JP3203796U - 疎水化処理装置 - Google Patents

疎水化処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3203796U
JP3203796U JP2016000551U JP2016000551U JP3203796U JP 3203796 U JP3203796 U JP 3203796U JP 2016000551 U JP2016000551 U JP 2016000551U JP 2016000551 U JP2016000551 U JP 2016000551U JP 3203796 U JP3203796 U JP 3203796U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
substrate
gas
hydrophobizing
gas supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016000551U
Other languages
English (en)
Inventor
良一 上村
良一 上村
淳一 内田
淳一 内田
利明 小鷹
利明 小鷹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2016000551U priority Critical patent/JP3203796U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3203796U publication Critical patent/JP3203796U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】ウエハの端部を含むウエハ表面、裏面の所望の位置に選択的かつ適切に疎水化処理を行なうことができる疎水化処理装置を提供する【解決手段】処理容器内に載置された基板の表面に疎水化ガスを供給して当該基板をガス処理する疎水化処理装置であって、処理容器と、基板を載置する載置台と、前記載置台上の基板の上方から当該基板に対して処理ガスを供給する第1のガス供給部と、前記載置台上の基板の周縁部に沿って形成され、基板の周縁部近傍に下降流を形成するための複数の排気孔が形成された排気リングと、前記排気リングを介して、処理容器内の雰囲気を排気する排気機構とをそなえた。【選択図】図4

Description

本考案は、基板の疎水化処理を行う疎水化処理装置に関する。
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)とレジスト液との密着性を向上させるための疎水化処理が行われる。この疎水化処理においては、処理容器内に載置されたウエハの表面、とりわけウエハのエッジ部に対して疎水化ガスを所定の時間供給することで、ウエハの表面が疎水化される。これにより、後工程においてレジスト膜がウエハの表面から剥がれたりすることを抑制できる。
基板を疎水化するための疎水化ガスとしては例えば、HMDS(ヘキサメチルジシラザン(CH3)3SiNHSi(CH3)3)の蒸気が知られている。疎水化処理は処理容器内にこのような蒸気からなる疎水化ガスを供給することにより行なわれるため、疎水化ガスが基板の表面側のみならず基板の裏面側に回り込み、その結果基板の裏面、とりわけ裏面の端部近傍に対しても疎水化処理が施される。この裏面に形成された疎水化膜上には例えば、酸化膜等からなる異物が形成または堆積する。この基板裏面に形成された異物が後工程の装置(例えば露光装置)のステージに転写、堆積することにより、ステージ上に基板を適切に保持できなくなったり、デフォーカスの問題が顕著になる恐れがある。
特開2009−32878号公報
しかしながら、特許文献1の疎水化処理装置においては疎水化ガスがウエハ裏面に回り込みを完全に抑制することも出来ず、裏面の端部近傍に対しても疎水化処理が施されてしまうことを防止することが出来ず、この場合、後の露光工程が液浸露光の場合、裏面の疎水化されてしまった領域にウォーターマークが発生し、その結果、露光処理時において、デフォーカスの不良などが生じる恐れがあった。
また、上述の場合とは別に、後工程の洗浄工程などではウエハ裏面状態に起因して発生するパーティクルが発生すると考えられている工程もあるが、その場合にはウエハ端面部のみならず、ウエハの裏面に疎水化処理を行う必要があるが、特許文献1の疎水化処理装置においては裏面側の疎水化処理を行うことができなかった。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ウエハの端部を含むウエハ表面、裏面の所望の位置に選択的かつ適切に疎水化処理を行なうことができる疎水化処理装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本考案の疎水化処理装置は、処理容器内に載置された基板の表面に疎水化ガスを供給して当該基板をガス処理する疎水化処理装置であって、処理容器と、基板を載置する載置台と、前記載置台上の基板の上方から当該基板に対して処理ガスを供給する第1のガス供給部と、前記載置台上の基板の周縁部に沿って形成され、基板の周縁部近傍に下降流を形成するための複数の排気孔が形成された排気リングと、前記排気リングを介して、処理容器内の雰囲気を排気する排気機構とをそなえる。
また、前記排気孔は基板端部の直下位置の排気孔が基板端部直下位置から離間した位置に設けられた排気孔より大きく形成されても良い。
そして、前記排気リングより基板の中心側に設けられ、基板の裏面にパージガスを供給するパージガス供給部をさらにそなえても良い。
さらに、第1のガス供給部は基板の周縁部近傍に疎水化ガスを供給するように構成されても良い。
前記載置台上の基板の裏面に疎水化ガスを供給する第2のガス供給部をさらにそなえても良い。
本考案によれば、基板に対して適切に疎水化処理を行なうことが出来る。
