JP3204929U - 動物用脱出施設 - Google Patents

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裕 石澤
裕 石澤
幹雄 田畑
幹雄 田畑
隆俊 廣瀬
隆俊 廣瀬
大基 藤田
大基 藤田
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Abstract

【課題】季節を問わず安定的に動作可能であり、耐久性に富むとともに、保守・管理の容易な動物用脱出施設を提供する。【解決手段】立設された左右一対の支柱1,1を有し、敷地外と敷地側とを仕切るフェンスの要所に設けられ、該支柱1の長さを有する芯棒2と、芯棒2に挿通することにより回動可能に取り付けられ、敷地外から敷地側へは開放しない一方、敷地側から敷地外へ開放可能なフォーク状部3および3’と、左右一対の支柱1,1間にわたって設置される平板部28を有する面状部であるパネル部4と、を備え、フォーク状部3および3’は、芯棒2に回動可能に挿通する柱状部7と、該柱状部7に固定されるフォーク6と、を備え、パネル部4は地面とフォーク状部3’の間に設置される。【選択図】図1

Description

本考案は動物用脱出施設に関し、特に道路や線路沿いに設置されており鹿などの動物の進入を防止する鹿侵入防止柵などの進入防止施設から、鹿などの動物を安全に柵外へ脱出させるためのワンウェイゲートに関する。
近年、特に北海道地方ではエゾシカの生息数が増加し、道路や鉄道施設における衝突事故(ロードキル、レールキル)の増加など、深刻な問題が生じている。エゾシカのような大型動物との衝突は運転手にとっても危険であり、自然保護と交通安全の両面から対策が求められている。
このような衝突事故を防止するための対策の一環として、道路や鉄道施設に沿って鹿侵入防止柵を設置してエゾシカの道路横断を防止することで、衝突事故防止において一定の成果を上げてきた。
しかしながら、特に鹿侵入防止柵の起終点付近から、エゾシカが侵入することがあるため、侵入した場合でもエゾシカが速やかに道路外へ脱出できるように、動物用脱出装置も鹿侵入防止柵と併せて設置されている。このような動物用脱出装置は、道路や鉄道施設に沿って設置されている鹿侵入防止柵の要所に設置される。
従来、このような動物用脱出装置としてワンウェイゲートやアウトジャンプが知られており、ワンウェイゲートに関して図10および図11に示される施設が提案されている。図10に示される動物用脱出施設400は、フェンス300の一部に、所定の間隔を隔てて、左右の支柱403A,403Bを立設するとともに、これらの支柱403A,403Bに、扉枠402A,402Bを設けて構成されている。これらの扉枠402A,402Bには、バネなどの弾性体を介しフォーク状部404,404・・が回動可能に取り付けられており、道路や鉄道施設の敷地内に侵入したエゾシカが、フォーク状部404,404・・・を道路敷地外側へ押圧することにより開放するようになっており、誤って道路敷地内に侵入したエゾシカなどの動物を、道路敷地外へ退避させることを目的としている。
具体的には図11に示されるように、動物用脱出施設400は、3本程度の鋼棒406,406,406を一組として形成された左右のフォーク状部404,404が道路敷地外側の一方向に回動可能であり、エゾシカが通り抜けた後はバネの弾性力によってフォーク状部404,404が元の状態に復帰し、道路敷地外から再び道路敷地内へ侵入できないようになっている。
実用新案登録第3162813号公報
しかしながら、図10および図11に示される動物用脱出施設では、積雪や下草や蔓植物等によって、最下方のフォーク406の開放動作が妨げられる場合、該フォーク406の上方2つのフォーク406まで開放動作ができなくなり、ワンウェイゲートが円滑に機能せず動物類が敷地外へ脱出する妨げとなる虞があった。また、3本程度の鋼棒406,406,406を一組として形成しているため、鋼棒406を1本でも破損するとフォーク状部404全体を交換しなければならず、保守や管理に難があった。そして、ばねを使用した構造が複雑になってしまい、コストが掛かってしまっていた。
