JP2009047951A - レンズ位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像レンズの位置検出用ホール素子の出力調整やオフセットを補正する為の抵抗及び可変抵抗などの部品と調整工数が専用に必要となり、回路基板の大型化や部品コストの増大及び調整に要する工数の増加などの課題があった。
【解決手段】磁界を検出するホール素子と、前記ホール素子に電流を供給する電流供給回路と、前記ホール素子の一方の出力が基準電圧と同一になるようにホール素子の電源電圧を制御する第1の差動増幅器と、前記のホール素子の出力を増幅する電圧増幅回路と、前記電圧増幅回路の入力電圧にオフセットを与える電圧補正回路とで構成されるレンズ位置検出装置である。
【選択図】図2
【解決手段】磁界を検出するホール素子と、前記ホール素子に電流を供給する電流供給回路と、前記ホール素子の一方の出力が基準電圧と同一になるようにホール素子の電源電圧を制御する第1の差動増幅器と、前記のホール素子の出力を増幅する電圧増幅回路と、前記電圧増幅回路の入力電圧にオフセットを与える電圧補正回路とで構成されるレンズ位置検出装置である。
【選択図】図2
Description
本発明は、光学機器における光学方式の手振れ補正装置に関するものである。
近年、民生用のデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラにおいては、機器の小型・軽量化や光学ズ−ムの高倍率化が進んでいる。しかしながら、機器の小型・軽量化や光学ズ−ムの高倍率化は、手振れによる撮影画面のぶれの増大という問題を発生させている。この問題を解決するため、撮像レンズにおいて画面のぶれを低減させる光学式手振れ補正装置を搭載する商品が開発、発売されている。
光学式手振れ補正装置としては、撮像レンズ内部の一部のレンズあるいはレンズ群を駆動する方式がある(例えば特許文献1参照。以下、インナーOIS方式と称す)。インナーOIS方式は、角速度センサによるピッチング、ヨ−イング2方向の手振れ情報に基づいて、補正用レンズを光軸に対して垂直面内の水平・垂直2方向に移動制御して像ぶれを補正するものである。
特許文献1の像ぶれ補正装置において、補正レンズと駆動コイルとホール素子は、一体となって動くように構成されている。ホール素子は、マグネットの磁界を検出し電圧で出力する(以下ホール出力と称す)。ホール出力は、磁界の強さに比例するのでホール素子とマグネットの距離が離れるほどホール出力は小さくなる。またマグネットの磁界は、N極とS極の境界位置から遠くなるに従い磁界強度のリニアリティが悪化する。このため特許文献1の像ぶれ補正装置は、マグネットの磁極の境界位置と補正レンズの光学中心とが一致するようにアクチュエータの設計を行う必要がある。
手振れの補正角を一定とした場合には、補正レンズの大きさとその移動距離は、ほぼ撮像素子の大きさに比例している。撮像素子が大きいほど補正レンズも大きくなり、補正レンズの移動距離も長くなる。反対に小型の撮像素子では、補正レンズも小さくその移動距離も短くて済む。
鏡筒に使用される成型部品(樹脂部品)の寸法精度やマグネットの着磁位置精度及びマグネットの取り付け位置精度には一定の限界があり、量産時ホール素子とマグネットの境界位置のずれやホール素子とマグネットの空間距離(ギャップ)にばらつきが発生する。このようなホール素子とマグネットの機械的寸法ばらつきは、ホール出力ばらつきやホール出力オフセットばらつきとなって現れる。特に補正レンズの移動距離が短い場合はホール出力が小さくなるために、機械的な位置誤差によるホール出力のオフセットが相対的に大きくなるという問題があった。
このため補正レンズ用アクチュエータを駆動制御するには、ホール出力及びホール出力オフセットを補正して補正レンズの位置を所定の電気信号に変換する位置検出装置が必要となっている。
以下、従来の手振れ補正レンズ用位置検出装置の一例について、図面を用いて説明する。
図10は、従来の位置検出装置の内部回路の一例である。補正レンズを駆動する積層基板には、水平、垂直2個のホール素子が配接され、それぞれの位置信号処理回路に接続されるが、回路構成及び回路動作は同一であるので、以下の説明は1個のホール素子とその位置信号処理回路で行う。
