JP3205041B2 - 撮像装置の絞り値検出回路 - Google Patents

撮像装置の絞り値検出回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラ等に用いら
れる撮像装置に係り、特に、絞り値の検出機能を有する
撮像装置の絞り値検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像装置の自動化、インテリジェ
ント化が急速に進行している。このため、どのような照
度環境で撮影が行われているのかを撮像装置自身に認識
させる必要が生じてきているが、この認識に必要なパラ
メータの一つに絞り値が挙げられる。従って、より正確
に絞り値を検出することが求められている。
【0003】一般に、動画撮影を目的としたビデオカメ
ラ(テレビカメラ)の絞りは、微分制御型のメータによ
り駆動され、絞り検出は、このメータに取り付けられた
ホール素子によりメータの回転角を検出することによっ
て行われる。このホール素子を用いた絞り値検出につい
ては、例えば特開平2−254877号公報に開示され
ている。以下、このホール素子を用いた絞り値検出を、
図6及び図7を用いて説明する。
【0004】図6は、撮影開口(絞り穴)の大きさを制
御するための対となった絞り羽根51,52を示してお
り、図7の(a)〜(c)に示すように、この2つの絞
り羽根51,52を重ね合わせて、絞りメータ53によ
って連結アーム54を介して両者51,52をスライド
駆動させることにより、図7でクロスハッチングを施し
て示す絞り穴55の大きさを可変制御するようになって
いる。そして、これにより絞り穴55の後方に配置され
る撮像素子への入射光量を変化させうるが、撮像素子か
ら得られた信号は検波されて上記絞りメータ53に連続
的に帰還されるため、動画撮影に対して滑らかな絞り制
御が可能になる。絞りメータ53に取り付けられたホー
ル素子56は、この絞りメータ53の回転角θに比例し
た電圧を出力するので、この出力電圧値によって絞り値
を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した先
願でも述べられているが、ホール素子によって絞り値の
検出を行う構成では、絞り値に対するホール素子出力電
圧のばらつきが大きな障害となる。以下、このばらつき
について説明する。
【0006】ホール素子出力電圧Vhは、 Vh=(Rh/d)×fh×(l/w)×θ×Ic×B ………式 但し、Rh:ホール係数 d :ホール素子の厚さ θ :ホール角 Ic:バイアス電流 B :磁束密度 fh:形状因子 l :素子長 w :素子幅 のように式で表される。
【0007】従って、ホール素子出力電圧により絞り値
を検出する場合、ホール素子自身に発生する物性上、製
造上のばらつきに加え、メータに対するホール素子取り
付け角度のばらつきや、メータへの絞り羽根の取り付け
精度といった構造的、機械的な事柄もばらつき要因とな
り、そのため特に民生機器においては、絞り羽根とホー
ル素子が既に取り付けられている絞りメータを一つの部
品として扱い、この部品の状態でのホール素子出力電圧
に一定のスペックをもたせているのが一般的である。
【0008】このスペックの一例を示すと、例えば、I
c=2.5mAのとき Vo=10〜100mV Vc=−10〜−100mV Vo−Vc=50〜150mV ………(スペックA) 但し、Ic:バイアス電流 Vo:絞り開放時のホール素子出力電圧 Vc:絞り閉鎖時のホール素子出力電圧 Vo−Vc:絞り開放、閉鎖間の電圧振幅 のようなものとなる。
【0009】このようにして得られたホール素子出力電
圧を電圧増幅した後、A/D変換器に入力してデータ化
する場合、ホール素子出力電圧のスペックが上記(スペ
ックA)の通りであり、A/D変換器及び電圧増幅器の
ダイナミックレンジが0V〜5Vであったとして、スペ
ック内のあらゆるホール素子に対して回路を飽和させな
いようにすると、電圧増幅器の利得は25倍以下(50
00mV/200mV)にする必要がある。
【0010】従って、このとき得られる絞り開放から絞
り閉鎖にいたる電圧振幅は、最低では1250Vpp
(50mV・25)となり、A/D変換器が0V〜5V
の間で8bit精度であったとすると、最悪6bit精
度の分解能しか得られないことになる。もちろん、回路
内に可変抵抗を設けて利得やオフセットを手動調整すれ