上記問題点を解決するものとして、特許文献1の動物用脱出施設が開示されている。同動物用脱出施設はフェンスの内側に侵入したエゾシカを安全にフェンスの外側へ脱出させるワンウェイゲートで、左右一対の支柱に道路敷地外側から、道路敷地内側へは開放しない一方、逆に道路敷地内側から道路敷地外側へ開放可能なフォーク状部が取り付けられている。
これらのフォーク状部を構成する各フォークは、独立して開閉動作が可能であり、各フォークは上方向、下方向、開方向、閉方向のうち少なくとも何れかの方向、或いはこれらのうち複合した方向への動作を許容するように構成されている。同考案によれば、降雪を伴う冬場でも安定的に動作可能であり、動物の道路敷地外側への脱出を妨げることがなく、且つ耐久性に富むといった長所を有している。
しかしながら、特許文献1記載の動物用脱出施設では、ねじ込み引張ばねの弾性力によりフォークの上下方向の先端位置が決定されるため、降雪によりフォークに雪が付着した場合やねじ込み引張ばねの弾性力が弱くなった場合、下草や蔓植物等がフォークに絡まった場合等に、フォークの先端が下がってしまい、左右のフォークの先端間の隙間が開きすぎてワンウェイゲートが円滑に機能しない虞があった。特に、下方の左右のフォークの先端間の隙間が開きすぎると、小動物の侵入口となってしまう虞があった。また部品や可動部が多く、ばねを使用した構造が複雑になってしまい、やはり保守や管理に難があり、またコストが掛かってしまっていた。
そこで、本考案は、上記問題点を解決するものであって、季節を問わず安定的に動作可能であり、動物の道路敷地外への脱出を妨げることのない動物用脱出施設を提供することを目的とする。また、耐久性に富むとともに構造がシンプルであり、保守・管理の容易な動物用脱出施設を提供することを目的とする。
請求項1の考案は、立設された左右一対の支柱を有し、敷地外と敷地側とを仕切るフェンスの要所に設けられる動物用脱出施設において、前記支柱は、前記支柱の長さを有する芯棒と、前記芯棒に挿通することにより回動可能に取り付けられ、敷地外から敷地側へは開放しない一方、敷地側から敷地外へ開放可能なフォーク状部と、前記左右一対の支柱間にわたって設置される面状部と、を備え、前記フォーク状部は、前記芯棒に回動可能に挿通する柱状部と、該柱状部に固定されるフォークと、を備え、前記面状部は地面と前記フォーク状部の間に設置されることを特徴とする。
請求項2の考案は、前記支柱が複数段の前記フォーク状部を備え、それぞれの前記フォーク状部は独立して開閉動作が可能であり、上下に隣り合う前記フォーク状部同士が第1の間隔を有する第1のフォーク状部と、上下に隣り合う前記フォーク状部同士が第2の間隔を有する第2のフォーク状部と、が存在し、前記第1の間隔が前記第2の間隔よりも広く、第1のフォーク状部は第2のフォーク状部よりも上部に取り付けられることを特徴とする。
請求項3の考案は、前記第1のフォーク状部は、該第1のフォーク状部を閉位置に復帰させる第1の弾性部材を有し、前記第2のフォーク状部は、該第2のフォーク状部を閉位置に復帰させる第2の弾性部材を有し、前記第1の弾性部材は、前記第2の弾性部材よりも弾性力が強いことを特徴とする。
請求項4の考案は、前記フォークは前記柱状部の下部に固定され、前記第1および第2の弾性部材は、前記柱状部の、前記フォークの固定位置付近の高さに取り付けられることを特徴とする。
請求項5の考案は、前記左右一対の支柱のそれぞれに前記フォーク状部を備え、前記フォークは、上下一対の横杆部と、該横杆部の先端を連結した連結部と、を有し、前記横杆部の基端部を縦に並べて前記柱状部に固定することを特徴とする。
請求項6の考案は、前記左右一対の支柱の一方に前記フォーク状部を備え、前記フォークは前記左右一対の支柱間にわたる長さを有し、前記左右一対の支柱の他方に、前記フォークと接触するための受け部を設けたことを特徴とする。
請求項7の考案は、前記面状部は、敷地外と敷地側とを仕切る平板部と、該平板部の左右両端に連結して前記支柱に固定する平板固定用柱状部と、を備え、前記平板固定用柱状部は、前記芯棒に挿通して前記平板部を固定することを特徴とする
