JP3203690U - 錠剤取り出し器 - Google Patents

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博次 池田
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Abstract

【課題】包装容器から錠剤を適切に取り出すことが安定的に可能となる錠剤取り出し器を提供する。【解決手段】本考案による錠剤取り出し器1は、第1の開口111を有する台部11と、前記台部を覆うように閉じると前記第1の開口を貫通する凸部121を有する蓋部12と、前記蓋部が閉じた際に前記第1の開口と重なる位置に設けられた第1の貫通孔131と、前記第1の貫通孔との間に所定間隔を置いて設けられた第2の貫通孔132及び切欠きのうちの少なくとも一方の構造部分とを有し、前記台部と前記蓋部との間に配置された補助部材13とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、錠剤取り出し器に関する。
錠剤の包装容器は、収容されている錠剤を目視可能な透明な錠剤収容部と、錠剤を目視不可能な不透明な底部とからなる。このような包装容器に対して、指で収容部を底部方向に力を加えて、収容されている錠剤が底部を破ることによって、錠剤を取り出す。しかし、指に力が入りにくいユーザや指の動きを微調整できないユーザにとっては、錠剤を取り出しにくい場合があった。そこで、錠剤を用意に取り出せるように、特許文献1に開示される錠剤取り出し器が考案されている。
登録実用新案第3188132号公報
通常、錠剤の包装容器にはユーザが手で簡単に小分けにできるようにミシン目が設けられていることが多いものの、小分けの最小単位が2錠以上であることが多い。特許文献1に記載の錠剤取り出し器によると、様々な大きさの錠剤が流通している点に鑑み、包装容器から錠剤を適切に取り出すことが安定的に行えない可能性が考えられる。
本考案による錠剤取り出し器は、第1の開口を有する台部と、前記台部を覆うように閉じると前記第1の開口を貫通する凸部を有する蓋部と、前記蓋部が閉じた際に前記第1の開口と重なる位置に設けられた第1の貫通孔と、前記第1の貫通孔との間に所定間隔を置いて設けられた第2の貫通孔及び切欠きのうちの少なくとも一方の構造部分とを有し、前記台部と前記蓋部との間に配置された補助部材とを備え、第1の錠剤及び第2の錠剤を包装した包装容器のうちの前記第1の錠剤が包装された第1の部分が前記第1の貫通孔に設定され、かつ前記第2の錠剤が包装された第2の部分が前記少なくとも一方の構造部分に設定されると、前記蓋部が閉じた際に、前記凸部が前記包装容器のうちの前記第1の錠剤が包装された前記第1の部分を前記第1の開口に向けて押し出すことによって、前記第1の錠剤が前記第1の開口を介して前記包装容器より取り出されることを特徴とする。
本考案によれば、包装容器から錠剤を適切に取り出すことが安定的に可能となるという効果がある。
本考案の一実施の形態における錠剤取り出し器を示す斜視図である。 錠剤取り出し器の補助部材に錠剤を収容した包装容器を設定した様子の一例を示す平面図である。 錠剤を収容した包装容器を補助部材に設定した状態における錠剤取り出し器の側面図である。 錠剤取り出し器によって錠剤を取り出す際の作用を説明するための図である。 錠剤取り出し器の背面図である。 錠剤取り出し器の補助部材に小さな錠剤を収容した包装容器を設定した様子の一例を示す平面図である。 小さな錠剤を収容した包装容器を補助部材に設定した状態における錠剤取り出し器の側面図である。 錠剤取り出し器によって小さな錠剤を取り出す際の作用を説明するための図である。 錠剤取り出し器の変形例(1)における補助部材を示す平面図である。 錠剤取り出し器の変形例(1)における補助部材に、2つの錠剤をそれぞれ収容する2つの収容部が狭い間隔で設けられた包装容器を設定した様子の一例を示す平面図である。 錠剤取り出し器の変形例(2)における補助部材を示す平面図である。 変形例(2)における錠剤取り出し器の側面図である。 変形例(3)における錠剤取り出し器を示す斜視図である。 変形例(4)における錠剤取り出し器を示す斜視図である。
図1は、本考案の一実施の形態における錠剤取り出し器1を示す斜視図である。錠剤取り出し器1は、台部11と、蓋部12と、台部11と蓋部12との間に配置された補助部材13とを有する。台部11の一端と蓋部12の一端とが、例えば支軸112により接続され、支軸112は台部11と蓋部12との接続部を構成する。支軸112を回転軸として、蓋部12は、台部11を覆うように閉じたり、逆に開いたりすることができる。
