JP3204391U - ロータリーエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒型気筒の中で2個の羽根付きローターが、接近したり離れたりしつつ1方向に回り、その間に吸入、圧縮、膨張、排気の行程を達成する構造のロータリーエンジンに於いて、燃焼ガスの圧力がローターの羽根面に直接、かつローター軸の接線方向に働く構造のロータリーエンジンを提供する。【解決手段】ゼネバストップ機構様の、連続回転する原動車5と間欠回転する従動車6を備え、噛み合い時は常に同速度回転をする原動車と従動車のそれぞれの軸にクラッチ9〜12を設け、原動車と従動車の動きをクラッチを操作して、円筒型気筒の中の2個の羽根付きローター14、20に交互に伝えることにより4行程を達成させ、課題を解決する。【選択図】図2

Description

考案の詳細な説明
本考案は、自動車や船舶などに使用する4サイクル内燃機関であって、円筒型の気筒の中で2個のローターが、接近したり離れたりしつつ1方向に回り、その間に4サイクル動作を達成するロータリーエンジンの機構に関する。
従来より、自動車や船舶等に使用する内燃機関は、円筒型気筒の中でピストンが往復運動を繰り返す、レシプロエンジンが主体である。
しかしながら、レシプロエンジンは振動や騒音が大きく効率も低いため、静粛で滑らかな運転と高効率を目的として、円や楕円状のケーシングの中心軸のまわりを、ローター(ピストン)が回転しながら吸入、圧縮、膨張、排気を行う、ロータリーエンジンの構造についての提案が多く寄せられている。(例えば、特許文献1参照)
特開2005−048757号
しかし、それらの提案の多くが構造が複雑なうえ、潤滑や気密保持、出力の安定性等の点が懸念されるためか、いまだレシプロエンジンに替わるようなロータリーエンジンは出現していない。
唯一、日本の自動車メーカーにより開発、量産されたヴァンケル型ロータリーエンジンがあるが、これはエキセントリック軸を内蔵しており、厳密にはロータリーエンジンではない。
考案が解決しようとする課題
本考案は、以上のような課題に対処して創作したものであって、その目的とするところは、
▲1▼ 羽根付きローターの羽根の面に直接、かつローター軸の接線方向に膨張時の圧力をあて、出力軸を回す。
▲2▼ 羽根付きローターはケーシングの中心軸の周りを真円回転する。
▲3▼ 圧縮ガスの点火はレシプロエンジンのように死点の近くではないこと。
▲4▼ 膨張行程の出力軸に及ぼす回転角度はレシプロエンジンの180度より大きいこと。
▲5▼ 水素燃料の使用にも適していること。
以上のような課題を解決したロータリーエンジンを提供することにある。
課題を解決するための手段
本考案は、上記課題を解決するための手段として、4溝または6溝の1対のゼネバストッップ機構様の原動車と従動車において、原動車と従動車が噛み合って回転するとき、従動動車の回転速度が原動車の回転速度と同じになるように、従動車の溝を概涙滴型とし、また該原動車と従動車のそれぞれの軸に2個づつのクラッチを設け、該原動車の連続回転と該従動車の間欠回転を、4個の該クラッチを操作して円筒型ケーシング内の2個の羽根付きローターにベルト等を介して交互に伝えることにより、2個の該羽根付きローターを円筒型ケーシングの中で接近したり離れたりさせながら1方向に回転させつつ、吸入、圧縮、膨張、排気の行程を完了する手段を有する。
考案の効果
本考案は、「軸から突き出た翼片の上に静圧を直接及ぼして出力軸を回す」というロータリーエンジン本来の目的をかなえており、膨張時の圧力は常に出力軸の接線方向に働くので、レシプロエンジンと比較してより効果的にガス圧力を利用することが出来、又、レシプロエンジンの構造上、上死点近くで点火せざるを得ないのに対し、本ロータリーエンジンは死点の影響を受けない所で点火するため、高効率を得る上で有利である。
本考案のロータリーエンジンが、膨張行程で出力軸に及ぼす回転角度は270度であり、レシプロエンジンの180度より大きく、効率を高めるうえで有利である。
又、本ロータリーエンジンは燃焼がケーシングの2カ所で交互に行われるため、同一ヵ所で燃焼するレシプロエンジンより冷却に有利であり、水素燃料の使用にも適している。
考案の実施例