図10において、B2は位置検出装置の電源である。8はホール素子である。ホール素子8は、電源端子VI+、VI−と出力端子VO+、VO−を有している。電源端子VI+は、電源B1に接続され、VI−端子は接地されている。A2は差動増幅器で、正転入力端子はホール素子8のV0+端子に接続される。反転入力端子はホール素子のVO−出力から抵抗R1を介して接続される。差動増幅器A2の出力端子と反転入力端子の間には抵抗R2と可変抵抗VR2が接続されている。ホール素子8の出力電圧は、R2抵抗値と可変抵抗VR2抵抗値の加算値をR1の抵抗値の比で増幅される。よってVR2の抵抗値を可変することで増幅度を可変することができる。差動増幅器A2の変転入力には抵抗R3が接続され、抵抗R3の他端には可変抵抗VR1が接続される。可変抵抗VR1の入力は電源B1に接続されている。抵抗R3を適当な抵抗値に選び可変抵抗VR2を操作することで、差動増幅器A2の出力POS(以下POS信号と称す)にオフセットを与えることができる。
本回路の働きは、補正レンズ1を端から端まで移動させた場合に差動増幅器A2の出力が所定の電圧になるように可変抵抗器VR1でオフセットを調整し、VR2で増幅度を調整することで補正レンズ1の位置を電圧信号として出力することである。例えば補正レンズ1が下端にあった場合には1V、上端にあった場合2Vというように補正レンズの位置とそのときの電圧を設定して、駆動コイルに強制的に電流を供給して補正レンズを下端と上端に移動させ、VR1とVR2でPOS信号の調整を行う。
特開2002−229090号公報(第1図、第2図)
しかしながら、従来の位置信号処理回路では、大きさが違うレンズごとに増幅度の設定とオフセット調整用の抵抗器及び可変抵抗器の選定がそれぞれ専用に必要となり、回路部品コストの増加や調整に要する工数や調整時間が増加するなどの課題があった。
本発明が解決しようとする問題点は、撮像レンズの大きさに関わりなく、外付け部品を必要としないでホール出力の増幅度とオフセット調整の電子制御化が可能な手振れ補正用レンズの位置検出装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ位置検出装置は、撮像レンズと、前記撮像レンズと一体で可動する角速度センサと、前記角速度センサの出力から前記補正レンズの制御信号を算出する演算回路と、前記撮像レンズ内にあって光軸に対して垂直面内の水平垂直2方向に可動する補正レンズと、前記補正レンズと一体に保持されたホール素子と、前記補正レンズを駆動する駆動コイルと、前記駆動コイルに相対して保持されたマグネットと、前記ホール素子に電流を供給する電流供給回路と、前記ホール素子の一方の出力が基準電圧と同一になるようにホール素子の電源電圧を制御する第1の差動増幅器と、前記ホール素子の出力を増幅する電圧増幅回路と、前記電圧増幅回路の入力電圧にオフセットを与える電圧補正回路とを備える。
上記構成により、撮像レンズの大きさに関わりなく、外付け部品を必要としないでゲイン調整、オフセット調整の電子制御化が可能な手振れ補正用レンズの位置検出装置を提供できる。また本発明は、集積回路化が極めて容易であり、機器への導入が簡単に行える優れた効果を有する。
(実施例1)
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による手振れ補正装置の概略構成図である。撮像レンズ20の後部に、撮像素子(CCD)21が配設されている。手振れを検出する角速度センサ22は、撮像レンズ20と一体化するよう配設されている。撮像レンズ20の内部には、光軸を補正する補正レンズ1と補正レンズ1を駆動する駆動コイル6及び補正レンズ1の位置を検出するホール素子8が配設されている。ホール素子8は、位置信号処理回路30に接続される。位置信号処理回路30は、補正レンズの位置を電圧信号として出力する。角速度センサ22の出力は、手振れ補正演算回路50に入力される。手振れ補正演算回路50は、角速度を角度に変換する積分演算及びパンニング動作などの判定動作を行い、補正レンズの移動量を演算し電圧信号で出力する。位置信号処理回路30の出力と手振れ補正演算回路50の出力は、補正レンズ制御回路40に入力される。位置信号処理回路30の出力と手振れ補正演算回路50の出力が一致するように補正レンズ制御回路40の出力で駆動コイル6を制御駆動する。手振れ補正演算回路50から位置信号処理回路30を制御するための制御信号が出力される。
図2は、ホール素子8のホール出力を増幅制御する位置信号処理回路30の一例である。補正レンズを駆動する積層基板には、水平、垂直2個のホール素子が配接され、それぞれの位置信号処理回路に接続されるが、回路構成及び回路動作は同一であるので、以下の説明は1個のホール素子とその位置信号処理回路で行う。