本実施の形態にかかる基板処理システムの構成の概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる基板処理システムの内部構成の概略を示す側面図である。 本実施の形態にかかる基板処理システムの内部構成の概略を示す側面図である。 本実施の形態にかかるcの構成の概略を示す縦断面図である。 本実施の形態にかかる排気リングの構成の概略を示す縦断面図である。 本実施の形態にかかる疎水化処理の状態を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる疎水化処理ユニットの構成の概略を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる排気リングの構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかる疎水化処理の状態を示す説明図である。
以下、本考案の実施の形態の一例について説明する。図1は、本実施の形態にかかる疎水化処理装置を備えた基板処理システム1の構成の概略を示す説明図である。図2及び図3は、基板処理システム1の内部構成の概略を示す側面図である。
なお、本実施の形態では、基板処理システム1は、例えば基板のフォトリソグラフィー処理を行う塗布現像処理システムである。
基板処理システム1は、図1に示すように例えば外部との間でカセットCが搬入出される搬入出部としてのカセットステーション2と、フォトリソグラフィー処理の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理ユニットを備えた処理部としての処理ステーション3と、処理ステーション3に隣接する露光装置4との間でウエハWの受け渡しを行う搬送部としてのインターフェイスステーション5とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2は、例えばカセット搬入出部10とウエハ搬送部11に分かれている。例えばカセット搬入出部10は、基板処理システム1のY方向負方向(図1の左方向)側の端部に設けられている。カセット搬入出部10には、カセット載置台12が設けられている。カセット載置台12上には、複数、例えば4つの載置板13が設けられている。載置板13は、水平方向のX方向(図1の上下方向)に一列に並べて設けられている。これらの載置板13には、基板処理システム1の外部に対してカセットCを搬入出する際に、カセットCを載置することができる。
ウエハ搬送部11には、図1に示すようにX方向に延びる搬送路20上を移動自在なウエハ搬送装置21が設けられている。ウエハ搬送装置21は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各載置板13上のカセットCと、後述する処理ステーション3の第3のブロックG3の受け渡し装置との間でウエハWを搬送できる。
処理ステーション3には、各種ユニットを備えた複数例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1のX方向負方向側)には、第1のブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1のX方向正方向側)には、第2のブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3のカセットステーション2側(図1のY方向負方向側)には、第3のブロックG3が設けられ、処理ステーション3のインターフェイスステーション5側(図1のY方向正方向側)には、第4のブロックG4が設けられている。
例えば第1のブロックG1には、図2に示すように複数の液処理ユニット、例えばウエハWを現像処理する現像処理ユニット30、ウエハWのレジスト膜の下層に反射防止膜(以下「下部反射防止膜」という)を形成する下部反射防止膜形成ユニット31、ウエハWにレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布ユニット32、ウエハWのレジスト膜の上層に反射防止膜(以下「上部反射防止膜」という)を形成する上部反射防止膜形成ユニット33が下から順に4段に重ねられている。例えば第1のブロックG1の各ユニット30〜33は、処理時にウエハWを収容するカップFを水平方向に複数有し、複数のウエハWを並行して処理することができる。
例えば第2のブロックG2には、図3に示すようにウエハWの熱処理を行う熱処理ユニット40や、ウエハWを疎水化処理する疎水化処理装置としての疎水化処理ユニット41、ウエハWの外周部を露光する周辺露光ユニット42が上下方向と水平方向に並べて設けられている。熱処理ユニット40は、ウエハWを載置して加熱する熱板と、ウエハWを載置して冷却する冷却板を有し、加熱処理と冷却処理の両方を行うことができる。なお、熱処理ユニット40、疎水化処理ユニット41及び周辺露光ユニット42の数や配置は、任意に選択できる。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡しユニット50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡しユニット60、61、62が下から順に設けられている。
図1に示すように第1のブロックG1〜第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウエハ搬送領域Dが形成されている。ウエハ搬送領域Dには、例えばウエハ搬送装置70が配置されている。
ウエハ搬送装置70は、例えば、前後方向(Y方向)、回転方向(θ方向)及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウエハ搬送装置70は、ウエハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2、第3のブロックG3及び第4のブロックG4内の所定のユニットにウエハWを搬送できる。ウエハ搬送装置70は、例えば図3に示すように上下に複数台配置され、例えば各ブロックG1〜G4の同程度の高さの所定のユニットにウエハWを搬送できる。