請求項1の考案によれば、例えば降雪時にも下方のフォークまで積雪が達する心配が少なく、また草などが下方のフォークに絡まってフォーク状部の回動動作を阻害する心配も少なくなるため、季節を問わず安定的に動物用脱出施設の動作が可能になり、動物類が敷地外へ脱出することを妨げず、また小動物の侵入口となってしまう虞がない。また動物用脱出施設の構成部品が少なく構造がシンプルであり、可動部もフォーク状部の柱状部が回動するのみであるため、動物用脱出施設の保守や管理が容易になる。そして柱状部にフォークを固定するため、フォーク状部の耐久性を増加させ、エゾシカなどの動物の脱出時や積雪時にフォーク状部が破損する可能性を低減させる。
請求項2の考案によれば、例えば下方のフォークの開閉動作が阻害されても、その他のフォークの開閉動作が阻害されないため、季節を問わず安定的に動物用脱出施設の動作が可能になり、動物類が敷地外へ脱出することを妨げない。また、下の第2のフォーク状部のフォークを例えば子供のエゾシカの頭部の高さに設定し、上の第1のフォーク状部のフォークを例えば成獣のエゾシカの頭部の高さに設定することが可能なので、より設置環境に適応した動物用脱出施設を構成できる。
請求項3の考案によれば、子供のエゾシカが敷地外に脱出する時は弱い力でもフォーク状部の開放動作が可能で、閉位置に復帰する時の速度を緩くするように構成でき、また成獣のエゾシカが敷地外に脱出する時はフォーク状部を速やかに閉位置に復帰するように構成できる。
請求項4の考案によれば、動物用脱出施設の組立時の作業が容易になる。
請求項5の考案によれば、フォークの耐久性を向上させ、エゾシカなどの動物の脱出時や積雪時にフォークが変形、破損する可能性を低減させることができ、動物用脱出施設の保守や管理が容易になる。
請求項6の考案によれば、一方の支柱のフォーク状部のみが回動動作を行なうので、構造の簡素化がさらに図れ、動物用脱出施設の製作や組立、保守、管理が容易になる。
請求項7の考案によれば、動物用脱出施設の製作や組立、保守、管理が容易になる。
本考案の実施例1を示す動物用脱出施設の正面図である。 同上、動物用脱出施設の平面図である。 同上、動物用脱出施設のフォーク状部の構造を示した正面図である。 同上、動物用脱出施設のフォーク状部の斜視図である。 同上、動物用脱出施設のフォーク状部の底面図である。 同上、動物用脱出施設のフォーク状部の断面図である。 同上、動物用脱出施設のフォーク状部の構造を示した分解斜視図である。 本考案の実施例2を示す動物用脱出施設の正面図である。 同上、動物用脱出施設の芯棒の要部の正面図である。 従来の動物用脱出施設の概略斜視図である。 同上、動物用脱出施設のフォーク状部の斜視図である。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を説明する。
以下、本発明の実施例1における動物用脱出施設について、図1〜図7を用いて詳述する。動物用脱出施設であるワンウェイゲート100は、道路や鉄道施設に沿って設置される金網製などのフェンス300,300の要所に設置され、道路や鉄道施設の敷地内に侵入したエゾシカなどの動物を敷地外に誘導し、退避させることで衝突事故などを未然に防止するために設置されるものである。なお、フェンス300,300は敷地外と敷地側とを仕切るものであれば良く、金網などの柵に限られずにコンクリートなどの壁なども含まれる。
図1に示されるように、本実施形態のワンウェイゲート100は、主として左右に立設された支柱1,1の軸となる芯棒2,2と、フォーク状部3,3・・・,3’,3’・・・と、パネル部4と、を備えて構成されている。芯棒2は、例えば鋼管などから作成され、支柱1と同程度の長さを有する。芯棒2の設置は、まずアンカーパイプ5を埋設し、芯棒2を該アンカーパイプ5に挿入することにより立設した状態で固定される。アンカーパイプ5と芯棒2との固定方法はここでは説明しない。左右の芯棒2,2は、成獣のエゾシカなどの動物が楽に通過できる位の高さや間隔が必要であり、例えば立設した状態で高さが2100mm程度、間隔が1500mm程度に設定される。
