JP3204432U - 水素水生成機能一体型の浄水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水素水生成機能が一体的に搭載された浄水装置を提供することである。【解決手段】水素水生成機能一体型の浄水装置10は、水道水をろ過して浄水を生成するフィルタ部12と、フィルタ部12から排出された浄水を貯留し、外部に排出するための浄水排出経路が接続されるタンク部14と、フィルタ部12から排出された浄水に対し、固体高分子電解質を用いて水素水を生成し、外部に排出するための水素水排出経路が接続されるPEM式水素水生成部16と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、水素水生成機能一体型の浄水装置に関する。
従来、水道水等をろ過して浄水を生成する浄水装置が開発されている。例えば、特許文献1には、簡単な構造で水道水等から不純物等を除去すると共にカルシウムやマグネシウム等のミネラルを多量に含んだ美味な飲料水を得ることができる浄水フィルタを含む浄水装置が開示されている。
また、近年、人体に有害な活性酸素を除去する効用を有する水素水が注目されており、様々な水素水生成装置が開発されている。例えば、特許文献2には、溶存水素水の生成効率を高くでき、製造コストの上昇を防ぐことができる溶存水素水生成装置が開示されている。
一般的に、会社や家庭などにおいて、浄水と水素水の双方を飲用したい場合は、フィルタ等を備えた浄水装置と、この浄水装置とは別に電気分解方式や気体過飽和式などによって水素水を生成する水素水発生装置を設置する必要があり、設置スペース等の関係から両装置を一体化することが求められている。
本考案の目的は、水素水生成機能が一体的に搭載された浄水装置を提供することである。
本考案に係る水素水生成機能一体型の浄水装置は、水道水をろ過して浄水を生成するフィルタ部と、前記フィルタ部から排出された前記浄水を貯留し、外部に排出するための浄水排出経路が接続されるタンク部と、前記フィルタ部から排出された前記浄水に対し、固体高分子電解質を用いて水素水を生成し、前記外部に排出するための水素水排出経路が接続されるPEM式水素水生成部と、を備えることを特徴とする。
また、本考案に係る水素水生成機能一体型の浄水装置において、前記水素水排出経路は、前記PEM式水素水生成部から生成された前記水素水を貯留せずに直接排出する経路であることが好ましい。
本考案によれば、水道水をろ過するフィルタ部によって生成された浄水に対し、固定高分子電解質を用いたPEM式を採用して水素水を生成しており、アルカリ水電解方式などに比べてコンパクトに形成することができる水素水生成部が浄水装置に搭載されている。したがって、水素水生成機能が一体的に搭載された浄水装置を提供することができ、ユーザーは浄水とともに水素水も飲むことができ便利である。
以下に、本考案に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。 以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、水素水生成機能一体型の浄水装置10を示す図であり、図1(a)は正面図を示し、図1(b)は側面図を示している。図2は、水素水生成機能一体型の浄水装置10の構成図である。水素水生成機能一体型の浄水装置10は、水道水を浄化して生成された浄水と水素水の双方を飲用することを可能とする浄水装置である。
水素水生成機能一体型の浄水装置10は、フィルタ部12と、タンク部14と、PEM式水素水生成部16と、水道水供給部20と、水道水供給経路部22と、分岐栓部24と、第1供給経路部26と、第2供給経路部28と、浄水排出経路部30と、浄水排出弁部32と、水素水排出経路部34と、水素水排出弁部36と、酸素排出経路部38とを備え、これらが縦長の略直方体形状のケース体11の内部に収納されている。
フィルタ部12は、水道水をろ過して浄水を生成する機能を有する。フィルタ部12の上流側には、水道水を流通させるための水道水供給経路部22が接続されている。水道水供給経路部22は、内部に水道水を流す流通経路を有する配管であり、その上流側には水道水供給部20が接続されている。水道水供給部20は、水道水を給水する蛇口等に接続可能な構造を有している。
フィルタ部12は、プレフィルタ部12aと、合金フィルタ部12bと、活性炭フィルタ部12cと、膜フィルタ部12dを備える。
