 該イベント作成手段により作成されたイベントを上記ネ
    ットワークに送信するイベント送信手段とを備えたこと
    を特徴とするネットワーク用家電機器。
  8. 【請求項8】 所望のイベントの送信を禁止するイベン
    ト送信禁止手段を備えたことを特徴とする請求項7に記
    載のネットワーク用家電機器。
  9. 【請求項9】 他の家電機器の機種情報と対応のスクリ
    プトを記憶する他機種スクリプト記憶手段と、該記憶手
    段のスクリプトを上記ネットワーク上に送信するスクリ
    プト送信手段と、を備えたことを特徴とする請求項8に
    記載のネットワーク用家電機器。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至6のいずれかに記載のネ
    ットワーク用家電機器を受信側にし、請求項7乃至9の
    いずれかに記載のネットワーク用家電機器を送信側にし
    て構成されることを特徴とするネットワークシステム。
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