JP3204429B2 - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

Info

Publication number
JP3204429B2
JP3204429B2 JP10618893A JP10618893A JP3204429B2 JP 3204429 B2 JP3204429 B2 JP 3204429B2 JP 10618893 A JP10618893 A JP 10618893A JP 10618893 A JP10618893 A JP 10618893A JP 3204429 B2 JP3204429 B2 JP 3204429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
call
sim
card
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10618893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06296162A (ja
Inventor
信司 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10618893A priority Critical patent/JP3204429B2/ja
Publication of JPH06296162A publication Critical patent/JPH06296162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204429B2 publication Critical patent/JP3204429B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1、図4及び図6) 作用(図1、図4及び図6) 実施例 (1)実施例の構成(図1〜図5) (2)実施例の効果 (3)他の実施例(図6) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信装置に関し、例
えば音声信号を符号化して送受するデイジタルセルラに
適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、無線電話の1つでなるデイジタル
セルラにおいては、SIM(subscriber identificatio
n modul )を接続して使用することにより、1つの端末
装置を複数のユーザで共通に使用し得るようになされて
いる。
【0004】すなわちこのSIMは、中央処理ユニツト
及びメモリを格納したICカードで、通信ネツトワーク
にアクセスする為のアクセス認証番号、SIMのパスワ
ード、SIM保有者のパスワード等、通信に不可欠な情
報に加えて、課金情報、短縮ダイヤルの情報、シヨート
メツセージの情報等のサービス情報が記録されるように
なされている。
【0005】これに対して端末装置は、SIMがセツト
されると、通話に先立つてSIMをアクセスしてアクセ
ス認証番号、SIMのパスワード、SIM保有者のパス
ワードをリードした後、続いてセンタ局をアクセスして
このアクセス認証番号、SIMのパスワード、SIM保
有者のパスワードを照合する。これにより端末装置は、
通話を許可する旨の照合結果が得られた場合だけ、ユー
ザの操作に応動して所望の通話対象との間で回線を接続
するようになされている。
【0006】従つてユーザにおいては、必要に応じて端
末装置を選択して自己のSIMをセツトするだけで、共
有の端末装置、さらには公共の端末装置を自己の端末装
置として使用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の無線
通信システムにおいては、端末装置の不正使用を防止す
る必要がある。このためには通話中にSIMが端末装置
から抜き取られることを防止する必要があり、このため
ETSI(european telecommunications standards in
stitute )の規約では通信中にSIMが抜き取られると
直ちに通話を終了する旨規定されている。
【0008】このためこの種の端末装置は、SIMをセ
ツトした後、その外側に駆動用電源を供給するバツテリ
を配置する構成を採用するものもある。ところがこの構
成では、構成が煩雑になり、また通話開始の操作も煩雑
になる問題がある。
【0009】これに対してスイツチ等を使用してSIM
のセツトを検出する方法も考えられるが、この方法の場
合端末装置が不正改造されると、不正使用を防止し得な
くなる欠点がある。さらに所定の保持機構を介してSI
Mをセツトするようにし、この保持機構の動作を検出し
てSIMのセツトを検出する方法も考えられるが、この
場合も不正使用を完全に防止し得ない。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、通話中のICカードの抜き取りを簡易かつ確実に検