プレフィルタ部12aは、水道水供給部20から水道水が流入してきた際に最初に通過する第1のフィルタである。プレフィルタ部12aは、その内部を水道水が通過することにより、水道水に混入する塵等を除去した後、合金フィルタ部12bに対して排出する機能を有する。
合金フィルタ部12bは、プレフィルタ部12aから流入してきた水道水が次に通過する第2のフィルタである。合金フィルタ部12bは、殺菌力を有する金属、例えば、銀や銅を含んだフィルタを内部に備えており、その合金フィルタ内部を水道水が通過することにより金属イオンが水中に混入して、水道水を殺菌し、活性炭フィルタ部12cに対して排出する機能を有する。
活性炭フィルタ部12cは、合金フィルタ部12bから流入してきた浄水が次に通過する第3のフィルタである。活性炭フィルタ部12cは、プレフィルタ部12aや合金フィルタ部12bによっても除去しきれなかった微細な塵や匂い成分を吸着して除去し、膜フィルタ部12dに対して排出する機能を有する。
膜フィルタ部12dは、活性炭フィルタ部12cから流入してきた浄水が次に通過する第4のフィルタである。膜フィルタ部12dは、NF膜やRO膜などの逆浸透膜を用いて形成され、活性炭フィルタ部12cから流入した浄水が逆浸透膜を通過させた後、フィルタ部12から浄水を外部に対して排出する機能を有する。
分岐栓部24は、上流側がフィルタ部12の下流側に接続されており、下流側が第1供給経路部26及び第2供給経路部28に接続される。分岐栓部24は、フィルタ部12から流入された浄水を2つに分岐させて排出する機能を有する。
第1供給経路部26は、内部に水道水を流す流通経路を有する配管であり、上流側が分岐栓部24に接続され、下流側がタンク部14に接続されている。第2供給経路部28は、第1供給経路部26と同様の構造を有し、下流側がPEM式水素水生成部16に接続されている。
タンク部14は、フィルタ部12から排出された浄水を貯留する機能を有する。タンク部14は、上流側に第1供給経路部26が接続され、下流側に浄水排出経路部30が接続されている。タンク部14は、冷水タンク14aと、常温タンク部14bとを備える。
冷水タンク14aは、第1供給経路部26から流入した浄水が図示しない分岐栓によって分岐された浄水を貯留する機能を有する。冷水タンク14aは、貯留された水を冷却するためのクーラーが装着されているとともに、貯留された冷水の温度を所定温度に維持すべく温度検出すべく冷水用サーモスタットが設けられている。
冷水タンク14aは、タンク内の温度が所定の温度以上になった場合は、制御装置によってクーラーの作動が制御され、貯留された水が冷却される。そして、冷水タンク14aの温度が所定の温度以下になった場合にクーラーの作動が停止される。
常温タンク部14bは、第1供給経路部26から流入した浄水が図示しない分岐栓によって分岐された浄水を貯留する機能を有する。常温タンク部14bは、所定の量の水を貯留する容積を有するタンクであり、貯留された水は常温を保つように設定されている。また、常温タンク部14bの代わりに、貯留された水を加温するためのヒーターと、貯留された温水の温度を所定温度に維持するための温水用サーモスタットを備えた温水タンクにしてもよい。
ここで、冷却タンク部14aと常温タンク部14bは、ケース体11に設けられた常冷切替ボタンを操作することにより、経路を切り換えることが可能な切替装置を介して浄水排出経路部30に接続される。浄水排出経路部30は、手動の操作により開閉可能な浄水排出弁部32が接続されている。
PEM式水素水生成部16は、固体高分子電解質を用いて水素水を生成する機能を有する。PEM式水素水生成部16は、上流側に第2供給経路部28が接続され、下流側に水素水排出経路部34及び酸素排出経路部38が接続されている。
PEM式水素水生成部16は、電解部16aと、エアフィルタ部16bと、循環ポンプ部16cとを備える。PEM式水素水生成部16は、フィルタ部12から排出された浄水に対し、固体高分子電解質を用いて水素水を生成する機能を有する。
電解部16aは、隔膜でもあるプロトン交換膜の表面に白金電極をメッキ等の方法で付着した膜電極接合体の中で水素イオンが移動して水を分解する構成を有し、第2供給経路部28から流入してきた浄水を分解する機能を有する。具体的には、電解部16は、陰極側白金電極及び陽極側白金電極に通電を行うことで、内部に貯留された水が電気分解される。