台部11には、第1の開口111が設けられており、その内部は空洞となっている。蓋部12は、補助部材13を挟んで台部11を覆うように蓋部12を閉じると第1の開口111を塞ぐ位置に凸部121を有する。図1に示す例においては、凸部121は2つの突起状部材からなる。補助部材13は、蓋部12が閉じた際に第1の開口111と重なる位置に設けられた第1の貫通孔131と、第1の貫通孔131との間に所定間隔を置いた位置に設けられた第2の貫通孔132とを有する。本実施の形態における錠剤取り出し器1において、第2の貫通孔132は第1の貫通孔131よりも支軸112に近い。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、補助部材13の支軸112に近い一端が、例えばリベット133によって台部11に固定されている。補助部材13は、弾性体であることが好ましく、例えば薄いりん青銅板による板バネ状部材である。したがって、補助部材13の支軸112から離れた他端を蓋部12側にめくることができ、こうして他端側に形成された補助部材13とその下の台部11との隙間から錠剤の包装容器を挿入することによって、補助部材13に錠剤を収容した包装容器を設定することができる。補助部材13に包装容器が設定されることによって、第1の貫通孔131及び第1の開口111が重なる位置に錠剤も位置するように位置決めがされることとなり、後述するように支軸112を回転軸として蓋部12を閉じることによって包装容器が破れると、その錠剤は第1の貫通孔131及び第1の開口111を通過して取り出される。
図2は、錠剤取り出し器1の補助部材13に錠剤を収容した包装容器50を設定した様子の一例を示す平面図である。補助部材13は、ユーザが錠剤を包装容器から取り出す作業を補助する部材である。包装容器50は、2つの錠剤の各々を収容する2つの突起状の収容部501及び502を有する。包装容器50が補助部材13に設定されたとき、収容部501が第1の貫通孔131を貫通し、収容部502が第2の貫通孔132を貫通した状態となる。したがって、第1の貫通孔131は収容部501よりも大きく、第2の貫通孔132は収容部502よりも大きい。ただし、収容部501及び502の間隔は様々な値をとりうるため、第2の貫通孔132は第1の貫通孔131よりも長手方向の長さが長くなるように設けることによって収容部501及び502の間隔が比較的長い包装容器50に対応可能とするとともに、第1の貫通孔131と第2の貫通孔132との間の上記所定間隔は比較的小さい値となるように設けることによって収容部501及び502の間隔が比較的短い包装容器50に対応可能とすることが好ましい。
図3は、錠剤503及び504を収容した包装容器50を補助部材13に設定した状態における錠剤取り出し器1の側面図である。破線で示した比較的大きな錠剤503及び504は、収容部501及び502にそれぞれ収容されている。
図4は、錠剤取り出し器1によって錠剤503を取り出す際の作用を説明するための図である。図3に示す状態にある錠剤取り出し器1において、支軸112を回転軸として蓋部12を閉じると、図4に示すように、凸部121が包装容器50の収容部501を押して、収容部501の底部が破れるとともに錠剤503が収容部501から飛び出して、錠剤503が、凸部121に押されながら不図示の第1の貫通孔131及び第1の開口111を通過し、台部11の空洞に収容される。第1の貫通孔131の大きさは、第1の開口111の大きさ以下であるとともに、収容部501に接触する凸部121の接触面よりも大きい。また、台部11の長手方向の支軸112に近い一端に位置する台部11の背面には第2の開口113が設けられており、錠剤取り出し器1を傾けることによって、第2の開口113を通じて錠剤503を取り出すことができる。蓋部12の長手方向の長さは、支軸112から、不図示の第1の貫通孔131の輪郭のうちの支軸112から最も離れた点までの距離以上の大きさであることが好ましく、図4に示す例では、台部11や補助部材13の長手方向の長さと同程度である。支軸112は、台部11に対して補助部材13よりも高い位置に設けられており、その高さに比して蓋部12は十分薄く形成されているため、蓋部12を閉じた状態において、蓋部12と補助部材13との間の空隙が支軸112に近づくにつれて広がる。したがって、収容部502の位置においてはその空隙が十分に確保されるため、収容部502が蓋部12に押し潰されることはなく、錠剤504は包装容器50の収容部502に収容されたまま維持される。この錠剤を1回に1錠しか服用しないような場合において、このように錠剤503のみを取り出すことができるため、本実施の形態における錠剤取り出し器1の利便性が高い。
