JP3204695B2 - 液体進入防止装置 - Google Patents

液体進入防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内に液体を注入
し、容器に所定量の液体が充填されると液体の注入を自
動的に停止する必要がある容器等に、フロート弁等に代
えて用いられる液体進入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器内を吸引して負圧にすることにより
液体を充填する場合、容器内に液体が満たされると、吸
引ポンプ等に液体が流れ込まないように、吸引を停止す
る必要がある。かかる停止手段として、フロート式止水
弁が挙げられる。
【0003】図6はフロート式止水弁の一例を示してお
り、図5は図6のフロート式止水弁を用いた容器を示し
ている。フロート式止水弁8は、枠体1の内部に、フロ
ート籠2が収納され、該フロート籠2には軟質ウレタン
フォーム等のシール材3が装入されている。枠体1は、
容器の排気管5に嵌合するようにして取り付けられ、側
壁のスリット4から容器内を吸引又は排気できるように
なっている。このようなフロート式止水弁8において、
液面7の上昇に応じてフロート籠2が上昇し、ついに
は、シール材3が排気管5の排気口6を塞いでしまうこ
とにより、吸引を停止する。そして、吸引の停止によ
り、容器10への液体充填が停止する。
【0004】なお、図5中、9は注入管であり、排気管
5を通じて容器内が吸引されると、注入管9から液体が
注入される。このフロート式止水弁8は、吸引により液
体を注入する場合に限らず、内部が常圧の容器10や液
体に正圧をかけて、単に液体を注入する場合も同様であ
る。かかる場合、排気口6は空気抜き穴として作用し、
シール材3が排気口6を塞ぐと、容器10への注入が不
可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フロート式止
水弁8の場合、吸引力が大きく液体の注入速度が速い場
合や多量の泡が発生した場合、フロート籠2が液面7あ
るいは泡の最上部に応じて上昇せず、シール材3が排気
口6をシールできないため、過剰に注入された液体が排
気口6を通過して流出し、吸引ポンプに吸引されるとい
う問題がある。また、固形の浮遊物が液体に含まれてい
る場合、この浮遊物がシール材3と排気口6のシール面
の間に挟まって吸引を完全に停止できないこともある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、泡のような気体が分
散した液体や湿った空気等のように液体が混入した気体
(以下、これらをまとめて液体混合気体という)が発生
しても、あるいは固形の浮遊物が混入している液体が発
生しても、液体を外部に洩らさず、吸引による液体の注
入を確実に停止することができる液体進入防止装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液体進入防止装
置は、気体の通路内に設けられた支持層間に、通路を通
過する液体を吸収して膨潤する高分子物質と、該高分子
物質は通過できないが気体は通過できる孔を有する多孔
性物質とが、気体通過方向で互いに隣接する別々の層と
して充填され、前記支持層に撥水又は疎水加工が施され
ていることを特徴とする(請求項1)。
【0008】なお、親油性の液体の場合には、前記支持
層に撥油加工を施こすようにすればよい(請求項2)。
また、本発明において、前記支持層又は多孔性物質に吸
湿剤を塗布してもよいし(請求項3)、抗菌剤又は除菌
剤を前記支持層に塗布し若しくは前記高分子物質と混合
して充填してもよい(請求項4)。更に、本発明におい
て、消臭剤や芳香剤と前記高分子物質と混合して充填す
ることもできる(請求項5)。
【0009】
【作用】本発明の液体進入防止装置は、高分子物質を気
体の流入側とし、多孔性物質を流出側として、通路内に
設けて使用される。液体が混合していない乾燥状態の気
体は液体進入防止装置を通過する。一方、液体混合気体
が液体進入防止装置に流入すると、液体成分は高分子物
質に吸収され、気体成分だけが液体進入防止装置から流
出する。多量の液体成分が液体進入防止装置に流入する
と、液体成分を吸収した高分子物質が膨潤ゲル化して、
多孔性物質の孔を塞いで気体も流出できないようにし
て、高分子物質が吸収できる以上の液体成分が液体進入
防止装置に流入するのを防ぎ、ひいては流出側に液体が
進入するのを防止する。
【0010】このような液体進入防止装置は、従来のフ
ロート式止水弁8ように、シール材3等の物理的移動を
伴わずに固定状態で作用するので、液体混合気体の発生
状態、液体の種類、固型浮遊物の有無に拘らず、液体が
流出側に洩れ出るのを防止する。また、本発明の液体進
入防止装置では、最初に気体が接触する支持層が撥水性
(撥油性)を有するので、通常流通する気体に含まれる
少量の水分(油分)であれば、その水分(油分)は支持