出することができる無線通信装置を提案しようとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ICカード1Bを接続して、IC
カード1Bに設定された通信データに基づいて所定の通
話対象と回線を接続して通話し得るようになされた無線
通信装置1Aにおいて、ICカード1Bに電源を供給す
る電源供給端子VCCと、電源供給端子VCCの電圧を
検出して検出結果を出力する電圧検出手段32、33と
を備え、電圧検出手段32、33の検出結果に基づい
て、ICカード1Bの漏れ電流で決まる電源供給端子V
CCの電圧が立ち上がると回線を遮断して通話を終了す
る。
【0012】さらに第2の発明において、電圧検出手段
32、33は、所定周期で電源供給端子VCCの電圧を
検出して検出結果を出力し、無線通信装置1Aは、検出
結果を所定の記憶手段に格納した後、続いて検出される
検出結果との間で比較結果を得ることにより、電源供給
端子VCCの電圧の立ち上がりを検出する。
【0013】さらに第2の発明においては、ICカード
1Bを接続して、ICカード1Bに設定された通信デー
タに基づいて所定の通話対象と回線を接続して通話し得
るようになされた無線通信装置1Aにおいて、ICカー
ド1Bの駆動電流を電圧値に変換する電流電圧変換手段
31と、所定の割り込み許可信号C1が入力されている
期間の間、電圧値が立ち上がると割り込み信号INTを
出力する割り込み信号発生手段35、36と、通話を開
始すると割り込み許可信号C1を出力し、割り込み信号
INTが出力されると回線を遮断して通話を終了する制
御手段15とを備えるようにする。
【0014】
【作用】ICカード1Bの漏れ電流で決まる電源供給端
子VCCの電圧が立ち上がると回線を遮断して通話を終
了すれば、ICカード1Bが通話中に抜き取られた場
合、直ちに通話を中止し得る。
【0015】このとき電源供給端子VCCの電圧検出結
果を所定の記憶手段に格納した後、続いて検出される検
出結果との間で比較結果を得ることにより、電源供給端
子VCCの電圧の立ち上がりを簡易に検出することがで
きる。
【0016】これに代えて所定の割り込み許可信号C1
が入力されている期間の間、電圧値が立ち上がると割り
込み信号INTを出力し、割り込み信号INTが出力さ
れると回線を遮断して通話を終了すれば、さらに一段と
簡易な構成でICカード1Bが抜き取られたこと検出し
得、直ちに通話を中止し得る。
【0017】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0018】(1)実施例の構成 図1において、1は全体としてデイジタルセルラの端末
装置を示し、端末装置本体1AにSIM1Bを差し込ん
でセツトし、これにより所定の操作子を操作して通話し
得るようになされている。
【0019】ここで図2に示すように、端末装置本体1
Aは、基地局から送出された送信信号をアンテナ2で受
信し、その結果得られる受信信号をアンテナ共用器3を
介してミクサ4に出力する。ミクサ4は、発振部5から
出力される局部発振信号を用いて受信信号を周波数変換
した後、フイルタ6を介して出力し、これにより端末装
置1は、局部発振信号の周波数を切り換えて所望のチヤ
ンネルを選択的に受信し得るようになされている。
【0020】アナログデイジタル変換回路(A/D)7
は、このフイルタ6の出力信号を増幅回路8を介して入
力し、所定の基準信号を基準にしてデイジタル値に変換
して出力し、これにより端末装置1は、受信信号の基準
位相を位相同期した復調結果でなるIデータIを復調し
得るようになされている。さらにアナログデイジタル変
換回路7は、増幅回路8の出力信号を移相器9を介して
入力し、この入力信号をデイジタル値に変換し、これに
より端末装置1は、I信号に対して90度位相の異なる復
調結果でなるQデータQを復調し得るようになされ、こ
れによりGMSK変調されて伝送されたIデータ及びQ
データを復調し得るようになされている。
【0021】イコライザ10は、このIデータ及びQデ
ータを歪み補正することにより、マルチパスを除去して
出力し、チヤンネルデコーダ12は、イコライザ10の
出力データから音声データを選択してボイスデコーダ1
3に出力する。これによりボイスデコーダ13は、Iデ
ータ及びQデータに変換して伝送された音声信号を復調
してスピーカ14を駆動する。
【0022】これにより端末装置1は、通話対象から基
地局を介して送出された音声信号を受信し得るようにな
されている。さらにイコライザ10は、アナログデイジ
タル変換回路7から出力されるIデータ及びQデータを
基準にして同期信号でなるFCCHを検出し、検出結果
を中央処理ユニツト(CPU)15に出力し、中央処理
ユニツト15は、この検出結果を基準にしてイコライザ
10、チヤンネルデコーダ12等の動作を制御する。
【0023】これにより端末装置1は、このFCCH検
出結果を基準にして基地局から送出された所定の情報を
受信し、その受信結果に基づいて局部発振信号の周波数