図5は、本実施の形態における錠剤取り出し器1の背面図である。上述したように、台部11の一端に設けられた第2の開口部113の奥は空洞となっている。上述したように、補助部材13の一端はリベット133で台部11に固定されている。台部11の両側面から図5の上方に向かって設けられた薄い両側板と、蓋部12の両側から図5の下方に向かって設けられた薄い両側板とが、これらを貫く支軸112によってそれぞれ接合されることにより、支軸112を回転軸として台部11に対して蓋部12が回動可能となるように、台部11と蓋部12とが支軸112によって接続されている。
図6は、錠剤取り出し器1の補助部材13に小さな錠剤を収容した包装容器51を設定した様子の一例を示す平面図である。包装容器51は、2つの小さな錠剤の各々を収容する2つの突起状の小さな収容部511及び512を有する。包装容器51が補助部材13に設定されたとき、小さな収容部511が第1の貫通孔131を貫通し、小さな収容部512が第2の貫通孔132を貫通した状態となる。第1の貫通孔131は収容部511よりも大きく、第2の貫通孔132は収容部512よりも大きいことが好ましい。上述したように、第2の貫通孔132は第1の貫通孔131よりも長手方向の長さが長く、第1の貫通孔131と第2の貫通孔132との間の上記所定間隔は比較的小さい。したがって、本実施の形態における錠剤取り出し器1の補助部材13は、収容部511及び512の間隔が比較的長い包装容器51にも、収容部511及び512の間隔が比較的短い包装容器51に対応可能である。
図7は、小さな錠剤513及び514を収容した包装容器51を補助部材13に設定した状態における錠剤取り出し器1の側面図である。破線で示した小さな錠剤513及び514は、小さな収容部511及び512にそれぞれ収容されている。
図8は、錠剤取り出し器1によって小さな錠剤513を取り出す際の作用を説明するための図である。図7に示す状態にある錠剤取り出し器1において、支軸112を回転軸として蓋部12を閉じると、図8に示すように、凸部121を構成する2つの突起状部材のうちの一方が包装容器51の小さな収容部511を押して、収容部511の底部が破れるとともに小さな錠剤513が小さな収容部511から飛び出して、小さな錠剤513が、凸部121を構成する2つの突起状部材のうちの一方に押されながら不図示の第1の貫通孔131及び第1の開口111を通過し、台部11の空洞に収容される。第1の貫通孔131の大きさは、第1の開口111の大きさ以下であるとともに、収容部511に接触する凸部121を構成する2つの突起状部材のうちの一方の接触面とその接触面とほぼ同じ平面上に位置する上記2つの突起状部材のうちの他方の面とを合計した大きさよりも大きいことが好ましい。また、錠剤取り出し器1を傾けることによって、第2の開口113を通じて小さな錠剤513を取り出すことができる。上述したように、蓋部12が閉じた状態において、蓋部12と補助部材13との間の空隙が支軸112に近づくにつれて広がって形成されている。したがって、小さな収容部512の位置においてはその空隙が十分に確保されるため、小さな収容部512が蓋部12に押し潰されることはなく、小さな錠剤514は包装容器51の小さな収容部512に収容されたまま維持される。この小さな錠剤を1回に1錠しか服用しないような場合において、このように小さな錠剤513のみを取り出すことができるため、本実施の形態における錠剤取り出し器1の利便性が高い。
本実施の形態における錠剤取り出し器1は、第1の開口111を有する台部11と、台部11を覆うように閉じると第1の開口111を貫通する凸部121を有する蓋部12と、蓋部12が閉じた際に第1の開口111と重なる位置に設けられた第1の貫通孔131と、第1の貫通孔131との間に所定間隔を置いて設けられた第2の貫通孔132を有し、台部11と蓋部12との間に配置された補助部材13とを有する。錠剤503又は513及び錠剤504又は514を包装した包装容器50又は51のうちの錠剤503又は513が包装された収容部501又は511が第1の貫通孔131に設定され、かつ錠剤504又は514が包装された収容部502又は512が第2の貫通孔132に設定されると、蓋部12が閉じた際に、凸部121が包装容器50又は51のうちの錠剤503又は513が包装された収容部501又は511を第1の開口111に向けて押し出すことによって、錠剤503又は513が第1の開口111を介して包装容器50又は51より取り出される。