層によってカットされる。そして、高分子物質と多孔性
物質が気体通過方向で互いに隣接する別々の層として支
持層間に充填されているため、仮に支持層が親水化(親
油化)しても高分子物質がその水分(油分)を吸収す
る。このため、多孔性物質が少量の水分(油分)の影響
で目詰まりすることがなく、停止すべき液体が流れたと
きだけ確実に流路を遮断する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の液体進入防止装置を、図面に
基づいて説明する。図1に示す液体進入防止装置15
は、2つの多孔性物質12a、12b間に高分子物質1
1が充填され、各多孔性物質12a、12bの高分子物
質11と接しない側に、多孔性支持層13a、13bが
配置されたものである。図1中、14は液体進入防止装
置15のケーシングの内壁であり、ケーシングの外形は
液体進入防止装置の使用条件等により適宜選択される。
【0012】上記多孔性物質12a、12bは、気体が
通過できるように連続気泡を有し、且つ孔径は高分子物
質11が溢れないように、使用する高分子物質の粒径よ
りも小さいものである。多孔性物質の種類及び厚み等に
ついては特に限定しない。このような多孔性物質として
は、例えば、連続発泡体の軟質ウレタンフォーム、独立
気泡と連続発泡とが混在しているゴム系スポンジ、ペー
パーフィルター、又は不織布等のフィルターを用いるこ
とができる。なお、12a、12bは、同種の多孔性物
質を用いてもよいし、異なる種類の多孔性物質を用いて
もよい。また、多孔性物質12a、12bは、高分子物
質が溢れないようにする役割だけでなく、気体中に含ま
れる比較的大きめの粉塵等、あるいは医療用容器であれ
ばウイルス、菌等の除去機能も発揮する。
【0013】多孔性物質12a、12b間に充填される
高分子物質11は、容器に注入される液体を吸収して膨
潤する性質を有するもので、液体の種類により適宜選択
される。例えば、注入される液体が主に水分であれば、
ポリアクリル酸ソーダ、でん粉とポリアクリル酸とのグ
ラフト共重合物、酢酸ビニルとアクリル酸メチルとの共
重合物のケン化物、酢酸ビニルと無水マレイン酸共重合
物のケン化物、イソブチレンと無水マレイン酸共重合物
のケン化物等の高吸水性ポリマーが用いられる。注入さ
れる液体が主に親油性の液体であれば、ポリノルボルネ
ン等の高吸油性ポリマーが用いられる。血液等の血清タ
ンクが主成分の廃液に対しては、アルデヒド系化合物の
粉末を用いてもよい。高分子物質の充填量は、高分子物
質と多孔性物質との接触面積、多孔性物質の孔の割合、
液体の種類等により適宜選択される。
【0014】支持層13a、13bは、多孔性物質から
なり、用途に応じて格子状のプラスチック板、ガーゼ又
は綿布のように比較的目粗の布から目の細かい不織布な
どを用いることができる。本実施例において、多孔性物
質12a及び支持層13aを流入側に配置すると、気体
は白抜き矢印方向に流れる。このように状態において、
粉塵、細菌、ウィルス等が混合した乾燥状態の気体が液
体進入防止装置に流入する場合、細菌、ウィルス等は多
孔性物質12aで濾過されて、乾燥気体のみが流出す
る。
【0015】また、液体混合気体が流入する場合、液体
混合気体は支持層13a及び多孔性物質12aは通過で
きるが、液体成分は高分子物質11のところで吸収さ
れ、乾燥気体のみが多孔性物質12b、支持層13bを
通過して流出側に出る。そして、多量の液体成分を吸収
した高分子物質は、膨潤して多孔性物質12bの孔を塞
ぐ。このようにして、液体成分を含んだ気体が通過しよ
うとしても、液体進入防止装置にて液体成分が流出側へ
流出するのを防止する。また、液体進入防止装置10を
密閉容器又は吸引により液体を注入する容器に用いた場
合には、多孔性物質12b又は支持層13bの孔を塞ぐ
ことにより液体の注入を停止する弁としての役割も果た
す。
【0016】また、本実施例の液体進入防止装置15で
は、前記支持層13a、13bに発水又は疎水加工が施
されている。例えば、液体が水分である場合、支持層1
3a、13bに発水又は疎水加工を施すことにより、液
体進入防止装置15内にエアゾール(蒸気状の液体が混
入している気体)が進入するのを防止でき、水分の進入
防止効果がより向上する。
【0017】また、液体が親油性液体であればシリコー
ン等を塗布して油分をはじくようにすることにより、水
分の進入防止の場合と同様に液体の進入防止効果が向上
する。あるいは、流入側に配置される支持層13a又は
多孔性物質12aにシリカゲル等の吸湿剤を塗布しても
よい。液体混合気体に含まれる液体成分が、高分子物質
11に吸収される前に予め吸湿剤で吸収されることによ
り、高分子物質11の膨潤ゲル化に伴う流出側の多孔性
物質12bの孔を塞ぐまでの時間が延長され、ひいては
液体進入防止装置としての寿命が延びる。
【0018】さらに、多孔性物質12a、12b又は支
持層13a、13bに種々の処理を施したり、高分子物