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化した実施例について説明するが、前提として本実施例では従動車の溝数は4本とし、原動車と従動車の噛み合い時の共回り角度は90度、従動車がロック中の原動車の回転角度は270度で、原動車は左回転とし、又クラッチは電磁歯付きクラッチを使用し、クラッチの接続、切り離しの動作は原動車と従動車の噛み合い中に行うものとする。
ここに図1〜図16は、本考案の実施例を示し、図1は本考案のロータリーエンジンの正面図で、図2は図1のA−A線矢視の平面図、図3は図2の間欠回転機構の詳細平面図、図4は図3の正面図、図5〜図13は本ロータリーエンジンの回転角ごとの動きを示したもの、図14はカムの正面図、図15は図5〜図13までのクラッチや弁、羽根付きローターの動きを表にまとめたもの。図16はエンジン本体を歯車ボックスの上部に取り付けた場合を示す。
本実施例のロータリーエンジンは、図1や図2に示すようにロータリーエンジン本体と間欠回転装置等のおさまった歯車ボックスを、歯付きベルトで接続したもので、図2にて説明すると、出力軸1に取り付けられたフライホイル歯車2を駆動(左回転)すると、回転力は出力軸用プーリー3と出力軸歯付きベルト4を介して原動車5を回転し、従動車6は原動車5と噛み合って共に90度回転後、原動車5が270度回転する間ロックされる間欠回転を繰り返す。
原動車5の原動車軸7の両端には電磁クラッチ9、10が取り付けられ、従動車6の従動車軸8の両端には電磁クラッチ11,12が取り付けられている。
図2は原動車5と従動車6が噛み合う直前の状態で、電磁クラッチ10と11が接続され、9と12が切り離されているので、原動車5の回転力は電磁クラッチ10、歯付きベルト13を介してエンジン本体の羽根付き吸入側ローター14に伝えられる。
又、歯車軸15にはカム用小プーリー16が付けられており、歯付きベルト17を介してプーリー18に伝えられ、吸入側カム軸19を回転する。
従動車6はロック中で、羽根付き排気側ローター20も電磁クラッチ11、歯車21、歯付きベルト22を介してロックされている。
次に原動車5と従動車6が噛み合い始めると、電磁クラッチ9と12が接続され、電磁クラッチ10と11が切り離され原動車5と従動車6は共に90度回転する。
原動車5と従動車6の90度共回り回転後、羽根付き吸入側ローター14はロックされて回転を停止し、羽根付き排気側ローター20は270度回転する。
以後、羽根付き吸入側ローター14と羽根付き排気側ローター20は90度の共回り回転ごとにロックと270度回転を交互に繰り返しながら左方向に回転し、吸入、圧縮、膨張、排気の行程を行う。
図3と図4は原動車5と従動車6の詳細図で、図3が原動車5と従動車6の平面拡大図でカムフォロアー5aが噛み合う直前の状態を示し、摩擦力を小さくするために原動車5の摺動部にローラー5bを使用している。
図4は図3の正面図で、従動車6の溝中心部の細線はカムフォロアー5a中心点の軌跡で、原動車5と従動車6は同速度回転を行う。
図5〜図13は羽根付き吸入側ローター14と羽根付き排気側ローター20が、吸入側ケーシング23と排気側ケーシング24の中を接近したり離れたりしながら1サイクル(吸入、圧縮、膨張、排気)を完了するまでを順に示したものであり、羽根付き吸入側ローター14を手前にして2個のローターの動きを説明していく。
図5はスタート位置で、原動車5と従動車6は噛み合いを始める直前の状態で、電磁クラッチ9と12は接続状態(10と11は切り離し状態)で、羽根付き排気側ローター20がロック状態である。
又、吸入弁25は閉、排気弁26は開の状態である。なを図2は図5とは対応していない。
図6は原動車5と従動車6が、90度の噛み合いを終えた直後で、電磁クラッチ10と11は接続(9と12は切り離し)で、羽根付き吸入側ローター14と羽根付き排気側ローター20は共に90度回転し、羽根付き排気側ローター20はロック状態となり羽根付き吸入側ローター14は吸入動作に入る前である。
図7は羽根付き吸入側ローター14が270度回転して吸入工程を終えた直後である。吸入する混合ガスは吸気筒23aから吸気溝14aを通って燃焼室内に吸入される。
なを、カムレバー30が羽根付き排気側ローター20と干渉しないよう、羽根付き排気側ローター20の干渉部を除去している。羽根付き吸入側ローター14も同様である。
又、背圧は羽根付き吸入側ローター14に開けた、カムレバー30を通した穴より逃がす。羽根付き排気側ローター20に関しても同じである。
又、エンジンオイル等の通路にもなる。
図8は吸入完了して90度共回り後である。
図9は圧縮完了時の図である。