フォーク状部3および3’は、フォーク6と、断面円形の芯棒2,2に回動可能に挿通される柱状部7と、を備える。図3に示されるように、柱状部7は、本体であるフランジ部8、フランジ形状のカバー部9、フランジ部8とカバー部9とを接続する際の緩衝部材となる当りゴム10、柱状部7を回転方向に滑動させるスラストベアリング11を備えて構成されている。また、フォーク状部3および3’は、道路や鉄道施設の敷地外側から敷地内側へは開放しない一方、逆に敷地内側から敷地外側へは開放可能に回動するように構成されている。
具体的には、図4に示されるように、フランジ部8は、上端に芯棒2を挿通させる挿通孔12を有する平坦部13、下端につば部14を備える。また図3に示されるように、カバー部9の内径はフランジ部8の外径よりも大きく、フランジ部8の外周にカバー部9の内周が接触しない程度に形成されるのが好ましい。カバー部9の高さはスラストベアリング11の高さ(厚さ)よりも高く形成されており、そして図7に示されるように、上端には、つば部14と同程度の外径と、芯棒2を挿通させる挿通孔15と、を有する蓋部16を備える。そして、当りゴム10は、フランジ部8のつば部14やカバー部9の蓋部16と同程度の外径を有することが望ましい。また、当りゴム10、つば部14および蓋部16は、同様の場所に連結用のボルト孔を有し、ボルトおよびナットなどで連結できるように構成されている。
また図5および図6に示されるように、フランジ部8は、内部に引張バネ17と、引張バネ17の一端をフランジ部8に固定するボルト18及びナット19と、ボルト18を挿通させるボルト孔20と、逆回転止21を有している。この時、図3に示されるように、ボルト孔20の高さは、フォーク6の基端部22,22の間付近が好ましく、また、逆回転止21の高さはフランジ部8の下端付近が好ましい。
そして、引張バネ17の他端は、芯棒2に形成された貫通孔23に回転止ボルト24を挿通することにより固定される。また、フォーク状部3または3’が閉方向に一定量回転し、閉位置に復帰した時に当該回転止ボルト24の先端部が逆回転止21に干渉するように、貫通孔23を貫通し当該回転止ボルト24の頭部とは反対側に突出して構成され、ナット25で固定される。これによって、平常時ではフォーク状部3および3’を図2で示される閉位置に復帰させることができるようになっている。また図6に示されるように、回転止ボルト24の先端が逆回転止21に干渉した状態で、フォーク6の延長線上に回転止ボルト24が位置するように逆回転止21の設置位置を調整すると、後述するように、芯棒2を固定する際に閉位置のフォーク6の角度が予想できるので、組立時間の節約になる。
フォーク6は丸鋼などから作成され、図3に示されるように、上下一対の横杆部26,26と、該横杆部26,26の先端を連結した連結部27を有する構成となっており、例えばU字状,コ字状やV字状に形成される。また、フォーク6の基端部22,22が柱状部7の下部付近に縦に並べて固定され、柱状部7と一体に成形される。このように形成することによりフォーク6の耐久力が増加し、エゾシカなどの動物の脱出時や積雪時にフォーク6が変形、破損する可能性を低下させることができる。また、図2に示されるように、回転止ボルト24の先端が逆回転止21に干渉した状態であり、フォーク状部3および3’が閉位置の時、左右のフォーク6が上面視で敷地外に向かって山型に位置し、左右のフォーク6の連結部27間の隙間が100mm程度になるように構成されるのが好ましい。
また図1に示されるように、支柱1は複数段のフォーク状部3または3’を備える。具体的には、1本の芯棒2にフォーク状部3または3’は6つ挿通され、第1のフォーク状部たる上の3つのフォーク状部3はフォーク6同士の間隔が広く、第2のフォーク状部たる下の3つのフォーク状部3’はフォーク6同士の間隔が狭くなるように、それぞれの柱状部7の高さが設定されている。また平板部28と最下部のフォーク6の間隔は、フォーク状部3’のフォーク6同士の間隔と併せるように、フォーク状部3およびフォーク状部3’間である、上から3本目と4本目のフォーク6の間隔はフォーク状部3のフォーク6同士の間隔と併せるように、それぞれの柱状部7の高さが設定されている。このようにすることで、フォーク状部3’のフォーク6が子供のエゾシカの頭部の高さに設定され、フォーク状部3のフォーク6が成獣のエゾシカの頭部の高さに設定される。なお、フォーク状部3’の引張バネ17を弾性力の弱いバネにし、フォーク状部3の引張バネ17を弾性力の強いバネにしても良い。