したがって、本実施の形態における錠剤取り出し器1には、包装容器から錠剤を適切に取り出すことが安定的に可能となるという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、第1の貫通孔131の大きさは、第1の開口111の大きさ以下であるとともに、収容部501又は511に接触する凸部121の接触面の大きさ以上である。したがって、支軸112を回転軸として蓋部12を閉じると、凸部121は収容部501又は511を押しながら第1の貫通孔131を貫通することができるとともに、第1の開口111を確実に通過可能であり、錠剤503又は513を凸部121と補助部材13との間又は台部11との間に挟んで潰してしまうことを防止するという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、補助部材13の長手方向の両端のうち、台部11と蓋部12とが接続された支軸112に近い補助部材13の一端の近傍が、リベット133で台部11に固定されている。したがって、錠剤503又は513及び錠剤504又は514を包装した包装容器50又は51が、補助部材13の長手方向の両端のうちの他端又は他端の近傍から補助部材13と台部11との間の隙間に挿入されることによって補助部材13に設定され、錠剤503又は513及び錠剤504又は514を包装した包装容器50又は51の位置決めをすることができるという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、補助部材13は弾性板である。したがって、補助部材13の長手方向の両端のうちの支軸112から離れた他端を蓋部12側にめくることができ、こうして他端側に形成された補助部材13とその下の台部11との隙間に錠剤503又は513及び錠剤504又は514を包装した包装容器50又は51を挿入しやすくなるという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、包装容器50又は51の収容部502又は512が第2の貫通孔132に設定された状態で蓋部12が閉じた際、蓋部12と補助部材13との間に空隙が形成される。したがって、蓋部12は収容部502又は512に接触しないという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、包装容器50又は51の収容部502又は512が第2の貫通孔132に設定された状態で蓋部12が閉じた際、蓋部12は収容部502又は512を覆う。しかしながら、包装容器50又は51の収容部502又は512は蓋部12と補助部材13との間に形成される空隙に収まるため、収容部502又は512に収容された錠剤504又は514が蓋部12によって潰されることはないという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、凸部121は複数の突起状部材を含み、小さな収容部511が第1の貫通孔131に設定された状態で蓋部12が閉じた際に、上記複数の突起状部材のうちの少なくとも一部が包装容器51のうちの小さな収容部511を第1の開口111に向けて押し出す。したがって、小さな収容部511であっても、第1の開口111に向けてまっすぐ押し出すことができるという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、台部11は、台部11の内部に空洞を有し、第1の開口111を通じて包装容器50又は51より取り出された錠剤503又は513が上記空洞に格納される。したがって、第1の開口111を通じて包装容器50又は51より取り出された錠剤503又は513を散逸することが無いという効果がある。
本実施の形態における錠剤取り出し器1において、台部11は、第1の開口111が設けられた面とは異なる面である背面に第2の開口113をさらに有する。したがって、包装容器50又は51より取り出された錠剤503又は513を、錠剤取り出し器1を傾けることによって、第2の開口113を通じて取り出すことができるという効果がある。
<変形例(1)>