図2において、8はホール素子である。ホール素子8は、2個の電源供給用端子VI+、VI−を有しており、電源電流あるいは電源電圧が印加されると、検出する磁界の大きさと極性に比例した電圧を2個の出力端子VO+とVO−から出力する。B1は基準電圧源で電圧は位置信号処理回路30の電源電圧VCCの1/2である。A1は差動増幅器で正転入力端子に基準電圧源、反転入力端子にホール素子のVO−出力が接続されている。A1の出力はホール素子8の電源端子VI+に接続されている。この接続によりホール素子のVO−端子の電圧は、常に基準電圧1/2VCCになるようにVI+端子の電圧が制御される。VO+端子は、磁界の極性により、例えばN極の場合は1/2VCCより高く、S極の場合は1/2VCCより低くというように出力する。
DA1とDA2は、DAコンバータであり、マイクロコンピュータ等のシリアル信号線群S0によって出力電圧が制御される。DA1の出力はHGとして、またDA2の出力はHBとして以下説明する。
A3は差動増幅器である。R4とR5は抵抗でDAコンバータからの信号HGを分圧した信号を差動増幅器A3の正転入力端子に接続している。R4と並列に抵抗R41とスイッチSW1が接続されている。SW1は、手振れ補正演算回路50からの制御信号S1によって開閉が制御される。
T1はN型MOSトランジスタであり、ゲート端子は差動増幅器A3の出力端子に接続される。T1のソース端子は抵抗R6及び差動増幅器A3の反転入力端子に接続される。T1のドレイン端子はホール素子8のVI−端子に接続されている。この接続により、信号HGの分圧電圧と抵抗R6に発生する電圧を等しくなるよう差動増幅器A3がN型MOSトランジスタT1を制御するので、信号HGの電圧にしてホール素子の電源電流IHが変化する。なおT1は、NPN型バイポーラトランジスタでも構成可能であり、この場合はゲート端子がベース端子、ソース端子がエミッタ端子、ドレイン端子がコレクタ端子に相当する。使用する半導体デバイスのプロセスにより適宜選択が可能である。
A2は差動増幅器であり、正転入力端子にホール素子8のVO+端子が接続され、反転入力端子に抵抗R1が接続される。抵抗R1の他端はホール素子のVO−端子が接続される。反転入力端子と出力端子の間には抵抗R2が接続され、ホール出力VO+を入力とする非反転増幅器を構成している。抵抗R2には、並列に抵抗R21とSW2が接続される。SW2は、手振れ補正演算回路50からの制御信号S2によって開閉が制御される。
差動増幅器A2の反転入力端子とDAコンバータDA2の出力の間には、抵抗R3が接続される。抵抗R3には、並列に抵抗R31とSW3が接続される。SW3は、手振れ補正演算回路50からの制御信号S3によって開閉が制御される。
この接続によって、VO+の出力を入力とする増幅度=(1+R2/R1)の正転増幅器を構成している。またHBの電圧によって、POS出力のDCオフセットを制御出来る。
このように構成された位置信号処理回路30の動作について図面を用いて説明する。図3はHG信号と位置信号出力POSとの関係を示した特性図である。このときHB信号は1/2VCCに、SW1、SW2、SW3は接続状態(ON)になっているものとする。図3の中で実線の特性は、ホール素子がマグネットの中心位置にある場合の特性である。マグネット中心では、磁界の強さは0であるためホール出力は発生せず、HG信号を大きくしてホール素子に電流を流してもPOS出力は、1/2VCCのままである。
点線は補正レンズが可動範囲の一方の端(A端とする)でマグネットの磁界がN極、もう一方の端(B端とする)でマグネットの磁界がS極にある場合の特性である。この場合、HGが最大の時にPOS出力も最大になるとして記載している。前述のようにHG信号でホール素子の電源電流を可変させるので、A端からB端での位置信号出力の振幅は、HG信号と比例する。従来の位置信号処理回路で説明したように、あらかじめ設定すべきPOS出力の振幅を決定しておき、A端とB端でのPOS出力をHG信号で所定の値にゲイン調整する。例えばA端でのPOS電圧を1/4VCC、B端でのPOS電圧を3/4VCCに設定する場合は、HG電圧は1/2VCCとすればよい。この調整は、POS信号をADコンバータで読み込み、マイクロコンピュータ等でHGの電圧を演算で求めることで簡単に実現出来る。このように補正レンズの可動範囲でPOS電圧の振幅が所定の電圧となるよう、また補正レンズが光学中心位置にあるときPOS出力が1/2VCCになるよう調整すれば手振れ補正動作を正確に行うことが出来る。