また、ウエハ搬送領域Dには、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウエハWを搬送するシャトル搬送装置80が設けられている。シャトル搬送装置80は、例えば図3のY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送装置80は、ウエハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡しユニット52と第4のブロックG4の受け渡しユニット62との間でウエハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正方向側には、ウエハ搬送装置90が設けられている。ウエハ搬送装置90は、例えば前後方向(Y方向)、回転方向(θ方向)及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウエハ搬送装置90は、ウエハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡しユニットにウエハWを搬送できる。
インターフェイスステーション5には、ウエハ搬送装置100が設けられている。ウエハ搬送装置100は、例えば前後方向(Y方向)、回転方向(θ方向)及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウエハ搬送装置100は、例えば搬送アームにウエハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡しユニット、露光装置4にウエハWを搬送できる。
次に、疎水化処理ユニット41の構成について説明する。図4は、本実施形態の疎水化処理ユニット41の構成の概略を示す縦断面図である。
疎水化処理ユニット41は、上部が開口する有底の基体102と基体102の開口を覆う蓋体103とからなる処理容器101を有している。処理容器101の上部にはウエハWを載置する載置台104が設けられている。載置台104の内部には、ウエハWを加熱するためのヒータ105が設けられている。
蓋体103は、水平な天板103aと、天板103aの外周縁部から鉛直下方に延伸して設けられた側板103bを備えている。側板103bの下端部は、処理容器101の基体102の上端部に対向している。これにより、処理容器101の内部、すなわち基体102と蓋体103との間に処理空間が形成されている。
蓋体103は、当該蓋体103を基体102に対して相対的に昇降動させる昇降機構106を備えており、ウエハWを疎水化処理ユニット41内から搬出入する際には蓋体103を上昇させ、疎水化処理を行なう際には蓋体103を下降させて処理空間を形成するようになっている。
蓋体103下面の中央部には、ウエハWの上方から当該ウエハWに対して処理ガスを供給する第1のガス供給部としてのガス供給部107が設けられている。そして、ガス流路109を介して、疎水化ガス供給源110と、パージガス(たとえば、窒素ガス)としてのパージガス供給源111がそれぞれ接続されている。ガス流路109における疎水化ガス供給源110の下流側とパージガス供給源111の下流側には、開閉機能及び流量調整機能を備えた弁体112,113がそれぞれ設けられている。これにより、ウエハWに対して供給するガスを選択的に供給することができる。
また、載置台104にはウエハWの裏面に疎水化ガスを供給する第2のガス供給源としてのガス供給部122が設けられている。ガス供給部122は載置台104、基体102内にガス供給管123連通し、そして、ガス供給管123を介して、疎水化ガス供給源124と、パージガスとしての窒素ガス供給源125がそれぞれ接続されている。
また、蓋体103の側板103bの下端部には、載置台104に載置されたウエハWより外方から処理空間内の雰囲気を排気する外周排気部114が形成されている。外周排気部114は、蓋体103の側板103b下端部の周方向に沿って、環状に等間隔に設けられた複数の排気孔115により構成されている。これらの排気孔115は、蓋体103の内部に形成された外周排気路116を介して排気機構117に接続されている。
また、図4の排気経路にも載置台104の外周側、かつウエハWの下方にはウエハWの周縁部に対応する位置に下降気流を形成するための複数の排気孔190が形成された排気リング120が設けられ、排気リング120と排気機構121とによって、図5に示すようにウエハW端部近傍に実質的に垂直な下降気流を形成するようになっている。排気リング120には複数の排気孔190が形成されている。これらの排気孔のうちウエハ周縁部直下の排気孔190aはウエハW周縁部より内側の排気孔190bやウエハW周縁部より外側の排気孔190cより大きく形成されており、ウエハ端部近傍の疎水化ガスの流れが大きくなるように構成されている。
このウエハW端部近傍に形成される下降気流によって、ガス供給部107よりウエハの表面側から供給された疎水化ガスは図6(a)のウエハの端部Bのうち、上側端部Ba、側端部Bbに沿って流れ排気リング120から排気されることで、ウエハW上側端部Ba、ウエハW側端部Bbのみが疎水化されウエハWの裏面側には廻り込まない。一方、ガス供給部122から供給された疎水化ガスは、ウエハW裏面に沿って流れ、排気リング120から排出されることによって、ウエハW裏面のみが選択的に疎水化処理されるようになっている。
