JP3205411U - 車両用補助サンバイザー - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の映り込みを防止するとともに、サンバイザー本体に対する確実な固定と、回動位置、傾斜角度の設定も確実に行える車両用補助サンバイザーを提供する。【解決手段】車両に備え付けのサンバイザー本体の長手方向に直交してその両側縁を挟持して、サンバイザー本体に着脱可能に固定される把持体6と、把持体6の下部に設けられ、把持体6に対してスライド移動自在、及び回転自在とされるとともに、折りたたみ展開可能に取り付けられ、且つ所定の湾曲形状をなし、車両の外側を向く凸面がミラー面4、車両内側を向く凹面が遮光透過面となるハーフミラーコートを施したスクリーン体3と、を備えた。【選択図】図1

Description

本考案は乗用車など車両に用いる補助サンバイザーに関し、特に視界を確保しつつ、日照や強烈な外光などによる幻惑を効果的に防止でき、かつ車両備え付けのサンバイザー本体に対する取り付けや取付角度等の調整の確実性を得るようにした車両用補助サンバイザーに関するものである。
この種車両用補助サンバイザーの従来例としてとして、平板で矩形状に形成した半透明あるいは着色透明の遮光板と、弾力性を有する略U字状の下方に開口用のツマミ片を突設する挟持部材と、遮光板の動きをスプリングピンで制動させて任意角度の設定が可能となるヒンジ部材と、遮光板が左右移動可能なスライド部材から構成したものがある(特許文献1参照)。
この構造においては、車両に備え付けのサンバイザー本体を回動させるとともに、遮光板も回動することにより、視界を確保しつつサンバイザー本体のみではカバーしきれない範囲の低角度での日光その他強烈な外光を遮光し、これら光が目にはいることによる幻惑を防止する。また、左右移動可能なので任意の位置に移動することにより調整範囲も広い。
実用新案登録第3018343号公報
しかしこの構造においては遮光板が平滑な板状をなしているため、運転者自身の顔が遮光板の室内面側である背面に映り込んだり、後方から入射する光が反射し、すなわち鏡面反射(正反射)することで、これらの反射光によっても幻惑されやすい課題があった。
また、遮光板の具体的な取付構造として、挟持部材でサンバイザー本体を一側から挿着してクリップする構造や、取付角度調整についてはヒンジピンのみで行っているため、遮光板には所謂ダレが生じやすく、サンバイザー本体に対する補助サンバイザーの取付確実性が低い上、補助サンバイザーの取付位置や角度調整なども安定しにくかった。さらに、挟持部材が略U字状でありサンバイザー本体の表裏に亘って位置することから、サンバイザー本体に付属のバニティミラーの位置に干渉してしまい、サンバイザー本体の機能を欠くこととなる。
本考案は以上の課題を解決するものであって、その目的は、運転者の映り込みなどを防止するとともに、サンバイザー本体に対する補助サンバイザーの容易で確実な固定と、回動位置、傾斜角度の設定も確実に行え、サンバイザー本体の付属機能の妨げにならにようにした車両用補助サンバイザーを提供するものである。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本考案の請求項1記載の車両用補助サンバイザーは、車両Cに備え付けのサンバイザー本体1の長手方向に直交してその両側縁2a,2bを挟持して、該サンバイザー本体1に着脱可能に固定される把持体6と、
該把持体6の下部に設けられ、該把持体6に対してスライド移動自在、及び回転自在とされるとともに、折りたたみ展開可能に取り付けられ、且つ所定の湾曲形状をなし、前記車両Cの外側を向く凸面がミラー面4、車両内側を向く凹面5が遮光透過面となるハーフミラーコートを施したスクリーン体3と、
を備えたことを特徴とする。
本考案の請求項2記載の車両用補助サンバイザーは、車両Cに備え付けのサンバイザー本体1の長手方向に直交してその両側縁2a,2bを挟持して、該サンバイザー本体1に着脱可能に固定される把持体6と、
該把持体6の下部に設けられ、該把持体6に対してスライド移動自在、及び回転自在とされるとともに、折りたたみ展開可能に取り付けられ、且つ所定の湾曲形状をなし、前記車両Cの内側を向く凹面5が遮光透過面となる有色透明のスクリーン体3と、