前述の説明のように、レンズ鏡筒の量産においてはホール素子とマグネットの空間距離(ギャップ)にばらつきが発生し、ホール出力の大きさがばらつくためHG信号によるホール電流調整が必要となる。
図4は、補正レンズの可動範囲が図3の場合より大きく、同一のホール電流でホール出力が2倍になった場合の特性図を点線で示す。この場合、レンズのホール出力の個体ばらつきをHGだけで調整するのは困難である。図4においてR4とR41を同一抵抗値にし、SW1をOFFした場合の特性を実線で示す。図3の特性と同じになり、ホール出力ばらつきをHGの調整で行えるようになる。このようにSW1を設けることにより大きさの異なるレンズに対して、可変抵抗器など部品の変更や追加をすることなくゲイン調整が対応可能となる。
さらにSW2により、A2における増幅度を2段階に切り替えることが出来る。図5は、図4の条件でR2とR21を同一抵抗値にして、SW2がOFFの場合を点線で、SW2がONの場合を実線で示す。このように増幅度がほぼ2倍(6dB)違う増幅器として使用出来る。このSW2を設置することにより、前述のSW1の使用と合わせてより広範囲の大きさのレンズ即ちホール出力の異なるレンズに対応することが可能となる。
一方ホール素子は、使用する材料により入力抵抗値が異なる。入力抵抗値が大きいホール素子の場合、あるホール電流以上で電源電圧に当ってしまう問題が発生する。ホール入力抵抗が大きい場合にSW1を開放(OFF)し、ホール入力抵抗が小さい場合にSW1設定を短絡(ON)すれば、ホール素子の入力抵抗値で最適なホール電流を選択することが可能となり、実用上非常に有用である。
図6と図7は、図3の条件でホール素子とマグネットとの位置ずれが発生している場合のHG信号とPOS出力との関係を示した特性図である。図6では、ホール素子の位置ずれがN極の方向にずれている。図7では、ホール素子の位置ずれがS極の方向にずれている場合を示している。前述のように補正レンズの中心位置では、POS出力は1/2VCCになっていなければならない。図6や図7のように補正レンズ即ちホール素子とマグネットとの位置ずれがあると、制御回路からの補正レンズ指令位置に対し、実際の補正レンズの位置がずれてしまい、補正レンズが端に当たり易くなり、正常な手振れの補正が出来ない。またズームレンズの場合、ズーミングによって画面中心の被写体がずれていく問題が発生する。このPOS出力のずれ(オフセット)を図3の状態になるようにHB信号で調整する必要がある。
前述の図2の抵抗R3とDAコンバータDA2により、反転入力端子にオフセットを付けることで、HBの電圧によって正負両方向にPOS出力のオフセット補正を行なうことが出来る。図6のようなオフセットに対してはHBを1/2VCCより小さく、図7のようなオフセットに対してはHBを1/2VCCより大きくするように調整すればよい。オフセット補正は、前述のHGの調整と同様にADコンバータとマイクロコンピュータ等を使用し、HBの値を演算することで実現出来る。
図8はHB信号とPOS出力との関係を示した特性図である。図8ではHB信号が1/2VCCの時、POS出力が1/2VCCの場合を示している。図2の抵抗R3、R31及びR2は、同一抵抗値に設定している。図8の実線がSW3を開放した場合、点線がSW3を短絡した場合の特性である。図8から分かるようにオフセット調整のゲインをSW3で切り替えることが可能であり、ホール出力オフセットのばらつき量に差があるレンズ、すなわち大きさの異なるレンズに対して、可変抵抗器など部品の変更や追加をすることなくオフセット調整が実現出来る。
(実施例2)
図9は、ホール電流切り替え用スイッチSW1と並列にスイッチSW11を、差動増幅器A2の増幅度切り替え用スイッチSW2と並列にスイッチSW21を、オフセット切り替え用スイッチSW3と並列にスイッチSW31を、それぞれ設けた構成例を示す。回路動作は、前述の通りであるので省略するが、図2の構成例では、各スイッチでの抵抗値の選択は2値であったが、図9の例では抵抗値4の値の選択が可能となり、より広範囲なレンズサイズに対応することが可能となる。また図2、図9では各スイッチの開閉制御を直接手振れ補正演算回路からの制御信号に接続しているが、シリアル制御信号線群によるレジスタ制御で行ってもよい。この場合、制御信号の本数を削減出来る利点がある。