そして図1に示されるように、パネル部4は、平板部28と、平板部28の左右両側にあり、平板部28を固定するパネル固定用柱状部29,29と、を備えて構成されている。平板部28は、例えば鋼などの金属、コンクリートブロック、木材などで作成された板や金属、ナイロンなどで作成された網など、エゾシカなどの動物により破壊されないもので形成されるが、持ち運びや加工、メンテナンスの観点から鋼製の板が好ましい。平板部28の高さは子供のエゾシカが跨げる程度、厚さは成獣のエゾシカなどの動物が蹴るなどしても変形しない程度のものが好ましく、例えば高さ300mm、厚さが3.2mmの鋼板が使用される。
パネル固定用柱状部29は、例えば鋼管などから作成され、芯棒2に挿通される円柱部30と、平板部28と連結する連結部31を有する。円柱部30は上端に芯棒2を挿通させる挿通孔32を有する平坦部33を備え、芯棒2,2に挿通し、ボルトなどで連結部31と平板部28とを連結することにより、平板部28を芯棒2,2に固定する。フォーク状部3’のフォーク6が子供のエゾシカの頭部の高さに設定されるように、パネル固定用柱状部29,29の高さが設定されるのが好ましく、また柱状部7と同程度の直径を有するように形成されるのが好ましい。なお、パネル固定用柱状部29は、パネル部4ではなく芯棒2に一体形成するように構成してもよい。この場合、連結部31の位置により芯棒2の角度を予想できるので、組立時間の節約になる。
次に、図7を参照しつつ、本実施形態のワンウェイゲート100の組立方法を説明すると、上述したように、まずアンカーパイプ5を埋設し、芯棒2をアンカーパイプ5に挿入することにより芯棒2が固定される。この時、芯棒2が有する貫通孔23を参照することにより芯棒2の角度が決定されることが好ましい。次に、パネル部4のパネル固定用柱状部29を芯棒2に挿通し、連結部31に平板部28を連結する。そしてフォーク状部3’および3が取り付けられる。具体的には、スラストベアリング11、カバー部9、当りゴム10を順に芯棒2に挿通させ、その後、あらかじめボルト18及びナット19により引張バネ17の一端をボルト孔20に固定したフランジ部8を芯棒2に挿通させ、回転止ボルト24により引張バネ17の他端を貫通孔23に固定する。この時、フォーク状部3または3’が開放方向に回動すると引張バネ17が伸長するように、引張バネ17が取り付けられる。また、この作業はフランジ部8を当りゴム10やカバー部9と連結する前に行なうため、引張バネ17を固定する貫通孔23の高さはフランジ部8の下端付近に相当する位置が作業を容易にするために好ましく、したがって、回転止ボルト24と干渉する逆回転止21の高さはフランジ部8の下端付近が好ましい。このようにして、フォーク状部3および3’を全て取り付けた後、スラストベアリング11およびカバー部9を順に取り付け、芯棒2の最上部にナットなどの固定手段34を取り付けて組立完了となる。
以上のように、本実施形態の動物用脱出施設であるワンウェイゲート100は、立設された左右一対の支柱1,1を有し、敷地外と敷地側とを仕切るフェンス300,300の要所に設けられ、該支柱1の長さを有する芯棒2と、芯棒2に挿通することにより回動可能に取り付けられ、敷地外から敷地側へは開放しない一方、敷地側から敷地外へ開放可能なフォーク状部3および3’と、左右一対の支柱1,1間にわたって設置される平板部28を有する面状部であるパネル部4と、を備え、フォーク状部3および3’は、芯棒2に回動可能に挿通する柱状部7と、該柱状部7に固定されるフォーク6と、を備え、パネル部4は地面とフォーク状部3’の間に設置される構成となっている。