を備えたことを特徴とする。
本考案の請求項3記載の車両用補助残バイザーは、請求項1または2記載の車両用補助サンバイザーにおいて、
前記把持体6は、
前記サンバイザー本体1の長手方向一側部2aに直交して係止される係止片12を有する第一取付ステー9と、
該第一取付ステー9の長手方向に沿って摺動可能に係合し、且つ前記サンバイザー本体1の長手方向他側部2bに直交して係止される係止片13を有する第二取付ステー11と、
前記第一取付ステー9,第二取付ステー11同士を引きつけ方向に付勢することにより前記両係止片12,13同士を前記サンバイザー本体1の両側2a,2bに係着させ、該サンバイザー本体1を挟持状態とする付勢手段14と、
を備えたことを特徴とする。
本考案の請求項4記載の車両用補助残バイザーは、請求項3記載の車両用補助サンバイザーにおいて、
前記第一取付ステー9または第二取付ステー11の下部に取り付けられ、該第一取付ステー9及び第二取付ステー11の長手方向に移動自在とされるスライダ15と、
該スライダ15の下部に取り付けられ、前記スライダ15のスライド移動方向に直交する方向を軸芯として回転可能に取り付けられる回動体17と、
該回動体17に対し、該回動体17の回転方向に直交する方向を軸芯として揺動し傾動可能に取り付けられ、且つ前記スクリーン体3の上縁中央部を固定される支持体30と、
を備え、
前記スライダ15は前記取付ステー9,11の長手方向に沿って設けたスライド位置保持機構29を介して移動可能に連結しているとともに、前記回動体17は回転位置保持機構27を介してスライダ15の下面に回動可能に連結し、かつ、前記支持体30は前記回動体17の両側面に配置されたチルト保持機構34を介して傾動可能に連結していることを特徴とする。
本考案に係る請求項1記載の車両用補助サンバイザーでは、車両のサンバイザー本体に対する取り付けを、把持体の挟み込みにより行うことができ、容易に取り付けることができるとともに、サンバイザー本体に対して両側縁を挟持することから、確実に取り付けができる。また、運転者に対して前後方向にスライド移動自在であり、また左右方向の角度も変えられ、さらにチルト角も変えられることから、車両の形状、例えばフロントガラスの傾斜に合わせたり、運転者のシートポジションに合わせたり、好みの位置や角度でスクリーン体の調整を変更できる。また、未使用時には、サンバイザー本体に沿わせて、跳ね上げ、天井面に沿わせ、収容状態にできる。
そして、ハーフミラーよりなるスクリーン体をセットした状態では、スクリーン体が平板ではなく曲面形状とし、運転者側を凹面としたので、運転者自身が映り込むことが抑えられ、また凸面により他方向からの眩しさを軽減でき、その他の反射などによる幻惑も抑えられることから、例えば、昼間における車両運転時などの際に、運転中に目に入る眩しい太陽光を軽減させ、視界を確保して安全に運転できる。
また、湾曲したハーフミラーコートを施したスクリーン体としたので、ミラー面が車両外部からのファッション性の向上を得られ、見栄えが良く、車両のドレスアップパーツとして良好なものとなる。
本考案の請求項2記載の車両用補助サンバイザーによれば、上記と同様に、車両のサンバイザー本体に対する取り付けを容易なものとすることができるとともに、前後方向のスライド移動、左右方向の角度の可変、チルト角の可変も可能となり、好みの位置や角度に調整が可能となる。また、スクリーン本体を曲面形状としたので、運転者自身が映り込むことが抑えられ、有色透明のスクリーン体を透して視界を確保しながら運転が可能となる。
本考案の請求項3記載の車両用補助サンバイザーによれば、把持部を構成する一対の係止片で容易にサンバイザー本体へ取り付けが可能であり、且つ両取付ステーが付勢手段にてしっかりと保持され、サンバイザー本体から脱落するようなことが無く、運転を妨げるような心配もない。また、第一,第二取付ステーが摺動自在とされることで、サンバイザー本体の大きさに関わらず、伸縮し付勢手段にて装着することができる。さらに、把持部がサンバイザー本体の一方の面側にのみ取り付けられるような構造としたことで、サンバイザー本体の付属機能であるバニティミラーの妨げにならず、既設の機能を損ねることがない。