図9は、ホール電流切り替え用スイッチSW1と並列にスイッチSW11を、差動増幅器A2の増幅度切り替え用スイッチSW2と並列にスイッチSW21を、オフセット切り替え用スイッチSW3と並列にスイッチSW31を、それぞれ設けた構成例を示す。回路動作は、前述の通りであるので省略するが、図2の構成例では、各スイッチでの抵抗値の選択は2値であったが、図9の例では抵抗値4の値の選択が可能となり、より広範囲なレンズサイズに対応することが可能となる。また図2、図9では各スイッチの開閉制御を直接手振れ補正演算回路からの制御信号に接続しているが、シリアル制御信号線群によるレジスタ制御で行ってもよい。この場合、制御信号の本数を削減出来る利点がある。
このように本発明によれば、大きさの異なるレンズや入力抵抗値の異なるホール素子を使用したレンズに対して、外付け部品や調整工数を掛けることなくゲイン調整及びオフセット調整の電子制御化が可能となる。さらにホール素子を用いた他のアクチュエータ、例えばアイリスメータの制御回路にも容易に展開が可能である。また本構成は、集積回路化が容易で機器への導入が簡単に実現出来るなどの優れた特徴を有する。
20 撮像レンズ
21 撮像素子
22 角速度センサ
1 補正レンズ
6 駆動コイル
8 ホール素子
DA1、DA2 DAコンバータ
A1,A2,A3 差動増幅器
T1 トランジスタ
B1 基準電圧源
B2 電圧源
SW1、SW2、SW3、SW11、SW21、SW31 スイッチ
21 撮像素子
22 角速度センサ
1 補正レンズ
6 駆動コイル
8 ホール素子
DA1、DA2 DAコンバータ
A1,A2,A3 差動増幅器
T1 トランジスタ
B1 基準電圧源
B2 電圧源
SW1、SW2、SW3、SW11、SW21、SW31 スイッチ
Claims (4)
- 撮像レンズと、
前記撮像レンズと一体で可動する角速度センサと、
前記角速度センサの出力から前記補正レンズの制御信号を算出する演算回路と、
前記撮像レンズ内にあって光軸に対して垂直面内の水平垂直2方向に可動する補正レンズと、
前記補正レンズと一体に保持されたホール素子と、
前記補正レンズを駆動する駆動コイルと、
前記駆動コイルに相対して保持されたマグネットと、
前記ホール素子に電流を供給する電流供給回路と、
前記ホール素子の一方の出力が基準電圧と同一になるようにホール素子の電源電圧を制御する第1の差動増幅器と、
前記ホール素子の出力を増幅する電圧増幅回路と、
前記電圧増幅回路の入力電圧にオフセットを与える電圧補正回路と、
を備えたレンズ位置検出装置。 - 前記電流供給回路は、第1のデジタル−アナログ変換器と、前記第1のデジタル−アナログ変換器の出力電圧を分圧する複数個の抵抗器と、前記抵抗器の接続を切り替える1個以上のスイッチと、前記分圧した電圧を電流に変換する電圧−電流変換回路と、を備えた請求項1に記載のレンズ位置検出装置。
- 前記電圧増幅回路は、第2の差動増幅器と、前記第2の差動増幅器の増幅度を決定する複数個の抵抗器と、前記抵抗器の接続を切り替える1個以上のスイッチと、を備えた請求項1に記載のレンズ位置検出装置。
- 前記電圧補正回路は、第2のデジタル−アナログ変換器と、前記第2のデジタル−アナログ変換器の出力と、前記電圧増幅回路の入力に接続された複数個の抵抗器と、前記抵抗器の接続を切り替える1個以上のスイッチと、を備えた請求項1に記載のレンズ位置検出装置。
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KR20110085141A (ko) * | 2010-01-19 | 2011-07-27 | 삼성전자주식회사 | 디지털 영상처리장치 및 방법 |
KR20150063808A (ko) * | 2013-12-02 | 2015-06-10 | 삼성전기주식회사 | 오프셋 보정시스템 및 그 제어방법 |
JP2016007337A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | ローム株式会社 | 脈波センサ |
US11573414B2 (en) | 2018-12-04 | 2023-02-07 | Olympus Corporation | Endoscope system, processor, and endoscope |
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