また、基板の載置台104には、窒素ガスなどの不活性ガスを供給するパージガス供給部180をそなえている。パージガス供給部180はパージガス供給源181と配管を介して接続されウエハWの裏面にパージガスを供給可能に構成されており、たとえばガス供給部107から疎水化ガスが供給されている際にはウエハWの裏面にパージガスを供給することにより、疎水化ガスがウエハW裏面に廻り込むことを更に防止することが可能である。また、ガス供給部122よりウエハW裏面に疎水化ガスを供給しウエハW裏面を疎水化した後に、パージガス供給部180からパージガスを供給することで疎水化ガスをウエハW裏面の空間から排出することができる。
本実施の形態に係る基板処理システム1は以上のように構成されており、次に、以上のように構成された基板処理システム1で行われるウエハ処理((i)ウエハ表面疎水化処理、(ii)ウエハ裏面疎水化処理)について説明する。
疎水化処理ユニット41での疎水化処理にあたっては、昇降機構106により蓋体103を所定の位置まで上昇させる。そして、基体102と蓋体103との間からウエハWが搬入され、載置台104上にウエハWが載置される。
次いで、蓋体103の側板103bの下端部と処理容器101の基体102との間に所定の隙間が形成される位置まで蓋体103を下降させ、処理空間を形成する。次に、ヒータ105によりウエハWを例えば100℃に加熱した後、ガス供給部107から疎水化ガスとしての疎水化ガス(HMDSガス)を処理空間内に所定の流量で供給するとともに外周排気部114から所定の流量で処理空間内部の排気をし、排気機構121から排気することでウエハW端部近傍に疎水化ガスの下降気流を形成する。またこの時にはパージガス供給部180から不活性ガスなどのパージガスがウエハW裏面に供給されることで疎水化ガスがウエハW裏面に廻り込むことを防止することができ、図5、図6(a)に示すようにウエハWの表面およびウエハ上側端部Ba、側端部Bbのみを選択的に疎水化することが可能となる。
ガス供給部107から疎水化ガスを所定の時間供給してウエハW表面を疎水化処理した後、弁体112を閉じてHMDSガスの供給を停止する。そして、弁体113を所定の開度で開き、パージガス供給源111から窒素ガスを所定の流量で供給して、処理空間内に残存するHMDSガスを例えば10秒間パージする。これにより、処理容器101内のHMDSガスがパージされ、疎水化処理が終了する。
また、ウエハWの裏面を疎水化する場合には、ヒータ105によりウエハWを加熱した後、ガス供給部122からHMDSガスをウエハW裏面空間内に所定の流量で供給するとともに、排気機構121から排気リング120を介して排気することでウエハWの裏面側のみに端部近傍に疎水化ガスの気流を形成することができる。これにより、図6(b)に示すようにウエハWの裏面側のみが疎水化される。
なお、(i)ウエハWの表面、端部と(ii)ウエハW裏面の双方を疎水化処理する場合には、ガス供給部107,122から同時に疎水化ガスを吐出し、(i)ウエハWの表面、端部と(ii)ウエハW裏面を同時に疎水化処理を行っても良いし、(i)ウエハWの表面、端部と(ii)ウエハW裏面のいずれかから疎水化処理し、処理終了後他方の疎水化処理を行うようにしても良い。
以上の実施の形態によれば、ウエハWの端部を含む所望の位置に対して疎水化処理を選択的にすることができる。
図7及び図8は本考案の他の実施形態の疎水化処理装置であり、前述の実施形態と異なる点は、ガス供給部107がウエハWの中心位置に対応する位置に設けられておらず、ウエハWの周縁部上方に円環状に形成されている点である。ガス供給部107がウエハW周縁部上方に設けられていることにより、ガス供給部107からの疎水化ガスは、図9(a)に示すように、ウエハWの周縁部のやや内側(例えば10mm)に供給された後外側に広がり、周縁部で下方に向かう疎水化ガス流を形成する。その結果、ウエハWの上側端部Ba、側端部Bbのみを疎水化し、ウエハWの中心部および、裏面が疎水化処理はされない。また、ウエハ裏面を疎水化する場合には図9(b)に示すように上側端部Ba、側端部Bb、下側端部Bc、裏面のみが疎水化処理されて、ウエハWの表面は疎水化処理されることはない。
以上、添付図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態について説明したが、本考案はかかる例に限定されない。当業者であれば、実用新案登録請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態で記載した基板処理システムでは半導体ウエハの処理を行ったが、半導体ウエハ以外に、FPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板の処理を行う際にも適用できる。
本考案は、基板の疎水化処理を行う際に有用である。
1:基板処理システム
2:カセットステーション
3:処理ステーション
4:露光装置
5:インターフェイスステーション
10:カセット搬入部
11:ウエハ搬送部
12:カセット載置台
13:載置板
20:搬送路
21:ウエハ搬送装置
30:現像処理ユニット
31:下部反射防止膜形成ユニット
32:レジスト塗布ユニット
33:上部反射防止膜形成ユニット
40:熱処理ユニット
41:アドヒージョンユニット
42:周辺露光ユニット
70:ウエハ搬送装置
80:シャトル搬送装置
90:ウエハ搬送装置
100:ウエハ搬送装置
101:処理容器
102:基体
103:蓋体
104:載置台
105:ピン
106:昇降機構
107:ガス供給部(第1のガス供給部9
110:疎水化ガス供給源
111:パージガス供給源
112、113:弁体
122:第2のガス供給部
123:ガス供給管
124:疎水化ガス供給源
125:パージガス供給源
180:パージガス供給部
181:パージガス供給源
B:ベベル
Ba:上部ベベル部
Bb:側部ベベル部
Bc:下部ベベル部
C カセット
W ウエハ

Claims (5)

  1. 処理容器内に載置された基板の表面に疎水化ガスを供給して当該基板をガス処理する疎水化処理装置であって、
    処理容器と、
    基板を載置する載置台と、
    前記載置台上の基板の上方から当該基板に対して処理ガスを供給する第1のガス供給部と、