ば、より大振幅を確保して、検出精度をあげることはで
きるが、生産性の点で効率的ではない。
【0011】又、前記した先願でも述べられているが、
ホール素子によって絞り値の検出を行う構成では、ホー
ル素子出力電圧と絞り値との非直線性に起因した絞り値
検出精度の劣化についても、大きな障害となる。すなわ
ち、ホール素子出力電圧により絞り値を検出する場合、
絞り値が大きくなったとき(小絞りとなったとき)、絞
り値変化に対するホール素子出力電圧の変化が少ないた
め、小絞り側での検出精度確保が難しい。検出精度を向
上させるには電圧の変化を大きくすればよいが、回路の
ダイナミックレンジの点で限界がある。
【0012】本発明は、上述した、絞り値に対するホー
ル素子出力電圧のばらつきの問題やホール素子出力電圧
と絞り値との非直線性に起因した絞り値検出精度の劣化
の問題に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、精度の高い絞り値検出に必要な調整を自動的に行う
撮像装置の絞り値検出回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては撮像装置の絞り値検出回路
に、ホール素子出力電圧を増幅するための電圧増幅器
と、電圧増幅器出力に接続されたA/D変換器及び該A
/D変換器出力に接続されたマイクロコンピュータ(マ
イコン)、あるいは電圧増幅器出力に接続されたA/D
変換器を内蔵したマイコンと、マイコンが上記A/D変
換器より得られた上記電圧増幅器の出力値データに応じ
て演算し出力する命令により、上記バイアス回路が上記
ホール素子に印加するバイアス電流あるいはバイアス電
圧、上記電圧増幅器の利得、上記電圧増幅器の動作点の
何れか、ないし複数を変化せしめる手段とを設ける。
又、絞り値に応じて、ホール素子に印加するバイアス電
流値とホール素子に印加するバイアス電圧値と電圧増幅
器の利得とのうちいずれか1つ以上と、電圧増幅器の動
作点と、を複数段階に変化させるようにする。
【0014】
【作用】上記手段を設けた撮像素子の絞り値検出回路に
おいては、ホール素子出力電圧振幅の大小に応じて、回
路のダイナミックレンジの範囲内で最大の振幅が得られ
るようにマイコンが演算して、ホール素子のバイアス電
流や電圧増幅器のオフセットを自動設定するので、高精
度の絞り値検出が可能となる。又、絞り値に応じてこれ
らを変化させることにより、小絞り側での絞り値電圧の
傾きを確保して、ホール素子出力電圧と絞り値との非直
線性に起因した絞り値検出精度の劣化を抑圧することが
可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1〜図5によっ
て説明する。 〔第1実施例〕図1及び図2は本発明の第1実施例に係
り、図1は本実施例の撮像装置の絞り値検出回路の構成
図であり、図2は本実施例による自動調整フローを示し
ている。なお、本実施例で用いられるホール素子は、前
記した(スペックA)の仕様で出力電圧振幅が定められ
ているとする。
【0016】本実施例では、前記式から明らかなよう
に、ホール素子出力電圧が供給されるバイアス電流Ic
に比例することに着目して、予めバイアス電流Icを小
さく設定した状態で絞りを一旦開閉し、ホール素子のば
らつきを判定した後に最適なバイアス電流を供給し、A
/D変換器入力端における絞り値電圧振幅を大きく確保
して、精度向上を達成するようにしている。
【0017】図1において、1は増幅器、2はホール素
子、3は増幅器、4は電圧源、5はマイクロコンピュー
タ(以下マイコンと称す)、6はマイコン5に内蔵され
たA/D変換器、P1,P2はマイコン5の制御端子
(出力端子)、7はトランジスタ、R1〜R11は抵抗
である。増幅器1はホール素子2にバイアス電流を供給
する定電流源を構成しており、その電流量はトランジス
タ7のベース電圧によって制御される。増幅器4はホー
ル素子2の出力電圧を増幅する電圧増幅器を構成してお
り、その出力電圧はA/D変換器6に入力される。マイ
コン5の出力端子P1,P2は、少なくとも2値以上の
電圧を出力できる制御端子であって、本実施例ではHi
gh(Vcc)とLowとの2値を選択出力できるもの
とされている。
【0018】次に、本実施例の動作を、図2のフローチ
ャートとともに説明する。制御端子P1,P2の出力設