本考案の請求項4記載の車両用補助サンバイザーによれば、スライド移動や回転及び傾斜角度の調整を、スライド位置保持機構,回転位置保持機構,チルト保持機構のそれぞれにて行え、スクリーン体の位置,角度を確実に固定することが可能となり、また、その位置,角度を保持するので、所謂ダレることがなく調整した使用状態を継続させることが可能となる。
本考案に係る車両用補助サンバイザーの分解斜視図である。 図1の円A内を示す拡大図である。 把持体の正面図を(a)、一部断面平面図を(b)に示した図である。 図3中B−B線におけるサンバイザー本体に対する把持体の取り付け伸長時の断面図を(a)に、取り付け状態の断面図を(b)に示した説明図である。 把持体に対するスクリーン体の移動位置を示す斜視図を(a)に、側面図を(b)に示した図である。 スクリーン体の把持体に対する回動位置を90°毎に(a)(b)(c)(d)に示した斜視図である。 スクリーン体の把持体に対する傾斜位置を垂直位置を0°とした断面図を(a)、前方へ60°傾けた断面図を(b)、後方へ100°傾けた折りたたみ状態の断面図を(c)に示した図である。 スクリーン体の把持体に対する傾斜位置を垂直位置を0°とした斜視図を(a)、前方へ60°傾けた斜視図を(b)、後方へ100°傾けた折りたたみ状態の斜視図を(c)に示した図である。
図1は本考案に係る車両用補助サンバイザーの分解斜視図、図2は図1の円内Aを示す拡大図、図3は把持体の正面図を(a)、一部断面平面図を(b)に示した図である。
車両用補助サンバイザー100は、車両C(図5(b)参照)に備え付けのサンバイザー本体1に取り付けられる把持体6と、この把持体6の一端側下部にその長手方向に沿って移動可能であって、回動かつ傾動可能に配置されるスクリーン体3を備えている。
スクリーン体3は、例えば左右幅長330mm、縦幅長170mmとされ、車両の外方に向けて所定の曲率、例えばR500mmで左右長手方向のみを湾曲形成した樹脂板よりなる。スクリーン体3は、例えば透明樹脂板或いは着色樹脂板にアルミやクロムなどの金属素材を蒸着形成したハーフミラーコートよりなり、ミラー面(凸面)4側からは、ミラーグリーン系やミラーブルー系など、反射色としてグリーンやブルーに視認可能となったり、見る角度で色が変わって見えるレインボー調やグラデーション、或いは鏡のようなシルバー色とされる。また、凹曲面5側からはグレーに着色された透明、所謂スモークグレーに見える。そして、このハーフミラーコートによって、スクリーン体3は、凸面4側から入射する光を凹曲面5側にて紫外線A波(UV−A)を約99.9%カットし、また、遮光率は約86%とされる。なお、スクリーン体3の湾曲した面は、左右長手方向に曲率を有する上記形状の他に、上下左右方向などに所定の曲率をそれぞれ有して立体的な球面状等に形成されても良い。
そして、スクリーン体3は、湾曲した凸面側をミラー面4とし、運転者側を向く凹曲面となる内側面5を遮光透過面とした所謂ハーフミラーであり、このスクリーン体3を通じて運転者が車内から表を見通すと、やや暗視野ではあるが、透過した全体の景色を見ることができ、朝夕の低角度の日射その他の強烈な外光による幻惑を低減する。
なお、スクリーン体3については、上記したハーフミラーコートの他に、有色透明として構成しても良く、例えばスモークグレー、赤、青、緑、黄などの彩色を施した有色透明な樹脂板としてもよい。この場合、スクリーン体3の全面を1色で彩色を施すものでもよいし、1色から透明へのグラデーションや、異なる2色や複数色のグラデーションなどとしても良く、また、遮光率や紫外線カット率など上記同様とすることが好ましい。
また、スクリーン体3の下縁中央には、図1に示すように摘み3aが形成され、後述するチルト保持機構によりこの摘み3aを摘み持って、スクリーン体3の把持体6に対する設置角度を調整可能としているほか、移動、回動の操作も可能としている。
把持体6は、長手方向中央部に下向きに開口する溝部7を有し、この溝部7と平行とされて両側に位置する一対のガイド溝部8とを有する第一取付ステー9と、この第一取付ステー9の各ガイド溝部8に摺動自在に係合挿通され、このガイド溝部8の長手方向に延長する方向へ進退可能となる一対の中空バー10を具備した第二取付ステー11とで構成される。第一取付ステー9と第二取付ステー11とには、それぞれ略C字型をなして一体化された係止片12,13が設けられ、湾曲凹面が互いに向き合うよう配置されている。