このように構成することで、例えば降雪時にも下方のフォーク6まで積雪が達する心配が少なく、また草などが下方のフォーク6に絡まってフォーク状部3’の回動動作を阻害する心配も少なくなるため、季節を問わず安定的にワンウェイゲート100の動作が可能になり、動物類が敷地外へ脱出することを妨げず、また小動物の侵入口となってしまう虞がない。またワンウェイゲート100の構成部品が少なく構造がシンプルであり、可動部もフォーク状部3および3’の柱状部7が回動するのみであるため、ワンウェイゲート100の保守や管理が容易になる。そして柱状部7にフォーク6を固定するため、フォーク状部2の耐久性を増加させ、エゾシカなどの動物の脱出時や積雪時にフォーク状部3および3’が破損する可能性を低減させる。
また、本実施形態の動物用脱出施設であるワンウェイゲート100は、支柱1が複数段のフォーク状部3および3’を備え、それぞれのフォーク状部3および3’は独立して開閉動作が可能であり、上下に隣り合うフォーク状部3同士の間隔が第1の間隔を有する第1のフォーク状部たる上のフォーク状部3と、上下に隣り合うフォーク状部3’同士の間隔が第2の間隔を有する第2のフォーク状部たる下のフォーク状部3’と、が存在し、第1の間隔が第2の間隔よりも広く構成され、フォーク状部3はフォーク状部3’よりも上部に取り付けられる。
このように構成することで、例えば最下方のフォーク6の開閉動作が阻害されても、その他のフォーク6の開閉動作が阻害されないため、季節を問わず安定的にワンウェイゲート100の動作が可能になり、動物類が敷地外へ脱出することを妨げない。また、下のフォーク状部3’のフォーク6を例えば子供のエゾシカの頭部の高さに設定し、上のフォーク状部3のフォーク6を例えば成獣のエゾシカの頭部の高さに設定することが可能なので、より設置環境に適応したワンウェイゲート100を構成できる。
また、本実施形態の動物用脱出施設であるワンウェイゲート100は、フォーク状部3は、該フォーク状部3を閉位置に復帰させる第1の弾性部材である引張バネ17を有し、フォーク状部3’は、該フォーク状部3’を閉位置に復帰させる第2の弾性部材である引張バネ17を有し、第1の弾性部材の引張バネ17は、第2の弾性部材の引張バネ17よりも弾性力が強く構成されている。
このように構成することで、子供のエゾシカが敷地外に脱出する時は弱い力でもフォーク状部3’の開放動作が可能で、閉位置に復帰する時の速度を緩くするように構成でき、また成獣のエゾシカが敷地外に脱出する時はフォーク状部3を速やかに閉位置に復帰するように構成できる。
また、本実施形態の動物用脱出施設であるワンウェイゲート100は、フォーク6は柱状部7の下部に固定され、第1および第2の弾性部材である引張バネ17は、柱状部7の、フォーク6の固定位置付近である基端部22,22の固定位置付近の高さに取り付けられる。
このように構成することで、ワンウェイゲート100の組立時の作業が容易になる。
また、本実施形態の動物用脱出施設であるワンウェイゲート100は、左右一対の支柱1,1のそれぞれにフォーク状部3および3’を備え、フォーク6は、上下一対の横杆部26,26と、該横杆部26,26の先端を連結した連結部27を有し、該横杆部26,26の基端部22,22を縦に並べて柱状部7に固定する構成になっている。
このように構成することで、フォーク6の耐久性を向上させ、エゾシカなどの動物の脱出時や積雪時にフォーク6が変形、破損する可能性を低減させることができ、ワンウェイゲート100の保守や管理が容易になる。
また、本実施形態の動物用脱出施設であるワンウェイゲート100は、パネル部4は、敷地外と敷地側とを仕切る平板部28と、平板部28の左右両端に連結して支柱1,1に固定する平板固定用柱状部であるパネル固定用柱状部29,29と、を備え、パネル固定用柱状部29,29は、芯棒2,2に挿通して平板部28を固定する構成になっている。
このように構成することで、ワンウェイゲート100の製作や組立、保守、管理が容易になる。
図8〜図9は本発明の実施例2における動物用脱出施設を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、共通する箇所の説明を極力省略して詳述する。