定状態に応じて、ホール素子2に供給されるバイアス電
流Icが変化する。本実施例では、上記抵抗R1〜R7
の抵抗値は、このバイアス電流が1.5mA,2.0m
A,3.0mA,5.0mAにそれぞれ設定可能な抵抗
値が選択されているものとする。
【0019】いま、マイコン5からの指令により、制御
端子P1,P2の出力が共にLowに設定された場合
(図2のステップST1)、ホール素子2にはバイアス
電流1.5mAが供給される。このときホール素子出力
電圧スペックは、前記した(スペックA)により大略、
Ic=1.5mAのとき Vo=6〜60mV Vc=−6〜−60mV Vo−Vc=30〜90mV ………(スペックA’) 但し、Ic:バイアス電流 Vo:絞り開放時のホール素子出力電圧 Vc:絞り閉鎖時のホール素子出力電圧 Vo−Vc:絞り開放、閉鎖間の電圧振幅 上記(スペックA’)のごとく定められる。
【0020】従って、バイアス電流1.5mAで用いる
ならば、電圧増幅器3及びA/D変換器6のダイナミッ
クレンジを0Vから5Vとすると、電圧増幅器3の利得
は41.67倍以下であればよく、この値に近い値でこ
れ以下の値として本実施例では利得40倍となるよう
に、前記抵抗R8〜R11の値を定めている。また、前
記電圧源4は電圧増幅器3の入力ダイナミックレンジ、
すなわちホール素子スペックの中心値が、出力ダイナミ
ックレンジの中心に一致するように本実施例では2.5
Vとされている。
【0021】上記した状態において、一旦絞りを開放、
閉鎖させ、それぞれの電圧値をマイコン5が読み込む
(図2のステップST2)。この判定結果に応じて、マ
イコン5が制御端子P1,P2の出力値の設定を変更
し、最終的なバイアス電流Icを決定する(図2のステ
ップST3〜ステップST8)。
【0022】判定方法としては、ホール素子出力電圧V
oに対応するA/D入力電圧をvo、同ホール素子出力
電圧Vcに対応するA/D入力電圧をvcとして、vo
−vcの大小を用いる方法や、vo,vcそれぞれの値
の飽和に至るまでの余裕を用いる方法などが考えられ、
本実施例では後者の手法を用いて、以下のように処理さ
れる。 vo>4375mV、またはvc<625mVならば
(ステップST3でYESならば)、そのままバイアス
電流Ic=1.5mA。 3750mV<vo≦4375mV、または625m
V≦vc<1250mVならば(ステップST4でYE
Sならば)、Ic=2.0mA(ステップST5;P1
=L,P2=H)。 3250mV<vo≦3750mV、または1250
mV≦vc<1750mVならば(ステップST6でY
ESならば)、Ic=3.0mA(ステップST7;P
1=H,P2=L)。 以上に該当しないならば(ステップST6でNOなら
ば)、Ic=5.0mA(ステップST8;P1=P2
=H)。
【0023】斯様にするようになせば、振幅の小さな、
従って飽和に対して大きなマージンをもつホール素子2
に対しては、バイアス電流を多く流すことにより最終的
な振幅を大きく取ることができる。具体的には詳細な計
算は割愛するが、上述した(スペックA)内のあらゆる
ホール素子に対して回路を飽和させることなく、最低で
も1987mVpp以上の振幅が確保され、バイアス電
流を操作しない場合に対して、4dB以上の検出精度向
上を達成できる。
【0024】なお、本実施例ではA/D変換器6をマイ
コン5に内蔵させているが、マイコン5とA/D変換器
6とを別構成にし、電圧増幅器3の出力をA/D変換器
でアナログディジタル変換して、マイコンに供給する構
成としてもよいこと勿論である(これは以下の実施例で
も同様である)。
【0025】〔第2実施例〕次に、本発明の第2実施例
を図3を用いて説明する。本実施例では、D/A変換器
を用いて、ホール素子バイアス電流および電圧増幅器動
作点をさらに細かく設定して、更なる検出精度向上を達
成するようにしている。
【0026】図3は本実施例に係る撮像装置の絞り値検
出回路の構成図であり、同図において、11はホール素
子12にバイアス電流を供給する定電流源を構成する増
幅器、12はホール素子、13はホール素子12の出力
電圧を増幅する電圧増幅器を構成する増幅器、14はマ
イコン、15はマイコン14に内蔵されたA/D変換
器、16,17はマイコン14に内蔵されたD/A変換
器、18はホール素子12へのバイアス電流量を制御す
るためのトランジスタ、R12〜R18は抵抗である。