質11に種々の機能を有する物質を混合したりすること
により、液体進入防止効果を高めるだけでなく、種々の
機能を付与することもできる。例えば、医療用廃液を貯
留するのに用いる液体進入装置であれば、抗菌剤や除菌
剤を支持層13a、13bに塗布したり、高分子物質と
混合して多孔性物質12a、12b間に充填することに
より、より有効にウイルス等が外部に洩れるのを防止で
きる。さらにまた、消臭剤や芳香剤等を高分子物質と混
合して多孔性物質12a、12b間に充填することによ
り、流出気体の除臭が可能となる。
【0019】またさらに、リトマス紙、pH試験紙、そ
の他の試験紙又試験薬を支持層13a、13bに塗布し
たり、高分子物質と混合して多孔性物質12a、12b
間に充填することにより、注入される液体の化学的変化
を検査することもできる。また本発明の液体進入防止装
置は、図1に示すような構成に限らず、流入側に配置さ
れている支持層13a及び多孔性物質12aに代えて、
気体を通過させることができ、且つ高分子物質11が溢
れ落ちないような適当な保持手段を用いてもよいし、あ
るいは多孔性物質と高分子物質との組合せを複数個配置
してもよい。
【0020】図2に、流入側に配置されている支持層1
3a及び多孔性物質12aに代えて、多孔性のネット又
は膜からなる支持層23aを用いた液体進入防止装置の
構成を示す。図2において、21は高分子物質であり、
22は多孔性物質である。図3に、多孔性物質の充填部
を2つ(26a、26b)設けた場合の液体進入防止装
置の構成を示す。このように多孔性物質が充填された部
分を複数とすることにより、流入側の高分子物質26a
で吸収できなかった液体を流出側の高分子物質26bで
吸収して、液体の進入防止をより確実なものとする。気
体の流通速度が高分子物質の膨潤速度よりも速い場合に
特に効果的である。
【0021】次に、図1に示す液体進入防止装置15
を、具体的に取り付けた容器について、図4に基づいて
説明する。図4は、外科手術の際に体腔内又は切開部か
ら排出される体液や該体液を洗浄するのに使用する生理
的食塩水等の医療用廃液の収集処理容器の構成を示す図
である。医療用廃液の収集処理容器は、廃液が取扱者に
直接接触しないように、体腔内から直接吸引して所定量
の廃液が注入されると自動的に注入を停止するように構
成されている。
【0022】図4において、31は廃液を貯留する容器
本体であり、容器本体31の蓋部32には、液体を注入
するための注入管33及び吸引ポンプ等に接続される吸
引管34が備えられている。吸引管34は、図1に示す
構成を有する液体進入防止装置15を介して、吸引ポン
プ(図示せず)の吸引チューブ36と接続している。以
上のような構成を有する医療用廃液の収集処理容器にお
いて、吸引ポンプで吸引して容器本体31内を負圧にす
ると、注入管33より廃液が容器本体31内に注入され
る。一方、吸引管34から容器本体31内部の空気が吸
引されるが、廃液の注入に伴い、空気に液体が混合した
液体混合気体や、ときには泡が発生して吸引管34に吸
引されることもある。
【0023】これらの液体混合気体が吸引管34を通過
すると、液体進入防止装置15において、液体混合気体
中の液体が高分子物質11(支持層13a、又は多孔性
物質12aに吸湿処理が施されている場合にはさらに支
持層13a、又は多孔性物質12a)に吸収される。従
って、液体進入防止装置15を通過できるのは液体混合
気体中の気体のみであるから、吸引チューブ36を通過
するのは液体分を含まない乾燥状態の気体である。従っ
て、泡等が発生している状態で吸引し続けても、液体進
入防止装置15にて液体分のみ吸収されるので、従来の
ように、泡が吸引ポンプに吸引されることはない。
【0024】そして、液体分を吸収した高分子物質11
は、膨潤して流出側の多孔性物質12bの孔を塞ぎ、つ
いには多孔性物質12bの高分子物質11と接触してい
る面における全ての孔を塞いで、吸引状態を解除する。
吸引状態が解除される時期については、液体進入防止装
置15に充填される高分子物質量、液体混合気体の発生
状況等により異なるが、たとえ液面が吸引管34にまで
達したにも拘らず、尚吸引状態が解除されなくても、液
面が液体進入防止装置内に流入すると高分子物質は直ち
に膨潤して流出側の多孔性物質12bの孔を塞いでしま
うので、吸引チューブ36にまで廃液が流出することは
ない。
【0025】また、本発明の液体進入防止装置では、高
分子物質自体で構成される膜や織物と比べて高分子物質
が安定に保持されているので、このような使用において
吸引力が強くても、高分子物質が吸引により次第に破壊
されることもなく、廃液その他の液体成分をシャッタア
ウトできる。従って、本実施例の液体進入防止装置を用
いれば、液体の種類、液体混合空気の発生に拘らず、吸
引ポンプへの液体の進入を防止する。多孔性物質の孔が
塞がれた液体進入防止装置は再利用できないが、液体進
入防止装置を廃液収集処理容器と脱着可能に作成するこ