を切り換えることにより、所定の通話チヤンネルに周波
数を切り換えた後、所定のタイムスロツトを受信して音
声信号を受信し得るようになされている。
【0024】これに対して端末装置1の送信系は、マイ
ク16から出力される音声信号をボイスエンコーダ17
で音声データに変換した後、チヤンネルエンコーダ18
でIデータ及びQデータに変換する。さらにデイジタル
アナログ変換回路(D/A)19は、このIデータ及び
QデータをI成分及びQ成分のアナログ信号に変換し、
ミクサ20は、局部発振信号でこのI成分及びQ成分の
アナログ信号を所定周波数の送信信号に変換する。
【0025】これにより端末装置1は、このミクサ20
の出力信号をフイルタ21を介してパワーアンプ22に
出力し、このパワーアンプ22の出力信号をアンテナ共
用器3を介してアンテナ2から送出する。このとき端末
装置1は、イコライザ10で検出される所定のタイミン
グ検出結果を基準にして送信及び受信のタイミングを切
り換え、これにより時分割多重の手法を適用して基地局
から複数の端末装置に対して送出される送信信号のう
ち、自局に割り当てられたタイムスロツトを選択的に受
信し、また自局に割り当てられたタイムスロツトを使用
して基地局に音声データを送出するようになされてい
る。
【0026】これに対して図3に示すように、SIM1
Bは、中央処理ユニツト20Aを内蔵したICカードで
形成され、書換え可能なリードオンリメモリ(EEPR
OM)21Aにアクセス認証番号、SIMのパスワー
ド、SIM保有者等の情報、さらにはサービス情報を記
録するのに対し、リードオンリメモリ(ROM)22A
に中央処理ユニツト20Aの一連の処理手順を格納す
る。さらにSIM1Bは、ランダムアクセスメモリ(R
AM)23にワーク領域を確保し、I/Oポート24を
介して必要なデータを入出力し得るようになされ、シス
テムコントロールロジツク25を介して中央処理ユニツ
ト20Aで全体の動作を制御する。
【0027】すなわちSIM1Bは、端末装置本体1A
にアース端子GND及び電源供給端子VCCを接続し、
これにより端末装置本体1Aから駆動用電源の供給を受
けるようになされ、さらに第2の電源供給端子VPPを
介して端末装置本体1AからEEPROM21Aの書換
え用電源を入力する。さらにSIM1Bは、動作基準の
クロツクCLK、リセツト信号RSTを端末装置本体1
Aから入力し、これによりクロツクCLKを基準にして
動作し、リセツト信号RSTが入力されると全体の動作
を初期状態に切り換える。
【0028】これに対してI/Oポート24は、端末装
置本体1AのI/Oポートに接続され、端末装置本体1
Aの中央処理ユニツト15から出力される制御コード等
を中央処理ユニツト20Aに出力し、さらにこの制御コ
ードに対応して所望のデータを出力する。すなわちSI
M1Bは、この制御コードとして、デイレクトリを選択
する制御コード(SELECT)、バイト単位でメモリ
のデータを端末装置本体1Aに出力する制御コード(R
EAD BINARY)、レコード単位でメモリのデー
タを端末装置本体1Aに出力する制御コード(READ
RECORD)、バイト単位でメモリのデータを更新
する制御コード(UPDATA BINARY)、レコ
ード単位でメモリのデータを更新する制御コード(UP
DATA RECORD)が割り当てられるようになさ
れている。
【0029】これによりSIM1Bは、これらの制御コ
ードが入力されると、ROM22に格納された処理手順
に従つてメモリ21A〜23をアクセスし、必要に応じ
てアクセス認証番号、SIMのパスワード、SIM保有
者等のデータを端末装置本体1Aに出力するようになさ
れている。これにより端末装置本体1Aは、SIM1B
がセツトされて通話を開始する際、中央処理ユニツト1
5で所定の制御コードを発行してアクセス認証番号、S
IMのパスワード、SIM保有者等のデータを取り込ん
で照合し得るようになされている。
【0030】ここで図4に示すように端末装置1は、ユ
ーザが通話開始の操作を実行すると、スイツチ回路を形
成するゲート回路30の動作を中央処理ユニツト15で
切り換え、これによりSIM1Bに駆動用電源を供給す
る。このとき端末装置1は、電流電圧変換用の抵抗31
を介してSIM1Bに駆動用電源を供給し、この電源供
給端子の端子電圧を増幅回路32で増幅する。
【0031】さらに端末装置1は、増幅回路32の出力
電圧をアナログデイジタル変換回路(A/Dコンバー
タ)33でデイジタル値に変換した後、中央処理ユニツ
ト15に出力する。これにより中央処理ユニツトは、ア
ナログデイジタル変換回路33の出力データに基づいて
SIM1Bの消費電流を検出し得るようになされてい
る。
【0032】さらにこの実施例において、中央処理ユニ
ツト15は、スイツチ回路を形成するゲート回路34の
動作を切り換えることにより、このゲート回路34を介
して必要に応じて増幅回路32及びアナログデイジタル
変換回路33に駆動用電源を供給し、これにより所定の