【0027】本実施例では、前記第1実施例における制
御端子P1,P2に代替するものとしてD/A変換器1
6,17を用い、各々の設定電圧出力により、ホール素
子12へのバイアス電流すなわち検出信号の振幅と、電
圧増幅器13の動作点すなわちオフセットを調整する。
D/A変換器16,17の精度を充分なものにすれば、
ホール素子出力電圧Voに対応するA/D入力電圧v
o、同Vcに対応するvcをほぼ一定電圧として、更な
る検出精度向上を達成できる。
【0028】具体的手法について説明する。まず、D/
A変換器16,17の出力電圧を、使用するホール素子
のスペック内のいかなる素子に対しても、回路およびA
/D変換器15が飽和しないように定める。この状態に
おいて一度絞りを開閉し、A/D変換器15よりvo及
びvcデータを取り込む。
【0029】上記vo及びvcデータより、装着された
ホール素子12の振幅およびオフセットを知ることがで
きる。そこで、前記第1実施例と同様、ホール素子の振
幅およびオフセットがホール素子に供給されるバイアス
電流に比例することを利用して、A/D変換器15入力
電圧の振幅およびオフセットが目標値に一致するよう
に、D/A変換器16,17の出力電圧を再設定する。
【0030】このようにすれば、回路のダイナミックレ
ンジ内で絞り値検出電圧振幅を最大限に確保して、検出
精度を向上させることができる。
【0031】なお図3では、D/A変換器16,17を
マイコン14に内蔵されたものとしているが、最近普及
してきているデータROMとD/A変換器とを一体化し
た、いわゆる電子ボリュームを用い、上記データROM
をマイコンで書替え可能とした場合も、全く同様の作用
効果を奏する。
【0032】〔第3実施例〕本発明の第3実施例を図4
及び図5を用いて説明する。本実施例では、絞り値(絞
り値範囲)に応じて、ホール素子に供給するバイアス電
流、および電圧増幅器のオフセット(電圧増幅器動作
点)を適宜変化させ、ホール素子出力電圧と絞り値との
非直線性に起因した絞り値検出精度の劣化を抑圧するよ
うにしている。
【0033】ホール素子出力電圧と絞り値との非直線性
に起因した絞り値検出精度の劣化については、前記従来
技術の欄で触れた前記先願にも詳しく開示されている。
すなわち、ホール素子出力電圧により絞り値を検出する
場合、絞り値が大きくなったとき(小絞りとなったと
き)、絞り値変化に対するホール素子出力電圧の変化が
少ないため、小絞り側での検出精度確保が難しい。
【0034】本実施例の絞り値検出回路は図示してしな
いが、前記図3(第2実施例)の構成と同等のものであ
る。前記図3の回路において、例えば一例として、vo
=4.5V,vc=0.5Vとした場合の一般的な絞り
値(F値)−絞り値電圧曲線を図4に示す。このように
同図に示す如く、小絞り側では、ホール素子出力電圧の
変化が少なく、検出精度が劣化する。
【0035】検出精度を向上させるには電圧の変化を大
きくすればよいが、回路のダイナミックレンジの点で限
界がある。そこで本実施例においては、図4の状態を起
点として、絞り値(絞り値範囲)に応じてホール素子に
供給するバイアス電流、及び電圧増幅器のオフセットを
マイコンが適宜変化させる。このときのマイコンのプロ
グラムは、回路のダイナミックレンジに留意して、いか
なる状態においても回路の飽和が生じないようにするこ
とは言うまでもない。
【0036】その一例を図5に示す。図5に示した例で
は、絞り値に応じてホール素子に供給するバイアス電
流、及び電圧増幅器のオフセットを3段階で変化させて
いる。ある絞り値電圧に対して、マイコンは図5の特性
曲線A,B,Cの何れを与えるバイアス電流及びオフセ
ットが回路に供給されているかの情報を参照しつつ絞り
値の判定を行う。
【0037】斯様に本実施例によれば、小絞り側での絞
り電圧の傾きを確保して、さらなる検出精度向上を達成
できる。また、ソフトウェアの規模は増大するが、さら
に変化の段数を増やしていけば、検出精度はさらに向上
する。
【0038】なお、上述した各実施例では、ホール素子
に供給するバイアス電流を調整するようにしているが、
ホール素子に供給するバイアス電圧を調整するようにし
ても良いこと勿論である。また、上述した実施例におい
ては、マイコンの演算出力によって電圧増幅器のオフセ
ットを調整するようにしているが、例えばマイコンから
の出力をD/A変換し、これによって電圧増幅器に付設