図8は、動物用脱出施設であるワンウェイゲート200の正面図を示したものである。本実施形態のワンウェイゲート200は、支柱1,1’が左右に立設されるが、実施例1のワンウェイゲート100と異なり、一方の支柱1に直線状のフォーク35,35・・・がフランジ部8に水平に取り付けられる。これらの直線状のフォーク35は支柱1,1’間にわたる長さを有し、具体的には他方の支柱1’である芯棒2’に届く程度の長さを有する。また、エゾシカなどの動物への危険防止のため、フォーク35の先端に樹脂キャップ36を備える。フォーク35の直径は、積雪時や動物類が敷地外に脱出する時に中折れしない程度が好ましく、具体的には直径13mm程度である。
また図8に示されるように、一方の支柱1の軸となる芯棒2にフォーク状部3および3’は9つ挿通され、上の4つのフォーク状部3のフォーク35同士の間隔が広く、下の5つのフォーク状部3’のフォーク35同士の間隔が狭くなるように柱状部7の高さが設定されている。また平板部28と最下部のフォーク35の間隔は、フォーク状部3’のフォーク35同士の間隔と併せるように、フォーク状部3およびフォーク状部3’間である、上から4本目と5目のフォーク35の間隔はフォーク状部3のフォーク35同士の間隔と併せるように、それぞれの柱状部7の高さが設定されている。このようにすることで、実施例1と同様に、フォーク状部3’のフォーク35が子供のエゾシカの頭部の高さに設定され、フォーク状部3のフォーク35が成獣のエゾシカの頭部の高さに設定される。
また図9に示されるように、芯棒2’にはフォークは取り付けられておらず、直線状のフォーク35,35・・・と接触する箇所にL字状の受け部37,37・・・が取り付けられる。受け部37は、耐久性の向上のために金属製であることが好ましく、動物類が敷地外からフォーク35と接触した際にフォーク35が撓んでも受け部37から外れない程度の大きさが好ましい。具体的には、3mm程度の厚さの金属板で形成され、受け部37の背面部が高さおよび幅が40mm程度、底面部が奥行きおよび幅が40mm程度で構成されるのが好ましい。
芯棒2’は、耐久性の向上のため、芯棒2と同様に鋼管より形成されることが好ましく、受け部37,37・・・が直接取り付けられる。
以上のように、本実施形態のワンウェイゲート200は、立設された左右一対の支柱1,1’を有し、敷地外と敷地側とを仕切るフェンス300,300の要所に設けられ、一方の支柱1は、該支柱1の長さを有する芯棒2と、芯棒2に挿通することにより回動可能に取り付けられ、敷地外から敷地側へは開放しない一方、敷地側から敷地外へ開放可能なフォーク状部3および3’と、左右一対の支柱1,1’間にわたって設置される平板部28を有する面状部であるパネル部4と、を備え、フォーク状部3および3’は、芯棒2に回動可能に挿通する柱状部7と、該柱状部7に固定されるフォーク35と、を備え、パネル部4は地面とフォーク状部3’の間に設置される構成となっている。
このように構成することでも、例えば降雪時にも下方のフォーク35まで積雪が達する心配が少なく、また草などが下方のフォークに絡まってフォーク状部3’の回動動作を阻害する心配も少なくなるため、季節を問わず安定的にワンウェイゲート200の動作が可能になり、動物類が敷地外へ脱出することを妨げず、また小動物の侵入口となってしまう虞がない。
また本実施形態のワンウェイゲート200は、左右一対の支柱1,1’の一方の支柱1にフォーク状部3および3’を備え、フォーク35は左右一対の支柱1,1’間にわたる長さを有し、他方の支柱1’に、フォーク35と接触するための受け部37を設けた構成となっている。
このように構成することで、一方の支柱1のフォーク状部3および3’のみが回動動作を行なうので、構造の簡素化がさらに図れ、ワンウェイゲート200の製作や組立、保守、管理が容易になる。