タイミングでSIM1Bの消費電流を検出し、この消費
電流を検出するときだけ増幅回路32及びアナログデイ
ジタル変換回路33を動作状態に立ち上げるようになさ
れている。
【0033】これにより端末装置1は、全体の消費電力
を低減し得るようになされ、さらに図5に示す処理手順
を実行することにより、SIM1Bの消費電流を検出し
てSIM1Bの抜き取を検出するようになされている。
【0034】すなわち中央処理ユニツト15は、SIM
1Bがセツトされてユーザが通話開始の操作を実行する
と、ステツプSP1からステツプSP2に移り、ここで
ゲート回路30をオン状態に切り換えてSIM1Bに電
源の供給を開始する。続いて中央処理ユニツト15は、
所定の制御コードを発行してアクセス認証番号、SIM
のパスワード、SIM保有者のデータ等を取り込み、こ
のアクセス認証番号等を送出して照合する。ここで通話
を許可する旨の照合結果が得られた場合、中央処理ユニ
ツト15は、発振部5に制御信号を出力して受信チヤン
ネル及び送信チヤンネルを呼び出し用のチヤンネルに切
り換え、続いて予め設定された一連の処理を実行するこ
とにより、ユーザの所望する通話対象との間で回線を接
続し、この通話対象と通話し得るようにする。
【0035】この状態で中央処理ユニツト15は、続い
てステツプSP3に移り、SIM1Bがスタンバイ状態
に保持されているタイミングでゲート回路34をオン状
態に切り換え、増幅回路32及びアナログデイジタル変
換回路33に電源を供給する。すなわちSIM1Bは、
中央処理ユニツト15からの制御コードに対応してメモ
リ21A等をアクセスすることにより、アクセス認証番
号、SIMのパスワード、SIM保有者等のデータをア
クセスした後は、メモリ21A等をアクセスしない低消
費電力のスタンバイ状態に保持される。
【0036】これにより中央処理ユニツト15は、この
スタンバイ状態におけるSIM1Bの消費電流(すなわ
ち漏れ電流でなる)を検出するようになされている。か
くしてSIM1Bがスタンバイ状態のときだけ増幅回路
32及びアナログデイジタル変換回路33に電源を供給
することにより、その分全体の消費電流の変化を平均化
し得、その分電源容量を小さくすることができる。
【0037】中央処理ユニツト15は、続くステツプS
P4でアナログデイジタル変換回路33の出力データを
内蔵のメモリ回路に取り込んだ後、続くステツプSP5
でゲート回路34をオフ状態に切り換え、これにより増
幅回路32及びアナログデイジタル変換回路33への電
源の供給を停止する。続いて中央処理ユニツト15は、
ステツプSP6に移り、ここで所定期間経過すると、続
くステツプSP7に移り、SIM1Bがスタンバイ状態
に保持されているタイミングでゲート回路34をオン状
態に切り換え、増幅回路32及びアナログデイジタル変
換回路33に電源を供給する。
【0038】続いて中央処理ユニツト15は、ステツプ
SP8に移り、ここでアナログデイジタル変換回路33
の出力データを取り込むようになされ、これにより再び
SIM1Bの漏れ電流を検出する。続いて中央処理ユニ
ツト15は、ステツプSP9に移り、ステツプSP8で
取り込んだ漏れ電流検出結果とメモリ回路に格納した漏
れ電流検出結果が一致するか否か判断する。
【0039】ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニツト15は、ステツプSP10に移つてゲート回路3
4をオフ状態に切り換え、これにより増幅回路32及び
アナログデイジタル変換回路33への電源の供給を停止
した後、ステツプSP6に戻る。これにより中央処理ユ
ニツト15は、SIM1Bの漏れ電流に変化がないこと
を確認するようになされ、ステツプSP6−SP7−S
P8−SP9−SP10−SP6の処理手順を繰り返す
ことにより、この確認の処理を一定周期で繰り返すよう
になされている。
【0040】ここで検出した漏れ電流の値に変化がない
場合、中央処理ユニツト15は、SIM1Bが端末装置
本体1Aにセツトされたまま保持されていると判断する
ことができ、これによりこの確認の処理を一定周期で繰
り返してSIM1Bの抜き取りを検出することができ
る。すなわちSIM1Bが抜き取られた場合、予め検出
した漏れ電流値とステツプSP8で検出した漏れ電流値
との間で一致結果を得ることができないことにより、中
央処理ユニツト15においては、ステツプSP9におい
て否定結果を得ることができる。
【0041】これにより端末装置本体1Aは、ステツプ
SP9において否定結果が得られると、ステツプSP1
1に移り、ここで回線を遮断して通話を強制的に終了さ
せた後、ステツプSP12に移つて処理手順を終了す
る。
【0042】これにより端末装置1は、SIM1Bの不
正使用を未然に防止することができ、特に間欠的に増幅
回路32及びアナログデイジタル変換回路33を駆動し
て漏れ電流を検出したことにより、消費電力の増加を有
効に回避することができる。また漏れ電流を検出するこ
とにより、電源供給端子VCCがアースに短絡した場合