また、第一取付ステー9の各ガイド溝部8と第二取付ステー11の各中空バー10には、それぞれに付勢手段としての引張バネ14,14が内設されている。引張バネ14の一端はガイド溝部内にて第一取付ステー9の先端側に懸架され、引張バネ14の他端は第二取付ステー11の中空バー中途部に懸架されている。そして、各引張バネ14,14によって係止片12,13同士が互いに近接すべくそのバネ圧が作用され、両係止片12,13によってサンバイザー本体1の長手方向に直交する両側縁部、すなわち幅方向の両縁を把持する。
本実施形態では、ガイド溝部8と中空バー10との互いのスライド長さを140〜200mm程度とされ、この長さを幅長とするサンバイザー本体1に対応するとともに、略C字型の係止片12,13は厚さ20mm程度のサンバイザー本体1に対応可能とされる曲率で形成される。
ここで、サンバイザー本体1は、車両備え付けの所謂日除け板であって、パッド材の外周面をビニルレザー等で覆った不透明の板材であり、通常は車体Cの天井面Rに格納し(図5(b)参照)、日除けなどの使用時には車体Cのフロント面F側に降ろして(図示せず)、日照による幻惑を予防するものであるが、日除け時に視野が狭まる欠点があることは周知の通りである。
このサンバイザー本体1への取り付けは、図4(a)に示すように、第一取付ステー9の係止片12を、サンバイザー本体1の一方の側縁2aに引掛け、引張バネ14の付勢力に抗して第二取付ステー11の係止片13を引っ張り、把持体6を伸長状態とし、係止片12,13同士の間隔を広げたのち、図4(b)に示すように、第二取付ステー11の係止片13をサンバイザー本体1の他方の側縁2bに引っ掛け、係止片12,13同士の引きつけ方向の引張バネ14の付勢力にて行われる。
サンバイザー本体1に取り付けられた状態では、係止片12,13が両側縁部2a,2bに位置し、サンバイザー本体1の一方の面側2c、つまり、通常時、天井面Rと同方向となる面に配置されることから、サンバイザー本体1の他方の面(通常時、天井面Rと対向状態となる面)2dに備えつけられるバニティミラー(図示せず)を覆わず、サンバイザー本体1をフロント面F側へ降ろした際(図示せず)には、サンバイザー本体1とともに把持体6及びスクリーン体3が車体外方側に向くこととなり、把持体6の両取付ステー9,11はバニティミラーと干渉せず、バニティミラーの使用を妨げない。
把持体6の下部には、その長手方向に沿って移動可能なスライド位置保持機構29を構成するスライダ15と、スライダ15の下部に設けられスクリーン体3が取り付けられる角度調整部16を有している。
本実施形態では、スライダ15は、把持体6を構成する第一取付ステー9の下部に設けれられる。また、本実施形態での角度調整部16は、スライダ15の下面に回動可能に取り付けられる回動体17と、回動体17の前部に傾動可能に取り付けられる支持体30より構成される。この支持体30の前面には、一対のビス33,33を介して前述のスクリーン体3の上縁中央部を固定するようになっている。
スライダ15は、図2に示すように、第一取付ステー9の溝部7の長手方向に沿って移動可能(図5参照)に係合した矩形状のスライダ本体部18と、スライダ本体部18の下部に突出して下面が開口した筒部19を備えている。筒部19内には圧縮コイルバネ20、及び噛合面を下向きとした固定側回転ラッチ板21を遊嵌状態に軸線方向で挿通し、回動体17を貫通しスライダ本体部18の中心に螺合するビス22により、筒部19からの固定側回転ラッチ板21の脱落を防止するようになっている。
スライダ本体部18の両側部には係合突起23,23が突設され、この係合突起23が第一取付ステー9の溝部7内側に対向して形成されたラック歯24に噛合することにより、スライダ15を第一取付ステー9の適宜位置に停止状態としているとともに、スライド移動操作により、ラック歯24に対して係合突起23が進退して、図5(a)(b)に示すように、第一取付ステー9の長手方向へ設定長さ分前後方向に移動し、この際にラック歯24を乗り上げ下げすることで連続的なクリック音が発生し、これにより、スライド操作中には所定の操作感が得られ、スライダ15が、第一取付ステー9に対して、その長手方向の所定位置に停止可能となる。本実施形態では、これらラック歯24と係合突起23,23とでスライダ15が把持部6に対してスライド移動自在とされ且つスライド位置を保持されて、スライド位置保持機構29を構成している。