なお、本考案は本実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では平板部28を左右の支柱1,1に固定したが、地面をコンクリートで舗装した場合は、平板部28の該当箇所にコンクリートブロック等を設置し、地面のコンクリートと一体形成してもよい。また、実施例ではパネル部4は回動動作をしないが、実施例1において、平板部28を中間から分割し、パネル固定用柱状部29,29を柱状部7と同様に芯棒2を軸に回動するように構成してもよい。また、実施例2において、芯棒2’には平板部28を連結せず、パネル固定用柱状部29を柱状部7と同様に芯棒2を軸に回動するように構成してもよい。
1,1’ 支柱
2,2’ 芯棒
3,3’ フォーク状部
4 パネル部
6,35 フォーク
7 柱状部
17 引張バネ
22 基端部
26 横杆部
27 連結部
28 平板部
29 パネル固定用柱状部
37 受け部
100,200 ワンウェイゲート
300 フェンス

Claims (7)

  1. 立設された左右一対の支柱を有し、敷地外と敷地側とを仕切るフェンスの要所に設けられる動物用脱出施設において、
    前記支柱は、
    前記支柱の長さを有する芯棒と、
    前記芯棒に挿通することにより回動可能に取り付けられ、敷地外から敷地側へは開放しない一方、敷地側から敷地外へ開放可能なフォーク状部と、
    前記左右一対の支柱間にわたって設置される面状部と、を備え、
    前記フォーク状部は、前記芯棒に回動可能に挿通する柱状部と、該柱状部に固定されるフォークと、を備え、
    前記面状部は地面と前記フォーク状部の間に設置されることを特徴とする動物用脱出施設。
  2. 前記支柱が複数段の前記フォーク状部を備え、
    それぞれの前記フォーク状部は独立して開閉動作が可能であり、
    上下に隣り合う前記フォーク状部同士が第1の間隔を有する第1のフォーク状部と、上下に隣り合う前記フォーク状部同士が第2の間隔を有する第2のフォーク状部と、が存在し、
    前記第1の間隔が前記第2の間隔よりも広く、第1のフォーク状部は第2のフォーク状部よりも上部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の動物用脱出施設。
  3. 前記第1のフォーク状部は、該第1のフォーク状部を閉位置に復帰させる第1の弾性部材を有し、
    前記第2のフォーク状部は、該第2のフォーク状部を閉位置に復帰させる第2の弾性部材を有し、
    前記第1の弾性部材は、前記第2の弾性部材よりも弾性力が強いことを特徴とする請求項2に記載の動物用脱出施設。
  4. 前記フォークは前記柱状部の下部に固定され、
    前記第1および第2の弾性部材は、前記柱状部の、前記フォークの固定位置付近の高さに取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の動物用脱出施設。
  5. 前記左右一対の支柱のそれぞれに前記フォーク状部を備え、
    前記フォークは、上下一対の横杆部と、該横杆部の先端を連結した連結部と、を有し、
    前記横杆部の基端部を縦に並べて前記柱状部に固定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動物用脱出施設。
  6. 前記左右一対の支柱の一方に前記フォーク状部を備え、
    前記フォークは前記左右一対の支柱間にわたる長さを有し、
    前記左右一対の支柱の他方に、前記フォークと接触するための受け部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動物用脱出施設。
  7. 前記面状部は、敷地外と敷地側とを仕切る平板部と、該平板部の左右両端に連結して前記支柱に固定する平板固定用柱状部と、を備え、
    前記平板固定用柱状部は、前記芯棒に挿通して前記平板部を固定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の動物用脱出施設。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6978655B1 (ja) * 2021-05-10 2021-12-08 大戸 留美 動物侵入防止柵

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