図9は、錠剤取り出し器1の変形例(1)における補助部材13を示す平面図である。本変形例(1)における補助部材13は、上述した一実施の形態における錠剤取り出し器1の補助部材と同様に不図示の蓋部12が閉じた際に不図示の第1の開口111と重なる位置に設けられた第1の貫通孔131と、第1の貫通孔131との間に所定間隔を置いた位置に設けられた第2の貫通孔132とを有するとともに、補助部材13の支軸112に近い一端が、例えばリベット133によって台部11に固定されている。本変形例(1)における補助部材13の長手方向の一辺には切欠き134が設けられる。図9に示す例においては、第1の貫通孔131と切欠き134との間の間隔は、第1の貫通孔131と第2の貫通孔132との間の所定間隔よりも短い。
図10は、図9に示す錠剤取り出し器の変形例(1)における補助部材に、2つの錠剤をそれぞれ収容する2つの収容部521及び522が狭い間隔で設けられた包装容器52を設定した様子の一例を示す平面図である。図10に示す例においては、包装容器52が補助部材13とその下の不図示の台部11との隙間から挿入され、収容部521は補助部材13の第1の貫通孔131を貫通し、切欠き134の輪郭に沿って収容部522が設定される。なお、切欠き134の輪郭と補助部材13の長手方向の切欠き134が設けられた一辺に対向する対辺との距離の大きさは、不図示の蓋部12の短手方向の長さよりも大きい。
変形例(1)における錠剤取り出し器1は、第1の開口111を有する台部11と、台部11を覆うように閉じると第1の開口111を貫通する凸部121を有する蓋部12と、蓋部12が閉じた際に第1の開口111と重なる位置に設けられた第1の貫通孔131と、第1の貫通孔131との間に所定間隔を置いて設けられた切欠き134とを有し、台部11と蓋部12との間に配置された補助部材13とを有する。錠剤を包装した包装容器52のうち、2つの錠剤のうちの一方の錠剤が包装された収容部521が第1の貫通孔131に設定され、かつ2つの錠剤のうちの他方の錠剤が包装された収容部522が切欠き134に設定されると、蓋部12が閉じた際に、凸部121が包装容器52のうち、上記一方の錠剤が包装された収容部521を第1の開口111に向けて押し出すことによって、上記一方の錠剤が第1の開口111を介して包装容器52より取り出される。したがって、変形例(1)における錠剤取り出し器1には、包装容器から錠剤を適切に取り出すことが安定的に可能となるという効果がある。
変形例(1)における錠剤取り出し器1において、補助部材13の長手方向の一辺に切欠き134が設けられ、蓋部12の短手方向の長さは、切欠き134の輪郭と補助部材13の上記長手方向の一辺に対向する対辺との距離以下の大きさである。したがって、蓋部12は収容部522に接触しないという効果がある。
<変形例(2)>
図11は、錠剤取り出し器1の変形例(2)における補助部材13を示す平面図である。本変形例(2)における補助部材13は、不図示の蓋部12が閉じた際に不図示の第1の開口111と重なる位置に設けられた第1の貫通孔131と、第1の貫通孔131との間に所定間隔を置いた位置に設けられた第2の貫通孔132とを有する第1の板材13aと、補助部材13の支軸112に近い一端に位置する第2の板材13bとを長手方向に配置してなり、第2の板材13bが例えばリベット133によって台部11に固定されている。図11に示す例においては、第1の板材13aと第2の板材13bとが、補助部材13の支軸112に近い一端の近傍にあたる位置に設けられた蝶番135によって結合されている。なお、第2の板材13b及びリベット133を排して補助部材13を第1の板材13aのみで構成し、第1の板材13aの支軸112に近い一端と、第2の板材13bが無いために露出する台部11の支軸112に近い蓋部12に対向する領域とを、蝶番135によって結合することとしてもよい。
図12は、変形例(2)における錠剤取り出し器の側面図である。補助部材13に設けられた蝶番135により、補助部材13の支軸112に近い一端とは反対側の他端の位置が、台部11を覆う位置から、蓋部12に近づく方向に台部11から離れた位置までを、自在にとりうる。すなわち、変形例(2)における錠剤取り出し器1において、補助部材13の支軸112に近い一端の近傍に設けられた蝶番135により補助部材13の他端の位置が前記台部を覆う位置から前記台部から離れた位置までを自在にとりうるため、補助部材13の長手方向の両端のうちの支軸112から離れた他端を蓋部12側に、より容易にめくることができ、こうして他端側に形成された補助部材13とその下の台部11との隙間に複数の錠剤を包装した包装容器を、より容易に挿入しやすくなるという効果がある。