前記回動体17の上面中央部には固定側回転ラッチ板21に噛合する可動側回転ラッチ板25が形成されている。各回転ラッチ板21,25はその上下面に中心から放射状の凹凸を形成し、互いに噛合することにより回転止めを行うものである。固定側回転ラッチ板21の周面には軸線方向と平行な係止突条26が複数突設され、その係止突条26を筒部19の内周面に軸線方向と平行に凹設された溝(図示せず)に嵌合させることにより、相対回転をしないよう回り止めがなされる。
回動体17は、スライダ15に対し、スライダ15のスライド移動方向に直交する略垂直方向を軸芯として回転自在となるとともに、固定側回転ラッチ板21と可動側回転ラッチ板25との噛合により、所定の回転角度に強固に保たれ、本実施形態においては、回転位置保持機構としてのパン角度調整機構部27を構成する。この噛合した状態から回動体17に回動方向の外力を加えることにより、固定側回転ラッチ板21は圧縮コイルバネ20のバネ圧に抗して噛合面より浮き上がり、回動体17を把持体6に対して360°任意角度に回動させ、例えば図6(a)〜(d)に示すように、90°毎などに回動角度を設定でき、これによってスクリーン体3は任意の回動角度、すなわち、把持体6に対する左右向き、別言するとサンバイザー本体1に対する任意の左右向きの角度に回動して日射方向等に対応した日除け効果を得る。また、この回動操作時には、両回転ラッチ板21,25同士の乗り上げ下げにより連続的なクリック音が発生し、調整時に所定の操作感を得ることができる。
回動体17の両側部には、外向きの一対の固定側チルトラッチ板28,28が配置形成され、また中央に軸状凸部35が形成される。また、支持体30にはこれら固定側チルトラッチ板28,28対向する可動側チルトラッチ板31,31と軸状凸部35が挿入される軸受凹部36を対向面に備えた一対の枠部32,32が突設されている。両チルトラッチ板28,31は、枠部32,32の樹脂素材よりなる弾性復元力で噛合状態となっており、すなわち両枠部32,32が回動体17を両側から挟持するような構成となっており、これらチルトラッチ板28,31の噛合によって回動体17に対する支持体30の角度であるチルト角度を所定の角度で強固に保持する。また、その回動体17に対する支持体30の角度であるチルト角の中心軸となる軸状凸部35が回転中心となる。この軸状凸部35の軸線方向は、パン角度調整機構部27の回転軸線に直交する略水平方向を軸線方向としており、サンバイザー本体1の軸部1aの軸線と略平行な軸線となる。本実施形態においては、これら軸状凸部35と軸受凹部36、及びチルトラッチ板28,31にてチルト保持機構としてのチルト角度調整機構部34を構成する。このチルト角度を変更するにはスクリーン体3または支持体30を傾ければ、樹脂弾性により可動側チルトラッチ板31が噛合面より掛け外されて傾動角を変化させ、図7(a),図8(a)に示すように、スクリーン体3を直立に保ったり、図7(b),図8(b)に示すように、フロントガラスFに添わせるなど所定の傾きにすることができるほか、図7(c),図8(c)に示すように、不要時にはサンバイザー本体1の面に折りたたみ格納し天井面Rに沿わせる所謂跳ね上げ状態とすることができるようになっている。本実施形態では、このチルト角度を、スクリーン体3が垂直な状態を0°として、フロントガラス側へ60°、天井面R側に100°の範囲で自由に設定ができるようになっている。また、このチルト角の操作時の連続的クリック音により所定の操作感を得ることができる。