された可変抵抗の値を調整して電圧増幅器の利得を制御
するようにしてもよく、あるいはオフセットと利得の両
者を同時に自動調整するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明による撮像装置の
絞り値検出回路においては、高精度の絞り値検出が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る撮像装置の絞り値検
出回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例によるマイコンの処理フロ
ーを示すフローチャート図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る撮像装置の絞り値検
出回路の構成を示す回路図である。
【図4】小絞り側のホール素子出力電圧の変化の少なさ
を示すための絞り値−絞り値電圧曲線を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例によって実現される絞り値
−絞り値電圧曲線の一例を示す説明図である。
【図6】絞り羽根の一例を示す説明図である。
【図7】ホール素子を備えた絞りメータによる絞り制御
メカニズムを示す説明図である。
【符号の説明】
1,11 増幅器 2,12 ホール素子 3,13 増幅器(電圧増幅器) 4 電圧源 5,14 マイクロコンピュータ(マイコン) 6,15 A/D変換器 7,18 トランジスタ P1,P2 制御端子 16,17 D/A変換器 R1〜R18 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今出 宅哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 平3−144546(JP,A) 特開 平2−254877(JP,A) 特開 平4−345380(JP,A) 特開 平5−103257(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子に入射する光量を制御する絞り
    の絞り量たる絞り値に応じた電圧を出力するホール素子
    と、 該ホール素子にバイアス電流又はバイアス電圧を印加す
    るバイアス回路と、 前記ホール素子の出力電圧を増幅し、増幅された電圧信
    号を検出信号として出力する電圧増幅器と、 前記絞り値に応じて、前記ホール素子に印加するバイア
    ス電流値と前記ホール素子に印加するバイアス電圧値と
    前記電圧増幅器の利得とのうちいずれか1つ以上と、前
    記電圧増幅器の動作点と、を複数段階に変化させる手段
    と、 を有することを特徴とする撮像装置の絞り値検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記絞りを一旦開放及び閉鎖させる手段を設け、 前記変化させる手段は、前記絞りの開放時と閉鎖時の各
    々において得られた前記検出信号に基づいて、前記複数
    段階のいずれの段階においても前記ホール素子の出力電
    圧により前記電圧増幅器が飽和しないように、前記ホー
    ル素子に印加するバイアス電流値と前記ホール素子に印
    加するバイアス電圧値と前記電圧増幅器の利得とのうち
    いずれか1つ以上と、前記電圧増幅器の動作点と、を変
    化させることを特徴とする撮像装置の絞り値検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載において、 前記変化させる手段は、前記電圧増幅器の出力に接続さ
    れたA/D変換器及び該A/D変換器の出力に接続され
    たマイコン、又は、前記電圧増幅器の出力に接続された
    A/D変換器を内蔵したマイコンで構成され、 前記A/D変換器より得られる前記電圧増幅器の出力値
    データに基づいて前記マイコンが演算し出力する命令に
    より、前記ホール素子に印加するバイアス電流値と前記
    ホール素子に印加するバイアス電圧値と前記電圧増幅器
    の利得とのうちいずれか1つ以上と、前記電圧増幅器の
    動作点と、を変化させることを特徴とする撮像装置の絞
    り値検出回路。
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