電解部16aの電気分解の結果、陰極側には水素ガス(H2)が生成され、この水素ガスは、エアフィルタ部16bに流入する。また、陽極側には酸素ガス(O2)が生成され、酸素排出用ファンにより酸素排出流路38を介してケース体11の外部に排出される。酸素排出流路38は、電解部16aから排出された酸素ガスを流す流通経路を有する配管である。
エアフィルタ部16bは、カーボン粉末等のろ過材により、電解部16aで生成された水素ガス中に含まれる泡を除去する機能を有する。エアフィルタ部16bの下流側には、循環ポンプ16部cが接続され、水素ガスを流入させている。
循環ポンプ16部cは、エアフィルタ部16から流入してきた水素ガスに加えて水を吸入し、図示しないポンプ機構によって水素ガス(H2)と水(H2O)とを混合し、水中に水素を溶存した水素水(H2+H2O)を出力する。循環ポンプ部16cの下流側には、水素水排出経路部34が接続されている。
水素水排出経路部34は、PEM式水素水生成部16から生成された水素水をタンク等の貯留装置に貯留せずに直接排出する配管である。水素水排出経路部34は、上流側にエアフィルタ部16が接続され、下流側に手動の操作で開閉可能な水素水排出弁部36が接続される。
続いて、上記水素水生成機能一体型の浄水装置10の作用について説明する。水素水生成機能一体型の浄水装置10によれば、1つのケース体11内に浄水が貯留されたタンク部14とPEM式水素水生成部16とが備えられており、浄水排出弁部32及び水素水排出弁部36を操作することより、浄水された冷水又は常温の飲料水と新鮮で一定の水素濃度を確保した水素水を飲用することができる。
また、水素水生成機能一体型の浄水装置10によれば、水道水の蛇口に接続されて流入してくる水道水を浄化した浄水を用いて、PEM式水素水生成部16において生成された水素水をタンクなどに貯留せずに水素水排出経路部34を介して排出させるため、水素濃度を保ちつつ排出することができる利点がある。また、タンクに水素水を貯留しないため爆鳴気などの心配もなく、ユーザーは安心して利用することができるというメリットがある。
なお、上記水素水生成機能一体型の浄水装置10を構成するフィルタ部12、タンク部14、PEM式水素水生成部16の各構成要素は例示であり、構成要素の追加や変更または、より簡単な構造とすることも可能である。
例えば、上記の例では、タンク部14は、冷却タンク14aと常温タンク14bの2つのタンクで構成されるものとして説明したが、1つのタンクでタンク部14を構成してもよい。このとき、例えば、ケース体11に設けられた表面スイッチをON操作することで、図示しないコンプレッサが作動してタンク内の水を冷却し、OFF操作することでコンプレッサの作動を停止させてタンク内の水を常温水とすることも可能である。
上記の例では、フィルタ部14は、プレフィルタ部12aと、合金フィルタ部12bと、活性炭フィルタ部12cと、膜フィルタ部12dの4つのフィルタ部材で構成されるものとして説明したが、これら4つの機能を一体化させた1つのフィルタを用いることも可能である。
10 浄水装置、11 ケース体、12 フィルタ部、12a プレフィルタ部、12b 合金フィルタ部、12c 活性炭フィルタ部、12d 膜フィルタ部、14 タンク部、14a 冷却タンク部、14b 常温タンク部、16 PEM式水素水生成部、16a 電解部、16b エアフィルタ部、16c 循環ポンプ部、20 水道水供給部、22 水道水供給経路部、24 分岐栓部、26 第1供給経路部、28 第2供給経路部、30 浄水排出経路部、32 浄水排出弁部、34 水素水排出経路部、36 水素水排出弁部、38 酸素排出経路部。
Claims (2)
- 水道水をろ過して浄水を生成するフィルタ部と、
前記フィルタ部から排出された前記浄水を貯留し、外部に排出するための浄水排出経路が接続されるタンク部と、
前記フィルタ部から排出された前記浄水に対し、固体高分子電解質を用いて水素水を生成し、前記外部に排出するための水素水排出経路が接続されるPEM式水素水生成部と、
を備えることを特徴とする水素水生成機能一体型の浄水装置。 - 請求項1に記載の水素水生成機能一体型の浄水装置において、
前記水素水排出経路は、前記PEM式水素水生成部から生成された前記水素水を貯留せずに直接排出する経路であることを特徴とする水素水生成機能一体型の浄水装置。
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