    前記載置台上の基板の周縁部に沿って形成され、基板の周縁部近傍に下降流を形成するための複数の排気孔が形成された排気リングと、
    前記排気リングを介して、処理容器内の雰囲気を排気する排気機構と
    をそなえた疎水化処理装置。
  2. 前記排気孔は基板端部の直下位置の排気孔が基板端部直下位置から離間した位置に設けられた排気孔より大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の疎水化処理装置。
  3. 前記排気リングより基板の中心側に設けられ、基板の裏面にパージガスを供給するパージガス供給部をさらにそなえることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の疎水化処理装置。
  4. 前記第1のガス供給部は基板の周縁部近傍に疎水化ガスを供給するように構成されていることと特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の疎水化処理装置。
  5. 前記載置台上の基板の裏面に疎水化ガスを供給する第2のガス供給部をさらにそなえることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の疎水化処理装置。
JP2016000551U 2016-02-05 2016-02-05 疎水化処理装置 Active JP3203796U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000551U JP3203796U (ja) 2016-02-05 2016-02-05 疎水化処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000551U JP3203796U (ja) 2016-02-05 2016-02-05 疎水化処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3203796U true JP3203796U (ja) 2016-04-14

Family

ID=55747898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016000551U Active JP3203796U (ja) 2016-02-05 2016-02-05 疎水化処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203796U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210025742A (ko) * 2019-08-27 2021-03-10 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
KR20210052796A (ko) * 2019-10-31 2021-05-11 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210025742A (ko) * 2019-08-27 2021-03-10 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
KR20210052796A (ko) * 2019-10-31 2021-05-11 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 방법
KR102319197B1 (ko) 2019-10-31 2021-11-01 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI789048B (zh) 基板處理方法、基板處理系統及電腦可讀取記憶媒體
JP5575706B2 (ja) 疎水化処理装置、疎水化処理方法、プログラム及びコンピュータ記録媒体。
JP3910821B2 (ja) 基板の処理装置
JP4601080B2 (ja) 基板処理装置
KR102541370B1 (ko) 가열 처리 장치 및 가열 처리 방법
JP4043831B2 (ja) 熱処理装置
TWI790339B (zh) 基板處理裝置、基板處理方法及電腦記錄媒體
JP3203796U (ja) 疎水化処理装置
JP4515331B2 (ja) 基板の処理システム
JP2009021440A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法並びに記憶媒体
WO2023276723A1 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP4066255B2 (ja) 基板の処理装置及び基板の処理方法
WO2023032214A1 (ja) 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体
WO2024214626A1 (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
JP2008091653A (ja) 塗布・現像処理方法
JP2001210584A (ja) シリル化処理装置及びシリル化処理方法
JP4996749B2 (ja) 基板の処理装置
TW202147454A (zh) 熱處理裝置及熱處理方法
JP2011049353A (ja) 塗布膜形成方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び基板処理システム
JP2006339449A (ja) 基板の処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3203796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250