図10は圧縮完了して90度共回り後であり、このとき点火プラグ28による点火が行われるが、死点ともいえる共回りは終わっている。
又、本実施例では点火プラグは2ヵ所必要となる。
図11は膨張完了時の図である。
図12は90度の共回り完了時の図である。
図13は排気完了時の図である。燃焼後の排気ガスは排気弁26、排気ガス溝20a、排気ガス筒24aを通って外部に放出される。
本図で本実施例のロータリーエンジンは1サイクル(吸入、圧縮、膨張、排気の4行程)と各行程前後の共回りを完了したことになり、羽根付き吸入側ローター14と羽根付き排気側ローター20の合計回転角度は共に900度(2,5回転)である。
図14は吸入側カム軸19の断面図である。本カム軸を羽根付き吸入側ローター14の2,5回転に対して1,5回転で左回転し、吸入弁25を開閉する。カムレバーロール31の位置は図5の位置に対応している。
図15は排気側カム軸27の断面図であり、形状は吸入側カム軸19と同じである。カムレバーロール31の位置も図5に対応している。
図16の表は図5〜図13までのクラッチや弁、羽根付きローターの動作をまとめたものである。
図17はエンジン本体部を上部歯車ボックス33に取り付けた場合の図である。歯付きベルト13の歯付きプーリー13aに対する巻き付け角度を大きくできる。
従動車を6溝とした場合、共回り角度は60度、点火位置は3ヵ所となる。
なを、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変更実施出来る構成を含む。
本考案のロータリーエンジンの正面図 図1のA−A線矢視による正面図 原動車と従動車の平面拡大図 図3の正面図 2個の羽根付きローターのスタート位置図 2個の羽根付きローターが共回りを終えた直後の図 羽根付き吸入側ローターが回転して吸入行程を終えた直後の図 2個の羽根付きローターが共回りを終えた直後の図 羽根付き排気側ローターが回転して圧縮行程を終えた直後の図 2個の羽根付きローターが共回りを終えた直後の図 吸入側羽根付きローターが回転して膨張行程を終えた直後の図 2個の羽根付きローターが共回りを終えた直後の図 排気側ローターが回転して排気行程を終えた直後の図 吸入側カム軸断面図 排気側カム軸断面図 1サイクル中のクラッチ、弁、羽根付きローターの動きを表にしたもの エンジン本体を上部歯車ボックスに取り付けた図
1:出力軸、2:フライホイール歯車、3:出力軸用プーリー、4:出力軸歯付きベルト、5:原動車、5a:カムフォロアー、5b:ローラー、6:従動車、7:原動車軸、7a:キー、8:従動車軸、8a:キー、9:電磁クラッチ、10:電磁クラッチ、11:電磁クラッチ、12:電磁クラッチ、13:歯付きベルト、13a:プーリー、14:羽根付き吸入側ローター、14a:吸気溝、15:歯車軸、16:カム用小プーリー、17:歯付きベルト、18:プーリー、19:吸入側カム軸、20:羽根付き排気側ローター、20a:排気ガス溝、21:ギヤー、22:歯付きベルト、23:吸入側ケーシング、23a:吸気筒、24:排気側ケーシング、24a:排気ガス筒、25:吸入弁、26:排気弁、27:排気側カム軸、28:点火プラグ、29:点火プラグ、30:カムレバー、31:カムレバーロール、32:引っ張りコイルバネ、33:上部歯車ボックス、34:下部歯車ボックス、35:ベース板、36:脚

Claims (1)

  1. 自動車や船舶などに使用する4サイクル内燃機関の機構に関し、従来より猫とネズミ型ロータリーと呼ばれている、円筒型ケーシングの中で2個のローターが、接近したり離れたりしつつ1方向に回転し、その間に4サイクル動作を達成するという構造の発明に関するもので、即ち、4溝または6溝の1対のゼネバストップ機構様の原動車と従動車において、原動車と従動車が噛み合って回転するとき、該従動車の回転速度が該原動車の回転速度と同じになるように、該従動車の溝を涙的型とし、また該原動車と該従動車のそれぞれの軸に2個づつのクラッチを設け、該原動車の連続回転と該従動車の間欠回転の動きを、4個の該クラッチを操作して円筒型ケーシング内の2個の羽根付きローターに、ベルト等を介して交互に伝えることにより、2個の該羽根付きローターを該円筒型ケーシングの中で接近したり離れたりさせながら1方向に回転させつつ、吸入、圧縮、膨張、排気の行程を完了する手段を有するロータリーエンジン。
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