したがって、本実施形態の車両用補助サンバイザー100は、パン角度調整機構部27とチルト角度調整機構部34とで、スクリーン体3を把持体6に対して所望の角度に調整でき、スライド位置保持機構29のスライダ15によって把持部6に対してスライド移動自在とされ、運転者の好みの位置,角度でスクリーン体3を配置,調整することができ、また取り付けられる車両の形状などに対しても、あらゆる車種に対応可能であり、特にスクリーン体3の形状が湾曲形状であることから、フロントガラスの湾曲面に沿わせてスクリーン体3を配置でき、スクリーン体3への運転者の映り込みなどが防止できるとともに、外部からの光を遮光して運転時の視界を確保できる。また、湾曲したハーフミラーコートによるミラー面が車外から見えることで、特にミラー面をレインボー調などとした際には、見栄えが良く、ドレスアップパーツとして良好なものとなる。また、把持部6は、一対の係止片12,13で容易にサンバイザー本体1へ取り付けが可能であり、且つ両取付ステー9,11が引張バネ14にてしっかりと保持されサンバイザー本体1から脱落するようなことが無く、運転を妨げるような心配もない。さらに、把持部6がサンバイザー本体1の一方の面側にのみ取り付けられるような構造としたことで、サンバイザー本体の付属機能であるバニティミラーの妨げにならず、既設の機能を損ねることがない。
なお、以上の実施の形態ではサンバイザー本体1を折りたたみ格納した状態で、スクリーン体3の前後位置やパン方向の回動角、チルト角を種々変化させた状態に保持したが、日差しや外光の強さ、角度に応じてサンバイザー本体1も軸部1aにて傾けた状態で両者協働して外光に対応させても良いことは勿論である。
1…サンバイザー本体
2a…一方の側縁
2b…他方の側縁
3…スクリーン体
4…ミラー面(凸面)
5…凹面(凹曲面)
6…把持体
9…第一取付ステー
11…第二取付ステー
12,13…係止片
14…付勢手段(引張バネ)
15…スライダ
17…回動体
27…回転位置保持機構(パン角度調整機構部)
29…スライド位置保持機構
30…支持体
34…チルト保持機構(チルト角度調整機構部)
100…車両用補助サンバイザー
C…車両

Claims (4)

  1. 車両に備え付けのサンバイザー本体の長手方向に直交してその両側縁を挟持して、該サンバイザー本体に着脱可能に固定される把持体と、
    該把持体の下部に設けられ、該把持体に対してスライド移動自在、及び回転自在とされるとともに、折りたたみ展開可能に取り付けられ、且つ所定の湾曲形状をなし、前記車両の外側を向く凸面がミラー面、車両内側を向く凹面が遮光透過面となるハーフミラーコートを施したスクリーン体と、
    を備えたことを特徴とする車両用補助サンバイザー。
  2. 車両に備え付けのサンバイザー本体の長手方向に直交してその両側縁を挟持して、該サンバイザー本体に着脱可能に固定される把持体と、
    該把持体の下部に設けられ、該把持体に対してスライド移動自在、及び回転自在とされるとともに、折りたたみ展開可能に取り付けられ、且つ所定の湾曲形状をなし、前記車両の内側を向く凹面が遮光透過面となる有色透明のスクリーン体と、
    を備えたことを特徴とする車両用補助サンバイザー。
  3. 前記把持体は、
    前記サンバイザー本体の長手方向一側部に直交して係止される係止片を有する第一取付ステーと、
    該第一取付ステーの長手方向に沿って摺動可能に係合し、且つ前記サンバイザー本体の長手方向他側部に直交して係止される係止片を有する第二取付ステーと、
    前記第一取付ステー,第二取付ステー同士を引きつけ方向に付勢することにより前記両係止片同士を前記サンバイザー本体の両側に係着させ、該サンバイザー本体を挟持状態とする付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用補助サンバイザー。
  4. 前記第一取付ステーまたは第二取付ステーの下部に取り付けられ、該第一取付ステー及び第二取付ステーの長手方向に移動自在とされるスライダと、
    該スライダの下部に取り付けられ、前記スライダのスライド移動方向に直交する方向を軸芯として回転可能に取り付けられる回動体と、
    該回動体に対し、該回動体の回転方向に直交する方向を軸芯として揺動し傾動可能に取り付けられ、且つ前記スクリーン体の上縁中央部に固定される支持体と、
    を備え、
    前記スライダは前記取付ステーの長手方向に沿って設けたスライド位置保持機構を介して移動可能に連結しているとともに、前記回動体は回転位置保持機構を介してスライダの下面に回動可能に連結し、かつ、前記支持体は前記回動体の両側面に配置されたチルト保持機構を介して傾動可能に連結していることを特徴とする請求項3記載の車両用補助サンバイザー。
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