<変形例(3)>
図13は、変形例(3)における錠剤取り出し器1を示す斜視図である。図1に示す上述した一実施の形態における錠剤取り出し器1と比較すると、変形例(3)における錠剤取り出し器1においては、補助部材13における第1の貫通孔131と第2の貫通孔132との、補助部材13の長手方向における位置関係が、逆になっている上に、蓋部12の長手方向の長さが短い。なお、変形例(3)において補助部材13における第1の貫通孔131が台部11に設けられた第1の開口111の直上に設けられている点は、図1に示す上述した一実施の形態と同様である。したがって、第2の貫通孔132よりも第1の貫通孔131の方が支軸112に近く、蓋部12を閉じると、第1の貫通孔131及び第1の開口111は蓋部12に覆われるものの、第2の貫通孔132は露出したままとなる。すなわち、変形例(3)における錠剤取り出し器1において、蓋部12の長手方向の長さは、台部11と蓋部12とが接続された支軸112から、第1の貫通孔131の輪郭のうちの支軸112から最も離れた点までの距離以上の大きさであって、かつ支軸112から第2の貫通孔132の輪郭のうちの支軸112から最も近い点までの距離以下の大きさである。蓋部12を閉じても、第2の貫通孔132は露出したままとなるため、包装容器の収容部が第2の貫通孔132に設定されていた場合は、その収容部に収容された錠剤が蓋部12によって潰されることはないという効果がある。
(変形例4)
図14は、変形例(4)における錠剤取り出し器1を示す斜視図である。変形例(3)における錠剤取り出し器1と比較すると、変形例(4)における錠剤取り出し器1においては、補助部材13における第2の貫通孔132の代わりに、補助部材13の長手方向の両端のうちの支軸112に近い一端とは反対側の他端に切欠き134が設けられている。なお、変形例(4)における蓋部12の長手方向の長さは、変形例(3)と同様に短い。また、変形例(4)において補助部材13における第1の貫通孔131が台部11に設けられた第1の開口111の直上に設けられている点も、変形例(3)と同様である。したがって、切欠き134よりも第1の貫通孔131の方が支軸112に近く、蓋部12を閉じると、第1の貫通孔131及び第1の開口111は蓋部12に覆われるものの、補助部材13の切欠き134から外側に位置する台部11の領域は露出したままとなる。すなわち、変形例(4)における錠剤取り出し器1において、蓋部12の長手方向の長さは、台部11と蓋部12とが接続された支軸112から、第1の貫通孔131の輪郭のうちの支軸112から最も離れた点までの距離以上の大きさであって、かつ支軸112から切欠き134の輪郭のうちの支軸112から最も近い点までの距離以下の大きさである。蓋部12を閉じても、補助部材13の切欠き134から外側に位置する台部11の領域は露出したままとなるため、包装容器の収容部が切欠き134に設定されていた場合は、その収容部に収容された錠剤が蓋部12によって潰されることはないという効果がある。
上述した実施の形態及び変形例において、補助部材13は、リベット133又は蝶番135によって台部11に固定されている。しかし、補助部材13は、他の機構によって台部11に固定されていてもよいし、蓋部12に固定されていてもよい。
上述した実施の形態及び変形例において、凸部121は、2つの突起状部材からなることとしたが、1つの突起状部材からなることとしてもよいし、3つ以上の突起状部材からなることとしてもよい。また、蓋部12における突起状部材の位置を可変とするスライド機構等を設けることにより、突起状部材の位置を変更可能に構成してもよい。
包装容器に収容される錠剤は2錠でなくても、本考案を適用することができる。例えば、包装容器に収容される錠剤が1錠のみであれば、その1錠を収容する収容部を補助部材13の第1の貫通孔131に設定すればよい。包装容器に収容される錠剤が3錠以上であれば、包装容器から取り出す1錠を収容する収容部を補助部材13の第1の貫通孔131に設定するとともに、残りの取り出さない錠剤を収容する複数の収容部を、補助部材13の第2の貫通孔132又は切欠き134に設定すればよい。
上述した実施の形態及び変形例は本考案を説明するための例示に過ぎず、本考案はそれらの実施の形態又は変形例の構成に何ら限定されるものではない。
1 錠剤取り出し器
11 台部
12 蓋部
13 補助部材
50,51,52 包装容器
111 第1の開口
112 支軸
113 第2の開口
121 凸部
131 第1の貫通孔
132 第2の貫通孔