等の異常も検出することができ、さらに当初検出した漏
れ電流を基準にして漏れ電流の変化を検出することによ
り、将来SIM1Bの仕様が変更された場合でもこの変
更に対応することができる。
【0043】(2)実施例の効果 以上の構成によれば、間欠的に増幅回路及びアナログデ
イジタル変換回路を駆動して漏れ電流の変化を検出する
ことにより、簡易かつ確実にSIMの抜き取りを検出す
ることができ、これによりSIM1Bの不正使用を未然
に防止することができる。
【0044】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、SIMの消費電流をデイ
ジタル値に変換して中央処理ユニツトに取り込む場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、SIMの消費
電流を論理レベルに変換して中央処理ユニツトに取り込
むようにしてもよい。すなわち図6に示すように、中央
処理ユニツト15は、ユーザが通話開始の操作を実行し
た後、通話が終了するまでの間、割り込み許可信号C1
を出力する。論理回路35は、この割り込み許可信号C
1をゲート信号として入力し、所定のしきい値を基準に
してSIMの端子電圧を2値化して出力する。
【0045】割り込みコントローラ36は、所定のタイ
ミングで得られる論理回路35の出力信号を割り込み信
号として中央処理ユニツト15に出力し、これによりS
IM1Bがスタンバイ状態に保持されているタイミング
でSIM1Bの端子電圧が急激に立ち上がると中央処理
ユニツト15に割り込みをかけるようになされている。
これにより中央処理ユニツト15は、割り込み信号IN
Tを基準にしてSIM1Bの抜き取りを検出し得、割り
込み信号INTに応動して通話を中止するように全体の
動作を制御する。
【0046】かくして増幅回路及びアナログデイジタル
変換回路を省略して消費電流の変化を検出し得、また中
央処理ユニツト15の処理手順も簡略化し得、さらに一
段と端末装置の構成を簡略化することができる。
【0047】さらに上述の実施例においては、本発明を
デイジタルセルラに適用して通話に必要なICカードの
抜き取りを検出する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、ICカードに設定された通信データに基づ
いて所定の通話対象と回線を接続して通話し得るように
なされた無線通信装置に広く適用することができる。
【0048】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ICカー
ドの消費電流の変化を検出してICカードの抜き取りを
検出することにより、簡易かつ確実に通話中のICカー
ドの抜き取りを検出することができ、これによりICカ
ードの不正使用等を有効に回避することができる無線通
信装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデイジタルセルラを示
す側面図である。
【図2】その端末装置本体を示すブロツク図である。
【図3】そのSIMを示すブロツク図である。
【図4】SIMの検出の説明に供するブロツク図であ
る。
【図5】その動作の説明に供するフローチヤートであ
る。
【図6】その他の実施例を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……端末装置、1A……端末装置本体、1B……SI
M、2……アンテナ、4……ミクサ、6……フイルタ、
7、33……アナログデイジタル変換回路、10……イ
コライザ、15、20A……中央処理ユニツト、30、
34……ゲート回路、32……増幅回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードを接続して、上記ICカードに
    設定された通信データに基づいて所定の通話対象と回線
    を接続して通話し得るようになされた無線通信装置にお
    いて、 上記ICカードに電源を供給する電源供給端子と、 上記電源供給端子の電圧を検出して検出結果を出力する
    電圧検出手段とを具え、上記電圧検出手段の検出結果に
    基づいて、上記ICカードの漏れ電流で決まる上記電源
    供給端子の電圧が立ち上がると上記回線を遮断して通話
    を終了することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】上記電圧検出手段は、所定周期で上記電源
    供給端子の電圧を検出して検出結果を出力し、 上記無線通信装置は、上記検出結果を所定の記憶手段に
    格納した後、続いて検出される検出結果との間で比較結
    果を得ることにより、上記電源供給端子の電圧の立ち上
    がりを検出することを特徴とする請求項1に記載の無線
    通信装置。
  3. 【請求項3】ICカードを接続して、上記ICカードに
    設定された通信データに基づいて所定の通話対象と回線
    を接続して通話し得るようになされた無線通信装置にお