とにより、容器本体自体は繰り返し使用できる。液体収
集処理容器が使い捨てタイプの場合には、液体進入防止
装置と容器本体とを樹脂で一体成形してもよい。
【0026】なお、本発明の液体進入防止装置は、上記
医療用廃液の収集処理容器に限らず、泡等が発生しやす
い液体の吸引ポンプの一般的な弁としても有効である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高分子物質の液体吸収に伴う膨潤作用で多孔性物質の孔
を閉塞するようにしているので、液体混合気体の発生や
液体の種類等に拘らず、流出側に液体が進入するのを確
実に防止できる(請求項1及び2)。
【0028】本発明によれば、支持層又は多孔質物質に
吸湿剤が塗布されているので、液体混合気体に含まれる
液体成分が高分子物質に吸収される前に予め吸湿剤で吸
収され、これによって高分子物質の膨潤ゲル化に伴う多
孔性物質の孔閉塞までの時間が延長され、装置の寿命を
延ばすことができる(請求項3)。
【0029】また、本発明によれば、抗菌剤又は除菌剤
が支持層に塗布され若しくは高分子物質と混合して充填
されているので、流出気体によってウイルス等が外部に
洩れるのを有効に防止することができる(請求項4)。
更に、本発明によれば、消臭剤や芳香剤が高分子物質と
混合して充填されているので、流出気体の防臭を行うこ
とができる(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の液体進入防止装置の構成を示
す図である。
【図2】本発明の他の実施例の液体進入防止装置の構成
を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例の液体進入防止装置の構成
を示す図である。
【図4】図1に示す液体進入防止装置を取り付けた医療
用廃液の収集処理容器の構成を示す図である。
【図5】従来の液体進入防止装置の一例であるフロート
式止水弁の構成を示す図である。
【図6】図5に示すフロート式止水弁を取り付けた医療
用廃液の収集処理容器の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 高分子物質 12a 多孔性物質 12b 多孔性物質 13a 支持層 13b 支持層 15 液体進入防止装置 21 高分子物質 22 多孔性物質 23a 支持層 23b 支持層 25a 高分子物質 25b 高分子物質 26a 多孔性物質 26b 多孔性物質 26c 多孔性物質 27a 支持層 27b 支持層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 美恵 大阪府堺市浜寺船尾町東4丁36番地 大 研医器株式会社 総合研究所内 (72)発明者 小林 真澄 愛知県名古屋市東区砂田橋4丁目1番60 号 三菱レイヨン株式会社 商品開発研 究所内 (56)参考文献 特開 平3−144365(JP,A) 実開 昭60−24323(JP,U) 特表 昭63−500571(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 2/00 A61M 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体の通路内に設けられた支持層間に
    通路を通過する液体を吸収して膨潤する高分子物質と、
    該高分子物質は通過できないが気体は通過できる孔を有
    する多孔性物質とが、気体通過方向で互いに隣接する別
    々の層として充填され、前記支持層に撥水又は疎水加工
    が施されていることを特徴とする液体進入防止装置。
  2. 【請求項2】 気体の通路内に設けられた支持層間に
    通路を通過する液体を吸収して膨潤する高分子物質と、
    該高分子物質は通過できないが気体は通過できる孔を有
    する多孔性物質とが、気体通過方向で互いに隣接する別
    々の層として充填され、前記支持層に撥油加工が施され
    ていることを特徴とする液体進入防止装置。
  3. 【請求項3】 前記支持層又は前記多孔質物質に吸湿剤
    が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の
    体進入防止装置。
  4. 【請求項4】 抗菌剤又は除菌剤が前記支持層に塗布さ
    れ若しくは前記高分子物質と混合して充填されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体進
    入防止装置。
  5. 【請求項5】 消臭剤や芳香剤が前記高分子物質と混合
    して充填されていることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の液体進入防止装置。
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