133 リベット
134 切欠き
135 蝶番
501,502,511,512,521,522 収容部
503,504,513,514 錠剤

Claims (12)

  1. 第1の開口を有する台部と、
    前記台部を覆うように閉じると前記第1の開口を貫通する凸部を有する蓋部と、
    前記蓋部が閉じた際に前記第1の開口と重なる位置に設けられた第1の貫通孔と、前記第1の貫通孔との間に所定間隔を置いて設けられた第2の貫通孔及び切欠きのうちの少なくとも一方の構造部分とを有し、前記台部と前記蓋部との間に配置された補助部材とを備え、
    第1の錠剤及び第2の錠剤を包装した包装容器のうちの前記第1の錠剤が包装された第1の部分が前記第1の貫通孔に設定され、かつ前記第2の錠剤が包装された第2の部分が前記少なくとも一方の構造部分に設定されると、前記蓋部が閉じた際に、前記凸部が前記包装容器のうちの前記第1の錠剤が包装された前記第1の部分を前記第1の開口に向けて押し出すことによって、前記第1の錠剤が前記第1の開口を介して前記包装容器より取り出されることを特徴とする錠剤取り出し器。
  2. 請求項1に記載の錠剤取り出し器において、
    前記第1の貫通孔の大きさは、前記第1の開口の大きさ以下であるとともに、前記第1の部分に接触する前記凸部の接触面の大きさ以上であることを特徴とする錠剤取り出し器。
  3. 請求項1または2に記載の錠剤取り出し器において、
    前記補助部材の長手方向の両端のうち、前記台部と前記蓋部とが接続された接続部に近い前記補助部材の一端の近傍が前記台部に固定されていることを特徴とする錠剤取り出し器。
  4. 請求項3に記載の錠剤取り出し器において、
    前記補助部材は弾性板であることを特徴とする錠剤取り出し器。
  5. 請求項3に記載の錠剤取り出し器において、
    前記補助部材の前記一端の近傍に設けられた蝶番により前記補助部材の他端の位置が前記台部を覆う位置から前記台部から離れた位置までを自在にとりうることを特徴とする錠剤取り出し器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の錠剤取り出し器において、
    前記第2の部分が前記少なくとも一方の構造部分に設定された状態で前記蓋部が閉じた際、前記蓋部と前記補助部材との間に空隙が形成されることを特徴とする錠剤取り出し器。
  7. 請求項6に記載の錠剤取り出し器において、
    前記第2の部分が前記少なくとも一方の構造部分に設定された状態で前記蓋部が閉じた際、前記蓋部は前記第2の部分を覆うことを特徴とする錠剤取り出し器。
  8. 請求項6に記載の錠剤取り出し器において、
    前記少なくとも一方の構造部分は、前記補助部材の長手方向の一辺に設けられた前記切欠きであって、
    前記蓋部の短手方向の長さは、前記切欠きの輪郭と前記補助部材の長手方向の前記一辺に対向する対辺との距離以下の大きさであることを特徴とする錠剤取り出し器。
  9. 請求項6に記載の錠剤取り出し器において、
    前記蓋部の長手方向の長さは、前記台部と前記蓋部とが接続された接続部から、前記第1の貫通孔の輪郭のうちの前記接続部から最も離れた点までの距離以上の大きさであって、かつ前記接続部から前記少なくとも一方の構造部分の輪郭のうちの前記接続部から最も近い点までの距離以下の大きさであることを特徴とする錠剤取り出し器。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の錠剤取り出し器において、
    前記凸部は複数の突起状部材を含み、
    前記第1の部分が前記第1の貫通孔に設定された状態で前記蓋部が閉じた際に、前記複数の突起状部材のうちの少なくとも一部が前記包装容器のうちの前記第1の部分を前記第1の開口に向けて押し出すことを特徴とする錠剤取り出し器。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の錠剤取り出し器において、
    前記台部は、前記台部の内部に空洞を有し、前記第1の開口を通じて前記包装容器より取り出された前記錠剤が前記空洞に格納されることを特徴とする錠剤取り出し器。
  12. 請求項11に記載の錠剤取り出し器において、
    前記台部は、前記第1の開口が設けられた面とは異なる面に第2の開口をさらに有することを特徴とする錠剤取り出し器。
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