    いて、 上記ICカードの駆動電流を電圧値に変換する電流電圧
    変換手段と、 所定の割り込み許可信号が入力されている期間の間、上
    記電圧値が立ち上がると割り込み信号を出力する割り込
    み信号発生手段と、 通話を開始すると上記割り込み許可信号を出力し、上記
    割り込み信号が出力されると上記回線を遮断して通話を
    終了する制御手段とを具えること特徴とする無線通信装
    置。
JP10618893A 1993-04-08 1993-04-08 無線通信装置 Expired - Lifetime JP3204429B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10618893A JP3204429B2 (ja) 1993-04-08 1993-04-08 無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10618893A JP3204429B2 (ja) 1993-04-08 1993-04-08 無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06296162A JPH06296162A (ja) 1994-10-21
JP3204429B2 true JP3204429B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=14427228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10618893A Expired - Lifetime JP3204429B2 (ja) 1993-04-08 1993-04-08 無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204429B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2878685B1 (fr) * 2004-11-30 2007-02-02 Gemplus Sa Declenchement de session pro-active depuis une applet dans une carte a puce

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06296162A (ja) 1994-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8768413B2 (en) Location information erase on SIM card
US5583915A (en) Digital radio telephone apparatus having automatic answering/recording functions
JP3204428B2 (ja) 無線通信装置
JP3204429B2 (ja) 無線通信装置
KR19980083312A (ko) 이동단말기에서 특정전화번호 통화거부 방법 및 그 장치
JP2002042084A (ja) 携帯物への装着物、携帯物、離脱状態検知方法
KR0183266B1 (ko) 도난방지기능을 갖춘 이동단말기
JP3742076B2 (ja) 移動通信端末装置のローミングリスト更新方法及び移動通信端末装置
KR100703485B1 (ko) 현재 위치정보를 기초로 시간을 설정할 수 있는 비동기식이동 통신 단말기 및 이를 이용하여 시간을 설정하기 위한비동기식 이동 통신 시스템 및 방법
KR100225358B1 (ko) 수신음량 자동조정기능을 갖춘 이동단말기
JPH11113068A (ja) 呼出音変更方式
JP2002300298A (ja) 移動無線端末装置
KR19990041241A (ko) 이동단말기의 전원 절약방법
JP3528246B2 (ja) 選択呼出し装置
KR100249673B1 (ko) 링소리를 이용한 배터리 잔량 표시기능을 갖춘 이동단말기
JP2001069233A (ja) 通信端末装置
KR100248217B1 (ko) 배터리 절약 기능을 갖춘 이동단말기
KR100198214B1 (ko) 미등록 상태에서 모니터링 기능을 갖는 이동전화단말기및그제어방법
JPH1169447A (ja) 通信機器
JPH03158027A (ja) 無線電話機の制御回路
JP3320629B2 (ja) ディジタルコードスケルチ受信機
JP3181682B2 (ja) コードレス電話装置
JPH11154992A (ja) 無線通信装置
JPH08265427A (ja) 通信機および着信報知装置
JPH11146061A (ja) デジタルコードレス電話親機の子機登録情報の削除方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 12